109 【誰歓ガチ】冬の終わりのドリームランド
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全
ボリスに2人が投票した。
カリュクスに4人が投票した。
カリュクスは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!
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やったー!!
(0) kyu0157 2015/02/24(Tue) 01時頃
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イワノフー!!村人なのに▼俺だったのかよっ もうひやひやしたぜ。
皆さんお疲れさまでした!
(1) scarecrow 2015/02/24(Tue) 01時頃
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破壊者がいなくなった後のドリームランドに残ったのは住人たち。
覚醒世界に戻った破壊者は、いずれこの世界を見ることは出来なくなっていく。
この世界に住人を戻すのか。全員が覚醒しこの世界を忘れ新たな道を歩むのか。残った者といなくなった者で別々の刻を過ごしていくのか。
選択は残った者達の夢を見る力に委ねられた……。
(#0) 2015/02/24(Tue) 01時頃
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ところでパルックは永眠してしまったのだろうか…
[つんつんつついてみる。パルックのほっぺに渦巻きをらくがきした]
(2) scarecrow 2015/02/24(Tue) 01時頃
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破壊者が・・・覚えておれ住人ども 某は諦めぬぞ!!
[追放されるカリュクスの背を見送ると、煙と共に消え去った]
(3) viola 2015/02/24(Tue) 01時頃
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カリュクスは、ナユタくんイワノフくんおやすみなさい
ameya 2015/02/24(Tue) 01時半頃
保安技師 ナユタは、メモを貼った。
scarecrow 2015/02/24(Tue) 18時半頃
カリュクスは、ナユタ スンスンスンスン
ameya 2015/02/24(Tue) 19時半頃
カリュクスは、ナユタを正座待機。
ameya 2015/02/24(Tue) 19時半頃
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―眠り姫ならぬ眠りかみさまパルック安置所―
[ドリームランド中央部にある奇天烈な形をしたお城の一室。そこに安置された棺の中で、パルックは相変わらずいびきをかいて眠りこけていた]
起きないなあ。破壊者がいなくなっても眠りの呪縛は解けないのか…?
[>>2 調子にのって、パルックの顔に更なる落書きをしようとした時。突然、パルックの目がぱちりと開いて。俺と目が合ってしまった!]
(4) scarecrow 2015/02/24(Tue) 21時頃
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ナユタは、パルックの意味深な笑みに顔が引きつった笑顔を返した。
scarecrow 2015/02/24(Tue) 21時頃
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…うわっ、おはようございますかみさま!!
[棺から起き上がるパルックから飛び退く。相手は笑顔のままだが明らかに目が笑ってない。
やばい、皆でした悪戯を全部俺がしたものと勘違いしているようだ。かみさま普段大人しいけど本気で怒るとすげえ怖いんだよなあ]
そして…さよーなら!!觔斗雲、来い!!
[部屋の窓側へと走ると、窓の扉を思いっきり開けそのまま外へひらりと飛び降りた。ジャストタイミングで觔斗雲が落下する俺を受け止め、そのまま空の彼方へ疾走する]
(5) scarecrow 2015/02/24(Tue) 21時頃
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クリスマスは、カリュクスなんでわたしの匂いかいでくれないのか
shi635 2015/02/24(Tue) 21時頃
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上手く逃げられた…か??
[振り向けば、背後から謎の神話生物が引く怪しい戦車に乗って迫り来るパルックの姿があった]
かみさま怖過ぎ!参ったなあ
[相手は追跡を止める気配が無い。果てしなく広がるドリームランドの中、この追いかけっこは永遠に続く気がした]
(6) scarecrow 2015/02/24(Tue) 21時頃
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カリュクスは、やったー!
ameya 2015/02/24(Tue) 21時半頃
カリュクスは、かみさまさんざんである(
ameya 2015/02/24(Tue) 21時半頃
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[そうこうしているうちに、ついにパルックに追いつかれた。いつの間にか、その体には鎧のようなきのこが纏わり付いている。毒々しい程の赤色で、危険な香りがした。パルックはどこからか杖を取り出したが]
杖まできのこ…だと!?
