108 Persona外典−影の海・月の影−
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カリュクスに1人が投票した。
サミュエルに1人が投票した。
フィリップに6人が投票した。
フィリップは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
現在の生存者は、オスカー、カリュクス、アカリ、マユミ、サミュエル、ゴロウ、ケイイチの7名。
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ー崇神港・造船ドックー
何か、空を駆けているような…
[ふと赤い夜空に一点影が生まれた気がして空を見上げる。何かがビルの谷間を駆けていた。思い出すのは12月の夜に市街を駆けていた。馬のこと]
……彼が来るというなら、それも面白いね。さて…
[3層に並べられたカノン砲が側板から付き出している。片面に50門。それは正面にいる秋山五郎の周囲に照準を合わせたまま威容を保っていた。フライングダッチマンは戦列艦たる幽霊船だ。飛び交う鬼火は人々の魂でもある。]
……飛び込んでくるのか、ならその飾り物をへし折ってくれる!
[合図の言葉とともに、五郎の正面にあるカノン砲が20門、翼を宿して向かってくる五郎に向けて一斉に砲火を浴びせにかかる。]
(0) 2015/02/24(Tue) 13時頃
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― 崇神港・造船ドック ―
本当に、容赦がないな…
[一斉に撃ちだされる砲撃に眉をひそめる。 向かい来る砲弾を掻い潜りながら進むも、額には冷や汗を滲ませた。
無謀にも生身で突撃している男だ。 当たればひとたまりもない事は十分承知していて。 避けることに専念するも、全てを避けきることができず、その翼に砲弾を受ける]
――――ッ、は
[翼の像が揺らぐ。 攻撃を受けた翼は色を失い、片翼のまま落ちてゆく。 頭を守るように腕を組んだが、肩から落ちて盛大な水しぶきを上げた。
海水を飲み込み、咳き込みながら海面に顔をだす。 まだ翼は一対に像を結ぶことが出来ない。 再び砲撃を受ける事があれば、避けきることは難しいだろうか]
(1) 2015/02/24(Tue) 20時半頃
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― 崇神港・造船ドック ― [こちらへ向けて翼で切り込んでくる男>>1に向けて、ペルソナによって作り上げられた巨大な帆船は弾幕に近い砲撃を打ち込む。戦艦と違って対空砲火を想定していないだけに、甲板に上がられるまでが第一の勝負。正面のカノン砲は真弓の意思に従い、翼をもぎ落すべく照準を定め、砲火を浴びせる。後ろのガレージフェンス、埠頭のはしけ、コンクリートの護岸ブロックが砲火を浴びて轟音とともに砕け散っていく。
直接生身に受けはしなかったようだが、全てかわすことはできなかったらしい。 翼に一発当たった弾丸が男の体勢を崩したようで、海面に落ちる音が聞こえた]
落ちた後浮かび上がったな。…まだ息の根を止めていない。
[甲板から身を乗り出し、海面に放った鬼火で海上をサーチライトのように照らし出す。]
どこだ…?姿が見えたらもう一度全砲門を叩きこんでくれる……
[状況とは裏腹に、表情にあまり余裕は見られない。 先ほどの勘が正しければ、ここに来るのは秋山五郎一人ではない]
(2) 2015/02/24(Tue) 22時頃
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―意識の水底―
お母さん、私が生まれた日の空はどんな色だった? お母さん、私が生まれた日の気持ちはどうだった? お母さん、お母さん、お母さん……。
お母さん、どうして私を普通に産んでくれなかったの? お母さ……。
[浮いていく、母。 首が、括られていて。 天井へと、連なっている。
私のせいだ。私のせいだ。私の。私の。私の。
でも、謝ることもしなかった。 誰にも嘘をつき続けていた。 自分を嫌い、普通を望んでしまった。 だから黒に、闇に、影に、堕ちていく。 それが、私の、罪?これが、その、罰?]
(3) 2015/02/24(Tue) 22時頃
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「 …生きたいんだろ… …独りはイヤなんだろ…」
生きたい……独りは、いや……。
「 決めたんだ。 『アカリの希望』でいたいって。」
希望……希望を、持っていいの……?
「 聴こえないならいい! 届かないならいい!」
聴こえてるよ。届いているよ。
「 俺の為に 俺と生きてっ! アカリ!!」
もう一度、目覚められたのなら。 全部、全部受け止めて。 あなたと、生きた……。
(4) 2015/02/24(Tue) 22時頃
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「本当に、全部受け止められる?」
……だあれ?
「そんなことはどうでもいいわ。大した問題じゃない。 本当に、全部背負ってでも、生きていきたい?」
……生きたい。 それが、麻夜のために、なるなら。
「………………。」 「往生際が悪いって?人聞き悪いなぁ。 確認しといただけよ。確認。 さぁ、あなたもシャキッと目覚めなさいな。」
待って……あなたは?
「さぁ?そのうち会えるよ。きっと。」
待って……待って……。
(5) 2015/02/24(Tue) 22時頃
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―祟神神社―
待っ……て……。
[薄く瞼が開く。眩しくなんてない。 ああ、殺されてしまった、のだろうか。 目の前には、血塗れの少年。 黒い、黒い、見覚えのある少年。]
……麻、夜……?
