64 さよならのひとつまえ
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カンパイファイト! ファイト! イェイッ!! カンパイライジ! ライジ! イェイ!!
[頼児の声に合わせて、声援を送る。>>206 落ちてくる雨を、弾き飛ばすくらいに。声を上げて。]
(207) 2014/04/01(Tue) 23時半頃
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─ 4-Oの前でのこと ─
[開かない扉に、あまり深入りすべきものではないのだろうかと、踵を返そうとした矢先、カチリとノブの回る音がした。]
……智明。 なぁ……
[何かあったのか問おうとしたが、それより先に、プリンパーティーの話が出た。 食べ忘れただけにしては養子がおかしいと思ったが、プリンを2つ渡されて、両手が塞がったところで、扉を閉められてしまった。]
なー、智明ー。 もし何かあるんだったら、俺でよければ、話聞くからなー!
[そう、扉越しに声をかけ、その場を離れる。 貰ったプリンは、自室の冷蔵庫へ入れておいた。*]
(208) 2014/04/01(Tue) 23時半頃
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[頼児の後ろ姿>>206を眺めながら手を動かせば、 利政の合いの手が飛んでくる>>207。マイクには乗らなくても、中庭が華やいで。]
ファイトッ イエイ!
[真似して男も、参加した。 底抜けに明るい応援歌は、ベースを弾いていても元気が貰える。 間違って、誤摩化して、でも笑って。]
(209) 2014/04/01(Tue) 23時半頃
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おー! 雨なら装備は万全だぜ!
[利一>>204と環>>204へと手を振って、それぞれにカメラを向けた。]
昨日の断髪式に参加できなかった分、いっぱい写真撮るし! まかせろー!
[大声でそう宣言し、歌うという人物へカメラを向ける。]
(210) 2014/04/01(Tue) 23時半頃
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カンパイファイト! ファイト! イェイッ!! カンパイライジ! ライジ! イェイ!!
[利政の声と被る。野球部を応援に行った時の応援ソングだ、よく覚えている。本当にこの年は、惜しかったんだ。あれだけ必死に誰かを応援した、というのもはじめてのことで。]
なっつかし!あん時は燃えたーーー!!
[そう言って、大の字になって地面に転がって笑う。 頬に、ぽたりと空から雫が降ってくる。]
(211) 2014/04/01(Tue) 23時半頃
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ああ、応援歌か、これ 俺2年の頃くらいから運動部の応援行かなくなっちまったからなァ
こういうとき、それが悔やまれるなァ
[目を細めて頼児のステージを見守る。 合いの手を入れられる利政や環の姿に苦笑が零れる]
(212) 2014/04/01(Tue) 23時半頃
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って!違うし! 僕、カメラマンじゃなくて記者だから!
[これだけは訂正しなければ、と、頼児>>206に言い返す。 大丈夫だ、いつもと同じように笑えている。
カメラ越し、歌う頼児を見つめて。 何枚も写真を撮った。]
(213) 2014/04/01(Tue) 23時半頃
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[ぽつぽつと雨粒が落ちてきた。 けれど、歌詞の通りに拳を握り]
突き進もう! 怖がらずに! 行くしかない!
[カンパイの合いの手に合わせ、幾度も拳を突き上げる。]
後悔 先に立たず!
[そして、周囲を強く煽るように腕を振り]
(214) 2014/04/01(Tue) 23時半頃
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へへ、ロックだな頼児も。
[>>214前から見られないことが非常に残念でならないが、智明がシャッタ>>213を切るのが見えたから、必ず見せてもらおうと心うちで決め。 腕を振る、その力強い動作に負けないようにベースを弾いた。
この音は、今ここに居ない皆にも聞こえるだろうか。 ――否、聞こえると良い。]
(215) 2014/04/02(Wed) 00時頃
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カンパイ朔太郎! 利一! イェイ!! カンパイ智明! 樹央! イェイ! カンパイありす! 利政! イェイ! カンパイ宗介! 博! イェイ! カンパイ那由多! 成斗! イェイ! カンパイ怜二! 環! イェイ! カンパイ丞ッ! 俺も! イェーーー!!
[後半は、完全にリズム無視の状態だったが、先に寮を離れた仲間達の名も、すべて言い切った。]
ファイト! イェーイッ!!
(216) 2014/04/02(Wed) 00時頃
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[応援歌としては知らないが、同じ節回しがくり返される楽曲だ。 みんながやっているのを見ているうちに、見よう見まねで腕を振り上げる。 >>216そうして頼児が全員の名前を呼ぶのを聞けば、大きく笑って]
ファイト! イェーイッ!!
(217) 2014/04/02(Wed) 00時頃
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[雨雲を見上げたまま、頬に落ちた雫を手の甲で擦って拭う。煽るように寮生達の名前を入れて強く歌う頼児に答えるように、拳を握って両手を空へと突きあげた。]
ファイト! イェーイッ!!
