108 Persona外典−影の海・月の影−
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皆が皆、僕みたいなのじゃなくて、 もっと何か他の理由もあるのかも知れないけど 多分、道を見失ってることに変わりはない、から
…………一人じゃない、っていうのは、大事なことだと思う。
[少なくとも立季にとってそれは、シャドウと入れ変わった経験によって得たものの一つだ。 一人では道が見つからなかった。 だからこそ、全てを捨てることを選んだ。 恐らく一人ならば、それが間違いだったと気付くことも無かっただろう。]
…………僕の推察だから、全部が正しいかは分からないけど。
[>>+30巡理への説明に、立季は何処か落ち着かなさそうにそう付け足した。]
(+32) 2015/02/25(Wed) 01時半頃
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……これも、僕の推察だけど。 もしかしたら、辛い事があった人間のシャドウほど、 上手く人間になりすますことが出来るのかも知れない。
誤魔化すのが上手くなる、っていうかさ…… 何があっても、平気な顔をするようにして、 誰にも気付かせないようにする、っていうか……
[さて、自分はどれだけのことがあったのだろうか。 悲惨だと嘆くほどの何かがあったか否か、客観的な視点での感想は求められない。 もとより、誰かに境遇を嘆いたことすらないのだ。 だからこそ立てた仮説でもあるが。
いずれにせよ、断言できることは一つ。**]
…………翔子がいてくれて、良かった。
(+33) 2015/02/25(Wed) 01時半頃
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[>>+35立季の推測を聞きながらそれに頷く]
真弓さんも、言ってた。 影は自分が押し隠してたモノ、弱味とか、欠点とか、傷とか。 そういうものが元なんだって。
隠したい悩みって、誰にも相談なんてできない。 だから、どんどん膨れ上がって首が絞まっちゃう。 泣きたくても、泣けなくなっちゃったり。 どんどん自分の中で闇だけが深くなって。 苦しさに溺れちゃう。
[だからシャドウの入り込む隙ができたのか。 人の心が持つ暗い、暗い、影]
(+34) 2015/02/25(Wed) 02時頃
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……助けを求められなかったんだね。 助けて貰えそうな人がいたら、誤魔化したりしないもん。
[例えばもしそれが父や母などであったなら、 子供はきっと自分を殺すしか選択肢はなくなるのだろう]
たった1人でも。 打ち明けて全部「いいんだよ」って言ってくれる人がいたら。 それはきっと、とても安心する事なんだなって。 思うかな。
[>>+33最後の零れた一言に柔らかい笑みを見せる**]
……立季さんが目覚めてくれて、良かったよ。
(+35) 2015/02/25(Wed) 02時頃
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[ごめんなさい。>>+27 その言葉は五郎にとって何になるのだろうと。 ふと思って瞼を一度伏せた。 過ぎ去ってしまったことをとやかく言うのは好きじゃない。 みんな、ばらばらだった。 けれど、みんな自分の心で決めていた。 だからきっと、それで良いのだ。たぶん。]
灯台に灯りが無いと、辿り着けんもんねぇ。
シャドウがみんな……ははっ。 それは、無理なんじゃないんかなぁ。
[翔子の言葉>>+27に、諦めたように笑う。 心から影が消える日は、きっと来ない。 光が当たれば影が出来る。 その光が強ければ強いほど、影は濃く、深く。 雛宮律に関して>>+28は、同意の頷きを返すに留めた。]
(+36) 2015/02/25(Wed) 20時半頃
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[翔子の説明>>+30を聞いてから、立季を見て。 目の前にいる少年は自分の知っているリツキなのか、どうか分からずに困惑する。]
身体、無いん?……変なの。 翔子ちゃんやさっくんは、病院におるよ。 あたしも、かな。……よく覚えとらんけど。
[一番近く、目を開いた時に見た背中を思いだす。祈ったことはただひとつ。叶うかどうかも分からない。 翔子も櫻井も、うろ覚えだが自分の身体も病院にあった。 もしかしたら、彼の身体もあるかもしれないぼんやり考えながら二人の説明を聞いて。]
(+37) 2015/02/25(Wed) 20時半頃
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………真弓、さん。
