108 Persona外典−影の海・月の影−
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― 赤の帳が上がる頃 ―
[蝶の彷徨い辿り着く先は、祟神市の東部にある山間の田園地帯 静寂が包むその場所で、何もない空を、くるり、くるりと、回る。
蝶が地に降りて、溶ける。 僅かに残る業火の熱が、蝶を、雫を消した。 けれど雫は、霧のように、鱗粉のように、細かな粒子になって拡がる。 静かに照らす青き光が、漂う雫に反射して、朧気に形をつくった。
砕かれた破片。 次第にそれは寄り集まり、一つの傷を残すカードに変わる。 それは再び青き燐光を纏いながら、蝶の形を成して何処かへ飛び去った]*
(6) 2015/02/18(Wed) 10時半頃
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― 暁の訪れる前 ―
[静かに撫で続けていれば、背後の自身が人の気配を告げた。 視線を向ければ、ビー玉のように丸い瞳が見ているのに気づく。 その人物が自分の知る者であれば、尚更困ったように眉を下げた。
心地悪そうに髪を掻き混ぜる仕草をみて、昔と変わらないと思う あの頃も、よくそうしていたっけか]
――――――…
[翔子のやり取りを静々と眺めていたが、敢の背後に佇むデュラハンに瞳が奪われる]
(17) 2015/02/18(Wed) 13時頃
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["首無し騎士" "死を予言する者" "死神"
峰人に薦められて本はそれなりに読んだが、デュラハンが出てくる話は、死にまつわる話が多かったように思う。 首のないその姿は、いつかの日を思い出させる。
彼は未だ、苛まれているのだろうか。 己と同じように、赤に彩られたあの光景を。
――――その瞳に、宿したままなのだろうか]
(18) 2015/02/18(Wed) 13時頃
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[騎士の抱える首は、誰の首か。 何故か、男の目にはよくわからない。 頭の中で遮るように、霞がかかっている。 それを見てはいけないと、そう囁くように。
けれど――――… 表情すら伺うことはできないというのに、どうしてだろう。
怒っているような、
苦しいような、悲しいような、
ともすれば今にも泣き出しそうな、そんなふうに感じられた]
(19) 2015/02/18(Wed) 13時頃
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………、え?
[どうやら呆けていた間に、話題が男へ振られていたらしい。 美女が良かったと笑って告げる姿>>11は、昨日見た表情に比べれば、幾らかやわらいでいるように見え、少しだけ安堵する。
一度だけ背後に目をやるが、女神は此方を向かない。 ひたすらに、敢を、首なし騎士を、見つめていた]
最初はこんな姿じゃなかったんだがな…… どちらにせよ、俺には似合わんさ
[そう告げた声色は、思ったよりも色が落ちていただろうか。 そんな事すら男は気づけないでいる。 飴を差し出す姿>>12には笑って、真弓の名が出れば東部の探索に向かっていると告げた]
(20) 2015/02/18(Wed) 13時頃
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影と…?
[要領を得ない、断片的で曖昧な言葉の中で、メールに垣間見えた男の様子との違いに眉を顰める。 何か、知っているのだろうか。 誤魔化すような笑いの中に、拾えるものがないか、探してしまう]
………そっちもな。
[メールでは好きにしろと言ったものの、 一人で現れたのを思えば自然と気にかかる。 分別の付かない男ではないと願って、その場を去る背を見送るだけに留めた]
(21) 2015/02/18(Wed) 13時頃
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― 赤の帳が上がり ―
[影の時間が明けた中、翔子と共に帰路へつく。 以前のように家まで送るが、やはり人気は感じられない。 いつも帰りが遅いのだろうか。 それとも――――……
最悪の事態を考えそうになり、密かに頭を振る。 次の満月に、と言う翔子の頭を一度だけ撫でて]
何かあれば、気兼ねなく連絡しろ。遠慮無く頼れ。 お前が頼る事に抵抗を覚えているとしても…
俺は、生きていてほしいと願う
[翔子にそう告げ、部屋の扉が閉まるのを確認した後、男も自分の家への帰路についた]
(43) 2015/02/18(Wed) 19時頃
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[夜明けの訪れを感じて、 地平より差す陽に目を細めた時だっただろうか。 何処かへと飛び去った蝶が、男の元へと舞い戻る。 青々と輝くそれは、陽光の中でもなお輝いて、男の掌で写し取ったカードの形へと変じ、消えた]
――――――塔?
