138 レグルスの新年会(両片想い薔薇村おまけ)
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
パルックが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、ヤニク、ヘクター、ライジ、サミュエル、ヴェラの5名。
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[ライジの動揺>>1:44には、気付く余裕などなかったし、よしんば気付けていたところで、羞恥が増すだけだったろうけれど。]
…………。
[しかし、ライジが厨房に戻りがてら、さらりと零した言葉>>1:46は、しっかりと耳に届いた。]
……うん……
[返事するともなしに呟いて、赤い顔を隠すように深く俯き、暫しモゴモゴと炙りチャーシューを噛みしめていた**]
(0) 2016/01/30(Sat) 00時半頃
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[ヤニクが合宿の話を始めれば、瞳を細めて記憶を辿る。 それはずっと前のことのようだけれど。 そして夢のことのようだけれど。
確かな現実。]
サラダ作ったなー! あの後家でも作ったんだぜ!
[あの時も今も褒めてくれるヤニク>>1:19にどどん、と胸をはる。 あの合宿のあと、自分も少し位は料理ができたほうがいいだろうと思って実は少し練習していたりする、のだが。]
(1) 2016/01/30(Sat) 00時半頃
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だ、だめ…っ!?
[二回も言われたダメの言葉>>1:23に大げさにショックを受ける真似をして。]
や、俺、少しは料理できるようになったぞ? えっとー、
[おひたしだろ?カプレーゼと冷奴と、ゼリー!あ、三角のおにぎりも!なんて付け足してにこにこと笑う。]
そりゃあサミュエルの方が上手だけどよー… まぁ…そのうち胃袋もつかみたい、かな
[人の口からでる『恋人』の単語にぴくりと反応をしてしまう。 彼は料理ができるから、今のところは自分の方ががっちり掴まれてしまっている。 そのうち、自分も彼の胃袋を掴めるようになってみせるから。自分以外では、満足できなくなればいい。
ライジのように声>>1:34には出せずとも、そう思う。料理上手なお嫁さんは自分には必要ない。これも心に秘めたまま。]
(2) 2016/01/30(Sat) 00時半頃
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― 会話の合間>>1:21 ―
[室内は予想以上に暖かかった。料理による熱気か、それともそこかしこから聞こえてくる惚気の所為か。
そんな心の声が聞こえていたかのように彼から声がかかり、手が、伸びる。]
…っ!
[振り払うことこそなかったが、小さく震える肩を押さえ込むことはできなかった。自分は知っているのに。
彼の手が優しいことを。 自分を害すことなどありえないことを。]
(3) 2016/01/30(Sat) 01時頃
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[申し訳なさにじんわりと瞳が熱くなる。彼の表情を覗って、でも謝罪をするのは何か違うような気がして言葉が紡げない。]
…暑い、な。
[ならばと何事もなかったかのように紡いだ言葉。 もし彼が自分の反応に手を退こうとしたのなら、その手を緩やかに捕まえて再び手触りのよいムートンへ導いて。]
とって
[へらりと笑みを零した。]
(4) 2016/01/30(Sat) 01時頃
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[なんだか距離の近い2人>>1:30>>1:34、ライジの店なのに勝手知ったるという風に動き回るヘクターと、それを心なしか暖かい眼差しで眺めるライジ>>1:32夫婦のようだな、なんて思ってみたりしたけれど。]
…っううお! だいじょぶか?
[危うく落ちそうになったビール瓶>>1:30。流石にこれ以上動揺させるのは申し訳ないので口にはしなかった。]
(5) 2016/01/30(Sat) 01時頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2016/01/30(Sat) 01時半頃
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[厨房に戻る前にちらりと一瞥すれば、 赤い顔でもごもごしてるヘクターの顔が見えたが 照れ臭いので気付かない振りで。>>0
厨房に戻ると料理を始めることにする。 人数分の器にタレを注ぎ、 麺が茹で上がるまでの間に チャーハンの準備をしていく。
手馴れた作業はそこまで時間はかからなかったろう。 そのうち店内全体に良い匂いが漂い始めたか**]
(6) 2016/01/30(Sat) 10時頃
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へへ。ごちそうさまです。
[ライジとヘクターの赤くなる姿>>1:42>>1:44に目を細めて。幸せそうで、初々しい2人の反応に、自分も嬉しくなる。]
(7) 2016/01/30(Sat) 12時半頃
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あ、ヴェラさん家でも作ったの? すごいですね!
おー。それだけ作れりゃ、困らないですね。 おにぎり三角にむすぶって、結構高等技術だと思うんですけど。つか、多分俺、おにぎり握れない。 ここのチャーハンくらいしか、米ってあんまり食わないからなー。
[作れる料理を列挙してくれるヴェラに、すごいすごいと声をかけて。]
胃袋も、掴めると良いですね。 ほら、ライジさんも言ってますし。料理は愛情ってね! 今度あったかい汁物教えましょうか? 今出来る布陣に、腹を温める料理が加われば、いけるかなって!
