64 さよならのひとつまえ
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視点:
人
狼
墓
少
霊
全
ダーラに6人が投票した。
フィリップに1人が投票した。
ダーラは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!
[晴れ空の下、最後の生徒たちを乗せたバスは行く。
咲き誇る桜の道を、真っ直ぐに。
風が木々を揺らす。
桜を散らす。
そうして、世界が桃色に染まった頃に、新たな喧騒がこの建物にやってくるのだろう。
彼らはそこで、何を見るのだろうか。
三年後、最後のバスに乗る瞬間、一体何を思うのだろうか―――――]
(#0) 2014/04/04(Fri) 01時頃
**定良 宗介 _ _ _ _ _kirisame1224
**小鳥谷 博 _ _ _ _ _kaisanbutu
**鳥塚 環 _ _ _ _ _oranje
**保元 頼児 _ _ _ _ _nordwolf
**保科 那由多 _ _ _ _ _rito
**明智 智明 _ _ _ _ _okomekome
**山本 朔太郎 _ _ _ _ _anbito
(#1) 2014/04/04(Fri) 01時頃
**睦井 利一 _ _ _ _ _chiz
**締坂 樹央 _ _ _ _ _fuku
**十文字 丞 _ _ _ _ _motimoti
**白辻 ありす _ _ _ _ _souka
**小熊 成斗 _ _ _ _ _sayclear
**入江 利政 _ _ _ _ _SUZU
**紐井屋 怜二 _ _ _ _ _nostal-GB
(#2) 2014/04/04(Fri) 01時頃
――――…… さよなら ……――――
(#3) 2014/04/04(Fri) 01時頃
ロビンは、ザックを「同志!」と呼んでみた。
kaisanbutu 2014/04/04(Fri) 02時頃
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ん、んー ……俺んち、そこそこ裕福なお家だから…… あんま脛かじってられないけどね、……最悪泣きつくよ
[あまり、親に対して甘えたことを言っていられない、が。 けれど、甘えられるうちに甘えておくべきだろう、と笑う。 二人と違って、親との仲は良好だ。
厳しい母と、穏やかな父と、生意気な妹。 それでも積極的に帰ろうとしないのは、その空間があまりにも心地良すぎるから。 甘やかされた分だけ、自分は甘えてしまう人間なのだろう。
丞にも、そうだったように。
空にならなかった鍋に蓋をすれば、冷蔵庫の方へ。
ケーキとフォークとを並べて置き、好きなモノを取れ、と促した。 自分は余ったものをもらうつもりだ。甘味は別腹なのだ。]
(0) kirisame1224 2014/04/04(Fri) 02時半頃
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布団は、……やっぱ居るかなぁ しょっちゅう人が来るならいいんだけど、ここって割りと積極的に来る場所じゃないじゃん
なら寝袋でもいいかなって、……あぁ、俺が寝るからね、寝袋のほうね
[丞、来てくれるの、と首を傾げる。 見送りに出た扉の外。 地上は明るい、だから空は暗い。 眉を寄せて溜息をついていれば、その掌は此方に伸びるのだろう。>>+245
目を、細めて。]
……結構、いっぱいあるんだよねぇ、プラネタリウム 折角だから、全部制覇しちゃおうか?
[プログラムも、きっと季節に合わせて変わるだろう。 その度に、顔を合わせる口実になればいいな、なんて。
会える人がいたら、その度に声をかけてもいいだろう。 紛い物だとしても、星の下でまた会えるのならば。]
(1) kirisame1224 2014/04/04(Fri) 02時半頃
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[そうして、その夜のうちか、それとも翌朝か。 覚悟して来い、の言葉に小さく頷く。>>+249]
いいよ、どんなとこでも行くから 利一も、星がきれいなとこ住んでるんだから、ちゃんと星勉強してね? 俺、テストするからね?
……あっ、今度メールで肉じゃがのレシピだけ教えてよ そしたら肉じゃが作るから!
[不味くなったら利一のせいにするつもり。 絡ませた指にきつめに力を込めて、ぶんぶんと振った。]
……約束、嘘ついたら針千本!
[針を用意するつもりは、さらさらないけれど。**]
(2) kirisame1224 2014/04/04(Fri) 02時半頃
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[そうして、その夜のうちか、それとも翌朝か。 覚悟して来い、の言葉に小さく頷く。>>+249]
いいよ、どんなとこでも行くから 利一も、星がきれいなとこ住んでるんだから、ちゃんと星勉強してね? 俺、テストするからね?
……あっ、今度メールで肉じゃがのレシピだけ教えてよ そしたら肉じゃが作るから!
[不味くなったら利一のせいにするつもり。 絡ませた指にきつめに力を込めて、ぶんぶんと振った。]
……約束、嘘ついたら針千本!
[針を用意するつもりは、さらさらないけれど。**]
(3) kirisame1224 2014/04/04(Fri) 02時半頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
kirisame1224 2014/04/04(Fri) 02時半頃
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─ 深夜の屋上 ─
[>>6:+248声が繋がった瞬間、心臓の跳ねる音がした。]
いや、俺の方こそ、電話するっつっといて遅くなっちまって悪い。 今日は、寮で食う夕飯最後だからってんで、みんなで賑やかにメシ食った。
───うん、明日の朝、寮を離れて、一旦実家に行く。 その次の日は、お祝いしてもらったりまた荷物まとめたりで……だから、その翌日、遅くても夕方には都心の駅に出られるんじゃねーかなって思ってる。
お前の方は、仕事とかどうなんだ。 つか、もしかしてこんな時間までバイトしてたのか?
[大変だなーと、小さく添えた**]
(*0) nordwolf 2014/04/04(Fri) 03時半頃
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─ 夕刻の食堂 ─
なー飲み物なにがいい? 花見ん時俺何も出してねーし、今日は俺が奢る!
[とは言っても、自販機のジュースなのだが。 自分用には、また塩とライチのアレを買った。]
ところでさー。 今夜の味噌汁……しじみじゃねーよな?
[できれば大根か小松菜がいいなと。 そんなささやかな希望は、はたして届いたのだろうか……**]
(4) nordwolf 2014/04/04(Fri) 04時頃
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** ―春にして君を想う― **
[窓を見上げれば青い空、春の陽気。 風に舞い落ちる花弁は、ない。
あれから何年が経っただろう。
思い返すには随分と過ぎた、あの頃の自分からすると遠い遠い未来の話。 若い時分、思い描いていた道を歩めていただろうかと。]
(5) anbito 2014/04/04(Fri) 06時半頃
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(遠い海の向こうで、オレはヘアメイクの勉強に明け暮れた。
下町にある実家のような理髪店が大好きだった。 ずっとその店を継ぐんだと、やりたいことも主張したいことも、何もかも飲み下して生きてきた。 いつからだろう、あの店を継ぐよりも もっと大きな舞台で、もっと現代に沿った環境で、技術で、センスで、 【だれか】を綺麗にしたいと、願ったのは。
襟足が伸び始めたのは、その頃からだ。)
(6) anbito 2014/04/04(Fri) 06時半頃
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(すきだよと、告げたいことは告げられた。 愛してると、貰えるとは思ってなかったものまで貰えた。
何もかもに線を引いて、犠牲にしてきたオレが唯一。 すきだと告げることができた。 主張することができた。
だけど、伝えていないことがある。)
(7) anbito 2014/04/04(Fri) 06時半頃
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―海外・白い煉瓦の美容室―
[その美容室は小さいながらも、世界では有名な一店舗だ。 有名モデルのセットや名だたるショーなどで活躍するヘアメイクアーティスト『Zac』の構えた店である。 予約は今から数えても数年と埋まっており、そう簡単にとれるものではない。 とはいえ、その道に詳しいか、或いはヘアメイク雑誌などでも買い漁らなければ『Zac』の名など目にすることはないだろう。 所詮は裏方、華のある仕事ではなく、華を持た(さか)せる仕事である。
まだ【close】の掲げられた店の中、可憐な声が響く。 その声に答える、あのDJと同じ声。 会話は流れるような外国のそれ、母国の言葉とは違うものだった。]
(8) anbito 2014/04/04(Fri) 06時半頃
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「ねえパパ、わたしのお名前はどうして【 】っていうの?」
それはね、パパの……初恋の人の名前だよ。 綺麗な名前だろう?
「うん、わたし【 】ってお名前だいすき!」
そうか、パパも大好きだよ。
「パパもだいすきなの?」 「だったら、りょうおもいだね!」 「【 】もパパのこと、だいすきだよ!」
(9) anbito 2014/04/04(Fri) 06時半頃
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本当はね、「好きだった」って言いたかった。 その目に違う誰かが居ること、ずっと知ってたから。 オレのことなんてすぐに忘れてしまえるように、過去形にしてあげたかった。
なのに卑怯だべ?
今でもずっと、好きだ、なん っ、 ――…
[震える声は母国のもの。 可憐な声には伝わらない、ここでは誰にも届かない。]
(10) anbito 2014/04/04(Fri) 06時半頃
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(伝えていないことがある。)
(伝えられないことがある。)
(伝えたかったことがある。)
(11) anbito 2014/04/04(Fri) 06時半頃
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「パパ、どうしたの? かなしいの?」
ううん、ちがうんだ。 ちょっとだけ、ちょっとだけ…さみしいのさ。
「【ありす】がいるからさみしくないよ!」 「ねえ、【ありす】はどんなかみのいろだった?」 「どのくらいながかった?」
そう、だな。 春のおひさまみたいな色で、やわらかそうで もっともっと、短かったよ。
[可憐な声は「じゃあわたしももっと切って」と、金色のふわりとした髪を靡かせて言った。 一方こちらは三白眼にボウズ、伸びた襟足。 声だけは少し聞こえのいい音で、唯一の取り柄は長く伸びた指先だけ。 顔も声も似ていない、血の繋がらない一人娘。 女の子なんだからもっとおしとやかでもいいだろうに。 つけた名前に、似たんだろうか。]
(12) anbito 2014/04/04(Fri) 06時半頃
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そうだな、じゃあ。 【ありす】の髪が、腰まで伸びたらね?
[遠い遠い、淡い約束。 【ありす】が花を咲かせられたら、それまで髪を切らずにおくから。 咲かせた花をもって来て、そして髪を切るという約束。 未来で逢えたらなんて、メールも。
忘れていてくれればいい。 気付かなくていい。
だけどどこかで、花を咲かせてくれていればいい。 空は繋がっていても、未来はきっと繋がっていない。 シザーバッグにくくりつけられた古びた包帯が、涙とともに揺れる。]
(13) anbito 2014/04/04(Fri) 06時半頃
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[今日も、美容室の扉を開けるのはきっと]
[君じゃない、誰か――――**]
(14) anbito 2014/04/04(Fri) 06時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
anbito 2014/04/04(Fri) 07時半頃
保険調査 ライジは、メモを貼った。
nordwolf 2014/04/04(Fri) 07時半頃
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朝起きてでかい蓑虫が転がってたら、 SAN値が軽く崩壊する。 [寝袋なんて使った機会はない。>>1 実際に寝袋で寝るやつを隣に置いて布団で寝てみないと、なんとも言えないという所]
そうなのか。 実家に居た時は相当珍しい建物だったけどな 実はまだ入った事ない
[指で髪を揺する度、短い前髪が踊るのを見て。 全て制覇、と意気込む姿に笑ってしまう。
人工物ではあるが、星に対しての想いが詰まった建造物だ。 下ろしてみればただの電光であったとしても。
ふと、銀河鉄道の夜を思い出した 帰りにもう一度本屋に立ち寄ろう。 最寄の方は駄目だろうけど、繁華街の駅内にある本屋ならギリギリ間に合いそうだ*]
(15) motimoti 2014/04/04(Fri) 08時半頃
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―南の方―
[フライトはあっという間だった。 寝ていた記憶しかないから当然だ。 相変わらず眠い目を擦りながら、大地に降り立つと、ずっと放りっぱなしだった携帯の電源を付ける。]
は?
[眠気が一気に吹っ飛ぶ。 2度見した。もしかしたら5回くらいは見たかもしれない。 …そして脱力した。
こんな乱暴なプロポーズ、初めて聞いた。>>6:*70 なんだか無性に桜が見たくなって、街に降り立つと道行く人に声をかける。]
あ。とっくに開花終わって…そうですよね。ありがとうございます。
[咲き誇る姿どころか散る姿も見ることは叶わず。]
(16) rito 2014/04/04(Fri) 09時頃
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― 夜・帰り道 ―
そうか、 いや別に構わない。楽しい夕飯になったか?
[電話には、雑踏の音が混じり込む。>>*0
コンビニのベルの音、踏切の退却を促す警告。 隣を通り過ぎたカップルの話し声。 紙袋入りの絵本を一冊、揺らして。]
明々後日なら、喫茶店のバイトだな。 大丈夫、会えるよ。
明日と明後日は先生のとこで仕事するんだ 被らなくて良かった
[仕事かと問われ、見えないのに首を横に奮う。]
(*1) motimoti 2014/04/04(Fri) 09時頃
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いや、定良の家に届け物した。 睦井とも会った。 定良に会う為に、親に内緒でこっちに一日だけ来たらしい。
[コンビニで買ったのは、寮でいつも飲んでいた珈琲のラベル缶。
電話を肩と頬ではさみながら、プルタブを開ける音は軽快に。 空き地に近い、遊具の公園に立ち寄ってベンチに腰を下ろしながら通話する。 叢の低い位置に光る二つの眸。 団地公園の猫は元気か、呑気な連想をする前に、クシャミが響いたか**]
(*2) motimoti 2014/04/04(Fri) 09時頃
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To:ありす Title: [本文] お前突然すぎ。 折角だけど、やめとく。
俺プロポーズは自分からしたい派なんだ。
(*3) rito 2014/04/04(Fri) 09時頃
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─ 夜の屋上 ─
楽しかった! ここぞとばかりに色んなモノ頼みまくってさ、おばちゃんに「ここはファミレスじゃないよ」って笑われちゃってさー!
[>>*1お前達もいたら、きっともっと楽しかったかもしれない。 けれどそれは口にせず、通話口から聞こえてくる声以外の音を聞きながら、いま十文字は何をしているのかを想像し、眼を細めた。]
そーか、もうアシスタントの仕事はいるんだな、おめでとう。 お前が手伝う漫画って、なんだっけ。 どんなのか、俺も読んでみたいしさ。
被んないなら良かった、そしたらそっち着く予定のちゃんとした時間分かったら、また電話かメールで知らせるよ。
(*4) nordwolf 2014/04/04(Fri) 14時半頃
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……え? あれ、宗介んち、そっち近いのか? つーか利一?
[>>*2疑問符がいくつも浮かんだ。 そういえば、たしかに定良から聞いた住所は、そちらの方のものだったが、記憶が正しければ睦井はたしか自分と同じく西の方へ向かう予定ではなかったろうか。]
そうか、会ったのか。 …………。
[睦井が定良に会いたがった理由は知らない。 そして、彼らが抱えている想いにも、まだ気付けていない。 だから別に、深く考える必要などない。 偶々時間がとれたから、偶々近くに住んでいたから……なのだと、自分に言い聞かせる。 言い聞かせている時点で、もうダメなのだが。]
……風邪?
[軽く、ちくりとしたものを胸に感じかけた矢先、クシャミが聞こえ、俯きかけていた顔をはっと上げた。]
(*5) nordwolf 2014/04/04(Fri) 14時半頃
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保険調査 ライジは、メモを貼った。
nordwolf 2014/04/04(Fri) 14時半頃
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** ―Thanks for Alice― **
[新しい携帯に電源を入れて、初めに検索したのは【Thanks for Alice】。 母国のりんごが有名な場所にあると知って、全然鈍ってなかった口調に想いを馳せた。]
さすがに、無理だべなぁ。
[遠い海の向こうへ、花の配達は出来ないだろう。 それに、まだ始まったばかりの自分が手にする花はない。 そっと画面を撫でる指先は、繋いだ手の温もりを辿るよう。 ブックマークに保存して、慣れないスマホをポケットにねじ込んだ。]
(17) anbito 2014/04/04(Fri) 17時頃
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[帰宅部であった理由のひとつはこの日の為、バイトして資金を少しずつ貯めていた。 とはいえ端銭、家出同然の身では色々と難も多い。 住める家、働ける場所、違う言語、新しい環境。 慣れるのに暫くかかったのは言うまでもない。
辛いことがある度に、心のアルバムを開いた。 置いてきた思い出を思い出した。
そしていつでも、傍にいた。 シザーバッグにくくりつけた、どうしても置いていけなかったもの。 それを見ては目を、細めた。]
(18) anbito 2014/04/04(Fri) 17時頃
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[襟足が随分伸びた頃、旅立ってから幾度目かの春。 母国語の話せる友人に頼んで、国際電話を掛けた。 電話番号を空で言えるのは、ブックマークのページを何度も何度も見ていたからだった。]
「花の配達をお願いしてもいいでしょうか?」
「なにか、春らしい色合いのものを。」
「○○日に、よろしくお願いします。」
[春らしい色、指定する場所はフランスのロンドンでも米でもない場所。 花屋からはかなりの距離がある、その分の交通費も費用に入れてくれと告げ。]
(19) anbito 2014/04/04(Fri) 17時頃
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[送り主は、彼らの知らない友人の名前。 その友人が電話を掛けている間、息をするのも忘れていた。
ほんの微かに聞こえる声が、愛しいものであればいい。 聞こえるはずのない離れた受話器、遠い距離。
記憶の中にある声は、鮮明に。]
[そして指定した日に届くよう、手紙を書いた。]
(20) anbito 2014/04/04(Fri) 17時頃
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約束通り、悪戯しに来ました。
【Loveing rabbit】
(*6) anbito 2014/04/04(Fri) 17時頃
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[花を頼んだのは一度きり。 けれどその頃から毎年、春になると手紙が届く。 メッセージもリターンアドレスも、送り主さえ書かれていないエアメール。
りんごの国と夢の国へ、悪戯好きなしろうさぎの足音が――…**]
(21) anbito 2014/04/04(Fri) 17時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
anbito 2014/04/04(Fri) 17時半頃
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― 夜・帰り道の電話 ―
そうか。 賑やかで楽しそうだな。
[その光景>>*4は明智が撮影しているのだろうか。 その分もデータで貰えたらいいな、と思いながら。 合成で俺の写真を……いや、残念だが自分の写真なんて証明写真しか持ってない。 修学旅行に欠席した人みたいな状態は笑えるのでやめておこう。]
伝えて無かったな、そういえば。 週間ウィングの「mine」っていう漫画。
[保元は元より、俺すらも読者として縁の無いラブコメ漫画のタイトルを挙げる。]
玄関とリビングしか通して貰えてないけど、今日挨拶して来たんだ。 棚のフィギュアが、なんか凄かった。 アメコミとかスターウォーリア系の洋画とか、バッドマン。 流石に写メは撮れなかったけど
(*7) motimoti 2014/04/04(Fri) 18時半頃
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………。
[家が近いのかと尋ねるトーンよりも、確かめるように会ったかどうかを確認する声は酷く真面目なものに聞こえて、俺も間を置く。>>*5]
あぁ、会っ……――くしゅん、ふっくしゅ、
[俺のクシャミに猫が驚いて逃げるまで、雑音が受話器越しに届いたか。 口を抑え、鼻水を軽く吸い上げて
落ち着いてから、深い呼吸と共に否定を告げる。]
………いや、アレルギー、が。 で、どうする。 ネットカフェならシャワー付きで近そうな所捜すけど。
夕方到着なら限られるだろうけど、どっか、行ってみたい所はあるか。
[もし保元が一軍選手になったら、東京にも遠征で来る事になるんだろうが観光どころでは無いだろう。 時折ぴりっとする右人差し指を親指の腹で擦りながら問い掛けて。]
(*8) motimoti 2014/04/04(Fri) 18時半頃
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─ 夜の屋上 ─
ウイング? あれ、mineって誰描いてるんだっけ……名前は聞いたことあんだけど……あれ、誰だっけ。
[>>*7ラブコメという記憶だけはあるが、ちゃんと読んだことはない。 そして、アメコミと結びつかず、頭には疑問符が増えるばかり。]
いーや、帰り道にウイング買って見てみる!
(*9) nordwolf 2014/04/04(Fri) 20時頃
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[>>*7別に友達同士が会うことに、何ら不満があるわけでもない。 なのにもやもやしてしまう自分に呆れそうになっていれば、立て続けに嚔が響いた。]
おい、大丈夫か? ……って鼻、ちゃんとかめって。
あぁうん、ネカフェ…… 行ってみたい所っつっても、そうパッと思いつくものねーかなぁ……雑踏見てもしょーがねーし。
[行きたい場所を考えていると、何かデートのようだと、少し口元が緩みかけたが、夕方から行けそうな場所となると難しく、そも名所の類はあまりよく分からない。]
んー……それより……
[逡巡。 後、少しの呼吸音とともに口を開く。]
(*10) nordwolf 2014/04/04(Fri) 20時頃
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……お前んち、いきてーかな、って。
[ボソッと告げながら、電話では、心音も顔色も伝わらずに済むことに、少しだけ安堵した。]
(*11) nordwolf 2014/04/04(Fri) 20時頃
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― 夜・帰り道の電話 ―
鏑正秋。 えーと、パンチラ描くのがすごい上手い人。
[どんな説明かと自分にツッコミたくなるが>>*9 これが一番説明になってる気がする。 肉の質感のリアルさには、純粋に尊敬してしまった]
今週巻頭カラーだからわかり易いと思う。 電話しながらだとティッシュ探せない…
っていうか電話代大丈夫か? Groundepのアプリ入ってるならパソコンから繋いでかけるけど
[もしくはかけ直しても良い、と思いながら ベンチから腰を上げ、家に向かって歩き出す。]
(*12) motimoti 2014/04/04(Fri) 20時半頃
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[そもそも自分しか居ない部屋なのになぜ外で通話してるのか 候補をあげるにも>>*10地元ではないのでぱっと思いつかず。
間の後に告げられた言葉。>>*14 瞬いて、すこし意外そうに口を開き]
うち…でいいのか? こないだ電話した時に、気が進まないのかなって思ったんだけど 別に構わないぞ。 ただ、かなり狭い。のと、変なカーテンかかってる
[外してしまってもいいが、西日が結構きつい部屋だから。 拍子抜けした声音で確認しながら、家のドアを開ける。]
(*13) motimoti 2014/04/04(Fri) 20時半頃
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─ 夜の屋上 ─
あっ、そうだそう! 知ってる!
[>>*12漸く絵と作者名が噛み合って、ちょっと嬉しそうに声を大きくした。]
柔らかそうな女の子描く人な。 つか、そしたら丞もそういうの描くのか?
いや、電話はほら、なんだっけ……俺のスマホ定額で1時間ついてるやつで、繰り越しで目一杯貯まってるから、寧ろ消化しちまった方がいいかなーって。
ぐらんで……? それ知らねーかも……いいや、今度教えてくれ。
(*14) nordwolf 2014/04/04(Fri) 23時頃
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[>>*13家に行きたいと言って、少し空いた間に、やはり図々し過ぎたかと眉を下げたが]
え
いやあれは、いくら何でもそんなの悪いかなーって思ったってのがあって……けど、やっぱさ、向こう行く前にもう一度会えるんだなーって思ったら、少しでも長くって思ったのと……あと…… …………
[笑うなよ、引くなよ、と、確認するように3度ほど前置きし]
……その 妬けたから、とか………
[少し拗ねたような声は、かなり小さかったかもしれない。]
(*15) nordwolf 2014/04/04(Fri) 23時頃
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―"Why is a raven like a writing desk?"―
[さて、みなさまお久しぶりだ。 こうして挨拶するのも、幾年ぶりであろうか。ここに久闊を叙す。
高校の寮を出て、幾度の春を迎えたか。 僕の身長は伸びずじまいの春だが、僕のやるせない気持ちなど知らぬ桜は、今年も明るい笑顔で咲く。 ひらりひらりとクラッカーの紙吹雪のように舞う花弁は、あの日の花見で見たときとなんら遜色のない色合いである。
研修を終え、のろのろと歩む己にはほとんど見えてはいなかったが]
……ふぁっきん
[あのバイ疑惑セクハラ教授よ、ラブホで偶然同僚とすれ違って気まずい思いをしろ。 然る後に、自らの行いを反省せよ]
(22) kaisanbutu 2014/04/04(Fri) 23時半頃
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[などと思考を遊ばせつつ、下宿先までたどり着き。 ポストを開いて、目をぱちくりさせた。
なんとも珍しいことに、手紙が入っている。 取り出してみれば、エアメールだ。
さていったい誰からだ。 くる、と手紙をひっくり返すも、差出人はなく。 首を傾げながら、手紙片手に部屋まで歩む]
……ん?
[誰かが、部屋の前にいた]
(23) kaisanbutu 2014/04/04(Fri) 23時半頃
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執事見習い ロビンは、メモを貼った。
kaisanbutu 2014/04/04(Fri) 23時半頃
執事見習い ロビンは、メモを貼った。
kaisanbutu 2014/04/04(Fri) 23時半頃
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― 夜・自宅にて電話>>*14>>*15 ―
女子をあんなに可愛く描けるのって凄いな。 一番苦手なんだ、女の身体のライン描くの。
いや、古い作品見てみたんだけども、 タッチが変わってないからペンは自分で入れてると思う [服の皺ひとつ取っても「映える」。
内容に関しては、今ひとつ理解できないものはあるが、 画力は相当なものだと、他の先生と比べても思う。
背景人物の雰囲気をあの絵に合わせる。 新入りに人物をいきなり描かせる事は無いだろうが いずれは、と考えると今から緊張するものがある。]
そうか、それならいいんだけど……。 ああ、こっち来たときにでも教えるよ。
(*16) motimoti 2014/04/04(Fri) 23時半頃
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悪いってなんで?
[家に招く事に関して、何が悪いのだろうか。 悟る事の出来ない電話口で妙な事を気にするやつだ、と 不思議そうに瞬きを数回。
不意に沈黙が訪れれば、なんだと口は挟まずに。 今更何を引くことがあるのかと怪訝を表情へのせる。]
……え? 焼けたって どこを?
[何処となく悔しそうな響きは感じ取ったが、 どこを焼いてしまったのかと言葉の響きで聞き誤る]
(*17) motimoti 2014/04/04(Fri) 23時半頃
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─最終日・夕刻の食堂─
[>>4頼児からの申し出に、片手にミネラルウォーターを持っていたのだけど。もう幾らも残っていないし。断るのも無粋だと思ったので、笑顔で首を傾ける]
あーんがと、俺はお茶か水がいいなァ 今夜の味噌汁はー、っと
[>>-218食堂のおばちゃんと目が合った。にこやかにサムズアップされた。頷いて、頼児を振り返る]
……しじみらしい
[頑張れ頼児、ここのしじみはジャリジャリしてないからトラウマを乗り越えてくれ。そんな一幕もあった最後の晩餐**]
(24) souka 2014/04/05(Sat) 00時頃
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─最終日・晩餐のあと─
[そうして部屋に戻る。最後の夜。腹が満たされすぎて既に眠い。 食堂では>>*4「ここはファミレスじゃないよ」と怒られながらも色々なものを頼んだ。消費するのは男子高校生だ。量などあって無きが如きもの。 朔太郎の部屋を片した段ボールに送付状を貼って、寮母室に最後の持ち込みをしながら。スマートフォンを取り出す。 那由多からのメール>>*3。開く。文面に目を通して、小さく笑う。部屋に再び戻りつけば利政から預かったスヌードを大事に畳んで、机の上に置いた]
待ってろとは言えないし、言わない>>5:+21って お前はそう言ったけど
これは俺に待ってろって言ってるんだって
そう信じていいんだよな?
[返信はしない。シャワーを浴びてすぐに就寝したあと。 自分も朔太郎と同じように、バスには乗らずに夜明けとともに寮を後にした。 まだ薄暗い世界に足を進めながら、白い息を散る桜片のように風に流し。 首には利政のスヌードが巻かれている**]
(25) souka 2014/04/05(Sat) 01時頃
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─ 夜の電話 ─
俺はもう、絵が描けるって時点でスゲーって思うよ。 手の作り違うんじゃねーの?
[>>*16犬と猫の書き分けすら難しい自分にとって、ラインだ皺だなど異次元の領域だった。]
今度さ、お前が絵、描いてるところ、もっとちゃんと見てみてーかも。
[何せ今までは、背中越しに見たことしかない。 絵を描いている時の十文字の手元や横顔を想像し]
……俺のこと、描いてる時とか、どーだったのかなーって……
いや、だってさ、引っ越した直後で大変なところに押しかけんのもどうかって! つか、そういんじゃなくてさ……
[どう伝えればいいのだろう。 恋愛経験がなさすぎて、どうすればいいのか分からずに、その場にしゃがみ込むが]
(*18) nordwolf 2014/04/05(Sat) 01時頃
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だから、その…… って、どこ焼けたって、そうじゃなくて!
[>>*17今ひとつ伝わっていないらしいことに、髪を掻きむしり]
馬鹿馬鹿しいって分かってはいるんだけど! だから、宗介とか、利一とか会ったんだーっての聞いて! やきもち、やいてんの!
うるせーよもぅ別に会って何なんだーって思うんだけど、なんかこう、ずりーなーってーか、俺だって会いたいし! ぜってー忘れるつもりねーけど、忘れねーようにもういっかい丞抱きしめたいし抱きしめられたいし、その……!
[一気に捲し立てるが、だんだん頭がグルグルしてきて、自分が何を口走っているのか分からなくなってきた。]
(*19) nordwolf 2014/04/05(Sat) 01時頃
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― 夜・自宅にて電話>>*18>>*19 ―
それを言ったら、あんな剛速球を取れるのも 凄いって思うけど。
隣の芝生は、ってやつだよな。
[ダートサークル裏側は投手のフォームは見れるが、 キャッチの瞬間は直視することができない。 そこには、保元の背中があったから。
ミットが白球を受け取る音。 打者が振るバットのインパクト音。 音という情報は耳に届いても、捕球の瞬間は見れなかった
これから先の未来で、ブラウン管の中で拝めるかも知れない]
(*20) motimoti 2014/04/05(Sat) 02時頃
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(でもそれは、 ああ。 それはなんて――
遠い 世界なんだ 、 )
[不意に寂しくなって、それでも声に滲まないようにする。 描いているときの事を気にする保元の声。 一本の見えない糸で繋がった受話器へ意識を戻す。]
(*21) motimoti 2014/04/05(Sat) 02時頃
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そんなこと気にしなくていいのに。
[ちゃんと、笑えているのだろうか。
此処には鏡がないから解らないし、 電話越しなら俺の顔なんて解る筈もないのだけど パソコンと向かい合いながら、ぐー検索のバーへ
「ネイビーシトラス プロ野球」
エンターを押せないのは、どうしてなのだろう。]
ヤキモチ……? [一方的に捲し立てる声に、暫く言葉を失う そんな風に思われたなんて、想像してなかった。 表情を失っていた俺の口端は、きちんと笑みを刻む]
(*22) motimoti 2014/04/05(Sat) 02時頃
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そうか、……それは悪かった。 俺も会いたいよ お前を描きたいし、顔もみたいし、触りたい。
[どうしてなんだろうな、
倖せだと思うことをひとつ見つける度に、 寂しさがひとつ増えてゆくのは。
フォルダに入っている画像ファイルを見る。
時が静止した状態で、画面の中に居る保元を見詰めながら 遠くで見てるだけで良い、それでいい。 そう思っていた日々を思い出し、笑みが苦笑に変わる]
お前のせいで、俺がどんどん我儘になってゆくよ 保元、会いたい。
[画面の中で生きる彼に触れても、触感は無機質な滑らかさ。 辛い、と思ってしまう心を、見ないふり。]
(*23) motimoti 2014/04/05(Sat) 02時頃
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─This flower remains vibrant in my heart─
はい、毎度ありがとうございます “Thanks for Alice” 花屋でございます
[それは何でもない日だった。普通に開店準備を進め、普通に営業をする変わりない日々の一幕。そこにちらりと投げられたもの珍しさは、配達依頼が>>19国際電話だったということ。 さらに投げられた要素は、配達先が見覚えのある住所なこと。 数年前、高校を卒業して実家に帰ったあと、引っ越し祝いにと姫金魚草(リナリア)の鉢植えを届けた住所だ。
その花言葉は「わたしの恋を知ってください」。
─────退寮日に恋を叫んだ彼に相応しい花だと思ったのが強く印象に残っている。その住所だ。誰だろう。忙しくしているだろう相手は確か医学の道を邁進しているのではなかったか。 何か賞でも受賞したのだろうか。 それのお祝いでも大学の関係者から送られるのだろうか。 そんなことを考えて>>20名前と住所を打ちこんでゆく]
(26) souka 2014/04/05(Sat) 02時半頃
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はい、ではアレンジはこちらにお任せでよろしいですね 承りました、ご注文ありがとうございます ○○日にお届けにあがります
失礼いたします
[相手が切るのを待って、こちらも通話を切った。 さて。交通費も出すというのは異例だし、相手は自分と博が知人であると知っているのだろうか。だからこんな遠方の花屋に注文を頼んだ? そう考えるとしっくりくる気がした。 さて。春らしい色合いとの注文だ。 届ける相手が博なのだから今回もリナリアを中心に据えよう。 色は紫かな。他にピンクのカスミソウを少しと、アンドロサセ。クレマティス。大分ロマンティックなのでブーケにしよう。 そうして届ける日を待って、新幹線に乗り込んだ]
(27) souka 2014/04/05(Sat) 02時半頃
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[髪は高校卒業以来、伸ばしている。 仕事中は邪魔になるので、というかわりといつでも邪魔なので結んでいることが多い。大抵はポニーテールと呼ばれそうな位置でひとつにするか、ハーフアップにすることが多い。 花を携えて、博の下宿を目指す。 ポストで名前を確認して部屋まで進む。 チャイムを押しても返事はない。ノックをしても返事はない。留守か。 ナマモノだしどうしようかな、と思っていたところに、コツコツと足音が響き。振り返れば>>23何かを手にした博の姿。首を傾けて、にやりと口の端を吊り上げる]
よう、出張花屋だぜ 海外からお前にブーケのお届けでっす
[花を差し出した相手は、さて。どういう反応をするのだろう*]
(28) souka 2014/04/05(Sat) 02時半頃
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To:怜二 From:睦井利一 Sub:ちょっと助けて
―――――――――――― もー、出発しちまっ た??俺、今東にい たりする、、、
まだ近くにいたら会 えたりしねーかな、 つかごめん、実は帰 るまでの交通費かな り厳しい状況、、、 ちょっとでいいから 乗せてもらったりで きねー??
[拝み倒している国民的マスコット]
(*24) chiz 2014/04/05(Sat) 03時頃
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リーは、怜二にメールだけ送信して本当におやすみ!**
chiz 2014/04/05(Sat) 03時頃
ろくでなし リーは、メモを貼った。
chiz 2014/04/05(Sat) 03時頃
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だってそりゃ、ガキの頃からずっと……
[>>*20ずっと、野球が大好きだった。 何故キャッチャーを選んだかは、滅多に話すことはないのだけれど。]
……そういえば、やっぱ丞も、ずっと絵描くの好きだったりしたのか? そういうのさ、あんま話したことねーから……会った時、聞きてーなーって。
[無から何かを産み出す手元を、思い浮かべる。 その手が、己の姿を描くところを想像するだけで、胸が熱くなる。]
くっ、そ…… 好きだ……ッ
[>>*21絞り出す声は掠れた。
届くはずがないと思っていた想い。 おかしなことと知りつつも、それでも伝えたかった想い。
通じてしまった今、今度は、どう抑えればいいのか分からない。]
(*25) nordwolf 2014/04/05(Sat) 03時半頃
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[>>*22通話口から聞こえてくる音に、十文字が、部屋の中にいるのだと分かった。 カタカタと響く小さな音は何だろう、推察するほどの余裕は、今はない。]
そー、だよ……
[>>*23自分であれだけ言っておきながら、恥ずかしくて仕方なく、膝を抱え、屋上の柵に背を預ける。 見上げた夜空には、オリオン座が瞬いていた。]
ひでー話だよな……
あんなに、沢山色んなモンもらっといて……それなのに、まだ、お前のこと欲しいとか。 どんだけだって、呆れるよな、ホント……。
[自嘲を零すも、愛しさは募るばかり。 胸がひどく苦しくて、右手で、強くシャツの胸元を握った。]
(*26) nordwolf 2014/04/05(Sat) 03時半頃
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我儘、言ってくれよ。
会いたいって思ってんの、俺だけじゃねーんだって……
[一方通行のものではなく。 寄せられる想いを受け止めたい。
それが、ただのエゴだとしても。]
(*27) nordwolf 2014/04/05(Sat) 03時半頃
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― 夜・自宅にて電話>>*25>>*26>>*27 ―
ん? ……そうだな、暇さえあれば、描いてたかな。
[空も雲も、手を伸ばしても届くものではない。 こうして紙の中に描けば、閉じ込められる。 だから、好きだった。 手に入れた気分になれるから、好きだった。
マウスでクリックして、過去に描いた絵のフォルダを開く。 そこには、ペンタブのラフ画があった。 遠くを視ている保元の横顔。
手に入れた気になれるから、――空と雲と同じように。]
(*28) motimoti 2014/04/05(Sat) 03時半頃
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俺たち、同じ部屋で過ごしてても 驚くほどお互いのこと話さなかったんだな。
[そこに言葉は要らなかった。 ダンベルを揺らす保元を時折横目で見ながら、 俺は音楽を聴きながら、絵を描いていた。
好意を訴える声音は驚くほど脆い響きで耳に届いた。、 夢を語る堂々としたそれと、同じ口から紡がれたと思えず。 どく、と胸の奥が震える。]
……俺も、好きだよ。
[この横顔を、ただ見つめているだけで良いと思っていた。 ただ、手に入れた気になれるだけでも良いと思っていた。
足りない、と貪欲に訴える声は。 まるで俺の声じゃないみたいだ]
(*29) motimoti 2014/04/05(Sat) 03時半頃
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いや、……。でも、すこし意外だったかな そんな風に感じてくれたなんて、
………頼児、俺もお前が好きだよ。
[足りないのだ、 空に伸ばした指はその輪郭を思い出して空気を切る 本当は、このカーヴに触れたいと思っていたのだ。
少し重たげな前髪を脳裏から引きずり出して、描く。 本当は、この髪を撫でたいと思っていたのに。
嗚、あんなに近かったのに。 いまは、―――こんなにも遠いんだ
これからもっと、遠くなってしまう
左手の人差し指と中指は、唇を描く。 触れたい、願ってしまえば心が悲鳴をあげてしまう。 涙は流さずとも、声は上げずとも、確かに哭いていた。]
(*30) motimoti 2014/04/05(Sat) 03時半頃
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……いいのか?