[ああ、巻き込んじゃったのかな。 私のせいで、私が弱かったせいで。 たくさん、怪我をして。すごく痛そうに。 言わなきゃ。言わなきゃ。]
麻夜……ごめんなさい……。 私のせいで……麻夜まで……。
(6) 2015/02/24(Tue) 22時頃
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―祟神神社 鳥居―
[鳥居の柱に背を預けて、気を失くしていたのはほんの少し]
… … … バカだな … …。
[謝罪を吐く少女の髪を撫でる様に右手があがる]
… … こういうときは … …。 … … ありがと が嬉しいんだよ … …。
… … おかえり … アカリ 。
[服は赤だらけで、ボロボロの身体をしていたけど。 自分の名前を呼ぶ好きな声が、痛みも何処か心地の良い充足に変えた]
(7) 2015/02/24(Tue) 22時半頃
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まあ、けれど…… 君のように憤怒の心で向かってくるだけの人間なら正直好感が持てるさ。 中にはいたからね、シャドウの海に沈んだ人間を助けるならまだしも、元の僕達を「救おう」とか考えるような連中が……
愚かしい事……、その考えがこの世界の鎖に縛されていることに気づいてないんだな。 高屋敷真弓にとってはこうなる事が救いだったんだ。雛宮律も幸川 立季も、恐らくはね。 世の中に救われない事で、かえって彼らは自分のうちに慰めと救いを見出した。僕はそう思う。
さて………見つからないな。波は大して立ってないのに、困った。 ちょっと威嚇してみようか。それで反応があるかもしれない。
[言葉とともに、一発ずつ断続的に海面に轟音と砲撃が飛ぶ。波しぶきが柱のように立ち、船にまで振動が伝わってくる。]
(8) 2015/02/24(Tue) 22時半頃
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―崇神神社―
[花河あかりは満月の下で死ぬつもりだった。
――世界を救い、律と共に消える。 全てを失くした果ての、最後の望みは叶うことはなかった。 火神の剣霊は砕けたのに、鬼は未だ常世にある。
あかりは再び独りきり。 寄る辺無き世界に取り残されてしまった]
私も、連れてってよ――
[燃え尽きぬ黒い炎の中、 きらきらと輝く美しいものを見つけ、あかりは手を伸ばす]
(9) 2015/02/24(Tue) 23時頃
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[律を焼き尽くした黒の劫火は、社殿を焔の腹に収めると、 やがて、神域全てを焼き尽くすほどに勢いを強めるだろう]
(10) 2015/02/24(Tue) 23時頃
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……? ありが、と……。
[まだ、現実感はない。 と、いうより、ここがどこかさえわかってない。 それでも、近くに彼がいてくれることが、嬉しかった。]
……怪我、大丈夫……?
[ここがどこで、いまがいつで、なんのためにここにいるか、そんなことよりも。 彼の状態のほうが重要だった。]
(11) 2015/02/24(Tue) 23時頃
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[まだ余り状況を理解してない。そういえば初めての時もこうだったな。と数ヶ月前を振り返る]
… …あー… …実はあんまりだけど…
[その時、何か社殿の方で起きた様に、神社を包む劫火がハデに炎上を始めた>>10]
… …ヤバい…神社…燃えおちるなコレ…。 まだ、センパイもケーイチも…
… …いつっ… 。
[鳥居はまだ安全だが、あまり放置すると炎上に巻き込まれかねない。 鳥居に預けていた背から立ち上がろうとして、左腕の痛みに顔を顰めた]
(12) 2015/02/24(Tue) 23時頃
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― 崇神神社 ―
[焔の燃え盛る音と共に、澄んだ音が一瞬聞こえた。 直後、きらりら、何かが焔の中で舞い落ちる。
溶けていく黒と、手を伸ばす花河。
ああ、また迷子みたいだ。 そんなことを考えながらも、彼は花河の肩を軽く叩く。]
……大塚と、楠が待ってるはず。 行こう。
[もし花河がそこから動こうとしないなら、オシリスに抱き抱えさせてでも連れて行くつもり。]
(13) 2015/02/24(Tue) 23時頃
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[伸ばした掌が触れることのないまま、 心の欠片は夜に消えていく。 あかりは焔の海に立ち尽くし、双眸を閉じる。
届かないのなら、せめて。 律と同じ場所で、同じ絶望に焼かれて]
(14) 2015/02/24(Tue) 23時半頃
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ん……いたい、の?
[上手く動かせない体を起き上がらせると、自分のコートの下の服に手をかける。 それを適当に破くと、左腕に巻いていく。]
……効果あるか、わかんない、けど……。 ……神社?
[そう言われて、炎上する神社を眺める。 そしてようやく、ここが神社だと認識した。]
……現実?
[今の今まで、自分は死んでいたものだと。 麻夜も、そうなのだと思っていたが。]
(15) 2015/02/24(Tue) 23時半頃
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賀来くん一人で、行って。 私はもう、いいの。
[>>13 劫火の中から出ようと言う馨一に、 子供のようにかぶりを振り抵抗をするが、それも虚しく。 抱きかかえられるように外へと連れ出されてしまう]
やだ、 ……やめて。 私も行くの。律っちゃんと行くの!
[幼子のように泣き喚く声が、燃え落ちる社殿に木霊した]
(16) 2015/02/24(Tue) 23時半頃
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[左腕に巻かれた布地で、最も簡単な手当てが施される。 …布地の出所は勤めて意識しない]
うん、ありが… … ん?そりゃげんじ…
… … … … …くくっ… …あ…はははっ!ははは!
… … …アカリ、大丈夫だよ。 ちゃんと、約束は守ったから。
[死後の世界と思い込んでいたらしい。それが余りにおかしくて。 明の額に、親指で中指をチャージ、射出。勿論威力は加減してだ]
(17) 2015/02/24(Tue) 23時半頃
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―北部:海へ―
[首なし騎士は、瞳もないのに 正確に馬を走らせる。 主たるイサムが、手綱を握っている所為だろう。 壁を蹴り、一際高く飛んだ。 力のぶつかり合いの余波を受け流すように旋回しながら、影を背負った船団の中心を視界に捉え、イサムは眼を瞠る]
マユミちゃん……?!
じゃ、さっきの落とされた虹色ってまさか、うわっ、わ、ちょ!
[>>8波が立ち、飛沫が跳ねる。 水柱を縫うように上下するさまはまるでロデオだ。]
く、っそぅ!!
(18) 2015/02/24(Tue) 23時半頃
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悪いけど…… そう言われてはいと引き下がる程、僕は素直じゃないんでね。
[悲痛に思える声>>16に、一瞬躊躇ったけど。 それでも彼は強引に連れて行く。 きっと置いていけばこの先ずっと後悔してしまいそうだから。
消耗した体を半ば引きずる様に、オシリスと二人駆けて。 その先二人の姿と、大塚の笑い声>>17。 二人の無事に強ばっていた表情が僅かに緩むのを感じながら、彼は少しスピードを上げた。]
(19) 2015/02/24(Tue) 23時半頃
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ん、え、えっ?
やくそ……あっ。
[その時、そんな約束していたなと思いだした。 覚えていられる状況じゃなかったと、言い訳したかったが。]
ぅあっ!
