137 【突発小喉少人数RP村】九葉物語・初夢の章
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ほら、んなとこ寝てると風邪引くぞ…
[目を擦る娘の肩を叩き、眠たげな顔を覗き込む 自分には余り似てない可愛らしい様子に 亡妻の面影を見つけて、ふと苦い表情になる
しかし、それも束の間のことだった
促した就寝にコクリ頷くその頭をわしゃわしゃ撫でると 彼女はクマのぬいぐるみを抱いて寝室へと行った]
(5) 2016/01/02(Sat) 17時頃
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[しばらく、天板の上を片付けていくうちに 画用紙に描かれた風景に目が止まる
何気ない風景が無造作に描かれ置かれていた
拙い部分もあるとはいえ構図と色使いが独特ながら 絵心があるといえばいいのだろうか 忘れていたものを思い出す様な懐かしさがこみ上げる
特に白い画用紙の真ん中に描かれた紅い椿が目を惹いた]
(6) 2016/01/02(Sat) 18時半頃
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末恐ろしいな…本当に七歳かよ…
[在りし日の妻も放課後の美術室で イーゼルの前に座り筆を手にしてカンバスと闘っていた 茜空から滲む夕陽を逆光に浮かぶシルエットは それすらも一服の絵で不覚にも見惚れていたこともある
制服の上にかけたエプロンは 闘いの真剣さが伺える程、 雑多な色に塗れていたのを知っていた]
(7) 2016/01/02(Sat) 18時半頃
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[寝室でクマと一緒に布団に入った娘の寝顔を確かめて コタツの部屋に戻り、ひとり晩酌を再開した
青い琉球ガラスの徳利からお猪口に冷酒を注ぎ ぐいっと飲み干してため息をひとつ吐いてから 正月なら切子がよかったかもとほんの少し後悔しつつ
次に注いだものはゆっくりと味わいながら飲んだ]
ツマミでも出すか
(8) 2016/01/02(Sat) 20時頃
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[鉄の意志のつもりで肴を用意しようと台所に立つと 窓の外は煌々と月明かりが照らしていて 【雪化粧】の世界が淡く、優しく広がっている]
ふえっくしょい…あ"…さぶ…
[元々、気取らぬ質でもなかったが、 おしゃまな娘の目はなく健やかなる夢の中ならば 品性などないも同然 と、なれば──これくらいは許されよう]
(9) 2016/01/02(Sat) 20時頃
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[くしゃみで何となく、気が削がれ そのまま、コタツで暖を取る 散らばる年賀状を掻き集めながら そこに書かれたジャニス[[who]]の名前を見てぼんやりと]
…返事書かねえとな
[その名前は教え子だったか、同僚だったか それとも、幼馴染か近所の誰かであっただろうか? それすらもぼんやりとなった男は夢見心地のまま書いた]
(10) 2016/01/02(Sat) 20時半頃
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[ 迎春 謹んで新年のご挨拶致します。
葉書の裏面にそんな定型文の挨拶が印字され 写真館で撮った七五三の着物を着たはにかむ童女と 緊張感に満ちた濃色の背広を着た男が並んでいた
写真は他に誰も映っていないため 父ひとり娘ひとりの父子家庭なのは明白で
片隅にこどもの描いた干支の動物の絵がちんまりあった]
(26) 2016/01/03(Sun) 01時半頃
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[年賀状はこれまで色々と近所でお世話になった家や 勤める学校の教職員、教え子にそれぞれ 達筆とは云い難い手書きの文字でひとことを添えていた
ジャニスへ宛てたものは住所はなく
『どこほっつき歩いてんだ、いい加減帰って来やがれ 俺の娘は可愛いぞ、見に来い…ただし、やらん』
と、変わり映えのしない一文のみ]
(27) 2016/01/03(Sun) 01時半頃
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ぶえっくしょい…あいでででっ
[くしゃみの拍子に、コタツの天板がゴッと鳴った 男は額をさすりながら酒が溢れていないのを確認し ほうっと胸を撫で下ろす]
おっと、セーフセーフ…エリはいねえよな?
[見られてしまうも難だが跡を残すのも、親として、 情けないの上塗り以外でなく、回避は成功したらしい]
(39) 2016/01/03(Sun) 15時半頃
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[天板に散らばった年賀状をまとめていて、 見慣れない葉書が混ざっているのに気がついた
そこに書かれた文面を見て、男は固まる]
…なん、だと? おいおい、何だよこれは…
[慌ててまとめた束から、幼馴染宛の年賀状を コタツ布団の中や、座布団の下まで丁寧に、 しっかり探してみたが、影も形も見当たらず]
(40) 2016/01/03(Sun) 17時頃
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嘘だろ? …何で今更?
[確かに自分は書いた記憶はあったし、 その時のペンのインクの染みが手にあった だから、それは紛れもなく夢ではない筈だが
それが消えたのは初めてで しかも、返事らしき葉書が着いているとか これは夢でしかあり得ない状況に呆然として そして、もう一度返事を見て──笑うしかなかった]
(41) 2016/01/03(Sun) 17時頃
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ったく、相変わらずだな…ジャニス
[まるで、近所へ探検に行くかの様な気楽さで 綴られた言葉に、苦笑する]
あれから、何年経ったと思ってるんだ…バーカ
[年賀状の年で計算されていた事に回らない程度には 酔っていたし、動揺していた自分に彼自身は気づかず 出す返事の年賀状と、他をまとめて後片づけをした]
(42) 2016/01/03(Sun) 17時半頃
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[書き終えた「住所のある」他の宛名の年賀状を どうしようかと、しばらくぼんやりと見ていたが]
うっし…散歩がてら歩くかね…
[近くのコンビニの前にはポストもあった 往復でも、10分と掛からない程度の外出である 戸締りさえきちんとしてれば問題ない筈
男は徐に上着を羽織って、つっかけを履くと家を出た]
(45) 2016/01/03(Sun) 22時頃
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[行きがてら、川に架かった橋を渡ると 花も葉も見えない桜の樹があり、その側を歩く 街灯に照らされちらりと見える 散り始めた花弁めいた雪に、両目を細め
亡妻が放課後の部活で描いていた絵に こんな景色があったのを思い出した
見上げた枝の隙間から、星とも花弁ともつかない 雪とも思える切片を丹念に描いていた絵を]
(46) 2016/01/03(Sun) 22時半頃
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[何を思って、うら若い女子高校生が ひとりで夜空をじっと眺めていたのだろう?
星空だったのか、花弁だったか小雪だったか 満点の星空なら汽車でも走ってそうな空だっただろう
『カムパネルラ、僕たち一緒に行こうねえ。』
その時の表情は──放課後の美術室で イーゼルに向かっていた時に似ていただろうと]
(50) 2016/01/04(Mon) 00時頃
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[ポストに投函した後、背中を丸めて家路を急ぐ 橋の上から見える川からは視線を逸らしても 真冬の川はせせらぎの音などないかの様に ひっそり橋の上に横たわっていた]
どいつもこいつも…まったく…
[幼馴染が飛び込んで帰る事がなく 亡妻が飛び降り下流で抜け殻が発見された ──そんな現場を見る勇気は未だない]
(51) 2016/01/04(Mon) 01時頃
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