78 わかば荘の薔薇色の日常
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(…ほんまに好きなんやなあ…)
[檀の土産のシュークリームを頬張る日向は、すごく幸せそうだった。甘いものは"甘い"、以上の感想しか抱けないので。彼が味わっているものは、俺にはきっと理解しきれないだろうと思うと少し、寂しい
同時に、日向の口元に押し付ける仕草が昨日の藤堂とだぶって見えて、思わず自分の口元も手で押さえてしまう]
(=158) 2014/06/28(Sat) 19時半頃
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────っ、…
[泣き疲れて、ぐったりとしていたら。 開かないはずの扉が開いて。 身を縮めて息を殺していた。
部屋に入ってきた気配はベッドの下を覗く。 そこには隠しまくっている性癖しかつまっていない。
風呂場には細すぎる髪を労るためのシャンプーとリンスのボトル。 トイレは綺麗なカバーと足拭きマット。
クローゼットには丸まった餓鬼が一匹。]
(437) 2014/06/28(Sat) 19時半頃
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っ
(クローゼットが開いて、話しかけてくる顔を睨み付ける。
髭がない、髭がないこいつは優しい方? でもスーツじゃない、だからまたこんな俺をみて呆れる方?
血塗れの指を噛んだままこれでもかというくらい睨んでやった。 すっかり瞼が腫れて、みっともないことこの上ない。
小動物の威嚇と同じだ。 そんなことすればするほど嫌われるだろうに。
天邪鬼だから。)
(=159) 2014/06/28(Sat) 19時半頃
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[デニムの尻ポケに突っ込んであった携帯が震える。 ちなみに林檎マークのスマートなやつ。
文面(=154)、追った目が笑う形に細くなって、
宛先:進 件名:Re:花火 ------------------------- 今すぐバシバシしたい。 はやくはやく。 -------------------------
催促文言に楽しみな気持ち込めて、フリック弾いて送信。 ちょっと目瞑ってみると、 瞼裏には気の早い想像。赤や黄色の火花がチカチカ。]
(=160) 2014/06/28(Sat) 19時半頃
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ん、
[仕事があると手持ち無沙汰にならなくていい。 言われるままに海老の皿を持っていく。]
休講、
[その言葉は、自分にとっては"行かなかったことがマイナスにならない"という意味だ。 はじめから行く気がなかったのが、行く意味すらなくなった程度のこと。 なので、それ自体に特に何を思うでもなく、視線が向くのだけ気づいた。 気づいたが、瑛士がこちらを気にかけるのはいつものことで。何を気にしているのかが口にされなければ、それでおしまい。]
(438) 2014/06/28(Sat) 19時半頃
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嫌われるとなら、嫌われた方が。 らく、ちゃ。
(-203) 2014/06/28(Sat) 19時半頃
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[脳裏によぎった情景を振り切るように首を左右にぶんぶん振って、檀がいなくなったタイミングで日向に話しかけた]
…翔平さん、俺の分も食ってええで シュークリーム
[想像とは随分違う"ぷちしょーとけーき"というやつ。スポンジじゃなくて食パンがベースなら、1切れくらいならいけるかもしれない。1番クリームが少なくて、フルーツが多めなものはあるだろうか]
(439) 2014/06/28(Sat) 19時半頃
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(嫌われて楽になりたい)
(嫌われたくなんかない)
(-204) 2014/06/28(Sat) 19時半頃
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サミュエルは、シーシャの熱があがっていないか心配している*
2014/06/28(Sat) 19時半頃
ドナルドは、サミュエルの体調は大丈夫だろうかとふと思う。
2014/06/28(Sat) 20時頃
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― 自室 ―
[自室に戻ってまず煙草を一服。 達久がマスターキーを借りるところは見ぬまま部屋へと戻り。
椅子に座って大きく煙を吐き出した。 そういえば朝からまともに食べていない。
まあしばらく休憩したら食べに行くかと、ぼんやりしている]
(440) 2014/06/28(Sat) 20時頃
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[>>329褒めてくれと言いたげな言葉に、返ってきたのは制止の声。 >>389藤堂も同意するように頷くのを見て、機嫌は急降下した]
……。
[無言になり、表情で不機嫌を示して。 みんなが用意する輪から離れると、冷蔵庫からビールを一本取って、ぷいっと部屋から出て行ってしまう。
とはいっても、このくらいの不機嫌はいつものことで。 30分も放って置けば、何がきっかけで怒っていたかも忘れた顔で戻ってくるのだが]
(441) 2014/06/28(Sat) 20時頃
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……外あちい。
[ぢる、とビールを啜るのは、わかば荘の裏手の塀の向こうで。 子供の家出にもならない数メートルの逃避行は、>>373感情が爆発するような信也の声で中断した]
へっ?え?
