83 最初からクライマックス村3
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[―――――――その時、「奇跡」は起きた―――]
(26) 2014/07/23(Wed) 22時頃
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[赤黒い蔦が生えた齎した地面の裂け目。 深く暗い、母なる大地の奥。>>21]
[そこにトレイルの姿はあった]
[魔宝石術師《ジュエリスト》ビアンカの命を賭した一矢を果たす為、 魔神パルックの妨害を一身に引き受けていた筈の トレイルの姿が―――]
[赤黒い蔦は、トレイルの四肢を何重にも縛り硬めて締め上げている] [さながら、母の愛のごとく幾多もの腕に包み込まれるように] [されどその狂愛故に彼を逃すまいとするきついきつい抱擁が、彼の身体を軋ませる]
[悪夢のような抱擁の中、動かなかった彼の指先が僅かに動く]
(27) 2014/07/23(Wed) 22時頃
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……………――――っ …………、…ヘっ…… …おちおち…寝かしてもくれねェな…
………悪ィ…な、急用だ… ――――あんたと一緒には…、寝れねェな―――………
[掠れる声を上げて、左手の銃を握り直す]
……護れなくて、悪かったな…… …あんたもなかなか、いい女、だったぜ… ビアンカ―――
でも、何でかね……俺は、どうしても
[芽吹かすまいと幾重にも蔦が重なる、地の奥から地上への路] [ぎちぎちと離さない赤黒い蔦を無理矢理引き摺り、 そこへ銃口を向け]
あのじゃじゃ馬が、放っておけねェや…―――――ッ
[かちり、と小さな音を鳴らしてトリガーを引いた]
(28) 2014/07/23(Wed) 22時半頃
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[ガァン!と音を上げて、赤金の閃光が放たれた]
[ジェフの「それ」とは対の、拳銃《デイブレイク・ガン》の銃弾の光は 身体と地上への路を覆う蔦を引き裂いて、地の底から天へ向かうように一陣の流星が空に上がった。
――――そう。それはまるで、明けの明星の如く…!]
(30) 2014/07/23(Wed) 23時頃
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[いつしか聞き慣れ、 心地良さすら感じ始めていた自分を呼ぶ声>>33]
[それに応えようと地の底から声を返す前に、 堕とされた巨大なランスにトレイルは目を見開いた]
―――! ――――ッ ぐ……ッ!!
[咄嗟に銃口を向けて、光の弾丸を撃ち放つ。 衝撃で僅かに切っ先を逸らしたそれを、トレイルは寸でのところで躱した。脇腹をかすめたが、既に痛めつけられた四肢には細かな痛みなどわからなかった]
ッ、残念! お前の用意したベッドじゃあ、寝る気ァねェよ…!!
[裂け目で出来た渓谷の壁を蹴り上がり、 狂愛の母樹の作り上げる暗いゆりかごを照らすべく、「明の明星」は天へ昇る――!!]
(43) 2014/07/23(Wed) 23時半頃
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[根の妨害は、少年が放った衝撃波>>45で払われた。 無事に地底から天へと上った明星は、少年>>46と同じく砂塵の奥から姿を現す]
[満身創痍の姿のまま、コートをはためかせて笑うジェフへと肩を上げて鼻で笑い返し]
[クリスマスの側で、痛む足を止めた] [そのままなんてことはないような余裕の素振りを作って笑う]
…どうした、相棒《バディ》 随分、へこたれた意思(ソウル)になっちまってるじゃねえか
(48) 2014/07/24(Thu) 00時半頃
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[砂塵の向こうのカイルの姿を見て、 トレイルは少し驚いたように目を開いた後せせら笑うように返した]
お前が言うんじゃねえよ、バカイル! それに、俺ァいい女との約束しか護らねえ主義だ。
[別れ際約束をこじつけられた、あの渓谷での出来事を思い出す。 あの時は、まだあどけなさの残るただの餓鬼だと思っていた彼も、今では立派な男の面をしていた] [懐かしさすら覚えるのはどうしてだろうか。 妙におかしくてトレイルはカイルの顔を見て鼻で笑う]
―――どうしてもってんなら、全部終えた後だ その後だったら、いくらでも応えてやらァ
――――――――男の約束だ。
(51) 2014/07/24(Thu) 00時半頃
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おーーーおー 耳が痛い事で! ガキが一端に言いやがって―――
――――!? クリスマスッ!!