[「丞」という名に篭められた祖父の想い。 助ける人になりなさい、人を支える男に育ちなさい。
――じゃあ、俺は誰に縋ればいい?
保元の名前を頭に描いた。 この胸を軋ませる彼に、「頼」っていいのだろうか]
好きだ、お前に会いたい。 俺は、………、 ( これからも )
( ずっと、 )
会いたいよ、 … あいたい、
[本当は、この背中を。紙の中ではなくて、俺の腕の中に。 この手で触れて、俺だけの、*]
(*31) motimoti 2014/04/05(Sat) 04時頃
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─数年後─
[結局、あの後は感動的な別れを経て、首都の近くの大学へ進学する事となった。 と、いっても、最初の二年間ははちプラーザと呼ばれるキャンパスで都落ち生活をしていたのだが。]
(29) fuku 2014/04/05(Sat) 05時半頃
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[いや、正確には一般教養を落としたので都落ち生活は三年近くであり。 その影響でインカレで活動してきた「EARTH」はあっさり解散した。
あっけないものだったが、メンバー同士の色恋沙汰があって活動が続いたことが奇跡かもしれない。]
(30) fuku 2014/04/05(Sat) 06時頃
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…………あれ。
[なんだかんだ言って、大学生活の忙しさは高校生活を忘れさせるには充分で。
ふと、思い出したのは新聞の記事がきっかけであった。]
(31) fuku 2014/04/05(Sat) 06時頃
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今年はスタートダッシュ成功ねぇ。どうせまたあの金満チームが優勝だ…………
[そこで終わるはずだった。]
(32) fuku 2014/04/05(Sat) 06時頃
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あ、これ、やすも…………
[忘れかけていた、記憶。決して大きな記事ではなかったが。見覚えの、ある顔だった。]
(33) fuku 2014/04/05(Sat) 06時頃
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[締坂は携帯を取り出し、電話帳をいじる。]
(34) fuku 2014/04/05(Sat) 06時頃
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To:ひもいや From:しめさか Sub:元気でいますか
おひさしぶりです。 覚えてますか。 もし、もう一度会いたいなんていったら、迎えにきてくれますか。
(*32) fuku 2014/04/05(Sat) 06時頃
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…………今更、だよな。 ちょー、いまさら。
[打ったメールは未送信のままで。締坂は携帯をベッドに投げると、CDラックからアルバムを一枚手に取る。]
(35) fuku 2014/04/05(Sat) 06時頃
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せつないーくらーいにーこーいーをしーたー
[アカペラを始めた、きっかけになったグループ。確か、タイムカプセルにもこっそり入れた。
幼かった頃の恋愛を歌った曲。けれど、この恋の結末は。 何を叫んでも、]
(36) fuku 2014/04/05(Sat) 06時頃
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『もう紡げない』
[ひとり、ベッドに突っ伏した**]
(37) fuku 2014/04/05(Sat) 06時半頃
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― 西へ向かう道のPA ―
[止まって、メールを一応チェックする。
すると、つい先ほどの日付。 利一からのメールに瞬いた。]
(38) nostal-GB 2014/04/05(Sat) 09時半頃
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→利一
『わかった。 どこにいる?』
[時間はかかるかもしれないけれど、 経済的な面は、バイト代+母からの餞別たる軍資金だけは確保できていたので問題ないと思った。]
(*33) nostal-GB 2014/04/05(Sat) 09時半頃
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― 利一の迎え ―
[それから、居場所をきいて、車で向かうがどれくらいかかっただろうか。 利一の姿の前に青い型の古い軽自動車が止める。 パワーウィンドゥが降りると、おそらく寮の時とは少し違った印象の男が彼を迎えるだろう。
どんな風とかいえば、まぁ、髪の長さとかは変わらないけれど、服とかは寮では着ない自宅のもの。寮の頃よりは、だらしなくない、といった程度であるけれど。*]
(39) nostal-GB 2014/04/05(Sat) 09時半頃
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そっか、じゃあ、同じだな。 俺も暇さえあれば、バットとボール持って外出てた。
[>>*28プラスチックのバットとゴムボールに始まって、金属バットと軟式球へ。 これからは、木製バットと硬式球になるけれど、野球が好きなことに変わりはなく。]
そー……だな。 ただ見てるだけってことのが、多かった。
ッはは……、何か、思い返すと勿体ねーなーって思っちまう。 けどあの時間も、俺、好きだったよ。
[>>*29それぞれ勝手なことをしながらも、存在を感じられる。 はじめのうちは、気楽な同室者としてしか思わなかった。 部活を引退した頃から、徐々に、それだけではない感情に気付きはじめて]
これから……色んなこと、知りたい。
[進む道は違うけど、違うからこそ、何を思い、何を描くのか。 興味が尽きることはない。]
(*34) nordwolf 2014/04/05(Sat) 11時頃
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意外……って、そうかな、わかんねー。
ただ、ほら、こんなこと言えるわけねーよなーって……言っても気持ち悪がられるだけだよなーって思ってたから、言うに言えなくて……
[>>*30だから最後に、一言伝えられればそれでいい。 もう会うこともなく、そのうち思い出に変わるものと思っていた。]
……想い出だけに、しなくて、いいんだな……
すきだよ……
[「頼児」と呼ばれることは多いけれど、この声で呼ばれると、特別な響きになって、胸が熱くなる。]
好きだよ、丞……
[嬉しいはずなのに、声にするたび、胸がつまる。]
何がいいのか、わかんねーけど……会いたいっての、俺だけじゃねーんなら
(*35) nordwolf 2014/04/05(Sat) 11時頃
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[>>*31想いを投げるだけではなく、受けとめたい。 うまく言葉にならぬまま、時間とともに、電池残量が減ってゆき、小さな警告音を耳に落とした。]
は、は…… 時間切れ。 つか、じゃねーといつまでもお前の声、聞いてたくなっちまいそーだし
また、な……おやすみ、丞…………、、
[最後もう一度、紡ごうとした「好き」の言葉は、二度目の警告音に阻まれた**]
(*36) nordwolf 2014/04/05(Sat) 11時頃
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─ それから ─
三年間、どうもお世話になりました!
[寮母や食堂のおばさん達に見送られ、バスは駅へと走り出した。 車内では、皆と何を話したろう。 三年などあっという間だったようで、それなのに、話すことは尽きず、駅が見えてくると、少し残念そうに眉を下げた。]
(40) nordwolf 2014/04/05(Sat) 13時頃
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[駅前には、両親と姉が、車で迎えに来てくれていた。 皆と、いつかの再会を約束して別れ、車に乗り込み、まずは親戚たちの集まる本家へ向かった。
本家での、卒業祝兼プロ育成入り祝いは、殆ど自分を肴とした酒盛り状態だったが、それでもこうして祝ってくれる身内がたくさんいるというのは、有り難いし、とても嬉しいことだった。 一日も早く、一人前のプロとしてマスクを被れるようにならなくてはと、決意を新たにした。
その翌日は、寮へ移るための準備に大わらわだった。 母と姉にぎゃいぎゃい言われながら、新しい服を買い、お祝いにもらった新しいスポーツバッグに荷物を積める。 そして夜は、家族だけての時間を過ごした。 母が、好物の海老フライと青椒肉絲を作ってくれた。
そして、実家での最後の夜、父と、将来の夢について語り合った。]
(41) nordwolf 2014/04/05(Sat) 13時半頃
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……そりゃもちろん、やるからには、シトラスを優勝に導けるような選手になりてーよ。 メジャーとか、先過ぎてちょっとわかんねーけど、そんくらいの意気込みで頑張る。
あとさ、ちょっと夢ってーか、なんてかさ…… よく野球とかサッカーとかの選手の伝記みたいな漫画あるじゃん。 あれをさ、描いてもらえるくらいな選手になりてーなーって!
[はにかみながら伝えたそんな夢に、父は、静かな笑みで頷いてくれた。*]
(42) nordwolf 2014/04/05(Sat) 13時半頃
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[料理をそこまで絶賛されるとは思わなくて。 何も取り柄はないと思っていたけれど。 何か、自分でもできることはあるのかもしれない、とは思う。
「将来の、夢は―――…?」
将来とは、何時の事を指すのだろう?1年後じゃ早すぎる。 タイムカプセルを開ける、その頃は―――…? 自分はどのような姿になっているのだろう。 その頃…自分の周りには誰の姿があるのだろう?
プラネタリウムの話で盛り上がる宗介と十文字の姿に、 ちくりと…小さな胸の痛みを感じて、]
……俺、やっぱ泊まろうかな……。
[交通費のことも考えずにそんなことを呟いてしまったのは、 少しでも、少しでも長く、繋がりを持っていたいと願うから。]
(43) chiz 2014/04/05(Sat) 14時頃
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[十文字を見送ったのは宗介の家の玄関先になっただろうか。 都会のケーキは美味しかった。それにボリュームもある。 この先宗介はこのケーキを何度も食べていくのだろうか…。 太らね?と友達の姿を見たけれども代謝良さそうだし大丈夫か。]
…十文字、じゃあな。
[バスに乗った時と同じ。別れの言葉を十文字へと向けて。 宗介より少し後ろの立ち位置で、背の高い姿へ瞳を細める。]
(44) chiz 2014/04/05(Sat) 14時頃
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…メール、するから。
[すぐにメールを送ることはまだできないかもしれない。 けれど。 十文字へ向けるのは、「次」へと続く言葉。 次会える、その時まで…しばらくの間、「さよなら」だ。*]
(45) chiz 2014/04/05(Sat) 14時頃
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お前、レシピとか面倒くせえもん書くの どんだけ大変かわかってんの?
[泊まりになったので時間ができた。口頭で伝えるから覚えろ、と 秀才君へメモの準備を指図して。十文字が置いていったケーキを 2人でつつきながら肉じゃがレシピを教えていく。]
…うちのはこんなん。 あとはまー、適当に各自アレンジ加えりゃいいんじゃね…?
[この一言が数ヵ月後どう影響していくのかはわからない。 その後は適当にだらだらいつも通りに喋ったり、 宗介からツブヤイターの話を聞いて登録だけ宗介宅でしてみたり そんなことをしている間に一夜はあっという間に明けてしまった。]
(46) chiz 2014/04/05(Sat) 14時頃
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[朝、怜二にメールを送ってから荷物を確認する。 交通費にそれから茶封筒…この2つは忘れてはいけない。 あとは、何か入れ忘れがあるような気もするけれども、 新着メールが届く。]
…うお、マジ…? 怜二迎え来てくれるって。
[宗介に金を借りることなく無事に帰れそうだとほっと息を撫で下ろす。 宗介も怜二に顔見せに行くか?と問いかけてから 怜二が着くまでの時間、さよならまでの少しの間。
>>6:+242差し出された宗介の小指に小指を絡めて、 子供じみた約束の儀式。 覚悟しろよ、と口にしてから戸惑うように目を彷徨わせ]
それから…―――、
.
(47) chiz 2014/04/05(Sat) 14時頃
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[目を伏せぽそぽそと顔を赤くして紡ぐのは、 もっともっと、子供じみた……]
お前…あんま…仲良いやつとか早く作りすぎんなよ…。 ………お前の親友は俺なんだかんな…。
[力を込めてぶんぶんと振り、言いきる前に指をきった。*]
(48) chiz 2014/04/05(Sat) 14時頃
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To:怜二 From:睦井利一 Sub:助かる!
―――――――――――― マジ感謝、、、!! !!!
東のXXXX駅、本当行 けるとこまででいい
[崇める国民的マスコット]
(*37) chiz 2014/04/05(Sat) 14時頃
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To:利政 From:睦井利一 Sub:新アドレス
―――――――――――― 登録した。これまだ 通じる?ホワイトコ ーラの後遺症は大丈 夫??
旅、気をつけて。2 年利政と同室なれて よかった、ありがと 。またな!
[日本舞踊の国民的マスコット]
(*38) chiz 2014/04/05(Sat) 14時頃
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リーは、延長ありがとう…!!
chiz 2014/04/05(Sat) 14時頃
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― 数日後・バイト先 ―
[テーブルセッティングと注文の取り方。 接し方にも慣れて来たが、先輩から注がれる視線の奇妙さに居心地は悪い。
休憩に入る寸前、耐え切れず、何か?と聞いてしまった。 指導箇所があるから見てるだけ、とはぐらかされて表情も曇る。
緊張してるよね、と告げるその人の手が肩に触れる。 触る指の動きが奇妙で、わざわざ確認するまでも無かった。 顔は自然と強張り、革靴の踵は距離を取る事を選んだ。
この人は、……ゲイだ。]
(49) motimoti 2014/04/05(Sat) 14時半頃
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[賄いを取りながら、考えてみる。 俺は保元が好きだけど、会えれば、声が聞ければ。 体温を感じ取る事ができたなら、それで充分だと思っていた。 今もそれは変わらなくて、手を握る想像をするだけで切なくなる。]
(恋愛って……なんだ?)
[あの先輩は俺の事が好きなのか?私生活も趣味も、なにも知らないのに。 尻や肩を触る手つきは、俺が保元に「したい」事とまるで違う。あれが恋愛?
あの人が頭がおかしいのか。 それとも、俺が子供なのか。
もしかしたら、俺もいつかあんな風に――…]
(―――それは、怖い)
[そんな願望をもし抱いてしまったら。嫌われてしまわないだろうか、蔑まれないか。
午後の研修を受けている間も頭が揺れる*]
(50) motimoti 2014/04/05(Sat) 14時半頃
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―東・XXXX駅前― [怜二と連絡を取り合って、その車が駅前に着いたのは昼過ぎ、何時頃だっただろう。宗介は一緒にいただろうか、怜二と顔を合わせるようならカバンを先に車に置かせてもらいながら、待って。]
……あ、タオル。 宗介ん家タオル忘れた…も、いっか。 俺用に置いといてもらお…。
[怜二の雰囲気は寮にいた頃と少し違っていて。それは宗介や十文字もだったのだけれど、青い車の運転席に座る姿は大人…とまではいかないが、もう高校生でもない。大学生の姿だ。 少しだけ、置いて行かれたような心地になりながら寮から出たままの格好で車に乗り込む。 携帯の国民的マスコットと同じく拝み倒す仕草と崇める仕草をしてから]
〜〜〜本当マジ助かった…! 今日、どの辺りまで行く予定? 本当、行けるとこまででいいんだけど。
[珍しがるように車内を仰いで、思い出したようにシートベルトをかける。車が動き出した。*]
(51) chiz 2014/04/05(Sat) 14時半頃
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ろくでなし リーは、メモを貼った。
chiz 2014/04/05(Sat) 14時半頃
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− 自宅>>43 −
……泊まるの?本当?
[ぽつり、と、落とされた言葉に瞬く。 表情が、じんわりと明るくなっていくのが見て取れただろうか。
一晩だけ。 一晩だけだけれど、また、利一と夜を過ごせる、と。 目元を緩ませて。]
じゃぁ、特別に俺のベッドを貸してやろう 俺は寝袋、慣れてるから
……あ、でも毛布だけ頂戴
[そんな風に、少々早口気味に、夜のプランを立てていく。 寮生活では、当たり前だった。 一人暮らしでは、当たり前ではない。 たったそれだけの違いなのに、ここまではしゃぐのはおかしいだろうか。]
(52) kirisame1224 2014/04/05(Sat) 15時半頃
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[口頭で伝えられたレシピをメモに取り、紙面を掌で撫でる。 むついけのあじ、と小さく呟き、にまりと笑う。]
どれだけアレンジ加わったのか、利一が見抜けたらすごいよねぇ 母さんに聞く手間が省けた、……母さんどうやって作ってんのかな
……そーだ、利一もツブヤイターやろうよ、そしたら俺、利一にレシピ聞くから! 夕食の時間に聞くから、教えて!
[などと、パソコンの前の席を勧めるだろう。 まだ使い慣れていないツブヤイター、そのインターフェースを前に、一つだけ増えたフォローの文字。 誰だろう、と瞬いて、リプライ欄の「丞から」という単語に瞬く。>>6:68]
……らいじんぐ、……頼児か
[他人とはいえ本名だしていいのかよ、とは、心のなかに留めたのみ。 リプライは明日考えよう、今日は、リフォローのみ。*]
(53) kirisame1224 2014/04/05(Sat) 15時半頃
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|
[そうして迎えた翌朝。 怜二が迎えに、という言葉に一度瞬く。 暫し考える素振りの後、軽く頷いて。]
……んー、そだね、いい天気だし、散歩がてら途中まで見送ってくよ
[怜二とも会いたい、とはにかめばそのままの流れで小指を差し出す。 その小指が離れる前、顔を赤らめて告げられる言葉を、同じ高さの視線を送りながら聞く。 呆気に取られているうちに、指と指は離れてしまうけれど。>>48
両の腕を伸ばし、首のあたりを抱きしめればぎゅうと体を寄せる。]
(54) kirisame1224 2014/04/05(Sat) 15時半頃
|
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[右の頬に自らの頬を寄せ、ちゅ、と唇で音を立てる。 次いで左の頬にも、同じことをもう一度。]
……ばーちゃんの国の風習、 男同士は、特別仲いい人しからやらないの
……利一は、日本人相手にやるなよ? 絶対引くかれるから
[とびきりの笑顔を至近距離に寄せたまま、そんな風に説明を。]
……友達つくんないとこの先絶対しんどいけど まぁ、親友ポジションは利一の為にとっておこうじゃないか
[わしゃりと、髪の毛を混ぜて、体を離す。**]
(55) kirisame1224 2014/04/05(Sat) 15時半頃
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─ 最後の寮食 ─
ありすはお茶なー、他はー?
[コインを投入し、ボタンを押せば、がこがことお茶が落下してくる。 人数分の飲み物を買い終えて、また食堂内へ戻ると、白辻と、イイ笑顔の食堂のおばちゃんが迎えてくれた。 シジミ汁とともに。]
なん……だって……?
[最後にこれかと、固まった。]
(56) nordwolf 2014/04/05(Sat) 16時半頃
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[さて、食事中も、なかなか手をつけようとしなかったシジミ汁だが。 最後の最後にお残しするというのも気が退ける。]
くっ……、いただきます!
[覚悟を決めて、ごくり、冷めたシジミ汁を口へ運んで……]
……泥っぽくは、ねぇ。けど……
[渋い顔をしつつも、なんとか飲むことはできそうだ。 しかしやはり、好む味ではない。 克服までの道程は、まだ遠い。*]
(57) nordwolf 2014/04/05(Sat) 16時半頃
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─ 実家を離れる朝 ─
じゃ、明日、寮に着いたら電話する。
[駅まで送ってくれた両親に別れをつげて、特急に乗り、一路都心へと向かった。 大体のものはもう寮に送ってしまったから、スポーツバッグの中は、1日分の下着、タオル、乳から譲り受けた古いノートパソコン、財布や小物、そしてスケッチブックが一冊だけ。
移動中は、元野球部員仲間とツブヤイターで遊んでいた。
「#1000RTされたら10年後の俺はメジャーリーガー」 とかふざけたら、ノリのいい部員連中に一斉にRTされ、現在124RT。]
(58) nordwolf 2014/04/05(Sat) 17時頃
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[都心部に着いたのは、昼を回った頃だった。 列車内で母からもらったおにぎりを食べはしたが、まだ育ち盛り継続中の腹は、それだけでは到底足りず、それに十文字のバイトもまだ終わっていないだろうと、とりあえず近くにあったロッチリアで時間を潰すことにした。]
三段エビバーガーセット。
[比較的空いているこの時間なら、1時間くらいのんびりしていても文句は言われないだろう。]
(59) nordwolf 2014/04/05(Sat) 17時頃
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TO:丞 FROM:頼児 TITLE:ついたぞ! 本文: 今ついた! 七重洲口ってとこのロッチリアでエビバーガー食ってる バイト先どこだ? 移動した方がいいならすぐ動くんで、連絡くれ
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(*39) nordwolf 2014/04/05(Sat) 17時半頃
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ジェレミーは、不覚にも、乳から譲り受けたに、盛大に吹いた。
nostal-GB 2014/04/05(Sat) 17時半頃
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――――――――――――――
TO:保元 頼児>>*39 TITLE:RE:ついたぞ! MESSAGE: 早いな、もうすぐ休憩終わるとこ。 あ、東京駅まできてるのか。 バイト先は沼袋のサンセット通り超えた所だけど、解らないだろうから駅の方がいいかな? そっち行ってもいいけどこの駅からのがうちには近いな。
あと二時間くらいで上がる。 ――――――――――――――
(*40) motimoti 2014/04/05(Sat) 18時頃
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>>51
――…ちょっとぶりだな。
[その時、宗介の姿はあったのか。それとも、もう帰っていただろうか。]
(60) nostal-GB 2014/04/05(Sat) 18時半頃
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─数年後─ >>29>>30
[締坂のいたアカペラグループが解散したということを知ったのは、長く続いているオスカルネットワークだ。 見るだけのことが多いけれど、というか、そこに載せれば、その情報は撒かれるというのも知っている。
だから、ロムだけではあるのだけど、 さらりと解散したらしいという情報に、瞬きをして。 しばし考え込む。]
(61) nostal-GB 2014/04/05(Sat) 18時半頃
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→締坂
『お前、歌、やめたのか?』
(*41) nostal-GB 2014/04/05(Sat) 18時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
nostal-GB 2014/04/05(Sat) 18時半頃
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―The Unbirthday Song―
アリスさん?
[扉の前の人物に声をかけられ、ぱちんと瞬く。 懐かしくも昨日まで見ていたと錯覚するほどに覚えのある、悪戯っぽい笑顔を向けられ。 花の香と共に、非現実感が足元からふわりと、そよ風のように湧きあがった]
あー…。
[眼鏡を外し、少し目を擦ってかけ直す。 変わらず、古びたアパートの前に彼はいた。そして花を差し出していた]
……いま、一瞬。高校時代にタイムスリップしたのかと思いました。
[随分と甘い色彩のブーケを受け取り、分かりにくく驚きを伝え。 頭にしっぽのついている彼を見上げ、ぷう、と息を吐いた]
(62) kaisanbutu 2014/04/05(Sat) 21時頃
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お久しぶりです、アリスさん。卒業以来ですか。 ええと、本日は花の配達ですか。……海外?
[改めてちょこんと頭を下げてから。 先ほど告げられた言葉をようやっと認識し、小首を傾いだ]
はて。海外の知り合いなんて、…入江さん、くらいしか思いつきませんが。
[微妙に名前を呼ぶときに間を空けて、思い当る人物を一人あげ。 しかしながら、卒業以来ぽつぽつとメールをするくらいで、なんでもない日に花を贈られる覚えもなく。 ふと、先ほどのエアメールを片手に持ったままなことに気が付く]
そういえば、先程差出人が白紙なエアメールが来ていたのですが。 なにか関連性があるのでしょうか。
[と、アリスに訊いても栓のないことを尋ねた]
(63) kaisanbutu 2014/04/05(Sat) 21時頃
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まあ、とりあえずお茶でも飲みませんか。 お暇があれば、ですが。
[ブーケをそうっと持ちつつ、鍵を開けてアリスを振り返り。 扉を開ければ、玄関に積んでいた本が雪崩を起こした]
……ええと、この部屋じゃないほうが、いいですか。
[ぱたん。お見せできない状況に、思わず扉を閉めた。
鬱蒼とした自室は、本が空間の5割を形成している]
(64) kaisanbutu 2014/04/05(Sat) 21時頃
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執事見習い ロビンは、メモを貼った。
kaisanbutu 2014/04/05(Sat) 21時半頃
執事見習い ロビンは、メモを貼った。
kaisanbutu 2014/04/05(Sat) 21時半頃
執事見習い ロビンは、メモを貼った。
kaisanbutu 2014/04/05(Sat) 21時半頃
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タイムスリップはねーだろ、俺様大分髪伸びたぜぇ あの頃がいっちばん短かったしなァ それもこれもさくたろのせいだ
[驚いた表情でブーケを受け取る相手に首を傾けて軽口を叩き。 そうして続けられる言葉に、首を傾ける博に、前髪を掻きあげる仕草で応える]
おうよ、久しぶり、元気してる? まァ俺様自営業で地元に引っ込んでるからレアキャラだろうしなァ
花は、利政だったら流石に渡すときに言ってるわ なんだっけ、ゆりしーず? あれ、知り合いじゃねぇの? 何か賞でも取ったからお祝いか何かだと思ったんだけど エアメール何か関係あんのかなァ プライベート的に問題ない無いようだったら俺にも見して
(65) souka 2014/04/05(Sat) 21時半頃
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[会話をしていれば誘われる。 遠路遥々やって来てとんぼ帰るのももったいない。 せっかく久々に懐かしい顔に会ったんだし、笑顔で頷こうとしたら、扉を開けて振り向いた博の背中でドサドサと穏やかでない音がした。 閉じられる扉。思わず笑った]
時間ならいっぱいあっから気にすんな 俺はどこでも構わねぇぜ
ひろが花を片手に喫茶店とか入ることに抵抗なければな?
[寮の部屋を本で埋めていた頃を思い出す。 なるほど、目の前の彼は何も変わっていないらしい。それになんだか安心した]
(66) souka 2014/04/05(Sat) 21時半頃
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─ 七重洲口のロッチリア ─
食いにくいなコレ。
[三段エビバーガーは、美味いが、かなり食べにくかった。 結局少し行儀悪いと思いつつ、真ん中のエビカツ一枚を引き抜き、そのままで食べた。
メジャーへのRTは、更に35RT増えていた。 なにがしたいんだおまえらは。]
(67) nordwolf 2014/04/05(Sat) 22時半頃
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TO:丞>>*40 FROM:頼児 TITLE:Re.Re.ついたぞ! 本文: おつかれ! うまく特急つかまえたから、案外早く着いた 沼袋は分かるけど、サンセットは分かんねーかも もし分かりそうなら、少し探してみる
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(*42) nordwolf 2014/04/05(Sat) 22時半頃
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[メールを送信し、路線図を確認する。 しかし、毛細血管か何かかとツッコミを入れたくなるほどの複雑な路線図に、自力で調べることは即断念。駅員に訊くことにした。 環状線一本で、30分ほどで着くと聞いて、安堵した。 ついでに、何時に来るのか聞いてみたら、5〜10分間隔くらいで走ってると言われ、驚いた。
ともあれ、小一時間後くらいには、沼袋駅に到着した。 サンセット通りはどこだろうと、案内板を見てみたが、東口と西口にあるデパートの名称が逆なことに、首を傾げている真っ最中。*]
(68) nordwolf 2014/04/05(Sat) 22時半頃
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朔の大馬鹿野郎の
[>>65幾分パワーアップした呼称を口にして。 気安い言葉の羅列に、口を挟む隙間を探してぱちぱちと瞬きをする。 コミュニケーション欠乏患者たる僕は、相変わらずの反応であったであろう]
ええ、息災に暮らしております。 しかしユリシーズという方には覚えはありませんし、残念ながらまだ医師ですらないので賞を取る予定はないのですよね。 ……ああ、この前私的に応募した図書館の読書コンクールで奨励賞を取りましたが。
[それじゃあないことは分かっている。 誘いに笑顔を返してくれた彼へ僅か、安堵したように微笑んでから。 扉を改めて、慎重に開ける。今度は雪崩は起きなかった]
……この花は、レポートでよれよれになった男が手に持って闊歩するには、いささかファンシーすぎますね。
[真顔のまま、本を足でけりけりして。 ぱふんとブーケに鼻を埋めれば、差出人不明の花の香りが胸を満たした]
まあ、散らかっていますが。よろしければどうぞ。
(69) kaisanbutu 2014/04/05(Sat) 23時頃
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しかし、さてはて。いったいこの花はどちらさまからなのでしょうか。
[5割程度生活スペースを侵食している本を隅に重ね、場所を作る。 壁の一面を支配している古文書たちと、混じって置かれた医療用品がまるで中華街の如き雑多な有様を作り出しているが、まあ気にしないでほしい。
昔懐かしいデザインの座布団を勧めて、とりあえずコップ代わりに使っていたアンティーク風の花瓶にブーケを突っ込んでおく]
唯一の手がかりらしい手がかりといえば、やはりそのエアメールなのですが。 日程がどんぴしゃな辺り、関連性があるとは思いませんか。
[ごりごりと豆を挽き、珈琲を準備して。 なんとも奇妙な空間の中、ぽつねんと置かれたエアメールの白さ。 指し示し、こてりと小首を傾ぐ]
まあ、ともあれ開けて見ましょうか。
[珈琲メーカーがフル稼働している間に、アリスの元へ戻っていって。 ペーパーナイフで、糊付けされた封筒を開く。
ぺりりと、なんとも頼りなく軽い音がした]
(70) kaisanbutu 2014/04/05(Sat) 23時頃
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[なんとも短い、日本語と英語。
それを一瞥した途端、目がまあるくなって。
ぽかんと、口をオーの形に開いたまま、固まった]
(71) kaisanbutu 2014/04/05(Sat) 23時頃
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リーは、ドナルドに「お前間違えんなよ」とススム[[who]]ぬいぐるみを渡し直した。
chiz 2014/04/05(Sat) 23時頃
トレイルは、魔性のぬいぐるみ…(ボソッ
SUZU 2014/04/05(Sat) 23時頃
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― 最後の日 ―
[ありすと並んで食堂に向かいながら、メールを見る。 文末についている猫を、しばらく見れないのかと思うとまた寂しさを思い出してしまうけれど。 同居人、という文字にルームシェアだったのかと首を傾げたのも束の間。 うさぎの顔と指が写ったそれを見れば目を輝かせ。ふは、と小さく笑った。
隣のありすがそれに気づけば、添付されていた写真を見せたりしながら。]
(72) SUZU 2014/04/05(Sat) 23時頃
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>>6:+174 To:成斗 Sub:同居人を紹介します
うさぎ飼うとか聞いてないぞ! かわいいな、名前は何?
あっち行ったら、しばらくパソコンメールになるけど ツブヤイターはじめるかも、ありすも一緒に
成斗もやってたらアカウント教えて
(*43) SUZU 2014/04/05(Sat) 23時頃
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>>6:+208 To:博 Sub:RE:RE:新住所
うん、ありがと
ハンカチくらいあげるよ って言っても困るか
ヒロが好きなようにして、いいよ 返したいって言うなら、 帰る時あれば連絡する
(*44) SUZU 2014/04/05(Sat) 23時頃
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[こういう場合、なんと言えばいいのだろう。これまでごめんなさいしてしまった相手と再び連絡取りたいと思うこともなかったから、わからなくて悩む。 触れないのが、一番いい方法なのかもしれないが。
三年間。改めてこんな気持ちをずっと抱えてたのかと思うと、尊敬に値する。ただそれが、叫んでくれた彼に向かなかったことは申し訳なく思いながら。]
(……ありがとう)
[声にせず呟いて。 彼にもいつか話せるようになればいい。]
(73) SUZU 2014/04/05(Sat) 23時頃
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[本当は、スマホを解約することも。住所も誰にも知らせず、全てを絶つつもりだった。 持てるものを最低限にするのも、片づけるのも。さよならするのにも、慣れすぎてしまった。 そうやってずっと、誤魔化し続けてきた。 さよならしやすいように。さよならした後、離れやすいように。何度も転校しながら、どうにもならない寂しさを諦めることを覚えてしまった。
この三年間は楽しすぎて。 残したら今まで以上に寂しさと空虚さを味わうだろうそれらから、目を逸らそうと。今のまま持っていけないのなら、いっそ全部置いて行ってしまおうと。
けれど。ずっと慣れて鈍くなっていた偽る苦しさに、棄てたくないと叫ぶ気持ちに気づけたのは、彼らのおかげだ。 そして、これから持っていく勇気を与えてくれたのも。
持って行ってみようか。 どこまで持っていけるか、わからないけれど。 誤魔化し続けてきたそれらから。 少しずつだけれども、向かい合うことにしよう。]
(74) SUZU 2014/04/05(Sat) 23時頃
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[そうして繋げていきたいと思う。 ――――未来へ。*]
(75) SUZU 2014/04/05(Sat) 23時頃
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……ん、 ちょっとぶり、元気してた?
[現れた怜二の姿に、緩く手を振る。 先ほど交わしたビズなんて、名残も感じさせない距離感で。 浮かべた笑顔は普段通りだったけれど、利一はどうだっただろう。
怜二の車に乗り込む利一の背を見やり、そうして身を屈めれば車内に視線を向ける。 利一と、怜二とを、交互に見て。]
じゃ、うちの利一をよろしく頼むね? この子寂しがり屋だから
[そんな風な事を、茶化して告げた。 走り去る車に手を振って、手を振って。 見えなくなっても、手を振って。]
……あ、タオル
[同じこと>>51を思い出したのは、帰り道。**]
(76) kirisame1224 2014/04/05(Sat) 23時半頃
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花はなァ、春らしくってのが注文だったからさ ひろ宛てだったしリナリア中心にしたら、大分可愛くなったわ
いんじゃね、派手ではないけど繊細でまっすぐで凛としてて 俺は似合ってっと思うぜぇ
[相手の口下手などあまり気にならない、基本的に自分の言いたいことをざらざらしゃべる傾向にあるし、相手の言葉を待つこともさして苦にはならない。 真顔の相手に、にやりと口の端を吊り上げる変わらぬ笑みを。 ブーケに鼻を埋める仕草に気付けば目を細めて]
おう、悪ぃな、おっ邪魔しまーす 散らかってるのは同室がクマ―だったときに慣れたからへーき 自分の座る場所は自分で確保してい?
[博に倣って雪崩れた本を隅に重ねる作業を手伝う。 座布団を勧められれば一礼して座り、ブーケを花瓶に移し替える背中を見遣りながら、言葉を投げる]
(77) souka 2014/04/05(Sat) 23時半頃
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ん、んー? そうねぇ花は日付指定してあったな、そういや ゆりしーずって名前に憶えがないなら余計に怪しい気がすんな
[そうして豆を挽くところから準備される珈琲に、内心で喫茶店みたいだと感想を零しながら。香ばしい匂いが漂う頃、戻って来た博が差出人不明のエアメールを開くのをじっと見守り。 糊のはがれる軽い音。取り出されたエアメールの中身。 ぽかんというオノマトペが聞こえるくらいに固まった博の手元を覗き込む。 ──────目に入ってきた、その文字は]
(78) souka 2014/04/05(Sat) 23時半頃
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[甦るあの日。今も変わらず再生されるあの日の放送の声。 メールから始まった、あの念を押すような畳み掛けは。
─────ちょっと耳澄ませといて(>>5:*36) ─────最初で最後の、この曲をお届けしましょう(>>5:128) ─────そうだDJ、聞いてくれた?(>>6:+37)
そしてこの文字─────“Loveing rabbit”]
(79) souka 2014/04/05(Sat) 23時半頃
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……なァ、ひろ、お前さ 朔太郎と何か約束って、した?
たとえば────悪戯に関わる約束とかさァ
[前屈みになって覗き込んだから、くくった髪が垂れ落ちてくる。 それに指を絡めながら、博の言葉を待つ*]
(80) souka 2014/04/05(Sat) 23時半頃
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[アリスとイカレ屋が、白兎からの手紙を見て。 アリスからの問いかけに、たっぷり三秒後
喉の奥に引っかかるような音が、一音零れた]
っふ、……は、ははっ、ははははは!!!
