93 Once upon a time...
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[悪夢が一度きりなら――。 ぼんやりとそんな事を願う。 目隠ししてもいつか解けてしまうから。 解ける前に幕が下りれば、と願うけれど そんな願いは叶えられようもなく 夜が明ければ新たな犠牲者を目の当たりにすることとなる。]
(83) 2014/10/14(Tue) 22時頃
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― 練習用テント ―
[空中ブランコの練習台を見上げた。 ネットの下からだと、よく見えない。 たとえ向こうに誰か――フィリップがいたとしても 此方はよく見えないだろう]
………
[何か言いかけて、口を閉じた。 俯けば、冷え切った前髪から、雫がぽつり、床に落ちた]
(84) 2014/10/14(Tue) 22時頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2014/10/14(Tue) 22時頃
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―― 大テント:関係者入口 ――
[「ちょっと出る。」その言葉を告げれば 倉庫内を離れる男を止めるものはいなかった。
それでも大テントを離れていかないのは あとで“運搬”をするためだ。]
……、 [両手を顔の前に合わせ、 唇に人差し指をくっつけた。 両の親指で顎を支える。 朝の空気の清浄さが、少し、恨めしかった。]
(85) 2014/10/14(Tue) 22時頃
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[俺は異性扱いされていないのかもしれないと気づいた。 絡まる腕、近づく距離。猫が甘えるような仕草。 抱きしめて腕のなかに閉じ込めてしまいたいのに、 優しくて安心するなんて言われたら多分何も出来ない。 いや、何かするつもりも無かったけれども。誓って。]
スージー、もう寝た?
[深夜、寝息が聞こえるようになってからこっそりと声を掛ける。]
……ありがとう。
[さらりと流れる金糸を一房すくい取って唇を押し付けた。 勿論寝ているのを邪魔しない程度にそっと。*]
(86) 2014/10/14(Tue) 22時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2014/10/14(Tue) 22時半頃
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[>>81遠目に、 テント群のひとつへ消えていく金糸を見た。 死体の現場へ急ぐ一群が ちらほらと視界に入る中で、観客にもならずにいる姿。
彼は知っているのだろうか、 とポーズを変えないままに思う。 ――悲しくない、とまた言うのだろうか、と瞬きの下。 寂しいのも一緒だと、また。]
[化粧はなく、肌色のまま。 それでもきっと交わす言葉では その本質まで共有は出来ないのだろう。]
(87) 2014/10/14(Tue) 22時半頃
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[「人狼」が居るのなら狙われるのは団長だけでない、 その牽制も兼ねてスージーを一人にしないようにという目論見 一応今晩は成功したようで無事二人共朝を迎えた。]
おはよう。
[もそりと毛布から身を起こす、少し身体が痛い。]
(88) 2014/10/14(Tue) 22時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/14(Tue) 22時半頃
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――― 倉庫 ―――
[踵を返そうと、―――…した。
実際に踏み出したのは、たった、一歩。 まだ硝煙の匂いが残る小銃を片手に 廊下の明かりで浮かび上がる金色>>7が目に映った。]
……… ニコラス。
[小さく呟く、此処は、倉庫は、非日常。
鳥を撃ち落としてしまった、物語が続いていた。]
(+4) 2014/10/14(Tue) 22時半頃
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[トリノスの腕を解放するのは小さなテントに入ってから。 引っ張り出した毛布は二人分。 トリノスの近くで毛布をかぶり横たわる。 夜の冷気に少しだけ身体を丸めて 視線は夜を共に過ごしてくれるその人へと向けられる。 何か話そうと思うのに舞台で疲れてしまったのか それとも団長の事が心の負担となっていたか うとうとと微睡みが訪れて 夢うつつのまま、名を呼び、おやすみ、と紡ごうとしたけれど それが向けたいひとに届いたかどうかまでは確かめられず 深夜には、小さな寝息が規則正しく漏れ始める。
夢の中、声>>86が聞こえたような気がしたけれど 触れる気配も声も、きっと己の思いがみせる夢。]
(89) 2014/10/14(Tue) 22時半頃
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僕が、撃ち落としたのは。
[狼ではなかった。
一羽の、青い鳥だった。 奏楽者が告げた、眩しい、鳥>>10 振り向くことが出来なかった。 物語のなかでしか生きられないと言った、鳥の、姿を。]
……………
[奏楽者が言う、探していた、と言う理由。 問い質す心の余裕などありはしなかった。 本当に撃ち落とすべきだったのは、目の前の―――――]
(+5) 2014/10/14(Tue) 22時半頃
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―― 朝 ――
[夢、だから、おはようの声>>88に目を覚ました時、 見えた光景、彼の位置は眠る前と変わらない。 毛布の中でもぞと身動ぎ、ゆると身を起こす。]
おはよう、トリノス。 ……身体、平気?