[デコピンで言葉にできず、のけぞった。]
(20) 2015/02/24(Tue) 23時半頃
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……やっぱり、来た。
[五老海 敢。真弓のかつてのクラスメート。彼が図書館で自分の事を探していたことなど知るはずもなく、やはり水柱の間を抜けてくるその姿>>18を射程に収める]
……何のために今になってきたかは知らないが、ペルソナと向き合えない者にはそもそも用はないんだ。これで……
[側板から再び放火が起こる。狙いをつけるよりも弾幕のように弾をばらまき、撃ち落とそうと試みる。]
(21) 2015/02/25(Wed) 00時頃
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[のけぞる。意地悪い笑みを浮かべて反応を愉しんでる]
… …ね? 現実。
[炎の勢いはもう此処まで届く、奥の社殿に視線を向けた時]
… … … …ケーイチ… …花河センパイ…
[炎に落ちる社殿から駆けて来る二人の姿。 恐らく馨一のだろうペルソナに担がれる花河が涙濡れてる事、燃える社殿。 大体、何が起きたのかは推測で理解できた。 血塗れてボロボロの情けない姿は格好が全然つかないが。 スピードを上げた馨一に向けて、ぐ、と右の拳を誇らしげに突き出した]
(22) 2015/02/25(Wed) 00時頃
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[馨一とオシリスに外へと連れ出されて、 玉砂利の上に力なく座り込んだ。 視界に映る麻夜と明の姿にも心動かぬまま、 ただ呆然と、赤い天焦がす黒い焔を見上げている。
もう、この世界にいる意味などないはずなのに、 それでも、あかりは生かされている]
……く、……ふふっ。
[与えられた運命が余りに酷過ぎて、思わず失笑が零れた。 そうして、小さく笑いながら、 これが絶望なのだと、あかりは理解した]
(23) 2015/02/25(Wed) 00時頃
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[威嚇射撃なのだろうか。 見当なしに放たれる砲撃>>8は、男の付近を何度か掠める。 水しぶきに乗じて何度か顔を上げ、位置を確認しながら、徐々に船体へと近づく。
その時、上空に影が見えた]
………敢、か?
[ロデオのように動きまわる様>>18は、なんだか喜劇のようだったが、男のいる位置と比較すれば、船の上に降りるのは敢の方が楽だろうと判断する。 ならば、男がするべき事は一つだった]
(24) 2015/02/25(Wed) 00時頃
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―――――震わせろ。その猛き羅刹の力で。
[空いている左手で『塔』を握り砕く。 水柱に乗じて、甲冑を纏った男が水面より飛び出る。 手に握る三叉戟を海面へと振り下ろすと、その場所を中心にして衝撃波が生じた。
船を震わせるだけだった振動に上乗せるように、船体の横腹へ叩きつけるような波が幾重にも襲う。 それは丁度、敢への砲撃>>21を行おうとした時だっただろうか]
(25) 2015/02/25(Wed) 00時頃
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ん……うん。 ……ていっ。
[人差指と親指で、麻夜の眉間にやり返す。 威力はのけぞるほどもないかもしれないが。
神社の方に目を向けると、2つの影。]
……先輩……?
[何故自分や皆がここにいるのかもわからない。 だから。]
なんで……泣いてるの……?
[その理由なんて、想像もできなかった。]
(26) 2015/02/25(Wed) 00時頃
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猪口才だな………!
[こちらの放つ弾を掠めていく馬に乗る敢を見て、臆面もなく舌打ちをする。 なおも弾を装填し直して放とうとしたとき、船体に衝撃が走った>>25]
く、わっ………!?
[大きく揺さぶられる船体にバランスを崩し、背中をしたたか打ち付ける。一瞬頭が白くなりかかったのを堪えて、ようやく勢を立て直す。]これだけ巨大とはいえペルソナ、精神の力なくては片時も存在させ続けていられない。慌てて甲板を走り、手すりから海面に視線をやる]
……どこだ?敢に秋山五郎………!
(27) 2015/02/25(Wed) 00時頃
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[船体が大きく揺れたからか、敢への追撃>>27は防げたようだ。 ならばもう一度と、鬼神は戟を海面へと振るう。 再び帆船へ打ち付ける波が押し寄せ、船体を傾けさせるか。
けれど男の姿は見えなくとも、鬼神の姿はよく目立つ。 他の手段があるならば、狙う事も容易そうだが]
(28) 2015/02/25(Wed) 00時半頃
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―北部:海で―
だっ、 うお、っちょ、 マユミちゃん―― くっそ、容赦ねえ…!
[随分と回り道をして此処まで来たものだ。 向き合わない、向き合えない、そのせいでへらへらと軽く笑っているような有様だった、けれど。]
……やっぱゴロさん…! えぇい、やだね知ってる人同士のケンカってなぁ!
[そんな己にも、出来ることはきっとあるはず。 影に覆われた町を見て、 リツキが消えたのを目の当たりにして、 ショーコをかき抱いて項垂れる秋山を見て、 何も感じないほど死んでも居ない。
>>25強烈な衝撃波が水柱を砕く。これを好機と見て取るや]
(29) 2015/02/25(Wed) 00時半頃
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いっけぇ!
[へらりとした口調はなりを潜め ペルソナに命じると共に、自身はそのまま馬の上に立ち、 足場にして船の上へと飛び移る―――!]
(30) 2015/02/25(Wed) 01時頃
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[玉砂利の上に力なく座り込み、乾いた失笑を浮かべる花河]
… … …センパイ… …。
[その無気力な感情が、どういう状況から来る物か、皮肉にも経験があるから察せてしまう]
… … …がんばったん、だね。センパイも。 生きてくれて … … よかった … …。
[今は何も言えない。大事な人を亡くした時には言葉も上手く入らないから。 だけど時間がたてば。少しその絶望を癒す時間が流れたら、前を向く力が湧いてくるかもしれない。
…助けてくれた、苦しくて辛い時に、この人は支えてくれた。 だから今度は、出来る限り助けよう。そう考えて]
(31) 2015/02/25(Wed) 01時頃
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… … … … 話はあと。速く離れよ。
後残された強力なシャドウは、マユミだけ。 たぶん、サムとゴロウが戦ってるはずだけど。
…花河センパイはハッキリ厳しし、俺も正直キツい。 …マユミの所にいくのは足手纏いになりそうだけど。
ケーイチ、アカリ。動ける? 雑魚を消してくにしても何処にいくにしても、非戦闘員抱えては大変かもだけど。
… … …花河センパイ、いこう? …たてる… …?