[合いの手を歌いきって、寝ころんだまま笑って。それから立ち上がる。]
(218) 2014/04/02(Wed) 00時頃
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……ありす〜、次俺らの番。 環や頼児に負けてらんねー、 こいつらに聞かせてやんぞ、 一生忘れられない一曲ってやつをよ…。
[顔に落ちた雫は空から落ちた一滴だけ。にやりと不敵な笑みを浮かべるとマイクを手に取り上を見上げ]
サ〜〜ク〜〜、聞こえてるかー!? イケメンボイス、そっからコーラスしろよー!!
[そう呼びかけてから環にアソパソマソ〜、と曲の催促をする。]
(219) 2014/04/02(Wed) 00時頃
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ファイトッ イエーイ!
[最後は無伴奏だ。 ベースから手を離し、両手を空へ広げた。 皆がそれぞれに手を伸ばす、その光景をしっかりと目に焼き付ける。]
すげーよ頼児、マジロックだった! お前歌って踊れる野球選手になれんぜ?
[そんな男からすれば最上級の褒め言葉で頼児を讃え]
(220) 2014/04/02(Wed) 00時頃
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[環のベースが、智明がシャッターを切る音が、音楽に重なる。 利一の声に、負けじと張り上げる。音程なんてない、応援歌。大声を出すとスッと息が抜ける気持ちよさにすり抜ける。]
ありすも! ほら一緒に!
[苦笑を浮かべているありすも急かして、次のサビを待つ。>>212 頼児が拳を突き上げるのに合わせて、拳を突き上げ。腕を振った。>>214]
(221) 2014/04/02(Wed) 00時頃
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ファイト! イェーイッ!!
[全員の名前が中庭に響く。ここにいる者も、もういない者も。>>216 歌い終わったそれに、拳を振り上げた手でそのまま大きく拍手をした。]
(222) 2014/04/02(Wed) 00時頃
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驚けてめぇら俺様だって人並みに歌えるという事実に!!!!
[ぽたりと頬に落ちた雨粒を拭って、頼児に拍手を送った。 そして>>219マイクを持つ利一の隣に、同じくマイクを手に取ってスタンバる。集まった皆の顔を見まわすが、朔太郎の姿は未だ見えず。 ああ、そういえば>>128最初で最後の曲と言っていた。あれがこのイベントへの参加であり、前座であったのだろう。 ─────ここには来ないのか。 ─────でも聞こえているだろう。 視線を上げれば>>154自室だろう4階の窓から手を振る姿。軽く指をさして。聴けよ、と。届けよ、と。 男子高校生の選曲としてはどうかと思うが、いい歌だ。 お前に聞かせたいんだから。恋する兎への返事になればいい]
利一お前びっくりすんなよォ、俺様の美声に!
(223) 2014/04/02(Wed) 00時頃
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おっしゃ、アソパソマソだな。 ……っとと、すぐ行けんぜ!
[利一>>219に促され、すぐに準備に入る。 この曲はクラッシュシンバル3つの音が開始の合図だ。 ありすの気合いの入った声>>223に期待の眼差しを送りながら、プレイヤーの再生ボタンを押した。
シャーン!シャーン!シャーン!となる、シンバル。 始まる軽快なミュージック。]
(224) 2014/04/02(Wed) 00時頃
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[>>224軽快なシンバル。環のベースが入るから本来の歌よりもずっと大人っぽく、ロックに感じる。利一に笑いかけて、口を開いた。
─────歌は問う。何がお前のしあわせなのかと。 何をすればお前はよろこぶのかと。 分からないまま終わるのがいやだから、俺はお前と夜明けを見にゆく。
ヒーローとは。 怪獣と闘って地球を守ったりする見知らぬ誰かではなく。 恋に苦しむものの背中を押したり、 寂しいと感じている誰かの心に寄り添ったり、 真摯な恋を貶す相手を殴るほど怒ってくれたり、 皆で楽しいと思いながら過ごせる時間を提供してくれたり、 そういう繊細な優しさを携えるもののことを言うのだろう。
朔太郎。お前のことだよ。
時間は早くに過ぎ去るだろう。星だって消えるだろう。 取り戻せないものはこれからも幾らだって積もってゆく。
─────だから君は行くんだ、ほほえんで]
(225) 2014/04/02(Wed) 00時頃
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いえーい!!
[残念な合いの手を入れながら、それでも音楽に合わせて写真を撮っていく。 歌ってる頼児だけではなく、皆にもカメラを向ける。 一枚一枚、写真を撮る度に思い出が増えていく。]
(226) 2014/04/02(Wed) 00時頃
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アリガトーーーっしたーーー!!
[歌いきると、合わせて叫んでくれた皆に感謝を込め、深く頭を下げた。 軽く息を弾ませながらマイクを置く頃には、雨粒のあとは、先程より大きくなっていた。]
よーし次、二人とも頼んだぞ!
