108 Persona外典−影の海・月の影−
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ー 赤い月の夜/埠頭 ー
…………。
[少年は翔子の手の中から離れていく蝶を見遣る。 蝶はひらひらと羽根を舞わせながら、その場を離れていく。
その光を避けるように月に目をやれば、赤色が薄れていく頃合。]
……また、満月の夜に会おう。
[不安げな笑みに、そう約束をする。 少し先の目標。それでも、あるとないとではきっと心持ちが変わるはずだ。
そして、夜は明けた。]
(12) 2015/02/16(Mon) 12時半頃
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− そして、現実/教室 −
[その日、1年B組の教室に小さな奇跡が起きた。 万年不登校とサボりの優等生である幸川立季が教室にいたのである。 窓際の後ろから2番目の席に座りながら、手元では>>2届いたメールを何度も読み返していた。 授業の内容は右から左。 しかし嫌味で当ててくる教師の問題は全て答える。 ことごとく教師の機嫌を損ねながら、少年はそれを気にする素振りもなく、授業時間をやり過ごした。 動いたのは休憩時間。 少年は自らの席を立ち、否応無しに目立つ姿>>11に近づいていく]
くすのき。暇なら付き合って。
[突っ伏していようがお構いなしに、少年は声を掛けた。 周囲がざわつこうが、知ったことではない。]
(13) 2015/02/16(Mon) 12時半頃
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…………ここ、うるさいから。 行こう。
[>>15少年は楠に、席を立つよう促した。 短い休憩時間、今教室を出れば授業開始に戻れないことは必至だろう。 少年はもちろん構いはせず、更に楠の意見を仰がない。 ついてくると確信しているかのように、振り返らずに教室を出る。
外に出て、長い廊下を右に曲がる。 慣れた様子で向かうのは図書室だ。]
(18) 2015/02/16(Mon) 13時半頃
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− 図書室 −
…………。
[>>19行き先については答えない。 答えずとも、着けば分かることだ。
彼女の予想した通り図書室に着き、少年は更に奥まったところへと向かう。その最中に授業開始のベルが鳴った。 昼休みならともかく、半端な時間に図書室を訪れる人間は滅多にいない。 静けさと本に埋れたこの空間は、少年にとって心安らぐ場所でもあった。]
くすのき。これから、どうする? 君はもう一人で、君にはもう、誰もいない。
[少年は、彼女の身に起こったことを知っていた。 或いは、聞いていたという方が正しいか。 気遣う様子も、躊躇う様子も見せず、少年は淡々と問い掛ける。]
(20) 2015/02/16(Mon) 14時頃
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……君は、どうすれば良いか知ってる。 どうすれば、君の大事な人が帰ってくるのか、 君はちゃんと教わってる。
[>>21少年は、す、と楠に近づいた。 珍しい目の色を覗き込むように見つめ、にやりと口元を緩めた。]
僕は、君の気持ちを確かめたい。 君は、大事なものが何もない世界を守るために、その力を使う? それとも……この何もない場所を壊して、大事なものを取り戻す?
[水際で揺れるかのようなものを戯れに突ついて、遊ぶ。 選択を強いるかのように、少年はじっと目を逸らさない。]
(23) 2015/02/16(Mon) 14時半頃
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…………。
[涙に潤む瞳を見ながら少年が思い出すのは、唯一の友人のことだった。 弾かれたように、楠が逃げていくも、 少年はそれを追わず、その場に留まるまま見送ることを選んだ。
彼女の選択を無理矢理に曲げるつもりは全くない。 少年の意図を表すなら、好奇心、或いは実験という言葉が相応しかった。
ひと気のない図書室の、窓際の席に腰掛ける。 再び端末の画面を開き、少年は友人からのメールを眺める。]
(27) 2015/02/16(Mon) 15時半頃
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[名探偵は一度死に、蘇った。 しかし、死から帰った名探偵は、果たして本当に元のままの名探偵だったろうか。 死んでいた暫くの間に彼が変わらなかったと、果たして誰が言えるだろう?]