[馨一と明がまだ動けるなら先導を任せて、自分は玉砂利に座り込む花河の背中を、ぽんぽんと優しく叩こうとしたろう*]
(32) 2015/02/25(Wed) 01時頃
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… … …あ アカリ、ちょっと。
[途中、どうやら『スガミ』が表出した間の記憶が怪しい明にこっそりと耳打ちした。 明の、恐らく大事な人がシャドウだった事と、恐らく、今それを倒したばかり。
元々雛宮律と険悪だった自分に、その辺りは触れ辛い。明なら、と期待も込めて、今後花河を元気付けてあげたいと伝えた*]
(33) 2015/02/25(Wed) 01時頃
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離れる? ……うん、わかった。
[先輩がどうしてこうなっているかは、分からない。 それでも状況を見て、露払いが必要なのだと察する。 とはいっても、それならやることは少ない。 精々、危険な道を避けて通るだけだ。]
スクナビコナ。 半径100……いや、300mに結界を。
[探知し、接敵を避ける。 それが最良であり、今自分ができること。 そう信じて、動き出した。]
(34) 2015/02/25(Wed) 01時頃
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よっ、そっちもお疲れさん。
[突き出された拳>>22に、自身の拳をとん、と軽くあてる。]
そだな、早く……。
[傍ら、玉砂利の上で花河も笑う声を上げた。 それはなんだか空っぽにも聞こえて。]
(35) 2015/02/25(Wed) 01時頃
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………花河。
……先に行くよ。 ………待ってる。
[ゆるり、首を横に振る。 ああやはり、自分にはうまい慰めの言葉なんて出てきそうにない。 ましてや、これから行こうとしてるのは、やはり花河に縁のある人物だった高屋敷のところ。 叶うなら、休め、と置いていきたいけども、それも不安で。
大塚に"花河の事頼む"と耳打ちしたら、オシリスに回復の魔法を唱えさせ。 楠の結界に守られながら、彼は先陣を*切っていく。*]
(36) 2015/02/25(Wed) 01時頃
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……あ……。 うん、わかった。
[麻夜に耳打ちされると、一旦スクナビコナから離れて、あかりに駆け寄る。]
先輩、あの……。 ……明日、ご飯食べに行きましょ? 皆で食べたら、きっとたのしいし、おいしいです。
[それは、くだらないといえばくだらない約束。 それでも、明日への活力になった、約束。 生きていくには、ささやか過ぎる原動力。 ほんの少しでも、生きる気力を与えたかった。]
(37) 2015/02/25(Wed) 01時半頃
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―船へ―
っ ――!!
[身体全体に走るであろう衝撃を、 この時間限定の能力上昇で受け止める。 ざざざ、と船の床を靴の裏が擦った。片手をついて、勢いを止めて。]
これ全部ペルソナなのか…? 桁違いじゃねーか……
[ぼやきつつ、眼下見えるは鬼神の姿。>>28 恐ろしくも神々しく、そして頼もしい]
――オレが弱いだけ、か。
[生意気な少年の評を思い出し苦笑いは一瞬、 この船を操る>>27主の方を向いたときには、背後に再び騎士のペルソナを従えた状態で、揺れに耐えようとに欄干を掴む。ともすれば振り落とされかねないのだ]
(38) 2015/02/25(Wed) 01時半頃
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うあっ……!!
[再び甲板が大きく揺れる>>28。甲板のへりにしがみつき、耐えるけれど背中を打ち付けた。息ができないくらいの衝撃が走る]
いつまでも舐めた真似をしてるんじゃあないよッ……!!
[欄干に取り付いて暗闇に染まる海を眺める。檄を海面に打ち付ける鬼神の姿が鬼火に照らされて微かに見えた]
そこか!!
[三層に並べられた砲門を開き、当たる当たらぬは構わず、海面を弾幕で埋め尽くす。霧と間違うほどの水しぶきが甲板にまで飛んでくるが、それ故にもう一つの影には反応が遅れた>>29>>30]
(39) 2015/02/25(Wed) 20時半頃
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くっ…… 案外抜け目がないんだな、敢君……? てっきり我関せずで押し通すかと思ったんだけどな。 歓迎するよ、ようこそ僕のペルソナ…フライングダッチマン(彷徨えるオランダ人)へ。
[甲板には側板の砲門以外に大口径のカロネード砲が左右にいくつも積まれている。それらの大砲が、見えない何者かが動かしているかのようにあらぬ方向――――船の内側へと反転し、敢の方へ照準を合わせた]
君は結構ドライな方だと思ってたんだけどな。 まさか僕……高屋敷真弓に対して思うところがあるわけでもないんだろう?
[欄干にもたれかかり、胸の前に手をやりながら大業な仕草で話を切り出す。周囲には青白く光る鬼火が無数に飛び交っていた]
(40) 2015/02/25(Wed) 20時半頃
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…ケーイチ! 先行しすぎに気をつけて! …行き先どうする…?
[馨一のペルソナに回復の魔法で止血はされた為、動く位は訳ない様だ>>36]
… … …花河センパイ… …。
[花河には、移動の度々動く事を促しているが、精神の消耗は見て取れて]
… … …最期まで嫌いだったな。アイツ。 こんな状態のセンパイ置いて…。
[花河を見ると、浮かんだ顔が忌々しく映る。 友達の様に、シャドウである彼が何を思い、何をしたかは知れないが。 大事な人をこうして悲しませている事がやはり許せないでいた…友達を失くした自分も含めて…]
(41) 2015/02/25(Wed) 22時頃
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[生きてくれて、よかったと麻夜が言う。 待ってる、そう言って馨一は道を切り拓いていく。 そして、明はあかりが明日を生きる為に約束をせがんだ。
どれほどあかりが世界に絶望しても、 仲間たちは彼女を、絶望の淵に放っておいてはくれない。 けれど、未だ――彼らの想いは届かない]
……。
[麻夜に歩くよう促され、 無表情に見返すあかりの瞳は、どこか遠くを見るように]
(42) 2015/02/25(Wed) 22時頃
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― 崇神神社 ―
ん、了解。 ……とりあえず繁華街方面? 人のいる場所、狙ってるかな、って。
[大塚へと振り返って答える>>41。 ここから繁華街まで、どれくらいかかるか。 車でもあれば良かったのだろうが、流石にある訳はなく。
そんなことを考えて歩き出せば、遠くから妙な音>>2。 まるで花火か何かが打ち上げられるのにも似ていた。]
……今の……海の方、かな?