「破壊者め。覚悟するがよい!」
[そう告げると、何やらパルックはぶつぶつと唱え始めた]
げっ!それは!違います!!俺じゃないって!
[寝起きのパルックは俺を破壊者と誤解しているようで]
(7) scarecrow 2015/02/24(Tue) 21時半頃
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「破壊者よ、くらえ!裁きの雷!!」
[パルックがキラキラとした胞子を振りまくきのこの杖をぶんぶん振ると、ものすごい勢いで頭上に黒い雲が渦巻き始めた]
(逃げなきゃ…逃げ、)
[そのとき俺は、自分の体が硬直しているのに気付いた。どうやら、きのこの杖は麻痺効果のある胞子をこっちに向けて飛ばしているようだ]
(…動けない!!)
(8) scarecrow 2015/02/24(Tue) 22時頃
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ナユタは、眼下に見下ろした。
scarecrow 2015/02/24(Tue) 22時頃
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[ここはドリームランドの果てか。
まだ、誰も夢を描いた事が無いこの場所は一面暗黒に覆われている。下は果てしなく底が見えない。ただ、遠くに全ての夢の破片を飲み込むブラックホールがあるのみで]
カリュクスは追放されたけど、俺はあいつの代わりにここで命を絶たれそうだ
[何でも起きる夢の世界。思い通りの景色を見せてくれる、そう、楽しい事も、怖い事も。楽しい時はいいけれど、怖い時はそれこそ恐怖の舞台だ]
それくらいなら、俺も。カリュクスの逃れた場所へ…
[覚悟を決めると、残された力を振り絞って觔斗雲から飛び降りた]
(叶え!俺の最後の願い!!)
(9) scarecrow 2015/02/24(Tue) 22時頃
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[暗闇を急速に落下する中、天空からパルックの放つ裁きの雷が俺の周囲を幾多の流れ星のように駆け抜け弾け飛び、周囲を白の世界に変えていく。
それと同時に俺の意識も真っ白になっていった]
(そういえば、俺は)
[何か、思い出せそうで思い出せない感覚。ドリームランドでずっと気がかりだったが]
(10) scarecrow 2015/02/24(Tue) 22時半頃
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(俺は…)
[もう一面白くなっている世界をただただ、落ちていく。何だろう、妙に温かい]
“スンスンスンスンスン”
[ああ、くすぐったい]
(…あれ。)
[何か懐かしいこの感覚は。俺は思わず、声をあげた]
カリュクス?
(11) scarecrow 2015/02/24(Tue) 22時半頃
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―????―
[誰かに優しく突かれる感覚で、俺は覚醒した]
「ナユタ。ナユタ、起きなさい!」
…あ。あ、あれ?姉ちゃん?
[俺の目の前には姉ちゃんがいた。人間では無い。シマリスだ]
「もう春よ。冬眠からなかなか覚めないから起こしたわ。お腹空いたんじゃない?」
(12) scarecrow 2015/02/24(Tue) 22時半頃
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[スンスンという気配は、姉ちゃんの鼻音だったらしい。
急にお腹が空いてきた俺は、寝床の横に蓄えてあった側の木の実をぼりぼり食べた。ドリームランドで食べた時とは違ってお腹に手応えがある]
(マシュマロとかマラサダとか、臭い嗅いだ事あったから夢に出てきたのかなあ。本当に食べた事無いけど)
[今俺がいる地下の巣穴は、遊園地がある公園の中に作ったものだ。多くの客が訪れるここで俺のようなシマリスが現れると、ドリームランドを盛り上げる妖精のような扱いを受ける]
(13) scarecrow 2015/02/24(Tue) 23時頃
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カリュクスは、ぱちぱちぱちぱちぱちぱち
ameya 2015/02/24(Tue) 23時頃
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「ところで、さっき寝言でカリュクスと言っていたけどどんな夢見ていたのよ。うなされていたし…楽しそうにへらへらしている時もあったけど」
…姉ちゃん、俺の寝顔観察しないでくれ…。
[色んな弱みを握られていて、全く姉貴には頭が上がらない。でも折角尋ねられたので思い出しながら話してみようかな。
かみさまパルックがいた、「ドリームランド」での出来事を]
実はね、俺。人間になって子供達を楽しい世界に案内する夢をみたんだ…。そこには、
(14) scarecrow 2015/02/24(Tue) 23時頃
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[あんな事やこんな事があったっけ。姉ちゃんは、俺が語る物語に耳をノリノリで傾けたので、話し終わった頃にはかなりの大長編冒険談になってしまった。
俺はちょっぴり自分の事を実際より格好よく話してしまったが、まあいいよね。夢だし、楽しいのが一番だよ**]