[悪戯しちゃうぞ、なんてふざけたメールが、悪戯しにこい、なんて念を押した声が、蘇って。 泣き出しそうに愛しい感情に身を任せ、思いっきり爆笑した]
(81) kaisanbutu 2014/04/06(Sun) 00時頃
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[滅多に使わない筋肉を使い、横隔膜がつりそうなほどひとしきり笑った後。 少し滲む涙を人差し指で拭いながら、アリスの方を向く]
朔の大馬鹿野郎が、悪戯しにくるって言ってました、よ。 あー……畜生、こうきやがったかあんにゃろ。
[くつくつと、いまだ収まらぬ爆笑の発作を抑え。 カードをひらりと電灯の灯りに透かす]
バカめ、僕がこれくらいで満足すると思うなよ。 なんとしてでも悪戯仕返してやる。
[それから、ぷひゅんと息を吐いたとき。 珈琲の穏やかな香りが、部屋に漂い始めた。
だけど、嗚呼。 全然、今の心境に似合わねえ]
(82) kaisanbutu 2014/04/06(Sun) 00時頃
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……アリスさん、酒、呑みません?
[本棚から、酒瓶を取り出した]
(83) kaisanbutu 2014/04/06(Sun) 00時頃
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―宗介の家― [ビズ(というらしい。名称は後に宗介に聞くことになる。)を受けていた間の様子がどうだったかなんて。 >>54>>55無論、予期せぬ宗介の返しに硬直していた。 目を大きく開いたまま耳元で鳴るリップ音に、これ知ってる、映画で見たことある、海外の。なんて言葉は断片的に頭の中をぐるぐる巡っていたのだけれど。至近距離の笑顔にぱくぱくと何も言えないまま、大きく息を吐きだせたのは宗介が離れた後のことだ。]
―――…お前すごい武器持ってんのな…。
[なんだか感心した声が出てしまった。普段あまり気にしていないが異国の血が入っているのだと改めて思い知らされた、ような気がする。 余裕の表情の宗介に瞳を細めて、前髪短いその額にデコピンしてやる。そういやデコピンは万国共通のものなのだろうかどうなのだろうか。 そうこうしている間に、怜二との待ち合わせの時間になり。]
(84) chiz 2014/04/06(Sun) 00時半頃
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―東・駅前―
こんな早く会うとは思わなかったけどな! 宗介も怜二も寮出るの早かったもんな…。
[>>60>>76怜二は花見に参加していなかったし、ちゃんと挨拶もできてないのではないか。公園で会っていた事なんて知らないから2人を交互に見て、邪魔をしないように先に1人車に乗り込む。 淋しがり、その言葉には拗ねたような表情をするけれども否定はしない、自分は淋しがりだ。怜二にも言われたし。]
子供かーっての。 ん、じゃまたな。 着いたら連絡する。
[今度は挨拶も軽く、涙もない。次、がそう遠くない日にまた来るとわかったから。もう泣かない。 車の中から手を振って、手を振って――…車が発進した。*]
(85) chiz 2014/04/06(Sun) 00時半頃
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[束の間落ちる静寂。突如、あがる笑い声。 涙が出るくらいの、聞いてる方が苦しいくらいの大笑いに目を丸くしながら。博が笑い終わるのを待つ。ああ、きっと、彼には心当たりがあるのだろう。 朔太郎が出て行ったあの日。 本人を偽ってみんなに送った「行ってきます」のメール。 そして博にだけ送った4-Kの部屋の写メ。それに対する返信。 滲んだ涙を拭いながら紡がれる言葉に目を細める]
なァるほどね、これはひろとの約束かァ そんで“恋する兎”には心当たりあるんだわ俺
あーあーあー、どーりでうちに依頼が来るわけだわ
[たった二行の手紙をかざす仕草に視線を向けながら。 切らせると約束したまま伸びた髪を指先で弄る。博から吐かれる息。そうしておもむろに立ち上がったその先に視線を向ければ、取り出される酒瓶。 ひょいと眉を上げて。小さく笑う]
(86) souka 2014/04/06(Sun) 00時半頃
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いいぜぇ、幾らでも付き合ってやらァ
[博を待つ間、ウエストバッグから発注書を引っ張り出して。 それを眺めながら首を傾ける]
なんだ、じゃあこれって偽名なのか、住所もデタラメなのか? 海外ってのは想定してなかったな……あんにゃろ
電話してみる? 国際電話だけど
ちなみに電話してきたやつは朔太郎じゃなかった 声色変えてたとかじゃなくてさ、断言できるレベルで別人だった
[ざらざらと考えたことを吐き出す]
(87) souka 2014/04/06(Sun) 00時半頃
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>>76
[現れたのは、利一と、宗介だった。 久しぶりと、笑みを向ける宗介。 あの寮を出た日の夕方、十文字からのメールに宗介と一緒とあった。 そして、いま、利一はやはり宗介と一緒だ。 きっとよくは見えなかっただろうけれど、やや驚いていた。]
わかった。大事に送るよ。
[『うちの利一』という言い方に、違和感を覚える。 そう、寮にいたときの宗介じゃないんだな、と感じたけれど、だからどうだということはない。
ただ、彼の言葉は、大切な利一をよろしく、という言葉は、そのままなんだろう。それだけ。 利一が車に乗り込めば、サイドブレーキを速やかに下ろした。]
(88) nostal-GB 2014/04/06(Sun) 00時半頃
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>>85
[車の中から宗介に手を振る利一。 こちらは前を向かなければならないのでそのままなるべくゆっくり加速する。
それでも姿が見えなくなったら、利一はこちらを向くだろう。]
――……ひさしぶりだな。 で、どうする?
直接家まで送ってやりたいのも最もなんだけど、 このオンボロ軽じゃ、かなり時間がかかる。
交通費がないなら、出世払いで貸してもいい。 つか、返さなくてもいいよ。
(89) nostal-GB 2014/04/06(Sun) 01時頃
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― 夕方の食堂 ―
え、ライジの奢り? じゃあ俺はーっと……。
[>>4自販機の前でしばし迷い、早くと急かす声にぽちっと指が押したのはいちご牛乳。密かにずっと甘そうだなと思っていたそれ。ストローを差し込んで飲んだら、昨夜のホワイトコーラの影響か思ったほど甘くなかった。ホワイトコーラ恐るべし。]
……ひひみはほ?(シジミなの?)
[パックをぺこぺこさせながら。食堂のおばちゃんとやりとりするありすの一言に、ぽん、と頼児の肩を叩いた。頑張れという念を込めて。 なめこじゃなくて助かった。]
んじゃ、ハンバーグ定食とからあげ定食と… おーい、あと何頼む?
[環と智明、樹央も居ればどれにするかと食券機の前であーだこーだと騒ぎながら最後の晩餐内容を選んでいく。 結果、ファミレスのように色々頼みまくって怒られた。*]
(90) SUZU 2014/04/06(Sun) 01時頃
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[>>89手を振っている時間は長かった。 前に向き直ったら車の速度が変わった。 気を遣ってくれたのかと、怜二の方を見る。]
おー…久しぶり?ちょっとぶり?がこんな形でマジ悪い…。 つか、本当にありがと。
あー…さすがに家までとか無茶言わねえし。 ん…金借りるまで迷惑掛けれねー…つか 返さなくてもいいって…。 なんでんなこと、言えんの…。
[眉を下げて怜二を見て]
東からちょっとでも西に近付けたら 交通費もギリ足りる…と思う…。 …今日、どの辺まで行けそう?
(91) chiz 2014/04/06(Sun) 01時頃
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[様々な感情を吐き出す笑いで、幾分すっきりした。 アリスへ視線を向ければ、指先で髪を弄っていた姿が目に入り。
玄関先での、朔太郎のせいで髪が伸びたという言葉を思い出して、すこおし目を細めた]
さてはて。デタラメの可能性は十二分にありますね。 あのバカが本気で連絡させないつもりなら、余計に。
[裏を返せば、その謎の声の人物に繋がったとしたら、朔はすべて捨てたわけではないと考えるのは、都合が良すぎであろうか]
……かけてみましょうか。電話代に怯えながら。
[思い付くままに話している風情のアリスの前に、紅茶でも珈琲でもなく、繊細なグラスを置いて。 琥珀色の液体を注ぐと、小さく笑った]
(92) kaisanbutu 2014/04/06(Sun) 01時頃
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TO:保元 頼児>>*42 TITLE:RE:RE:RE:ついたぞ! MESSAGE: そうか、悪いな待たせてしまうことになって 東口から出て、中央をまっすぐ行くと 繁華街に出るはずだからそこの大きな通り。 迷子になるなよ
――――――――――――――
(*45) motimoti 2014/04/06(Sun) 01時頃
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[バイトが終わったのは17時を回った頃。
シャツを回収して店を出て、予約をしていたCDとゲーム雑誌を 店舗のビルの二階に上がって受け取る。 それにしてもこの周辺は女子密度が高い、と感想を抱きながら。]
あいつ、大丈夫かな。
[着信履歴から一番上にある名前を選択して、 電話をかけながら南急ハンズ側へ向かって歩き]
(93) motimoti 2014/04/06(Sun) 01時半頃
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もしもし、いま終わった。 …どのあたりに居る?
[もう直ぐ会える、 軽く緊張している事を自分の声で識る。
もう同室でいつでも会える存在ではないのだ はやく会いたい、足は俺の感情を映す鏡のように性急で。]
(*46) motimoti 2014/04/06(Sun) 01時半頃
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>>91
迷惑か。 いや、早く帰らなくちゃならないなら、そのほうがいいと思ったんだ。
[返さなくてもいい、その言葉の理由は、友人だと思っているからだ。 でも、それを口に出すことはない。]
じゃ、降りたいところでいえばいい。
[そう告げて高速へ道を走らせていく。 とくに宗介といた理由も言わなさそうだ。 事情も、もちろん、きかない。
寮でもそう過ごしてきた。 だから、いまも、ただ、少しだけ優しい友達でいれればそれでいい。]
そう、寄れたら、頼児のところ、見に行こうとは思っているけれど、スケジュールが合うかどうかはわからない。
[先日きたメールを思い出して。]
(94) nostal-GB 2014/04/06(Sun) 01時半頃
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[ことり、置かれる繊細なグラス。注がれる琥珀の液体。 漂う香ばしい珈琲の匂いに重なる、深いアルコールの酩酊香。 零れる博の小さな笑いに目を細めて]
あー、じゃァ俺が掛けるよ 仕事用の回線なら国際電話でもそんな怖くねぇし 一般回線から掛けるよりよっぽどマシだろ
ひろは、じゃ、ネットでこの住所調べてくれよ グーグーマップとかでさ、実在する住所なのかどうか
[自分のスマートフォンではない細長い電話を取り出して。 番号を打ちながら、つらつらと言葉を掛け、耳に電話を当てる段階になればぺらりと発注書を博に差し出す。 しばらくすれば、電話は繋がるだろうか。繋がらないだろうか。 あの日途切れた朔太郎への細い糸を手繰るように、イカレ帽子屋とアリスはウサギの向かったワンダーランドへの路を捜すのだ**]
(95) souka 2014/04/06(Sun) 01時半頃
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─ 一方その頃 ─
[まだ時間に余裕があると、自力探索に出たのが間違いの元だった。 いくら春休みとはいえ、何故平日日中からこんなに人が多いのかと不思議に思いながら、サンセット通りを目指し歩いていたはずが、気付けば、ばかでかいアニメの看板が掲げられたビルの前に来ていた。 それにしても、驚くほどに女子が多い。]
……本屋?
[ちらりと覗き込んでみたが、なんとなく、普通の本屋とも雰囲気が違う。 どうしよう、駅まで戻ろうにも道が分からない。 心細さから、壁際に逃げておろおろしていたら、電話が来た。]
ッ、わ!
[小さく驚きの声をあげたら、女子高生の視線がこっちへ向いた。]
(96) nordwolf 2014/04/06(Sun) 01時半頃
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[>>94 緩く、首を横に振る。]
…迷惑じゃねえよ。 迷惑掛けてんのは俺だし。 でも、そういう甘え方はできない…。 既にもー甘えまくってるけど!
[金の借り貸しに関して頑なになってしまうのはそういう育ち方をしたから、それだけだけど。怜二の言葉に頷いて、少し携帯を弄る。駅の情報サイトにアクセスして、新幹線の中継駅の名前を告げる。ここならば今日中に着くだろうし、ぎりぎり交通費も足りそうだ。]
あー…頼児。あいつ俺より寮出るの遅いと思うから。 一回実家帰るって言ってたし…連絡取った方がいいかも。
[花見での頼児との会話を思い出して。高速に乗ると少し黙る。免許取りたてで1人車で全国を回ろうなんて大した勇気だとも思う。兄貴の免許取りたての運転は、それはこわいものだったから。思い出して、小さく笑う。]
……怜二。 車、俺乗せる前、もー誰か乗せた…?
(97) chiz 2014/04/06(Sun) 01時半頃
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―新居―
……いまは、パソコン使ったら電話も出来んだよなぁ。 こっちに売ってっかな…通販?
[洗い物を終えて、そそそと歩き回ってる同居人の気配を感じながら、携帯をながめた]
(98) sayclear 2014/04/06(Sun) 01時半頃
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>>*43 to:利政 title:一目惚れしたから連れ帰った[跳ねてるうさぎ]
message: ツブヤイターってなんだ…? 調べとくけど、分からんかったらメールする。 よくわからんけど、あーちゃんもやってんだな。
[しばらく改行が空いて]
同居人、まーちゃんって呼ぶとこっち向く。
(*47) sayclear 2014/04/06(Sun) 01時半頃
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あっ、丞か?!
悪い、早く着いたから、そっち行こうって思ったんだけど、なんか道迷ったみてーで……えーっと……
[>>*46居場所を伝えなくてはと、店の看板を確認し]
なんだここ、アニマテ?っていう、本屋? そこの、ガチャポンが沢山あるとこにいる!
どうしよう、どっか動いた方がいいか……? それとも、ここいた方がいいのかな……
[不安から、両手でスマホをぎゅっと握り、あちこち視線を彷徨わせる。 こっちへ向く女子の視線が何だか痛い。]
(*48) nordwolf 2014/04/06(Sun) 01時半頃
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>>97
ん、わかった。 頼児には連絡とってからにするよ。
[指定された場所はのちほど、パーキングで地図を見なきゃだろう。そんなに遠くじゃないのを確認すれば、そうか、と寂しく思った。 時間がかかってもいいのなら、全く行くことに抵抗はないのだ。だが、それだけ。いまは助けることができるだけでいいだろう。]
――……ああ、母だけだ。
[車の運転は、きっと合っているんだろう。]
(99) nostal-GB 2014/04/06(Sun) 02時頃
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結構広い街だからな。 なんか近くにあるものは?
[アニマテ、と店名が返ってくれば>>*48 一瞬そんな店があっただろうかと首を傾げたが。 兄メイトというオタクショップだと思い当たり]
わかった、近いからそっちにすぐ行く。 電話、切るぞ
(*49) motimoti 2014/04/06(Sun) 02時頃
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[心細さを訴える声音は察しを得ているが、 電話を切って走った方が早い。
店から100メートル程度の距離を駆け足で進み、 自動ドア内側にあるカプセルトイの先に居る彼を見据え。 なんだか凄いふりふりした格好の女客が引く キャリーカートに脚がぶつかったが、短い謝罪で済ませる。]
保元、
[センサードアが開けば、捲れたジャケットの裾を正してから、 保元の方へと歩み寄り、短く声をかけた]
ここ、凄いよな。 あ、 [「LION&CAT」の劇場版ポスターが保元の後ろに 貼られているのを見つけ、それを指さして]
(100) motimoti 2014/04/06(Sun) 02時頃
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このアニメ、キャラ原案がうちの先生なんだ。 ……そうか、二作目やってるんだな、いま。
[時間がある時に観たいな、と思いつつ。 恋愛漫画は興味ないけどこのアニメは普通に面白い。 ロボット物もヒーロー物も好きな方。
手荷物は多そうか。保元の方へと直ぐに視線を戻す]
(101) motimoti 2014/04/06(Sun) 02時頃
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リーは、ごめん時間切れ!明日返すな、おやすみ!**
chiz 2014/04/06(Sun) 02時頃
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[>>*49キーホルダーをこれでもかとぶら下げた女性と目が合い、クスクスと笑われた。 一応、服は姉に見立ててもらって、それなりに小ざっぱりしているはずなのだが、抱えたスポーツバッグから、おのぼりさんまる分かりなのだろうか。]
あとなんか、格好いいアニメの看板がある。
……近いのか? そ、それならここで待ってる!
[安堵から、声が弾んだ。]
(*50) nordwolf 2014/04/06(Sun) 02時頃
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[>>100スマホを握ったままで、十文字の到着を今か今かと待っていたら、思いのほか早くにその姿が見えた。]
丞! 良かった、このへんゴチャゴチャしてて、俺どうしようかと思って……! なんか、手間かけさせちまって悪……
……ん?
[嬉しそうに、こちらからも駆け寄ろうとするが、十文字がすぐ後ろを指差した>>1-1ので、何があるのかと振り返る。]
え、そうなのか? さっき見て、スゲー格好いいなーって……へー!
[まったくの初見で、内容も何も知らないが、絵はとても気に入った。 これが一番格好いいと、緑色の牛のようなキャラクターを指差した。]
(102) nordwolf 2014/04/06(Sun) 02時半頃
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……って、ここで油売ってる場合じゃねーか。
[女性客だらけのここは、男性客が珍しいのか、やたら視線が向いて、なんとなく居心地が悪い。 奥には普通に男性客もいるのにと思いながら、スポーツバッグを肩にかけ直す。 荷物は、これひとつだけ。]
(103) nordwolf 2014/04/06(Sun) 02時半頃
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建物密集してるし、人も多いから……。 大丈夫だ、寧ろ近くに来てくれて助かった
簡単に言うとこういうパワードスーツとかを着た スーパーヒーローが戦うアニメ。
ああ、「牛楽亭」さんか?
[保元が電話で言ってた格好良いアニメの看板は、 これの拡大版かな、と思いながら。>>102 キャラ名やヒーロー名よりもセンターに描かれてる 焼肉屋の名前で呼ぶファンは俺も含めて多い。]
このアニメ、実在する企業とコラボしてるんだよな。 俺んちの近くの駅にも牛楽亭あるから、夕飯そこにする? コースター配布キャンペーン中って書いてあるけど
[ポスターの下の方を指さして首傾げ。]
(104) motimoti 2014/04/06(Sun) 02時半頃
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そうだな。 混雑してるし、出ようか。
[荷物はたいした事なさそうだ。>>103
久しぶりに会えたのが少しうれしくて。 自然に手を伸ばして指を取りかけたところで、 背後から黄色さを帯びた悲鳴が聞こえ、手を退ける。]
…?
[保元はまさかもうテレビに出るような活躍をしてるのか。 いやいや、まだ寮にも入ってないのに。 不思議に思いながら、自動ドアを抜けて表に出る。 駅に向かう大通りを歩きながら、隣を横目で見て]
…そんなに時間経ってないのに、久しぶりに感じる。
[会う前の緊張感は何処へ消えたのだろう。 自然と口端もあがり、頬も緩んでゆく]
(105) motimoti 2014/04/06(Sun) 02時半頃
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ヘー、そういうのは結構好きだな! 親父からノートパソコンの古いのもらったし、アニメ見てみるかなー!
[>>104すっかり興味を示しつつ、それにしても変な名前のキャラクターだと思っていたら、理由を説明されて納得した。]
焼肉屋? そうだな、お前んち近いんだったらそこがいい。
[コースター配布の文字を見ていたので、伸ばされた手には気付かなかったが]
……?
[聞こえてきた黄色い声に、どこかに有名人でもいたのだろうかと、きょろきょろ辺りを見回した。]
(106) nordwolf 2014/04/06(Sun) 03時頃
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− 自宅 −
[利一と別れた後、一人で帰路を辿る。 一人の道、一人の家。 扉を開けば、昨晩の夕食の名残がふわりと漂う。 何故だかそれだけで泣きそうになり、上着を脱ぐのもそこそこにベッドに倒れ込んだ。
ぎゅう、とシーツを握り込む。 利一の名残なんて、もう既にない。当たり前だ。 一年過ごしたあの寮だって、そのうちに新しい生徒が入る。当たり前だ。
当たり前のことを、当たり前に乗り切れない自分が情けない。 今まで自分を甘やかしてきた環境に、そのまま甘えてきた結果がこれなのだろう。
この心の痛みも全部、甘やかされた心地よさの反動なのだ。 痛くて、苦しくて、辛くて、耐えられないから不変を望むのに。 当たり前のように、世界は変わっていく。
そのうちに、嗚咽を堪えていられなくなって。 また今日も、一人の部屋で枕を涙で濡らす。*]
(107) kirisame1224 2014/04/06(Sun) 03時頃
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[>>105よく分からない本屋を出て、駅へ戻る大通を歩いている最中、人が多い為だろうか、何度も十文字と腕が触れ合った。 それだけのことなのに、不安も緊張も消え去って、かわりに、疲れてもいないのに少し鼓動が早くなる。]
そーだな。 声だって、聞いてたはずなのに。
[ずっと今まで近くにいて、けれど想いは言えないまま、気付けないまま過ごしていたぶんの反動か。
人混みを言い訳に、もう少しだけ、十文字に肩を寄せた。
やがて見えてきた駅は、東口の筈なのに、やはりデパート名は西部だった。 この街はおかしい。]
(108) nordwolf 2014/04/06(Sun) 03時頃
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− 研究室 − 数年後 −
[生存確認のような電話を切り、デスクの上に端末を置く。 電話機能とメール機能以外は入っていないデスクトップが表示され、そのうちにブラックアウトした。 乱雑に撒き散らされた紙と、観測結果を表示したモニターとに視線をやり、大きく溜息をつく。 再び紙に向き直るべく、下を向けば伸びた前髪が眼鏡のフレームを掠めた。
もうそんなに伸びたか、と、ペン立てに突っ込まれていた工作鋏を手に取る。 柄を握る右の薬指には、細いリングが一つだけ。 ざっくりと、前髪を適当に切り落せば、三つ編み頭を軽く振った。]
………これ終わったら、遊びに行きたい…… コーヒー飽きた、……なんか甘いもの……
[あぁ、でも丸一日遊べる体力があるだろうか。 星と数字と書籍に囲まれる日々が続けば、衰えるものは衰える。
変わってしまうのだ。
不変と思っていた星だって、いずれは。]
(109) kirisame1224 2014/04/06(Sun) 03時頃
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[その数時間後。 SNSサービスの一行メッセージに、一文が書き込まれる。
「今週の土日暇なら誰か遊ぼう!!研究室でひからびちゃう!!」
教授もフォローしている事も構わず、送信。 苦笑交じりに咎められるのは、翌日のこと。*]
(110) kirisame1224 2014/04/06(Sun) 03時頃
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ああ、電話もしてたけど…… やっぱり、生身の保元がいいな
[こうして傍に居るのが当たり前だと思っていた。>>108 保元の生活の一部で居るのが、当然だと思っていた それは薄い氷上にも似た、たったの一年だったというのに
袖が擦れれば自然と意識してしまう。 肩が軽くぶつかると、内側で騒ぐ感情を殺す代わりに、 混んでるな、大丈夫かと発露を落として誤魔化した。]
あー……ラッシュか、 そんな長く乗らないから頑張ろう
[帰りの方角は住宅地のある駅。
十五分の時間を過ごす車内に乗り込んで、 閉まったドア付近に押し込まれてゆく。 座席横のバーの方へ寄るように促して、きついと零した時。 近い距離に、どくんと心臓が震えた音を聞いた気がした]
(111) motimoti 2014/04/06(Sun) 03時半頃
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[背後で話すカップルの会話。 この線一本で行けるエリアにある遊園地へ行く話 耳はその話し聲を拾う。
遊園地、デート。 交際したことなんて無いけども
女の子を連れて行くなら解るが 保元を誘うのはどうなんだろう。
これから俺たちは遠く離れてしまうのだから そんな想像や心配、必要ないのに。
息苦しさと寂しさに、保元のシャツの裾を掴む。
今の表情を見られたくないから、 降りる駅までずっと、壁の方を向いていた**]
(112) motimoti 2014/04/06(Sun) 03時半頃
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それは俺だって…… ……あぁ、うん。 大丈夫。
[>>111口数がやけに多い気がする。 どうしたのかと思いながらも、導かれるまま切符を買って、混雑するホームへ向かった。]
人、スゲーな。
[噂や映像で知ってはいたが、実際のラッシュはこれが初めて。 これだけの人が、不思議なくらい整然と進んで行く中、どうすればいいのか分からず、ただはぐれぬように必死で、十文字の腕を掴んだままで電車内に押し込まれた。 近すぎる距離に、呼吸が止まりそうになる。]
……暑い……
[滲む汗と火照る頬を、車内の温度の所為だと誤魔化した。]
(113) nordwolf 2014/04/06(Sun) 04時頃
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[>>112どこからか、遊園地……という言葉が聞こえた。 もっと時間があったなら、十文字と行くことができたろうか。 いや、ああ言う場所は恋人同士で行きはしても、男同士ではあまり行かないような気がする。 ……自分と十文字の関係は、何なんだ? そんな疑問が、ふと浮かんだ。
恋人、と思ってもいいのか。 けれど、明日になれば、遠くへ離れなくてはならない。 次いつ会えるかの保証もないのに、繋ぎ止めていいのだろうか。]
……ぁ。
[気付けば、十文字の手が、シャツの裾を掴んでいた。 表情を窺いたくて、15cm上の顔を見上げるけれど、壁を向いてしまっている視線には届かない。
離したくない。 離さないで欲しいと、乞うように。 混雑の中、気付かれぬよう、裾を握る十文字の手に己の手を重ね合わせた。 せめて、この電車を降りるまではと。*]
(114) nordwolf 2014/04/06(Sun) 04時頃
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シメオンは、懐かしいメールに気がついた。
fuku 2014/04/06(Sun) 04時頃
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[かけていたベスト盤のCDは、七夕の夜を歌った曲を示していた。
天の川の下で、逢いたくても逢えない想いを書いた曲。 寮生皆であの星空を見た、あの日は、七夕ではなかったけれど。]
(115) fuku 2014/04/06(Sun) 04時頃
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[貰ったメールを何度も見ては、閉じ。
歌をやめてしまった訳ではない。「EARTH」の解散は決まったが、新しいグループの誘いは受けている。
けれども、それは正しい選択なのか。あの頃と違い、相談する相手は同室にも、隣の部屋にもいない。 一人暮らし。誰もいない、部屋。CDデッキから流れる、切ないバラードだけが、部屋に響く。]
(116) fuku 2014/04/06(Sun) 04時半頃
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To:ひもいや From:しめさか Title:やめてないよ
久しぶりに、会いたい。
なんていったら、迷惑、かな。
(*51) fuku 2014/04/06(Sun) 04時半頃
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→ 締坂
『そう、ならよかった。 で、いつどこがいい?』
(*52) nostal-GB 2014/04/06(Sun) 10時半頃
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To:ひもいや From:しめさか Title:授業は
まだ始まってないから、いつでも。 はちプラーザってわかる?
(*53) fuku 2014/04/06(Sun) 10時半頃
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[締坂からのメールに、日程の都合をつけていったのは、そのメールからどれくらいだったか。
あの時買ったボロの軽が彼の前についたとき、 さて、どんなふうに変わっていただろう。
こちらは、あの頃よりももう少し、背も伸びた。 でも、もちろん、十文字に適うほどはなれないけれど。]
(117) nostal-GB 2014/04/06(Sun) 10時半頃
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** ―In the wonderland, Who am I?― **
[物語の頁をほんの少しの間、僕がかわりに読み聴かせること、どうかご了承頂きたい。 なに、彼からすると僕も不思議な世界の住人らしいから よろしければ刹那の間、イカレた茶会にお付き合い願おう。 そうそう、ティーカップには琥珀色のアルコールを準備してね。]
(118) anbito 2014/04/06(Sun) 12時半頃
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[さて、遠く離れた海の向こう側。 僕の名前で届けられた春の足音は、どうやら驚きというプレゼントを大爆発させたようだ。 随分と愛らしい色合いの花束を手に、アリスが帽子屋の元へ辿り着く。 本当の送り主をバカヤロウと笑い、アリスと帽子屋は懐かしい話に花を咲かせる。 そこまでは、慌ただしいウサギの描いたシナリオ通りだったに違いない。
けれどそんな言いなり、ドラマティックじゃないだろう?
主人公は勝手に走り出すものさ。 書き手の予測の遥か上を通り越してね。
僕の元に一本のコールが鳴り響く。 近くにあのウサギが居ない時で、それはそれは本当にベストなタイミング。 きっとあのアリスだろう。 彼が一番声を聞きたがっていた、あのアリスだ。]
(119) anbito 2014/04/06(Sun) 12時半頃
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Hi, Alice...?
花は届けて頂けたでしょうか? 無事に、それはよかった。 “彼”にもそう伝えておきますね。
“彼”の居場所? 残念ですが、それは僕からは教えられない。 僕がアリスに教えられるのは、何処かに繋がる道順だけ。
“僕は彼と違って、嘘は吐かない”
それだけさ。
(120) anbito 2014/04/06(Sun) 12時半頃
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[そうして電話は途切れ、鼓動に似た音を鳴らす。 彼が聞けばどんな顔をしただろう。 怒るだろうか、それもいい。 喜ぶだろうか、それもいい。 不吉で素敵な妄想に歌う鼻歌は、彼がよく口ずさむスーパーヒーローの歌。
“なにがきみのしあわせ?” “なにをしてよろこぶ?”
そう、僕は嘘を吐かない。 偽名として使われたけれど、電話番号も住所もちゃんと僕のものだ。 道順はいつだって示してあげるよ。 ただきっとあの白うさぎは、疲れて泣いてしまうまで走り続けて逃げ回るだろうけどね。
さあ、僕のお話はこれでおしまい。 アリスに帽子屋、それに君も。 うさぎをつかまえることは出来るかな?]
(121) anbito 2014/04/06(Sun) 12時半頃
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[そうだ、最後に。 後日、あのうさぎに聞いてみることにしよう。]
僕は君の“wonderland”では、細やかに花を咲かせる白い薔薇かい?
[その問いに、困った顔をしながらきっとこう返すはずさ。]
「“Grin like a Cheshire cat”」
[――――ってね**]
(122) anbito 2014/04/06(Sun) 12時半頃
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ジェレミーは、妹送りいってきます。**
nostal-GB 2014/04/06(Sun) 12時半頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
anbito 2014/04/06(Sun) 12時半頃
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確かに、……暑いな。 [視線を外したまま、同意を示す。>>113 喉に触れる吐息に緊張も高まり、服越しに伝わる体温に これが非現実では無いと理解するのだ
電車の混雑に、今は少し感謝している。 理由を掲げる必要も無く、こうして居られる。
これがどんなに尊い時間なのか。 頭を回転させずとも、解る話で
苦しいと思うのは、愛おしいから。 つらいと思うのも、愛おしいから。
つらくて苦しいから、引きちぎられる位、痛いから だから気づかねばよかった、識らねば良かったのだと
この体温を受けながら、否定なんて出来るか?]
(123) motimoti 2014/04/06(Sun) 13時頃
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[布地を掴む指に、ぐっと握が篭る。 背後から垂れ流される男女話し声が、どんどん遠くなってゆく 距離は同じなのに、五感を保元が占める割合は増してゆくのだ
保元の呼吸のペースばかりを肌で探っている。 溢れた聲を、耳が聞いている。 重ねられた手から、温度を確かめている。
広い世界の狭い電車の中ですら、 こんなに沢山の人間が居るのに
彼らはどんどん遠のいてゆき、一人しか感じられない
僕はもうあのさそりのように ほんとうにみんなの幸のためならば 僕のからだなんか百ぺん灼いてもかまわない。
先日購入した絵本の一篇を思い出す。 この空間に、皆はいない。視えない。 俺は、俺の倖せしか考えていない、そういう駄目な男だ。]
(124) motimoti 2014/04/06(Sun) 13時頃
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[リストバンドに綴った一文が真意であっても 今は保元の幸せすら考えられなかった
ひとつの駅を開閉と共に越す度に、 別れまでの時間が数分短くなってゆく どうしてだろう。 どうして彼らは二人で車内に残ることが出来ないのだろうか。 永遠を共有できないのは、ハッピーエンドとは言えない
大事なのは結果ではなく過程なのだと、押し付けられた。
こんなに近くで探っても、倖せへ到達できない。 それは、始めから結末が決まっている物語のように]
(125) motimoti 2014/04/06(Sun) 13時頃
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……ここだ、降りよう。
[ぐわんぐわんと湾曲する思考を振り切る為に頭を振る。 掴まれていた腕を揺らし、振り切る。
でもまだ今日は、此処で二人揃って降りられるんだ。 それを俺自身に教える為に、固く手を握る。
ホームに降りてから、漸く振り返った。 俺はちゃんと笑えているか、鏡が無いから解らない*]
(126) motimoti 2014/04/06(Sun) 13時頃
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[駅に電車が停まるたび、沢山の人が出入りする。 流されまいとすればするほど、重ねた手指の力は強まった。
おそらく鼓動は筒抜けのまま。 押されて密着しているふりをして、十文字の肩口に顔を埋め、そのにおいを確かめる。
周囲の音も声も、曖昧なものになってきて、目前の存在だけがクローズアップされてくる。 こんなに、誰か一人を強く想ったことなんて、今までない。 これでいいのか、間違ってはないか。 優しさにつけこんで、自分の恋心を、我儘を、押しつけるだけになっていないか。 貰ったぶんを、返せているか。]
(127) nordwolf 2014/04/06(Sun) 13時半頃
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……っあ、うん。 わかった。
[幾つの駅を過ぎたのだろう。>>126 十文字は、15分程度だと言っていたが、一時間以上にも感じたし、ほんの数分だったような気さえする。
揺すられ、離れた手が急速に冷えてゆく気がした。 この手と同じように、遠く離れてしまったら、想いは冷めてしまうのか。 いつか変わってしまうのか。
そんなのはイヤだと思ってしまうのは、恋愛経験の未熟さからか。]
丞……
[漸く向けられた顔は、確かに笑顔だったけれど。 それが逆に、胸に刺さった。 何でそんな顔で笑うんだ。 問いかけようとした声は、途中で止まり、無言のまま彼の後に付いていくことを選んだ。
繋ぐ手を隠してくれそうな人混みがないことが、少しだけ恨めしい。*]
(128) nordwolf 2014/04/06(Sun) 13時半頃
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─ 牛楽亭 ─
あー、丞ー、腹減ったなー!
[残された時間、辛気くさく過ごすよりは、少しでも楽しい思い出を増やしたかった。 だから店に着いた時は、少し大袈裟なくらいの笑顔を十文字に向けた。
衝立の奥の、二人掛けのテーブル席へ案内されて、向かい合うように腰を下ろす。 先程見たポスターのアニメのコースターが付くセットがあるというので、それを選んだ。]
……こういうとこ、二人で来るのって、そういえば初めてだよな。
[練習試合に出た後など、部員仲間全員だったり、数人だったりで食事に出たことはよくあった。 特にエースの方長や、一番バッターの忍足とは多かったか。 けれど、それらとは全然違う。
肉の皿が来るまでの間、テーブルに肩肘を乗せて頬杖をつき、じっと、目前の十文字だけを見つめていた。]
(129) nordwolf 2014/04/06(Sun) 13時半頃
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[店内には、懐メロが流れていた。 自分が生まれるよりも前の、映画の主題歌だったその曲は、けれどうっすら聞き覚えのあるものだった。]
……別れの言葉じゃ、ねーんだってさ。
[「さよなら」は、別れの言葉ではなく、再び逢うまでの遠い約束なのだと、その歌は言っていた。
何時間でも抱き合っていたい。 冷えた指先を、頬を、暖め合いたい。
スポーツバッグの中には、プロとして第一線で活躍するという、夢と希望がぎっしりと詰め込まれている。 この荷物を下ろすことはけしてない。 どんなに辛くとも、笑顔で邁進する。
相反する想いが揺れる。 揺れたまま、訴えかけるように見つめていれば、やがて店員の足音が聞こえてきて。 ゆるく、視線をテーブルへ移した。]
(130) nordwolf 2014/04/06(Sun) 15時頃
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― 牛楽亭 ―
お前、昼飯食べてなかったのか?
[空腹を訴える保元と共に店内に入った時。>>129 既に手は離していて、空気を間に挟んでいた 破顔した保元の顔があまりにも爽やかだったから きっと、悩んでるのは俺だけなのだろうと脳が処理をする
変だ、と思われたくない。 いつも通りの苦笑を浮かべて案内されたテーブルへ。 同じセットと、ホルモンを単品で頼む。]
そういえばそうだな。 俺は外食自体そんなにしなかったし。
[観察されているかのような視線。隠せていないのか、]
……なにか付いてるか?
[困ったように眉を下げ、首を傾げさせる]
(131) motimoti 2014/04/06(Sun) 15時半頃
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……これ、昔貰ったCDの中に在ったな。
[テンポの良い曲の割に、歌手の聲は淋しげだった>>130 今の心に重ねてしまうと、期待を抱いてしまう。 そうだと良いよな、と他人事のように返す。
運ばれて来たサラダと肉皿。 コースターが入った紙ボックスを先に引けと促す。]
お元気で、とかかな。
[肉を焼く音に紛れさせて、ふと。 本当の別れの言葉は何か、捜して呟いた。 油の跳ねる音に消えてしまう程の小さな聲で。
保元がコースターを引き終えたならば、 やっぱりホルモンは塩だよな、と関係ない話を振りながら、 俺も箱の中に手を突き入れよう]
牛楽亭さん出た?
