130 Gift-画面の向こうの貴方へ-
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
[みっつの贈り物は、成るべくプライスレスなものを選んだ。
流行に疎いと態々紹介文に書く自分が見繕うよりも、 良いものを用意出来ると踏んだ為だ。
だが、ラップトップを前にして、そろそろ年貢は納め時。 残る二人は可愛らしくも若い猫二匹。 アイコンを見比べ、脚を組み、顎に手を宛がった。]
(17) 2015/10/25(Sun) 21時頃
|
|
ウィンターアイテムにバースデープレゼント。 しかも、私に縁遠い若い女性相手だ。 娘に最後に贈ったプレゼントは旅行券だったし、 孫娘には、たしかコートを……、うむ、これは悩ましい。
[顎を擦りながら、頭の回転率を上げるが、所詮卓上論。 うら若き乙女達の所望の品などこの家に在る筈もない。]
(18) 2015/10/25(Sun) 21時頃
|
|
[観念して重い腰を上げよう。 元々、午後は日用品を求めて出かける心算だったのだ。 それに偶にはポンコツのブルーバードにもエンジンを入れねば、 飛び方を忘れて、先にボケてしまわれかねない。
もう、新車を買う予定も無いのだし、 走行距離をもう少し伸ばしても良いだろう。]
(19) 2015/10/25(Sun) 21時頃
|
|
[本日は麓の街ではなく、もう少し脚を伸ばして、 有料道路を使い、政令指定都市まで愛車を走らせた。
紅葉に染まりだした街を抜け、パーキングに車を預けると、 秋物のコートに腕を通し、ボルサリーノを被って歩き出す。
若い頃に出張で訪れた首都と比べれば、 確かに垢抜けないが、己の身の丈には十分だ。]
(20) 2015/10/25(Sun) 21時頃
|
|
ははぁ、少し見ない間に空が狭くなったね。
[独り言を共にしてコートを木枯らしに任せる。 ショーウィンドウが並ぶモールはハロウイン一色。]
―――…やぁ、お邪魔させて貰えるかな。 [気安く声を掛けて入店するのは、オーガニック系のサロンだ。 明るい店内は耄碌した目にはとみに眩しく、それ以上に―――、]
(21) 2015/10/25(Sun) 21時頃
|
|
[――― こっぱずかしい。
もう定年もとうの昔に迎えた老人が、 煌めく女性の園に顔を出すなど、平静を装っても首裏が焼ける。
鍔を持ち上げ会釈すれば、スタッフは快く迎えてくれるが、 サービスがどれだけ良くても、照れくさいものは照れくさい。]
(22) 2015/10/25(Sun) 21時頃
|
|
[この店のハンドクリームを妻に贈った時もそうだった。
貴方は本当にすけこましだわ。と震えた妻の顔は忘れられない。 女性がなんてことを言うんだ、と咎めたかったが、 その顔は明らかな喜びに染まっていたので、 不名誉なレッテルを甘んじて受け入れた。
好いた女が身綺麗で浮かれぬなら、結婚などしやしないのに。]
(23) 2015/10/25(Sun) 21時頃
|
|
ああ、今日はハンドクリームではないんだ。 そうだね―――…、あれを貰えるかい。
[予め入店前に目星は付けていた。 妻は肌が弱かったから、その類について多少の知識もある。
そっと揃えた指で示したのは赤いペンシル。 子供が使うには派手だが、大人が使うならそれは色気になる。]
(24) 2015/10/25(Sun) 21時頃
|
|
[贈答用に包んで貰えば、撤収は電光石火。
早々にボルサリーノを目深に被って店を出た。 何度経験しても、こういった買い物には慣れない。
ドッと汗を掻いた背中を気にしながら、 今日はなんて暑い日だろう、と火照った頬を北風に嬲らせた。*]
(25) 2015/10/25(Sun) 21時頃
|
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る