スガミ。タタリガミ。 タタリ。
[少年は席を立ち、分厚い辞書を本棚から選び取る。 祟り。今起こっていることは全て、祟りの仕業。 もしそうならば、自分は一体なんだというのか。
辞書を棚に戻し、少年は半年前のことを思い出す。 この身体を奪い、記憶を受け入れた時。 少年が最初に知ったのは、寂しさと虚しさだった。]
(29) 2015/02/16(Mon) 15時半頃
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[宿主は影を受け入れた。 影は宿主を食った。 影は宿主の欲望を叶えることを選んだ。 それが影にとっての欲望でもあったからだ。]
…………。
[少年は、席に戻る。 表向きに置かれていた臙脂色の本を、裏返す。 表紙と同じく臙脂色をした裏表紙には、目を凝らせば小さな赤黒い染みが一つ、見て取れる。 ぱら、と裏表紙を捲ると、拙い文字で書かれた本屋の名前があった。**]
(30) 2015/02/16(Mon) 16時頃
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― 図書室→ ―
[楠が去ってから程無くして、図書室の扉が開いた。 >>36視線が何故か突き刺さっている。 教室の喧騒も友人の気持ちも、気にしていないから察せない。 しかし、楠の涙を見たとき、この友人の顔を思い出したのも確かで。]
………………。
[結局何も言わずに、友人を見送った。 少年もまた、臙脂色の本を閉じて席を立つ。
授業が始まったにも関わらずどよめきの消えない教室に戻り、少年の行動に呆れる教師を放置して、荷物を手に学校を出た。]
(59) 2015/02/16(Mon) 21時頃
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------------------------------------------------------------ From:リツキ To:まや 件名:親愛なるワトソン
情報ありがとう。 スガミとタタリガミ、興味深い。 でも、タタリだとしたら何のタタリだろう。考えてみる。
僕もまだ決めかねてる。 ただ言えることはワトソンに無理はして欲しくない。 ------------------------------------------------------------
[学校を出て、外を歩きながら>>2少年はようやく届いていたメールに返事をする。空気を読むという気遣いはしなかった。]
(62) 2015/02/16(Mon) 21時頃
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― →中央区繁華街 ―
[本屋が開かないなら、別の店に行くしかない。 ショッピングモールに行けば、品揃えは悪いだろうがテナントの本屋はあるだろう。 校舎を出て、西部の方角に向かう。 その道すがら、少年は繁華街を通る。
あの満月の夜、通り掛かった道を行くと――。]
…………。
[>>73見覚えのある姿が見えた。]
(75) 2015/02/16(Mon) 21時半頃
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……こないだぶり、サム。 生きてた。
[彼が自分と翔子の姿を見ていたことは知らない。 >>78少年はそう声を掛けて、数歩サムに近づいた。 気の利いた言葉を探し、しかし結局見つからず。]
…………元気?
[月並みも月並みな台詞になった。]
(91) 2015/02/16(Mon) 22時頃
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― 中央区/繁華街 ―
……サムは、比較的簡単に死にそうだけど。
[あの調子じゃあ。 >>97続く言葉を飲み込みながらも、少年は主観をはっきりと述べる。
何かあったかを口で表すのは難しい。 少年は>>2友人からのメールの画面を開いた端末をサムの前に差し出した。]
手を引かないと、交戦は不可避。 サムは戦う?
(108) 2015/02/16(Mon) 22時半頃
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……サムは、不公平だとは思わない? 突然カードを引かされたと思えば、こんなことに巻き込まれて、 明日には死ぬかもしれない状況になる、なんて。
[>>117少年は数歩歩み出し、サムとの距離を詰めた。 足りない身長の分、10cm以上を見上げる。
片手には通学用の鞄を持ち、もう片方の腕に臙脂色の本を抱える。 裏表紙は、決して見せない。]
(128) 2015/02/16(Mon) 23時頃
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自分の話は、あんまりしたくない?
