84 Es 3rd -Test days-
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おや、二条様。こんばんは。 承りました。
[彼>>13が言う「いつもの」は、血のような赤。 薄暗いバーにゆるりと、猫のように現れた藤之助に 会釈をして、赤ワインをサーブしながら、悪戯っぽい 表情に微笑む]
おや…何かいいことがあったようですね? 今日もごゆっくり、お楽しみくださいませ。
[時折、こうして店にやってくる上品な身形の若者は、 結構な上戸であった。 先日良いドメーヌに作られたシャンベルタンを 入荷したばかりだが、果たして残るかどうか]
(16) 2014/07/25(Fri) 23時頃
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いらっしゃいませ。
[次に現れたどこか冷たい雰囲気を纏う青年>>15にも声を 携えている>>14のは、何やら楽器のケースだろうか。
ジャン・フィユー・トレ・ヴィユー。 ブランデーをサーブして]
音楽はいいものですなあ。わたくしは聞くばかりですが。 ごゆっくりどうぞ。
[と、こちらにも*微笑んだ*]
(17) 2014/07/25(Fri) 23時頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/07/25(Fri) 23時頃
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[穏やかなマスターの言葉>>17に。]
良い手慰みにはなるよ。
[肩を竦めながら、そっと黒革のはられたケースを撫でる。 その声からは決して楽を好むような色は聞こえなかったが、ふ、と纏う雰囲気が*和らいだ*]
(18) 2014/07/25(Fri) 23時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/07/25(Fri) 23時半頃
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[先客>>6に気付けば藤之助は人好きのする顔で会釈をし。
マスターによって>>16サーブされた赤ワイン。 一緒に向けられた言葉には、ふふ、と笑みを漏らし。]
――だって、今満たされているからね。
[意識失わせる程吸った従者の血で渇きは満たされている。
それを示すように藤之助の紫紺の瞳は妖しい光を湛えていた。]
(19) 2014/07/25(Fri) 23時半頃
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[そして藤之助の意識はワインに移る。 濃紅の入ったグラスを持ち上げて色を楽しんだ後、軽く回して暫し香りを楽しんだ後にそっと口に含む。]
――うん、いいね。
[口の中で転がした味に満足した様子で、二口、三口と進めていった。 この店でわざわざラベルを確認する必要はない。 マスターの腕に信を置いているから、こうしてたまに顔を出す。]
気に入ったよ。 デキャンダで貰ってもいいくらい。
[もっと欲しい、と上目づかいで微笑む。
申し出は受け入れられただろうか。 受け入れられなければ、苦笑しながら肩を竦めて別のものを頼もうか。]
(20) 2014/07/25(Fri) 23時半頃
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[>>15幽かに蝶番が軋む音。 来客を告げるその音に、藤之助ははたりと目を瞬かせる。
同族の気配には気付いているが、見知らぬライジの様子を窺っているところ。 ざわめくセシルの心中は知らず、目が合った彼には微笑み浮かべて挨拶を。]
久しぶり。 調子はどう?
[以前に会ったのは何処でだったろうか。 彼の奏でる楽の音は、従者を伴って会場に足を運び、聞きに行った事はあった。 忙しいだろうセシルに面会を申し入れたりはしなかったが、差し入れにと上等な酒を贈らせた筈。
彼が一人でブランデーを楽しみたい様子であれば邪魔はしない。]
(21) 2014/07/26(Sat) 00時頃
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[その時、ライジは何を嗜んでいただろうか。 見知らぬ彼に好奇心が擽られ、藤之助は彼の方に少し身を乗り出して声を掛ける。 よもや未来から来た人物とは思わない。]
ねぇ、お兄さんは初めまして、かな?