[トリノスの眠っていた場所を見てぽつと零す。 一緒にこちらで寝ようと誘えば良かっただろうか。 今度があるなら、と寝ぼけまじりの頭でそう思う。
小さなテントの外から人々のざわめきが聞こえくるのも 丁度そのあたりのことだったろう。]
(90) 2014/10/14(Tue) 23時頃
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─ 朝 ─
[いつものように、猛獣たちの檻を覗いていく
昨夜、倉庫で起こった惨劇の被害者が ジャニスとフィリップだけでなく 彼らの連れたルリ、ムスタングもそうだと聞き 容赦なき所業に顔を顰めた後、ふと気づく
シェロと一緒にデビューしたプードルは いったい、どこへ行ったのだろうかと
念のため、檻のどこかにいるかも探すが やはり、帰って来た形跡はなく 現場から逃げ出したか、誰に連れ出された模様]
(91) 2014/10/14(Tue) 23時頃
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[肩に懐いた蛇が、青い身体をくねらせて 目の前の獣を威嚇する。 ――― その姿で、絶命、した。
アップ・テンポの追い付けない、牙。 条件反射で伸ばした指先が、引鉄を引く。銃声は、短い。 最期の銀の弾丸は、金色の獣の頬を、掠めただけで。
生きたまま、身を裂かれる。 内臓をぶち撒ける痛み。腕を伸ばした、宙を掻いた、指。]
………… ぼく、が、
こわい、のは
[ごぽ、と、汚らしく、血が咽喉を競り上がる。 背中に床が触れた。何時の間にか、倒れたようで、その感覚も遠退く。平穏な朝は訪れない。それが何よりも、恐ろしかった。
朝は、冷たかった*]
(+6) 2014/10/14(Tue) 23時頃
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[―――昨夜。 猛獣使いとの共演は、盛大なる拍手で成功を収めた。 終演へ、そして新たな食事へと向かって奏者の想いは高まり バンドネオンの中で、部品がひとつ、はじけとんだ。
ひとつだけ、音が出なくなったまま 奏でられた夜の旋律は歪で悲しげで……]
(92) 2014/10/14(Tue) 23時頃
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――惨劇の場を去る時――
[子犬を抱いて、足早に去ろうとする>>74。 普段、絶対にやったりはしない、舞台衣装のままでの外出。 それを、言い咎めるものは誰もいない。 惨劇の舞台に心を呑まれているのか、それとも、惨劇の場に居座っていた女に忌諱してのことか。 群衆を裂き、まさに場を離れようとした時、その声>>77は微かに聞こえてきたのだった]
…………っ。
[疲労により、霞がかかった頭に空白が訪れる。 大きく押し寄せる感情とは別に、恨みがましささえも小さく湧きあがる。 まったく。前口上の後>>2:68>>2:69と言い、どうしてこの男は人形の心をかき乱す事ばかり言うのか、と。 あの時は寂しさに耐えていたけど。 予想していた言葉と声とは違っていても、今、不意に告げられた声は遠く。 まるで天から聞こえたようで……]
(93) 2014/10/14(Tue) 23時頃
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――――ご、めん。
[この声はもう、届かない。 ザックにも、きっと、勝手な期待と思いを込めて、同時に告げた、相手にも。 疲弊しきった思いたい体で、そのまま走って外へ出る]
ごめん……なさい。ジャニス、ごめんなさい。
[裏方として、華形を思い続けてきてくれていた、彼の優しさを思い出す。 でも、仮に彼がそう思ってくれていたとしても、それは、『無理』だとエフェドラは思う。 あの惨劇の場を見て、確信した。 これはもう、単純に『殺してやる』とか、『刺し違える』とか、そんなレベルの相手じゃない。 人形一体の命なんかじゃ、きっと、全く足りやしない]
それでも、やるの。許して――――。
[人形が泣くなんて知ったら、フィリップはどんな感想を抱くのだろう。 団長亡き後、耐え続けていた滴を1つだけ残し、走り去った*]
(94) 2014/10/14(Tue) 23時頃
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――炊事場――
[飲み水なら炊事場だろう。それから果物の一つでも口にしたらその酸っぱさは朝にはいいかもしれない。 そうして一人向かえば、入った途端に息を詰めるような声。]
……?