[ぱちぱちと瞬いて、きょとんとして。 なんだなんだ何があった。目をまあるくする。
普段ならば、ダッシュで戻って状況も分からないのに信也を守ろうとし出す事案だが。 その声が、なんだか切実さを帯びていて。
つい、行くのを躊躇った]
(442) 2014/06/28(Sat) 20時頃
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[>>373炭に火がつく前に響いた信也の叫び声は、ウッドデッキにいた管理人もバッチリ届いていた。
>>372「話すのが怖い」 そう言う声に、やっぱりそうかと溜息混じりの再認識。
その気になれば信也を捕まえて話し合い──も可能な状況になったが、結局フランクは、庭から動かなかった。 今の信也を宥められるのは、あの叫び声をぶつけられた相手だけだろう──と。]
(443) 2014/06/28(Sat) 20時頃
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―ウッドデッキ― [よく動く何人かが戻ってくるとやはり準備も捗る。 藤堂に頭を下げた後は簡単な雑用係になっていた。 元々行事ごとに率先して動いていくタイプでもない。 むしろ大人数で賑やかにする場は不得手な方なので 準備段階から参加しただけでも褒めてほしい位だ。
南方の火の起こし方に>>362そんなやり方もあるものかと半ば感心して眺めていたところで天露の剣幕が聞こえてきた。>>373 驚いたように声のした方向を見てから、視線が何かを探すようにそこから逸れてウッドデッキを見渡すように彷徨う。 目的のものを見つけられなかったのか、視線はまた南方のドライヤーへと降りて]
…じゃ、あとお願いね。
[任せると言葉を残し、賑やかな場所から逸れるようにわかば荘の一歩外へ。結局ほとんど働いていない。]
(444) 2014/06/28(Sat) 20時頃
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[>>404管理人室ではなく庭に現れて鍵を要求する達久に、「お前かよ」のジト目を送り]
自分で引き篭もってんだろ。 そんなんで鍵は開けれません。
[と肩を竦めた。
ボンクラ息子への試練である。 と同時に、何とかしやがれという信頼の無茶ぶりでもある。]
(445) 2014/06/28(Sat) 20時頃
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そうか、美味いか。
[じんわりと緩んだ口元と目元にホッと息を吐く。 そこで息を止めていた事に気付いて、 何故だろうとまた疑問を持った。]
(=161) 2014/06/28(Sat) 20時頃
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[ごちゃごちゃのケーキの皿>>434に多少苦笑は漏らしたが]
わかば荘の連中に出すんだ。 上出来な方だろう。
[盛り付け、飾り付けにもセンスがいる。 未だに女性店員や新人たちの意見を聞く事もあるのだから 自分も何か言える立場では無い。]
(446) 2014/06/28(Sat) 20時頃
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― 自室 ―
[窓を開けて、外を見ればウッドデッキはわりと近い。 忙しそうに、というか各人自由気ままに準備している様子を眺め。
窓の外へと煙を吐き出す。
フランクに芸のことをいうのを忘れてた、と思いながらあとでいいやとまた放り投げて。 なにも考えていないようにぼんやりと眺めている]
(447) 2014/06/28(Sat) 20時頃
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[外に食材を運び終わったら、その褒美を求めるみたいに、シュークリームに目を向ける。 見た目で甘いのがわかるから、警戒もしないで手を出した。 プチショートケーキは、まだ様子見。]
瑛士は、いいの。
[シュークリームを譲る様子に、疑問。 彼が甘いものをそれほど好かないとは、知らないので。]
(448) 2014/06/28(Sat) 20時頃
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[ちなみに、なんかのついでで管理人室に戻った時に、達久から貰った土産は管理人室の冷蔵庫で冷えている。
礼や帰宅を喜ぶ言葉の代わりに]
そんな似合わねぇ格好、もうすんじゃねーぞ。
[ぶっきらぼうな一言で出迎えた。**]
(449) 2014/06/28(Sat) 20時頃
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[安堵すると急に悪い虫が出てくるようで、 スーパーの袋から大きなシュウマイ6個入りをこっそり 日向に見せた。]
ろしあんるーれっとって知っているか?
