93 Once upon a time...
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わお、―――――…ん。
[余興の締めに、プードル・カットが鳴いた。
これだけは、数時間前に、勝手に仕込んだものだ。 団長に捧げる一鳴き。遠吠えは、子犬ゆえに、か細くて。 ステージの熱気にすぐに、かき消されてしまう*]
(80) 2014/10/12(Sun) 22時頃
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[練習は上手くいった。 本番も――皆、大丈夫だと聞いたから。 奏者は再び楽器を携え、観客に見えるぎりぎりの場所で笑顔を浮かべ、息を吐き出すと同時に演奏を始めた。 序章の曲よりも、ずっと指の動きが早い、軽快な曲。
前奏の見せ場を終えれば、取り決めていた音にあわせて 動物たちが跳ねる、回る 指も一緒に跳ねる、楽器も軽やかに踊るのだ。
リズムにあわせて短い金髪も揺れる。 望んだ一体感は確実に、 微かにはたかれた白粉の下で奏者の温度をあげさせる]
(81) 2014/10/12(Sun) 22時頃
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――― ステージ裏 ―――
[その一部始終、回り始めた"メルヘン"を ステージ裏の陰から、腕を組み、眺めていた。 首に襟巻きよろしく巻き付いた蛇も、今は、雰囲気に圧倒されて、大人しい。]
…………… 信じているよ。 結局、名前も決まらなかったんだけどね、……羨ましいな。
[ステージ裏での、短い会話>>59 余興の成功を、と、頷いてから、首を捻る。 "羨ましい"の主語が繋がらないまま、ナイフ投げの傍に向かうマリオネットの背を、見送ったのだ。そして、―――演目を。]
(82) 2014/10/12(Sun) 22時頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/12(Sun) 22時頃
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[鳥のようにブランコとともに舞う姿、 そんな彼を引き立てる為に時にわざと落ちることもある。 そうしたほうがより一層、特別な物語を見ていると印象付けるから これは、フィリップの物語。]
(83) 2014/10/12(Sun) 22時頃
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[フィリップと違うのは物語だけでなく現実にも生きていること。
テントの中ではブランコ乗りだがテントの外では別の顔。 団長が強制したのではなく、ここへ来る前からの慣習とでも言うか 団員にも言っていない別の仕事が、たまに入る。 昨日テントを抜けだしていたのもその時間があったから。 これがいいことなのか、わるいことなのか、判断は出来ていないが この時ばかりは自分の物語(げんじつ)の中に生きられる。]
(84) 2014/10/12(Sun) 22時頃
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[そう、本当はフィリップなんて大嫌いだ。]
(85) 2014/10/12(Sun) 22時頃
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[観客が息を呑む、マリオネットの、アヴェ・マリア。 捧げられた鎮魂歌。 意味を介さない観客が、息を飲んでいる。
男の指先が、ポケットの膨らみに触れた。 小さな・小さな、小銃。 触れて、離れて、その反則技に、飲み込まれた。客の一人。]
Bravo.
