人狼議事

64 さよならのひとつまえ


【人】 執事見習い ロビン

 先程の話ですがね。

[もう一冊本を手にした彼の膝へ、読みやすいと思われる本をさらに積み重ねるという暴挙へ出る。
そうしながら、僕は言葉をつるりと溢した]

 実際してますよ。恋。
 自虐的な感傷へ浸れて、なかなかの馬鹿馬鹿しさです。

[表情ひとつ変えないままに、彼を見上げて。
ぱちぱちと数度瞬きをしてから、本を彼の膝へもう一冊重ねた。

そう、恋愛なんぞそんなものなのだ。
だがしかし、そんなものへ陥る者の多くは、まだ実る可能性もある。
僕の馬鹿馬鹿しい感情は、限りなく100に近い確率で、永久に果実は得られない。
どころか、周りに不快を撒き散らすことしかしないだろう。
故に、この古本のような重量の重りをつけて、生活の雑多な海へと投棄するべきだとは、理解してはいるのだが。
こうして言葉へしてみてしまう辺り、自分はどうしようもない、ど阿呆である。

そのまま見上げていれば首が痛くなってきたので、本を纏めて立ち上がり。
スポーツマンというものはにょきにょき筍の如く背が伸びるのは何故かへ自虐的な思考を逃がした]

(23) 2014/03/21(Fri) 08時半頃

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