64 さよならのひとつまえ
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−自室>>506−
[悩んでいたので、起きていた。 少しだけうつらうつらとしていただけで、ちゃんと起きていた。
戸の開く音に、閉じていた眼を開く。 傍目からはただの布団の塊にしか見えていなかっただろうが、確かに起きていたのだ、反応は出来る。
かさり、かさりという独特の買い物袋のビニール音に、布団から頭だけを出す。 背に伸びた利一の手、半ば閉じかけた瞳で、じいと見上げる。]
……ん、 ……んー?
[何やら思いつめた様子に、とりあえず数度頷く。 とりあえずプリンがあるならと其方に先に手を伸ばし、蓋を引き剥がした。 プラスチックスプーンを、黄金の表面に突き立て一口、その後咀嚼。]
……俺と利一って、喧嘩してたの?
[率直な、疑問。]
(568) 2014/03/24(Mon) 21時半頃
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To:ALL>>*96 Sub:タイムカプセル body: 僕は皆の写真入れるね![カメラ] 一年の時からのだから期待してて!
(*116) 2014/03/24(Mon) 21時半頃
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[皆宛に一斉送信にしたのは、特に理由はない。 タイムカプセルに入れる写真についての、言い訳なんかではない。]
……思い出にしちゃえば良いのかもねー。
[取材や記録だからと、たくさん撮った写真。 それは確かに思い出だ。 ただ、特定の人物が写っている写真が増えたのはいつからだっただろうか。 無意識だったそれに気付いてから、意識するようになってしまった。 誰にも言えないまま、もうさよならの季節だ。]
(569) 2014/03/24(Mon) 21時半頃
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― 中庭 ―
[木の周りをぐるぐる、ぐるぐる。 止まったかと思えば、携帯の画面を見て笑っている。>>559 声を掛けて気づかないようなら、足音を忍ばせて近づき――。]
――――わっ!!!
[その耳元で大声を出してみた。]
(570) 2014/03/24(Mon) 21時半頃
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[ガムテープを貰いに行く、という背中を咥えスプーンで見送った。 視線を戻し、机の上。 積まれた本の下、星座早見を手に取る。
シート製のものだが、使い勝手は悪くない。 つるりとした表面を一度撫でれば、経度と時刻を現在地に合わせる。 年号は書かれていない。 月と日のみを合わせればいいのだ。
そうして、丸く切り取られるのは、星空の尺図。]
……十年後も、多分、同じ
[変わらない、もの。
筆箱を漁り、油性ペンを一本取り出せば、十年後の日付を大きく書き込む。 十年後、自分は星空を、見ているのだろうか。]
(571) 2014/03/24(Mon) 21時半頃
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……んおッ! おおおおおおどかすんじゃねえ!
[声をかけられ>>556、無意識に大きな声を出してしまう。 振り返ればそこにいたのは利政で、誤摩化すように言葉をつらにつらねる。]
あーんなんつーの?一人前夜祭? 明日花見あんじゃん?だから? ほら俺スーパーベーシスト様だし?
[そこまで口にしてようやく落ち着きを取り戻し 外に出ていたのだろう荷物と彼の表情とを見比べた。]
利政は買い出し? 御苦労御苦労。
[わはは、と偉そうにふんぞり返った。]
(572) 2014/03/24(Mon) 21時半頃
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>>549
[次に利一がきょとりとこちらを見るのには、 思わず、目を一度合わせたけれど。]
あー、確かに最後かもなぁ。 楽しんでくるといい。
[少しだけ、バツが悪そうに。 いや、本当に、残り、自分が最低限生きてくぐらいしかもう手持ちはないのだ。
なんでそんなにお金がないのかは秘密にしておきたいし。]
(573) 2014/03/24(Mon) 21時半頃
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/* あ。ありすは→ライジだったのか! しまった…ススム×ライジ情報を流すべきだった!
(-112) 2014/03/24(Mon) 21時半頃
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でも、最後最後って、 そんな顔するなよ。
用事が終われば、行くよ。
[そう付け加えたのは、 こいつも、いいやつだって、わかってるからだ。]
(574) 2014/03/24(Mon) 21時半頃
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/* あっおそかったごめん! って思ったけど結果的に大丈夫だった
(-113) 2014/03/24(Mon) 21時半頃
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はっはっは、隠してたんだけどねん。
[手を顔に伸ばして、シャツの裾で顔を拭ってやろうとする。 はねのけられたら、それ以上はやめておくが。]
オレがそういう方面で気使えないの、この赤髪は知ってるしょ?