(132) motimoti 2014/04/06(Sun) 15時半頃
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─はちプラーザ駅前─
[大学の最寄りの駅で、紐井屋を待つ。数年ぶりに会う事になった彼の前でどうしていいかわからなくて。
それなら、どうして会いたいと言ったのかと言われると。]
(133) fuku 2014/04/06(Sun) 15時半頃
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久し、ぶり。
[止まっている車のフロントガラスをノックして。 止まっていた時間(トラック)が、再び、流れ始める────]
(134) fuku 2014/04/06(Sun) 16時頃
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Hello, this is “Alice”. May I speak to Mr.Sakutaro?
[電話が繋がった。博への花を注文してきた声と同じ。アリス。この単語ひとつで通じるだろう。ざらざらと問い質そうとしたところを、>>120日本語で返されて一旦くちを噤む。 回線越しの音声に耳を傾ける。朔太郎の声はしない]
あの莫迦どこに居やがるんだ、知ってんだろあんた
[だが返って来た答えは「ぼくからは教えられない」という一言。 手元の電話を睨むも、それが向こうに見えるはずもなく。ふ、と短いため息をひとつ吐いて。ちらりと博を見、にやりと口の端を吊り上げた]
(135) souka 2014/04/06(Sun) 16時頃
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では道順を訊こうミスター
ひとつ、彼は距離的にあんたの近くに住んでいるか? ふたつ、彼とあんたの関係性は何だ みっつ、こちらから何かを送った場合、あんたはそれを彼に届けてくれるかどうか
[幾つかの質問。もし博からも相手に問いたいことがあれば電話を差し出して対応もする。 嘘は吐かない、と零されたそれを信じるのならば。 最後に定型文通りの、しかし深い意味を込めた挨拶で電話を終える]
Please give my best regards to Mr.Sakutaro. I will be in touch with you soon. Thank you, Bye.
(136) souka 2014/04/06(Sun) 16時頃
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あ、いや一応は食ったけど。
[>>131わざとらしすぎたかと、一瞬だけ目が泳いだ。 我欲ばかりの内心が、透けてしまいやしないかと。]
別に、何も付いてねーけど……
[ただ見つめたいだけ、などと言ったら、笑われてしまうだろうか。
>>132さよならの意味に返された言葉は、あまりに他人事のように胸に響き、こんな馬鹿げたことを考えているのは自分だけなのだろうかと眉を下げた。
やがて肉とサラダが運ばれてきて、促されるままにコースターを一枚取る。 油の跳ねる音に紛れ、微かな声が聞こえた気がした。 何を言ったかまでは分からなかったが、ひどく寂しい気がしたので、聞こえなかったことにした。]
(137) nordwolf 2014/04/06(Sun) 16時頃
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[コースターの袋を開いてみれば、お目当てのキャラクターの姿がそこにあった。 嬉しそうにそれを十文字に見せたあと、ふと思い出したように]
なぁ、そういえば、俺が何でキャッチャーってポジション選んだかって……ちゃんと話したことなかったよな。
[コースターを弄りながら、ちょっと恥ずかしそうに口を開く。]
新聞部のインタビューで答えた、富留田選手に憧れて……っての、あれも本当のことなんだけどさ。
スペシャルマリヲ、知ってるだろ。 ガキの頃、俺、あれに出てくるユッケ大魔王が何か好きでさ、キャッチャーの防具見て、あれ付けたいーって……バカな話だろ。
くだらねー話だけど……お前に、知っててほしいなって思ったから。
(138) nordwolf 2014/04/06(Sun) 16時頃
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[>>99 頼児の話にはおう、と短い返事を返して。 運転をする怜二を見る。やはり困らせてしまったか。 そう考えてから、窓の外を見てもう一度考え直す。 寮を出てからひとつ、わかったことがある。 寮と違って必ず顔を合わせなくてはいけない状況でももうない。 本当に迷惑だと思っているのなら怜二は断ることもできた筈で。 交通費の話だって、もう会う必要がないから返さなくていい、という受け取りをしそうになったけれどもそんな感じでもなかった。]
……俺さ、 お前にどこまで甘えていいの……?
[小さく呟いてから。怜二を見る。 携帯に視線を落とす、ぽつりと呟いてみるのは新たな駅名。 先程伝えた新幹線の中継駅より2つ先、少し時間は掛かってしまうけれど、ここから乗れれば、交通費はぐっと楽になるところで。 怜二の反応を窺うように仰ぐ。]
(139) chiz 2014/04/06(Sun) 16時半頃
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…おー、いい親孝行じゃん。
[母親を乗せた話には茶化す口調でもなく、感心したように瞳を細め。運転の邪魔をしないように、会話の数は少なくなっていく。]
……怜二、渡した花火やった?
[オーディオが掛けられただろうか、小さな音量のそれを車の疾走音と共に聞いて。]
……煙草、やっぱ吸ってたんじゃねーの?
[時折、ぽつぽつと話掛けるのはYESかNOか、どちらかで答えられるような簡単な問い掛け。]
(140) chiz 2014/04/06(Sun) 16時半頃
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……怜二さ、
[その問いかけを向けたのは、目的地が近付いて来た頃だ。 外が薄暗くなり、見ている窓越しに怜二の姿が映って見えた。*]
……高校で、 誰か好きなやつとか、いた……?
.
(141) chiz 2014/04/06(Sun) 16時半頃
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リーは、返すだけ返してまた用事に戻るんだ。**
chiz 2014/04/06(Sun) 16時半頃
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─はちプラーザ駅前─ >>133>>134
――……うん、久しぶり。 横乗って。
[久しぶりにあった締坂は、 なんだかあんまり変わっていないような気もしたけれど、それは硝子越しに見たせいだけかもしれない。
一方こちらは、というと、髪などは相変わらずの長さだけれども、あきらかに体格は少しよくなった。 まぁ、実家に帰ればそういうものだろう。]
ここらへんは、よく知らないけど、 どっか車で行って綺麗なところとかある?
(142) nostal-GB 2014/04/06(Sun) 16時半頃
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[戸惑っていることに気づけば、 なにげなく、その土地の案内を頼んだ。
その間もオーディオからは、歌のないラグタイムが流れている。 時間はどのぐらいだっただろう。]
時間は大丈夫?
[そう訪ねながら、また曲がり角でウィンカーをあげて。 しばらく走って落ち着けば、大学のこと、アカペラのg不ループのこと、ぽつりと訊いたのち。]
――……そういえば、あの時の友達は、 あれからすぐに落ち着いたのか?
[彼自身のあれからのこと、どうだったのだろうか?*]
(143) nostal-GB 2014/04/06(Sun) 16時半頃
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ん、そうか。
[それだけではない、と顔に書いてある気がしたが>>137 敢えて指摘する事はなく、それなら良いんだ、と溢し。
先に網の上で肉を焼く。 吸煙管に吸い込まれていく煙が少し、目に染みる。 焼肉なんて久しぶりだな、と心中で呟いて
こちらに回ってきた箱からビニール包みを一枚 切れ目からコースターを取り出したのは、 保元が此方に中身を示したのと、同じタイミング>>138]
あ…、俺もそれ、だ。
[箱には十種類とシークレット二種と書いてある これだけの種類の中から同じのを引くなんて。 偶然にしても、なんだかちょっと可笑しくて、笑ってしまう]
(144) motimoti 2014/04/06(Sun) 16時半頃
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ああ、そういえば何でだ?
[実際はそんな事も無いとテレビで見て分かったけれども。 捕手は肥えた奴や体格の良い奴がやってるイメージが 野球に詳しくない俺の脳には住み着いてたから。]
マリヲのユッケ……、 え?それで?
[寿限無が地味にうざかったな…という記憶を呼び覚ます。 想像もつかなかった理由を明かされ、暫し目を点にしていたが 網に焦げ付きそうになったカルビに、慌ててトングを伸ばし 生焼けの表面を網面に密着させてから口を開き]
(145) motimoti 2014/04/06(Sun) 16時半頃
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そうだったんだな。
それがなかったら、別のポジションしてたかもしんないのか でも、……想像つかないな。
[あのキャッチャーボックスに腰を下ろしているのが 保元以外だったら…と考えても、今一ピンと来ない 俺の見つめていた背中は、たったひとつだけ。 仲間達へ張った声をかける姿を目の前の顔に重ね合わせて]
キャッチャーは保元の天職だろう。 あそこに居た時のお前、すごく生き生きしてたし。 描いてて楽しかった。
[きっとこれからも。 あの場所が彼の居場所になるのだろう。
ずき、と奥底に潜むものが痛みを覚えても表には出さずに。 でっかいのをやろう、と告げて肉を保元のタレ皿の上へ置く]
(146) motimoti 2014/04/06(Sun) 16時半頃
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― 食堂 ―
あ、僕珈琲牛乳!
[頼児>>4へと手を上げて主張する。 それはいつもと変わりなく。笑顔で。]
そうだ!利政ー! エアメールって何? 利政、外国行くの?すげー!
[返事をしていなかったメール>>6:*45のことを思い出して問う。 将来は海外でも取材ができるくらいの記者に、と思っているが、進学先が海外とは考えてもいなかった。]
外国って、日本語で送っても平気? 僕、英語とか頑張るからさ、遊び行ったら案内してよ。
[貰っていたパソコンのアドレス>>6:*47も登録してある。 明日からは使えなくなるらしい、元々のアドレスは残したままだ。]
(147) okomekome 2014/04/06(Sun) 17時頃
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あ!そだ!おばちゃーん! 写真写真!
[食堂のおばちゃんが呆れるくらい注文して、騒ぎながらその風景を写真に撮る。 正真正銘、最後の夜だ。
良い思い出になるように騒いで、気付けば消灯時間間際。 屋上へと向かう。]
(148) okomekome 2014/04/06(Sun) 17時頃
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[天体観測の時とは違い、誰も居ない。 そこからの景色は、暗くて見えない。 あの寄せ書きも、もう消されている。
ぱしゃりと一枚撮って、部屋へと戻った。]
(149) okomekome 2014/04/06(Sun) 17時頃
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[布団を被って、環に最後の「おやすみなさい」を言う。 しかしすぐに寝ないまま。 布団に入ったまま環のベッドの方を見て、「たまちゃん?」と何度か声を掛けた。 返事があれば、へへへと笑って「なんでもない」と返す。
このまま寝てしまうのが勿体無いと思うくらい、寂しくて。 環の布団に入り込もうかと思ったが止めておいた。 それでもやがて眠りに落ちて、別れの朝を迎えた。]
(150) okomekome 2014/04/06(Sun) 17時頃
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丞も?
[>>144店の名前的に多いのかとも思ったが、そういうわけでもなさそうだった。]
そっか、じゃあお揃いだな。
[偶然が、何だか嬉しいようなおかしいような。 カードは大切にしまっておこうと、スポーツバッグの中、一冊だけ持ってきていたスケッチブックに挟み込んだ。]
(151) nordwolf 2014/04/06(Sun) 17時頃
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[>>145まず取り合いになることがなかったから楽だったと笑って]
別なポジション……それ、俺にも想像できねーかも。
[>>146切欠はくだらないものだったかもしれないが、結果、やり甲斐のあるポジションを得られたことに後悔はない。 グラウンドの選手すべてを見回して、試合の流れを読み、仲間達に声をかける。 一見地味だが、要となる大切なポジション。]
そー、か。 俺も、そう思うし。
……お前が描いてくれた俺、どれも、すげー活き活きしてて…… 嬉しかった。
(152) nordwolf 2014/04/06(Sun) 17時頃
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[あんな風に見ていてもらえたことが、とても嬉しい。 表情を和らげたところに、大きめの肉が皿の上に置かれれば、笑顔のまま「サンキュー」と小さく口にして]
……これからも、ずっと、描いてくれよ。
俺、丞の絵、すごく好きだ。 絵描いてる時の横顔とか、手とかも……忘れたく、ねーし。
[話ながら、タレに漬けていた肉は、ちょっとしょっぱくなりすぎた。]
(153) nordwolf 2014/04/06(Sun) 17時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
nostal-GB 2014/04/06(Sun) 17時半頃
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>>139>>140>>141 ん? [利一の言葉に、横目で少しだけ、その顔を確かめてから、また視線は前方に戻る。 指定された駅のICはどのくらいか。ナビなどというものはないので、表示板などを確認しながら。]
俺ができる範囲ならどれくらいでも? だから、本当は家まで送ってもいいくらいなんだがな。
[西に行くのだ。利一のいうかつお県に寄るくらいなんでもない。入学式までに戻ればいいのだから。だが、利一の訊いてる意味はそういうことじゃないだろう。 だから、そう答えたあと、しばし間を置いてから。]
――……お前が困ってたら、助けるよ。 宗介にああ言われなくても、だけど。
でも、だからといって見返りを期待とかしてないし。 気は使わなくていい。
[少し、自分でもへんなことを言ってるかな、と思いながら。]
(154) nostal-GB 2014/04/06(Sun) 17時半頃
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[母を乗せたことに茶化しはなかった。 それには少し笑んで。
利一の口数が少なくなれば、無理して喋らなくていいようにラジオをつける。
高速道路は空色から、逢魔が時へ。 夕闇は赤から深い群青へ、その途中にある白の空はいつも本当に美しいと思いながら。 遠くの鉄塔、山並み、それらが、鮮やかな色合いからグレイッシュトーンにおち、少しだけ冷えてきた空気とともに、やがて影となる。
一つトンネルをくぐると、オレンジの世界。 トンネルの天井に回る羽をいくつかすこし数えながら、抜けると、道路の両側の眼下はすっかり夜だった。]
――……花火は、まだやってなかったな。 すまん。帰ったらするよ。
[花火のことを指摘されて、どこに置いたっけ、と考えながら。煙草を突っ込まれると、小さく笑いを漏らした。]
(155) nostal-GB 2014/04/06(Sun) 17時半頃
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――……ライターの使い道が花火じゃないのはバレてるよな。
[片手ハンドルから外して、助手席の前のダッシュボードを指さした。 開ければ、もちろん、今度はトランプじゃない四角い箱があるだろう。]
――……俺にも一本くれ。
[さも当然のように。]
(156) nostal-GB 2014/04/06(Sun) 17時半頃
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ジェレミーは、途中、利一に寝ててもいいよ、とかいいつつ
nostal-GB 2014/04/06(Sun) 17時半頃
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>>141
[それからどれくらい時が経っただろう。 目的地のICがあと5キロというタイミングだったか。]
ん……なに?
[呼ばれて、答えて、質問内容には、やや瞬いて。]
十文字にも同じ質問されたな。 ――……だから、そういうのは自分が答えてからだろう?って言ってやったよ。
[そう返す。*]
(157) nostal-GB 2014/04/06(Sun) 17時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
nostal-GB 2014/04/06(Sun) 17時半頃
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あぁ。 ……偶然。
[同じ絵柄のコースターをひらつかせ、目を細めて笑う。>>151 油から遠ざけるべく、ジャケットのポケットへ篭めて。 お揃い、という響きは何だか擽ったい。 リングやネックレスを合わせた訳でも無いのに、ただ一枚の繋がりでも大事に思えてしまうから不思議だ。 アイアンバイソンありがとう、そしてありがとう。]
(158) motimoti 2014/04/06(Sun) 18時頃
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別の役割担ってたら、見え方も違ったのかも。
[あの背中を追っていなかったかも知れない。>>152 そう考えると、幾つもの偶然が重なって今が或るのだと感じてしまう。
自分の分も一枚網から取ってつけダレを使わずに息をかけてから口へ運ぶ。]
……そうかな それは、描き手冥利に尽きる感想だよ。 ありがとう、保元。
[本物と比較して何パーセント程の輝きを描けたのだろうか。 少しでも捕らえられていたなら良い、と思いながら。 ライスお替わり自由らしいぞ、と知らせるより早く。 これからも、と告げる保本>>153と視線が合い、しばし言葉を失う。]
(159) motimoti 2014/04/06(Sun) 18時頃
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……うーん、…そうだな、 これからは好きに描ける時間が減っていくから、どうなるか解らないけど。
[濁してしまったのは、この想いが負担になるのを畏れているから。 そんなに大きな存在である筈がない、自惚れが過ぎると嘲う声に、背を向ける。 「野球漫画が描きたい。」
その気持ちにも、静かに蓋をした。 開いたままにしてしまうと、流れ出て雲のように見えなくなってしまうのが、怖い。
俯いて考え込む間を作ってしまった事に気付き、は、と顔を上げて苦笑する]
――…そもそも、テレビまだ買ってないし。
[そんな情けない笑い話で、ズキズキと痛む心を覆い隠す**]
(160) motimoti 2014/04/06(Sun) 18時頃
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偶然っていえば、俺らが同じ部屋になったのだって、同じ学校通ったのだって……偶然だよな。
[>>158少しでもずれていたら、何も思わなかったかもしれない。 そも、出会えていなかったかもしれない。]
……うん、だから俺、丞から貰ったスケッチブック、もう何度も何度も見たし。 今だって、小さいの一冊、持ってきちまってる。
[>>159汚れるからここでは出さないとはにかんで、残りはすべて寮に送ってあるとも付け足した。]
(161) nordwolf 2014/04/06(Sun) 19時頃
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[ちょっと味が濃くなり過ぎた肉を、米と一緒に口に運び、また新しい肉を乗せる。 海老バーガーが胃にまだ残っているが、それでもやはり白米はすすむが。]
……。 そー……か。
[即答されず、濁る返事>>160に、箸が止まる。
そうすれば、忘れずにいてもらえると思ったのだけれど。 これから漫画家を目指す、忙しくなるだろう彼に、やはりそれは我が儘な願いすぎたか。 忘れたくない、忘れられたくないと思っているのは、自分だけなのだろうか。 沈黙の中、思い悩み、視線は徐々に下へ向く。]
(162) nordwolf 2014/04/06(Sun) 19時頃
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[漸く顔を上げたのは、十文字の続いた声に、弾かれるようにして。]
あ、テレビ。
そうか、それ言ったら…… うちのチーム、こっちのテレビじゃ、放送殆どねーや……ってか、二軍にもなれてねーのに、俺も何言ってんだかな。
[向けられた苦笑には、苦笑しか返せなかった。
やはりダメだ。 与える側になりたいのに、求めることばかりしかできていない。
ピッチャーの球を受けるように、試合の流れを読むように。 何故、できないのだろう。]
……何で俺、お前に、何もしてやれねーで、こんな甘えたことばっか言っちまってんだろうな……
[網から剥がした肉は、ちょっとだけ焦げていて、その苦さに顔を顰めた。*]
(163) nordwolf 2014/04/06(Sun) 19時頃
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保険調査 ライジは、メモを貼った。
nordwolf 2014/04/06(Sun) 19時頃
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[>>154怜二からの言葉に、目を瞬かせる。 怜二と同じタイミングで視線が前方へと向く。
―――…思っていたより。
思っていたより自分は怜二の中で、 大事な友達の位置付けにあるのではないか、 そんな気がして。 自分も先程宗介に恥ずかしいくらいに ぶちまけてきたような気がするけれども、 言われる側になるとまたなんだかこそばゆい。]
……お、おう…、…ありがとな。
[声が上擦って。 照れたのだということは気付かれたかもしれなくて。]
(164) chiz 2014/04/06(Sun) 19時半頃
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…帰るのは入学式ギリ…? 大学生になる前にやっとけよ。
[花火の話には、そう笑って。 赤から白、そして夜の青へと変わりつつある空を前に車は走る。走っても、走ってもその景色に届くことはなく。]
…ったりめーじゃん。 さすがにそこまで、子供じゃねーし。
[屋根裏で花火をやっていたのならそれはそれで大問題だが。言われた通りに目の前のダッシュボードを開けると今度は誤魔化されずに煙草のケースが現れた。 ワリーんだ、そう笑いながら箱の銘柄を読んで。 一本、怜二に手渡してもう一本を自分の手に取る。確かめるように眺めてから火は付けずにポケットへとしまわれた。]
(165) chiz 2014/04/06(Sun) 19時半頃
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[眠ってもいいと怜二には言われたけれど、トンネルを抜ける度に色の変わる世界を眺めているのは楽しかったから、結局一度も眠ることはなく。 矢印と、怜二に告げた地名の表記が看板に表示される。駅につくまで、あと少し――目的地まで、]
……十文字にも?
[好きなやつ、その問いかけに返ってきたのは 予想もしていなかった名前で。小さく心臓が跳ねる。
…十文字も同じ質問をした。 怜二は、十文字には答えたのだろうか?だとすれば、 怜二は、十文字の答えも知っているはずで。
あいつは高校で…誰か好きなやつがいたんだろうか?
聞きたい。知りたい。聞きたくない。気になる。]
(166) chiz 2014/04/06(Sun) 19時半頃
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[――――…知るのは、こわい。
怜二を見て、眉が下がる。苦笑を零して、]
見返り求めないんじゃねーのかよ。 ……けち。
[聞ける筈もなくて。こちらが明かすこともなく、 怜二にもそれ以上のことは聞かなかった。
ウィンカーの音が鳴る。インターチェンジの表記。 目的の駅に着く――…あと少しで、怜二ともさよならだ。*]
(167) chiz 2014/04/06(Sun) 19時半頃
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― 夕方の食堂 ―
そうなんだ。 明日ここ出たらそのまま空港だよ。
[>>147いつもと変わらない智明の声に、卒業後の行き先を告げてなかった皆も反応しただろうか。 するようなら同様に告げて。]
パソコンは日本語環境対応させてるからメールは大丈夫。 でもエアメールの住所は英語でよろしく。 遊びに来るときは、早めに連絡しろよ。 チアキって思い立ったらすぐ!って来そう。
[目線の位置にある智明の頭を乱暴にわしゃわしゃしながら席まで移動する。 食堂でも写真を撮るようなら、笑ってレンズに収まりながら。*]
(168) SUZU 2014/04/06(Sun) 19時半頃
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― 食堂後 ―
[自室に戻って、ベッドに仰向けに寝転がった。 とうとう手荷物分しか残されていない部屋は、落ち着かない。昨日は利一が居てくれて助かった。]
えーと、ツブヤイター…ツブヤイター… あったこれか。
[スマホをいじってツブヤイターのアカウントを作ってみる。昼間に作ったメアドと同じアカウントにして。]
次はプロフ画像の設定? 何がいいかな。 ていうか何か写真あったっけ。
[画像フォルダを開けば、丞に以前メールで送った大俵(仮)が目に飛び込んできた。ひとまずふてぶてしそうなトラ猫画像を設定して。 てすと、と一言だけ投稿してみる。 その時スマホがメールを受信した。一目ぼれってなんだよ、と小さく笑った後。スクロールに気づいて、下へ下へ。]
(169) SUZU 2014/04/06(Sun) 19時半頃
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………っ、あのばか。
[ぶわっ、と一気に顔が熱くなった。前言撤回、今は一人部屋でよかった。 返信を送ると、布団を被ってそのまま丸くなって目を閉じた。うさぎになれたらとか、思ってない。*]
(170) SUZU 2014/04/06(Sun) 19時半頃
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…… あぁ、確かに。 親の反対押し切れなかったら、 俺は地元の高校通ってただろうし。
……感謝しないとな
[居るかどうかも解らない神様に。>>161 それこそ、無気力なままただ生きてたのかもしれない。 実家に居たら絵を描くことすら、ままならなかったから。 どんな生き方をしてたんだろと想像するよりも、この人生で良かったな、とまだ18年しか生きてない癖に実感してしまうのだ。
皆と、保元に出会えて。 大切なものを、貰って。
この生き方を選べて、本当に良かった。 スケッチブックを持参していると明かされれば、瞳を丸くする。 俺の思い出と、想いの詰まったスケッチブック。
炭火が巻き上げる熱のみならず、照れ臭くて目元に赤みが射す。]
(171) motimoti 2014/04/06(Sun) 19時半頃
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先の事は、まだ解らないからな……。 夕方からの徹夜作業が多くなるし、ゴールデンの時間帯は…
[どうだろうな、と苦笑する。>>162 それこそ日中ならテレビも見れるんだろうが。
――でも、俺はきっと録画するんだろうな。
喉元まで出掛けた言葉を飲み込む。 その女々しさは、あまりに情けない。]
そうなのか。 んー…
[プロ野球なんてまともに見た事のない俺は、そんな事も知らなかった。>>163 自然と表情が曇るのを、抑えられない。
お前とは住む世界が違うんだ。 神様に耳元でそう告げられた気がした]
(172) motimoti 2014/04/06(Sun) 19時半頃
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……甘える?
[いま、甘えられたのか俺は。 怪訝に眉を寄せ、顔を顰る保元に視線を向けた]
甘えられてる気が、してなかった。 ただ……いや
[さよなら、が再会を願う言葉ならば。 そう割り切れたら、きっと理解できたのか。
ホルモンをゴマ油に軽く浸して白米に乗せてから、先を紡げない言葉と共に白米を口腔へと招く。 咀嚼してから笑顔を向けて]
こうして会いに来てくれたたけで、 俺はお前から、幸せを貰ってるよ。
[同時に、一層増す苦しさも。 どうしてこんなにこいつは、愛おしいひとなのだろう*]
(173) motimoti 2014/04/06(Sun) 19時半頃
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>>*47 To:成斗 Sub:ちゃんと面倒みろよ[うさぎ][にんじん]
ツブヤイターって、140文字まで投稿できる SNSってやつ? 今アカウント作ったよ 登録するとこはここ nttp://......(ツブヤイタートップページ)
俺のは @creek_1109
……そんなに寂しいなら会いに行くから それまでうさぎ構って待ってろ
(*54) SUZU 2014/04/06(Sun) 19時半頃
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―10年後― [到着を告げるアナウンスでようやく目を覚まし、慌てて新幹線を降りる。ホームに出ると、こちらはやっぱり寒いなと、ぶるりと身体を震わせた。 ポケットから地図を取り出すと、駅内の地図と照らし合わせて歩きはじめる。
大学4年間はあっという間だった。 何の期待もしないで入った大学は、意外と面白かった。 ありがたいことに、その伝手で就職先も滑りこむことができた。 決して関わることは無いと思っていたのに、俺は今、植物の研究をしている。 在学中に一度だけ、両親と連絡を取った。
『卒業しても、も貴方達の所には戻らない。』
宣言に対しては一言、
――お前もあいつと同じことを言うんだな。
それが親と呼べる人達と交わした最後の会話だった。 バイトで稼ぐから授業料も振り込まなくていいと言ったが、それは最後まで支払われ続けた。 別にそれのことで、あの人達も不器用だっただけで、愛が無かったわけではない。…とまでは思わず。 やっぱり俺は、彼らが嫌いだ。
(174) rito 2014/04/06(Sun) 20時半頃
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大学卒業後に兄とも会った。 『俺も恋人できたぜ!いいだろー』とドヤ顔で言ってきたのがむかついたので、ボディーに一発くらわした。 失踪なんかやらかして、散々心配させたお返しだ。ちなみに恋人は男だった。 就職してからは、さらにあっという間で、結局自分が成長できたのかは自覚はできないまま、何故か身長だけは15cm伸びた。 仕事に明け暮れ、送られてくるメールを大事に保存する日々。
終わりを告げたきっかけは、転勤の内示と、一通の便り。
あのタイムカプセルを掘り返す話があると知った途端、気付けば新幹線のチケットを取っていた。 植えたあすなろがどうなったかは、一度も確認していない。 それでも、もう『檜にはなれない』とは、思わなくなっていた自分に気付いて。 気付いてしまえば、あとはただ無性に会いたくて、堪らなくなった。]
(175) rito 2014/04/06(Sun) 20時半頃
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…すいません。
[表の看板で店名を確認すると、奥で作業している店員らしき人物に声をかける。 店内を彩る花達は、どれも瑞々しく、生命力に満ち溢れていた。 熱心に働く店員の顔は、陰になっていて、ここからでははっきりとは見えない。]
花を選んでもらえますか。 サボテンと赤いチューリップ。
[あのさよならの前の日に。待っていて欲しいとは言えなかった。 既に彼は別の道を歩いているかもしれない。 挙句の果てに10年だ。愛想を尽かされて当然だ。 それでも、もし何かの奇跡で、あの日の想いを持ち続けていてくれるのなら。]
(176) rito 2014/04/06(Sun) 20時半頃
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チューリップは花束にしてもらえますか? ―――プロポーズ用なんです。
[まずは告白のやり直しと、 プロポーズから始めてみようと。*]
(177) rito 2014/04/06(Sun) 20時半頃
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そういえば、丞の地元って、どこなんだ? うちは、高校からそう遠くないんだけど……
[>>171遠くないと言っても、バスで終着までいって、車で1時間以上なのだが。 たった3年……いや、1年。 想いに気付いてからをいうなら、半年ほどしか経っていない。 知らないことばかりなのがもどかしい。]
うん、地元じゃ大体やってんだけど、こっちじゃ滅多に…… あぁっ、でもな、公式サイトでライブ中継あったりするし! 二軍の動画なんかもたまにあって……
だからっ……!
[見ることができる、ではなくて、見て欲しいと。 顔を赤くして捲し立てる自分の必死さに、少し呆れた。]
(178) nordwolf 2014/04/06(Sun) 20時半頃
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─車内─
あぁ、うん。元気にしてるみたい。 この前も、ちょー元気そうにしてた。 今日も誘ったんだけど、都合悪くて。
[嘘を、ついた。本当なら、ここ最近はグループの解散で疲れていた、というのが真実だったが。]
(179) fuku 2014/04/06(Sun) 20時半頃
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いや、甘えてんだろ。 会いたいだの、果ては泊まりたいだの……
[自分のしたいことしか言っていない。 もしこれが、我が儘ではないというのなら、一体何が、我が儘になるのだろう。]
幸せなんて、俺のが、よっぽど貰って……!
[箸を持つ手が小さく震える。 このままでは泣いてしまいそうで、涙を堪えるように、タレの味のついた白米を掻っ込んだ。
デザートまで食べ終えても、朱はひかぬまま。 店を出る時、店員に不審に思われやしないかと、十文字に財布を預け、ずっと背を向けていた。*]
(180) nordwolf 2014/04/06(Sun) 20時半頃
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─ →十文字宅へ ─
[春といっても、夜の風は少し冷たい。 こうして歩いていると、十文字の家が少しずつ近付いているというということに胸は高鳴り、けれど同時に、時間が過ぎているということに、今度は痛む。
周囲を見回せば、人影は見当たらない。]
なー…… 寒いな。
[そんな言い訳をして、手を伸ばす。 リストバンドの巻かれた右手は、きっと今、ものすごく熱くなっている。*]
(181) nordwolf 2014/04/06(Sun) 20時半頃
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みなときらい、いこっか。たまには海見たいわ。 オレがナビするから。
[こういったチョイスがまた男らしくないのかもしれないが。紐井屋の運転で港へと向かう**]
(182) fuku 2014/04/06(Sun) 20時半頃
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>>166>>167
[好きな奴、の答えは利一からなかった。 いるならば、さらっと言うだろうとか思っていたので、すこし意外だったが、
けち、と返ってきた言葉。 そして、それ以上問わない様子に、こちらも口を噤む。]
――……予定どおりの駅でいいんだな。
[そんな確認をする。 それが変わったとしても変わらないとしても、利一とはもうすぐ別れることになる。
ただ、きっと、宗介の時のようにあんなに手を振ったりはしないだろう。 前から、利一はこちらには本当は何も気を許していない感じがした。 このドライブでも、結局、さっきの宗介がなぜいたか、ということも語らずだったし、今さっきの話題も、自身のことは何も話したくない風だ。
やはり、寂しく思うけれど、 でも、そんなに軽々しく他人の心に足跡はつけられない。 ただ、本当にすこしだけでもこうやって走ったことが思い出に残ればいいな、とそれだけを思うことにした。]
(183) nostal-GB 2014/04/06(Sun) 20時半頃
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ジッポは、純正のオイルを取り寄せて、 綿棒とかで、ススとかとればいいよ。
[高速から降りて、駅に向かう道すがら、最後にライターの手入れを教える。 時間としては、もう、かなりいい時間だったが、きっと電車新幹線は間に合うだろう。 もちろん飯を食う時間などもないだろう。 というか金がない利一にそれを言うのも酷だ。]
じゃ、もうすぐだな。 元気でいろよ。
[駅までの道、小さな渋滞につかまりながら。**]
(184) nostal-GB 2014/04/06(Sun) 21時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
nostal-GB 2014/04/06(Sun) 21時頃
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>>179>>182
――……そう、か。 元気そうならよかった。
[締坂の言葉に、すこしだけ、間をおいて返事をする。 その主自身が、なんだか、強がっているようにみえた。]
ああ、わかった。 道案内よろしく頼む。
[久しぶりの姿をチラリたまに眺めながら、 締坂の案内で、車は港へ向かうだろう。*]
(185) nostal-GB 2014/04/06(Sun) 21時頃
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―寝る前に・新居にて―
おお。あの釣具屋の裏にあったのかー。
[かちかちかち。 ツブヤイターというものを検索してみて、とりあえず何か思ってることを打ち込んでみればいい? と理解したので。 手芸店このあたりにないのかな、と呟いたところから始まった会話の流れを眺めて、感心の声を漏らした。
と、液晶がメールの着信を知らせた]
…………
[なんだか妙な感じだ。 寮にいたころは、メールなんてそんなに送らなかったし、必要性も感じていなかったけど。 送られる一通一通が、ちゃんと彼とつながっている文字の応酬が、とても大切なものに感じる。
と、しみじみしていたのに]
(186) sayclear 2014/04/06(Sun) 21時頃
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っ!?!!!?
[最後の文章に、がばっとベッドから跳ね起きた。 肩のあたりに丸まっていた同居人が、ぴゃっと跳ねて逃げていった]
(187) sayclear 2014/04/06(Sun) 21時頃
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>>*54 to:利政 title:もちろん[にんじん抱えてるうさぎ]
mesasge: さんきゅ! アカウントってのとってみた。 @minikumaa
@creek_1109をフォローしたらいいんだよな?[くびかしげねこ] メール送信したら、やっとく。
寂しいに決まってんだろ。 まーちゃんは可愛がるけど、利政の代わりにはならない。 てか、おれも金ためて会いに行くし。[飛行機のってるねこ]
でもさ。 その前に、明日の朝。時間あったらでいいけど。 電話欲しい。声聞きたい。
(*55) sayclear 2014/04/06(Sun) 21時頃
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[自分の分のグラスに注いだ、芳醇な香りのアルコールを舐め。 頭と口がテンポよく回るアリスから、紙を恭しく受け取る]
さてはて。鬼が出ますか蛇が出ますか。
[少し端の塗装が剥げたスマホを取り出すと、ぼやいて。 アリスの鳴らすコール音を耳にしながら、書かれていた住所を打ち込めば 有能な機械はすぐにある一点を指し示した。
ぱち、と瞬いたとき、コール音が止まった]
(188) kaisanbutu 2014/04/06(Sun) 21時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
nostal-GB 2014/04/06(Sun) 21時頃
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[回線を通した声が漏れ聞こえる。 息を詰め、小動物の如く耳を澄ませて。 電話の向こうの相手とアリスが交わす、するすると伸びる言葉の蔦を追う。
夢見る主人公らしからぬ目付きで電話を睨む彼に、肩を竦めて]
……道順を。
[回線越しからの言葉を、鸚鵡返しに繰り返して。 にいと笑うアリスへ、小鳥のように小首を傾いだ]
(189) kaisanbutu 2014/04/06(Sun) 21時頃
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[電話を差し出されると、舐めていたアルコールを飲み干し、無表情のままに首を横に振る]
僕、日本語と英語とドイツ語しか出来ないので、国際電話はちょっと。
[などと、下手な言い訳を紡ぐ。 実際のところは、言いたいことが多すぎて、何を言えばいいのか分からなかったからなのだが。
ミスター朔太郎によろしくと切られた電話は、鼓動のような音を立てた]
どうぞ、アリス。
[差し出す両の掌に乗せられた、電子の地図。
それをアリスが受け取れば、だぱぱ、とアルコールを自分のグラスへ注ぎ直す]
……次の長期休みは、ゴールデンウィークなんですよねえ。 あと、次は夏、かな。
[花屋の繁忙期って、いつでしたっけ]
(190) kaisanbutu 2014/04/06(Sun) 21時頃
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[>>183 予定通りの駅、それには小さく頷いて返した。 甘えることもできたけれども、そうなると今日の内に家に着くことが難しくなってしまう。既に一度親には嘘をついている。これ以上心配も掛けれなかった。
高速を降りると町の景色が広がる。新幹線の中継駅、帰る地元と違って活気付いた町。 ジッポの手入れの仕方を教えるというから、また今度でいいのにと考えながらも頷いて。]
ん…どういう風に? 中の掃除とかは?しなくていいの?