[首傾げれば、炊事班の一人が怯えたようにこちらを見て、それからがっかりしたように肩を落とした。]
何。何かあったの。
[水、と声をかけ、彼がコップに水を汲む間にすっと箱に積まれたりんごをひとつ拝借した。 ああもう、と苛立つ炊事班は、けれどもいつもみたいに叱らずに、代わりに表情を苦くしながら変わらんなあと吐息で笑った。]
(95) 2014/10/14(Tue) 23時頃
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…ジャニスが連れてたプードルを知らないか?
[倉庫周辺を中心に、誰にともなく尋ね歩いていると 発見されて間もない時分にエフェドラ>>74が 抱いて倉庫を出たという話を耳にする]
誰か、エフェドラを見てないか?
[倉庫で彼女とザックが話していたと聞き さらに探し人が増えてゆく]
…ザックとエフェドラを見てないか?
[まるで、昨夜の繰り返しのような有様に 嫌な予感しかしてこない
現場をちらりと見た限り、蛇や鳥だけでなく 一度に大の男2人すらも手にかけている相手である 彼らはそれに気づいているのであろうか?]
(96) 2014/10/14(Tue) 23時頃
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エフェドラは、子犬を戻しに物置テントにいるだろう。
2014/10/14(Tue) 23時半頃
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[さすがに衣装のまま眠る事も出来ず 夜着に羽織るのは大きめのシャツ一枚。 立ち上がれば膝の少し上あたりまで裾がくるので ワンピース代わりに使うこともあり その姿でうろうろするのも当人はさして気にせず。 寧ろデコルテが隠れるあたりで衣装よりも露出が少ない。
毛布はその場に置いて 手櫛で髪を軽く整えれば 眠る間に掬われた一房も他と紛れてしまう。]
また何かあったのかしら。 見に行こうと思うんだけど――… トリノスは如何する?
[首を傾げてトリノスに声を掛け ゆらと立ち上がれば裾からは白くしなやかな脚が覗く。]
(97) 2014/10/14(Tue) 23時半頃
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『流石に団長の話まで、知らんわけじゃないだろう。 人狼だよ、人狼。狼の化物が出たんだ。 今朝がた早くさ、また……その、殺された、ってんだ、二人』
[だから夜、俺も殺されるかと思ってよ、と炊事班はすまなさそうに眉を下げた。 自分だって、今朝からのざわついた空気は、感じていた。 だけれど、団長の死を悼む空気に似ていたから、きっと昨日の朝の空気の延長だろうと思っていた。 違う。違う。それだけじゃない。]
……だれ、が。
[何か言いしれない感情がぞわりと身体の中を駆けていく。 誰が死んだって、]
『それがよ――』
(98) 2014/10/14(Tue) 23時半頃
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[続けられた名前を聞いた瞬間、水も林檎も放り出して、物置小屋まで駆け出していた。]
(99) 2014/10/14(Tue) 23時半頃
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ブローリンは、エフェドラの姿を見つけて、呼びかける。
2014/10/14(Tue) 23時半頃
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――物置テント――
[子犬を檻に戻し、その隣に座り込む。 慣れ親しんだこの場所で、1人1匹の時間をすごす。 一晩中、幻想の人狼を追い続けた疲労のせいか、眠気が強く襲ってくるも。 先ほどの想い>>94を反芻するように、ぽつりと呟いた]
サイモン……。
[もう、彼に。 ナイフの使い方を教えてくれなんて、遠回しなお願いをするつもりは、ない*]
(100) 2014/10/14(Tue) 23時半頃
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エフェドラは、ブローリンの声が聞こえ、眠りから覚め……
2014/10/14(Tue) 23時半頃
ブローリンは、エフェドラとプードルの無事な姿を見て、安堵のため息をひとつ。
2014/10/14(Tue) 23時半頃
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[ぎしぎしするような気もするけれど、 あとでじっくり柔軟すれば、たぶん大丈夫だ。]
…………。 ちょっと、かたかった。
[素直に申告していると、外が少し騒がしい気がする。 スージーをちらりと見て出てみようと促す。 と、その前に。]
ズボンかなにか。 それから、いこう。
[穿いて欲しいです、目に毒なので。 うっ。]
(101) 2014/10/14(Tue) 23時半頃
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サイラスは、毛布に顔を埋めて転がりたい気持ちを我慢した。
2014/10/14(Tue) 23時半頃
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……は?
