73 ― 帝都・つくも開闢奇譚 ―
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[>>43黍炉から差し出された櫛はとても神秘的で綺麗だった そう、とても高そうだった]
おお、これはなかなか良さそうな櫛じゃなですか これなら、大ばば様も喜んでくれるかもしれませんね
そ、それで、いくらくらいするのでしょうか
[恐る恐る黍炉を見た]
(45) 2014/05/27(Tue) 15時頃
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ほう、母君はそうなのか?
[鬼の仕草をする櫻子を楽しそうに見つめ>>*5、続く夕顔の怒った顔も云々には。]
だろ?
[片目を瞑って同意。]
櫻子は何か、夕顔の機嫌を取りたい理由でもあるのかね?
[なんとはなし、男は尋ねる。]
(*6) 2014/05/27(Tue) 20時頃
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ああ…
[声を震わせる櫻子に男は苦笑する。]
決めてないんだよな。 基本、価値はそれを手にするものに委ねているのでね。
[それゆえ、品物を渡す相手を男も選んでいるのだが。 何喰わぬ顔でふっかけることもある。]
2014/05/27(Tue) 20時頃
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ああ…
[声を震わせる櫻子に男は苦笑する。]
決めてないんだよな。 基本、価値はそれを手にするものに委ねているのでね。
[それゆえ、品物を渡す相手を男も選んでいるのだが。 何喰わぬ顔でふっかけることもある。]
(46) 2014/05/27(Tue) 20時頃
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[すると櫻子の足元、ほう、と梟が鳴いた。 羽根筆を咥えた伝書は床に薄く文字を書く。
『以前、黍炉は言った。
この商品はこの店の最高級品。 ×××××××××くらいは出して貰わないと とてもじゃないが渡せない、
と。』
梟により記された金額は、度を越して法外なものだった。*]
(47) 2014/05/27(Tue) 20時頃
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けろけろ
[首にかけてもらったトンボ玉を転がしたり握ったり]
けろっ? それならこのキラキラはお団子ひとつの価値けろね だいじにするけろー
[櫻子と黍炉の会話を聞いてげこげこ頷いた]
(48) 2014/05/27(Tue) 20時頃
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[煙の姿で漂うぞ、宛てなど無いわい 傍から見りゃあ霞と変わらん わしの姿にゃ気付くまい]
おや、あれは。
[大ばばさまの屋敷の近く、ふうわり宙を漂えば 子烏背負った男の姿が居ったかの>>40]
[暇つぶしにゃあなるかもの そうと地に降りヒトに化けるぞ
こっそり後をついて行こうぞ]
(49) 2014/05/27(Tue) 20時頃
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前、は いった この───くちはこの 、 んん?
[梟が書いた漢数字をじーっと見て指を折ってみる]
…お団子だと幾つ分けろ…
(50) 2014/05/27(Tue) 20時頃
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― お屋敷 ―
[ええ、わたくし、お茶は淹れられなくてもこうしてお客様のお迎えくらいはできますからね。さあどうぞどうぞお入りになって。 大ばば様は今日は特に虫の居所がよろしくないようでございますれば、重々ご承知置きくださいましね?
そう、ところで天狗殿には大ばば様にお茶を淹れて頂くのは少々難儀でございましょうか。
こちらのヒトの方、お名前はなんと申されましたか─── ああ、いけませんね。 そういえばこの家鳴りの声は人の耳には言葉とは聞こえますまい。おお、では先程の歓迎の御挨拶も通じてはおりませなんだか、 まあ突っ立っておられるのもなんでございましょう、さあさあ中へ]
[家鳴りが喋っている間中、 玄関の框やら梁やらがミシミシと音を立てている]
(51) 2014/05/27(Tue) 20時半頃
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>>*6 ええ、うちのお母さんは怒るととても怖いんですよ
[昔を、思い出し微笑んだ]
ふふふ、聞かれてしまったのなら、答えましょう
実は、今度うちの店で西洋の服の取り扱いと 西洋料理専門のお店も開けたらなっと思っていまして それで、大ばば様に協力していただきたいことがあるんですよ
[背負っている、風呂敷包みを背負い直し]
まあ、大ばば様の協力がなくてもうまくいくかもしれないのですけども
[懐から「西洋料理指南」と書かれた本を取りだし]
この本、高かったですし。失敗したくないんですよね
(*7) 2014/05/27(Tue) 21時頃
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[>>46黍炉のセリフに、少し安堵した いくら、呉服屋の娘と言えど使える金子の額は決まっているのだ]
そうなんですか。それじゃあ…
[と、金額を言おうとしたとき>>47足元の梟に気が付いた 梟が床に書いた金額はとてもじゃないが、今の櫻子には払えそうにない額だった]
…あははは、この梟ちゃん賢いですね〜
[チッ、梟め余計なことを
心の中で毒づきはしたが、顔には出さないように気を付けた]
(52) 2014/05/27(Tue) 21時頃
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>>50 ハハッ…多分、お団子だと、166年分くらいじゃないかな
[冗談を言う余裕位はあったが、この状況をどう乗り越えようか悩んでいた
どうする私、この櫛を持っていけば大ばば様の機嫌は多分よくなるだろう 他の櫛でも良いかもしれないが、失敗はしたくない
腐っても、商人の娘なのだ。こういう時は…]
一応確認なのですが、黍炉さんも梟ちゃんの書いた金額をご所望だったりするのでしょうか? もし、そうなら同じ妖怪のよしみです。 ツケでいつか払いますから、お安くできませんか
[そう、値引きだ 頑張って下げられるところまで下げてみようと考え 両手を合わせて懇願してみた]
(53) 2014/05/27(Tue) 21時頃
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― お屋敷 ― [上から自分を見下ろす影(>>49)にはもちろん気づくはずもなく。こっそり人に化けて着いてきていることにも気づいてはいない様子。
さて。声を張り上げると屋敷の玄関が突如大きな音を立てた(>>44 >>51)] おおおおっとぉぅ!? なんでぇ藪から棒に……一体何が始まるってんでえ……?