[>>135こちらに話が逸れる。 少年の口調は拗ねるでも探るでも無く、ただ淡々としていた。 眼鏡越しの双眸はサムから逸れない。 口に咥えられた飴の棒が僅かに動くのが視界の端に入る。]
年齢は関係ない。それに、僕はずっと待ってた。 世界は、変わる必要がある。 これは多分、良い機会だから。 ……戦わずに済むなら、きっとそれが一番良いんだろうけど。
(141) 2015/02/16(Mon) 23時頃
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そう?僕は、興味ある。 サムの話。ペルソナは、もう一人の自分だから。
[>>147あの首なし騎士に興味を抱いているのだと、少年は隠しもせずに言葉で示す。伺うような視線は、鋭さこそないものの動かさないことで彼の精神を圧迫しようと試みる。]
待ってた、は、待ってた。そのままの意味。 僕は、ずっと待ってたんだ。
……僕は、さちかわりつきだよ。サム。 サムは賢い?
[少年はこれまでの自らの発言をしっかりと記憶している。 果たして彼は気付くだろうか。名前と、少年の発言の違和に。]
(153) 2015/02/17(Tue) 00時頃
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………………。
[少年は、静かに耳をそばだてていた。 あの子。この子。 子供、と称される歳の頃の人物といえば、思い当たるのは一人だけ。]
(*4) 2015/02/17(Tue) 00時頃
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でも、アレがサムの力。サム自身。 気持ち悪い。だから怖い。見たくない。 ……正解?
[>>162サムと視線が絡み合い、少年は僅かに口角を持ち上げた。何故彼を脅かしたくなるのか、その理由が見えた心地がする。]
サムは馬鹿じゃない。 俺は気に入ったよ、サムのこと。
[『僕』から『俺』への変換。 少年は、怪訝そうな眼差しの探し出そうとするものを隠さなかった。彼が何をどれだけ把握しているのかは知らない。どうでも良い。
自ら謎を曝すのは『寂しさ』の裏返しなのだと、影は気付かない。]
(170) 2015/02/17(Tue) 00時半頃
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サムは馬鹿じゃないのに弱い。勿体無い。
[>>181少年は手にしていた学生鞄を地面に下ろし、代わりにサムの咥えているキャンディの棒を指で抓んだ。 そのまま奪い取ろうとするかのようにぐっと下に引いた。 本当に奪うつもりはさらさらない。 ただ、絶えず口にしたままのそれに、どんな意味があるのかを知りたいだけだ。]
僕は僕。俺は俺。ペルソナはもう一人の自分。 そもそも存在の質が違う。
[サムにとっては答えの見えない謎かけのようなものだろうか。 その反応に構うこともないまま、少年はつらつらと言葉を続けた。 そこに、>>167届くメール。少年は、その画面をサムに見せた。]
集まり。公民館。サムは呼ばれてる?
(189) 2015/02/17(Tue) 01時頃
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………………。
[楽しそうな二人と裏腹に、少年は押し黙ったままだった。 何故か、胸の内がざわつく。 それを悟られたくは無かった。]
(*10) 2015/02/17(Tue) 01時頃
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これは、サムにとって大事なもの?
[>>201ぼろぼろになった棒の先を見遣り、少年は最後に一度強く引いてから手を離した。]
まやは、リツキの友達。 他は知らないけど、多分、ペルソナ使い。 戦う、って決めてる人間がいる。 サムは仕方が無いから戦う? 戦う理由があるから戦う?
……………これ。
[>>204少年は、差し出された飴に視線を落とした。 青い色を睨むように見つめてから、手を伸ばして受け取った。 サムの口からはみ出た棒を見遣り、それを真似するように、飴を咥える。]
(207) 2015/02/17(Tue) 01時半頃
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……惜しいな、サム。 今少し、俺に気持ちを許してた。
[>>218人の所作はよく観察した。 記憶や記録、それだけでは読み取れない部分も多くあるからだ。 その観察眼は、彼の心境をそう予測した。
少年は、貰った飴を口の中でもごもごと動かす。 青い色が溶けて、とろりとした甘みが広がっていく。 少年は眉を寄せる。
>>220その動作を観察する。綻びを探すように、じっと。]
……俺は行かない。サムは行くなら、行けばいい。 まやは馬鹿じゃないから、きっと良い答えが見つかる。
(226) 2015/02/17(Tue) 02時頃
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[さて。 答えが見つかった後、友人は、サムはどうするだろうか。 それに、彼女は――。
少年は地面に落としていた鞄を拾い上げる。 舌で飴を転がしながら、臙脂色の本をしっかりと抱えた。]
ああ、そうだ。 サムは、赤い月の世界が綺麗だと思う? それとも……怖いと思う?