(43) 2015/02/25(Wed) 22時半頃
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―船上で―
ふは、お褒めに預かり光栄――ってか、 褒めてねーか
[ ここで振り落とされては格好がつかない。 じい、とマユミを見つめて片眉を上げた ]
まあ、最初はそのつもりだったんだけどなぁ。 こっちも色々あったわけよ、
――マユミちゃん?
[ 首を傾けて、影を見つめる ]
(44) 2015/02/25(Wed) 22時半頃
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|
へえ、そうなんだ。まあ、君の事情にはそんなに立ち入るつもりはないんだけれど、多少興味はあるかな。
ま、でもいいか。何しろ今度はこっちの余裕がないんだ。 僕一人になってしまったみたいだからね… なんだい?敢君。
[同じように小首を傾げて敢を見つめる。その仕草は元の真弓と同じように]
(45) 2015/02/25(Wed) 23時頃
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ふらいんぐ――なんだって?
[ いや、名前はさておき――とイサムは構えをとる。 ]
すんごいケタ違いなんだけど それってシャドウだから?
[ 冷や汗がこめかみの辺りに一筋。 ]
リツキといい、マユミちゃんといい、 ――すごいのをお持ちで。 ……何も思ってなかったわけじゃねーよ?
かわいいな、とかは 思ってるさ、オレも男だもの――
[ 片手を、前に突き出した。 ]
(46) 2015/02/25(Wed) 23時頃
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……っ、あーもー、
[ マユミそのものの仕草。 心持ちを反映するように、苦々しく顔を歪めた。 突き出した手の指先が少し強張る]
……マジ、マヤ君えれーわ、 ほんとつえー……
[斯様に交流のあったものに相対して、 消すことを選べた強さを素直に尊いと思う。 思いながら、正念場はイサムの方か。秋山もこちらへ来るかも知れないのだから ]
(47) 2015/02/25(Wed) 23時頃
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……あー、 いや、なんでそうなっちまったのかと、 思って さ
[ ペルソナを、呼ぶ前の青い燐光を 指先に纏わせながら、まだ、デュラハンから変わる様子はない ]
……せーぎとあく、 みたいな御伽噺っぽい二元論信奉者じゃないんだよね
まさかマユミちゃんが、とかいう思いも 少なからずあるわけよ。 ……リツキくんからちっとばかし聞いたのもあるし?
(48) 2015/02/25(Wed) 23時頃
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…これ以上、食わせたくない。 …ケーイチ、思い切りやっちゃって。
[中央部へ動きながらも、遠くでは激しい戦闘の気配がある様だ]
…サム…信じる。
[これ以上の戦闘は厳しい、花河も放っておけない自分は、あの北部の場所へ駆けつけて手を貸す事はできないけど。 今出来るのは、人々の影を呑もうとするシャドウ達を殲滅する事だろう]
…向こうで動いてる…ケーイチ!三人くらい呑まれそう!
(49) 2015/02/25(Wed) 23時半頃
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フライングダッチマン。永遠に救われない亡者を乗せてさまよう幽霊船。 ……どうかな、人間でもやろうと思えばこれぐらいの形は呼び出せるかもしれないよ? まあ、でも僕達の方が人間の心の根源には近いからね。その分ペルソナの扱いは熟知しているかもわからないね。
そうか。……なら君もシャドウの海に来てみたらどうだい。 高屋敷真弓の心の残滓が残っているかもしれないよ。
それとも、手に入れたいのはこっちの器の方ですか?敢君。
[急に、敢を呼ぶ口調が変わる。]
(50) 2015/02/25(Wed) 23時半頃
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[再び花河に視線をやる。だが彼女は無表情に何処とも知れない虚空を見てる>>42。 …ダメだ。何の言葉も届いてない気がして、少し覚悟を決めた]
… … … 花河センパイ。
…アイツは。ヒナミヤリツは… …死ぬ時に。消える間際に… 何かいってた…?何をしてた…?
…思い出せる?
[消えた者の名前を、その瞬間を訊ねるのは酷だろうけど。 花河に生気を、思考を、意志を揺り覚ますにはそれしか思い付かなくて。 更に傷つけるかも知れない覚悟で、訊く事を思い切った]
(51) 2015/02/25(Wed) 23時半頃
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[背もたれていた欄干から体を起こし、彼の方を見やる。]
……そうね。簡単に言うと、高屋敷真弓は自分であることを放棄したのかな。 人間にはいろいろな自分がいるでしょう。大人の自分。子供っぽいところを残した自分。社会人として責任を負う自分。議員を父親に持つ者として見られる自分。娘として父の言う事に従う自分。女として扱われる自分。
高屋敷真弓という人間はね、敢君。そういう自分の仮面が嫌いだったの。本当の自分として生きたかった。でも、それって自分を否定する事でしょう。 だから、シャドウが表に出てきたの。真弓が否定した自分とは対極の存在としてね。
(52) 2015/02/25(Wed) 23時半頃
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だから言うなればシャドウこそ“私”の望んだ真弓の本当の姿。
ほかでもない、高屋敷真弓の中に最初からいたものが表に出てきたにすぎないの。 だから、こうする事が結局“私”のためになるの。
[一歩、また一歩。胸に手を当てたまま、訴えるように歩いていく]
……敢君なら、分かってくれるよね?……お願い。
(53) 2015/02/25(Wed) 23時半頃
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おーけぃ、っと……ぉ! 楠、援護頼むっ!