(8) 2016/01/30(Sat) 13時頃
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…………ぅ
[>>7目を細めてくるヤニクに、なんとも言えぬ気恥ずかしさを覚え、視線は下を向いたまま、皿やグラスを彷徨いまくる。
やがて対象がヴェラとサミュエルに移り、ホッと顔を上げた頃。 >>7厨房から、中華鍋を豪快に振るう、美味しそうな音が聞こえてきた。 香りに至っては、美味し”そう”ではなく、既にそれだけで美味しい。 このために、昼食は控え目にして、しっかりお腹を空かせてきたのだといったら、流石に笑われてしまうだろうか。]
(9) 2016/01/30(Sat) 13時頃
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[中華鍋に具材を入れて高温で炒めれば、 じゅわっと香ばしい音と香りが周囲に広がる。>>9 色鮮やかなエビチャーハンはここらでは珍しい>>8こともあって それなりに好評である。
麺が煮えるのを見計らって湯切りをし。 ベーシックな醤油ダレとスープに チャーシューとネギ、メンマと煮卵を盛りつければ 此方も完成である。]
出来たぞー。 こっちのが大盛り。 チャーハンはヘクターとヤニクだったな?
[両手にお盆を持ってそれぞれ 皆の前に出来た料理を置いていく。 暫し忙しなく動き回った後、 支度が終ればようやく自分も席に着こうか*]
(10) 2016/01/30(Sat) 13時半頃
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[中華鍋の音が静まり、食器を出す音が聞こえてくれば、完成の頃合いか。 以前にも増して通う頻度が増えたせいか、いつの間にか、出来上がりのタイミングも覚えてきた。]
ん、有難う。
[>>10出来上がった料理を、早速受け取ろうと手を伸ばす。]
他なんか運んどくものあるか、あっ胡椒と醤油は出したから。
[せわしなく動きまわるライジに手を貸して、料理や取り皿を運ぼうとするのは、早く用事を終わらせて、隣に来てほしいからに他ならない**]
(11) 2016/01/30(Sat) 14時頃
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―邪魔者は退散させてしまうに限る。>>3―
[何とはなしにヴェラの首元へと差し出した手の先で揺れる肩を見逃すには、残念ながら思考は彼へと向きすぎていた。 大仰な反応に一瞬瞳を丸めて、だけれどゆっくりと、細める。
謝罪も弁解も向けられない>>4のならば、返す言葉ははなから生まれやしない。 向けた視線は、揺れる瞳の色を確かに捉えたけれど。 彼の瞳がそれ以上何かを示す前に、じわりと細める。]
………だろ。暑いよ。
[当たり障りのない言葉が返れば、へらりと笑って。 気の抜けた笑いは、最近やっと、彼へも向けられるようになったもの。]
(12) 2016/01/30(Sat) 20時半頃
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[いつか、好意を向けるよりも拒絶を選んだ自分は、自ら踏み込むことがどうにも苦手らしい。 だから、無理やりに踏み込むことはしない。
いつか、拒絶しておきながら視線だけは外せなかった自分は、どうにも諦めも悪いらしい。 だから、手を引き戻すこともしない。 彼から伸ばされた手は、容易に触れることになっただろう。]
……、ガキはどっちだよ。
[甘えるような言葉に、気の抜けた表情に。緩めた顔の上でゆるりと眉を下げる。 呆れの中に、僅かな安堵を滲ませて。 指先に触れるマフラーを、一度、確かめるように撫でた。
ポケットに入れたままの手に力が篭ったのは、きっと彼だけが知っている。]
(13) 2016/01/30(Sat) 20時半頃
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[片手で解くには当然、手間取りはしたけれど。 ようやく解いたマフラーは、ヴェラのさらに奥の椅子へと放り投げる。
空になった手は再び彼の首筋へと戻して、喉まで覆うハイネックの淵に一度、指を掛けて。]
室内でくらいもっと気の抜けた格好すれば。 俺、それでも暑いと思うよ。
[薄着がちの自分が彼より暑がりなのは説明するまでもないだろうけれど。 一度ぐいと指を掛けて襟口を広げては、ぱ、と指を離した。
急所だからか。それとも他の何かか。 何にせよ守られたその場所は不可侵領域のようで、だけれどいつかは自分に向けて、確かに晒されたはずのもの。
それがいま再び塞がっているのは、どうにも納得がいかなくて。 呆れめいた言葉に混じった拗ねの色は、彼になら気付かれるだろう。…気付かれると、期待してもいる。]
(14) 2016/01/30(Sat) 20時半頃
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[ライジから追加された飲み物の選択肢>>1:28にはうんうん頷いてから、結局視線はヴェラへと。>>1:45 グレープフルーツよりもカシス。異論はない。
カウンターを囲む面々から漂ってくる、温度を増した甘い空気。もっと前の自分ならば、男ばかりでそんなの、なんて言いはしていたのだろうか。 今となっては自分はそれを言えた立場ではなく、…何より幸福そうな三人を見ていれば、込み上げるのは安堵と分けられた幸福以外にあり得ない。]