(15) scarecrow 2015/02/24(Tue) 23時頃
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カリュクスは、ナユタスンスンスンスン(…ペロ。
ameya 2015/02/24(Tue) 23時半頃
ナユタは、きゃあ!(ぷるり
scarecrow 2015/02/24(Tue) 23時半頃
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奈落へ続く道を走る。
義眼から脳に突き刺さる痛みに耐え続け、探し出したこの世界を破壊する者は、住人たちの手に寄って奈落へと追放された。 己が求めたその先へ歩いて行ったのだ。
その後を追い走る。
走れども走れども背後に広がる、眩しい光に包まれた夢の国からは遠ざかる気配はない。 足元を照らす光からは逃れることは出来ない。
いつもそうだった。 ここではない別の場所へ行きたかった。
超人的で不老不死の肉体と、夢見憧れた他所の国の調度に囲まれ、食べたい物を食べて好き勝手に踊り跳ねる世界で満足することはなかった。 常に飢餓感を覚え何かが足りない。
(16) viola 2015/02/25(Wed) 10時頃
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なによりもここは眩しすぎる。目が痛んでも涙は流れない。
このままカリュクスを追いかけても、またいつものように造られた四肢に罅が入って砕け散り、意識が戻ると体は元通り。夢の国の菓子の樹の上の上、銀の卵の形をしたラボの中にある畳張りの四畳半で目を覚ますのだ。
違う。
狭い部屋は同じだった。 せんべい布団ではなく固いマットレスのベッドで目覚め、赤い縁の眼鏡を掛ける。手早く身支度をすませてから、近所のドーナッツ屋でいつものチョコファッションとコーヒーを2つ買って仕事場に向かうんだ。そして他愛もない話をして笑いながら一緒にドーナッツを食べ……ドーナッツ……真ん中が……空洞の……欠けた……
(17) viola 2015/02/25(Wed) 10時頃
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どうなつの森……流れ落ちてくる……捕まえて食べよう……
キラキラとした映像が紛れ、浮かんだ記憶が霧散していく。
「やめてっ」
足を止めてその場にしゃがみ込む。 黒い手袋の下、機械の指で自身の肩を抱き震えを抑え耐え忍ぶ。
「・・・ここから出るにはどうしたらいいでござろうか」
希望の兎はもういない。
(18) viola 2015/02/25(Wed) 10時頃
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カリュクスは、ミツボシおつかれさま(ぱちぱちぱち
ameya 2015/02/25(Wed) 18時頃
カリュクスは、ぱたぱたとはしっていった
ameya 2015/02/25(Wed) 18時頃
ナユタは、木の実をぽりぽりしている。
scarecrow 2015/02/25(Wed) 20時半頃
ナユタは、カオスのせいなのね そうなのね♪
scarecrow 2015/02/25(Wed) 21時頃
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[ずいぶんとながいあいだそこにいた気がした。陽晒し雨晒しにされていたので、チェスナットの毛並みもだいぶいろあせてしまった。]
[とおくからちょうしのはずれたオルゴールのような音が聴こえる。]
[わたしにはあしがあるのにどこにもいけない。わたしには脚しかないのに何処にもいけない。]
(19) ameya 2015/02/25(Wed) 22時頃
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さきにゆめのくににいくのをゆるしてください。 あなたよりながくいきてはいられないの。 そんなになかないで。 あなたのおひさまのような髪のにおいがすきだった。 あなたにおでこをなでられてからだを伸ばすのがすきだった。
だからあなたがわたしのちいさな棺から、ちいさな手でそっとわたしのちいさな脚をとりだすのを、もうかわいた赤い瞳でみていた。
(20) ameya 2015/02/25(Wed) 22時頃
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[最初はゆめのようだった。うしなった筈のやわらかい毛並みが、ねむりぎわの頬をなでる。]
さいしょは夢のようだった。キャンディであふれる河。ミルクのふんすい。チョコレートケーキのテーブル。
[最初は夢の様だった。失った筈のやわらかい毛並みが、乾いて頬に刺さりだした。]
よぞらをかざる銀箔金箔のほし。あめのかわりにふるアイリス。
(21) ameya 2015/02/25(Wed) 22時頃
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[夢の様な筈だった。ふっくらつやつやのちいさな脚は、彼の枕元でみるみると萎びて行った。]
極彩色のこぶた。おどり狂って鱗粉をまく蝶。まわらない螺子を巻きつづけるじどうにんぎょう。
[シーツに濁った染みをつくるころには、枕元からとおくとおく、ちいさなはこに閉じ込められた。]
ボクはいったい、どのくらいここにいるんだろう。もうどれくらい?乾いためが熱くてじりじりするくらい?