[いい店でしょう?と緩く首を傾げてみせ。
もしも彼からも距離を詰められれば、藤之助の纏う仄かな血の香りが鼻を掠めるだろう。**]
(22) 2014/07/26(Sat) 00時頃
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[ケタケタ。ケタケタ。]
[だれもいない よ やみのなか]
[けれど翅音が ひとつ]
[哂い声が ひとつ]
(23) 2014/07/26(Sat) 00時半頃
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―――この世界は、退屈だ
[そう独りごちるのは何度目だろう。 吸血種の生は長い。 子供の姿のままその時を止めて、もう幾年か。 戦争終結より前にEsを辞して以来]
今日は、何処に行こうか
[僕の世界は代わり映えのしない、赤い日々*だった*]
(24) 2014/07/26(Sat) 00時半頃
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[ケタケタ。ケタケタ。]
[子供の姿のまま、血腥い香を纏う少年の横を通り過ぎた気配。
哂い声は やがて 薄暗いバーを臨む路地裏に反響を残す。
路地裏の一角で、倒れ込む青年の姿が ひとつ。
翅音が大きく瞬いて、いつしか静寂に呑まれてゆく]
(25) 2014/07/26(Sat) 00時半頃
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[空腹の所為か、或いは泥酔してしまったのか、 倒れ込む青年の首筋に止まる小さな虫―
のような小さな人の姿が ひとつ。
先の大戦時、人体改造の投薬を何度も続け その果てに変化した『超小型Es』のひとりだった]
ああ 美味いな… やっぱり同族の血が 一番美味い
[意識を失った同族の青年が目覚めるか、 或いはひからびてしまうかは 自称妖精の吸血鬼の腹減り具合いによるか**]
(26) 2014/07/26(Sat) 01時頃
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マスター、もう一杯
[バーのカウンターの隅で今日もキープしてあるボトルから酒を注いでもらってはちびちびと飲んでいる。
頭に唐突に生えている耳は、ハンチングキャップで隠れているが、丈の長い薄手のコートの下の方では隠しきれない尻尾が少しぱたんぱたんしているのが見えた。]
はああああ…
[ため息をつくと、またお通しの乾き物を食べながら酒を飲む。]
(27) 2014/07/26(Sat) 03時頃
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どうしてこんなことになったんだ
[10年来続けている愚痴をこぼす。 戦時中は前線でそれこそ剣を振り回すように戦った。 軍ではEsとしてもてはやされ、戦況が優位になってからは自分にももはや戦後の薔薇色の未来しか見えていなかった。
で、終戦間際のある時敵対国とは別のゲリラ組織を襲撃した際に、そこがひそかに開発していたネコモナス菌をくらってこのありさまである。
傷痍軍人として手当てを受け続けているが、結局この猫っぽい状態は元には戻らず、今では半分ひきこもり状態だ。]
戦後はまだ終わらない…にゃ…
[気を抜くと出るにゃー言葉にまたため息をつくと、酒を呷った**]
(28) 2014/07/26(Sat) 03時頃
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[暗闇の中 はたりと落ちる手
眠りに落ちた様に 路地裏に転がる身体
>>26ケムシに吸血され意識を失い そのまましばらく目覚める気配は無いだろう]
(29) 2014/07/26(Sat) 03時半頃
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[Esを退いてから 田舎に引っ込んで はや10年 滅多に外に出る事もなくひっそりと過ごしていた だが、ほんの時たま待宵亭には足を運んだ 夜が更けて人通りも薄くなった頃 人目を避けるように 現れる青年は…バーに辿り着くまでは空腹を抱えている
ふらふらと、覚束ない足取りに加えて 運悪くその日は草履の鼻緒が切れた
夜目が効くとは言え それほど器用な指先を持ってはおらず 鼻緒を立てるのに難儀してうずくまっていた矢先 >>26 首筋に音も無く降りる妖精に 全く気づく事もなく 無防備に血を啜られた]
(30) 2014/07/26(Sat) 04時頃
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[吸血種としては最も脆弱な部類に入るであろう 何しろヒトから血を啜る事すら躊躇して 誰かに血液を用意して貰うような 軟弱な精神の持ち主なのだから
司る力は守りの能力 部隊には戦闘力に特化した吸血種が多い中 珍しく後方部隊に所属していた青年は 大戦が終わるといち早く軍から姿を消した
存在を忘れられる事を願って日々を過ごしているような そんな男だった**]
(31) 2014/07/26(Sat) 04時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/07/26(Sat) 04時頃
/*
これより一般参加者様へ枠解放致します。
入村パスワードはEs3rdのwikiか村建ての日記をご確認くださいませー!