[一転した、陽気な音楽のあとに スタンディング・オベーションをかます客席の熱狂に紛れて、呟いた。奏楽者たちの、巧みなメロディが、その後を追う。]
(86) 2014/10/12(Sun) 22時頃
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[音は誰よりも先にステージ上から消える。 潔い終幕と共に、奏者は闇へと消え か細い遠吠えをちゃんと捉えて、一礼をした。
観客の拍手を背に、奏者はステージ裏の隅に座り込み 微かに震える指を酷使して、楽器をなんとか革袋へとしまい込む。
御伽噺は終わらない。ハッピーエンドは、まだやってこないのだ]
(87) 2014/10/12(Sun) 22時頃
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[口上が済み、踊るマリオネットが舞台に上がる。 いつもと変わらぬ様子でその演目が進むのを 女は舞台裏からじっと見つめていた。
けれどこれまで記憶にない無音の時間が訪れて。 マリオネットにより紡がれる『アヴェ・マリア』>>63
少しだけ驚いたように女は目を瞠り そうして最後の一節を聴き、祈るように目を伏せる。]
(88) 2014/10/12(Sun) 22時頃
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[次に奏でられた陽気な音楽>>65に 女は再びたぐいまれなる踊る人形へと目を向ける。]
――…こわくない。
[同じを舞台裏で微かに紡ぎ一つ深い呼吸をして]
(89) 2014/10/12(Sun) 22時頃
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[二羽の鳥が飛ぶ、次の演目。 次々に始まるメルヘンの世界を、舞台袖から見守った。
余興を終えた子犬は、腕のなかに迎えて 余興を終えた子猿は、ブローリンが居れば、彼の元に。]
………、お疲れ様。
[犬をひとつ撫でて、視線を舞台に近い袖から 飛び立っては、戻って来る者も居る、団員に向けた。 二人がかりで運ばれたマリオネット>>66が震えている。その傍に、演目を控えたアントニー>>74の姿も、在った。メルヘンの世界を壊さない為に、表情も、声も、視線も、控えめに。]
歌う、マリオネット。 ……… 君には何時も、驚かされるよ。
[思い描いたものとは、異なったけれど。 舞台袖に居た自分にも、ほんの微かにしか届かなかったけれど。 短く労い、目を細め、伏せて―――、視線は、鳥を追い掛けに。]
(90) 2014/10/12(Sun) 22時半頃
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――現在演目後/ステージ裏――
あひゃ、ひゃ。アントニーく、ん。いいこーだねぇ……。 ありが、と。
[土人形に触れた片手はそのままに、置かれた水瓶>>74に手を伸ばす。 震える手ではうまく飲めなかったけど、いくばくか喉を通った水分により、ほっと小さく一息をつく。 団長には怒られたとしても、演目の成功>>75に手ごたえはあった。 仮に、それが誰かの何かの琴線に触れてしまっていた>>76のだとしても、エフェドラにはうかがい知れぬこと……]
ドラねーちゃんはー、だいじょーぶ。 それより……盛り上げ。経験あさーきお猿やワンコに負けたりしたら。 ねーちゃんしょーちしないかんねー。
[落ち着き、整った呼吸で、様子を見守るアントニーに告げる。 お猿とワンコ。指し示しているのはもちろん、調教師の手により舞台を華やげた、あの2匹>>79>>80のこと。 出番はまだかもしれないが、気合い入れてこー、と細い腕でガッツポーズを決めといた]
(91) 2014/10/12(Sun) 22時半頃
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[これにて奏者の出番は終わり。 ラストの大団円にはライトの下にいるだろうが、 それまでは、邪魔をしないよう、息を潜めるのが、仕事。
か細い遠吠えが、未だ脳裏で鳴り響く中 祈りを捧げる歌声が、その声量には比例せず、力強い響きをもって奏者の中を響き渡った。
音楽の、力。 もしかしたら、それは]
魔法みたいだ ……
[ステージ裏へと戻ってくるエフェドラの姿に呟いた]
(92) 2014/10/12(Sun) 22時半頃
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―― 大テント:ステージ裏 ―― [“芸人殺すに刃物は要らぬ。 雨の三日も降ればいい。”
それなのに団長は死んだ。 雨も降らない日に。 リングでもなんでもない場所で、公演日に死んだ。 >>63>>64これまでの公演になかった、人形の哀悼歌。 微かすぎるそれを聞き取れることはないが]
……、――ゥン こりゃ二人して怒られるなあ。
[とは言っても、 団長は新しい人形芸を一方では褒めそうだ。
>>80子犬の上げた遠吠えを思い出せば、 並ぶ二人の横に、ちょこんと虹色が映えるかもしれない、 なんてそんなことも考える。]
(93) 2014/10/12(Sun) 22時半頃
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[>>70袖に戻った際の視線の訳、 クラウンには掬い取れるものではなく だからこそ、前口上を、 ――団長の代役を勝手に引き受けたことを 咎める視線かとそう思い、]
…… [団長以外にも怒られる準備をしなければ、 とクラウン・メイクの下でそう、思った。 とまれ、舞台だ。 演目は順に行われ、ストーリーは紡がれる。
道化の視線は、開場中の音楽を引き受けた、 あのバンドネオンの奏者を探し]
(94) 2014/10/12(Sun) 22時半頃
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[とはいえ、ステージ上の演技は 奏者にとってはいつだって、魔法のようなもの。 唯一現実から離れられないのが、想いを表しただけの音、で]
うまく、できたかな
[とは共演者への、小さな伺い。
空も飛べない。 歌も、自分ひとりでは歌えない。 何もできないのに、できないから 欲しいものは沢山ある。
観客の拍手も、そのひとつ]
(95) 2014/10/12(Sun) 22時半頃
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[2羽の鳥が、はばたいている。 観客が息をのむ音さえもが、ここまで届いてくる気がする。 飛翔する2羽。 観客たちは、その織りなす美しさに心奪われ……もしかしたら彼らが様々な感情を持った人間であることさえも、忘れてしまっているのかもしれない。 観客にとって……夢を演じる住民たちに対しては、それでいい、とも思う]
どーいたしましてー。 それよりキミも、いい声してたねー。 センセーの教えに従い、よく頑張った!