フィリップと、ジャニスが?
[公演の日が終わり、翌朝。 朝一番に聞き、また発したのは、そんな言葉だった]
(102) 2014/10/14(Tue) 23時半頃
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[物置テントの片隅で、檻に入ったプードルと そばにいたエフェドラは、寄り添うようにうとうとと]
…よかった、無事で
[彼女の心中を測り知ることは儘ならぬが ジャニスとフィリップのこともあり 間に合ったのだと、ひと息吐いて呟いた]
(103) 2014/10/14(Tue) 23時半頃
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――物置テント――
……っ、!
[実際の場所を、はっきり聞いたわけじゃない。 ただ、炊事場ではないところ、団員のテントではないところ、人のいるところ、辿って行ったら、ここまで来ただけだ。 ふたり、そこにいるのを見て、何故かどきりとした。]
ブロ、ドラ……
[きっと二人は何があったのか知ってここにいるのだ、と思うから。]
(104) 2014/10/14(Tue) 23時半頃
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[沈黙の後の応え>>101にへなりと眉を下げる。]
……やっぱり。 じゃあ今度は、一緒に。
[考えていた事を短い言葉で告げる。 促しにこくんと頷くけれど、 トリノスからの提案にきょとと瞬き]
……? このままじゃ寒いかしら。 ん、わかった。 じゃあ、先に行ってて。 私は、着替えていくから。
[理由を肌寒さに繋げて了承の頷きを向けた。]
(105) 2014/10/14(Tue) 23時半頃
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[身体が冷たい。
鉛のように、重い。
同時に、浮遊感のようなものを、感じた。 ――― 倉庫は、夜が明けても、暗い>>59 目の前に、鏡でよく見知った顔と、少し向こう側に、空中ブランコの華形の、顔が在る。どちらも青褪め、まるで死体のようだった。
白昼夢でも見ているのだろうか。
意識が纏まらない。まるで、幽霊にでもなった、心地だった。 それが物語から現実味を帯びたのは ザックとエフェドラが、倉庫を訪れたから。]
(+7) 2014/10/14(Tue) 23時半頃
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――物置テント――
[ブローリンの声が聞こえ、彼の姿が見えてから>>103。 ほんの少し、押し黙ってしまったかもしれない。 彼は、「無事で」と言った。ということは……もう知っている、と理解する]
あはは。それって、あたしに言ってるのー? それともこの子?
[普段よりかは力なく、けれどそれでも極力陽気に振る舞おうとする。 けれど、続けて入ってきたアントニーの様子は……]
おーう。アントニーくーん。 どうしたー? おトイレ近い……
[明るく言いかけて……それ以上は、口にできなかった]
(106) 2014/10/14(Tue) 23時半頃
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[二人分の死体と、二匹分の、死体。
赤く染まった羽根が、どこか、この倉庫を舞台に仕立て上げ 物語の一部に整えられた錯覚を覚えた。]
ザック。
[呼んでも、こたえはない。]
………、エフェドラ。
[呼んでも、こたえはない。
彼女の元に、プードル・カット>>66が身を寄せた。 身勝手にも、安堵を覚えて、すぐに、苦く笑う。]
(+8) 2014/10/14(Tue) 23時半頃
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エフェドラは、そこまで持ち直してはいない。
2014/10/14(Tue) 23時半頃
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うん、もう涼しいよ。
[一緒に、なんだかわからないけど 今はその見えている足を隠して欲しくて頷いた。 衣装での露出が多いのと違って何故か動揺してしまうから。
ぐしゃぐしゃの髪を適当に指でかき混ぜていつもの顔を作ると テントを出てスージーが出てくるのを待つ。]
…………?
[それにしても、あの赤い臭いが漂っている気がした。 辺りを見回して人の流れが朝食を求めるものでないことに気づく。]
(107) 2014/10/14(Tue) 23時半頃
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