[「こんなのXXじゃない」]
ききたくないこえが聴こえるきがする。ここではなんでも叶うから、しろくてながいみみがなければきっとだいじょうぶ。
(22) ameya 2015/02/25(Wed) 22時頃
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[箱の外は湿った落葉。調子外れのオルゴールが聴こえる。あれはメリーゴーランドだ。金網向こうの夢の世界。滅多に人も来ない森の中へうち棄てられた。]
ボクのめは乾いていく。だんだんしろく濁っていく。ボクはもうどれくらいここにいるんだろう?
[陽晒し雨晒し、チェストナットの毛並みは色褪せていく。]
お茶くみ人形のぜんまいは狂う。ももいろハーピーの音程ははずれる。ミルクの河は吹き溜まり灰色のあぶくを吐く。
[ちいさな骨を春の風に晒しながら、それでも土に還れない。何故なら『ボク』のこころはここにないから。]
ゆめのような筈だった。ここはゆめのせかいの筈だった。いつまでもあのコの側にいられるとおもっていた。
(23) ameya 2015/02/25(Wed) 22時半頃
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チョコレートのベッドはタールで身が沈む。空からはススキの葉が降る。南から昇る朝日は膿んでいるし、夕空の月は軋んで錆を落としている。 ここはゆめのせかいじゃない。うその国だ。
ボクは帰りたい。ゆめのせかいにかえりたい。あのコの側に。
そうしたらボクのちいさなしろい骨を、あのコは拾ってポケットにいれてくれるのかな。**
(24) ameya 2015/02/25(Wed) 22時半頃
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ナユタは、カリュクスの物語にうるうるした。なんということでしょう
scarecrow 2015/02/25(Wed) 22時半頃
クリスマスは、みんなこんばんはこんばんは
shi635 2015/02/25(Wed) 22時半頃
カリュクスは、クリスマスこんばんはこんばんは
ameya 2015/02/25(Wed) 22時半頃
ナユタは、こんばんは!
scarecrow 2015/02/25(Wed) 22時半頃
クリスマスは、とりあえずアップルティー飲むわ
shi635 2015/02/25(Wed) 22時半頃
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信じてもらえんかも知れないが、若いころの俺はこう見えて結構なエリート様だったんだ。
商船大学はトップで卒業。 一等航宙士昇格も同期じゃ最速。 当時最新だった恒星間往還船の処女航海クルーにも選抜されて、そこでのソーティを3つもこなせば、次は内航貨客船の船長(キャプテン)が確定。 まさに出世街道まっしぐらというやつさ。
しかし、いつの時代においても良い事はそう長くは続かない。 お前たちの暦で言うなら……今から大体、二千三百年ほど前のことになるだろうか。 俺の生まれた星系で大きな戦争が勃発したんだ。
(25) tobimatsu 2015/02/25(Wed) 23時頃
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船が星系に還った時にはもう、航路という航路は全て機雷で封鎖されていた。 レーダーが一面真っ白。まるで金平糖の海だ。 俺たちの船はそのど真ん中に、亜光速で突っ込むハメになった。
ワープアウトから30秒で最初の機雷に接触。クルーの半分以上が殉職したよ。 船長も、副長も、掌帆長も、ブリッジごと対消滅して爆発エネルギーに転換されてしまった。 俺はたまたま後方観測所に詰めていて難を逃れたが、しかしそれは幸運ではなく悪夢の始まりだった。
(26) tobimatsu 2015/02/25(Wed) 23時頃
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『ミドルデッキから上は全壊だ! くそっ、早く緊急対策の指示をくれ、船長(キャプテン)!』
インカムから響く怒声に、俺は自らの耳を疑った。 船長? 俺が?