[ジャニス>>90と、抱えられた名無しの犬>>82にそう告げた]
歌は……ジャニスが気づかせてくれたおかげだよ。 ありがと。
[ちなみに、余興の最中に告げられた「羨ましい」>>82についてはうまく意味が飲み込めなくて、あの時、曖昧に肩をすくめただけだったけど]
(96) 2014/10/12(Sun) 22時半頃
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[強すぎる照明と視線を受けて 鳥たちに散りばめられたスパンコールがきらめいた。
その眩しさを先に厭がったのは、蛇だ。 ―――…毎度のことだが、この蛇は 空中ブランコの手番になると、いやいや、身を捩る。]
……… 仕方ないね。
[裏方としても、観客としても 最後まで同じ場所に居られた試しのない男が、袖を離れた。 舞台の端も見えない、位置。音だけが、メルヘンを追い掛ける。]
Yes. Bravo.
[共演者>>95の小さな声を、拾い上げた。 繊細な指の織り成した、動物たちへの、軽快な音楽を。 拍手のかわりの賞賛もまた、小さなこえで。]
(97) 2014/10/12(Sun) 22時半頃
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[演者へと向かっているのか、 ステージ裏へいる奏者を見つけ、 常のように、ゥン、と頷いた。 届きようもない声だ。
会話はさほど、得意じゃない。 だから謝礼も――それこそ的外れのような礼も、 その仕草一つで終わりにしてクラウンは良かった。]
[まだ続いていく舞台を、 飛び交う人を、ナイフを、 舞台上でしか成立しないメルヘンを見ようと 客席側にほど近い袖幕へと足を向け]
(98) 2014/10/12(Sun) 22時半頃
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[周囲のフライヤーの事を、鳥モドキは知らない。 トリノスが何を行っていようとも>>84 興味すらも無い。
描くのは、観客の為の物語? それとも―――]
[物語のシナリオ通りに動く鳥。 他の団員が、団長の為に様々な手を尽くして哀悼を示している中 いつも通りの演技、いつも通りの流れ。
だからこそ、鳥の演技は、真に観客に響くことはない。 哀悼の、悲しみの、その奥に秘められた熱には敵わない**]
(99) 2014/10/12(Sun) 23時頃
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エフェドラは、ジャニスに礼を言った
2014/10/12(Sun) 23時頃
エフェドラは、ザックと2人で怒られ組みだろうか
2014/10/12(Sun) 23時頃
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[子猿と犬の余興は可愛らしいもの。 己の演技を前にして少しだけ心が和む。 程よい緊張感の中、か細い鳴き声に女の肩が微か揺れる。
そうして空中ブランコの演目になれば トリノスが空を舞うのを見上げ見詰め。 鳥の如きその姿にほぅと感嘆の息を吐いた。]
(100) 2014/10/12(Sun) 23時頃
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[共演者の小さな声には頷き返し、 少しだけ、いつもよりも眉尻下げて、短い金髪を揺らした。
「いつもより」
皆の演技は輝いているように見える。 団長がいなくとも――団長が、いないから?]