もう俺腹ペコ。 はやく乾杯しねっすか、
[急かすような言葉は、だけれど浮き足立って弾むような声音。 馴染んだ居心地の良い空気に、思考も気分も上昇の一途を辿るばかりだから。
注文を受けたライジから差し出されたグラス>>1:37を受け取るのに多少反応が遅れようと、なみなみと注がれたアルコールをうっかり零しそうになろうと。 ヴェラのポケットへと差し込んだ手のひらを引き戻す思考なんて、相変わらず浮かびはしなかった。]
(15) 2016/01/30(Sat) 20時半頃
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待ってました、かんぱーい! お世話になりました、去年はめっちゃいい年だった! えーと、今年もサミュエル・ワイリーをよろしくお願いします、かな。
[乾杯を急かすヘクターの声>>1:40には腰を浮かせかけて、ライジの音頭>>1:41に合わせてグラスを掲げた。]
(16) 2016/01/30(Sat) 20時半頃
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[先駆けて出されたつまみの皿>>1:33を恋しそうに見つめつつ、冷えても渇いた喉に、ぐいとサワーを流し込む。
そんな間にも次々と漂ってくる良い匂いに、視線だけはちらちらと厨房へ向けながら、他愛ない世間話>>2に耳を寄せた。]
…いや、あんたのソレは料理に入んないと思うんだけど。 火が使えないって時点でどーなの。
[会話に参加する中でいちばん料理に疎いのはヴェラか。 呆れじみた視線を向けながら、肯定するヤニク>>8にはむっとした目線とともに同意を求めてみたり。
それでも胃袋を掴む、なんて言葉には。]
意地か何なのか知らねっすけど。 …素直に認めれば、俺に胃袋掴まれてるって。
[恋人、なんて言葉を聞き逃した訳ではないけれど。 キルロイとの関係を嬉しそうに豪語するヤニク>>1:38の前では、いささか照れも霞む。]
(17) 2016/01/30(Sat) 20時半頃
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[思わず詰まりかけて、逸れた話に混じって流そうとしてしまった微笑み混じりの問い>>1:25への回答も、こっそりと。]
ヤニクが上手くいってるようにさ、俺も上手くいってんの。 抜け駆けとか、そーゆーのはずるいじゃん。
[彼のように豪語することはできなくて、どうにもぼかした言い方だったけれど。 未だ離れようとしないポケットの手ばかりが雄弁なのだから、仕方ない。]
ごちそーさまはヤニク達もだろ、どー見ても。 ヤニクがキルロイに作る飯はさあ、俺に出されんのより美味いんかな。
[ごちそうさまはむしろ、この場の全員に向けたい言葉でもある。 ヤニクへは、料理に篭った"愛情"とやらを揶揄する言葉も添えて。]
(18) 2016/01/30(Sat) 20時半頃
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ありがとございます!
…ヘクターさん、雷雲亭の店員サンやってたっけ? 息ピッタリってかんじ。
[そこに潜む思惑>>11は知らずとも、あまりに手際の良いヘクターの動きに、感心の声を漏らす。 先にも会話に出したばかりの彼の本業を忘れたはずもないのだけれど。
目の前に湯気の立つ丼が置かれたなら、待ちきれないとばかりに箸を割ろうと、……割りたい。 ヴェラへとちらりと視線を向けつつ、繋いだ手にはそれに反して、今一度力が篭った。 色気か食い気か、…なんて、いっそ幸福すぎて笑えるような難題。]**
(19) 2016/01/30(Sat) 20時半頃
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[もそもそとライジの仕事を手伝おうとしていれば、サミュエルから店員サン>>19などと言われてしまい、いやいやと恥ずかしげに首を振った。]
や、ほら。
どうせならライジにも早く席ついてほしいっつーか、な?
[照れながらも本心を零し、運んできた料理を、少しだけ彼の前に寄せて置く。
普段はラーメンと、餃子だったりチャーハンだったりばかりだが、こうやって見ると、カツ丼も美味しそうだ。 ひそかに、今度作ってもらおうと、心に決めた。]
(20) 2016/01/30(Sat) 22時頃
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[出来上がった料理を伸びる手に出していれば、>>11 腹を空かせた様子のサミュエルから揶揄染みた声が飛んでくる>>19 相変わらず繋いだままの手を一瞥して、にやりと笑みを浮かべ。]
なんだ、食わねーのか。伸びちまうぞ? 仲が良いのは結構だけどな。
[ヘクターがあれこれ皿や調味料を 出しに手伝ってくれることもあり、 準備は思ったよりも早く終わった。]
ん、あんがとな。こんなもんか。
[早く来いと急かすような様子に>>20 少しくすぐったそうに苦笑して 改めてヘクターの隣に席に腰かける。 いただきます、と手を合わせて 自分の分のラーメンに手を付けようか*]
(21) 2016/01/30(Sat) 22時半頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2016/01/30(Sat) 23時半頃
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