[牧杖、さっと横に振るわれれば、眩い破魔の光が一体のシャドウを飲み込み消し去る。 彼も合わせて走り、一体のシャドウへと強か鉄扇を打ちつけた。]
(54) 2015/02/25(Wed) 23時半頃
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[降り注ぐ弾幕の、全てを躱すことは難しい。 翼を持たぬ鬼神ならば、尚更。 だが、打ち落とす事は多少ならば出来る。
その手に戟を握り、鬼神は自身の周りを思うままに振り回す。 暴れまわるその動きは、真弓が鬼神へ向けた砲撃と同じく、正確な狙いをつけないもの。 戟に触れた砲弾を弾いて直撃を防ごうとするが、幾らかは叶わずにその身で受けた]
グ、ゥ……
[けれど全てを避けきる事が狙いではない。 上がる水柱に乗じて、男が海面から上空へと逃れる事が目的。 ようやく一対に顕現しなおした翼で、立ち上がる飛沫の合間を縫い、空へと免れる。
帆船を見やれば、既に対峙する二人の姿>>45>>46 甲板に配置された砲>>40が敢を標的としているのを確認しながら、甲板に影を落とさぬよう、マストの上へと降り立った]
(55) 2015/02/25(Wed) 23時半頃
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ん……わかりました。
[人に近づこうとするシャドウに、結界をはる。 そして結界に触れれば。]
半径100m以内は、糸針の届く距離。
[針のように細く、堅い糸が突き刺さる。 そして一本でも刺されば。]
後悔を、知れ。
[幻覚が動きを鈍らせる。 致命傷にはならないだろうが、これで十分だ。]
(56) 2015/02/25(Wed) 23時半頃
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[>>51 幼馴染の最期の瞬間を問われ、あかりの瞳が揺れる]
律っちゃんの、……最期の、言葉? ……聞こえなかったよ。
[律の最期の言葉も仕草の意味も――心の欠片すら あかりは何一つ、手にすることは出来なかった] どうして、私のこと、 連れて行ってくれなかったのかな。
[麻夜に向けて、けれど麻夜ではない誰かに尋ねるように呟いた]
(57) 2015/02/25(Wed) 23時半頃
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−船の上−
……亡者 なあ……
[背に従えるペルソナは首無し騎士、 似たようなものではないかとそんな考えが頭をよぎる。]
どーかな、すっげえ自己肥大で、 飲み込まれちまいそー、なんてね。
[片手をポケットに突っ込んだまま、 冗談めかして、しかし目つきは真剣に]
――シャドウの海、ね ミイラ取りがミイラになりそー。つか、マユミちゃんが選んで、そうなったんじゃないの?って、ちょっと思って――って、
[唐突に変る呼び名にぎょっとして一度目を見開き、それから半月に細めた]
(58) 2015/02/26(Thu) 00時頃
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……うっわ……
[本当に、たちが悪い。 今はこの状態だからましだが、 リツキとマヤがそうしていたように、 さっき秋山とマユミが戦っていたように、 命のやり取りの最中にこれをやられたら、危ないかもしれない。]
……放棄した?
[続く言葉に、構えはそのまま耳を傾ける。]
まあ、なあ。一辺倒じゃやっていけねーっていうのはあるわな。バイト先の店長にはいい顔してろ、とか。そーいうの。
……――、
[ふと、何か謂いたげに開いた口は一度止まって、それから鎖され、徐々にへの字口になった]
(59) 2015/02/26(Thu) 00時頃
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[瞳は何処か空を眺めたまま呟いた言葉に、ぴくりと肩が揺れた]
… … … … … センパイ。アイツと死のうとしたの?
[破滅的なまでの絶望。だけど友達をこの手で消したあの時の自分よりも尚深い様に思えた]
… … … … 俺。 アイツの事はキライだし良く知らないけど。
… … … … 今、センパイが生きてるなら。 …死なせるつもりは…。 …死なせたくは…思わなかったんじゃないの…? 流石のヒナミヤリツでも。
[所詮は空想だ。彼の事も、最後の瞬間も、何も知らないから言える、所詮は想像。 己の中で、現実的だと考えられて、そして恐らくはまだ優しい、憶測の中のひとつ]
(60) 2015/02/26(Thu) 00時頃
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楠さんきゅっ!
[楠の結界にかかり、動きが鈍くなったシャドウを後ろから殴りつけ、光を放ち、確実に数を減らしてく。
少し離れた先、大塚と花河が視界に映る。]
[大切な存在がシャドウだった二人。 その痛みを分かち合い和らげられればいいと、彼は願う。
それは、自分には出来ない事だから。]
(61) 2015/02/26(Thu) 00時頃
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そう。放棄したの。 それが“私”にとっての救いだったから。 シャドウは“私”、真弓の裏返し。だから…
どうしたの?
[また一歩。口を開いて語り掛ける最中、敢の表情が少し変化したことに気づいて>>59覗き込むように小首をかしげた。
先ほどの水しぶきに紛れて、五郎が船の上に飛翔している事には気づかぬまま。]
(62) 2015/02/26(Thu) 00時頃
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あぁ、あー……
うーん、なんつぅのかな アンタがマユミちゃんのさ、 ……なりたかった自分、っていうけど。
それが、こう、しっくりこないんだよ。 なんにも知らないのにさ。 マユミちゃんは、……もう、起きてこないワケ?
[意識は真弓のほうに向いている。 秋山の到来に、イサムもまた気づいていない。]
……救い、救いかぁ……なんか一歩間違えりゃオレもそっち側だった気がするわ。今、一歩間違えるワケには、いかねーんだけどさ。
約束したし。シャドウ、止めるって。
(63) 2015/02/26(Thu) 00時半頃
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……そうだよ。 失敗、しちゃったけどね。
[無様に遺された我が身を、 自嘲するかのような歪な笑顔を麻夜に向ける]
だってさ、世界が救われたら 律っちゃんの絶望は癒されないんだよ? だから、せめて私くらい、一緒に行ってもいいじゃない。
……ひとりぼっちは寂しいよ。
[律を独り逝かせることと同じくらい、 あかりは独り、世界に取り残されることが怖かった]
(64) 2015/02/26(Thu) 00時半頃
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……マユミちゃんなあ、 こー、可愛いし、おしとやかだし、人気あったんだぜ? きっと今もだと思うんだけど、
そーゆーのも、全部ヤだったのかなぁ……
[なんとも、苦い苦い顔で――― 突き出した手を、ゆらり、握り。月の横顔を現出させた。]
(65) 2015/02/26(Thu) 00時半頃
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そうかな?自分では結構好きにやっているつもりなんだけど…
[小首をかしげる。こてんと。]
まあ、今の私は真弓からは独立しているのだし。多少は“私”の理想とは違うかもしれないけど。 ……起きてくるかはどうかな。結局は“私”の問題だからね。
そう……シャドウ、止めるんだ。残念だなあ。 でも、私にはやりたい事があるの。こっちで人間の作った規範なんてない、シャドウの楽園を作りたいっていう、だから…
(66) 2015/02/26(Thu) 00時半頃
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だから敢君、君もシャドウの海に沈んでくれ給えよ!!