(101) 2014/10/12(Sun) 23時頃
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―― ステージ裏:>>22客席近く ――
[いつもならばフライヤーの陣取る場所 彼がリング上に上がっている間、 クラウンが場所を借りた。
ステージが臨める。 客の顔がおぼろげに照らされて浮かび上がる。 その更に上を、無尽に飛ぶ姿。]
(102) 2014/10/12(Sun) 23時頃
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[ステージ裏を見渡す。 ステージ上にいる仲間を想う。
一人一人の顔を思い浮かべる。
ついさっき「皆のこと、好き」と言った。 その言葉に偽りはない。 事実、奏者はこのサーカス団メルヘンのことを愛していたし 団長にたいしてもは特に感謝するようなこともなかったが 恨み辛みがあるわけではなかった]
(103) 2014/10/12(Sun) 23時頃
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―― 綱渡り ――
[練習では梯子を使った。 けれど本番でそれは使わない。 女がこれから披露するのは綱渡り。 サーカス団が魅せる『メルヘン』の一幕。
ピンと張られた綱には傾斜がついている。 左右へと伸ばした手は爪先まで神経が張り巡らされたように形よく。 綱のぼりゆく足取りはゆっくりなれど確かなもの。 凛とした横顔には未だ笑みはなく。 メインとなる平行な綱を結ぶ台に辿りついた時、漸く表情を綻ばせる。]
――――……。
[紹介のアナウンスにあわせて流麗な仕草で一礼すると 綱渡りのスーザンは華やかな笑みを浮かべた。]
(104) 2014/10/12(Sun) 23時頃
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[台から綱へと伸びる足先。 地面と平行に張られた綱を慎重に女は進む。 途中でふらりとよろめきバランスを取るのは無論パフォーマンス。 半ばまで来たところで、女の動きはぴたりと止まった。
曲調が変わる。 アップテンポな曲に合わせて細い綱の上で女は軽やかにステップを踏む。 不安定な場所で踊る女短い曲の終わりにつ、と片脚を上げてポーズをとった。
ふと地上に視線を向ける。 音楽を奏でるバンドネオンの彼をちらと見る。 再び音楽が響き始めるにあわせて女は両足が綱の上で揃えた。
ゆると膝を折り綱の上に腰かける形となれば 下肢はそのままに頼りない一本に背を預け仰向けになる。 大テントのてっぺんを見上げ、そうしてゆっくりと身体を起こし 女は危なげなく立ち上がる。]
(105) 2014/10/12(Sun) 23時頃
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[綱を渡りきろうとしたところで、 その先の台にいる人影にぴたりと足を止めた。 プログラム通りの動き。 黒くしなやかな鞭を持つのはアシスタント。 ――そのはず、だった、けれど。 スーザンの眸に映り込むのは隻眼の指導役。 舞台に立つ事のなくなった男が其処に居た。]
――……。
[くちびるが彼の名を紡ぐけれどはっきりとした音にはならない。 対面に居る指導役がにっと口の端を吊り上げ笑った。 そうして次の動きもまた相手は違うがプログラム通り。 指導役は手にした鞭をスーザンの足元へと振るう。]
(106) 2014/10/12(Sun) 23時頃
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[しなやかな軌跡描く鞭をぴょんと綱の上でジャンプして避ける。 ふらりとよろめいたのは僅かな動揺が滲んだせいだった。 ひやりとしながらも手筈通りの動きが続く。 もう一撃、今度は顔を狙うように振るわれる鞭。 女はしゃがんで避けて、また立ち上がりバランスを取りなおす。
ゆらりと、白く細い腕を横に伸ばして。 再び歩み出そうとした女の腕に鞭が絡む。 取られた腕を見て、それから対面の指導役を睨みつける。]
――…っ。
[ぐ、と腕に力を込め、引き寄せる。 指導役の手からするりと鞭が抜けて それは女の手許へとすんなりおさまる。]
(107) 2014/10/12(Sun) 23時頃
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[隻眼の彼もまた綱の上に来ればいいのに。 二人で立つ事はなかった舞台。 それは誰かのはなむけのような予定外の演出。
女が鞭もつ手を掲げる。 向こう岸に居る隻眼に向かい鞭を振るえば 今度は予定通りにアシスタント代わりは台から下りて舞台裏に引っ込む。
女は滑らかな動きで綱を渡りきり先程まで隻眼が居た台へ。 ライトに照らされる中、客席へとお辞儀して。 いつものように愛想よく笑んで手を振りつつ退場した。**]
(108) 2014/10/12(Sun) 23時頃
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