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123 紫陽花の館でカオスを満喫する村
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[呆然と暗闇を見つめれば、風が再び流れて我に返させる。]
(──この廊下、まだ冷えてない。)
[思い至るや否や庭に通じる出入り口に体が向かっていた。靴を取り換えることも煩わしく外へ飛び出す。 コットンの室内履きは容易く夜露を含み、足元から体温を奪っていくだろう。だが、そんなことはどうでもよかった。]
(……どうか、そこにいて。)
[時折、彼が紫陽花を見つめては何かに思いを巡らせているらしいのは知っていた。だから。
──どうか、引き留めていて。]
(102) sour 2015/06/22(Mon) 06時半頃
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──ケホッ。
[闇の奥のほうで、低く乾いた音が聞こえたような気がした。はっとしてそちらに目を凝らす。]
イスルギさん?そこにいるの?
[声を抑えて呼びかけながら照明を向ける。果たして、そこには。]
……イスルギさん。
[留めおくべき影を見止めれば、よかった、間に合った、などと思う暇もなく混乱にも似た思いが押し寄せる。
どうしてなの。どうして黙って去ってしまうの。──まだ私、伝えていない想いがある。
色のない表情で佇む相手の前では、そんな胸の内の何も言葉になってくれない。]
……。
[どれだけそうしていただろうか。ふいに相手が身じろぎしたかと思うと、口から押し殺すような低い咳が漏れ。]
(103) sour 2015/06/22(Mon) 06時半頃
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……風邪、引いたんですか。やっぱり。
[漸く出てきたのは、いつも通りの他愛のないそんな言葉で。昨日の続きの今日を無理に引き寄せるような、そんな気持ちで相手の額に手を伸ばす。僅かな熱感を確かめれば、そのまま手首に指を這わせる。拍動は早く、明らかに発熱の兆候を示していた。]
……ねえ、イスルギさん。このままだと熱、もっと上がると思うのだけど。
[辛くはないのだろうか。随分無頓着なのね。真面目なようで、目の離せない人……。
心配してみたら呆れまでが到来してしまったようで、場違いなような笑みが零れてしまう。 熱を帯びた手のひらをそっと握って、勇気を出して繋ぎ止める。]
……館に戻りませんか。私、看病しますから。
[──だから、もう少しだけ傍にいさせてください。
繋いだ手が熱いのは、果たして熱のせいだけであったかどうか。**]
(104) sour 2015/06/22(Mon) 06時半頃
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リンダは、櫻子さんにおかえりなさい、お疲れ様のもふもふ。▼リアル
sour 2015/06/22(Mon) 08時半頃
リンダは、おみつに咀嚼されている。
sour 2015/06/22(Mon) 18時頃
お…れ…
…しても…が…に…せなくなっても…めずに…と…してくれて…にありがとな…
と…に…えてよかったよ…
…はあんまり…に…てなかったかもしれね…けど…で…った…は…みんな…の…りだ…
…
…に…てて…ないなんて…
そんな…ない…ですぅ…
ずっと…けてくれましたし…に…を…せてくれました…
…もしてるさんが…なかったら…は…が…れていたに…いない…ですぅ…
だから…
…そんな…わないで…さいぃ…
…
いつもありがとう…ございましたぁ…
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[引き解け結びのようだ、と思った。容易く解ける仮止めの索。熱を失った手が、腕が寒い。
拒むように向けられた背に、無意識に手を伸ばしてぎゅ、と上着を掴む。 仮止めならば、何度でも。だって別に、拘束したいわけじゃない。]
裏口からこそこそ出て行かないと間に合わない始発ですか。
[嫌味だな、と我ながら思う。自分が目の前の人物の何を知るわけでもないってことくらい、分かっている。]
勝手に終わらないでください。"私"、もっと"あなた"と話がしたい。
(傍にいたい)
ぎこちなくてもいいの。
(傍にいさせて)
あなたに、惹かれているから。
[曝露した感情の無防備さに、防衛反応のような涙が流れていく。]
(186) sour 2015/06/23(Tue) 04時半頃
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[顔は、見えなくてもいいと思った。見えなければ、仮面も素顔も関係ない。 自分だってどうせ、ひどい顔をしている。]
お詫びをしてくれる、っていう約束でしたよね。
……聞いてもらえませんか。私の、我儘。
[俯き掠れた声で、それだけ伝える。 触れた背中の接点だけが切なく温い。*]
(187) sour 2015/06/23(Tue) 04時半頃
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リンダは、りだつ**
sour 2015/06/23(Tue) 08時頃
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[猫>>-902の隣で横になって、ごろごろと。]
似合ってるよ、帽子。
[まったり。]
(190) sour 2015/06/23(Tue) 09時半頃