[この間の満月の時、翔子に問い掛けたように少年は問う。 どんな解答が返ってきたとしても、少年はそれ以上言葉を紡がない。ただ答えを受け入れて、その場から去るのみだ。**]
(227) 2015/02/17(Tue) 02時頃
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…………は? 人間はやっぱり馬鹿だな。
[>>*18愛してる、だなんて。
囁きが聞こえた直後、少年は心底つまらなさそうに吐き捨てた。]
(*20) 2015/02/17(Tue) 11時半頃
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― 満月の夜/西部・ショッピングモール ―
[赤い月の夜。少年はショッピングモールの屋上にいた。 大きく開けた視界に、赤い月と黒い世界を見つめる。 静かで、広くて、美しい世界。
>>248サムの言う通り、今は裏側――影でしかない世界。 しかし。]
…………。
[少年は、臙脂色の本の表紙をぱん、と叩く。 途端に足元のコンクリートがぼこぼこと不規則に揺れ、大きなおたまじゃくしのような形をしたシャドウが複数飛び出た。
古いゲームで見たことがある。 黄色のよく分からない球体が、お化けを食らおうとマップを動き回る。街の道路が道だ。食われるべきものは勿論、人間だ。]
(249) 2015/02/17(Tue) 11時半頃
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[複数のシャドウが散り散りに飛び去っていく。 少年は屋上の縁に腰を下ろした。 虚空に足を投げ出す格好で、足の上に臙脂色の本を置き、頁を捲る。
天使が7つのラッパを吹き、世界に終焉が訪れる。 綺麗な世界を作る為に、まずは不要なものを削除しなければならない。]
……俺たちの世界に馬鹿はいらない。 俺たちの世界を理解できないやつも要らない。 そうだろ?リツキ。
[影は、自らの影にそう語りかけ、ぺらりと本の頁を捲った。**]
(250) 2015/02/17(Tue) 11時半頃
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― 西部/ショッピングモール ―
[放ったシャドウの動向を伺いながら、少年はふと本から視線を上げる。方々でペルソナの動く気配がし始めた。 距離のある分、一つ一つを丹念に追うことは出来ないが、 力の動く気配ぐらいは察することが出来る。]
………………。
[まだ数十頁を残した本を閉じ、少年は腰を上げた。 くるりと踵を返し、屋上から下へと降りていく。 地上に降り、入口をくぐると、だだっ広い駐車場が広がっていた。]
(282) 2015/02/17(Tue) 21時半頃
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…………しょうこ。
[ペルソナの気配を覚えるのは、人の顔を覚えるようなものだ。 接触したことがあるペルソナの気配は、より一層察しやすくなる。 こちらに近づくのは、翔子>>283の気配と――。]
……チアキ、と…………。
[他二つ。一つは覚えがあるが、もう一つは覚えが無い。 公民館での相談の内容は知る由もなく、少年は臙脂色の本を抱える。]
(291) 2015/02/17(Tue) 22時頃
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…………。
[>>289シャドウの動く気配。その先にあるペルソナの気配。 少年は臙脂色の本の表紙をぱん、と叩いた。 その動作に合わせて、>>296後続の大型シャドウがどろりととろけていく。
びちゃびちゃと地面に滴り落ちたタール状のシャドウの残骸は、地面の闇を這うように一つの方向――ショッピングモールの方面へと進み出した。]
(311) 2015/02/17(Tue) 22時半頃
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/* 僕はシルクに合わせてあるけど、状況的に僕が誰かを襲撃する感じではないかな、って思ってるので、誰か襲撃したい人がいるなら合わせるし任せる。
(*23) 2015/02/17(Tue) 22時半頃
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