『ブリッジ要員は全員死亡! よって本船の指揮権は、生き残った航宙科最先任のアンタに引き継がれる。 うろたえている暇はない。さっさと指示をくれ!』
そこから先、俺のインカムは一秒足りとも鳴り止む事は無かった。
(27) tobimatsu 2015/02/25(Wed) 23時頃
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『船内気圧急速低下中! 全ブロックの緊急隔壁閉鎖許可を!』 『アッパーデッキに生命反応あり! 救出チームを回してください!』 『船外モニターに熱源多数。新たな追尾機雷と思われます』 『機関部クウォンタムドライブ、EPR相関不整合率異常増加! コンマ3で危険域に達します!』 『隔壁を閉じる前に救出チームを……船長!』 『船長、回避航路のプロットお願いしますっ』 『聞こえているのか船長!?』 『船長、早く指示を!』 『このままじゃ爆発しますよ、船長!』 『船長!!』
思考はぐるぐる廻るのに、決断を告げる言葉が出てこなかった。
(28) tobimatsu 2015/02/25(Wed) 23時頃
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やるべき事が分からなかったのではない。 エリートとして仕事を続けてきた俺にとって、一つひとつの対策を考えるのはそう難しい行為ではない。 しかしそれらが同時に発生し、複雑に絡み合いながら進行している今、
俺は何を優先し 何を切り捨てるべきなのか
その判断の重さが俺の身をすくませ、命令を発すべき喉を締めあげていた。 逡巡。遅疑。ためらい。迷い。 身を引き裂かれるような数十秒間。インカムから聞こえる怒声はやがて悲鳴に変わり、そしてまた機雷が爆発し、船のエンジンが制御不能に陥った。
(29) tobimatsu 2015/02/25(Wed) 23時頃
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少し話が逸れるが、シュレディンガーの猫、というのを知っているか? 量子力学における有名な思考実験でな。箱のなかに一匹の猫と、ある条件で作動する毒ガス噴出装置を入れておく。装置がいつ作動するかは、確率論でしか語れない。 さて諸君。 いまこの瞬間、箱の中の猫は生きてるだろうか? それとも死んでいるだろうか?
量子力学の世界において、この猫は生きていると同時に死んでいるとも言える。 二つの状態が靄のように重なっており、観測者が箱の蓋を開けての中を確かめた瞬間に初めて、どちらかの状態へと収束されるのだ。
(30) tobimatsu 2015/02/25(Wed) 23時頃
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俺が乗っていた恒星間往還船は、この理屈を応用して光速を越えるエンジンを積んでいた。 まず、ある瞬間における自身の存在を量子力学的な「あやふやさ」に変換する。そして次の瞬間、遠く離れた目的地付近に「船が存在する」という観測情報を生成する事で、空間を一気に跳躍する。 名付けてクォンタムドライブ。
船が沈む直前、俺はそいつの暴走に巻き込まれた。
(31) tobimatsu 2015/02/25(Wed) 23時頃
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今、俺はどこにいるのか。 そうだな、どこにでもいると言えるし、いないとも言える。生きてるか死んでるかもあやふやなまま、最期にいた空間付近に靄のように満遍なく存在している。 この状態は誰かが俺の存在に気付き、俺を「観測」してくれるまで続くだろう。 まぁ、そんな奇特な奴がこの宇宙にいるなんて想像することすら馬鹿馬鹿しい話だが。
(32) tobimatsu 2015/02/25(Wed) 23時頃
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そういう訳で俺は今も、量子の海の中で永遠の夢を見ている。 絶えることのない後悔に苛まれながら、死すら超越したまどろみに捕らわれ続けている。
あの時、もっとしっかりしていれば。 リスクを恐れず決断を下すことが出来ていれば。
そうすればおそらく今よりは、もう少しマシな最期を遂げられたかも知れないのに、な。
〜了〜
(33) tobimatsu 2015/02/25(Wed) 23時頃
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カリュクスは、イワノフ ぱちぱちぱちぱち
ameya 2015/02/25(Wed) 23時頃
ナユタは、カリュクスをなでなでした。
scarecrow 2015/02/25(Wed) 23時半頃
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いつもの様に、夜の丘で星を拾った。 仄かな、というよりは、どこか遠慮がちに光るそれを手に翳すと、ようやく影が堕ちる。 数多の星の一つ一つを大きな鞄に仕舞い込むと、どこか透き間からその光が零れて
「まるで夢の様だよ。」
スクーターで夜空を抜け、星を届ければ、気分はサンタクロース。 今度はそうだ、赤い服を着てみましょうか。 ここは、どんな夢でも、叶うのでしょう?