[気が逸れたその時に、死角からクリスマスへと向かう世懐樹の腕《蔦》>>56]
[それに気付けても、傷ついた身体の方がついて行かなかった] [咄嗟に動けなかったトレイルの代わりに動いたのは、大柄の身体]
(63) 2014/07/24(Thu) 00時半頃
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――――――ッ ボリスッ!!!!!!!!??
(64) 2014/07/24(Thu) 00時半頃
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[ボリスの喉元にささる根。 その様に見開いた目を、根の主へと向けた]
―――ッ!!! エル・ゴット、てめぇ!!!!
[左手の拳銃をエルゴットへ向けたその時にあがったのは、邪気に満ちた声>>68]
ケノス…だと…!?
[ボリスの失った記憶、ビアンカが彼を気にかけていた理由、パルックの言葉に感じていた言葉に出来ない杞憂が繋がった気がした] [それを簡単には認めたくなくて、トレイルは彼の名を呼んだ]
――――…ッ おい! ボリス!! しっかりしろ!!ボリス!!!!
(81) 2014/07/24(Thu) 01時頃
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[呆れたように肩をすくめるボリスの姿に、以前の彼の面影はなく>>85] [続くジェフの言葉>>82に小さく歯噛みした]
〜〜〜――――ッ こんなのってありかよ…!!
[エル・ゴットへ向けていた拳銃《デイブレイク・ガン》の白色の銃身が、揺れるように光を反射する] [戦う覚悟が無ければ、という言葉にトレイルはその身を下げる事は無く]
[現れたゴーレム達とそれに銃口を向けたジェフを一瞥した]
―――悪ィな。 頼んだぜ。宿敵《ライバル》
[背を預けるように、世壊樹へと走り出す―――!]
(93) 2014/07/24(Thu) 01時半頃
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[―――…この場をジェフに任せたのは、 戦う覚悟が無かったわけではない。
何回も銃口を向けあったから分かる。 彼を信用しているから。 ――そして、ジェフが光の路へ進むことが出来たような「奇跡」を。僅かな希望を捨てていないから]
[脳裏に過ったのは、彼と初めて会ったあの時の記憶。 夕焼けがすべてを染めていた、あの日―――]
[それが戻ってくることを信じて、自分のとれる最良の選択] [―――「生みの親」の縁を断ち切る事]
―――――許さねェ 許さねェぞ、 エル・ゴット―――――!!!!!
[庭園《ロストエデン》を―――星も光も闇をも包み込む黒い瘴気へ抗うように、光の銃弾を撃ち放つ―――!!**]
(96) 2014/07/24(Thu) 02時頃
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[拡がり続ける瘴気は、光の銃弾をも簡単に飲み込む>>106 もはや希望などどこにもないのだと象徴するようなその様に舌打ちした]
相変わらずのバカ親っぷりだな…ッ!! てめェのガキどもが、ろくでもねェやつだらけの筈だぜ…!
[瘴気の枝葉の中空。そこに出来たかりそめの人型>>106を睨み付けて 僅かな息切れを隠すように、吐き捨てる]
[走りながら地面から盛り上がり襲い掛かる蔦を、撃ち払う。 襲い掛かる蔦の数は膨大で、一人で捌くには無茶のある数に思えた。 背中を刺そうと狙う蔦を肩越しに撃つ。その一瞬の間に前方からも蔦が襲い掛かる]
[それを切り払ったのは、カイルの剣だ>>102]
――――ッ! へっ……芝刈りどうも、クソガキ!
