108 Persona外典−影の海・月の影−
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……うん、何度か……泣かせたよ。 最初の時、丁度こうやって……同じように、涙を拭ってくれた。 11月の、満月の夜。
[彼が現世へ戻ってこれた事への途方もない安堵。 それに比べれば記憶がない事くらい――大した事ではない]
痛くは、ないよ。……良かった。 立季さんがこっちに戻ってこれて……。 ちゃんと、身体もある……ちゃんと、温かい……。
[頬を撫でる手に、ミトンを外して手を重ねる]
探してたの。一緒にいるって、約束したから。 約束、してくれたから――。
(97) namba 2015/02/28(Sat) 00時半頃
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―後日 大塚家―
[まだ傷が癒えてない。考えてたより辛かった。 そんな言い訳で、学校や家族を誤魔化しつつ数日、部屋に篭りがちに為っていた]
… … … … … … … アカリ …?
[軽く三度のノック。続いて投げられた言葉に、扉を開けた]
… … … … … やっぱ 顔ひどい?
… … … ごめんアカリ、変な心配かけて。 …後…ノートも。
[流石にアカリに過剰な心配は掛けたくない。そんな空元気か強がりか、それが普通の受け答え程度は可能にさせていたけど。 同じ家で暮らす間柄だ。明らかに目減りしてる食事量や、口数の少なさで、どうしてもバレるのが、辛い所だった]
(98) 十六夜 2015/02/28(Sat) 00時半頃
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/* どっかでしょたんがオルフェウスとかイザナミって言ってたけど、 とりあえずまだ根の国にいるねの法則。
(-429) sen-jyu 2015/02/28(Sat) 01時頃
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[部屋に篭もって、食べる量も少なくなっている。 なにより……話しかけても、虚ろで、笑ってくれない。 そんな麻夜が心配ではあった。けれど、何も出来ない。]
……うん。 大丈夫、辛いっていうのは、わかるから。
でも、外にでたほうが、いいよ。 学校にも、いこう? きっと、幸川くんも、待ってる。
[それがどれだけ辛いことか、それがどれだけ麻夜を苦しめているか、わかっているつもりだ。 ……本当は理解できていないのかもしれない。 それでも、そういうしか、なかった。]
(99) pepaki 2015/02/28(Sat) 01時頃
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/* IFの闇落ちした五郎さんには私が行かなければ……。 今度こそ戦わないと。 となると今度こそきっちり村側ですね、翔子。
>>-429 りっちゃん しょたん。しょたん。 根之堅州国から連れ戻すとしたらやはり愛しい人の役目ですから。
(-430) namba 2015/02/28(Sat) 01時頃
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[具体的な手順、対処法を考慮するより早く手が動き、少女の涙を拭っていた。 まるでそうすることが当然だと知っていたかのような感覚は、>>97少女の言葉に裏付けされた。 或いは、少女がさも知り合いであるかのように嘘を言っている可能性もあるが、立季はそれを除外する。 彼女がそういうことをする人間では無いと思える感覚を、『知っている』という言葉以外で説明することは難しい。]
…………約束。 僕は君と……翔子と、約束をした?
[それは、とても大事なピースだ。 足りないものを探る為だけではなく、自分の存在の根底にすら関わる程の。]
……そうだ。 僕は、翔子と約束をしたから、…………だから、ここに
[手と手が重なる。確かにその温度を知っている。]
(100) nico 2015/02/28(Sat) 01時頃
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[>>95 しゃがみこんだ頭の上から聞こえてくるのは、 独り逝ってしまった幼馴染の言葉。 彼を求めるあまり、気が触れてしまったのだろうか。 けれど耳朶に落ちる声は、聞き間違えようのない雛宮律の声。
その姿を確かめようと、顔を上げようとするが、 変わり果ててしまった姿を見るなと――そんな切実な律の願いにあかりは俯いたまま、言葉を紡ぐ]
どんな姿をしてたって、 律っちゃんは律っちゃんだよ。
……帰って来て、くれたんだよね? もう、どこにも、行かないよね?
[丸まった背に伸びる手の気配を感じて、期待と不安が涙声に滲んだ]
(101) ひびの 2015/02/28(Sat) 01時頃
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…はは…ううん…ありがと。
…俺……アカリが今いなきゃ……限界だったかも…。
[明の手を取り、力無いがほんの少しだけ薄く笑みを作った]
…情けないけど…こうやってアカリに心配されてるだけでもね… …結構…安定剤なったり……。
… … …外。出た方がいいんだろうね。 …でも…リツキにあうの…ちょっと怖かったり…。
[明が沈んでいると、何とかしないと行けないと思って。 そういう心が少しずつ心を整理させてるが、まだ少し足りないけど]
(102) 十六夜 2015/02/28(Sat) 01時頃
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… … … … …じゃあ。 外だけ 出るか な。
[沈み部屋に篭るのも、大切な恋人に心配させるのも、数日過ぎれば少し取り戻せたという事か。 その日、漸く片方だけは受け入れる事にした]
…明日から土日だろ? 何処かいく?