息が、白い。
どこかの誰かを笑顔に、だなんて 随分陳腐な夢だと自分でも思うよ。 そんな風に言えば笑われるけど、信じていた。
(34) shi635 2015/02/25(Wed) 23時半頃
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カリュクスは、なでられて餅のようになった。
ameya 2015/02/25(Wed) 23時半頃
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だけど現実は。
クッキーを焼く。 毎日毎日クッキーを焼く。 星の形のクッキーを焼く。
星の型で一つずつ。 そうすると星が二つできる。
意味のある星と、ぽっかりと空いてしまった意味のない星。 自分が創り続けているのは果たしてどちらなのだろう?
「こんなはずじゃなかったんだけどな。」
焼けて−正確にはうまく焼けなくて−微かにひび割れた星を見ながら、呟く。
(35) shi635 2015/02/25(Wed) 23時半頃
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夢の世界は永遠に続くだろう。 もう誰にも破壊されはしない。 駒鳥ならぬ兎を追放して神はご満悦だろうか。
「夢は夢を見続けました。 流れ星は幾らでも堕ちてくるし 私はそれを永遠に拾い続けるのです。 めでたしめでたし。」
(36) shi635 2015/02/25(Wed) 23時半頃
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――…? 鞄の底で売れ残りの星がある。一つだけ焦がれくすぶる黒い星。
「……お客様、ご存知でしょうか。 これがどうしてもお売りできなかった“現実”でございます。」
冗談めかして一人嘲笑。 夢の世界は、“確かにみんなが笑顔”だけどね。
「結局、どの世界も同じだった。 私がいても、いなくても関係なかったよ。」
(37) shi635 2015/02/25(Wed) 23時半頃
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丘の上で寝転がると、満点の星空。 多分もう見納めになるのだろう。
焦げた星に最後のお願いを。
「神様、どんな夢も叶えてくれるなら、ちっぽけな世界に帰して下さい。 今度は、きっと美味しいクッキーを焼いて見せますから。」
焦げた星に最後のお願いを。
祈りが届くか届かないかは、まさに神のみぞ知る。 目を瞑って星空を吸い込めば、懐かしい匂いがした。
――それが季節が廻る匂いだと気づいたのは、もう少し、あとのお話。**
(38) shi635 2015/02/25(Wed) 23時半頃
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カリュクスは、クリスマス ぱちぱちぱちぱちぱちぱち
ameya 2015/02/25(Wed) 23時半頃
ナユタは、クリスマスのお話に拍手した。ぱちぱち
scarecrow 2015/02/25(Wed) 23時半頃
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え?なーに?パルックおじちゃん みんな自分の世界に帰っちゃったって?
そんなことよりこのおいしいおやつを一緒にたべようよ
うん?帰らないのかって? ぼくはずっとここでおいしいたべものをたべるんだよ?