勿論、引き続きEs3rd参加予定の皆さんの入村もお待ちしています。
明日の午後までにふるめんだったら、見学席を…
(無理か
(#6) 2014/07/26(Sat) 05時頃
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[そっけない返答だけれど、ふいに男の表情>>18が和らいだ気がして、 マスターはそれを微笑ましく見つめる。
優雅な仕草で赤ワインの香りを、色を、そして味を楽しむ藤之助>>20の言葉をきけば、よかったと口元が柔らかくほころぶ]
そういっていただけると嬉しいですなあ。 選んだ甲斐があったというものです。
……おやおや。
[上目遣いにねだってくる彼に、少しおどけた仕草で首を傾げた]
(32) 2014/07/26(Sat) 05時頃
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酒は愛してもらえる方に飲んで頂くのが 一番いいですからねえ。 承知いたしました。
[ また藤之助のグラスに赤を注ぐと、 今度はカウンターの隅で、猫耳の彼>>27が ぱしぱしと憂鬱そうに尻尾を揺らしながら声をあげたのをきく]
はい、お待ちくださいね ……本当に不思議ですねえ、その病。
[体の一部が猫になる病とは、どういうことなのか。 猫である分まだ可愛らしいのだけれど。 疑問に思いながらも程なくしてボトルの酒を注ぐ。
どこか近くで響く小さな笑い声>>25を聞きながら、 頼まれればつまみなども出したか。 蜂蜜色のランプに照らされながら、仕事を*こなしていく*]
(33) 2014/07/26(Sat) 05時頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/07/26(Sat) 05時半頃
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[コツ、コツ、コツ……
……――ピヨピヨピヨピヨピヨピヨ…]
(34) 2014/07/26(Sat) 08時半頃
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[つい目が合ってしまった>>0変に着飾ったひよこ。
懸命に鳴きながら一生懸命追いかけて来る幼子を 無下に振り切る事も出来ず、数歩進んでは振り返り、 数歩進んでは振返り、を、繰り返し、繰り返し。
何度目かで諦めの色の溜息を零して足を止めた…]
わたしはお前の母様ではないですよ。
[しゃがんで手を伸ばせば懐こく擦り寄って来る。 頬を擽れば心地よさそうに目を細める様が愛らしくて、
人攫い…ならぬ、雛攫いになる覚悟を決めた。 どうせこのまま放っておけば程無く 猫の餌食になるのが定めの様に思える。
己の心にひとつ、そんな言い訳をして。]
(35) 2014/07/26(Sat) 08時半頃
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[袂から取り出したガーゼのハンカチ。 掌の上に広げ、誘う様差し出せば心得た風に よじ登って来た黄色いふわふわのちっちゃな身体。 息苦しくない様に顔だけは出してそっと包み 緩めた胸元に差し込めば、襟の合わせから顔を覗かせ大人しくなった]
…ふふ、お利口だね、お前。 そのまま大人しくしておいで。
[ずれた王冠を直してやって、頬を擽れば、 まるで言葉が通じているみたいに、 一声愛らしい返事が返ってきた*]
(36) 2014/07/26(Sat) 08時半頃
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[一匹を拾った後に、>>29路地裏で見付けた一人。 雛とは異なり猫に襲われる心配はなさそうだけれど、 既に何かに襲われた後にも見える。
流石にこれを拾って帰るのは骨が折れそうだ。 どうしようかと、しゃがみ込んで青白い顔を覗き込む。
何処かで覚えのある顔だった、 最初に見掛けたのが「宵待亭」だったか はたまた「戦場」だったかは覚えていない。
首に触れて脈を確かめ、 下瞼を引っ張って瞼の裏を確かめて、 …はて、と首を捻る]
…貧血、かな?
(37) 2014/07/26(Sat) 08時半頃
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[温い場所で落ち着いたかうとうとしながらも 声に反応して律儀に首を上げる雛を撫でてから、 地に膝を付きその上へと彼の頭を抱き起こす。
帯の隙間から取り出したのは、小刀 しゅるり、衣擦れの音を零して袖を捲り上げれば… …――躊躇いも無く己の手首に小刀の刃を滑らせた、
甘たるい匂いをばら撒いて溢れ滴る自らの鮮血に 唇を寄せて吸い上げれば、紅でも引いた様に 真っ赤に染まった唇を彼の青白い唇に重ねた。
舌を伝わせゆっくりと喉に流し込めば、 彼に嚥下出来るだけの意識はあっただろうか?]
(38) 2014/07/26(Sat) 09時頃
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[咽る事無く飲み下せるようなら、 様子を見ながら何度か繰り返しただろう。
通り魔的に血を奪われた男に、 通り魔的に血を分け与えれば、 それ以上、別段彼の意識の回復を待つでも無く。
彼の頭の下にレースのハンカチを敷いて、 雛と共にその場を後に――*]
(39) 2014/07/26(Sat) 09時頃
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