……っぶ!!
[白辻の「人並み」宣言>>223には、思わず噴き出してしまったが。]
(227) 2014/04/02(Wed) 00時半頃
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[懐かしいイントロが流れ出す。誰もがちびっこであった頃に一度は聞き、一度は口ずさんだことのある曲だ。なつかし、と小さく呟いて。 ベースが入ると子供っぽさが抜けて、ありすと顔を見合わせる。歌いだしの一音目は奇跡的に正しい音が出た。]
なにがきみ〜の〜し〜あわせ〜
[一小節目から新たな曲が生まれるかと思いきや、音を外さないありすに少し驚いたようにそちらを見上げて。 ありすの歌う表情に―――…悪ふざけをするのはやめて懸命にメロディを合わせていく。時折大きく音は外しても、全く違う曲になってしまわないように、ありすの声を追って。]
(228) 2014/04/02(Wed) 00時半頃
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― 回想・夜の中庭 ―
[拭う手が触れた瞬間、びくりと震える。>>+147 はっきりと迷いのない声を最後まで聞き。深く長く、息を吐き出した。]
……ばかだろ。ほんとに。 かっこよすぎだろ、ナルのくせに。
[でも、と更に振りほどく為の言い訳を重ねようとした時、繋いだ手を引き寄せられた。 近づく距離。目元に触れた熱に驚きで一瞬声も涙も止まる。]
――……っ、
[何か言おうとして開けた口を、そのまま閉じる。 悔しい。そんな顔でそんな言葉。>>+148 まるで意地を張って強がる自分の方が、ばかみたいじゃないかと。再び溢れ出す涙で、視界が歪む。いつの間にこんな涙腺が脆くなったのだろう。 睨むように眉間に皺を寄せて、ぐっと堪え。]
(229) 2014/04/02(Wed) 00時半頃
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ナルが、困らないなら。 当分でいいなら、持っててやる。 ……でももし、困ったら。 無理だと思ったら、いつでも離しなよ。
[昼間の公園の時のように、遠慮がちにその肩口に頭を寄せて。 繋いだ手は、強く握ったまま、呟いた。*]
(230) 2014/04/02(Wed) 00時半頃
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[曲が終わり、最後に一枚撮ってから顔を上げた。 浮かべているのは、笑顔だ。
が、次に流れた曲に驚いた顔をして環>>224と、歌うというありす>>223をまじまじと見る。
それでもまたカメラを向けた。]
(231) 2014/04/02(Wed) 00時半頃
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………ありすが普通に歌ってる。
[衝撃の事実だ。>>223 普通に音程のあっている声に愕然とする。
アソパソマソだが。]
(232) 2014/04/02(Wed) 00時半頃
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[原曲よりもいくらか音色を変えた音源に、二人の声が乗る>>225>>228。様子をみながら弦を弾いていたものの、杞憂だったと脇役に徹する。]
んーだよ。 超かっけーじゃん。
[弦を弾きながら、小さく呟いた。少し、悔しい。
参加できないと連絡が届いた朔太郎には、 この歌は届いているだろうか。 頼児の歌と同じく、真っ直ぐに伸びやかに、空へ伸びて行く歌声が。]
(233) 2014/04/02(Wed) 00時半頃
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い! け! みんなのゆっめ まーもるっためー!!!
[人並みに歌える曲は本当にこれだけしかないので、>>228利一の驚いたような視線に小さく笑いながら。 歌がうたなのだから、楽しく歌ってくれて構わなかったのに、真剣に追いかけてくれるのが嬉しくて。ああ、やっぱり利一がもてる理由がわかるなあ、と思いながら。 歌い終われば、隣の利一をぎゅっと両手で抱きしめる]
あんがとな、……卒業おめでと、りーち 最後まで楽しんで笑っててくれっとうれしいよ
[ぽんぽん、と背中を叩いたら手を離すだろう]
(234) 2014/04/02(Wed) 00時半頃
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トレイルは、ライジの濡れた頭にタオルを投げた
2014/04/02(Wed) 00時半頃
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[どんなジャイ(ピー)ヴォイスが炸裂するのかと、じつのところ、いつでも耳を塞げるように構えていた。 だが意外にも普通……いや、上手かった。]
ありす……おまえ……!
[驚愕に、目を見開いたままで聞き入った。]
(235) 2014/04/02(Wed) 00時半頃
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ジャニスは、フィリップ(環)のベースに笑顔で礼を言う
2014/04/02(Wed) 00時半頃
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リーチまで普通に歌ってるし! かっこいいじゃん、歌えんじゃん!!
[>>228デュエットに途中から手拍子をつけて、やっぱり最後は大きな拍手を送る。 くしゃりと笑って、今はここに居ない面々の顔を思い浮かべる。 きっと、どこかで聞いている。朔太郎も、もう退寮してしまったみんなも。 そんな気がした。]
(236) 2014/04/02(Wed) 00時半頃
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