130 Gift-画面の向こうの貴方へ-
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[クローゼットを開け放ち、顔を突っ込んで探る衣装の合間。 稀に着込む三揃えに、先週衣替えをしたばかりの秋物が並ぶ。
腕を伸ばせば、探していた滑らかな感触を指先が捕まえた。]
―――…あった、あった。 捨ててはいない筈だから、此処にあるとは踏んでいたが、 いやぁ、私は相変わらず、すぐ物を見失う。
(7) 2015/10/23(Fri) 01時頃
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[自らの迂闊さを笑うように瞳を撓め、 手繰り寄せたのは掌に少し余る平たい木箱。
ジュエリーボックスと云うには薄すぎて、 レターケースと云うには分厚い代物。
指腹で木目をなぞり、丁寧に蓋を起こして中身を確認。]
いやぁ、懐かしい。 静物画に合うかは分からないが、これなら大丈夫だろう。
(8) 2015/10/23(Fri) 01時頃
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[一人太鼓判を押せば、ゆっくりとスライド式の蓋を開き、 中から溢れる多色の彩りに、恍惚の混じる瞳を微睡ませる。
収められているのは、紫苑色の群れ。 ひとつひとつは指で摘まむほど小さなものだが、 数えれば大小形を問わず五十程が詰まっている。
―――― 長年の収集癖の賜物だ。]
(9) 2015/10/23(Fri) 01時頃
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女性はいくつになっても、綺羅綺羅しいもの。 きっとこの方にも似合うだろう。
モチーフにならなくとも、実用性を兼ねる。 うん、中々悪くない選択じゃないか。
[独り言を嬉し気に呟くと、包装紙を探し、 集めた二つ目の贈り物を抱えてリビングへと脚を運んだ。*]
(10) 2015/10/23(Fri) 01時頃
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To.F from.ティム
[彼女に贈られるのは平たい木箱に収まるヴィンテージ釦多種。 ベルベッドに抱かれて鎮座する青を基調とした其れは、 形も装飾も様々に奥深く、さながら宝石のよう。
一つ一つ、古い職人の手によって作られたもの。 最初揃えた時はこんなに長く続く趣味になるとは思わなかった。]
(-8) 2015/10/23(Fri) 01時頃
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[絵のモチーフとしてだけでなく、 カフスとして使用するのも良い、チャームにしても良い。
技巧を凝らした釦は最早芸術品の領域で、 誰かにお裾分けしたいと前々から思っていたものだ。
翡翠色の包装紙で包み、深緑のリボンを掛けると、 To.Fと万年筆でカードを添えて用意完了。]
(-9) 2015/10/23(Fri) 01時頃
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