[全身で驚き、軽く後ずさる。危うく成卜を取り落としそうになったがすんでのところで踏みとどまり。 相変わらず屋敷自体は大きな音を立てているが、しばらくして、ゆっくりと扉が開いた。]
こいつぁ“からくり”の類かぃ……?ん、いや違ぁな。 妖怪のお偉いさんの屋敷に来てるっつーのに、この程度で驚いちゃいけねぇやな。 [そう言って、背中の成卜に「だぁな?」と声をかけ、同意を求め。]
まあ屋敷が入れとばかりに開けてくれてんだ。いかねぇ道理はあるめぇ。 おじゃましやすぜー! “ゆうがお”様ー!いらっしゃいやすかー! [脱いだ履物を揃える程度の礼儀は見せたものの。やはり粗野な様子で、屋敷に入っていった]
(54) 2014/05/27(Tue) 21時半頃
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喧嘩屋 辰次は、メモを貼った。
2014/05/27(Tue) 21時半頃
喧嘩屋 辰次は、メモを貼った。
2014/05/27(Tue) 21時半頃
看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2014/05/27(Tue) 21時半頃
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/* 赤での会話はヤヘイさんビー玉なめるので一生懸命だから気が付いていないかんじでいいかな*/
(-3) 2014/05/27(Tue) 21時半頃
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[ヒトの子は家鳴りの声が理解らなんだか、けっけっけ 勇ましいの、元気な事じゃの>>54]
家鳴りや。 わしが茶を淹れてやろうか。
[屋敷に入るヒトの子見送り 家鳴り>>51に斯くと問いかけようか]
(55) 2014/05/27(Tue) 21時半頃
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[まるで案内でもするように、廊下に沿って床を下から突き上げるような振動が響く。 行儀の良くない客も、屋敷の方で追い返そうとはしないよう。
真っ直ぐ行って二つ襖を抜ければ、座敷の縁側に腰掛ける童女が見えるだろう]
(56) 2014/05/27(Tue) 21時半頃
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― お屋敷 ―
[や、これは亀吉殿。 お茶を淹れて頂けますとは、ありがたいことで。
厨房の場所はご存知でいらっしゃいますな? ええ、ちょうど狭山から良い新茶が届いておりますので、亀吉殿にも是非お楽しみ頂きたいことでございますよ。
お茶請けは───はて、あちらのヒトの方が何やら美味しそうな香りのものをお持ちのようでございますね。これはこれは]
(57) 2014/05/27(Tue) 22時頃
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― 道すがら ―
[たまこちゃんの話を聞いて、 帝都かあ、あすこは遠いからなあ、と呟きながら歩いている]
桜さかすなんて皆目検討もつかないよ。 アチャポ[[who]]なら知っているのかね。
[適当な町の者をあげながら、てくてく]
2014/05/27(Tue) 22時頃
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― 道すがら ―
[たまこちゃんの話を聞いて、 帝都かあ、あすこは遠いからなあ、と呟きながら歩いている]
桜さかすなんて皆目検討もつかないよ。 黍炉[[who]]なら知っているのかね。
[適当な町の者をあげながら、てくてく]
(58) 2014/05/27(Tue) 22時頃
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[宝飾店の主なら、精霊を喜ばすのも得意かもしれぬなどと勝手な妄想をしながら]
ほら、もう、サツキなんかもさいとるというのに。 やれ、まいったまいった。
おてんとうさまをもっと呼べば、機嫌治すかね?