繁華街でも桜屋でもいいし。 花河センパイのとこか…あ…シモベショーコ探すのもありか…
[実際に、外の空気を吸わなければ、心が沈んでいく。 それに気付けるのは間違いなく此処に明がいるからだろう。 もし彼女がいなければ、深みの底まで下手すれば沈みかねないと想像すると、今ここに明がいてくれる事そのものに感謝して]
(103) 十六夜 2015/02/28(Sat) 01時頃
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/* 本編でないしあんまり沈むとまた大変だから小回復。 そして同時にアカリ不在時の闇落ちフラグが折れたこととか。
あかりもふもふもふ。 健気な恋人を持てて幸せです。
(-431) 十六夜 2015/02/28(Sat) 01時頃
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……あやまらないで。 律っちゃんが戻ってきてくれただけで、もう、充分だよ。
[>>96 ごめん、と口にする律に何度もかぶりを振る]
ほんとのことなんか、いらない。 だから――
[『お前には知られたくなかった』と言う、 その真実を聞いてしまったら、 もう律はいなくなってしまうような予感がしたのだ。
落ち行く陽の気紛れに照らされ、 長く伸びたあかりの影が、捩れた律の影に触れた*]
(104) ひびの 2015/02/28(Sat) 01時頃
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うん……そうだよ。 一緒にいてくれるって、連れて行ってくれるって。 暗くて静かで、寂しい事も、苦しい事もない世界へ。 でも、……そこには「未来」はなかったから。
一緒に戻って来ようねって。 それで、立季さんの事、いっぱい教えてねって。
[>>100何かを思い出した様子に濡れた瞳が瞬く。 口許に笑みが浮かんだ]
あっちに行く前に、プレゼントくれたの覚えてる? 今度はね、私……持って来たんだよ。
[左手に持っていたピンク色の小さな紙袋を差し出した。 赤いリボンのラッピングシールが張られた、包み]
受け取って、くれる……かな……?
(105) namba 2015/02/28(Sat) 01時頃
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……ううん、麻夜のためになれてるなら、うれしい。
[今までに比べれば、力のない笑い。 それでも、彼が頑張って作ってくれている、顔なのだ。]
うん、どこか、いこ……? ちょっと、待ってね。 ………………その、話したいことが、あるって。変わるね。
[そう言って、目を閉じる。 数瞬の後、目を開けた少女の目つきは、ジト目で険しく。
次の瞬間には、思いっきり麻夜を殴りぬいた。]
(106) pepaki 2015/02/28(Sat) 01時半頃
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………………甘えるな。大塚麻夜。 明に言っていたぞ。逃げるなと。
お前も逃げるな。自分の選択に、向き合え。 ………………私が負けを認めたのは、そんな男じゃなかった。
向き合え。お前と。 向き合え。幸川立季と。
[そう言って、また目を閉じる。]
(107) pepaki 2015/02/28(Sat) 01時半頃
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[次に目を開けた時にはいつもの少女で、その手で殴った麻夜を心配して駆け寄った。]
ごごごごごめんね!?大丈夫!? その、クロノスが、初めて出たいって言ったから……。 い、いつもはこんなんじゃないから!優しい子だから! お、怒らないであげてね……?
[そう、不安げに、見上げた。]
(108) pepaki 2015/02/28(Sat) 01時半頃
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/* Q.なんでこんなことになったの? A.私の中のクロノスが出たいって言ったから。
>>-431 麻夜 もふもふ。 健気な恋人にはおまけがついてきています……(
(-432) pepaki 2015/02/28(Sat) 01時半頃
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/* 村の再延長ありがとうございます。
(-433) ひびの 2015/02/28(Sat) 01時半頃
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…………暗くて、静かな世界。
[>>105彼女の口から語られるそれは、ずっと昔に立季が描いた理想の世界のように思えた。 寂しい事も、苦しい事もない世界。 未来も過去も無く、ただ闇に包まれた世界。 しかしそんなものを夢見ていたのは遥か昔のことだ。 ――いや。違う。]
……プレゼント。クリスマスの、だ。 クリスマスだし、暗い中でも目立つように、って、 赤い、リボン…………
[大きなピースを軸に、小さなピースが揃っていく。 断片的に思い出される出来事を組み合わせる最中、少女の――翔子の差し出した紙袋を受け取った。]
……開けてもいい?
