78 わかば荘の薔薇色の日常
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[──南方の、欲を。]
(=17) hana 2014/07/03(Thu) 17時頃
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[家族よりも家業よりも優先して 書き続けたいと思う自分を暴いた。
だから──南方が抱えているものも]
──見せて。
(=18) hana 2014/07/03(Thu) 17時頃
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[目の前にある南方の顔を 表情の変化を つぶさに見詰める遊の目がある。
最初に驚きがあって 見開いた目が自分を見ているのがわかった。
難しい顔の理由は──。
探る刹那に、鼻白むような息遣い。
いや。 ──これは嘲りか。]
(60) hana 2014/07/03(Thu) 18時頃
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[間中サンと呼ぶ声は さっきのようにはもう言い直さない。
明確に引き直された線は 色を持たないのに視認出来そうなほどの存在感を得る。
遊はそれに返事をしない。 まだ口を開かない。
南方の沈黙を、逸らさぬ眸に捉えたまま。
口を噤んだ南方と 声を発さぬ遊の作る静寂を 液体をストローで啜る濁音が乱した。]
(61) hana 2014/07/03(Thu) 18時頃
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[晴れた空から落ちる見えない雫のように ぽつっと零された一言に 遊はまだ、何も答えない。
それは遊が求める答えではない。]
──?
[お前──と、 突き放すように言う南方に 沈黙を守っていた遊のきょとんとした顔が 当たり前のように頷いた。]
(62) hana 2014/07/03(Thu) 18時頃
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[物書きである──。
それは事実であって 賞賛を受ける美徳でも、 人種を分け隔てる壁でもない。
だから──何の感慨も抱かず、 間違いなく、疑いようもなく、 確実に伝わっているだろう欲求への 南方の返答を待っている。]
(=23) hana 2014/07/03(Thu) 18時頃
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[汚れているものも ちっぽけなものも
それはそういうものとして、手を伸ばす。 引き寄せる。受け止める。
雨に濡れれば、服はじっとりと重たくなり 体温が奪われれば冷たくて、 芝は肌をチクチクと刺すけれど、横たわってみれば案外温かい。
濡れてみなければ、事実はわからない。
南方が描くものを、遊はまだ見足りない。]
(=24) hana 2014/07/03(Thu) 18時頃
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/* あーちょっと時系列おかしかった。 消せないからなんかそんな感じで!
(-439) hana 2014/07/03(Thu) 18時頃
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[二人の間に見えない天秤がある。
南方の皿と、遊の皿と 重さの違う沈黙が積み重なって 天秤は傾いてゆく。
限界を超え 音を立てて崩れそうな均衡を 涼しい顔で遊は支えている。]
(65) hana 2014/07/03(Thu) 18時半頃
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[やっと返って来た返答は 声を発するのさえ面倒がるような声音。
いい、とも 悪い、とも
どちらとも違う南方の返答に 遊は眼差しをゆるりと細め ゆっくりと、笑うように言った。]
(66) hana 2014/07/03(Thu) 18時半頃
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俺は見たい。
(=26) hana 2014/07/03(Thu) 18時半頃
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[見たい──。
その言葉に、南方はどんな意味を見出すか。 それを南方が言葉にする前に、遊はもう一度口を開く。]
練習じゃない南方の絵が見てみたい。
(67) hana 2014/07/03(Thu) 18時半頃
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[面倒臭そうな南方の声と 気負いのない柔らかい遊の声が被って──]
うん
[好きにすれば──という言葉に、嬉しそうに目を細めた。]
(70) hana 2014/07/03(Thu) 19時頃
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[じゃあ約束。 そう続けようとしていた遊は、 突きつけられた条件に、一つ、二つ、瞬きをして。
ふわりと視線を揺らし 口許を小枝のような指で覆った。
それからまた一度、目を瞬かせ ん──と呟いて、細い肩を竦めた。]
(73) hana 2014/07/03(Thu) 19時頃
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わかった。
じゃあその時は 南方が描きたいものを、描いてるとこ 最初から、完成まで、ちゃんと見せて。
[──好きにしろって言ったよね。
故意か 偶然か。
言質を取った遊は、したり顔で緩く笑う。]
(74) hana 2014/07/03(Thu) 19時頃