[カバンから屋根裏で入手した「R」の文字入りのライターを出すと、怜二に車を停めて教えてくれるように頼む。 駅から少し外れた、人通りの少ない通りに車は停められただろうか。入手したライターをくるくると回転させながら、怜二から手入れの仕方を教えて貰った。 一緒にご飯を食べる時間は、なさそうで―――…]
(191) chiz 2014/04/06(Sun) 21時半頃
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…なー、怜二。
[名前を呼んだのは、もうさよなら、という少し前。]
…最後にひとつだけ…、我儘聞いてくんね…? ―――…男にこんなこと頼まれんの、 キモい…とか思うかもしれねえけど…。
[緩く眉を寄せたままライターを見つめていたが、 意を決したように怜二を見上げて、]
(192) chiz 2014/04/06(Sun) 21時半頃
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……お前のこと、一度だけ…抱きしめてもいい?
[冗談ではないのだ、というのは声音で伝わっただろうか。 困っていたら助けると、そう言ってくれた友達は、 この言葉を聞いてどのような反応を示すのだろう? 引かれやしないか、こわくて、眉を下げた。*]
(193) chiz 2014/04/06(Sun) 21時半頃
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― 朝 ― [寝過ごしてしまうかとも思ったが、意外にも目覚まし前に目は覚めて身支度を整えた。 寮母のところへと向かい、一枚写真を撮って笑った。
その後、バスに遅れないようにと慌てて荷物を持って、寮を出てから振り返れば、そこでまた一枚。 三年分の思い出と感謝の念を込めて、最後の写真を撮った。]
(194) okomekome 2014/04/06(Sun) 21時半頃
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[バスの中ではいつものようにはしゃぎ、駅に着く。 笑顔で別れようと、笑みは絶やさない。
バスの中では環や利政のところへは必ず遊びに行くと宣言した。 勿論、ありすや樹央のにも同じことを言って。
改札へ向かう前、頼児の傍へと駆け寄る。]
(195) okomekome 2014/04/06(Sun) 21時半頃
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らいじ! ……あのさ。
約束守れよ!プロになったら、絶対連絡してくれな。 僕が一番初めにらいじを取材するから!
[僅かな間。 数秒か数分だったのか、自分でも分からない。 これが最後ではないと思っているけれど。
応援しているからな!と、握り拳を頼児の左胸に押し当てて笑う。]
じゃあな!皆! またなー!
[手を振って、笑顔のまま皆と別れた。*]
(196) okomekome 2014/04/06(Sun) 21時半頃
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― 朝 ―
ライラちゃん見送りありがと。 三年間お世話になりました。
[>>40頼児を筆頭に他にもバスで出発する面々と共に見送られて乗りこもうとして、周囲を見回す。ありすがいない。 寮母の話で、朝早くにバスに乗らずに出たことを聞く。>>25 まだ肌寒い空気の中、出ていくその首にスヌードが巻かれていたことも聞けば、微かに口元を綻ばせ。]
ありすらしいなぁ。
[車内では、わいわいと喋りながら最後の別れを告げ。 智明の宣言する声に、笑って頷いて手を振った。>>195
駅に着けば、それぞれ別々の方向へと歩き出す。その背中に手を振って見送ってから。 人の多い喧騒から少し外れ、隅の一角にある柱に背を凭れかけた。 解約に向かう前のスマホを取り出し、昨日の夜に来ていたメールを見ればくすぐったそうに目を細め。
通話ボタンをタップした。]
(197) SUZU 2014/04/06(Sun) 21時半頃
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[駅の行き交う喧騒の中。 呼び出しのコール音。彼の声を待つ。>>*55 二日ぶり、になるだろうか。心臓がうるさいけれども、ここは外だと自分に言い聞かせて。]
おはよう、成斗。
[喧騒まじりの朝の挨拶を届けに。]
(*56) SUZU 2014/04/06(Sun) 21時半頃
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─ 東陽ネイビーシトラス二軍寮 ─
[空港から列車に揺られ、迎えに来ていたライトバンに乗せられて、河豚の産地との県境付近にある二軍寮に着いたのは、夕方過ぎのことだった。 球団関係者や、グラウンドで練習をしていた先輩達に挨拶を済ませた後、寮の部屋へ案内された。 寮とはいえ、高校の頃とは違い、ワンルームマンションのような個室だった。 鍵に書かれた部屋番「4-M」に、小さな笑いを零す。
部屋に荷物を下ろした後、まず、実家に電話をかけた。 電話の向こうの両親の声は、かなり明るいものだった。 きっと自分の家庭は、とても恵まれているのだろうというのを、改めて感じた。
それから、父から貰ったノートパソコンを繋ぎ、立ち上げる。]
(198) nordwolf 2014/04/06(Sun) 21時半頃
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───────────────
TO:ALL FROM:保元頼児 TITLE:寮に着いた!
今日から、ネイビーシトラスの二軍寮での生活開始! 一日も早く一軍上がってみせるからな!
それと、親父からノートパソコン貰ったから、そっちのメアドも送る raijing0824@**.bion.ne.jp
**県**市 *−*−* 東陽ネイビーシトラス二軍寮 4-M
ツブヤイターのアカウント @raijingbaseball
───────────────
(*57) nordwolf 2014/04/06(Sun) 21時半頃
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[メールを送るのと同時に、電話もかけた。]
───丞。
いま、着いた。
[声は、繋がっただろうか……*]
(*58) nordwolf 2014/04/06(Sun) 21時半頃
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―とある日の手紙―
[ひらりひらりとまだ雪が舞う季節、白い雪の下で健気に梅のつぼみが開き始めたのを目にして。 ふと思い出し、少しくたびれた白衣に隠れた手を出して、ひいふうみいと指折りする。
そうだ、今年は――]
(199) kaisanbutu 2014/04/06(Sun) 21時半頃
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[声を詰まらせた保元の脛を、 対面からつま先で軽く蹴る>>180]
俺もお前に会いたかったし、 また一緒に寝たいなって思ってたからな。
……忙しい時期なのは、お前の方だろ 態々来てくれて嬉しい
[デザートのきなこかけバニラアイスを食べてから、 先ほど、ファーストフード店で昼飯を済ませたと 保元が言っていたのを思い出し]
お前が食う機会あるか解らないけど 讃岐うどんバーガーと骨付鳥はうまいぞ
[ただし、揚げたてじゃないとバーガーは不味い。 会計に、と財布を預かればひとまず借りて]
先外行って顔冷やせよ。
(200) motimoti 2014/04/06(Sun) 21時半頃
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“ 梅のつぼみが綻ぶ季節となり、春の訪れが待ち遠しく感じます。皆さまいかがお過ごしでしょうか。 ”
[思い出したその日に、引き出しを開ければ桜の絵が描かれた和紙の手紙を見つけ。 大学卒業と共に購入した万年筆を手に、勢いのまま書いてしまう]
“ さて、私たちが青春を共に過ごした懐かしの母校を卒業して、本年でちょうど10年となりました。”
[まだ手が冷えていたせいか、字が少しだけ震えた。 ふう、と手に息を吹きかけ、手を温める]
(*59) kaisanbutu 2014/04/06(Sun) 21時半頃
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真っ赤だぞ
[そう告げて、表に出るのを促す。
保元の財布には手をつけず、自分の財布を開く。 特急電車で交通費まで多く使わせているのに ここで金を払わせるのは、俺の小さな自尊心が許さない*]
(201) motimoti 2014/04/06(Sun) 21時半頃
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“ つきましては、左記の要領で同窓会を開催したくご案内申し上げます。 ご多忙中とは存じますが、しばし日々の雑事を忘れ、懐かしき面々と語らいながら、楽しいひと時を過ごしたいと存じますので、ぜひご参集くださいますようご案内申し上げます。”
[なんて、定形文通りの案内状を書いて。 固すぎるかな、と首を傾げ、一文書き加えてみる]
“ まあざっくり言うと、10年たったしタイムカプセル掘りに行こうぜお前ら。 ”
[砕けすぎた]
(*60) kaisanbutu 2014/04/06(Sun) 21時半頃
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― 一人と一匹の朝 ―
!
[なんとなく、を一匹しか見ていない部屋で装って。 荷物の整理をしながら、ちらちらと視線を投げていた携帯が。 呼び出し音を奏でるのに、すぐさま飛びつくも。 嬉しさと、よく分からない戸惑いで、6コールほどためらったあと。]
(202) sayclear 2014/04/06(Sun) 21時半頃
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はい、小熊です。 …おはよ、利政。
[その声>>*56はすぐ傍から聞こえてくるけど、ここには居ない。 とおくの喧騒に、そいつらは利政と今この瞬間すれ違ってんだなぁ、と思うとちょっと羨ましく思いながら。 出来るだけ今までどおりに聞こえるよう、でも大事に噛みしめるよう、挨拶を返した]
(*61) sayclear 2014/04/06(Sun) 21時半頃
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― 自宅付近 ―
そうだな、もう春だってのに お前が行くとこは気温高いといいよな
[隣を見下ろすより早く、手を攫われた。>>181 触れる指はじわりと体温を孕んでいて、 明らかに俺の手の方が冷えている気がした
少し考えて、一度手を離してポケットの中に指を進める。 コースターを取り出して、逆側の方へと移してから]
…… どう?
[保元の手を掴み、俺の手ごとジャケットの衣嚢へ収める。 誰かに見られたら、なんて考えていないのは。 街灯が少ない地域だから、きっと視えないだろうって。*]
…でもな。お前の手の方があったかいよ
(203) motimoti 2014/04/06(Sun) 22時頃
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― 俺宅 ―
[古い外観のアパートの一階が俺の家だ。 鍵を開けて中へと通し、遅れて俺も靴を脱ぎ上がる。]
なんか、…変な部屋ですまない。 狭いし
[冷蔵庫洗濯機電子レンジの家電はまあいい。 窓に掛かったカーテンは小花柄で少女趣味のような雰囲気。 薔薇とビーズをふんだんに使ったタッセルもどうかしている。
ちゃぶ台と呼ぶのは微妙すぎる黒猫脚のローテーブルは 板が紫という毒々しさを放っていた。その上にノートPC。 まだ開けてないダンボールの上にミットが置かれている。 その横に、畳まれた布団があった。]
(204) motimoti 2014/04/06(Sun) 22時頃
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|
─ 退寮日の駅前 ─
[バスでの楽しい時間は瞬く間に過ぎ、皆と握手を交わし、両親の待つ車へ向かう。]
あ、ちょっと待って。
[後部座席へ乗り込もうとする前に、明智がこちらへかけてきた。>>196 開けた扉を一旦閉めて、歩み寄った。]
なに?
[空けられた間に、首を傾げる。]
あぁ、その約束。 忘れてねーよ、必ず連絡するから!
[胸に押し当てられた拳に返すように、明智のこめかみに、ごく軽いパンチをくらわせた。]
(205) nordwolf 2014/04/06(Sun) 22時頃
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お前こそ、それまでに一人前のカメラマンなってろよ!
[そして、走り去って行く笑顔に、大きく手を振ってから、改めて後部座席へと乗り込んだ。*]
(206) nordwolf 2014/04/06(Sun) 22時頃
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うち、あれなんだ。 風呂とトイレが一緒になってるから、 シャワーだけの方が良いかもしれない
近くに銭湯あるから、足伸ばしたかったら そっちに行ってもいいしさ。
[どうするか、と問う前に。 スポーツバッグを預かって端にでも置いておくか。]
あと、布団が間に合ってない。 俺は畳で寝るから、お前は布団使っていいぞ。
[一番の心配はこれだと思うので、先に告げておくとしよう]
(207) motimoti 2014/04/06(Sun) 22時頃
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[まだ大学も始まっていないし、寝ているのだろうか。掛け直そうかとも考えた時、声が聞こえて来た。>>*61]
もしもし? もしかして寝てた? はは、なんか小熊ですって変な感じだな。
[返ってきた朝の挨拶は、少しとおい。 これからもっととおくに行くのだと思いながら、視線を落とすと聞き漏らさないように耳に集中する。]
俺は今、寮を出て駅に着いたよ。 これから電車乗り継いで空港に向かうとこ。
[やっぱり部屋で掛けた方が良かったかなと少しだけ後悔する。さすがに朝早すぎるかと、遠慮したのだ。]
(*62) SUZU 2014/04/06(Sun) 22時頃
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[錆びついて軋んだ音を立てながら、窓を開き。 放り出しておいたスリッパを履いて、ベランダへ出た。
電波に問題は無いけど、この方が近くなるような、そんな錯覚だ。 ガラスに遮られていた潮騒の音や、鳥の声が近くなる]
寝てねーっての。ちゃんと待ってたぞ。 ただ、なんか、いざ電話来たら取るのがもったいなかったっていうか。 い、一応親しき仲にも礼儀ありっていうか、なんか緊張したんだよ!
[寮生活では滅多に見ることのなかった、朝の空を見上げる。 この空を飛んで、遠く遠くへ旅立つ声を、ちゃんと次に聞く時まで覚えておけるよう、耳に刻みこみながら]
お疲れさん。卒業おめでと、利政。 …悪かったな、忙しいとこ、わがまま言っちまって。
連絡取る方法は、ちゃんとあるけどさ。 どーしても、声聞いときたくて。
(*63) sayclear 2014/04/06(Sun) 22時頃
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[道順についてのやり取りは幾らかあっただろう。 博へと向けた電話を断られれば、その文句に目を細め。しかし無理強いはしない。引き寄せて最後の挨拶をしてから、切る。相手に告げた通り、どうせまたすぐに連絡を入れるだろう。 ひとつ長い息を吐きながら、通話の終わった電話に視線を落としていれば。博から差し出されたスマートフォン。映し出された地図。 正しく表示されるそれ。なるほど確かに“嘘は吐いていない”らしい。 受け取って眺めていれば、博のグラスに手酌で注がれる琥珀。 自分もグラスに手を伸ばして、舐めるように味わう]
悪ぃ、俺様ゴールデンウィークはくっそ忙しいわ 母の日が過ぎりゃあ、お盆頃まではまあまあ手が空くんだがな
夏でいいか? 遊ぶの控えて金溜めるかァ
[ぐい、とグラスに残ったものを飲み干して。 一度視線を手元に落し。そうしてスマートフォンを博に返しながら、呟く]
(208) souka 2014/04/06(Sun) 22時半頃
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────ほんと言うとさァ
さくたろの、最後のメール、あったじゃん 退寮日の、行ってきますっていうメール
……あれ皆に送ったの、俺なんだよね あいつ、それさえ言わないで居なくなったから
[言い淀む。でも彼は最後に「すごいしあわせだ」と笑って手を振った。それが最後の記憶。そんなことをぽつぽつ博に明かして]
だから多分、結構、辿り着くのは難しいと思うぜ 向こうも避けてくるだろうしなァ 莫迦だよなァ、あいつ
[苦笑した]
(209) souka 2014/04/06(Sun) 22時半頃
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[言われたとおり、先に店を出ておいたはずなのに、目元は熱いままだった。 きっと、涙を堪えているせいだ。
握った手指は思ったよりひんやりしていて、強く握り返すより先に解けてしまった。 いくら人目がないとはいえ、やはり、男同士で手を繋いで歩くなんて……と俯きかけるが、改めて手を握られて、ぱちぱちと瞬き、少し高い顔を見上げた。]
あぁ、うん……すげーあったかい。
……お前だって……
[同じ体温になればいいと。 ポケットの中で、強く指を握りしめた。*]
(210) nordwolf 2014/04/06(Sun) 22時半頃
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─ 十文字宅 ─
[>>204促されるまま、小さく「おじゃまします」と言って、中に上がる。 電気がつけられ、室内が見えた瞬間、その光景に少し怪訝な表情を浮かべてしまった。]
これ……お前の趣味……?
いや、でも、もう家電もだいぶ揃ってるし、な?
[すごいなと感想を漏らしつつ、視線は、紫色の卓袱台に暫し釘付けになった。 けれどやがて、段ボールの上のミットに移り、漸く表情を和ませる。 和むと同時、片脇の布団の存在に気付き、また少し体温が上がった気もしたが。]
(211) nordwolf 2014/04/06(Sun) 22時半頃
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あー、風呂……どうしよう、銭湯も魅力的だけど、俺、シャンプーとか持ってきてねーし、それに……
[>>207具体的にどうこうという欲求は多分ないが、疚しい思いは0ではない。 一緒に入って大丈夫だろうかという不安がある。 けど、同時に仄かな期待もあって、何を考えているんだと、スポーツバッグを置く十文字が背を向けている隙に、強く頭を振って、沸き上がるモヤモヤの払拭を試みたのだが]
……ぁ、布団……? いイヤそこはおまえが使えよ! ここお前ん家なんだし、畳では俺が寝る!
[ちゃんと家主が布団で寝ろとの主張は、まだ動揺抜けきらないものになった。]
(212) nordwolf 2014/04/06(Sun) 22時半頃
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[窓を開く軋む音。スリッパを履いて歩いているらしい。>>*63 微かに聞こえる潮騒と、鳥の声。 目を閉じて、彼がどんな場所にいるのか想像してみながら。]
ほんとかな、もう寝坊しても起こしてやれないし。 ああでも…緊張はちょっとわかるかも。 これまで、こうして電話することなかったし。
[瞼を上げる。駅の屋根の向こう、見える空。 寮から見えた景色とは違うそれは、これからもっと変わっていく。まだ見たことのない空へ。]
ん。忙しいって言っても片づけはとっくに終わってたし。 あっちに着くまではすることもないし。 成斗の方が、新居の片づけで忙しいだろ。
俺も声聞きたかったからさ。 ……見送り、ありがと。
[わがままだとは思っていない。 こうして声が聞けて嬉しいのは自分も同じだから。自然と声が柔らかくなった。]
(*64) SUZU 2014/04/06(Sun) 22時半頃
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いや、断じて違う。
[>>211 そこは絶対の力を込めて全力で否定した。 少し考えてから口を開き、]
いや、まだバイト代出てないからな これは先輩が押し付けに来たんだよ。
どうせなら布団くださいって頼んだけど、 天涯付きベッドしか譲れないって言われたから断念してだな… すまん
[この部屋にベッドを置いたら足の踏み場が消える。 何より畳にベッドって無理がありすぎた。]
シャンプーや石鹸はタオルと一緒に持っていくぞ? 流石に生活してるんだから、その位あるさ シャワーで良いならそれで構わないけども。
(213) motimoti 2014/04/06(Sun) 23時頃
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[同室とはいえど、風呂の時間帯はずれる事多々。 そういえば卒寮する前、最後に一緒に入ったのは、 確か1か月くらい前の話だった気はするけど]
なんでだよ。飛行機の後も車だかバスで移動あるんだろう? ちゃんと寝とかないと困るだろ。 昨日干したばっかりだから、匂いはしないと思うし
[必死に布団での就寝を押し付けてくる保元に、 なにをそんなに遠慮しているのかと、苦笑を向ける。 バッグを置いて、畳を踏み進み、一歩、二歩。]
それとも、一緒に寝るか? 狭いから勧めないけど
[飯屋に居た時よりも熱く感じる頬に、そっと触れる。 数日前、電話をしながらパソコンの画面をなぞった事を思い出した ここのラインを触ることができるのも、会わないと無理な話で。
半ば冗句のように聞きながら、視線を保元の顔へと下ろす。]
(214) motimoti 2014/04/06(Sun) 23時頃
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− 十年後 −
[セットしていたアラームが鳴る。手を伸ばして、それを止める。 いつもならばそのまま起き上がり、支度を始めるのだけれど、今日は違う。 今日は、違うのだ。
この天井を見上げて過ごす朝は、何度目になるだろう。 いつからか、数えることをやめてしまった。 この天井が、かつての寮の天井ならば良いと、願うこともなくなってしまった。
ようやく体を起こせば、大きく伸びを一つ。 洗面台までのろのろと歩き、長く、柔らかく伸びた髪を梳く。 3つに分けて、編みこんでいく。
ヘアゴムで髪をまとめながら、決めておいた服に袖を通す。 黒いシャツにループタイ、ライトグレーのスラックス。 パステルカラーだって気付いたら着なくなっていた。
自分だって知らないうちに、自分も変わっていくのだろう。 自嘲するように、笑う。]
(215) kirisame1224 2014/04/06(Sun) 23時頃
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[数分後、主要駅を目指して走る電車の中に、最低限の荷物を持った姿はいた。 一日二日は宿泊できる備えだけれど、そのまま一日で帰ってもいいな、などと大雑把に計画を立てる。
主要駅まで、時間はかかる。 すこしだけ仮眠を、と、背に体重を預け、目を閉じる。
途中、乗り込んできた男子高生達のふざけ合う声が聞こえ、薄く目を開いた。 10年。 10年のうちに、あの声達とは遠くに来てしまった。
今だって変わらず星を見ている。 見ているけれど、昔ほど純粋に楽しめていただろうか。 今の仕事が、嫌なわけではないのだけれど。
引きずられそうになった思考は、調度良く響いてきたアナウンスにかき消される。 おります、と、適度に人が満ちてきた車内に告げながら、出口を目指した。
そのまま、新幹線乗り場へと向かう。]
(216) kirisame1224 2014/04/06(Sun) 23時頃
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[アリスが干したグラスへと、酌をする。 雨垂れのように落ちる言葉を、表情筋の乏しい顔で受け止め。 しあわせだと口にした朔を思い浮かべてみた]
……朔はいつもみんなの中心にいるくせに、ゼロ距離まで近付かせない奴でしたからね。 なにも言わずにってのは、らしいっちゃ、らしいか。
[明かされた、なにも告げずに消えたという真実は、すこんと胸に落ちた。 それから、それをアリスだけが知っているという辺りに、なにか理由を感じ取り、口元に不覚の笑みが浮かぶ。
グラスのふちを噛み、少しだけ考える]
うさぎ狩りらしく、罠でも仕掛けますかねえ。 ミスターユリシーズに呼び出してもらって待ち伏せる、とか。
[などと、酔いにふわつく言葉を紡いでから。 ふっと視線をアリスに向け、小首を傾ぐ]
(217) kaisanbutu 2014/04/06(Sun) 23時頃
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[滑らかに滑りだした車内と外とを区切るように、窓際の席、カーテンを下ろす。 イヤフォンの耳からは、アップテンポの曲。 大学に行くまでは聞こうとすらしなかった曲だ、らしくない、と言われるだろうか。 高校生の時の自分らしさなんて、もう、よく覚えていない。
今の自分に、慣れすぎていてる。 変化を、受け入れてしまっている。 あれだけ拒んていたというのに、時間というのは、残酷だ。
音量を絞れば、目を閉じる。
楽しいことを、考えよう。 感傷に浸っていては、楽しくなるものも楽しめなくなる。
その思考の根底は、今だって変わっていない。 そう、大丈夫、変わっていないのだ。
楽しいことを、楽しいことを。]
(218) kirisame1224 2014/04/06(Sun) 23時頃
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[うとうとと、眠りと覚醒の狭間を漂っていれば、目的の駅は直ぐだろう。 ここからは、あのバスだ。
まだ、あの時刻表は健在なのだろうか。 多少はずれているのかもしれない。
余裕を持って出てきているから、大丈夫だろうけれど。
もしかしたら道中、誰かに会うかもしれない。 その時は、どうしようか。 どんな風に、笑っていたっけか。
とにかく、笑顔を浮かべればいい、そして、それから、]
―――― ……久しぶり、
どれくらいぶりかな、……あっという間だったね?
[10年なんて、なんとも無かったという風に、挨拶をすればいい。**]
(219) kirisame1224 2014/04/06(Sun) 23時頃
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そういえば。 朔のルパン野郎が、寮を出る前、僕に勇気という抽象的なものを求めてきたのですが。
アリスさんは、なにか事情をご存じですよね?
[断定系。
真顔でじっとアリスを見た後、グラスの酒を舐めた]
まあ、別にどうだっていいんですけど。
(220) kaisanbutu 2014/04/06(Sun) 23時頃
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[吸いこんだ空気には、磯の香りが混じっている。 まだ慣れない匂い。 背後の部屋の中で、同居人がちいさなくしゃみをしたので、窓を後手で閉めた]
ホントだって! ちゃんと、毎朝おはよって言う時間取って出られるように、起きるつもりだし。
電話したって、用件ちょっと話すくらいで、…なんつーか、電話が目的ってことなかったし。 電話するより、会うほうが…早かったし。
[言い訳のように、空を見上げたままつらつら吐く言葉は。 今はまだ、『そうだった』なんて過去として、きれいに割りきれてはいないけど。 懐かしくても羨ましくても、後ろ向きにはならないよう、つぶやいた]
(*65) sayclear 2014/04/06(Sun) 23時頃
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もっと荷物紛れ込ませとけば良かったかね。なんてな。 すること無いときこそ、本の出番だし。 こっちの部屋は…まあ、なんとかなってるよ。
[だれと共有するでもない一室。 振り返れば自分の荷物しかない空間に、星の王子さまとスケッチブックが棚に収まっているのが嬉しい。 それと、見えないけれど机のひきだしに仕舞い込まれた、ねこの意匠も。]
…ん。見送らせてくれて、こっちこそありがとーだ。
[きっと会いには行ってしまうけど。 まぶたを閉じる。柔らかなこえ>>*64に、彼の笑顔を思い描く。 ずっと、後ろめたくて思い描けなかった、笑顔を]
おれは、ちゃんと持ったまま待ってるから。 いってらっしゃい、利政。
(*66) sayclear 2014/04/06(Sun) 23時頃
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[>>217博の言葉に頷く]
そうね、あいつはいつも輪を作るが群れの頭じゃなかった そこまでは俺も気付けていたけど、それ以上はどうしても壁があって その壁を、何度も蹴ったんだけど
[蹴ろうとして開け放たれてしまったのだけど。 花は既に届けられていた。枯れない花。咲かせたのはぼくだと。 あの日に想いを馳せながら、注がれたグラスに礼を言って。舐める。ふと博の口元に笑みが浮かぶのを見て。 リナリアのうつくしさが重なる。目を細める]
ミスターに“道順”を訊ねただろ “こちらから何かを送った場合、あんたはそれを彼に届けてくれるかどうか”
────送るのが人間でも構わねぇよな?
[向けられる視線。傾げられる首。それに口の端を吊り上げてにやりと笑う。さっきの会話がすでに罠でもあるのだと。 ただ、続く>>220博の言葉に。動きを止めた。じっとこちらを見るその視線を受け止めて、瞬く]
(221) souka 2014/04/06(Sun) 23時半頃
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──────勇気
勇気、か あいつひろにそんなこと言ってたのか そうだな、うん、知ってるよ そんときゃ気付かなかったけど、あいつの背中を最後に見送ったの
……俺だったし
[どうだっていい、とくくられた言葉に、少し首を傾げて。
─────“Loveing rabbit”。 ─────恋する兎。
お前はいまも変わらず俺の視界の外から恋をする眼差しをこちらへと向けているのだろうか。莫迦、ともう一度、小さく口の中で呟いた。 訊きたかったら聞かせるけど、訊き出そうとしないなら語らない。 そんな曖昧な笑みを博に向ける]
(222) souka 2014/04/06(Sun) 23時半頃
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あ、あぁ……違うのか。
[全力否定>>213に、ちょっとだけホッとした。 そして先輩と聞いて、多分に漏れず、あの先輩を思い浮かべた。 直接深い関わりがあったわけではないが、あのインパクトはそれでも強い。]
いやお前が謝ることじゃ……
……そうか、じゃあ、風呂にしようかな折角だし。
[ここで否定するのもおかしな気がして、頷く。 ほんの一ヵ月前は、別に、意識などしなかったのだ。 それに十文字の態度を見るに、きっと動揺しているのは自分だけだ。
胸がちくりとして、僅かだけ、睫毛が揺れた。]
(223) nordwolf 2014/04/06(Sun) 23時半頃
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いや、だから飛行機の中でも寝られるし、到着当日は練習もねーから別にそんな……
[>>214家主を差し置いてなどできないと首を振る。 一歩二歩と歩み寄られて、つい半歩だけ退いてしまったが、その手は十分届く距離。 少しだけ見上げれば、自分よりも長いけれど細い指が、頬に触れてきた。]
───。
[喉が、息を吸い込む変な音を立てる。]
わかっ てる、のか? 俺、お前の こと すき、 なんだぞ?
なのに いい、のかよ
[自分でも、何を言い出しているのか分からない。 過呼吸になりそうで、困惑に揺れる瞳を向けたまま、両手でぎゅっと、十文字の服を掴んだ。]
(224) nordwolf 2014/04/06(Sun) 23時半頃
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ジャニスは、|*・∀・) ニヨニヨ
souka 2014/04/07(Mon) 00時頃
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[向けられる曖昧な笑み。 拒絶とまでいかないが、アリスは吹聴するタイプではないことは、なんとなく知っている。
そして、こちらも人の思い出をやたらと聞き出すタイプではなく。 折角淹れたのでと、珈琲を琥珀に混ぜつつ、独り言じみた言葉を紡ぐ]
だと思いました。 最後の見送りに、あなたが。それはそれは、喜んだでしょうね。
[ぬるい珈琲を飲めば、なんとも珍妙な味がした。 朔からのメッセージカードをつつき、おどけた署名を眺めて。 ふと、気がついたことがあり、視線を上げる。
恋するうさぎ、なんて可愛らしいペンネーム]
(225) kaisanbutu 2014/04/07(Mon) 00時頃
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……朔はあなたと仲よくしたそうでしたし。
[答えあわせをするのも野暮ったく思えて。 ただ、そうとだけ言っておいた]
(226) kaisanbutu 2014/04/07(Mon) 00時頃
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まあ、呑みましょう。 そして計画を打ち合わせしようではないですか。
[手品のように本の隙間から酒瓶を取り出しつつ。 イカれた家に来たアリスを、二日酔いさせる気満々で声をかけた*]
(227) kaisanbutu 2014/04/07(Mon) 00時頃
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[近くを電車が走り抜ける騒音。 気を抜けば紛れて聞こえなくなりそうな声に、スマホに耳を押し当てる。 >>*65慌てて言い訳する声に、くすくす笑いながら。]
起きれないときは、同居人に起こしてもらいなよ。 こうして改めて話すとさ、何話していいかわかんないよな。
でも電話ってさ、便利だよな。 メールも。写真も。 近くにいるような気分になれるし。
[どうしてもそれでは、足りないものもあるけれど。 桜の花は見えても、匂いは届かないし、触れられない。 あの夜に見上げた桜を。繋いだ手の熱さを思い出して、目を細めた。
握り返してくれた強さを、忘れないように。 懐かしさを含んで呟く声色に、黙って頷く。]
(*67) SUZU 2014/04/07(Mon) 00時頃
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おいこら、これでも思ったより荷物多かったんだからな。 …成斗だろ、色々紛れ込ませたの。
[笑みを交えながら、そう言ってみるけれども。 気づいた時には、許してしまっていた。自分のスペースへと。荷物を減らそうとする合間へと入り込んでくる、存在を。これからもきっと増えていく存在を。 なんとかなったらしい部屋はどんな様子だろうか。想像しながらまた頷いて。
待ってる、という声に。小さく唇が震えた。>>*66]
うん、いってきます。
[待ってなくていいから、そう言うべきだと思うのに。 苦しい。もう誤魔化したくない。そう決めたから。 次の電車が近づいてくる。通り抜ける。騒音が駅に響き渡る。]
(*68) SUZU 2014/04/07(Mon) 00時頃
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…………好きだよ。持ってて。
[囁くように告げた声は、騒音に被って届かなかったかもしれない。
嬉しい。待っててほしい。帰ってきたい。 そんな想いを詰められるだけ詰めこんで。 そっと通話を終了すると、長く深い息を吐き出した。*]
(*69) SUZU 2014/04/07(Mon) 00時頃
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着替えはあるんだよな? 無かったら下着以外なら貸すけど。
[好きな人と二人で銭湯に行く。>>223
昭和の香りを纏うドラマを思い出した まだアパートに風呂がついているのが 珍しいような時代の話なのだろうけど
一緒に風呂へ入る、という行為ではなくて。
恋人同士が洗面器をことこと鳴らして、 というシュチュエーションを想像してしまったから。 なんだか恥ずかしいような、むず痒いような気がしてしまう
顔に出さずに済んだのは、アホなこと考えてんなと 気持ちを切り替える切っ掛けとして着替の事へ意識を戻せたから]
(228) motimoti 2014/04/07(Mon) 00時頃
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ジャニスは、|*・∀・) だーりんもニヨニヨ
souka 2014/04/07(Mon) 00時頃
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寝れるって言ったって、寝台車なわけでも無いんだし。 明日は休みだから、俺はお前見送ったら二度寝するさ。
[このカーヴを何度も描いてきた。>>224 遠く離れて、生活も変わったら。 今まで描いてきた曲線とは変化するんだろうか
幾ら描いてもキャンバスに閉じ込められるわけじゃない 思い出は思い出として残っても、形を変えてしまう。 その時、俺の識らない保元の傍に居るのは誰なんだ。]
え ?
[唐突な確認に、好意が含まれれば瞬きの回数は多くなる。 服が重力に引かれたタイミングで、頭が揺れ若干前のめりになった 緊張と、混乱にも似た瞳の揺らぎを俺の眸は捉えたまま]
(229) motimoti 2014/04/07(Mon) 00時頃
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………いいだろ、別に。 なにもしないよ
[不意に、バイト先の先輩に尻を撫でられた事を思い出した。 ああ、そうか。 不純ななにかだと思われているのか。]
俺って、そんなに信用が無いのか?
…べつに、付き合ってるわけでも無いのに、 お前を好きにするわけないだろう。
[安心させる為に紡いだ言葉が、じくりと胸に傷口をつくる。 男同士だからなにもない、とするには余りに友愛と異なっていて それでも、一線をもし超えてしまったら戻れなくなりそうで。
いまの俺に、保元を手に入れる覚悟も無ければ、 倖せにする権利も存在しないのだから。]
(230) motimoti 2014/04/07(Mon) 00時頃
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着替えは、一応。 ジーンズはこれでいいかなって。
[シャツと下着の替えは、バッグの中に入れてあると、ちらりとだけ視線で示す。 まさか赤い手ぬぐいをマフラーにするようなシチュエーションを思い浮かべられているとは、夢にも思っていない。]
(231) nordwolf 2014/04/07(Mon) 00時半頃
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リーは、チアキとがっしり握手
chiz 2014/04/07(Mon) 00時半頃
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喜んだ、っつか…… しあわせだ、と叫ぶくらいには?
[>>225琥珀に混ぜられる珈琲。俺も欲しい、とグラスを博に差し出して。 ひとくち飲んで不思議そうな貌をする相手に、自分もくちを付けてから、なるほど、と似たような表情でグラスを干した。 差出名の無いエアメールを指先で弄る博の仕草を見守って。 視線がこちらに向けば、受け止める。 紡がれた言葉に、目を細めて。垂れてきた髪を指に絡めた。 それ以上を詮索しない相手の距離感に小さく笑って、頷く]
ん、そか、仲良くしたそう、だったのか じゃァもっと遠慮なく蹴っておけば良かったなァ
[口の端をにやりと吊り上げるいつもの笑みで、話しをくくる。 本棚から出てくる酒瓶に笑いつつ。出されるものは遠慮しない。 ワンダーランドへ逃げたウサギを追いかける足掛かりを求めて、酒を片手に、作戦会議という名のマッド・ティーパーティーは続いてゆくのでした**]
(232) souka 2014/04/07(Mon) 00時半頃
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[馬鹿なことを言ったと理解するまで、数秒かかった。 瞳はまだ、少し高い位置にあるそれから逸らせない。]
……っ、 え?
[何もしない。
信用がない。
付き合ってるわけでもない。
好きにするわけない。
言葉が、グサグサと胸に突き刺さる。 痛いのに、涙すら出てこない。
力が抜け、腕が下がる。 やがて、首も項垂れて]
そー、か……
(233) nordwolf 2014/04/07(Mon) 00時半頃
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[風の音と、鉄が鳴る音。 時折自転車が過ぎていくだけの道とは、無縁の音に少し耳を携帯から離したけれど。 聞こえてきた笑い声>>*67に、あわてて距離を近くした]
しばらく動かないでいると、背中つついてくるから、もしかしたら起こしてくれるかもしれないけどなぁ。 あんま期待はしないでおく。
だな。どっちかっていうと手紙のが好きだったけど… んなまどろっこしいことしてらんねーで、今すぐ声が聞きたいとか、姿が見たいとか… そういう衝動って、あるんだな。…電話で良かったわ。
[つよく握りあった手の感触を、思い返すように握りしめる。 あのとき繋げたものを、わけあったものを、確かに抱いて生きていくために]
(*70) sayclear 2014/04/07(Mon) 00時半頃
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寒い方行くって知ってれば、もっと防寒具にしといたんだけどなぁ。 おれ以外が紛れこませたんだとしても、おれはいいけど、 とりあえず新居を教えたのが運の尽きだから諦めてくれ。
[笑いながらの苦情>>*68に、こちらもとぼけた声音で笑いながら答えた。 1ヶ月後、作り手をデフォルメしたぬいぐるみとかが届くだろう]
(*71) sayclear 2014/04/07(Mon) 00時半頃
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…… な、 としま、 っ!?