キモい、じゃなくて不思議?ではあるけど。 好きだとか思えるのは、正直羨ましいべ。 そんなに想ってるなら、それは捨てちゃ、いかんやつだ。
教えたくないとか、話したくないとか、朔太郎バーカとかなら出てくけど。 ほんとは知ってほしいとか、誰かに話したいとかなら、オレは聞きたいって思うよ?
ダチだべ。
[暗くなる空の下、笑った顔は見えないかもしれないけれど。 にっと笑って見せた。]
(575) 2014/03/24(Mon) 21時半頃
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/* やはり俺はどう考えても成斗が好きらしい でもちょっと那由多に惹かれているところもある
(-114) 2014/03/24(Mon) 21時半頃
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/* ちーは同室の良き友 というよりちーもめっちゃ好きなんだよね 普段は相当無茶なことを言ってたりしたんだろうな
そういえば将来どうするんだろうね俺ね なんか仏門入ってもいいんじゃね?ってちょっと思い始めた
(-115) 2014/03/24(Mon) 21時半頃
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/* ナルナルを抱き締めたい。 ダチとして抱き締めたい。
(-116) 2014/03/24(Mon) 21時半頃
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/* まて おれ ぜんぜんからんでない
(-117) 2014/03/24(Mon) 21時半頃
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幸せは結構近く、かー。
[締坂は何かを噛み締めるかのように頷き]
うん、案外そーなのかもしんねーな。良いこというじゃん。 お前とも一回クラス一緒とかだったら面白かったかもしんねーな。
[締坂はそう言いながらも飛ばした水滴を袖口でぬぐい取ろうとする。]
(576) 2014/03/24(Mon) 21時半頃
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/* あぐーぐー動き悪いなほんとすみません
(-118) 2014/03/24(Mon) 21時半頃
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[環からいいリアクションが帰ってきて思わずにまりとしてしまう。>>572]
予行練習じゃなくて一人前夜祭? 観客いないのに?
[その言い訳に、きょとんとする。 常日頃観客がいようといまいと、エアベースをかきならしているのは知っているが。]
うんそう、今帰ってきたとこ。 タマキは何か準備してる? あ、もしかして何か披露してくれるの?
[ふんぞり返る環に期待のまなざしを送ってみる。 視界の端で昼間は混んだブルーシートの傍に、バケツ以外にも増えた組み立て椅子が見えた。>>378 ありすかな、と思いながら心の中で感謝しておく。]
(577) 2014/03/24(Mon) 21時半頃
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……貰いもん簡単に貸しちまっていいの? ジッポとか安くねえし、こういう手入れ必要なもん 適当な相手にはあんまあげないと思うんだけど。
[>>566 誰から貰ったものなのだろう、同室者のエースだろうか。なんとなし、ジッポを掲げて明かりに透かす。兄が持っていたものには底にイニシャルが彫られていたから、同じものがないかを確かめるように。]
楽しんでくるといいって…、 …俺、一斉送信にいたやつは全員、 参加すると思ってたのに…。
[トランプが煙草ではなかったのはちょっと期待してしまった分残念な部分もあったのだけれど、それよりも怜二が花見に来ないということが納得いかなくて、愚図る子供のように扉に凭れて座りこむ。]
…用事、どうしてもずらせねえの? 誰かと会うとか、そんな?