[前方へ走るカイルへおどけたように礼を言ってから、 息を整えるようにトレイルは深呼吸した]
(139) 2014/07/24(Thu) 23時半頃
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(……落ち着け、あせるな)
[―――それは、「奇跡の輝石《テラス・リトス》」の一人だと分かった、 かつての自分を拾ってくれたビアンカが、何度も何度もトレイルへかけた叱咤の言葉]
[自分には過ぎた力を秘めた拳銃(おもちゃ)を手にした、 カイル以上にクソガキだったかつての自分を、彼女は何度も何度も導いてくれた]
[…そんな彼女の言葉と彼女の最期がフラッシュバックする]
(140) 2014/07/24(Thu) 23時半頃
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…もう誰も、奪わせねェ 俺が 俺達が、全部護る――!!
終わりにしようぜ、エル・ゴット―――!!!!
[世壊樹の人型へ光の弾丸が届く距離まであと少し] [かつてジェフへと向けた、諦めない意思を込めた眼光>>105を。 白く反射する銃口を世壊樹へ向けたその時。大地の裂け間から魔神が現れた]
―――ッてめェ…パルック!!!! …………はっ、しぶてェのはお互い様ってか…!!!
[消し飛んだ筈の半身を蔦で補う姿に、吐き捨てるようにせせら笑うも襲い掛かる鳥魔の数を前では、強がり以外の何物でも無い]
(141) 2014/07/24(Thu) 23時半頃
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[―――だが、いつだって彼の強がりを、 本当の強さに変えてくれるのは] [彼女の意思と力―――祝福の虹色の光]
―――――クリスマス……!
……ああ、そうだ 相棒《バディ》 そうでなくっちゃな…!
[痛みも恐怖も乗り越えて、いつものようににやりと笑って。 「コンビネーション」とのクリスマスとカイルの言葉に頷いた]
―――当然!! 俺に、俺達にできねェわけがねェ!!
お前らこそ、遅れんじゃねえぞ!!
(142) 2014/07/24(Thu) 23時半頃
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[カイルの一閃、クリスマスの剣閃がパルックへと向かう]
―――安いなんざ言わせねェよ…!! あいつは…アオイは優しい奴だった てめェみてェなクズ野郎だって救ってやろうとしてたくらいにな…!! あいつの命は、心は…! 何の対価も見合わねェ!!!
だから、俺達はあいつの心を継いだんだ。
………アオイ。行くぜ。
[カイルの一閃とクリスマスのV字の剣閃は、 黒の拡がる瘴気の中でも、抗うように強く輝く。 残った剣閃が「∀」を描いた]
これが俺達三人の「∀」(すべて)の想い―――! 俺達の∴(答え)だッ!!!!!
(143) 2014/07/24(Thu) 23時半頃
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[クリスマスの呼ぶ声に応えるように、 拳銃《デイブレイク・ガン》の銃口に、光が灯る。 暗い瘴気の中でも負けじと―――強く強く輝く明星のように!]
放て 拳銃《デイブレイク・ガン》!!!
――――トリオ∴ドライブッ!!!!
[一瞬の均衡を狙い打ったかのように] 三発、銃音が鳴り響く三つの光の弾丸が、「∴」の形に穿つようにパルックへと向かう―――!!!]
(144) 2014/07/24(Thu) 23時半頃
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―――てめェが見てなかっただけだ パルック
最強の力ってのは、お前のような神の力でも ―――こんな玩具でもねェ。
[左手の銃を握りしめ。 トレイルは崩壊していくパルックの身体を見つめ続ける]
お前が甞めてた――見ていなかった、心、想い。 ―――人の意志(ソウル)だ。
どんな絶望が訪れようが、苦痛が訪れようが決して折れねェ。 受け継がれれば永遠に存在しうる、人間の意思だ。
一度決めたら貫き通す。曲がりも折れもしねェ。 …嘘も弱さもない意思は、どんな狂った力をも穿ち貫く!!