[待ってなくてもいい、とか。 そんな言葉がてっきり帰ってくると思ってて。
聞こえた言葉>>*69は、騒音に紛れたただの願望だろうか。 ちがう、ちがうと思う、けど。
通話終了の音を、固まったままの姿勢で聴き続けて。 ぐぐぐ、ぎこちなく手を下ろせてから]
……くそー。肝心なとこでカッコいいからイケメンつーんだよ知ってるよばか。 いつまでだって好きだよ待ってるよばーか。
[しばらく、ベランダに突っ伏していた*]
(*72) sayclear 2014/04/07(Mon) 00時半頃
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悪い……
俺が、思い上がってただけ、なんだな…… キスしたくらいで、いい気なるなって……やつ、だよな……、は、は……
[哀しくて、痛くて、掠れた笑いが漏れる。]
恋人って、おもってたの
俺だけか………
[ごめんな。
唇だけを、そう微かに動かして。 かくんと、膝が崩れ落ちた。]
(234) nordwolf 2014/04/07(Mon) 00時半頃
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─10年後─
[ぱしゃりと軽い電子音。ベランダに置いたサボテンの写メを撮る。
退寮時に持って来た瀕死のサボテンは、実家に戻って家族から手入れの仕方などを細かく教えてもらったおかげで、何とか枯れることなく生き抜いてくれた。さすが現役花屋のアドヴァイス。 ただ、最初の数年は弱らせすぎたせいか花が咲く気配はなく。 ようやく白く可憐な花が開いたのは4年前のことだ。 その年以降、サボテンは毎年ちゃんと花を咲かせている。 今日も今日とてメールを送ろうとスマートフォンを操作しながら。店のシャッターを開け、開店準備を進める。
ポストに届いた>>199一通の手紙。
ダイレクトメールなどに紛れて手にしたそれの宛先は自分。裏返せば見覚えのある名前。開く。文面に目を通す>>*59>>*60。 最後の砕けきった一行にくすりと笑って、その手紙を懐に仕舞い込む。
そんな風に、懐かしい内容の手紙に気持ち心を浮きだたせながら。 いつも通りに店を開いて、いつも通りに時間が過ぎる。 ────────はずだった]
(235) souka 2014/04/07(Mon) 00時半頃
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[>>176店の入口にひとの気配。聞こえる、すいません、の言葉。 客が来たのだと、手元の作業を片しながら返事をする。 春にまだ足の届かないこの季節は、ちょうど花屋が1年でいちばん暇な時期だ。客の対応よりも店内の花の管理や整備などに充てる時間の方が長くなる。 接客がきらいな訳ではないけれど、花に手を入れる作業のほうがやはり好きだった。 その手を止めて、立ち上がる。店先へと振り返る。 一瞬の逆光。目を眇める。自分よりも高いだろう男のシルエット。 花を選んでもらえますか、との言葉に頷きながら足を進めて。
顔が見える。足が止まる。 続けられる言葉に呆然と男を見遣り。 くちを開く。けれど言葉は出ずに閉じる。 息を、吐いて。
あの頃と同じ表情で、口の端を吊り上げてにやりと笑う]
(236) souka 2014/04/07(Mon) 00時半頃
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─────そいつが持つ意味、愛の告白ばかりだぜぇ?
[もう一度やり直すというのなら、ぼくは。 あのとき君から向けられた言葉と同じ言葉で問うよ*]
(237) souka 2014/04/07(Mon) 00時半頃
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ろくでなし リーは、メモを貼った。
chiz 2014/04/07(Mon) 01時頃
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だって、そうだろう。
[沈黙の後、鈍いんだろうという俺から見ても はっきりと保元の落胆は伝わり、罪悪感めいた感情が沸く。>>233
これでいい。 重荷や負担として、残らなければ。 知らない世界から、遠くから想っている事くらい 赦してくれるだろ。
なにを誓ったわけでもない。 心を拘束して駄目になるような奴ではないと思う、保元は。 駄目になるのは、たぶん俺だ。]
……え、
[恋人、という響きに俺のほうが動揺を示した。>>234 恋人のような、と想像を巡らすことこそあれど、 俺たちの関係が恋人かといえば、ノーだと思っていた。]
(238) motimoti 2014/04/07(Mon) 01時頃
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[恋愛なんてしたこともない。 だけど、責任を負える覚悟がないとできないもの、 という勝手な見解が俺の中に存在していたのだ。
下肢から力を抜く保元に、咄嗟に手を頬から離して腕を引こうと。
これが筋力差というやつなのか。 思ったよりも体重があったので、支えようとするのも叶わず。]
っ…、
[二人して畳に座り込む、というか。 俺がバランスを崩してしまい、雪崩込んだ。 額を保元の肩にぶつけて、鈍痛が走る。
畳の上に掌をつき、苦い顔で見下ろした。]
ええと、恋人って………、すまん。 告白しただけでなんというか、満足してたから……
(239) motimoti 2014/04/07(Mon) 01時頃
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いまは先が視えないというか、なんて言えばいいのかな。 俺は経済力も無いし、お前を大事にできる自信もないから
[そもそも恋人って一体なんなんだ? 好きだという思慕があるだけで、それが恋人なのか。 保元の価値観を確かめる為に、首を傾げさせる。]
離れたら、俺よりも大切なもの沢山できるだろ。 俺がお前を、大事にできるような自信がつくまでなんて、 ……おまえ、待てるわけないだろ
[漫画家のアシスタントなんて、正社員でもないバイトなんて。 それをなんと呼べばいい。 技術職とも呼べるが、フリーターに分類されてしまう。
一人前になれるかなんて、保証は何処にもなくて。 なろうと思ってるやつなんてこの世界に一体何人居るんだ。
そんな無計画な“いつか”を待てだなんて。 ていのいい事を押し付けるのは、あまりに身勝手過ぎる]
(240) motimoti 2014/04/07(Mon) 01時頃
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─同窓会の話─
[風にはためく白衣と、風に散る白煙。 白衣でシャベルを持った医師が、煙草をくわえて、桜の木の下に立っていた。
色々服を悩んだが、結局スーツに白衣という如何にも如何にもな格好で来てしまった。 研修医時代に覚えた煙草を燻らせながら、せめて白衣は脱ぐべきだったかと今さらに思う。 着なれた白衣も、ストレスが溜まれば量が増える煙草も、青い春から離れた歳月の長さを知らせるようであった]
ん、お久しぶりです。
[やがて、ちらほら懐かしい顔が見えてくれば、まるで一月かそれくらいぶりに会ったような、気安い挨拶で手を振り、携帯灰皿へ煙草を捨てる]
皆さんお元気でしたか。そうですかそれはなにより。 私は、なんといいますか。見ての通りです。
[白衣を着て髪が少し伸びた以外、ほとんど変わらない己を示して。 いつのまにやら変わった一人称で、変わらぬ言い回しを口に。
薄く微笑んで、会釈をした]
(241) kaisanbutu 2014/04/07(Mon) 01時半頃
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[>>238そうなのかよ……と、声にならぬ言葉を繰り返す。]
っ……!
[肩にぶつかった硬いものが、十文字の額だと知れば、今にも泣き出しそうな、けれど涙を忘れた双眸をそちらへ向けて>>239]
満足って、何だそれ……
経済力とか、自信とか、なんだよ……。
[ふつふつと衝動が沸き上がる。 何故、なんでそんなことを気にかけるのか。 理解に苦しみ、首を何度も左右に振った。]
何で……そんなこと思うんだよ! 俺が支えられんの前提かよ! つーか俺は、お前に支えて欲しいんじゃなくて、お前を誰よりも好きでいたいんだよ!
[リストバンドをつけた右手首を、震える左手で、強く強く握る。 そんな風に思われていたことが哀しくて、痛くて、悔しい。]
(242) nordwolf 2014/04/07(Mon) 02時頃
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離れたら、お前より大切なものできるとか、何でそんなこと、お前が決めんだ……! 大事にできる自信とか……じゃぁ、俺がお前のこと大事に思っちゃダメなのかよ!
待てるわけねーって…… じゃあ、お前はどうなんだ?! 俺が、育成から一軍に上がるまで、待ってちゃくんねーのか!? つーか待つって何だよそれ……! 一緒にじゃダメなのかよ!
なんで……何でお前基準なんだよ……! もっと俺に、お前のこと、受け止めさせてくれよ……!
[嗚咽混じりで訴えながら、両手はいつの間にか、十文字を抱き寄せようと伸びていた。]
(243) nordwolf 2014/04/07(Mon) 02時頃
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保険調査 ライジは、メモを貼った。
nordwolf 2014/04/07(Mon) 02時頃
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** ―White Rabbit's evidence― **
「They told me you had been to her, And mentioned me to him.」
[流暢な異国の言葉が耳に届く。 扉を開ければ、消える猫が笑うような音のない笑みを向けられた。 なんだといつものように首を傾げたなら、]
「“I will be in touch with you soon.” 君の“アリス”はずいぶん勇猛果敢だね?」
[突然の伝言に、三白眼がさらに丸くなったことは言わずとも知れよう。 後に響くのは喜色でもなければ憂色でもない。 単純な怒号だ。]
てめ、余計なことしてんじゃねぇべ!!
[机に突っ伏して頭をベッタリと垂れるところに、悪戯猫は笑みを落としていく。]
(244) anbito 2014/04/07(Mon) 02時半頃
|
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「Question,ONE 彼は距離的にあんたの近くに住んでいるか?」
「Answer, ... Maybe.」
「Question,TWO 彼とあんたの関係性は何だ」
「Answer, ... would not you need to know?」
「Question,THREE こちらから何かを送った場合、あんたはそれを彼に届けてくれるかどうか」
「Answer, ... I'm not a postman. However, your hearts might arrive.」
(245) anbito 2014/04/07(Mon) 02時半頃
|
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「少し意地悪すぎたかな? だけどどうせ君は逃げるんだろう。 臆病な“Loveing rabbit”? それでもあのアリスと帽子屋なら、 きっと意地でも君を追い詰める。 僕はその時が楽しみでならないよ。
道案内は買って出てあげるさ。 嘘は吐かない、ただし気紛れ。 近道はそっと隠して、遠くの道をアリス達に。
不思議の国の冒険は、 すぐに終わっちゃつまらないものね?」
(246) anbito 2014/04/07(Mon) 02時半頃
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|
“I will be in touch with you soon.” (すぐにつかまえてやる、待ってろ)
[たぶんそういう意味だろう。 頭を抱えて、ごつりと額を打ち付けた。]
(247) anbito 2014/04/07(Mon) 02時半頃
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|
[海の向こうから持ち込んだ、矛盾が何度も何度も押し寄せて。 けれど、その度に咲くのは、白く枯れぬ花。 淡い恋の色。 離せない端。 消せない体温。]
…――――つかまるか、ばぁか。
[きっとうさぎはつかまらない。 走ってはしって、どこまでも。 見えない場所から、走り疲れて眠るまで。 繋がった空、繋がらない未来の果てに君を想う。
アリスが帽子屋が、それでも追いかけて来るのならば。 毎年一通の足跡を残そう。 行方知れずの臆病なうさぎの足跡を**]
(248) anbito 2014/04/07(Mon) 02時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
anbito 2014/04/07(Mon) 02時半頃
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― 駅 ―
[通話を終えてから45秒後、ようやく体が動き出す。 顔が熱い。 小さく悪戯を終えたように口元に笑みを浮かべながら。]
――……さて、行こうか。
[バックから引っ張り出した新しいスヌードを巻いて、空港へ向かうべく駅の改札と歩き出した。 数時間後には、空の上だ。*]
(249) SUZU 2014/04/07(Mon) 03時半頃
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>>*38 To:利一 Sub:甘いものが甘くない
ホワイトコーラの被害は甚大だ
メール、届いてるよ ギリセーフ!
俺もリーチと同室でよかった! 二年の時も一昨日も、楽しかった ありがと
あとツブヤイター始めたから教えとく @creek_1109
(*73) SUZU 2014/04/07(Mon) 03時半頃
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** ―同窓会― **
[その手紙が届いたのは十年という時を経て。 かわらず近くにある、猫のような笑みの男からその手紙を受け取った。 海を渡る手紙は、他の面子より少し遅くに手元に届いただろう。 少し揺れた筆跡は、それでも間違いなく小鳥谷のものと言える。 万年筆独特の滲んだ色彩がやけに過ぎ去った年月を感じさせて、ふと笑みを溢した。
春、あの場所へ帰ればきっとあの顔触れが揃うのだろう。 一体どれ程成長しただろうか、どんな風に変わっただろうか。 頭の中に変化を抱きながら、手紙をそっと引き出しにしまいこんだ。
大切なものを引き出しにしまう癖は、十年たっても変わらない。]
(250) anbito 2014/04/07(Mon) 04時頃
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[さよならも言わず、未だ【さよならのひとつまえ】。 会わせる顔がないといえばそれまでだ。
埋めたのはたった数文字のノートの切れ端(>>2:-90)。 名前もなにもないそれを、誰かが見つけて笑ってくれればそれで構わない。
当日、やはりその場所に山本朔太郎の顔はないだろう。]
(251) anbito 2014/04/07(Mon) 04時頃
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うお〜、桜咲きかけ?
[その声が中庭に響くのは、同窓会の1日前。 中庭から見える、陰に身を隠した桜を見上げている。 陽の光が当たらずとも、眩しさに焦がれて、温もりで大きくなる蕾。 見上げていた綺麗な人の横顔を思い出せば、自然と瞳は細くなった。
――折角だ、小さな爆弾をまた残していこう。
思い立ったが吉日とばかりに、用意しておいたものを取り出す。]
(252) anbito 2014/04/07(Mon) 04時頃
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Dear, My friends.
10年前の思い出、頂戴致しました。
----怪盗ルバン三世
[タイムカプセルの目印として植えた苗。 成長したそれの少しだけ分かりにくいところへつるすメッセージカード。]
(*74) anbito 2014/04/07(Mon) 04時頃
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【 】
[影に隠れた桜の樹に咲かせる、白い五つの花。 一文字ずつ小さく書かれた文字は、十年前のそれと同じ。]
(*75) anbito 2014/04/07(Mon) 04時頃
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さあて、帰るべ。
[ぐぐっと背伸びをひとつして。 悪戯を済ませた校庭から足音は消える。 十年前よりも長い襟足が、風に靡いた―――…**]
(253) anbito 2014/04/07(Mon) 04時頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
anbito 2014/04/07(Mon) 04時半頃
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― 新生活 ― [電車に乗ってがたごとと。 不動産屋に挨拶して、鍵を受け取れば親に手続きを任せた新居へと向かう。
荷物は翌日に届く。 必要な家具や家電は入学式までに揃えなさいとお金は受け取っている。
がらんとした部屋に、手持ちの荷物だけがある。 ただいま、と言っても返ってくる声はない。 それが少し寂しい。]
あ。寝る場所どーしよ。
[ベッドもない部屋でポツリと呟いたとき、部屋の呼び鈴が鳴った。 家族以外住所を知らないはずの場所に誰か尋ねてきたとも思わず、荷物が早く届いたのかと玄関に出た。]
(254) okomekome 2014/04/07(Mon) 04時半頃
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[覗き穴から確認する前にドアを開けたら、親戚のにーちゃんが抱きついてきた。 思いもよらなかった人物の登場に固まりつつも、そのスキンシップから逃れる。
話を聞けば、親から住所を聞いていたらしい。 これからのことと、高校生活はどうだったかと聞かれた。
笑いながら楽しかったと言えば、写真を見せろと言われる。 記者になりたいと思ったきっかけの上、カメラをくれた人だ。 そうなると予測はしていた。]
……アルバムとかは、明日届くよ。
[あるだけで良いからと、カメラのデータと手持ちで運んだ写真を見せれば、にやりと笑われ、思わず視線をそらした。 きっとばれたのだろう。 それでも、良く撮れていると褒められただけだった。]
(255) okomekome 2014/04/07(Mon) 04時半頃
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[それから。 入学式までの間は忙しかった。 親戚のにーちゃんに手伝ってもらいながら、家具や家電を揃えて一通り生活ができる環境を整えた。 因みに、親戚のにーちゃんに数日間泊り込まれた為、自然と来客用の環境も整えられていたと気付いたのは入学式が過ぎてからだ。
たまに環宛へメールを送ったり、つぶやいたーに写真を投稿したりしていたが、忙しくて寂しいと思う暇がなかったのは幸いだった。
買ったばかりの新しいパソコンを起動したのは、入学式より前のこと。 初めて書くのは、退寮までのあの数日のことだ。 花見とタイムカプセルに、天体観測、寄せ書き、カラオケ大会。 高校生活での、最後の思い出を新聞にした。]
(256) okomekome 2014/04/07(Mon) 04時半頃
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[それぞれに希望の写真と新聞を同封して送る。
利一には学校で発行した最後の新聞のコピーと一緒に、一年の時の写真を数枚と、頼児の写真を入れた。 丞へはCD-Rに焼いた500枚分のデータと数枚の写真。頼児の写真が自然と多くなってしまった。 利政宛の封筒にはぎこちないアルファベットで宛名を書いた。図書室で係をしている彼自身の写真も混ぜてある。 頼児へは、希望した写真とやはり野球部での写真。
二人に送った写真には、あの練習試合>>3:80の写真も入っている。 頼児を正面から撮った写真には、自然と丞の姿も入っていた。
他にも、希望した写真とついでに気に入りそうな写真を一緒にして。
高校最後の新聞と、同封した手紙の最後には同じ言葉を記した。]
『世界中何処にいても、僕には会えるよ!――またな!』
[それは、いつも言っていた台詞>>0:512。 だから忘れないでほしいと願いを込めた言葉。*]
(257) okomekome 2014/04/07(Mon) 04時半頃
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友愛組合 チアキは、メモを貼った。
okomekome 2014/04/07(Mon) 05時頃
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…うまく言葉で言えないけど……。
いまの状態で人と交際したら 俺が駄目になるんだろうなってずっと考えてたよ。
だから、付き合うとか付き合わないとか、 想像はしても、遠いものだと思ってた。
まだ俺はお前と違って、 半人前にすら乗れてないし ……約束守れなくなったら、こわいって思ってた。
[>>242 漫画を描くだけならプロにならずともなれる。 きちんとした雑誌で連載を持てる人間は 日本人1000人のうちで、1人かそれ以下の話らしい。
アシスタントで上に上がれば給与もよくなる 0.1パーセントの希望を捨ててチーフアシで満足する人間も この世にごまんと居るし、俺がそうならないとは限らない。]
(258) motimoti 2014/04/07(Mon) 08時頃
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[倖せを感じてしまったら、 0.1パーセントを逃すかもしれない]、
だって、変わるんだろう。 環境で変わっちゃうんだろ。
だめっていう話はしてないけど… ただ、俺は…自分がどうなってるか想像できない お前がどうなってるかも、 ……そこに俺が居ない未来しか想像できないよ。 想像するのが怖い、
[ぶつけられる感情が痛くて、顔を逸らしてしまう。>>243
向き合って、傷つくのが厭だった。 せめてあの頃は倖せだった、という記憶だけでも留めておきたい どうしたら良いのか分からず、顔を歪める事しか出来ない]
(259) motimoti 2014/04/07(Mon) 08時頃
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>>191 中まで、するけど、 でも、そんなに頻繁じゃなくていいよ。 弄りすぎると壊れる。
それより、持ち歩くといい。馴染むから。
[ジッポの手入れのあと、 それを手にとると、片手の中でくるくると回し、ふいっと火を点ける。またカチャと蓋を閉めたのち、蓋側をつまむと、指の間、滑らせて、手のひらや甲でジッポが踊ってからまた火が点いた。
そんなジッポアクションを少しばかり披露したあと、利一にRのジッポライターを投げる。]
それ、ものすごく柔らかいから。 遊んでるうちにできるようになるよ。
[同級生は、とーると、屋根裏のイケナイ仲間しか知らない怜二の特技だ。 バイトと同時に習った手品のテクニック。 もちろん、どこで、となると、バイトがバレるので、言っていない。
また車のエンジンをかけると、速やかに駅のほうへ。]
(260) nostal-GB 2014/04/07(Mon) 08時頃
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>>192>>193
[その言葉をきいたのは、曲がれば駅という交差点。 停止で小さくアイドリングで車体が揺れる中、 なんだかバツ悪そうに紡ぐ利一を見た。]
さみしがり屋だな。
[片手を利一に伸ばして、わしゃっと頭を撫でた。]
――……別にキモがったりしないよ。 好きにするといい。
[一度だけっていう意味は、なにかの終わりを示しているのだろうなぁ、とぼんやり思う。 とりあえず、利一にとって、それが落ち着くことならば、拒絶はしないわけで。
今後も、きっと、呼び出されることがなければ連絡はとらないだろう。 なんだか、感じている。こいつは1か10な奴なんだろうって。]
(261) nostal-GB 2014/04/07(Mon) 08時頃
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つかさ。 甘えるのヘタね?
[きっと数多く付き合ってきた女の子。 その女の子たちもそう思っただろうなぁ、と。
こいつは、こいつには俺しかいない、って思わせる雰囲気がある。 でも、きっと、それは硬く閉じこもった殻をなお強固にしている盾だ。]
――……じゃ、元気でな。
[利一が車を降りれば、そう声をかけて、あっさり走り去るだろう。**]
(262) nostal-GB 2014/04/07(Mon) 08時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
nostal-GB 2014/04/07(Mon) 08時頃
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[伸びて来る腕を、突き放す事は出来なかった。 目は開けていられず、感触だけ確かめるように抱き返す。
目を見れなかった。
大丈夫、と何時ものように笑って居られなかった。 そうだなと軽く頷くことも出来ない。
保元が好きだ、 今の俺にあるのは、その思いだけで。 これからも、描きたい、 今の俺にあるのは、その原動力だけだ。
隣に存在しているビジョンも無いし、大事にできるビジョンも無い。
駄目になっていく俺が引きずってしまうこと。 それだけは、なんとか避けたかった]
(263) motimoti 2014/04/07(Mon) 09時頃
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………ごめん、
[求めていた背中に指を回して、気を抜くと震えそうな力で抱きしめる。 絵の中に閉じ込めておけないたったひとつ。
このまま何もかもを求めてしまったら。 少なくとも俺は、引き返せる気がしない。
泣き言ばかり零れそうになるのを、飲み込んでゆく。**]
(264) motimoti 2014/04/07(Mon) 09時頃
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薔薇∴十字 ススムは、メモを貼った。
motimoti 2014/04/07(Mon) 09時頃
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こわい、ダメになるって……
[繰り返す言葉が震える。 確かに、未来など分からない。 自分だって、このまま 育成と二軍のなかで終わってしまうかもしれないのだ。 けれど、怖いとは思ったことはなかった。 前に進むことだけを、考えていたから。]
あぁ、変わるかもしれねー…… けど、変わらないかもしれねー…… そんなもの、今から怖がってたって、仕方ねーだろ。
俺…… お前の絵が好きで、描いてるときのお前も好きでさ…… だからいつか必ず、一流の選手になって、そしたらお前に、漫画描いてもらいてーなって思ってた。 俺のこと、誰より上手く描けるの、お前だって思ってるから。
(265) nordwolf 2014/04/07(Mon) 09時頃
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[そんな夢を抱いたのは、あの、沢山のスケッチブックを見たから。 ]
だから俺は、お前のこと好きになって……もっと、頑張りたいって思えるようになった。
[腕が回され、近付いた顔を覗き込んでみたけれど、そこにあるのは、閉じられた瞼だった。 今にも震えて壊れそうなそこに、軽く唇を触れさせる。]
守れねーかもとか……怖いとか…… そんな事ばっか、今から、言ってんじゃ、ねーよ。
謝るんだったら、将来、漫画家諦めてからにしろ。 俺のこと、どうでもよくなってからにしろ。
それまで、んな言葉……聞いてやれねー……
(266) nordwolf 2014/04/07(Mon) 11時頃
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俺のこと好きなんだったら、謝んな……
[回していた腕に力を込め、抱き寄せる。 謝るなと告げる声は、いつか屋上へ来いと言った時のような、命令味を帯びたもの。]
───好きだよ。 俺は、これからも、お前のこと忘れねーし、お前がいるから、もっと前に進みたいって思ってる。
なのにお前が、止まろうとすんなよ。 すすむなんだから、前、進んでみろよ……。
[抱き寄せたまま、立ち上がろうと腕に力を込めたなら、彼は、一緒に立ち上がってくれるだろうか**]
(267) nordwolf 2014/04/07(Mon) 11時半頃
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保険調査 ライジは、メモを貼った。
nordwolf 2014/04/07(Mon) 11時半頃
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風呂、行くんだろ。 立てよ。
……って、先にしゃがみ込んじまったの、俺だけどな。
[小さく向ける、自嘲の笑み。 残された時間、哀しい顔より、できれば笑顔を見せたいし、見ていたい**]
(268) nordwolf 2014/04/07(Mon) 12時頃
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………。
[先の事なんて解らない。>>265 長い人生の半分にも満たない期間としても、反対を押し切って全寮の高校に入った事すら俺にとっては大きな変化だった。 眼瞼の上に暖かいものが触れたその時>>266、耳孔に入り込んできた話に、瞳を開いて]
…… な、
[一流に上がって漫画に、という期待に、驚きを刻んだ表情が固まる。 それはまるで、俺の願望を覗き見られた気がしたから。
そんな俺の内心を余所に、風呂へ行こうと促され、立ち上がる。>>268]
お前って……本当さ、
[先程告げられた言葉>>267と態度を思い出し、普段と同じ苦笑を浮かべながら、肩を竦めさせる。 どうしようかと考えてから、保元の唇に触れるだけのキスをしようと――したが、ずれてしまい口端に落ちる。]
(269) motimoti 2014/04/07(Mon) 12時半頃
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……ほんと、キャッチャーだよな…
[俺は、違うのに。登場人物じゃないのに。 満塁の危機に立たされた揚句、励まされている感覚になった。 投手は俺じゃないのに、これではまるで*]
(270) motimoti 2014/04/07(Mon) 12時半頃
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― 銭湯にて ―
……さっき、驚いたんだよな。
[身体と髪を洗った後、浴槽に移る。 終わり間際なせいか、俺達しか客は居ない。
普通のトーンで紡いだつもりが、思いの外響いて自分で少し驚いてしまう。]
野球漫画、描いてみたいなって思ってたから……。 でも、多分。 地方チームの活躍を描くには投手にクローズアップするならともかく、キャッチャーにスポット宛てても、どれだけ読者支持取れるか解らないぞ。
[サッカーで言えば、主人公がゴールキーパーやDFのようなものだ。 ファンが全国規模なチームであれば、ともかくとして。
読者に持て囃される為とか、金の為に漫画を描きたい訳ではないけど。 他の誰でもなく、保元の活躍をモデルにして、「売れない」のは悔しいものがある。]
(271) motimoti 2014/04/07(Mon) 13時頃
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……そうだな、それこそ…… 大リーガーにでもなれば、話も変わるんだろうが。
[一流どころの話では無いだろう、それは。
まだ二軍にすら上がってない彼に、駆け出しアシスタントな俺がスケールの大きい話を吹っ掛けたのは。
俺の漫画と、保元を読者や観客に認めさせたい願望。 非現実的な夢。 それこそ、――タイムマシンを発明するような気持ちで。]
……俺と二人で、アメリカ目指してみるか?
[気安い口調と、苦笑めいた笑い。 でも、俺の眸は笑って無かった**]
(272) motimoti 2014/04/07(Mon) 13時頃
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― 深夜 ―
[保元が寝た後にスポーツバッグの上に置かれていたリストバンドを取る。 裏側に綴った「ガンバレ」の隣に一文刺繍を付け足した]
「 ガンバレ 」 「 メジャー **」
(273) motimoti 2014/04/07(Mon) 13時頃
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薔薇∴十字 ススムは、メモを貼った。
motimoti 2014/04/07(Mon) 13時頃
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―さよならした年のこと―
[その年のGW前後に、3つの荷物を発送した。
ひとつは、十文字へうさぎのぬいぐるみを。 ちゃんとメシ食べてるか? とメッセージ付きで。
ふたつめは、睦井へこいぬのストラップを。 彼女とか居たら2つ作った方が良かったかなぁ、と思いつつ、 投票はしないすまん。というメッセージ付きで。
みっつめ。 国外に発送された、みかけの割に軽い包みには。 デフォルメしても目つきのわるい、赤いあたまのぬいぐるみ。 おれを送ってもこの値段だったら良かったのに。といささか情けないメッセージ付きで*]
(274) sayclear 2014/04/07(Mon) 17時半頃
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─ 十文字宅 ─
ん、何が?
[立ち上がってくれた十文字の、漸く開かれた瞳を見上げながら、首を傾げる。 肩を竦めて苦笑を浮かべるさまは、普段見慣れたものに思えて、漸く安堵を浮かべたが]
!
[口端に落とされた口吻に、今度はこちらが、目を見開く羽目になった。*]
(275) nordwolf 2014/04/07(Mon) 18時頃
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何だそれ、どういう意味だよ!
[>>270ほんとも何も、キャッチャー以外のポジションなど殆ど経験がない。 十文字が何を考えているかは分からなかったけれど、何となくおかしくて、軽いツッコミ混じりの笑いが漏れた。*]
(276) nordwolf 2014/04/07(Mon) 18時半頃
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─ 銭湯 ─
[>>271服を脱げばやはり若干の意識はしてしまったが、それ以上は、今は思わなかった。 周りに客がいないこともあって、湯の音が大きく聞こえる。]
え、なにっ?
[驚いた、という声の大きさに、こちらが少し驚いて、湯船の縁に片腕を預けたままで振り向いた。]
あぁ、それ。 よくあるだろ、野球とかサッカーとかの選手のさ、伝記みたいなマンガ。 あれ描いてもらえるくらいの選手になりてーなーって。
[恥ずかしげに笑って告げれば、野球漫画を描いてみたいと思っていたと言われ、嬉しそうに首を擡げたのだけれど]
んー、そりゃそうだよな。 ああいったもんに描かれる選手っていったら、やっぱ、不動のエースとかホームラン王とか、メジャーとか海外行った選手だし……
[ただ一軍に上がりたい、だけでは、到底届きはしない願望。]
(277) nordwolf 2014/04/07(Mon) 18時半頃
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大リーガー………
[タイムカプセルに入れたボールには、確かにそう書きはした。 けれどそれは、まだまだ遠い、夢の話と思っていた。
いつかは、とは思っていたが。 あまりに遠くて、具体的なことは何も分からなかった。 それでも……]
……行ってやるよ。
そしたらお前、絶対に描けよ、野球漫画。
[至極真面目な声で返す。
底辺から、頂点へ。 一体どれだけかかるのかなど、今は考えられなかった。 ただ、薄ぼんやりしていた夢が、にわかに形を見せたから。 だからそこへ向け、進むと、十文字の双眸をしっかりと見つめ返した。*]
(278) nordwolf 2014/04/07(Mon) 18時半頃
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─ その夜 ─
[スポーツバッグに詰めていたノートパソコンを十文字に見せ、動画のアップの仕方を教わった。 カラオケ大会の時の自分の歌を、ツブヤイターにアップしようとしたのだが、やり方が分からなかったのだ。
それとついでに、ミットの絵の大きなものもあったら、それもくれとねだってみる。 ノートパソコンの壁紙もそれにすると言ったら、笑われてしまうだろうか。]
───だから、家主を床で寝かせるわけにはいかねーんだって!
[あーだこーだと理由をつけて、一緒の布団に潜り込んだのは、何時頃だったろう。 できれば、朝まででも話していたかったが、すぐ傍にある体温と、湯上がりの匂いと、耳を撫ぜる声に誘われ、いつしか眠りに落ちていた。
その後で、スポーツバッグの上に置いたリストバンドに、新たな文字が刻まれたことなど、いまは知る由もない。*]
(279) nordwolf 2014/04/07(Mon) 19時頃
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[>>260 薄闇の中通り過ぎていく車のライトに照らされて。 ジッポが踊る、怜二の手の中で。時折光を反射しながら舞う姿を感心したように見つめていたら、弧を描いたライターが怜二の手からこちらの手の中へと戻ってきた。]
…はぁ、…すげ。練習してみるけど。 絶対怜二ほど上手くはなれねー…。
[同じことができたらかっこいいと思う。真似てみて、カチ、と蓋の音は鳴るけれどもライターはまだ自分の手の中では踊ってくれない。要練習だな、と彫られた文字に瞳を細める。「R」の文字は怜二のイニシャルだと思い込んでいたけれども、よく考えたら自分のイニシャルでもあることにそこで初めて気がついた。 ライターは、ポケットの中にしまわれて。]
(280) chiz 2014/04/07(Mon) 19時頃
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―――…ただ、淋しいからってわけじゃねえよ。
[頭を撫でられて、怜二が寮を去った日の会話を思い出す。 こんな頼みごとをするのも。こんな頼みごとだからこそ。 誰でもいいというわけではない。 少し俯いたまま頷いて、恐る恐る怜二へと手を伸ばす。 片手で触れる。それから両手で、背に手を回して抱きしめた。
背丈も、触れる温度も、かたさも違う。あいつとは違う。
何かの終わりと察する怜二の考えは当たっていて。 自習室での思い出が十文字と話したものから 皆と笑った思い出に上書きされていったように、 宗介の家で十文字に抱きとめられた記憶が上書きされていく。]
(281) chiz 2014/04/07(Mon) 19時頃
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[これは―――…抱え続けた恋を終わらせる為の儀式。 縋るように、どれくらい抱きしめていただろうか。]
……怜二、…ごめん。 ……でも、ありがと。
[どうして。何故。それは怜二にもやはり明かせずに。 眉を下げて怜二に笑い、ゆっくりと体が離れていく。]
……お前のおかげで、 やっと、俺…次に進める気がする。
[理由は伝えられないけれど。真摯な言葉は届くだろうか?
駅が見える―――…さよならの時間。 ひとつ、わかったことがある。]
(282) chiz 2014/04/07(Mon) 19時頃
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[目の前の友人は、 たまにひどく思い込んでしまうことがあって。]
……そかな。 …んじゃ、次会う時はウマく甘えれるようにする…。
[だから俺はそれに気付き次第、 言葉と行動でその考えの軌道修正をしなくては。]
入学式までにまた会うだろ…? ぐるっと回って、俺の地元も寄ってけよ。 布団くらいなら提供するし。…あとかつお。
…また、連絡すっから。 つか、毎日メールする。…居場所聞く。
[人の気持ちなんてわからない。だから、手探りで進んでいくしかない。躓いても。失敗しても。返事が返って来なくても。
怜二との繋がりも、失いたくはないから。 あっさりとした怜二の別れの言葉には、またな、と次へと続く言葉を残して車が見えなくなるまで手を振った。**]
(283) chiz 2014/04/07(Mon) 19時頃
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ろくでなし リーは、メモを貼った。
chiz 2014/04/07(Mon) 19時頃
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─ 練習初日 ─
[初めてもらった背番号は、育成選手であることを現す三桁の数字、149。 真新しいユニフォームとキャップを身につけて、右手首にネイビーブルーのリストバンドをはめようとして、いつの間にか増えていた黒い文字に気が付いた。]
……分かってるって。 ぜってーに行ってやる。
[まだまだ遠い、後ろ姿すら見えない目標。 けれど必ず掴んでみせると、人知れず不敵な笑みを浮かべ、リストバンドを巻き付けた。]
(284) nordwolf 2014/04/07(Mon) 20時頃
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[二軍との合同練習は、皆の前に出ての自己紹介から始まった。 ドラフトや移籍で加入した選手達に続き、3番目に、自分の番が回ってきた。
リストバンドに軽く触れてから、大きく深呼吸をし、前に出る。]
**高校出身、育成の保元頼児!
ポジションはキャッチャーです!
好きな食べ物はエビフライと青椒牛肉絲、尊敬する選手は富留田選手と石羽良選手です。
目標は……
(285) nordwolf 2014/04/07(Mon) 20時頃
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メジャーに行って、実録漫画の主人公になることです!
[拍手とともに、笑いが起きた。 けど二軍監督は、いい夢だと、肩を強く叩いてくれた。*]
(286) nordwolf 2014/04/07(Mon) 20時頃
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ジェレミーは、ちなみに、ねむい。
nostal-GB 2014/04/07(Mon) 20時半頃
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―― 10年後 ある寺の僧は ――
[縁側に腰掛け、庭に落ちる赤い陽の色を眺めていた。 ゆっくりと、沈んでいく。 染められた空の赤が目に沁みる。 けれどもう、男は涙を落とさない。]
染められた、空の赤に僕は、君は――
[君は、いない。 紡ぐ歌は変わらず、けれど男の瞳は曇らない。 10年という歳月の間に、環から捨てたものと向き合うこともできた。 纏う黒衣も、馴染んできた。]
(287) oranje 2014/04/07(Mon) 21時頃
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あ、……
[暮れる空、一羽の鳥が飛んでいく。 4階から見た、屋上から見た、校庭から見た。 鳥の羽ばたきはただ変わらず、空を悠々と泳いで行く。
その軌跡は、弧を描いた、ベースピックに似た。]
――…… なにしてっかな、あいつら。
[染められた空の赤は目に沁みる。 変わらぬ金色の髪は、黒衣に影を落とす。 天を仰ぐ瞳に涙は浮かばない、それでも]
(288) oranje 2014/04/07(Mon) 21時頃
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もう俺はひよこじゃねーぞ! 立派な鳥だぞコラ!