[立ち止まり、垣根にあるツツジの花を眺めている*]
(59) 2014/05/27(Tue) 22時頃
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―お屋敷―
厨房の場所は心得とるわい。
狭山の新茶か、それは良い。 客人の分も淹れるべきかの。
[暇つぶしに来ただけじゃったがまさか茶を飲めるとはの>>57 わしも飲むからにゃ美味く淹れねばなるまいて]
茶請けか。 そうじゃの、団子など良さそうじゃの。
[ぷかぷか浮かんで厨房行くか けっけ笑って厨房行くか]
(60) 2014/05/27(Tue) 22時半頃
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─ 屋敷への道中 ─
ふむ、みやげか。 たつじはなかなかきがまわるのぅ。
[辰次が和菓子屋に寄って、土産を選んでいる間>>40も、背からはおりず、後ろから、あれがいいこれがいいと、ちんまい指をを伸ばしていた。
無論、荷物を持つこともしないまま、道案内だけをして、やがて屋敷前に辿り着く。]
……ぬしはどうじょうやぶりにでもきたつもりか。
[門前での辰次の振る舞いには、そんなぼやきを落としたか。]
(61) 2014/05/27(Tue) 22時半頃
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─ 屋敷 ─
おぉ、やなりか。 でむかえごくろう。
なにが「だぁな」じゃ。 こやつはやなりじゃ。わしらをむかえにでてくれたらしい。
[ガタガタとした家鳴りの声が通じていないらしい辰次に呆れつつ、まぁよいと、家鳴りとの話を続ける。]
なに、ゆうがおのばばはそんなにむしのいどころがわるいのか。 それはまたわるいときにたずねてきてしまったものじゃのぅ。
んー、なんじゃ、ちゃか? それならたつじにいれさせればよかろう…… ……んむ?
(62) 2014/05/27(Tue) 22時半頃
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なんじゃ、かめきちもここへきておったのか。
[声と気配に振り向けば、亀吉の姿を見つけた。]
やはりぬしも、さくらのきのことがきになったか?
(63) 2014/05/27(Tue) 22時半頃
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―厨房へ向かう前―
[子烏にゃ気づかれるか>>63 そりゃそうじゃの、忍んでないからの]
応。 わしは暇潰しに来ただけじゃがの。
[咲かぬ桜は気にならん事もないがの 精も見当たらんではどうする事も出来んじゃろ
樹の病でもなさそうじゃしの 大方精が臍曲げたんじゃろ*]
(64) 2014/05/27(Tue) 23時頃
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[屋敷そのものに案内されるかのように(>>56)、廊下を進んでいく。 襖に立てば開けろとばかりにそこで振動が止まるので、若干遠慮しつつ開けながら……]
んん………?
[1つ目の襖を開けたところで感じた、別の違和感。 後ろから何か別の者の気配(>>60)がするような? と思ったところで、成卜が何者かに声をかける。後ろを見ると、いつのまにやら、人影が一つ。]
……んー……?おまいさんもあれか、“ゆうがお”様に面通しってかい? もし先約があったならここは譲っけど…… んー、ただ屋敷には歓迎されてる気もするんよなあ。……とりあえずアレだ、止めねえならおいらは行くぜ。
[結局突き進む事に決め。2つ目の襖を開け…… 少女の姿を見る。(>>56)]
おう、かいらしい嬢ちゃんじゃねえか。えっとよ、“ゆうがお”様って人に話に来たんだが、どこいるかわかっかね。 [目の前の者がそうであるとは露知らず。この男、無謀である。 成卜が呟いた「むしのいどころがわるい」(>>62)という言葉は聞こえてすら居なかったようで。後ろの2人はどんな顔をしているやら]
(65) 2014/05/27(Tue) 23時頃
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-黍炉の店-
[黍炉に手を合わせながら、何かほかに交渉できる 手札はないかと考え一つ思いついた]
そうだ!黍炉さん 今、私、ライスカレーっていう西洋料理勉強してるんだけど 上手く出来たら、黍炉さんにご馳走してあげるよ
どうかな?
(66) 2014/05/27(Tue) 23時頃
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けっけ、止めぬ止めぬ。 わしゃ大ばば様に用は無い。
[げに勇ましきヒトの子じゃ 進む>>65は止めぬぞ 家鳴りも歓迎しとるしの*]
(67) 2014/05/27(Tue) 23時頃
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― 屋敷・奥の間 ―
[大ばば様、どうにかお茶は淹れて頂けまておりますので少々お待ち下さいまし。 亀吉殿ですから腕の方も確かでございましょう。
それでこちらにおいでになったのが───]
やれ 最近の若いものは五月蝿くてかなわぬわ 成卜も面白がって連れ込むでないよ
[縁側で小さなあんよをブラブラさせておりました大ばば様、 かむろに揃えた黒髪を揺らしてお客人を振り返る、お顔立ちはなるほど「かいらしい嬢ちゃん」に相違ございませんが。 ふっくら桜色の頬にはまるで ふ き げ ん と平仮名で大書されておりますようで]
夕顔ならここにおるが 何用じゃ?
(68) 2014/05/27(Tue) 23時頃
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─ 奥の間 ─
たつじ、もうよい。 ここでおろせ。
[奥の間の襖の前にまで来ると、辰次の肩を叩き、もうおろせと合図する。
襖が開けられ、夕顔の姿>>56を見れば、一応は目上の者の屋敷に足を踏み入れたのだからと、ぺこんと小さくお辞儀するが]
おいこら、たつじ。 ぶれいじゃぞ。
[辰次の物言い>>65に、むぅっと顔を顰め、見上げた。]
(69) 2014/05/27(Tue) 23時頃
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