[形相を一変させて目を見開くと同時に、甲板のカロネード砲が一斉に敢に向けて十字砲火を浴びせかける。甲板に穴が開き、欄干が吹き飛ぶのもお構いなし。前が見えなくなるほどの砲撃を敢に向けて叩き込んだ]
(67) 2015/02/26(Thu) 00時半頃
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―― ペルソナ。
[短く呟くと、蒼い燐光が炎のように巻き上がる。 首無し騎士は解けるように姿を消して ジャッカルの頭部を持つ漆黒の半獣神Wアヌビス”が首を擡げた。
吼え、主を乗せて駆ける。瞬発力は騎士の馬よりずっと速い。 ――死者の魂を運ぶために、その足は恐ろしく素早いのだという。
船のマストへ駆け上がり、 弾を避ける、つむじ風のような速さだった。 無論総てを避けられるわけではなく 弾掠め、抉り取られる肉もあるが、 イサムは冷や汗を感じながら、歯を食いしばるように笑んだ]
(68) 2015/02/26(Thu) 00時半頃
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ひゅう、むっちゃくちゃァ…!
[軽口でも叩かないと萎縮してしまいそうだ。 月は、夜を照らすのに。月は、月らしく、不吉の予兆となるべきだ。]
――……図書館でちゃーんと調べたぜ。えらいだろ? こいつ冥界の王様なんだって。
影に飲まれるのと死ぬのは違う、って リツキくんは謂ってたけど、 もしかしたら、マユミちゃんの方にもこいつの遠吠えなら届くかもナーなーん、 って!!
[衝撃波を伴う遠吠えと共に、 黄金のヒエログリフが描かれた帯―恐らくは包帯だ―がマユミを絡めとろうとするようにずたずたの甲板を縫うように奔る]
(69) 2015/02/26(Thu) 00時半頃
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[律はあかりを死なせたくなかったのかも知れない。 そんな想像を口にする麻夜に]
……死にたかったよ。
律っちゃんも、家族もおじさまも、 みんないなくなっちゃったのに 何で私独りだけ生きていかなきゃいけないの?
私が辛いって、知ってるはずなのに、 それでも死なせたくなかったって、そう思うの?
[あかりは、今、私は誰に語りかけているのだろうと、ふと思った。 それは大塚麻夜? それとも――]
(70) 2015/02/26(Thu) 00時半頃
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… … … … … … 。
[罅割れた様な歪さの笑顔をみた後、彼女の言葉に暫く言葉を捜す]
…正直、俺はヒナミヤリツの事は知らない。 …あいつが何に絶望して何を考えたとか知る事もないだろうし。
でも…あいつの為にセンパイが死ぬなんて…。 …俺は寂しいし悔しいな。 …たぶん、皆もそうだと思う…。
[先行して、人を呑もうとするシャドウを駆逐している二人へとチラリと視線を向ける]
(71) 2015/02/26(Thu) 00時半頃
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…ヒナミヤリツだけを選ぶか、俺達を選んでくれるか…。
[その質問は奇しくも、花河に突きつけられた事のある問いと同じで]
…消えた奴はもう言葉なんてもたない。 そこに、独りぼっちも寂しいもない。 後悔しても、墓の前で謝っても、それで伝わる確証なんてない。
…だから、最後に決めるのは結局花河センパイ。 …俺は。センパイに行って欲しくは…ないな…。
[忘れろ、振り返るな、そういう無責任を云うのは簡単だけど。 伝えられたのは結局。花河自身に、いなくなって欲しくない、その気持ち]
(72) 2015/02/26(Thu) 00時半頃
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しまった!
[先ほどのペルソナの速さに合わせたつもりだったが、現れたアヌビスはその上を行っていた。砲火の中マストを駆け上がり、砲弾の届かない場所へ退避する。その位置から放たれる包帯を避けることは、既にペルソナを出している自分には不可能だと感じた。目の前の包帯は、自分の体をたやすく捉えるだろう……いや、捉えられた。]
だったらマストごと焼き付くしてやる!
[青白い鬼火が敢とペルソナの周りを取り囲み、火花を散らせてその身を焼き尽くそうとする。]
これ以上……こっちの都合に土足で踏み込むんじゃあないよ!!
(73) 2015/02/26(Thu) 01時頃
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…センパイの前にぽん、て差し出せる希望があればいいけどね。
でも、俺はアカリの希望でいるから。 すぐ、センパイの傷を癒す希望にはなれない。 それは…時間をかけてゆっくり癒していくしかないと思う…。
…それでも…ただ辛いままで終わらせてもいい…。 …苦しいまま…最期を迎えさせて構わない…。
…ヒナミヤリツがそんな風に考えれる様な奴だったなら。
…悪いコトいわない、センパイ。それこそ忘れちまえ。
[生きていれば、なんて陳腐な綺麗事みたいになるけど。 そういう胸が苦しくなる結末は、もう既に胸に満杯だからこそ、それは飾りも気遣いもない、率直な言葉だった]
(74) 2015/02/26(Thu) 01時頃
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つーかまえ った……!
[包帯に手応えあり。 突き出した手に、力を込めるはより強く 拘束して無力化するためで、けれど]
づぁッ!!!
[>>73 マストごと焼くと謂う宣言どおり、 鮮やかな焔がアヌビスとイサムを取り囲む]
やめろ、よ、 よく焼けるんだから さ!!