すべてを食べつくすまでぼくは帰らない・・・
(39) kyu0157 2015/02/26(Thu) 00時頃
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ナユタは、ボリスに手を振った。
scarecrow 2015/02/26(Thu) 00時頃
ボリスは、ナユタのチョコレートを借用した。
kyu0157 2015/02/26(Thu) 00時頃
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>>39 安心しろ、ボリス。 俺は帰りたくても帰れない。
誰かがその空間に「俺がいる」ことを観測してくれるその日まで。 何千年でも何万年でも、ただ夢を見続けるしかないのさ。
つーかさ、ドリームランド無くなったら、俺マジでやばかった。 ここが無くなったらこの先、ずっと独りで瞑想してるしか無くなるじゃん?
(40) tobimatsu 2015/02/26(Thu) 00時半頃
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>>40 あ イワノフおじちゃんは帰ってなかったんだね それじゃいっしょにたべよう
この世界のおいしいものをぜんぶ!
(41) kyu0157 2015/02/26(Thu) 00時半頃
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カリュクスは、クリスマスにあしをぐいぐいした。
ameya 2015/02/26(Thu) 00時半頃
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>>41 この世界のおいしいもの、か。 そうだな。時間はまだまだいくらでもあるし、星も空から降ってくる。片っ端から食って食って、食いまくってやるか!
金平糖だけは勘弁だがな。いろんな意味で。
(42) tobimatsu 2015/02/26(Thu) 00時半頃
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―桜舞う頃に:遊園地にて―
[沢山の人だかりが通路側に出来る中、賑やかな音楽が鳴り響く]
パレードが、始まるね。
[俺は木の上の特等席から、姉ちゃんと二匹でそれを眺めていた。先頭を行くのは、道化師ネイサン。ドリームランドで見たのとちょっと違うのは彼がおじいちゃんという事だ。
その後に続くのは、巨大な觔斗雲形の車に乗ったかみさま。パルックに似たその人が、こちらを向いて怪しげに笑った時は、俺はちょっとどきりとした。さらにミツボシのようなお姫様やカリュクスに似た王子、イワノフっぽい海賊、水夫風ボリスもパレードに加わっている]
(43) scarecrow 2015/02/26(Thu) 00時半頃
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[クリスマスのように明るい大妖精もきらきらと星形紙吹雪を周囲に振りまいていた。果たしてこれは、あの夢の続きなのか…それとも]
「ここは、楽しいけど。そろそろ行こうか、ナユタ」
うん。行こう、姉ちゃん
[パレードの行進に人々の歓声があがる中、俺たちは木から降り遊園地の外へ向かう]
本当の、仲間がいる場所へ!
(44) scarecrow 2015/02/26(Thu) 00時半頃
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[ずっと遠く、山と川を超えた先にシマリス達が住む森があると遊園地を訪れた渡り鳥から聞いた。ここは楽しいし、俺たちを可愛がってくれる人も沢山いる。でも、俺が住むべき場所はここでは無いと本能が告げていた。
物語を語るのは、爺ちゃんになってからでいい。今、生きている俺は自分の手で運命を切り開きたい。例え、その先に苦難が待ち受けていようと甘んじて受けよう。
そう覚悟を新たにすると、走り出す。まだ見ぬ、遠い未来へと**]
(45) scarecrow 2015/02/26(Thu) 00時半頃
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ミツボシは、ぴょこぴょこ舞いながら手を振った**
viola 2015/02/26(Thu) 01時頃
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>>44 ★。.:*:・'゚☆。.:*:・'゚ 。.:*:・'゚☆。.(ノ´・∀・`)ノキラキラ
(46) shi635 2015/02/26(Thu) 01時頃
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クリスマスは、みんなおやすみノシ
shi635 2015/02/26(Thu) 01時頃
ナユタは、クリスマスにスンスンした。
scarecrow 2015/02/26(Thu) 01時頃
カリュクスは、おやすみなさい。
ameya 2015/02/26(Thu) 01時頃
カリュクスは、キュゥウゥ…
ameya 2015/02/26(Thu) 01時頃
クリスマスは、みんなありがとう☆☆
shi635 2015/02/26(Thu) 01時頃
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