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…
…こそ…も…なくて…
…せてくれたのにだって…きちんと…える…が…ませんでしたから…
…だからずっと…ち…んでたんですぅ…
…
…でもぉ…まして…ったおかげで…が…ましたぁ…
…しめたら…ち…だと…っていたのは…なんですしぃ…
…そう…えるとぉ…と…に…せて…しかった…は…ちゃんと…ていますよねぇ…
…
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アーサーさん>>191 [物欲しげな猫の視線に気付けば、側臥した体の上体を起こして例のものに手を伸ばす。
にっこり笑って差し出したるは、>>57。]
(193) sour 2015/06/23(Tue) 10時半頃
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リンダは、ベネットに頷いた。
sour 2015/06/23(Tue) 13時半頃
リンダは、わくわくしている。
sour 2015/06/23(Tue) 14時頃
リンダは、アーサーの首にマントを結んでやった。
sour 2015/06/23(Tue) 17時半頃
リンダは、猫を見ながら真似をしてみている。
sour 2015/06/23(Tue) 17時半頃
リンダは、ヒナコに視線を送ってみた。萌え度数19(0..100)x1
sour 2015/06/23(Tue) 18時頃
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[一頻り猫で遊んだところで、さて、と立ち上がり服の裾をはらう。]
シンク下に梅シロップの大瓶を見つけたの。ジュースにして皆で飲もう?
[いいんだよね、ベネットさん。と確認しながら1.水割り 2.ソーダ割り 3.ロック など用意する。自らは1を選択して。]
(196) sour 2015/06/23(Tue) 18時半頃
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[解けたはずの手が再び重ね合わされて、体の奥をごとりと揺らす。
──ずるい。本当にずるい。
突き放すような言葉を垂れ流しながら、こうやって私の未練を刺激するのだ。
見下ろしてくる顔に向かってそっとランプを掲げる。青白く照らされた顔が見慣れぬように感じたのは、眼鏡を外しているせいだけかどうか。
見惚れた矢先、手短に、などという言葉が聞こえれば軽く頭痛を感じて、ついチクリと刺したくなってしまう。]
……あのね、イスルギさん。ひとつ言わせてもらうけど。 お話を、って別に用件があるわけじゃないのだけど。……話も用もなくても傍にいたいって……意味なのだけど。分かって言ってるのかどうか知らないけど。
とにかく、だから。手短にはできないの。
[重ねた手に力を込めて。]
(209) sour 2015/06/23(Tue) 20時半頃
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終わってない、と思う。次のフェーズに移っただけ。解放された客には意思があるのよ。
[何でもないふうを装いながら相手の顔が不自然に強張っていること、声がどこか上擦っていること……とっくに気付いている。
──ねえ、どんな気持ちでいるの。知りたい。すごく知りたい。]
……イスルギさんにとって、館での出来事は目映かった?
私にとっては……とても素敵だった。あなたと過ごした時間。 終わってしまわないように、過ぎ去らないように、この先も繋いで行けたらって。そう思ったから私、ここにいるんだと思う……。
[もう一度、雨が降れば。そうしたらまた、魔法がかかるのだろうか。引き留めてループに陥れたら、幸せになれるのだろうか。
わからない。でも、自分の望むのはそういうことではないような気がしていた。]
(210) sour 2015/06/23(Tue) 21時頃
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イスルギさんは、これからどこへ行くのかな……。
[繋いだ手の熱を意識しながら、真っ直ぐ見上げて、そう問いかけた。*]
(211) sour 2015/06/23(Tue) 21時頃
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リンダは、鳩を飛ばし始めた。
sour 2015/06/23(Tue) 21時半頃
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[遊戯を、と言われて一瞬ぽかんとし──次いで、全身が震える思いがした。
まだ、終わっていない。終わっていなかった。 どうしたら物語を紡いでいける?あなたがここにいれば、あなたの──勝ち?
急速にのぼせ上った頭では冷静にその意味を吟味できないまま、震える音声をなんとか言葉に成形していく。]
あ、あの、私。急いで戻ってくるから。か、駆け出すのは、だめ。そ、それで、あなたが勝たないと、だめ、よ。お願い。
[真っ直ぐに見据えながら、不自由すぎる言葉でなんとかそれだけを念押しして、急いで身を翻す。先刻とは違う涙が溢れ出していた。
彼はあのままいてくれるだろうか。方便ではないだろうか。 ──今はそんなことは考えない。ただ信じて。急いで。*]
(234) sour 2015/06/23(Tue) 23時半頃
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