84 Es 3rd -Test days-
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な…なんだ…
…
…の…りだ…
…だからな…って…たぜ…
…あの…から…
…
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― 少し前 ―
あっ…
[じっとカウンターの隅の彼を見つめていると、彼が苦笑して、立ち上がるのが見えた。>>3:52 なんとなく、自分のせいだとわかった。 自分がやられたくないとあれほど愚痴っていたことを、人にやってしまったのだ。
そのまま彼はこちらを見ずに店を出て行く。 何かを言いたくて、彼を目で追った。 でも、結局かける言葉が見つからなかった。 彼が店を出てからしばらくして、大きなため息をついた。]
マスター、俺馬鹿にゃね 彼がまた次に来たら、謝っておいて欲しい…
[とカウンターに向けて呟いた。]
(6) wallander 2014/07/30(Wed) 21時半頃
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…
[藤之助を支えて立ち上がる。 マスターからの許可を得て>>3:42、店の奥に彼を連れて歩き出そうとするが、彼はもたれかかるようにこちらの肩に頭を近づけて、のんびりと声をかけてきた>>3:38
彼の身体からも、近い顔からも濃い血の香りが漂う。 目が合うと、彼は夢見心地の、とても気持ちが良さそうな表情で笑った>>3:37
苛苛する。 ちっ、と聞こえるように大きな舌打ちをして、彼から視線を外す。 彼の足取りになど合わせていられない。 ふらつく彼の身体を強く抱きかかえると、ずかずかと大股で店の奥へと向かった。]
(7) wallander 2014/07/30(Wed) 21時半頃
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― 店の奥 ―
[バーのカウンター横の通路の奥、小さな部屋にたどり着くと、広げたままになっていたソファベッドに、そのまま投げ捨てるように藤之助の身体を放り投げた。 横になった彼を冷たく一瞥する。 ふっと冷笑が漏れた。]
…はは なぁ、自分では気がつかないのかな
[薄笑いを浮かべたまま、自分も彼の身体に覆いかぶさるようにベッドの上に跪き、彼の顔を挟むように手をついた。]
(8) wallander 2014/07/30(Wed) 21時半頃
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[彼の目に視線を合わせたまま自分の顔を近づけていく。 一番近づいた所で、彼の唇をぺろりと舐めた。 一瞬身体がぞくっとする。 やはり彼は、ここからも血を流している。 一旦顔を離すと、彼を見下ろし、笑った。]
お前、すごい匂いがするんだよ。 なあ、さっきまで、何をしてたんだ? あんなに気持ちよさそうな顔ができるくらい楽しいことなら、俺にも是非とも詳しく教えてもらいたいものだな。
[おおよその見当はついている。 だからこそ、苛苛するのだ。 席をはずして何をしに行ったかと思えばこれだ。
しかしこの一番強い匂いの元はどこだろうか。 彼の上半身を視線で見回した。**]
(9) wallander 2014/07/30(Wed) 22時頃
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ミケは、藤之助に照れた。
wallander 2014/07/30(Wed) 22時半頃
ミケは、藤之助にひどくうろたえた。
wallander 2014/07/30(Wed) 22時半頃
やら…にやられてたみたいだ…
…
…ん…
…があんたを…に…れるって…だろ…
…
…に…られるのは…か…
…
の…らない…が…あるんだな…
…い…を…わせたのも…の…
ふい…と…を…ける…
…を…てる…
…をして…つくのは…だ…
…
…
…にたくないなら…に…づくな…
…なら…さ…
…ずっと…に…るっつたら…してくれるのか…
…ぬよりも…
…お…の…に…られない…が…だっつったら…
…
いわけ…いだろうが…
…
…を…り…を…れば…うからずって…ってっか…
…の…は…
…そいつがまだお…の…にいるなら…
…そいつも…だろうが…
…らん…に…どう…えって…うんだよ…
…
ぁ…
…
…っ…ば…
…
…
…お…にまで…え…がったらどうするんだよ…
…かお…
…
は…あ…
…
…いや…れ…しんだものだから…お…だけを…やすの…ない…
…
…
…は…お…を…に…せる…
…もしかしたら…が…することもあるかもしれない…
…のとれた…を…えているようなものだ…
…いだろう…
…
の…が…き…れたのだろう…
…ぶくれを…り…し…の…は…と…していた…
…の…を…れ…しんだものと…ぶ…の…に…
…が…を…きた…だった…を…する…
…なら…いが…
…を…せる…か…
…な…を…ったもんだな…
…お…が…を…せ…けず…に…ぐのは…の…かい…
…
…はそう…には…なね…から…
…こんなんで…るくらいなら…から…づかね…よ…
…それに…
…お…こそ…がって…いか…
…
…くなけりゃ…な…
…に…ねてみるのも…きっと…くは…かろうよ…
…
…くないわけが…ないだろう…
…もっと…くに…えていたら…か…わったかもな…
…
…さようなら…
…の…などさっさと…れて…ふさわしい…い…をみつけるといい…
…
ミケは、フィリップにお辞儀をした。
wallander 2014/07/31(Thu) 19時半頃
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[身体の真下に居る藤之助が困惑した表情で覆いかぶさる自分の肩に手を伸ばしながら、声をかけてくる>>22 それを聞いて、一瞬ぽかんとなった。 何でだろう。 考えて、ぽつりと思ったことを口に出した。]
俺は、お前は俺のものだと思ったんだ。 お前がどんなに嫌がったって、無理やりにでも手に入れるって思ってたよ。 だから俺、お前が誰かに血を吸われたと思って、すごく気持ち良さそうにしてるのを見て…
(81) wallander 2014/07/31(Thu) 20時半頃
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[だから、何故苛苛したのだろう? 自分の嫌な気持ちにたどり着くのを無意識に押さえつけたその時、一際強い匂いの発生源…着物についた血を見つけた。
その微妙な場所と量を見て、はっきり理解した。 そして、大体どこを噛まれたのかも見当がついた。 肩口だ。]
…〜〜!!