[その柄には覚えがあるような気がした。
最初の満月の夜、その直前。 ポーラへと見せた馨一>>1:77の柄に酷似しているような。
だが、変じたそれに触れた瞬間、伝わるのは熱と、炎と、剣。 翔子を庇った時に感じた痛みにも似たそれは、著しく男の精神を摩耗させる]
(44) 2015/02/18(Wed) 19時頃
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[皮膚が、肉が、熱を持つ。 炎が男を取り巻き、焼き尽くすように視界を覆う。 それは自分ではないのに、自分の事のように感じられ……
だがその感覚は次第に治まり、最後に鋭利なもので貫いたような痕を胸に残し、失せた]
――――――ッ、はあっ ……はぁ、……
[幻惑の残滓に揺さぶられながら、胸を抑える。 呼吸を徐々に整えつつ、感じた気配を忘れないように反芻する]
これは、まさか―――――…
[眉をひそめる男の背後で、虹の女神はただ、笑みを浮かべていた]
(45) 2015/02/18(Wed) 19時頃
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― 自宅 ―
[帰路の最中、ショッピングモールの方へ寄ってみるかと足を向けた時、携帯端末が震える。 手に取ればあかりからのメールだった。 その内容に眉間に皺を寄せた時、今一度端末が震え、新たなメールが入ってきたことを知る]
………面倒な事になりそうだな。
[覚束ない足を叱咤し、モールへ行くのを諦め、足早に自宅へと戻った]*
(46) 2015/02/18(Wed) 19時頃
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------------------------------------------------ To:花河あかり Title:問題ない。
無事に見つけられた。 明けた後は自宅まで送り届けてある。
俺は「リツキ」という人物の事を知らない。 名前を聞いていないか、接触自体していない可能性がある。 人物の風貌について詳しく教えてくれ。
人物名の呼称をする限り、人型のシャドウだろうと断定するが、 下部以外の事で気にかかる事を言っていたら教えてほしい。 何でもいい。 ------------------------------------------------
(47) 2015/02/18(Wed) 19時頃
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― 自宅 ―
[微睡みから、意識がゆっくりと浮上してゆく。 差し込む光から昼は過ぎていたか。 眩しさに目を細めつつ身体を起こすと、胸の傷が小さな痛みをもたらした]
…………
[十分に睡眠を取った脳は思考を始める。 受け取ったメールの事も気にかかったが、まずは己の身に起きた事を整理しようと。
今朝方感じ取った幻惑は、恐らく他の人間の感覚なのだろう。 それが誰のものかは分からないが、形どったカードは『ペルソナ使い』が手にしていたものと、恐らく同じ。 ならばまず確かめなければならないのは、安否の確認か]
(160) 2015/02/18(Wed) 23時頃
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[そうなれば、まずは誰に連絡するかは決まった。 酷似したカードを持つ『ペルソナ使い』を男は一人しか知らない。 緩慢な動きでベッドから立ち上がり、机の上に置きっぱなしだった携帯端末に触れた。
この間の集まりにいた人間とは、連絡先を交換している。 慣れた手つきでロックを解除すれば、既に着信が一件来ていることに気づいた。
差出人は花河あかり。 自宅に帰る前に送り返した件の返事だろう。
中身を見るかと触れようとして、思いとどまる。 男がまず先にやろうとしていたことは、別の事だ。 見るのはその後でいい。
そう判断して、アドレス帳から慣れぬ名前を探し、メールを送る]
(162) 2015/02/18(Wed) 23時頃
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-------------------------- To:賀来馨一 Title:無事か?
