73 ― 帝都・つくも開闢奇譚 ―
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人気の無い神社の境内。
一際目を引く古い桜の大樹の枝に、薄い桜色の着物を纏う少女が腰をおろしている。
(#0) 2014/05/21(Wed) 22時半頃
小さな歌声は、溜息とともに途切れた。
少女が向ける視線の先、鳥居近くの紫陽花は薄紫の花を咲かせようかとしていた。
けれど、桜の大樹はまだその枝に緑を見せぬまま―――
(#1) 2014/05/21(Wed) 22時半頃
時は明治。
長きに渡る鎖国が終わりを告げ、開国と共に文明開化の波がここ、帝都に押し寄せる事となった。
(#2) 2014/05/21(Wed) 22時半頃
街には赤レンガの洋館が建ち、舗装された道路を人力車や鉄道馬車がゆく。
男性はちょんまげからザンギリ頭に、着物から洋装に。靴をはいて帽子を被る。
表通りには牛鍋屋に看板をかかげる店が並ぶ。
そして、日が暮れると明るいガス灯やランプの光りが輝かしく帝都を照らした。
そうして、闇の気配は急速に小さく、狭いものとなったのである。
(#3) 2014/05/21(Wed) 23時頃
さて、その華々しい帝都のなかにあって頭を抱える者たちがいた。
それは、帝都に住み着く妖怪たち。
闇が人々にとっての恐怖から離れ、行き場を無くした妖怪達は自然と身を寄せあう事となったのである。
(#4) 2014/05/21(Wed) 23時頃
『つくも町』。
帝都の一角にある、小さなその町には、古くから陰陽師が住んでいるという。
行き場を無くした妖怪を束ねる妖狐、夕顔。
大ばば様、と呼ばれるその狐は、旧知であるつくも神社の陰陽師、那須麻呂に妖怪達の保護を求める事となる。
そうして、つくも町は一風変わった妖怪と人間が共に生活する町となったのだが―――…
(#5) 2014/05/21(Wed) 23時頃
さてさて、それではこの物語を始めるまえに、舞台となる『つくも町』を早速皆様にご案内致しましょう。
― つくも商店街 ―
橋の近くにあり、町の中心に向かって伸びる商店街。日常用品は大抵揃える事ができますよ。
結界のおかげで、人間には普通の人間に見えてる妖怪が商売したりもしてるらしい。
町の中心近くにある壁新聞の掲示板には、立ち止まり新聞を読む人の姿をよく見かけるんだとか。
(#6) 2014/05/21(Wed) 23時頃
― つくも神社 ―
町のはずれにある、大きくはありませんがかなり古い神社。
神社の境内には大きな古い桜の樹があり、悪戯好きな桜の精がついている。
― 長屋地区 ―
町の住人達の多くが住んでいる一帯。
三軒向こうの住人さんが妖怪さん、みたいな事はこの町では珍しくは無いんだとか。
(#7) 2014/05/21(Wed) 23時頃
― つくも橋 ―
帝都とつくも橋を結ぶ石造りの大きな眼鏡橋。
ぽつぽつとたっているガス灯もあってか、昼夜問わずに若い男女の姿を見かけたりすることが多いようです。
― 団子屋たまや ―
甘味どころ。
いつも人で賑わっている。
(#8) 2014/05/21(Wed) 23時頃
…おや?
どうやらあちらでも誰かがぶつくさ言ってる様子。
さて、それではそろそろ物語を始めましょうか。
ようこそ、つくも町へ。
(#9) 2014/05/21(Wed) 23時頃
― 帝都・つくも開闢奇譚 ―
(#10) 2014/05/21(Wed) 23時頃
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