[職場でやられてから一度やってみたいと思っていたのだ。 一口大のプチケーキと同じサイズのシュウマイ、後は判るな? とでも言う様に目配せしたが。]
俺の手作りと言っておけ。
[彼が作ったケーキの名誉のためにも これだけは自分の発案だと付け足して、レンジでチンする 大きなシュウマイをテーブルに乗せた。 乗るか乗らないかは日向に任せて荷物運びへと。]
(450) 2014/06/28(Sat) 20時頃
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[>>433來夏のカメラに移った横顔の、わかば荘とそこに暮らす住人を見詰める眼差しは、晴天にはほど遠い微妙な晴れ間の下であるにも関わらず、やけに眩しそうだった──**]
(451) 2014/06/28(Sat) 20時頃
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[大っ嫌いだ、と自分はよく他人に言う。
年下に対しては言ったことはないが、特定の人物に対してなんか一日おきに言ってる気もする。 それ以外の人にだって、ちょっとした衝突があれば幾らでも。 人よりもその感情は多くぶつけるタイプだ。 単純に腹が立つだけならば、ふざけんな死ねで済むだろうけども。 そうではないから、大嫌いという感情になるわけで。
もっと優しくしてくれと。 なんでわかってくれないんだと。 俺はこんなに、こんなに――]
(=162) 2014/06/28(Sat) 20時頃
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……oh
[自分を客観視しかけてしまって、やめやめとビールでその思考を流し込む。 その思考を昨日泥酔ついでにぶちまけたことなど、知らぬのは自分だけ]
(=163) 2014/06/28(Sat) 20時頃
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[お。珍しい。徹津の方から声をかけてきた。ここで過剰反応したり構いすぎると引かれる、というのは草芽を見て学んでいるが、見えない尻尾はぱたぱた揺れている気持ち]
んー。俺甘い物得意でないねん 食いもん言うんは、美味しいって思う奴が 食べるのが一番やろ
[もし檀自身に好感がなかったり、気を遣う関係だったらあえて食べて、作り笑いをして美味しいと言っていただろう。 彼の料理、中でもスイーツに対する情熱や愛情をを眩しく思うからこそ、無理して食べたくなかった]
もしかして來夏も欲しかった? したら次回な
[チーズ関係以外の菓子は基本的に手を出さないので、余った分がどうなっているか解らないが、残っているのを見たこともないので誰か食べているのだろうと予想している]
(452) 2014/06/28(Sat) 20時頃
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[疲れた様子の南方>>426に、何かあったのだろうかと 首を傾げつつも紙箱を指してみせる。]
疲れてるんなら甘いもの取っとけ。
[昨日からずっと彼を談話室で見かける気がするのは 何故だろうと、素朴な疑問を感じて。]
ここに住む事にしたのか?
[そのまま口にしたが、 しっかりした答えを求めているわけでは無かった。]
(453) 2014/06/28(Sat) 20時頃
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/* 桃地さんの横顔写真は欲しい。
(-205) 2014/06/28(Sat) 20時半頃
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親方 ダンは、メモを貼った。
2014/06/28(Sat) 20時半頃
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/* 檀❤ヒュー 永❤徳 徳❤宇佐 達❤信
草★來
番外編 魔物と勇者 南‡進
(-206) 2014/06/28(Sat) 20時半頃
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[部屋の中の空気まで白く染まるようだったあの日、 こちらの告白に対して藤堂が返した言葉は気付いていないものだったのか、それとも遠回しな断りだったのか。あの時の自分は後者として受け止めた。 フラれたことにひどく胸が痛んでいた筈なのに、零れたのは涙ではなくて笑い声で。この、人のいい男はこんな時でもはっきりとした断りの言葉を口にはできない性質なのだと思うと可笑しくて、可笑しくて、ならなかった。 それと同時に、拒絶をされなかったことに感謝もしていた。]
ん…、 …だから、 …これからも、よろしく。
[友達として。それも、笑って伝えることができて。 それから、互いに踏みこむことなく友人の位置を保ったまま、あの告白の日なんてなかったかのように何も変わらぬまま、今日まで過ごしている。]
(=164) 2014/06/28(Sat) 20時半頃
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[>>=139藤堂の緩く首を傾げてくる仕草には曖昧な相槌を打つ。]
ん…、 …遊くんと話してた。 美味い酒知りたいって。
徳仁、得意分野だろ? あとで、教えたげて。
[触れる長さも、近づく距離も。友達として自然な範囲で。 託すように藤堂の背を軽く叩きウッドデッキへ入っていく。*]
(=165) 2014/06/28(Sat) 20時半頃
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[ベッドの下の信也の秘密、うん。 見覚えのあるタイトルもちらほら。 多分中学生の方がもっときちんと隠すよな]
おう、やっと見つけた。
[屈みこんで視線を合わせる、 野良犬をしていた頃の俺よりも酷い顔。 それに血の匂い、噛み付いてしまったのだろう]
出てこれるか。
[なるべくもう怒ってないぞーという顔を心がける]
(=166) 2014/06/28(Sat) 20時半頃
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