[穏やかで、大人で、素敵な人だと思った。 自分が真弓さんの年齢になる頃。 こんな風になれたらいいなと憧れるくらいに。 こんなことが起こらなければ、知り合う事などきっと無かった人。]
言いたくても、言えんことはあるよ。 言っても伝わらなかったり。 伝えたくないことばかり、伝わったり。
[あの人は、どんな人なんだろう。 考えても分からないことばかり。]
……心ん奥。すとん、って。 納得できたらええんじゃけど、なぁ。
(+38) 2015/02/25(Wed) 21時頃
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それに、花河さんに楠さん、五郎さんやサムさんもいるから大丈夫だから。 きっと、俺たち無事に戻れるよ。
[そう優しくそう言った。 みんながいるから大丈夫。 きっとこの満月の夜が終われば―]
(+39) 2015/02/25(Wed) 21時半頃
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[そして、そのあとは合流して話を静かに聞いていた。 真弓さんがシャドウという事実を知り]
っ……嘘……。 司書の……真弓お姉さんも……シャドウだったんだ……。
[落胆しつつも]
何があったのか……わからないけど……俺に……何かできてたら……こんなことにならなかったのかな……。
どうして、シャドウに堕ちたんだろう……。 何か嫌なことでもあったのかな……。
[そう小さく呟いた]
(+40) 2015/02/25(Wed) 21時半頃
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やっぱり……リツもか。
[リツがシャドウだと知ったときは疑惑が確信に変わった、ただそれだけ。 あの時はただの勘違いだと思ったんだけど。 嫌な予感があたっていたようだ]
(+41) 2015/02/25(Wed) 21時半頃
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[呟く言葉>>+41に、ちらりと櫻井の方を見て。 朝に、神社で会った時の事を思い出す。 あの時、巡理は雛宮がシャドウだとはひとかけらも思わなくて。知ったのは、彼が豹変した時のことだった。]
さっくんが気づいてたっぽいから、先に襲ったんかなぁ。 ……あの時は、ごめんね。 ちゃんと、理由。 聞いておけばよかったねぇ。
[少しの後悔が胸に滲んで。櫻井を見上げて両手を合わせて謝罪の言葉を口にした。]
(+42) 2015/02/25(Wed) 22時半頃
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[あの綺麗な夕焼けの日、 雛宮律は自分自身に絶望した。
綺麗なもの、尊いもの、――心温まるもの。 こんな自分にも、大切にしたいものがあった。 自分自身に与えられる痛みなら、いくらでも耐えられた。 もう小さな子供ではないのだから、抗うすべを身につけて、ペルソナのように本音を隠して、悼む感情を切り離して、戦うこともできた。
けれど、――あの日、炎が町を焼き尽くす幻影を見た]
(+43) 2015/02/26(Thu) 00時頃
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[あかりの家族が亡くなったことを聞いた時のことを覚えている。 彼女が酷い怪我を負ったことを知って、泣いたことを覚えている。 そして仲のよかった大切な家族を失った、それをとても悲しいと思ったのに、
同時になんだかとても穏やかな気持ちになった。
あかりから弟の話を聞くこともなくなるし、 彼女を迎えに来る家族の姿を見ることもなくなる、 もう、自分と彼女の差異に疑問を抱かなくてすむ。
――なんて酷い奴なんだろう、そんな自分が嫌になった]
(+44) 2015/02/26(Thu) 00時頃
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[夕焼けの日、
世界はこんなに美しいのに、 自分はとても醜い怪物だったことを思い出した。
そんな自分から変われたつもりになっていたのに、 その頃と自分は何も変わっていないことに気づくのだ。
自分には、大事な人の不幸を喜ぶこころがある。 それが何よりも、許せなかった。 与えられたどんな痛みよりも、許せなかった]
(+45) 2015/02/26(Thu) 00時頃
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―シャドウの海― [音が聞こえる、 わずらわしさに音を確かめようと耳を澄ます。 どうやら、耳もあったみたいだ。
懐かしい鈴の音に似る。 ここにそんなものがあるはずもない。 夏宵の幻想、縁日の白熱灯、魂鎮めの奉納舞、 しゃんと鳴る神楽鈴、切れるような三日月、
駆け上った石段、割れる水風船、繋いでた小さな手の先はどこにいったのだろう?