(578) 2014/03/24(Mon) 21時半頃
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そうか、な…。
[どうだろう。>>555 普段通りに苦笑を作って、本意を明かすべきでは無かったのか。
傷をつける方が傷つけられる方よりも痛い、 今まではそう思っていたけど、痛みは平等ではないかと 今になってから思う。
痛いだろう、期間を経て作り上げたオブジェに 勢いよくハンマーを落とされたら。
痛いはずだ、心を籠めて描いた絵を 土足で踏みにじられたら。
……なんで、俺が加害者なのに被害者の気になってるんだろう]
お前は? 野球部のマネージャーとか。 [誰がマネージャーをやってたのかすら知らないが]
(579) 2014/03/24(Mon) 21時半頃
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20冊とか俺の荷物どんだけ増やすつもりだよ。 どこのソシャゲだよ、全く。
[締坂は呆れ半分で返せば]
でも、
(580) 2014/03/24(Mon) 21時半頃
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一曲くらいなら歌のプレゼントはしてやらんでもない。今こんな声だけどな。
[小鳥谷に提案するは歌のプレゼント。]
どんな曲がいいよ。なんなら花見の時まで考えとく、でもいいけど。
(581) 2014/03/24(Mon) 21時半頃
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─→中庭─
[クーラーボックス二つを肩に掛けて向かう先、薄暗くなった中庭に人影がふたつ>>577。ここからじゃ誰だかは見えないが、花見の参加者だろうか、荷物を持ってもいるようだし。 警戒させないよう、足音を立てながら近づく]
(582) 2014/03/24(Mon) 21時半頃
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ん? 失くしたら、それはその時だし。 縁があれば出てくるさ。
[そして、今度は眼鏡ケースをとると、眼鏡を出してかけた。]
それに、利一、適当な相手じゃないし。
[レンズ越しににこり、ジッポを見つめる利一に笑う。]
――……利一、結構さみしがり?
[参加にこだわる利一に、腕を組んでいたが、 扉に凭れて、ぐずる様子にやや困ったように。 そのまま扉に向かい、同じくしゃがみこんだ。]
だから、行けたら行くって。 それで勘弁?
[それから、手を伸ばして頭ぐりぐり。]
(583) 2014/03/24(Mon) 22時頃
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[拭われるに任せた顔は、やはりぽかんとしたままだった。 どんな顔すればいいのか分からんっていうのは、ホントにあるんだなぁ、なんて頭のどっかで思いながら]
……うん、まあ。むしろ、ふつー言いづらいことでも、さっくり言ってくんのが、さっちゃんだけど。だけど。
[目が霞んでるのがもったいないくらい、うっすら月光に照らされた笑顔は どっかの大怪盗みたいにカッコよくて。 ついで、ダチって言ってくれるのが、やっぱどうしようもなくカッコよくて]
………………なんで、さっちゃんそんなイケメンなの? イケメンアレルギーで花粉症が収まる気配をみせねーんだけども。
出て行けなんて、言うわけないって。 ……ただ、何話せばいいのか、何いいたいのか、ちょっと、さっき一気にわけわかんねーこと喋っちまったせいで、からっぽでわかんねー、けど…
[居てくれるなら、居て欲しい。 と、おそるおそる、そう呟いた]
(584) 2014/03/24(Mon) 22時頃
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はっはーん、俺くらいのレベルになるとな、 観客居なくても歓声が聞こえてくんのよ。
[スマートフォンをネックにして、さっと構えるのはエア・ベース。いつものように手を動かしながら、利政に答える。]
俺は菓子持ち込み追撃部隊。 ……あッ なに、余興!?
[期待のまなざしが突き刺さる>>577。凄絶にノープランである男にはその眼差しは重く乗しかかる。まずい、早く答えなければノープランなのがばれてしまう。]
あ、あ、ああ、ああ、あああったりめーだろ!
[自ら首を絞める男の完成の瞬間であった。]
(585) 2014/03/24(Mon) 22時頃
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[もう一つ、後ろから聞こえた足音>>582にやや引きつった顔で振り返る。 利政一人だけならまだしも、二人目に余興の披露が知られてしまってはもう「嘘でした〜」は通じない。]
な、なあ!一緒にエア・ギターやってくれんだろ!?
[死なば諸共。 薄暗い中庭、相手の顔はまだ確認できていない。]
(586) 2014/03/24(Mon) 22時頃
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/* ありす なんだからやってくれるよなチャンプ! [どやがお]
(-119) 2014/03/24(Mon) 22時頃
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/* (やっぱ東大天文学部って偏差値75とかじゃないですかやだーーー
(-120) 2014/03/24(Mon) 22時頃
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あァ?
[>>586何か聞こえた。エアギターがどうこう。ということは環か。 近付けば、一緒にいるのが荷物を持った利政だとも知れる。クーラーボックスを足元に置き、二人を見比べ]
利政エアギターできんの? さすがイケメンだなァダーリン
[自分に向けられた言葉だとは思ってもいない]
(587) 2014/03/24(Mon) 22時頃
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