[アヌビスは咆哮する。燃え盛りながらも道を作るためだ]
悪いね、自分、不器用なもんで さ!
(75) 2015/02/26(Thu) 01時半頃
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くっ…そっ……!!
[完全に腕を拘束され、動くことができない。敢が何かするのをもはや拒むことはできないだろう。けれど、それなら自分もすることは一つ。相手を焼き尽くすだけだ。敢とアヌビスを鬼火が取り囲む。燃やさんとする]
気取ったような、事を……
(76) 2015/02/26(Thu) 01時半頃
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[熱い、めちゃくちゃに熱い。 元はミイラを造る神だと謂うから、 乾いているし焔にも弱いのだろう。 しかし構うものか、届けばいい。彼女で、最後であるのなら。]
亡霊には、亡霊って ね 、――!!
[ぼろぼろに崩れた船の上、 マストから垂直に落下しながらマユミに手を伸ばす。 尾を引く包帯の群れが、彗星の尾のように棚引く。]
(77) 2015/02/26(Thu) 01時半頃
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私は律っちゃんと一緒に逝ければ良かったし、 楽になれるはずだったんだ。
……大体、大塚くんは私たちのこと、何も知らないくせに、 本当に勝手なことばかり言うんだね。
[律を批判的に語り、あかりの感傷を否定する麻夜に、 向ける表情は決して柔らかなものではないけれど。 その言葉があかりを想う彼の本心の言葉だと、胸が痛くなるほどに理解できたから]
(78) 2015/02/26(Thu) 01時半頃
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|
今は、まだ、どうするかなんて決められないよ。 決められるはず……ない。
[一度、死に魅入られた心は、 容易くは生きることを望まないけれど]
……でも、もしも、どこかに希望があるのなら、 探してみるのも、良いのかも知れないね。
[どこか、吹っ切れた風に口にした]
(79) 2015/02/26(Thu) 02時頃
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[誰かに存在を認められるため、 足掻き続けたあかりの生き方。 それは残酷な運命の前では、 全く無力で無意味なものでしかなかった。
けれど、正しくありたいという想いと、 為すべきを為すという信念。 そんなものが繋いできた絆が、 今、あかりを絶望的な孤独から救おうとしている。
例え、これまでのあかりの生き方が無為なものであったとしても、 これから先はもしかしたら、無為ではなくなるのかも知れないと。
そんな予感がしていた**]
(80) 2015/02/26(Thu) 02時頃
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[男は静観を続けていた。 二人が知り合いであるならば、 その戦に手を出す事は"良くない"事のように感じられて。 正直な話、男に取っては真弓が消えるのであれば、誰が手をかけようと構わなかったから。
けれど、それでいいのかと男の中で囁く者がいる。 自分の無力さを悔いていたのだろうと、語りかける声がある。 男は静観を続けながらも、耳を塞ぎ、その声を遮ろうと首を振った]
―――――……っ
[だが、その目に映ったのは赤に、炎に焼かれる姿。 拘束された真弓は、諸共燃やし尽くさんと鬼火を差し向けていた 鮮やかに燃え広がる炎は、今にも敢の身を包まんと襲う。 それでも、今の男が狩る自身に、その勢いを止めてやれる手立てなどない。
(81) 2015/02/26(Thu) 02時頃
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――――また、何も出来ないのか。
ふと、男の耳に先程と同じ声がする。 それでいいのかと。悔いていたのではないのかと。 その声を肯定するように、歯噛みと共に自身の手を力の限り握りしめる。
握りしめた掌の内、未だ顕現しない『戦車』のカードが、その姿を変えた]
(82) 2015/02/26(Thu) 02時頃
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…………なん、で。
[男の目の前に、男と同じ様に黒の髪をたたえた少女が現れる。 それは在りし日に見た、妹の姿を借りたように、見覚えがあった。
少女はそのまま海の中へと飛び込んでゆく。 その後、穏やかであった海面が、突如として一本の水柱を作った。 まるで噴水のように吹き上がるそれは、赤の月に照らされながら、小雨のように甲板へと降り注ぐ]*
(83) 2015/02/26(Thu) 02時頃
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(… … …やっぱり、結局自己中な俺には難しいかな…)
[勝手だと自分で理解していたから、その冷ややかな手応えに、やはりアカリや誰かに任せるべき話かも知れない、と思いかけた時>>79]
… … …!
…うん。わかった。 …探す手なら、ひとつじゃない。 …俺にそうしてくれたのと同じで、手は届かせたい。
…俺は…花河センパイには報われて欲しいから…先の話でもいいから…。
[麻夜がみた花河あかりは結局、損な性格で男前な先輩でいて。 だから、正面から抱いていた正しくある想いに助けられて。 今、下手なりにでも、沼底に手を出す自分や皆が。 彼女なりに追い求めた、「正義」のひとつの結果だった**]
(84) 2015/02/26(Thu) 02時頃
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気取ってねーし、ほんと だし。
[焔に巻かれながら、酷い有様で、 されど何とかマユミに肉薄してその顔を覗き込む。 燃える燃える焔の海の中、 アヌビスを背に従えたまま相対した。]
つまんねーし、クソな世の中でもな、 王子様とお姫様がいたりすんの、 そいつらには、へーわに暮らしてほしいのよな。
(85) 2015/02/26(Thu) 02時半頃
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―――だから、シャドウは止める。 でも、そのかわり、 マユミちゃんを、ひとりにしない、ってのは どお?
[くはは、と。煤まみれの顔でわらった。 まったく身勝手な話である。]
……アヌビスが案内してくれるさ。 ―――冥府の、王様なんだから。
影の世界なんかよりきっとさみしくねーよ。
[十重二十重、金帯びた包帯で戒める。 がこりとマストの上部が折れて、 焔が影の時間を焦がす。 ぼろぼろの船団を、花のように焔が包んでいる]
(86) 2015/02/26(Thu) 02時半頃
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[――きっとこのまままっさかさま。
傾き落ち行く浮遊感のなか、 降り注ぐ雨が、遠い遠い記憶の水底を擽っていった**>>83]
(87) 2015/02/26(Thu) 02時半頃
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