―――てめェは、アオイの優しさに負けたんだ。
(157) 2014/07/25(Fri) 00時頃
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[母を求めるように伸ばされた手が崩れる。 ―――だが、その今崩れたその手もここではまた世壊樹の力となって、トレイルたちへ襲い掛かる力となるだろう]
[『剣聖-シメオン-伝』でも描かれていた驚異。 ―――世壊樹と世壊呪は再び芽吹いたのだ]
[―――だからそれを立つ術をハルカは探していた。 再び驚異に立ち向かう力を持つ、「聖戦士」を―――]
[そして、「聖戦士」を伝承のこの地まで送り届ける。 それが、『特殊政府』がトレイルに任せた仕事だった]
(171) 2014/07/25(Fri) 00時半頃
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[赤黒い蔦が蠢く大地に突きつけられた刃>>161] [聖なる波紋が大地を揺らす。 かつてあの渓谷の街を地に沈めた、狂愛に満ちた地震《揺り籠》のようではない。 もっとあたたかな優しい胎動―――!]
――――――――――!! ―――クリスマス!
[これほどまでに大きな力。対価も無しに扱えるわけがない] [弾かれるように、クリスマスを見る]
(172) 2014/07/25(Fri) 00時半頃
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[聖なる波動が瘴気を浄化せんとする中、 一度だけ、ジェフ達の方へ振り向いた]
―――これで、へこたれるてめェじゃねェよな…ジェフ! お前の意志(ソウル)は魔なんざ関係ねェんだ。 お前はお前なんだからよ…!
[…その振り向いた一瞬の出来事だった。 目の前の聖剣に怯えるパルックを穿つ、血の如く赤い蔦>>168]
――――――なッ……!
[命を吸われ、聖なる波動に焼かれ。 消えていくパルックから、エル・ゴットへ目を向ける]
―――――本当、てめェ勝手が過ぎるぜ エル・ゴット――――ッ!!!!
(179) 2014/07/25(Fri) 01時頃
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[苦痛の声を上げるクリスマス>>177 聖剣を握るその細い手を。 上から強く、暖かく。包み込むように手を伸ばした]
―――――、 大丈夫だ。 お前なら出来る。
俺はお前を信じる。 だからお前も、お前を信じろ。
俺が、 俺達が支えてやる―――!!
[諦めない意志が、トレイルの瞳に灯る。 救ける「奇跡」を起こす為に―――!!]
(184) 2014/07/25(Fri) 01時頃
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[世壊樹の不吉な言葉>>176に、トレイルは思わず眉をひそめた]
……あ…? 何だと?
[その言葉の意味を考える前に、ケノスの叫び>>182が耳に届いた]
―――!! …ボリス…!! お前、やっぱりまだ居るんだな―――!
クリスマス、見ろ! ―――クリスマス?
[クリスマスの身体からすこしずつ零れる光の粒>>180に、 トレイルは思わず言葉を詰まらせた]
(192) 2014/07/25(Fri) 01時半頃
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……謝んな、よ… 俺だって、 約束、破りかけたんだ…!!
[今でも思い出せるあの約束。 ―――あの時からだ。彼女を護りたいと、本気で思ったのは]
…っ そんなことねェ、まだ見れる。 諦めんな…!
―――――――――――――――ッ
馬鹿言えよ……
お前よりいい女?
俺は、お前だから…、っ お前がいいんだよ……!!!
(197) 2014/07/25(Fri) 01時半頃
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[零れ続ける身体の光。 震えの混じる笑い声に、返す言葉も震えていた]
[何故だろう。 彼女の前では、いつだって建前も仮面も崩れてしまうのだ]
――――――――――――――――っ 、
(198) 2014/07/25(Fri) 01時半頃
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