鬼さんこちら、
―――ふりかえれば、赤い大鳥居]
(+46) 2015/02/26(Thu) 00時頃
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[ちがう、ここはなにもない。 なにもない、シャドウの闇の海の中だ。
自覚も無しに目が開いた。 ああ、自分はまだ化け物にはなってない、 一応、人の形をしているらしい。 それでも目に映るのは闇ばかりだったから、 本当に目蓋を開けたのか、わからない。
伸ばした手の先には、 何も触れなかったはずなのに――、 まばらに降る、淡い蛍火。
指先で、はらりと散った、それは涙の粒のようで]
(+47) 2015/02/26(Thu) 00時頃
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……あかり、
[影が充溢を覚えたその涙が、 今は酷くぎりりとこころを痛ませるのだ。 泣いたことなんてなかった、彼女の泣き顔]
ごめん、
[あれは律のふりをした律ではないもの、 そういえたなら、どんなによかっただろう。 けれど確かに、あれは己自身が最も忌んだ影だった*]
(+48) 2015/02/26(Thu) 00時頃
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光がある限り影はある、ものね。 でも、現実の真弓さんや律さんを食べたシャドウなら。 倒せるかもしれない。
[光に抑圧された影も苦しいだろうが。 影に支配された光はどうなのだろう。 ふと、そんな事を思った]
……きっと、痛いな。
[思考の先に生まれた感想は脈絡のない呟きとなって消える]
私の身体、病院にいるんだ。 それじゃあ、生きてるっていうのは。 本当なんだね……。
(+49) 2015/02/26(Thu) 00時頃
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[>>+35翔子の言葉は立季にとって、まさに灯台に点る明かりのようだった。 ここにいて良いと肯定される心地に、立季は嬉しげに目を細める。]
…………僕は、ペルソナ使いとは違うから。
[>>+37変、と言われるのは少し癪だった。 拗ねたように呟き、立季は真弓に関してのそれぞれの言葉に耳を傾けていた。
シャドウになる前の彼女に関して、立季は風景の一部程度の覚えしか無い。 それからの交流にしても、さほど多くは無い。 彼女の内情は知識としてはあまり備えていないけれど。]
……人の心は分からない、ってことなのかな。
[どんな書物にも、学問にも紐解けないものはある。]
(+50) 2015/02/26(Thu) 00時半頃
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―海の中―
[蛍火が触れたモノはまだ形を持っていた。 闇の海に散り崩れた光へと月塞は手を伸べる]
――憂しかな。 ――愛しかな。
[誰も知らない影の声が憂いと愛おしみを謡う。 声には宿主の面影がほんの少し残っていた。 それは問いかけのようでもあり、嘆息のようでもあり。 宿主が闇の中、無為に漂うシャドウを愛でた時と同じ 何気ない手つきで沈む者に触れた]
(+51) 2015/02/26(Thu) 00時半頃
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たべ、……
[軽く、首を傾げる。 恐らく、ここにいる中で一番シャドウの本質の事を知らないのは、巡理だ。 深く触れ合わず、その消滅に立会いもせず。 普通に接していた存在たちが影で出来ていただなんて想像もしていない。 拗ねた呟き>>+50を聞きとがめて不思議そうに眺めて、それだけ。]
うん。ちゃんと生きとるよ。
[(今は。) 不安を煽るような言葉は飲み込んで、少女の呟き>>+49に言葉を返す。 ここにいる者たちの中で居場所を知る身体は――それだけ。 あとは意識を失った学校の友達が、3人。]
何もかも分かったら、面白ぅないでしょ? 愛しいは、知りたいからはじまるんよ。……きっとね。 二人も、そうだったんと違う?
[人差し指を唇に当て、微笑む。常よりはまだ、ぼんやりとしているけれど。どこか悪戯めいた顔は、少しずつ心が戻ってきた証拠。]
(+52) 2015/02/26(Thu) 00時半頃
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―海の中―
こっちのみずは、あァまいか――。
あっちのみずは、にィがいか――。
[海の中で首を巡らせる。 蜜色の瞳は何を見ているのだろうか。 途切れて、一拍。
何かの呼び声に耳を澄ますように口を閉ざし、 唄は淡々とした独り言に変わる]
ほたる、こい。
あァ、呼んでおる。
[遠く果てを見るような面持ちで目を細めた*]
(+53) 2015/02/26(Thu) 01時頃
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―波打ち際―
愛しい……?
[ぱちりと、目を瞬かせる]
いと、……。
[>>+52使い慣れない単語にそわっと挙動が怪しくなる]
い、ぃと……――。
[ドラマやアニメでしかそんな単語は聞かないのだ。 いと、いと、と口の中で壊れた機械のように繰り返す]
わ、私は、その、ただ。ただ。
[両頬を押さえてむぐぅ、と下を向く]
(+54) 2015/02/26(Thu) 01時頃
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…………知りたい。
[>>+52愛しい、は立季にとって未だ未知のものに近い。 しかし、知りたいと願う気持ちには覚えがある。 それが大切にしたいという気持ちに繋がり、更に先に愛しさがあるのだという順序は未だ立季の知識の埒外にあるが。]
…………もし、現実に戻れたら、 翔子は僕のこと、知りたいって思ってくれる?