[自分の気持ちを理解したくない。 なんだか泣きたくなるような気分で肩に伸ばされた藤之助の手を勢い良く払い、血のついた着物の襟を思い切り横に引っ張った。
胸元から肩までが露になる。 傷口は恐らく既にふさがっているだろうが、血の香りの強いところはすぐわかった。]
(82) wallander 2014/07/31(Thu) 20時半頃
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俺のことはどうでもいい。 お前には、何をしていたか聞いているんだ。
[自分は明らかに獲物を追い詰めている側のはずなのに、どうしてこんなに頭がぐるぐるするのだろう。 言葉は静かだが、冷笑は自嘲気味の笑いになり、目の前が少し滲んだ。 荒い息のまま、血の匂いの強い肌に顔を近づけ、一度舐めた。
ああ、ぞくぞくする。 これが、藤之助の血の味だ。]
(83) wallander 2014/07/31(Thu) 21時頃
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わかってるよ。 噛まれるのが気持ち良いんだろ。
[その部分を軽く噛んだ。 血が、流れ出すのが見えた。 それを舐め取ると、もう歯止めが利かなかった。]
フジ…
[少しだけ顔を上げて、彼に笑いかけると、次の瞬間、首元に深く牙を食い込ませた**]
(84) wallander 2014/07/31(Thu) 21時頃
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[美味しい。 牙を差し込んで、啜った瞬間、その何とも言えない濃厚な味に陶酔し、ため息をつきそうになる。 しかし、血を零さぬよう口を離さぬように彼の傷を吸い続ける。 段々、酔いが醒め、意識がクリアになっていく気がした。
彼が自分の服を掴む>>92 軽く血を吸う度に彼が漏らす声が聞こえる。 素直に可愛いと思った。 愛しいと思った。]
(102) wallander 2014/08/01(Fri) 00時頃
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[さっき彼は何と言っただろう。 進んで差し出したわけではない>>91、と。
もう牙を差し入れたときとは違い、少しずつ、傷から血を吸うようにしながら考えた。 そして苦笑した。 やっぱり進んでだろうがそうでなかろうが苛苛する。 もう認めたい。 自分は嫉妬深いのだ。]
(103) wallander 2014/08/01(Fri) 00時頃
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ふぅ…
[ある程度血を啜った後、流れる血を舐め上げて、顔を上げた。 彼はどんな様子だっただろうか。 横たわる彼の顔に、自分の顔を近づけて、苦笑して呟いた。]
なあ、唇からは、どうやって血を吸われたんだ?
[一番最初の時のように、唇を舌で舐め上げた。 次に、唇を軽く啄ばんだ。 彼の頭を抱えるようにして、何度も何度も唇を啄ばむ。 彼を抱きしめた。 抱きしめたまま、歯に、もっと奥に舌を入れた。
別に、血が流れてなくたって良かった。 もはや、血を吸いたいということが言い訳になっていた。**]
(104) wallander 2014/08/01(Fri) 00時頃
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ミケは、フィリップにお辞儀をした。
wallander 2014/08/01(Fri) 21時半頃
ミケは、ライジを不信の目で見た。
wallander 2014/08/01(Fri) 21時半頃
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そうか…
[自分の真下にいる藤之助の言>>111を聞き流して口付けを重ねる。 背中に彼の腕がまわされ、強く抱きしめあう形になる。 彼の顔が、吐息が近い。
ふっと彼が、自分の口の端に口付けて、呟いた>>112。 たまらない。
彼の腕を下から自分の腕に絡めるようにしてソファに軽く押さえつける。 手のひらが重なり合う。 口付けを一旦止めて、彼の耳元に顔を寄せ、囁いた。]
好きだ
[言った後、耳たぶを軽く甘噛みした。 彼の手のひらを押さえつけたまま、顔を彼の胸元の方へ埋めていく。 軽く音を立てて吸った。 夜はまだ終わりが見えなかった**]
(174) wallander 2014/08/01(Fri) 22時頃
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[彼の胸の突起を音を立てて何度も吸った。 一緒に、片手だけを彼の手のひらから外して、腰の帯を緩めていく。 緩まったらもう片方の襟元も押し広げて、彼の全身が露になるのに、そう時間はかからなかった。
彼の肢体を見下ろす。 ここまで来て怖かった。 最初に押し倒したのはこっちの方なのだ。
でも、いいか、と聞くのも馬鹿らしく思えた。 どう返事が返ってきたところで、自分の身体の下の彼の上気した顔、あえぎ声、熱い身体、全て手放すつもりは毛頭なかった。
もう片方の手も離すと、彼の裸の腰に腕を回す。 彼を腰を浮かせたうつぶせに近い体勢にするように促しながら、彼の下腹部、その下に手を這わせた。 もう言葉も何もなかった。 荒い息だけ漏れた。]
(194) wallander 2014/08/01(Fri) 23時頃
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― 朝 ―
んん…
[普段引きこもり気味の自分の朝は遅い。 だけど今日は、何かくすぐったい感覚がして薄く目を開けた。 ふわりと、自分の頭に手を伸ばして微笑む藤之助の姿が見えた。
ぼんやりと、横になったまま彼の顔を見上げる。 彼が囁いた>>184 そして、彼の顔が、唇が近づいて、少しだけ温かい感触を感じた後、すぐ離れていった。
全てが夢のようだった。 変わらずぼんやりとしたまま、店の方へと向かう彼の後姿を眺めながら、再び目を閉じた。]
(204) wallander 2014/08/01(Fri) 23時半頃
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