(109) nico 2015/02/28(Sat) 01時半頃
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[>>101 言葉は尚、 触れることを躊躇わせるものだった。 滲んだ期待、それを裏切るしかないのなら、 謝罪なんて自己満足は、より罪深い]
まだ、帰れない。
[>>104 否定することも出来ずに、口にした言葉。 こんな言い回しは自分の影と同じだ、自分自身なのだから当然だけれど。 嘘にはならない言葉、けれど真実ではなくて事実でしかない。 だから、吐き出すように言葉を重ねた]
いつ、帰れるかわからない。 帰ることが出来るのか、わからない。
――……いや、俺は、
[ほんとうのことなんて、いらない。言葉に苦く笑った、 しばしの沈黙が降りる。言葉が無ければ、自分の存在も酷く希薄になったようで]
(110) sen-jyu 2015/02/28(Sat) 01時半頃
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あかり、
[名を呼ぶしかなかった。 触れることを留まったまま影が重なる]
本当のことを言わなくたって、 ……俺が酷い奴だって、わかっただろ? お前を傷つけて喜んでた、あのシャドウも、間違いなく俺なんだ。
[容はないのに、また痛みを覚える。 伸びかけの腕は、焼け爛れた片目を押さえていた*]
(111) sen-jyu 2015/02/28(Sat) 01時半頃
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[そうだ、怖いんだ。自分は。リツキに会うのが。 真実を確かめて、再びリツキを手に掛けなければいけないのが]
… … …そうだね。…何処がいい…? …やっぱり買い物とかしたいならはんかが… …
[変わる。その言葉に首を傾げたが、半分は理解が追い付いた]
… … … ん? … …
… … … どうしたんだ、スガ … …
[何の用事で、『彼女』は話をしたがったのだろう。 そう考えて、妙に不機嫌な視線を浮かべた、『スガミ』に声を掛けようとして]
(112) 十六夜 2015/02/28(Sat) 01時半頃
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… … … …ぶっ… いたあ!?
え!? スガ … … … え … … …
[別に父親には殴られ慣れてる。だが。 顔を殴りぬく曇りないストレートは、明の腕に拠る物とは思えない程、重い。
余計な物が全部霧散して混乱した頭で、そして呆然とする。 違う、『スガミ』ではない。この腕は、その鋭い覇気と言葉は…]
(113) 十六夜 2015/02/28(Sat) 01時半頃
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[ふと呆然状態から立ち戻ると、明が、不安そうに自分を見上げていた]
… … … … … …あ アカリ。
… … … … … …センパイの時といいメグリの時といい。 ね もしかしたらさ、アカリ。 俺、怒られなきゃダメな奴なのかも…
[明が失踪した公園での時も花河の叱咤が無いと如何すれば良いかわからなくなりそうだった。 明を助ける為にスガミと向きあった時も、神社で巡理に反発したあの言葉があればこそだった]
(114) 十六夜 2015/02/28(Sat) 01時半頃
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… … …余計な考え なんかすっ飛んだ… …
イロイロと…。 … …殴られて考えてみたら…。 もう選択は選んだ後なんだから。
…今更…怖がる事も逃げる事も…今までが無駄になるし…
… … … … …それより… … …さ… …
[殴られてひりひりする頬を右手で押さえながら。 何だか悩みも毒気も抜けた、意外そうな表情で明と視線を合わせて]
(115) 十六夜 2015/02/28(Sat) 01時半頃
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… … … …喋れたんだね… …アイツ…。
[頬が痛くて濡れタオルが欲しい、後それから。 明に護身術を仕込んでみようかな、そんな他愛も無い事を無意識に考えられていた]
(116) 十六夜 2015/02/28(Sat) 01時半頃
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/* シャアアアベェェェエエエエッタァァァアアアア!!!!!!
実際、アカリに格闘技伝授したら強くなりそうなの。 やだなにそれ怖い。その内アカリがたくましくなってたらどうしよう。
村の延長、ありがとうございます!感謝! なんかまだ沢山ログ書きそうだし嬉しい!
(-434) 十六夜 2015/02/28(Sat) 02時頃
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/* そろそろ時間切れぽい、再延長ありがとう! でも月曜朝までか、あしたはちょっと予定が不明なんだけど、日曜日は時間とれると思う。
着地点?足のついた先が着地点です。
(-435) sen-jyu 2015/02/28(Sat) 02時頃
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そう。 これが目印になるから、って。 ほら……似合ってるって、言ってくれたから。 あれからずっと、つけてるんだよ。
[>>109右手を一度離し、おさげの根元で揺れるリボンに触れる。 零れていた涙は止まり、今の眼差しは柔らかい]
うん。 気に入って、くれると良いな……。
[少し恥ずかしそうに赤い頬に更に朱を刷いて。 差し出した紙袋の中身は透明なラッピングに包まれた、お菓子。 ホワイトチョコをまぶした小さなストロベリーマフィン。 ハート型に抜いたチョコレートは2色。 ストロベリーとビターの2種類で作り添えてある。
そして、もう1つ。 白い蒲公英――シロバナタンポポの栞]
(117) namba 2015/02/28(Sat) 02時頃
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/* 延長おつつです、有難う御座います。
左手ミトン外したらきっと絆創膏が1つくらいあると思ってる。
(-436) namba 2015/02/28(Sat) 02時頃
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