[飛ぶ鳥が、環を描く。 さよならのまえと、さよならのあと、何も変わらぬ空をどこまでも自由に、高く高く。
――沈む太陽に、あの赤い髪を見た。 大切な“友人”の、面影を**]
(289) oranje 2014/04/07(Mon) 21時頃
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― 3年後 ―
[アシスタントと飲食店バイトの二足の草鞋を履いてそれから。 あれから持ち込みは続けているが、中々通らない。 良い原作を書ける相手と組むにも無名の今では中々叶わず。
「LION&CAT」の二期が昨年放映されて、 コミカライズの話が編集部からキャラ原案の鏑に回ってきた。 ウィングの連載が忙しいので他の描き手に作画を回す事になった]
「君が描いてみないか。」
[メインに合わせて背景や人物を描くのも慣れた頃。 そんな話を振られた。
コミカライズはウィングではないが月刊誌で連載となる。 突如舞い込んだ好機に、食いつかないはずが無かった。]
(290) motimoti 2014/04/07(Mon) 21時頃
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[イメージ的には同人活動と似たようなものではあるが。 アニメ本来のキャラクター性を壊さないように気をつけながら。 タッチや雰囲気は元々の個性を消さずに執筆している。
期間は一年とちょっとでコミックスにすると二冊程度のボリューム
俺の財力でアシスタントなんて雇う余力は無かったし、 これも勉強、とデジタルの背景素材は使わず全部自分で描いた。 遊び心で、あの猫たちをこっそり登場させてみたり 街の風景に寮周辺の風景をモチーフで描いたり。
月刊連載が終わった後。 それからも編集部に自作の漫画を持ち込んだ。 月刊ウィングで読み切りとして掲載される形になって… 何度か通れば名前の周知度は上がってゆく。 以前ハンドボール漫画数年連載していた原作者と 接触の機会を設けて貰い、野球物がやりたいと話をしてみたら、 これがとんとんと進んでいった。
そこから俺の漫画家としての人生がスタートしたのだ*]
(291) motimoti 2014/04/07(Mon) 21時半頃
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─ それからのこと ─
[東陽ネイビーシトラスの練習は、噂通り……いや、噂以上に厳しかった。 紺色のユニフォームはあっという間に泥だらけになり、くたくたになって風呂に入って夕飯を食べて、そのまま熟睡という日々が続いた。 筋肉痛、擦り傷、打撲は当たり前。 休日には本場のお好み焼きを食べに行こうという野望があったが、そんな余裕ができたのは、半年以上経ってからのことだった。 叱咤激励のなか、基礎からがむしゃらに練習し、シーズン終わりにやっと二軍の切符を手に入れた。
2年目、念願の二桁の背番号は82。 盗塁刺殺の甘さをコーチから指摘され、下半身と右肩の筋力強化、補給からの素早いアクションと、ランナーの動きを見極める術を徹底的に叩き込まれた。
そして3年目の夏、一軍の控え捕手の不調を切欠に、初めて一軍から声がかかった。 約束通り、その日の夜に明智へメールを送った。]
(292) nordwolf 2014/04/07(Mon) 21時半頃
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― 10年後 ― [あれから10年。 結論から言えば記者になるという夢は叶うことなく、夢は夢のままで終わった。 代わりに、記者ではなくカメラマンになっていた。
今は記事を書くことはないが、伝える方法が文字ではなく写真へと変わっただけだ。 親戚のにーちゃんに引っ付いて取材についていったことも何度もある。
今ではそこそこ仕事は貰え、たまたま世界的に有名なメーカーの広告で使われている写真を撮った。
あの頃の宣言のように、世界中どこに居ても明智智明が撮った写真を見ることはできるのだ。]
(293) okomekome 2014/04/07(Mon) 21時半頃
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[写真の道に進むと決めたのは、在学中に出した写真コンクールで入賞したことがきっかけだ。
入学祝と貯めていたお年玉とで新しいカメラを買った。 それを手に、学生時代は旅行とバイトの日々だった。
旅行は各地に出掛け、海外にも行った。
異国の風景写真。 うさぎを撫でる手。 ねずみのカチューシャを無理やり乗せられた誰かの頭。 古都にある寺と袈裟姿の一部分。 カツオパフェ。 花屋の店前。
つぶやいたーをフォローしていれば、そんな写真が定期的に投稿されているのを見ることができたはずだ。
顔が写った写真は投稿していない。 それでも懐かしい皆のところへ押しかけていたことは、知れたことだろう。]
(294) okomekome 2014/04/07(Mon) 21時半頃
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[恋人もいたことにはいたが。 学生時代は学業とバイトに明け暮れ、バイト代が溜まればカメラを手に色々な場所に旅行に行っていた為、振られてしまった。 悪いことをした、と思いながらも追いかけようとしなかったのは、結局はその程度だったのだろう。
今はカメラが恋人だと笑って。 恋をするように、カメラを被写体へ向けていた。
今でも、あの頃のように。 レンズの向こうに、いつでも彼がいるようにシャッターを切る。*]
(295) okomekome 2014/04/07(Mon) 21時半頃
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TO:智明 FROM:頼児 TITLE:一軍上がったぞ! 本文: 明日の試合、初めて一軍ベンチ入り決まった! 三番手捕手だから、出番は多分ないけどな!
シトラスのホームだけど、取材本当に来るのか?
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[取材の件を書いていない同じメールも、全員に送った。 それからもう一通……]
(*76) nordwolf 2014/04/07(Mon) 21時半頃
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― そして、遠い空の下 ―
――…………は? 兄弟ができる?
[両親の元について、まず待っていた報告がそれだった。 いや、まだ母はぎりぎり30代だけれども。驚くなと言う方が無理である。 言葉や生活習慣の違いに戸惑う暇もない程唐突に。家族が増えたのは1ヵ月後の話。
新しい携帯は母国語に対応していなかったので、しばらくのやり取りはパソコンに集中した。 ツブヤイターを始めれば、最初は寮で一緒だった皆とフォローし合って。そのうち、各地の小中学校で一緒だった旧友とネット上で再会したりと、フォロー人数は徐々に増えて行った。
慌ただしく過ぎる間、GW前に届いた写真>>257とぬいぐるみ>>274が新しい部屋の一角を占めることとなった。 親に見つかった時は慌てて『あっちで人気のマンガキャラクター』ということにしておいた。出来栄えが既製品と遜色ないのが幸いしたと言うべきか。]
(296) SUZU 2014/04/07(Mon) 21時半頃
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「私があなたくらいの年の頃には」
[親のそんな台詞が次第に居た堪れなくなってきた頃か、就職を機に帰国しようと決意したのは。
――そうして帰国し、インテリア雑貨の貿易会社に落ち着いたのは大学を出た3年後のこと。*]
(297) SUZU 2014/04/07(Mon) 21時半頃
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>>*57 To:頼児 Sub:こっちも着いた
お疲れさま、今日からがんば! そいえば新しいリストバンドってススムからもらった? だったら、それ買ったとこ俺の元バイト先でさ ライジのことも今年の寮生からプロ誕生なるかって喜んでたよ
もしまた学校遊びに行くことあったらさ 是非寄ってやって
応援してるよ、未来のメジャーリーガー
追伸:ツブヤイター始めたから俺も教えとく @creek_1109
[あちらについてすぐの頃、頼児からのメールにこんな返信をしていたり。]
(*77) SUZU 2014/04/07(Mon) 21時半頃
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TO:丞 FROM:頼児 TITLE:一軍上がった 本文: 明日の試合、初めて一軍ベンチ入り決まった! 三番手捕手だから、出番は多分ないけど、ここから必ず更に上に行ってみせる
月刊誌に描くんだってな、おめでとう
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(*78) nordwolf 2014/04/07(Mon) 21時半頃
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─10年後、花屋の店先で─
[プロポーズ用だと言うのなら、形態はブーケがいいだろう。 赤いチューリップを数本引き抜いて。白とピンクのスイートピー、少しのカスミソウ、天文草もいくつか。そうして形を整えて、ティアドロップブーケを作ってゆく。 手は動かしながら、首を傾けて背後に視線を向ける。 自分より僅か上向く見慣れない角度]
なァ、なゆたァ
[声音は少しだけ甘えるようにまろく。口の端を吊り上げながら]
一応聞いとくけどさ、プロポーズの意味、分かってる? お前の断った10年前の、俺のメールの意味もさ
例えばよ、事故とか、病気とか、なんかあったときにさァ 連絡が行くのって、まず、家族なんだよね で、病院でもこう言われんの
(298) souka 2014/04/07(Mon) 22時頃
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「ご家族の方はいらっしゃいますか?」
ってさァ 中に入れるのも基本的にまっさきに家族優先なんだよね 関われんのは血縁とか親族とか 葬式とかもそうでしょ
恋人、なんて全然後回しだぜ 他人だから 命の瀬戸際とくれば、特にな
[綺麗に纏め上げたブーケ。丁寧に持ち上げて片腕に抱える。 首だけじゃなく、身体ごと那由多を振り返って。目を眇める]
(299) souka 2014/04/07(Mon) 22時頃
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俺はね、そういうのクリアしたいのよ 俺に何かあったとき、お前に何かあったとき
公的に、法的に、すぐに連絡が来て駆けつけられる人間になりたい
いまの法律じゃ男同士で結婚ってできねぇからさ 籍をいれる、って場合は養子縁組になる訳よ どっちかが、どっちかの、籍にはいる
俺は花屋を離れられない だから10年前のメールの文面がああなった
分かってる? ──────那由多 プロポーズって、そういう覚悟があって初めて出来るんだぜ?
[このブーケをどうしますか? あなたに渡していいんですか? 視線は問う*]
(300) souka 2014/04/07(Mon) 22時頃
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[それから数年の間は、控え捕手として、一軍二軍を行ったり来たり。 はじめのうちは二軍の合間の一軍だったが、そのうち徐々に逆転し、遂に開幕戦正捕手の座を手に入れたのは、ネイビーシトラス7年目の春のこと。 嬉しくて、家族と、当時の野球部員達と、そして寮の仲間達に、報告も兼ねて開幕戦のチケットを送った。
開幕は、ジョアとのアウェイ戦、デーゲーム。 バックネットを振り返った時、そこに、懐かしい顔を見ることはできたろうか。*]
(301) nordwolf 2014/04/07(Mon) 22時頃
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TO:保元 頼児>>*78 TITLE:RE:一軍上がった MESSAGE: おめでとう。 明日は自宅で作業だし、公式サイトから中継見るよ 試合出れなくてもベンチ側映るかもだしな これからも応援してる。
あ、つぶやいたーに書いたの見たのか。 ミラクルベータで暫くお世話になると思う。 一年くらいで終了は決まってるけど、 次に繋げられるように頑張るよ。
東京遠征の時に時間が合えば、会おう。
――――――――――――――
(*79) motimoti 2014/04/07(Mon) 22時頃
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― 7年後・昭和神宮野球場>>301 ―
[年間予約席として接待エリアとされているバックネット裏席は こういう機会が無い限り、あまり座れるものでもない
今タッグを組んでいる原作者の分も一枚お願いした。]
……あれ、俺が描きたい選手です。
[進行形で週刊ウィングで連載している野球漫画は 一人の架空投手のリトル時代からの生き方を主軸にしている。 連載三年目の現在は、甲子園編に突入しているが 尺的にはあと一年、二年続くかどうかという所だ。
一部雑誌や毎年年末に行われているウィングフェスタへ 出席しているので、俺の顔は多少なりとも割れている。 近くに座っていた知人から作品の話を出されれば、苦笑で応じ。]
(302) motimoti 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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[振り返った保元と視線が合った、気がした。
周囲の歓声に負けてしまう声はあげずに、 真顔で親指を立てた。
買ったばかりでなにも描かれていない 一冊の小さなスケッチブックは、俺の膝上に或る。*]
(303) motimoti 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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[それからは、あっという間だった。 家に着いたのは深夜前で、その日は真っ直ぐ部屋に戻った。 荷物を解いて、鞄の中のものを出していく。 ポケットのライターと新幹線で買ったコーラは机の上に置き、 タオルがないと首を捻って宗介の家に忘れたことを思い出す。 旅費の残りを両親に返しに行かなければいけない。 携帯は到着のメールを宗介と怜二に2通送ってから 充電機に掛けられた。 …それから。 封の切られていない茶封筒を鞄から出す。 宛先を眺めてからひっくり返し、差出人の名前を確認して。机の2番目の引き出しを開けるとごちゃごちゃ詰まったものの一番上に、茶封筒を乗せて閉じ鍵を掛けた。]
―――…お前はしばらく『まて』、だ。
[犬に躾けるような声音で引出しに声を向ける。 今は開けない、開けてはいけない。前に進むと決めたから。 未練ではなく前向きな気持ちとして、この引出しに鍵を掛ける。 十文字の友達として、笑って読むことができるその時まで。]
(304) chiz 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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[その翌日には近所に住む兄夫婦が遊びに来た。 『りーちー!おかえりー!』と3歳になった甥子に飛びかかられて重てえと痛めた腰をさすったりなんかして。 2人目出産間近の兄夫婦が幸せそうに新たに増える家族の話をする。2人目孫フィーバー間近の両親は身重の義姉の世話に張りきっていて、息子の連絡の1日のずれくらいには気付いていないようだった。 当たり前のように帰ってきて、 当たり前のように食事の手伝いをし、 当たり前のようにみんなで笑ってご飯を食べた。 そして当たり前のように家族集まっての団らんで『早くお前も子供作って家をもっと賑やかにしろ。』なんて話題が上がって、早すぎるだろと苦笑しながらも重てえな…と心の中で嘯いた。]
(305) chiz 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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『将来どうするの……?』
[そんな質問が母親から投げかけられたのは、兄夫婦が帰った後の事で。既視感を感じる。中学三年の時にも同じ質問を投げかけられたな、あの時と同じ言葉で、あの時と同じ表情で。 何にも真面目に取り組めなかった、何にも興味を持てなくて…。 飲んでいた湯呑に視線を落とす。 あれから3年…自分は何か変われたのだろうか。]
……わかんね。
[ぽつりと落ちた言葉は、3年前と何も変わらなくて。]
(306) chiz 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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─ 9年目 ホーム最終ゲーム ─
[9回裏、シトラス3点のビハインドで迎えた最後の攻撃は、1アウト2,3塁、一打同点の大チャンスとなった。 相手ピッチャーは、ここで当たっている5番打者を敬遠し、満塁として、キャッチャー「ライジ」との勝負を選んだ。]
……ナメたことしてくれやがって。
[しかし、打率2割後半をキープしてはいるものの、今日の試合は当たりは無し、更に相手ピッチャーは、左腕の、相性の悪い投手だった。
ここで勝利すれば、アウェイでの残3戦を残し、シトラス16年ぶりの優勝が決まる。 負ければ、敵地での決戦に縺れ込む。
素振りを終え、バッターボックスへと向かう。]
(307) nordwolf 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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…でも、
[でも。]
……絵、とか… 写真…見てるのは好きだって、わかったから。
なんか、そっち系で仕事…、 あんのかなって…探そうと思ってる…。
[まだ、自分の将来の夢が何なのかは何も見えない。 3年で、大きく変わることはできなかった。けれども。 少しずつ、少しずつ―――今も、こうやって。変わって。*]
(308) chiz 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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─卒業から九年と十一ヶ月後の話─
[その日は、しんしんと雪の降る日であった。
頬を押さえて、愚かな己は頬杖を机につく。 丁度先程、別れた彼女からの置き土産の紅葉が痛むのだ]
可愛いのですから、おしとやかにすればいいのに。
[まあ、彼女の奔放さと気の強さがなければ、そもそも付き合わなかったのだけど。
研修医として必死に働くあなたが好きだと、告白してきた彼女。 特に断る理由もなく、付き合ってみたのだけど。 やっぱり、一番好きにはなれなくて。
そんな不毛なことをするのも、一度や二度のことではない。 朔が見ていたら、バカだと笑い飛ばしてくれるのだろうか。 アリスに言ったら、同じく笑い飛ばしてくれそうだけども。
なんとなく慰めが欲しくて、アリスに悪戯電話をかけようとして、スマホを手にしたとき]
(309) kaisanbutu 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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うわっ、と、
[袖を引っかけて、机の上の葉書入れを倒してしまった。 ため息をつき、片付けようと手を伸ばして]
……あ、
[葉書入れの一番下に封印していた、懐かしい封筒を見つけてしまった]
(310) kaisanbutu 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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『9回裏、ネイビーシトラス1アウト満塁! ここで打者はキャッチャーのライジです』 『2年連続オールスター選出、盗塁刺数は今日もまた2伸ばし、阻止率5割を盤石のものとしましたが、今日はまだ当たりが聞けておりません』 『投手は左ですからね、これは厳しい勝負になるかもしれません』
[カメラがバッターボックスのライジに寄る。 すると、必ず映るアクションがある。
右手に巻かれた、補修の跡のあるネイビーブルーのリストバンドに、掠める程度、唇を触れさせる。 打席に立つ時や、好守備の後に見られるこのアクションは、一部野球物真似芸人達の、格好の物真似ネタになっている。]
……。
『さーボールカウントツーエンドツー、ライジ追い込まれました』 『まだ1アウト残っていますから、次の左代打に運命を託し、手堅く犠打を狙うという選択も出てくるでしょうね』 『彼ならバントより外野へ運ぶ方がうまいでしょう……おーっと大きな当たりはー……切れた、ファウルです。依然カウントはツーエンドツー、次が第6球目───』
(311) nordwolf 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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[一瞬の静寂と、どよめき。
白球は、ライトスタンドへと飛んだ。*]
(312) nordwolf 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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― 大学1年目の春・ツブヤイター ―
ロン @katuo_no_sanchi みんな入学おめでと、各地桜の写真を見せるよーに
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ロン @katuo_no_sanchi ワーリーの国って、この時期どんな花さくの??
-------------
(*80) chiz 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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[封筒の中身を予想しながら、そうっとそれを開けてみれば。 思った以上に鮮やかな色彩が、目に飛び込む。
修学旅行の写真は、いまだ色褪せてなかった]
……ふはっ、
[なぜだか、笑えた]
(313) kaisanbutu 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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To:十文字 From:睦井利一 Sub:やっと読めた。
―――――――――――― 久しぶり。 大学が思ってた以上に忙しくて。朝授業きつい。 なかなか渡された漫画読むことできなくてごめん。 やっとこの間読むことができたからメール送った。 というか、ツブヤイター見てたら お前いつ寝てんのかわかんなくなんだけど… いつ寝てんの??夜中結構起きてね?? 高校ん時みたいにアニメの見過ぎでぶっ倒れんなよ、笑
そう、渡された漫画なんだけれど面白かった。 普通に面白いと思ったんだけど…、 あれ雑誌には載せられねえの?プロの評価って厳しいんだな。 特に主人公がテロリストに立ち向かう為に…、…… (以下、長い感想が書かれている。) [メール送信日時:6/12]
(*81) chiz 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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[1年目はツブヤイターにも張りきって書き込んだ。 成人式には全員にお祝いのメールを送ったりもした。
でも、就職活動の始まった辺りからぽつぽつと連絡を取らなくなる相手も出てきて、それが少しずつ増えて、大学を卒業する頃にはツブヤイターもあまり覗かなくなっていった。
季節が目まぐるしく変わっていく。時間が経つのはあっという間だ。幾度も、空を見上げて。悩んで。泣いて。笑って。 今、こうして見上げている桜は、 あの日寮を出てから何度目の桜になるのだったっけ――…?*]
(314) chiz 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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[脳内にて、僕Aが彼に電話をしたい!と叫んで、僕Bがなぜそんなことを?と異論を唱える。 そりゃ話したいからさ、と僕C。まあ紅茶でも飲もうぜと僕D。
そんな一人会議の末、電話を掛けた。
コール音を一つずつ重ねるごと、鼓動が耳に響いて。 そのたびに、ゆっくり深呼吸した]
(315) kaisanbutu 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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→入江さん
突然すみません。入江さん。小鳥谷です。 少し、話したいことがありまして。
[まるで、いつも電話をしているような口振りで、なんでもないことのような声で。 それが、少しだけ緊張で震えているのは、察せられてしまっただろうか]
……ああ、そうだ。来月、久しぶりに会えますね。
[などと、軽い世間話の口調で言葉を紡ぐ。 嗚呼、そうだ。来月会えるのだと思えば、どくりと心臓が不整脈を起こした。
くふ、と自嘲の笑いが電話越しに聞こえたであろう]
(*82) kaisanbutu 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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ああ、すみません。少し、面白おかしい現象に直面しておりまして。 それでですね、話したいことなんですが、
(*83) kaisanbutu 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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─── 好きです。
十三年前から、あなたに恋をしておりました。
(*84) kaisanbutu 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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[一拍、置いて。 嗚呼、と白々しいそらっとぼけた声を出す]
間違えました。
私、今度住所が変わるのですよ。それをお伝えしておこうかと思いまして。
同窓会でも名刺をお渡しする予定ですが、後程メールしますね。
(*85) kaisanbutu 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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─Intermission─
[自分が今こうして息をして心臓が動いていることが、生きていられることが、当たり前ではないと知っている。 命が助かっていること自体が奇跡だったと知っている。 この呼吸を、この鼓動を、繋げるために頑張ってくれたひとがたくさんいて、そしてそれでも助からなかった命もあると知っている。
愛している。愛されている。 それが世界をこんなにもうつくしくさせる。
ひとつの花。ひとつの流星。ひとつの夜明け。ひとつの歌。 生まれては消えるもの。そうして途絶えないもの。くり返し続いてゆく日常の中で埋もれてゆきそうに、忘れられそうに、存在を主張しないものたち。 ああ、と思い起こす。そういえば少女が神隠しに遇う有名なアニメ映画の主題歌にあったな。花も風も街もみんなおなじだと。
─────あの日。高校の退寮日。10年も前だけれど]
(316) souka 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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遊びたいときは、いつでもきてください
[ね*]
(*86) kaisanbutu 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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[─────いまでも鮮明に覚えている。 4-Kの部屋に静かに置かれていたものを、ひとつひとつ丁寧に段ボールに仕舞う作業中、白い花弁に文字を見つけた。 小さな小さなそれは、確かに“し”と書かれていて。 そしてすぐにもうひとつが目に留まった。それは“い”だった。 気を付けて片付けていれば次々に見つかる“て”と“る”の文字。
─────敷いてる? 花を、部屋に、敷いてる? している?
総文字数も分からないから。途中途中にそんな想像を挿しこんで。 次に見つけた文字は“あ”。 その後は何の文字も見つかることなく、すべての花が段ボールにそっと仕舞われて。 ぼくは白い花の意味を、そこに紡がれた想いを識った。*]
(317) souka 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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―――――――――――――― TO:睦井 利一>>*81 TITLE:RE:やっと読めた。 MESSAGE: 久しぶり。携帯の機種変えたか?
大学大変そうだな、俺も飲食店で学生みたいに研修してたけど 最近終わって、最近はもうホールに出てるよ。 鏑さんのアシスタントの方も順調な感じだ。
アシしてる時は夕方から明け方にかけて仕事してるんだ 休憩が二時間間隔で取らせて貰えるからそん時つぶやいたーしてる。
感想ありがとう、そこのシーンは気合入れて描いたんだ。 編集部の人からは、ストーリー自体は一本調子だから ヤマが高くないので読んでて平坦に感じるって言われたんだよな
それにしても、睦井って漫画結構すきなのか? そんなにちゃんと読み込んで意見くれるなんて思ってもみなかった ――――――――――――――
(*87) motimoti 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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To:らいじ>>*76 Sub:おめでとう![バット] body: 一軍ベンチおめでとう! 絶対行くよ!
写真、撮らせてな[カメラ]
(*88) okomekome 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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[来たメールに目を細めて返事を打った。 丁度バイト代も貯まって、今度はどこに行こうかと思っていたところだ。 行き先をそこに決めてから数日。 あの宝物のカメラを持って向かった。
新しいカメラを買った為、中々使うこともなくなったカメラ。 それでも大事な写真を撮るときにと決めていた。
それを持って、彼の地へ行く。 大事な、彼の写真だ。
思いは思い出に変わったとしても、大事な友だちということは変わらない。 そう、それはずっと変わらない、のだ。
そうして撮った写真が賞を取ったことは、きっと自然なことだったのだろう。*]
(318) okomekome 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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― 1年目の春・ツブヤイター ―
TOSHIMASA @creek_1109 >>*80こっちはクロッカスだらけだよ [黄色いクロッカスの花]
(*89) SUZU 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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― いつかの、空の下 ―
[3度目のコールで、通話ボタンをタップする。]
はい、もしもし。 どうしたの母さん。うん元気にやってるよ。 ……え、俺の部屋の片づけしてる? いや使ってないからそれはいいけど。写真?
[自分の部屋が欲しいと駄々を捏ねはじめた妹の部屋にするのだと。もうそんなに大きくなったのか、と微かに聞こえる甲高い声に小さく笑う。 がさごそと騒がしい国際電話の向こうは、片づけの真っ最中か。残った荷物は多くはなかったはずだが。置いてきたままだった、智明から送ってもらった懐かしい写真の束を見つけたらしい。]
(319) SUZU 2014/04/07(Mon) 23時頃
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捨てないでよ、送って。 それか今度取りに行くから。 へ?ライジ?うん、一緒だったけど。 ……わかった、会うことあったらサインもらっておくよ。
[ミーハーな声に、呆れながら答えつつ。 片づけを中断して写真を見ているのか、あなたが持ってたぬいぐるみに似てるわね、と呟く声が聞こえれば心当たりが一人しか浮かばず。 咄嗟になんて切り返していいものか迷ってしまった。変な具合に心臓が跳ねる。]
はは……うん、すげールバンに似てるのもいるでしょ。 そいつ髪切るのがめちゃくちゃ上手くてさ。 三年の時のクラスメイ……え? 見た?
[どこで、と。 卒業後に連絡が途絶えていた彼を思い出す。 いつだったか一斉送信で送ったメールが返ってきてしまい、誰も新しい連絡先は知らないと聞く。 遠い空の下だ。他人の空似だろうと思う反面、あんな特徴的な顔そう何人もいない気もする。]
(320) SUZU 2014/04/07(Mon) 23時頃
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――…そいつね、朔太郎って言うんだ。 今度もし見たらさ、どこ住んでるか聞いておいてよ。
[そうして、今日もまた空はどこかで繋がっている。*]
(321) SUZU 2014/04/07(Mon) 23時頃
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―10年後のこと。夜道を歩く―
はい……はい、手配は済んでますんで。 次の営業日までにはって、あちらも張り切ってましたよ。 …ええ、そうですね。ぜひとも。 それじゃ、失礼します。
[通話を切り、ひとつ息をつく。 拾ったお守りの入れられた、黄色のお守り袋が。 シンプルな携帯のかたわら、夜目にも鮮やかに揺れた。
マーケティングに関わる裏方の仕事に就ければと、大学4年間学んでいたはずなのに。 気付けばビルの一角で、ちいさいながら店主として直接、売るものから配置まで、すべてを取り仕切る立場にいた。 子どもと希望者に、粗品として渡したり、店にちょこんと並ぶぬいぐるみの出処は、スタッフには内緒だ。
世の中、なにがどーなるかわかんねーな、と明智が送ってくれた写真を呼び出しながら道をあるく。 歩きスマホは危ないが、本当に誰も通らない道なので、ぶつかるとしてもせいぜい電柱だ]
(322) sayclear 2014/04/07(Mon) 23時頃
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…花火?
[潮騒に紛れて、あのころの声が聞こえた気がして、足をとめた。 見やった浜に、ちいさな光が上がったのが見えれば、あながち間違いでもなかったようだ。
花びらのように、ちりちりと散っていく光を遠目に眺めながら。 あのときの面々を思い出し、居なかった面々も思い出す。
夢を叶えたりした、近況は知ることが出来るけど。 あのころ、なんでもなく笑ってバカやったりしてたのが、嘘みたいだ。 でもきっと、また会えるなら。 あのころとは違っても、笑って会えるし、会いたいと思える]
同窓会。楽しみだなー!
[考えなしの声をだせば、浜辺の人影がぎょっと振り返った気もしたけれど。 こんなに月がきれいだし、酔っぱらいの戯言だと思ってくれればそれでいいと、家へ帰る足を早めた*]
(323) sayclear 2014/04/07(Mon) 23時頃
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―10年後・不思議の国の入口で― [差し出された花束をじっと見つめて。 問いかけられた言葉の意味を考える。
少しは成長できたと思った。 重ねた身長だけではなく。 家族と自分自身と決別して、向き合った。小さくても一つの進歩だと思った。 だからこうして、会いに来た。]
なのにやっぱり。 …お前の方がしっかりしているんだから、参るな。
[参りましたと、両手を挙げる。 考えてみれば当然だ。 ブーケを彩る花達を見ればわかる。
ありすが、あの綺麗な人が。10年の間を立ち止まっているわけがない。 自分が檜を目指そうと、ようやく一歩を踏み出したその先で。 彼はもう花を咲かせているのだから。 敵うはずもない。]
(324) rito 2014/04/07(Mon) 23時頃
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…せっかく身長は抜かせたのにな。
[思わず漏れた本音が、ありすの耳に届いていないことを内心で祈る。 本当の意味で抜かせるのは、まだまだ当分先の話だと思い知らされた。 それでもいいか、と天を仰ぐ。 離れていた10年を思えば、半歩先を歩くありすの後ろ姿を見られるのは、それだけできっと幸福だ。 10年で思い知らされた。 やっぱり俺は、お前がいないと、とても寂しいんだ。]
おう。じゃあ。 家族になろうか、ありす。
[すっと片手を広げる。 家族を捨てた俺に、君が家族になってくれるというのなら。 こんなにも喜ばしいことは、無いのだから。]
あ。 ……代金…いくらですか?
[思い付きで南から北へと飛んできたせいで、ちゃりちゃりと心もとない音楽を奏でる財布を振って、気まずげに、頭をぽりぽり掻いた。]
(325) rito 2014/04/07(Mon) 23時頃
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─ 10年後 ─
[昨シーズンは、結局リーグ優勝は遂げたものの、最後のシリーズは2勝4敗で敗北し、頂点に立つことはできなかった。 それでも、盗塁阻止率5割超は両リーグ合わせてトップ、打率.296、本塁打10本で、ゴールデングラブ賞を受賞した。
お陰でこの年末年始は、テレビのバラエティーにやたら引っ張りだこだった。
メジャーからも2件、移籍の打診があった。 アリソナのエメラルドバックスと、ボストソのブルーソックス。 しかしどちらも、即というわけではなく、もう1年様子を見てからとのことだった。 チームも、今シーズンに結果を残してくれればと、理解を示してくれた。
───大切な1年になる。]
(326) nordwolf 2014/04/07(Mon) 23時頃
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ん。でもやっぱり俺さ。
……ハニーは似合わないと思うだ。
『だからやっぱり、お前がハニーな。』
[耳元で囁くように。 きっぱりと言い切ったのは、
情けない男の、せめてもの意地。*]
(327) rito 2014/04/07(Mon) 23時頃
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― それから・10年後の京都 ―
[昨年、週刊連載を終えて。 現在はウィング系列の月刊誌、ウィングスクエアで 元々好んでいたジャンルの、アクションものを連載していた。
ジャンルは歴史で、新選組の一隊士を主軸として、 隊内外での波乱を描いていた。
出張取材で家を開けており手紙を確認できないので 同窓会の知らせを受けたのは保元経由だったか 地蔵院の散椿を描いていた所で連絡を受ける。
そうか、もうそんなに経ったのかと笑う28歳の俺。 あれ以上身長が伸びるわけでもなく、体格は少し痩せたか。]
(328) motimoti 2014/04/07(Mon) 23時頃
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** ―どこかの、空の下― **
[今日も誰かの髪を切る。 今もきっと【君】の髪は少しずつ延びているのだろう、そんな淡い恋心を胸に秘めて。 やがて扉は開かれる。 【君】じゃない、他の誰かが訪れる――…]
いらっしゃいませ。 ご予約のお客様ですね、どうぞお掛けください。 本日はどのような――…
[鏡越し、映る顔は懐かしい同級生の面影を持つ女性。 整った顔立ち、少し跳ねた襟足は遺伝だったのか。 柔らかに笑う女性と、名簿に刻まれた見覚えのある母国の苗字。
話しかけられる。 息子の同級生に似ているのだと言う話。 もしもそうだったら、連絡先を聞いておきたいという他愛もない、話。]
(329) anbito 2014/04/07(Mon) 23時半頃
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[ふと、笑みを溢す。]
マダムからのお声かけをお断りするのは心苦しいですが。 息子さんのご友人とは、きっと別人でしょう。 申し訳ない。
[【朔太郎】の名を知る友人は少なく、もう何年も【Zac】として過ごしてきた。 この店の店主も【Zac】だ、【朔太郎】ではない。
…――けれど。]
(330) anbito 2014/04/07(Mon) 23時半頃
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私の高校時代にも、マダムのように柔らかな笑顔を浮かべる学友がいたのですが。 少し、私が失礼なことをしてしまいましてね? 許してくれるか聞かないまま、私から離れてしまいました。
優しい方でしたから。 きっと、許してくれていると思うんですがね。 そうだったらという、私の願いかもしれません。
(331) anbito 2014/04/07(Mon) 23時半頃
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マダムの息子さんもきっと、そんな優しい方でしょうね。 [とある美容室の、ありふれた風景。 離れて暮らす息子さんは元気にしているか、今は何をしているのか。 女性のそんな話を聞きながら。
いつでも、今日もまた空はこうして繋がっている**]
(332) anbito 2014/04/07(Mon) 23時半頃
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→利一
『おかえり。無事についたならよかった。 そっちに行くときは連絡する。』
[家に到着したとメールが届けば返した。]
(*90) nostal-GB 2014/04/07(Mon) 23時半頃
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― 10年後・寮の中庭集合 ―
[その日は木漏れ日が穏やかな日だった。 晴れて良かったな、と思いながら集う彼らのもとへと向かう。 髪型程度の変化もそれぞれあるのか。 俺は、相変わらず長いんだか短いんだかな髪型のままだ。
そこに山本が居ないことに、不自然さを感じた。]
企画案を出したのは俺だけど、 実行を決めたのはお前だぞ、山本。
[掘り起こされていく土を遠目に眺めながら ベンチに座り、彼らの様子をデッサンしていく。
ここに居ないそいつに、俺のボヤキが届くことはない。]
(333) motimoti 2014/04/07(Mon) 23時半頃
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[>>324両手を挙げて降参と示す姿に、ひょいと片方の眉を上げて。 >>325ぽつり零れた言葉は、何となく聞き取れたが確信は出来ずに首を傾けようとして。告げられた言葉。広げられた片手。 呼吸が止まって。瞬く。
─────家族になろうって頷かれた気がしますが大丈夫ですか。 ─────大丈夫です。幻聴ではないです。現実です。 ─────何なら触って確かめてみればいい。
ブーケを抱えている腕がぴくりと動いた。もう一度、瞬く。 そうして耳元で囁かれた言葉は、どうして。 ふ、と息を吐いて。いつもの調子でにやりと口の端を吊り上げて。 至近距離の那由多の顔を覗き込む]
(334) souka 2014/04/07(Mon) 23時半頃
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だァめ、俺をハニーって呼んでいいのは利政だけだし ダーリンは魂の双子だから アリスの身代わりじゃねぇけど
─────だから、那由多は“ありす”って呼んでて ずっと
[空いてる方の手を那由多の後頭部にもってゆき、引き寄せる。 首を少し傾けて。重ねるくちびるはすぐに離れるけれども]
お代は戴きましたァ
[にやりと、何でもないようにサボテンを包むかどうかを訊く。ポストに入っていた博からの手紙を思い出せば、一緒に行こうぜと笑うのだ**]
(335) souka 2014/04/07(Mon) 23時半頃
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>>281>>282
[利一の頭を撫でて、そのあとは伸ばされる腕とか、顔をくすぐる髪とか、 背中に回された手、やや首を傾けながら、その様子に目を細めてから閉じ、利一の気が向くまで、目を閉じる。
掠れたように聴こえた謝罪のあと、離れていく身体。 その表情は悲しい苦笑いで、何かがあったんだろうとは思ったが、 さすがに十文字への想いということまでは気がつけない。]
――……進めるなら、よかったな。
[理由をきくのは簡単だけれども、 でも、話さない理由もあるだろう。]
(336) nostal-GB 2014/04/07(Mon) 23時半頃
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>>283
[ただ、そのあとの、利一の家に泊めてくれるような発言には瞬いた。]
――……わかった。 行けたら行くさ。
[それが実際、どうなるかはわからないけれど。 メールをするというから、返事はすぐに返せないかも、すまない、とだけ言って、
駅に利一を落として車を発進させる。
暗闇の中、バックミラーに映る姿はすぐに夜に紛れた。]
(337) nostal-GB 2014/04/07(Mon) 23時半頃
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[ただ。 あいつは今、どうなってるんだろうだとか。 何をしてるんだろう、とか。
庭の風景の中に居る彼ら、ひとつ空いた空間。
そらに浮かせるのは卒業遠足のアレみたいで、 寂しい、というよりも笑ってしまいそうだから。]
いまも髪、切ってんのかな。
[おどけた調子で鋏を揺らめかしてた自習室の、ワンシーン。 想像で描く十年後のあいつ。 ワイシャツにサロンエプロン。鋏は物騒だから持たせない。
ぽっかりと空いている彼らの中心に、いる。 スケッチブックの中の世界は狭いが、確かにいる*]
(338) motimoti 2014/04/07(Mon) 23時半頃
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[そのあと、また高速にのって、適度なPAで車を止めて、仮眠をするのだけど。 その際、隣がぽっかり空いてるのはやっぱりさみしいものだと思った。]
――……忘れ物でもしてくれたらな。
[ぽつりとそれだけなぜか零して、リクライニングを倒した。*]
(339) nostal-GB 2014/04/07(Mon) 23時半頃
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― タイムカプセル ― [タイムカプセルを掘り返す日、持って行ったカメラはやはり二つ。 大学を卒業してからも個人的に皆に会っていたけれど、やはり懐かしいと思う。
10年前と同じ場所に集まる皆を、10年前と同じように写真を撮る。 それぞれの顔は離れていた間の年月を感じるけれど、何も変わらないと信じたい。
掘り出されたのは、皆の懐かしい写真。 丁寧にビニールで包み、更に油紙でも包んでいた写真は色褪せることなく。 写真を見れば、あの時の思いすら思い出される気持ちに。 少しだけ胸がちくりと痛んだ。
掘り返された穴。 そこへ、持ってきた写真をこっそり戻す。 入れた写真は賞を貰ったあの写真と、10年間皆の所で撮った写真。 今度は自分自身も一緒に写っている写真だ。
10年後。また、此処に来れたら良い。 そう思って。*]
(340) okomekome 2014/04/07(Mon) 23時半頃
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―あすなろの木の前で―
あれ? これ? 小さくね?