[シャドウに身体を明け渡すに至った経緯。 それは誰にも話さぬまま、未だ立季の中にのみある。 >>+54両頬を押さえる仕草に、立季は僅かに身を屈め、翔子の顔を下から覗き込んだ。]
(+55) 2015/02/26(Thu) 01時頃
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し、知る方が、早かった、っていうか……。
[意識していなかった、正直。 なのだけれど、意識したらいきなり意識してしまった]
違う、何でもないです! その、すごく、するっと、甘やかしてもらった、から。
[>>1:482>>1:504はかなり心の柔らかいところへ いきなり切り込まれたものだから泣いてしまったが、 >>1:521不思議と自然に受け入れてくれたものだから]
うれしくて。 なついちゃった、っていうか。
[沈黙]
(+56) 2015/02/26(Thu) 01時頃
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[もごもごと言い訳じみた告白をしていたら、 下から覗き込んでくる視線>>+55に気付き肩を跳ねさせる]
……知り……たい、です。
だ、だって。思ってみれば。 私の方はほとんど何も、知らない、し。
[どうしてあんなに自然に甘やかされたのか、 理由があるような気はしていたし]
好きな食べ物とか、いつも何してるのかとか。 何処に住んでるのかとか――色々。
知りたい、よ。
(+57) 2015/02/26(Thu) 01時半頃
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…………するっと。
[>>+56甘やかしたのが自分の影であるということに気付くまでに、数秒を要した。 影の記憶は確かにある。 しかし、立季にも影にも、甘やかしたとして保存している記憶は無かったのだ。 何気ない遣り取りの内に、そう感じる部分があったとしたなら、 それは立季にとっても幸運なことだ。]
……そうだね。 翔子には僕の裏側ばっかり見られてるから、 普段の僕のことも、ちゃんと知って欲しいな。
[しかし、その為には――。]
(+58) 2015/02/26(Thu) 01時半頃
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[地上の戦闘の様子は、詳細に分かるわけではない。 シャドウも消え、ペルソナも持たない身では尚更だ。 しかし、終わりは近い。 揺らぎを増す水面から、それを察することは出来る。]
…………翔子は、シャドウが全部消えれば良いと思う?
[彼女がどう答えるのか、何となく想像をしながら立季は問い掛ける。立季は欲しい答えがあることも自覚していた。 苦しさと悲しさを理解する彼女なら、ただ無碍にシャドウを悪と扱うこともないだろう。そう踏んでの問いだ。
黒い波は、現実とシャドウの世界の狭間を揺れ動く。 立季は波打ち際の向こう側――現実のある方を、見遣った。**]
(+59) 2015/02/26(Thu) 01時半頃
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[2度目の邂逅の時、親の庇護のない事を率直に問われて。 多くの場合、憐れみつつも何もしない――できないが故に 口を閉ざしこちらを刺激しないよう気を遣われた。
変に気にせず接してくれるならば嬉しかった。 だが、敢えて踏み込み涙を流させてくれた上で 「一緒にいてくれる」と約束してくれたのは初めてだった。
>>+58頬に手を当てたまま小さく頷く。 >>+59続く問い掛けに幾許か顔を上げて視界に少年を捉えた]
……全部は、やだな。 そりゃあ、人を無差別に襲ったりとかは絶対駄目。 でも。
(+60) 2015/02/26(Thu) 02時頃
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どんなに暗い感情でも、無理矢理殺すのは惨い事だよ。 誰も最初から憎みたくて憎むんじゃないと思う。 生まれたくてシャドウになったんじゃないと思う。 ただ、駄目だって、叶わない事だって、蓋をして。 それ以外に「痛い」って叫び方を知らなくて。 生まれてきたのが影、なんじゃないかなって。
何が良いのかなんて解らないけど。 ただ、苦しみを肯定されるだけでも。 救われるシャドウはいるんじゃないかなって、思う……かな。
シャドウだけじゃなくて。 そもそも人間皆が、そうなんだと思うけど。
[もしかすると。 ペルソナとは己に受け入れられたシャドウなのかもしれない。 そう、月塞の事を思うのだった**]
(+61) 2015/02/26(Thu) 02時頃
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