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モデルが必要なら俺がやる。 バイト料もいらない。
時間は掛かってもいい。 俺は、来年もここにいるから。
──あの絵。
あの、裸の人の絵。 変わった絵じゃないけど、色が好きだった。 どんな風にあの色を出すのか、知りたい。
(75) hana 2014/07/03(Thu) 19時頃
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──約束ね。
(76) hana 2014/07/03(Thu) 19時頃
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[言いたいことを言い切って 満足そうに南方を見る遊の目は いつもの人を食ったようなものとは違っている。
成長過程の、まだ未熟な果実に注ぐような 自然に浮かぶ、柔らかな微笑。
ほんの一瞬浮かべた表情は 次の瞬間には、吸い上げた黒い粒を喉に詰まらせ 咳き込む顔に取って代わられた。]
(=34) hana 2014/07/03(Thu) 19時頃
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/* レスのタイミングを被せるというリアルタイム遊び
をしつつ、独り言なんか言いづらくて黙ってた。 檀さんが加わってもチップの色味があんまり変わらないw
(-445) hana 2014/07/03(Thu) 19時半頃
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/* そろそろだろ……という時にえいやっと投下したら丁度最高のレス>>68が被ってくれてとてもにやりとした。にやりにやり。
>>-441永利 過去からぶっこむテクすごかったな……あれ。 !? ってなった。傍観者なのにw
(-446) hana 2014/07/03(Thu) 19時半頃
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[最初は──この場所に居続けるため。 周囲に認めさせるために肩書きが必要だった。
昨日──それは形を変えた。 もっと利己的に。もっと傲慢に。 『書きたい』という欲求を、生涯の仕事に変えるため。 自分の世界を表現し続けるために。
今──そこにもう一つ、理由が加わった。 宿題──と南方は言った。 その言葉はなぜか、挑戦に思えた。
「入賞出来るならしてみろ」──と。]
(=37) hana 2014/07/03(Thu) 20時半頃
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[楽しい──]
(=38) hana 2014/07/03(Thu) 20時半頃
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[いい──と答えた。 南方はきっと嘘をつかない。]
楽しみ。
動かないのは、得意。
[本を読んでいる間 集中すると、何時間でも動かずにいられる。
ポーズを取れとか言われたら── まぁ、退屈で死にそうになるかもしれないが
──それも、目的のためなら善処する。]
(86) hana 2014/07/03(Thu) 20時半頃
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[10年早いと言うその技巧で 色を混ぜ、重ねて、幾重にも塗り重ねられたその色で どんな世界を描くのか。
──南方の目に、 この場所は、自分は、どう映っているのか。
それが見れるなら、少しくらいの退屈は我慢出来る。]
(87) hana 2014/07/03(Thu) 20時半頃
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[億劫そうでも 面倒そうでもなく
あっさりと、簡単に 南方が頷いたので]
じゃ、書く。
[早速、昨日の続きに手をつけようと パソコンに向かったところで、 やる気満々の空気をぶち壊すように、 腹の虫が一斉に抗議を始めた。]
(88) hana 2014/07/03(Thu) 20時半頃
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…──南方、お腹すかない?
[薄い液晶の縁に伸びた冷たい指が、 パタン──と、パソコンの画面を閉じた。**]
(89) hana 2014/07/03(Thu) 20時半頃
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/* よーーーし、シーン一区切り!!!
談話室に遊びに行けるー!!
(-469) hana 2014/07/03(Thu) 20時半頃
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/* 長いこと、ほんとうに長いこと 南方りりんらさんはありがとう!!!!
(-470) hana 2014/07/03(Thu) 20時半頃
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/* このゆるくてふわっとした仮にも薔薇って銘打ってる村で遊の七面倒で答えづらいネタを面倒がらず延々と付き合ってくれそうな人材がちょっと南方以外見当たらなかった。 感謝感謝。
重たい話はこのへんにして、後は皆とわいわい楽しんで下さい。
(-472) hana 2014/07/03(Thu) 21時頃
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/* 今からでも日向に嫌われるイベントは発生しますか?
(-474) hana 2014/07/03(Thu) 21時頃
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