[その場には何人が集まっていたか。 此処で過ごしたころと変わらず、気負うでもなくのすのす中庭へ踏み入って、その木をながめた。 スコップ片手の小鳥谷が、なんだかやけにサマになってんなぁ、とか呟きつつ。]
寮母さん…はさすがにもう、別の人だよなぁ。 建物も煤けた気がすんな。
[中庭から、きょろ、と周囲を見回して]
(341) sayclear 2014/04/07(Mon) 23時半頃
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…………
[青い空へ手を広げる、さくらの木に目を細めた。 変わらないように見える、花つける木々を。
あのとき結んだつぼみが、たしかにいまこの胸に咲いている。 変わりたいと願った、あのときの自分に。 臆病だったあのころの自分に、ただいま、とちいさく呟いた]
あ、おれも手伝う手伝う。なんかこの、園芸用の借りちまえ。
[土を掘り起こす音に、慌てて木の根本に置き去られていた小さなスコップを手に駆け寄る。 首元のループタイにあしらわれたねこが、動きにあわせてゆらりと輝いた*]
(342) sayclear 2014/04/07(Mon) 23時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
nostal-GB 2014/04/08(Tue) 00時頃
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丞。
タイムカプセル掘り起こすらしいぞ。 えーっと日付は……
[>>328その後、何だかんだで長話になったことは、今は置いておくとして]
(*91) nordwolf 2014/04/08(Tue) 00時頃
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―10年後のメール・春―
To:怜二 From:睦井利一 Sub:同窓会
―――――――――――― 今日だけど。 お前どうすんの? 顔出す?出さねえ?
(*92) chiz 2014/04/08(Tue) 00時頃
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[十文字に電話をしてから、数日後のこと。
プロ野球はオープン戦真っ直中だったが、監督に打診したら、控え捕手を試すいい機会だと快諾してくれた。 来年は海を渡りたいんだろう……とも。
年棒は12球団一安く、練習は12球団一厳しい。 人気は局地的に熱狂的だが、全国規模ではかなり地味。 けれど道は拓いてくれる。 そんな球団関係者達に深く頭を下げ、数日間の休暇を得た。
1年前に免許を取って、すぐに買った愛車の色は、チームカラーと同じネイビーブルー。 陽の昇りきらぬうちに出発し、到着したのはいつ頃だったか。]
(343) nordwolf 2014/04/08(Tue) 00時頃
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― 10年後・春 ― [送信の画面を見送って、メールの画面を閉じる。 スマホのさきっちょではくたびれたこいぬが揺れて。 カチリ、と小さな音が鳴る。使いこまれたライターが空で一度弧を描いて舞って、その後ゆっくりと紫煙がのぼって消えていった。
懐かしい町だ。 あれから10年、結局あの日から一度もこの町に戻ることはなくて。だから…こんなことになるのだろう。
画面に視線を落として、選んだ名前は少し久しいもの。 連絡を取らなくなって…半年?1年近くなるかもしれない。 定良宗介、と表記された電話マークを押す。
一度。 二度。コール音。
相手が出るまでにまたゆっくりと紫煙が吐き出され]
……あ、もしもし?宗介?俺…、
[あれから煙草を覚えて。髪を少し切って。声だって、10年前からは少し落ちついたものへと変わった。]
(344) chiz 2014/04/08(Tue) 00時頃
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……わり、 久々に来たら道迷った。 今ドコ?つかここドコ?俺今ドコいんの…? 公園…えーと名前は…、…迎え来てくれね…?
[けれども――…人はそう急には大きく変われない。 背丈も、苦笑交じりに笑う癖も、ゆるい口調も、 そう簡単には、なかなか変われないもので――…]
あ〜…そうそ、忙しくて伝え忘れてたんだけど…、 俺、夏からそっち。東住むから。 ん。言ってた店、開く目処たったから。 あとは家…いい物件探すの、一緒に手伝ってくれね?
[ルーズな性格だって。 なおしたいとは思っているのだけれども。 一方的な用件を宗介に伝えて電話を切る。]
(345) chiz 2014/04/08(Tue) 00時頃
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[桜の花弁が目の前を舞う。――…あれから10年経った。 今日は誰に会えるのか、みんなどのように変わっただろう? あの異様に背の高い男はどうなっただろう? 会えるだろうか、会えたのなら―――…まずは、]
……そういやあいつら噂じゃすげえ飲むんだっけ? コンビニどっちだ…?ウコン仕入れねえと…。
[連載お疲れ、と肩を叩いて労ってやろう。 終盤、一箇所納得の行かない展開があったから、 あれはなぜああなったのかと直接聞いて。 それから―――…]
(346) chiz 2014/04/08(Tue) 00時頃
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つか、俺ウーロンじゃダメかな…。 飲まされんだろな…。
[今度こそは、ちゃんと伝えよう。 10年前タイムカプセルにしまった、 あの下手な絵を見て笑いながら。
十文字。 俺は…お前の描く漫画が、一番好きだと。]
(347) chiz 2014/04/08(Tue) 00時頃
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『将来の夢は―――…?』
[あれから10年。 普通に大学を出て、普通に地元で就職をして。 特に飛び抜けた特技も才能もなく、ここまで来たけれど]
…今度、 小さなギャラリースペースを開けることにしたんだ。 アマでも、プロでも、どんなやつでも 自分の作品の個展を開くことができる…、そんな店。
[絵も描けない。写真だってうまくはない。 自分はそちら側には回れなかったけれど、 夢を描き続ける者達を、 少しでも支えていく存在になれたらいい。
卒業の日、何の輪郭もなかった夢は今こうして 形になる。**]
(348) chiz 2014/04/08(Tue) 00時頃
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─ タイムカプセル ─
悪い、思ったより遅くなった!
[到着した時、もうそこには幾人もの姿があった。 遅れてすまないと頭を下げてから、ハツラツ飲料の瓶をゴミ箱へ放り捨てる。]
あれ、朔太郎いねーの?
[あの日から、ずっと連絡の途絶えていた友の姿は、ここにもやはりなかった。 こういうイベント事になら、きっと顔を出してくれると思っていただけに、残念そうに俯いた。]
(349) nordwolf 2014/04/08(Tue) 00時頃
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― 噂話 ― [カメラマンとして、色んなモデルの写真を撮ることもあった。 その中で外国人のモデルに、母国の美容室の話を聞く。 有名なその店の名前>>8だけは聞くことも多く、しかしきちんと話を聞いたのは初めてだった。]
うん、日本人ってのは聞いたことあるよ。 あと僕と同い年ってのも。
今度取材に行ってみようかなー。 予約してたらついでに行きたいし、教えてよ。
[写真撮影の合間の、他愛のない話。 教えてくれたモデルは、一緒に行くことを約束してくれた。
それがかつての友だちの話とは、その時はまだ知らずにいて。 有名な日本人に会えることを楽しみだ、と笑っていた。*]
(350) okomekome 2014/04/08(Tue) 00時頃
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─10年後、寮中庭桜の樹のふもと─
[タイムカプセルに自分は何も入れなかった。 入れなかったけれど、利一の絵に、その紙にコメントとして遺されたものは土の下で10年の眠りについた。それを覚えている。だからここに来た。 >>341懐かしい顔、成斗の呟きが聴こえれば笑って]
あすなろは成長の遅い木なんだよ、10年じゃこんなもんこんなもん 育てば20mとか軽く超えるんだけどなァ
ゆっくりと、でも大きく育つ だから小学校の文集とか広報誌とか、何とか学級とかに「あすなろ」って名称がよく使われるんだよ
[そんなうんちくを垂れていれば、掘り起こす作業が進められる。 自分はこのあすなろをどうしようかな、と思いながら。 タイムカプセルを掘り起こせばもう目印は要らなくなるのだし。 顔を上げれば>>342桜の木に目を細める姿。目を細めて。自分も桜を見上げる]
(351) souka 2014/04/08(Tue) 00時頃
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久しぶりだな、睦井。 お前はあんまり変わってない気がする。
[口調も皆に接する態度も。>>346 いや、ひとつ変わったものがあった。
俺に対して、一歩引くあの間隔が。 気軽く肩を叩かれ、ウィングの連載の話を受ければ、 あんなスポ根マゾは二次元で充分だ、と笑う。]
これ。 今連載してる青年誌の漫画、今日一巻が出た。
[あの日のように封筒に隠すことはせず。 カバーが掛かった状態の大判コミックスを手渡して。]
(352) motimoti 2014/04/08(Tue) 00時頃
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SF、現在と書いてたら、歴史物描きたくなってな。 [「桜魂」短いタイトルはカバー裏に隠れている。 こういう系統嫌いだったらすまん、と言いおいてから。 週刊連載に関しての疑問点を受ければ、解説を挟もうか。]
ギャラリースペースか、おめでとう。 いい作品が沢山集まるといいよな。
俺の絵も、端でいいから置いてくれないか。
[知らされた報告に>>348、そんな頼みを告げる。 友人の進む新たな道を、笑顔で祝おう*]
(353) motimoti 2014/04/08(Tue) 00時頃
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− バス停 −
[ポケットの中から、着信を告げるバイブレーションが伝わったのは、バスが目的の駅に着いてから。 何か仕事の話だろうかとバス停の傍立ち止まり、表示される名前に瞬く。
指先で、通話を選択して。]
……もしもし? どしたの、……俺もう、寮の近く来てて、……
……ん、うん そこなら離れてない、……遊具ってまだある?赤いやつ
……そこで待ってて、行くから
[肩と耳との間に携帯を挟みながら、右の薬指から指輪を抜く。 誰かに悟られる前にと、細い銀色をポケットの中に落とした。
僅か残った赤い跡は、きっとすぐに消えてなくなる。]
(354) kirisame1224 2014/04/08(Tue) 00時頃
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……そうなの?夏?……仕事関係?
そうか、……なんなら俺の家住む? ルームシェアとかじゃなくてさ、……まだ、迷ってるんだけど うん、……観測所のね、求人があって
……応募しようかどうか、まだ悩んでる 南半球の星なんて、ここからじゃ絶対見れないから
[苦笑交じりにそんなことを伝えていれば、目の先、公園にその姿はあるだろうか。 大きく手を振り、通話を切って。]
利一は俺んちで限界知ったよね、……ちょっとは強くなった? 俺もどっかで限界知りたいんだけどなぁ ……いつも利一が先に潰れるしなぁ
[くすくすと笑いながら、暗くなった画面をポケットに落とす。 指輪と触れ合い、かちりと硬質な音が鳴る。
タイムカプセルか、と、少しだけ目を細めた。]
(355) kirisame1224 2014/04/08(Tue) 00時頃
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[あの時、もう少しあの集まりに積極的になっていればよかったのだろうか。 馬鹿馬鹿しい一文だとしても、未来に向けて残していればよかったのだろうか。 上だけじゃなくて、前を見なくてはならないと、思うきっかけになったのだろうか。
掘り起こされるタイムカプセルを、少しだけ離れた場所から見る。 あの時とは違う、満開の桜が頭上には広がる。
10年後、自分はこうなると、かつての自分に見せたらどう思うだろう。 あの時の自分も、今の自分と同じように、「仕方ない」と笑うのだろうか。
笑うの、だろう。
春は別れの季節で。 春は始まりの季節で。
自分はあの春に、始まれていたのだろうか。*]
(356) kirisame1224 2014/04/08(Tue) 00時頃
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─十年後─
毎度ありがとうございましたー!
[レンタルCDショップに響く声。そこには、少し茶色がかった髪な店長の声が響いた。]
(357) fuku 2014/04/08(Tue) 00時頃
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[掘り起こされたタイムカプセルの中から、文字の書かれた白球を掴み出す。
『祈!一軍レギュラー定着! 頼児』>>2:163
添えられた不格好なサインは、けれど、今のものとあまり変わっていないかもしれない。]
レギュラー、ちゃんと定着してるぞ。
それと───。 来年には、絶対海を渡ってみせる! メジャー、行くからな!!
[ボールを仲間達に見せながら、あの頃はまだ朧気すぎて文字にすらできなかった夢を、笑顔で力強く宣言した。*]
(358) nordwolf 2014/04/08(Tue) 00時頃
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んじゃ、オレ上がるから。今日はリーダーいるしちゃんと回るっしょ。
[カウンターで引き継ぎをすると、店長は事務所へと向かう。]
あ、
(359) fuku 2014/04/08(Tue) 00時頃
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― タイムカプセル ―
……あ、これか。俺の
[結局掘り起こされるまで絵を描いていたが 自分の缶を拾わねば、と傍へ寄っていく。
表面の酸化したひとつの缶を拾い上げた。 中に入っていた袋入りの封筒。
その中身は開けずに、卒業証書の容器も取り上げる どんな色になってるんだろ、と思いながら蓋を開けた。]
…ん?
[奥に残っているなにかに、その日漸く気づく。 リストバンドだ。 文系活動一本な俺が、こういったものを付ける機会はない。]
(360) motimoti 2014/04/08(Tue) 00時頃
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今日は同窓会だから。連絡しても多分……酔っぱらってると思うわ。
[電話の連絡を軽く牽制すると。]
え、女じゃねーよ。高校のど・う・そ・う・か・い! オレだって可憐な高校時代があったの。
[店長、こと締坂はアルバイトの頭を軽くはたく。]
(361) fuku 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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[ならば一体、誰がこれを容れたのか 折り畳まれた手紙を広げて読み返すような心地で、 旧い記憶を辿ってみる。
あの日は確か、紐井屋と公園に行って…。 間に合わないかもしれないからと、保元に預けたのだ。]
保元、ちょっと付き合ってくれないか。 あそこで待ってる。
[同じく掘り起こした後のボールを握り、>>358 高らかな宣言をする保元を招き、俺は校舎側の方へ向かう。
どこで待つ、とは言わない。 ――覚えているだろうか。 校庭に生えた、一本の桜の樹を。*]
(362) motimoti 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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[あの頃もこうして桜を見上げていた。 花見をして、エアバンドをして、カラオケ大会をして、デートをして。ちらりと辺りに視線を巡らすが、恋する兎の姿は見えない。毎年毎年、あの、最初の国際電話に導かれて博を訪ねた日に見たカードと同じものが送られてくる。 その度に博とぐだぐだ酒を飲んで、夏になれば海外へ飛んで、そして食えない笑顔の友人を名乗る男と喧嘩腰に言い合って。初対面だというのに足が出ても博は止めなかったから、自重もなにもない。 長く息を吐いて、視線はもう一度桜へと]
ん
[>>*75影にちらりと何かが見えた。 自分だけに見覚えのある、その白い花は。目を眇める。
─────兎め、てめぇ来たんだな。
笑うような、哀しむような、怒るような、戸惑うような、納得するような。そんな曖昧な表情で、目を瞑る。開く。人目のなくなったあとで回収しよう。 そう思いながら視線をあすなろへと向ける。 そうして気付く、再び分かりづらい葉の影に>>*74カードがくくられていること。ポニーテールから垂れる髪に指を絡めながら]
(363) souka 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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[────嗚呼
────あの暁を、ぼくが忘れることはないだろう]
(364) souka 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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結婚まだですかとか余計なお世話だっつーの!とっととアソパソマソ売り場に戻してこい!
[結局、大学を出てもアカペラは続けず、バイトで始めたレンタルビデオ店の社員をなんとか続けている。]
(365) fuku 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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** ―噂話の、その向こう― **
「…というわけで申し訳ない、取材はお断りらしいんだ。」
[もしも外国人モデルが、取材したいというカメラマンを連れてきたなら。 紫色のふりふりしたシャツの男が、猫のような笑い方でそう告げることだろう。
雑誌に載っているのも名前だけ。 写真に写らないのは、若かりし頃近くにいた人が整った顔立ちだらけだったからコンプレックスなのだ …というのもまた【Zac】の噂話のひとつ。
空は繋がっていても、未来は繋がっていない。 偏屈で頑固な白うさぎのwonderlandで、うさぎを捕まえられるものなど居やしない。 しかし、猫は微笑むだろう。]
(366) anbito 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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そういえば、そんなモン詰めてたっけなー。
[>>360皆の思い出を、目を細め、懐かしく見ていたが、十文字が卒業証書の筒を手にした時、「あ」と短い声をあげた。]
………。
[筒の中から引っ張り出された、髪と同じ色のリストバンドを見て、目が泳ぐ。]
あ、なに……、わかった……。
[>>362多少の挙動の不審は、周囲に伝わってしまったかもしれないが。
手にしていた白球に、ひとまわり太い字で『メジャーに行って、漫画の主人公になる!!』と書き足すと、それを缶の中へと戻し、足早に、暫し皆の元から離れた。*]
(367) nordwolf 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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なにか伝言やお届け物がございましたら。 僕でよければお届けできる“かも”しれませんが?
[道案内らしく、悪戯な笑みを浮かべ。 なにかを受けとれば、白うさぎへと届ける
――かも、しれない**]
(368) anbito 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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ん、前の仕事はもう辞めた。 言ってたギャラリー、開けそうだから。 夏からはこっち住む…お前ん家? 男2人で住むのはきついと思うけど…、
[電話越しに聞こえる声。 変わらない、いや、少し変わった。 いつの頃からか、聞こえる声は元気をなくして。]
―――…南半球?
[遠いな、と思う。かつおよりもずっと遠い。 利政も旅立つ前はこんな気持ちになったのだろうか。 十数年前の、ルームメイトの姿をふと思い出して。
電話を切ったのは、公園に宗介が現れたから。 天文の仕事に就くのは宗介の長い長い夢だったから。受験勉強も、頑張っていたのを間近で見てる。 南半球で働けるなんて滅多にないことで、きっとこれは宗介にとってチャンスなのだろう。その夢に、口を挟むのはいけないことで。]
(369) chiz 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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……本当に応募しちまうの?
[そう、思ってたのに。 宗介の顔を見て告げた第一声はそんな言葉で。眉を下げて、]
…ずっと、あっち留まんなきゃ…、 お前のやりたいことってできねえの?
[それから、目を伏せる。]
……わり。 やっと近くに住めると思ってたから。
正直…、ちょっとお前が行くの、やだなって思った。
[変われてない――…自分はあの頃から。何も。 人はそんなに急には変われなくて。 苦笑を零して紫煙を吐き、宗介の背を軽く叩く。 一旦この話はしまって、タイムカプセルまで案内してくれと。]
(370) chiz 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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ったくどいつもこいつも。結婚なんて当分しねーっつーの。
[締坂は事務所で着替えると見覚えのある駅までの電車に飛び乗る。
十年ぶりの同窓会に参加しようと思ったのは、七年前、みらときらいでの出来事────]
(371) fuku 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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─ 九年と十一ヶ月後の話・another ─
あー、寒ぃ…。 そろそろ帰るか。
[まだ雪が降るのか。 空からちらほら舞い落ちてくるそれを眺めながら。 今日はこの辺で、と書類の散らばった仕事机を片づけ始める。
いくつか転々とした後、正規雇用となった貿易会社。現在は、欧州中心にインテリア雑貨のバイヤーと営業とをいくつか受け持っている。 やりがいもあるし、面白い。そしてまだおぼろげだけれども。将来こういったつてや身につけた営業を活かして、彼の手伝いができたらいいと思う。
片づけを終え、コートを着込みお気に入りのスヌードを巻いて社屋を出たその時。 ふと、ポケットのスマホが震えた。]
(372) SUZU 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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なァ、何か見っけちった
[ひらり、大怪盗からのカード>>*74を振ってみせる**]
(373) souka 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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[>>*92震えたスマホを手に取り、画面に映った着信相手の名前を確認して電話を取る。]
もしもし、どうしたの。 そんな折り入って話したいことってさ。 あ、もしかして来月のこととか?
[同窓会の通知は来ていたのを思い出しながら。 歩きながら聞く電話の向こうの声からほんの少しだけ、固い空気を感じ取る。 微かな緊張には、気づかない振りをする。 彼の気持ちを知ってしまってから、幾分過敏になってるかもしれない。今はこうして話せているし、それが杞憂であればいい。]
うん、実際会うのって久しぶりだよな。 楽しみだよ。俺はタイムカプセル埋めてないけど。
[くすくす笑いながら世間話がてら思い出話を。 ぽつりぽつりと。 舞い落ちる雪のようにまばらな言葉の端々は、くふ、と微かな笑気で一度途切れた。]
(*93) SUZU 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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――――……、 ……
[十年近く経っても変わらない、真摯な響き。 あの退寮の日の叫ぶ告白が、鮮明に蘇る。 苦しい、苦しい、苦しい。鈍く胸が痛んだ。 返す言葉もなく、歩く足を止めて。黙り込んだまま、耳を澄ます。]
(*94) SUZU 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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[一拍置いて、白々しく誤魔化す声。 気づかない振りをするべきか。 迷って、迷って、迷って。小さく息を吸い込んだ。]
……長すぎだから。
何度だって話したくなったら、 いつまでだって付き合うよ。
俺だって、それくらい 十三年前からヒロのこと大事に思ってるんだからな。
[ぽつりぽつりと。 雪が舞い落ちる。言葉が溢れる。鈍い痛みと共に。 吐き出したくなったら吐き出せばいい。 受け止めるくらいはできるから。 ただ、受け入れることはできないけれども。]
(*95) SUZU 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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― 桜の樹の下で ―
[どこの学校にだってあるだろう。 “ここで告白して両思いになると倖せになれる” …とか、女子間で囁かれてた胡散臭い話だ。
そんな七不思議以下の稚拙な作り話に肖った位には 当時の俺は、若かったんだろうな。 そこに記されていたのは「十文字、還ら…ではなくて。]
「お前、まだあいつが好きなのか>>2:142」
[国語の時間に指された時のように、読み上げる。 といっても、大声を出すわけじゃない。 保元に聞こえる程度の声だ。
俺の手には少し、石灰の粉がついている]
(374) motimoti 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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新しい住所、了解。 遊びに行くよ。
……俺もさ今、好きな人と暮らしてるの。 そのうち広いとこに引っ越したらさ、遊びにきてよ。
[――――こうして、今日も迷って彼を受け止める。 その想いを受け入れられないとわかっていて。
我儘だろうと、色褪せるまで待ちたいと思うから。 長期戦の覚悟なら、できている。*]
(*96) SUZU 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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……10年前の手紙の内容を覚えてたんじゃ、 態々出した意味がないと思わないか?
[示す先には、広い土があった。 沢山のメッセージは、最早そこには無いけれども。 いつまで経っても変わらない、たったひとつの真実が在った。
「おれは、いまもおまえがすきだ」
俺も、ではなくて。 俺は、と形を変えてしまったけれども。]
(375) motimoti 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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─卒業から三年後・みなときらい─
七年後、また会おうな。 それまで、結婚とかすんじゃねーぞ。 男なら許す。
[紐井屋の胸の中でいった言葉。みなときらいの夜はロマンティックで、男同士の会話とは到底思えなかったけど。]
(376) fuku 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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くーっ!恥ずかしい!マジ恥ずかしいから!
(377) fuku 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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へええー。気がなげー木なんだなぁ。
[なるほどなるほど、と花屋>>351の解説に頷いて。 ならば、まだどこかでこの木は育っていくのだろうかと思う。
10年後。 そこに彼がいればと、願った笑顔>>356は遠いけど]
よっ、さすがらいちん! 有限実行かっこいー!
[ボールをかざす保元の笑顔>>358に、けらっと笑って。 自分の荷物…油紙にくるまれた、ねこのぬいぐるみを取り出した]
(378) sayclear 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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あー…知ってるヤツもいるけども。 おれ、昔からこういうの好きだったんだ。 手芸とか、…あと、可愛いもんも好きだし。現在進行形で。
[ツブヤイターへのつぶやきや、折々のメールでのデコメやら。 ぽろぽろと、伝える相手を増やしていった、あの頃の秘密。 秘密はもう秘密じゃなくて、いまはささやかながら仕事でもあり、胸を張ることが出来るから]
ご用命があれば、仕事でもプライベートでも、ご連絡ください。 安くしとくぜ。
[ぴらっと名刺を掲げ、まよいなく笑って営業した*]
(379) sayclear 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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[たったひとつだけ、残っている文章がある。 今しがた書いたばかりのものでも、ずっと遺していたのだ。]
――― 忘れさせない。
[俺は、忘れろ、と二回言った。 三度目は、無かった。
暗い色のリストバンドを通した利き手の左で指をさしたまま。
封を開けた俺宛の手紙を、ポケットに閉じ込めてしまう。
瓣が風で煽られて、文字の上にもひらりと墜ちる。 もう校庭に綴った文字は見ていない。
未来の大リーガーだけを、視ていた*]
(380) motimoti 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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─十年後・電車内─
…………あ。す、すいません。
[電車内の注目を一気に集めて。締坂は顔を赤くしながら、身を縮こめる。 免許はなんだかんだで取っていない。助手席が一番、気楽だから。]
(381) fuku 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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─ 桜の樹下 ─
[少し遅れて向かった先に、やはり間違いはなかった。 あの日と同じように、綻び始めた桜が、数枚の花弁を春風に舞わしている。]
丞、何……───
[>>374彼の手の中にある手紙。 静かに読み上げられた言葉。 指先の石灰に気付き、視線を校庭へと向けて]
───ばか。
字、間違ってんぞ、それ………。
[肩幅と胸囲は、学生の頃に比べて格段に増した。 身長は1cm伸びたし、首周りも太くなった。
けれども、ずっと変わっていない。]
(382) nordwolf 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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そうなんだ、……よかったじゃん 利一、高校の時何やりたいのかぜんぜんわかんなかったから
……目標達成、おめでとう、
[祝福の言葉は、思ったよりも素直に出た。 同時に、ひしりひしりと感じていた彼との差を、はっきりと自覚してしまった。
自分は今でも利一のことを親友だと思っている。 けれど、本当にそれでいいのだろうか。 もっと相応しい人間が、利一にはいるのではないだろうか。
なんて、親友に自分を選んでくれた利一には、口が裂けても言えない。 全てを、口にする必要なんて、無い。]
(383) kirisame1224 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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あと、もう少しか。 あいつら、元気かな。どうなってんだろうな。
[目的の駅まで、あともう少し。 さよならからずっと先の話が綴られるのも、あともう少しだけ、先の話────**]
(384) fuku 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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……うん、南半球、応募しても採用されるかはわかんないけど ……うちの教授とかは、多分頼めばバックアップしてくれる、と、思う
……やりたいこと、……最近、わからなくて
[弱音のように零した言葉を、離れていくマイクは拾わない。 笑いながら、手を振る。
歩み寄る利一の姿は変わっていないようで、それでも大きく変わっていて。 置いて行かれるという焦燥感が、一気に胸に満ちる。
笑顔が崩れたのは、ほんの一瞬。]
――――……久しぶり、利一、
[一歩、利一との距離を詰めれば、三つ編みを揺らして両の腕を伸ばす。 崩れた笑顔を見られないように、体を寄せる。
少しでも、彼が此方を向いていてくれるなら。 細いそれを繋ぎ止めるように、いつかの日のように頬を寄せて、唇で音を鳴らす。*]
(385) kirisame1224 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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―本の帯の話―
[ざくざくと、柔らかな土を丁寧に掘り進める。 用具室から無断拝借した大きなスコップは、大変作業が捗った。
翌檜の木が、さわさわと揺れて。 控えめだが、大きな進歩はなくとも確かに変わったその木を傷付けないよう、掘り進め。
やがて、出てきたタイムカプセルを開ければ、みな思い思いのものを手に取る。
自分も、一番最後に身を屈めて 古ぼけた本の帯を手に取り]
そういえば、入江さん。
[顔も上げぬままに、皆の前で世間話の延長の如く、意中の人へ声をかけた]
(386) kaisanbutu 2014/04/08(Tue) 01時頃
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好きな人がおられるのならば、今度私めと浮気でもなさってみませんか?
[ダンスにでも誘うような、冗談めかした口調で淡々と言ってから。
入江の方は一度も向かぬままに、何かを発見したらしいアリスの方へ、ぶらりと足を向けた*]
(387) kaisanbutu 2014/04/08(Tue) 01時頃
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俺 も だろ……ッ!!
忘れなんかしねーよ、絶対。 だからお前だって、忘れんな……!
[胸元に、赤くなった顔を埋めて隠そうとするけれど、耳も指先もこれでは、隠す意味がない。
左腕を掴む右手には、今も、ボロボロになったリストバンドが巻かれている。 糸で綴られた文字はとうに擦り切れ、あちこち補修の跡だらけの、もうネイビーとはあまりいえないリストバンド。]
丞……俺は、来年、必ずメジャー行くからな。
そしたらお前、約束……だぞ!
(388) nordwolf 2014/04/08(Tue) 01時頃
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[ 俺を主人公にした、野球漫画を描け。*]
(389) nordwolf 2014/04/08(Tue) 01時頃
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[折角スケジュールを調整して海外まで来たにもかかわらず、取材拒否>>366を喰らった。]
残念だなー。 じゃあ、店の中もダメ?
同じ日本人として会ってみたかったんだけど。 名刺おいてくからさ、取材じゃなくてカメラマンとしての営業って伝えて。 カットモデルの撮影とかも歓迎だよ、って。
[猫のように笑う男へ、肩を竦めて彼の国の言葉で告げる。 誰かは分からない謎の日本人。興味を持って。
名刺と数枚の写真を見本にと渡してほしいと頼んだ。 渡した写真の一枚に。 とある花屋の店先に咲く花と、それを扱う店員の手。*]
(390) okomekome 2014/04/08(Tue) 01時頃
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―タイムカプセル―
[タイムカプセルを掘りおこしていく皆を横目に、かつての苗木に挨拶する。 語る言葉を持たなかった当時の自分の、精一杯のメッセージ。
10年前に、檜になれないあすなろに、何にもなれない自分を見たように。僅かに成長したあすなろに、ほんの少しだけ歩き始めた自分を重ねる。]
お前には、負けられないな。 それじゃ、またな。 …次に会うことがあったら、また勝負しようぜ。
[幸い今回は身長を抜かされることはなかったが。 もし次に会うことがあれば、そうはいかないだろう。 それでも確かに自分も成長しているのだと、胸を張って誇れるように。 かつての同志に、決意表明を。]
(391) rito 2014/04/08(Tue) 01時頃
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もしかしたら。 あすなろを持ち帰ったありすのおかげで。 再会は意外に、すぐだったかもしれないが―――*
(392) rito 2014/04/08(Tue) 01時頃
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** ― Fin. ― **
(こうして、春を迎えたのは何度目だろう。 思い返すのは何十年も前の、あの眩しかった日々。
いつも笑って、 初めて人を殴って、 誰かと背中合わせに話して、 泣きじゃくる誰かを慰めて、 優しい誰かに嫉妬して、 叱咤激励に気付かされて、 誰かに初めて恋をして、 誰かに初めて愛されて、
白いうさぎになって、 wonderlandを飛び跳ねて、)
(393) anbito 2014/04/08(Tue) 01時頃
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…ああ、大事な約束はちゃんと守る。
[他はどうか解らないが。 その約束だけは、必ず。>>388]
おまえがメジャーに行ったら、 俺も一緒につきあってやるよ。
近い場所で描かないと、リアルさが足りないだろ。
(394) motimoti 2014/04/08(Tue) 01時頃
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(少しは【軒下】から顔を出せただろうか。)
(395) anbito 2014/04/08(Tue) 01時頃
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(娘が泣いているのが、ぼんやりと薄くなっていく。 包まれていくのは春の陽気、柔らかな陽射し。
桜が舞う。 白い枯れない花が咲く。
急いで行かなくちゃ。 花見の真ん中で誰かがもう歌っているから。 重い重いクーラーボックスを肩にかけたまま。 君の手を引いてもう一度走りだそう。)
(396) anbito 2014/04/08(Tue) 01時頃
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(叶わなくても、何度でも。 変わらない恋の真ん中で。
叫ぶよ。)
(397) anbito 2014/04/08(Tue) 01時頃
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[祝福の言葉に瞳を細めて。 変わっていない…少し、変わった。 自分のことで手一杯だった高校のあの頃よりも――… 少しだけ、周りを見る余裕ができた。 今まで、気付かなかったことも…目の前の、親友の表情も]
―――――……、
[その表情に名前を呼ぶことができなくて。 耳元で鳴る、リップ音。 久々の温もりが離れきってしまうその前に。
手を伸ばして、宗介の指を掴む。何時かの日のように。]
(398) chiz 2014/04/08(Tue) 01時頃
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ありすちゃ〜ん!!
だいっすきだよぉぉお!!!!!
(399) anbito 2014/04/08(Tue) 01時頃
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―――…久しぶり。 ………なぁ、
[繋ぎとめた手に、指を絡ませて。]
…今日、宗介ん家泊まっていい…? んで…、話、聞かせろよ。
これまでのことと…、これからのこと。 聞けなかったお前の話。
[頼られたいし、頼りにしたい。 ちゃんと笑っていてほしいという思いも、対等でありたいのだという思いも、あの頃から変わらなくて。]
…なんでも聞くし。 ……だって、俺ら…親友だろ。
[瞳を細めて、眉を下げて、繋いだ手を離さない。 細い細い繋がりを切らさず保とうと、繋ぐ手に力を込めた。**]
(400) chiz 2014/04/08(Tue) 01時頃
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(暗い夜が来ても。) (やがて来る、あの暁に願うよ。)
(――――生まれ変わってもまた出逢おう、って。)
(401) anbito 2014/04/08(Tue) 01時頃
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一人前になったいまなら、 ………付き合ってくれ、と言える気がするんだ。
[あの日、届けなかった届かなかったすべての我儘に。 心を閉じ込めた蓋。
卒業証書の蓋を開けたいま、流れ出てしまったのだ。]
倖せにするから、傍に居させてくれ。 頼児。
[あの頃よりもうんと立派な体格になった保元を見下ろして。 1センチ伸びた身長には気づかないまま、一歩、一歩と距離を。
今度は口端ではなくて。 友愛に近い触れるだけのそれではなくて、ちゃんと**]
(402) motimoti 2014/04/08(Tue) 01時頃
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その時は、振り向いてくれますか?
(403) anbito 2014/04/08(Tue) 01時頃
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― 十年後 ―
[あすなろの木の根元を掘り起こすのを眺めながら、中庭をふらふらと見て回りながら。 >>386呼び止められれば、そちらを見て。 淡々とした口調に、背を向ける姿に、小さく吹き出した。]
はは、必要になったら呼ぶよ。
[おそらく必要になることはないだろうけれども。 こんなしあわせそうに笑う自分には。]
成斗、俺浮気に誘われたよ。
[>>379営業を終えた彼の袖を軽く引いてそう揶揄しながら。]
(404) SUZU 2014/04/08(Tue) 01時頃
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** ―山本朔太郎…Fin.― **
(405) anbito 2014/04/08(Tue) 01時頃
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[なにもかもが解決したわけでもない。 きっとそのうち、親を泣かせる決心もした。
それでも。 いま、ここで、おれはおれらしく笑っていられる。 あのとき選んだ生き方を、後悔することだけはない。
花のしたに、胸を張ってすきだと言える、そのひとが居るだろうか。 どこにいたっていいのだけど。 向けるものに、変わりはないので。
そちらを向いて、ただ幸せそうに笑ってみせた*]
(406) sayclear 2014/04/08(Tue) 01時頃
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当分、成斗一人で手一杯だと思うけど。
[まだ続く、当分の猶予を延長するように。 春らしい風が吹く。何かを見つけたらしいありすの方をみんなが向いた瞬間、僅かに背伸びして唇を掠めると悪戯そうに笑って手を離した。**]
(407) SUZU 2014/04/08(Tue) 01時頃
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ジャニスは、叫ばれた
souka 2014/04/08(Tue) 01時頃
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