(Title only) --------------------------
(163) 2015/02/18(Wed) 23時頃
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[簡素過ぎるかと思ったが、無事かどうかを知りたいのが優先であるため、これでもいいかと思う。 そう考えればこの間のメール>>2:257も似たようなものかと思えば、自然と笑みが滲んだ。
再び開いたメールの未読一覧から、花河あかりの名を探す。 そして開いた文章の中身に、男の笑みは瞬く間に消えた]*
(169) 2015/02/18(Wed) 23時頃
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………やや小柄で、眼鏡。 そして、臙脂色の本………
翔子を気にかけていた、か。
[瞼を閉じ、その裏で今までの出来事を投影するように、ゆっくりと記憶の紐を解いてゆく。
「リツキくん」と言うからには、男なのだろう。 それならば、小柄に当てはまる人物はそう多くはない。 身長の面だけで言えば、麻夜と最初の満月に見かけた少年>>1:472くらいか。
確かあの少年の風貌は――――…]
(190) 2015/02/18(Wed) 23時半頃
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………なるほど。 あの少年が「リツキ」……… なら、翔子の事を気にかけていてもおかしくはない、か。
[大塚と親しいと言う事は、大塚にも後で話を聞く必要があるか。 そんな事を考えながら、男の視線は文章のある一点を捉えたままである。
<アガツマ>
その姓を持つペルソナ使いを、男は一人しか知らない。 この<アガツマ>が、友である我妻峰人、その人であるかどうかの確証はまだない。 だが同時に、友ではないという確証も―――――ない]
(192) 2015/02/18(Wed) 23時半頃
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………直接確かめたいところだが、その前に。
[携帯端末に触れれば、画面は一番最初に花河あかりより受け取ったメールへ。 そして本文を転送状態にし、宛先を入力した]
(193) 2015/02/18(Wed) 23時半頃
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------------------------------------------------ From:秋山五郎 To:五老海 敢 Title:Fw:緊急
>リツキくんの正体はシャドウ。 >接触するときは気をつけて下さい。
>詳細は後ほど話します。
だ、そうだ。 ------------------------------------------------
(194) 2015/02/18(Wed) 23時半頃
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[メールを打ち終えると同時に、端末が震えだす。 画面を見れば未読が二件。 一人は馨一、そしてもう一人は――――…]
ありがとうございました……?
[そのタイトルが目を引いて、男はその中身を見るために指に触れた]*
(196) 2015/02/18(Wed) 23時半頃
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…………。
[メール>>108の意図を、はかりかねた。 確かめるように読み始めた二度目で、ようやく単語のひとつひとつがどれに繋がっているのか、少しだけ分かるようになる。 それでも、その全容は測れない]
満月の日に、お兄さんに会う。 だから、大丈夫?
保護者ができるから、心配するなということか?
[何が大丈夫だというのだろう。 力を持つ人間でさえ苦難する、あの満月の日で。 心配する必要がない程に、安全なものなど無いとこの間知ったばかりではないのか]
(214) 2015/02/19(Thu) 00時半頃
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お兄さん……
[嫌な予感がする。 合っているとは思いたくないが、それならば辻褄が合ってしまう。 まさか忠告された人物に、 自ら会いに行ってしまうなど、そんな事が――――…]
………………
[無言のまま、男は携帯端末に触れる。 そして返信を選択し、本文に一行だけ、文章を打ち込み、送信した]
(215) 2015/02/19(Thu) 00時半頃
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------------------------------------------------ To:下部 翔子 Title:(no title)
お兄さんは、「リツキくん」?
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(218) 2015/02/19(Thu) 00時半頃
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[返信がなければ、確信を持っていいだろう。 返信が返っても、その内容如何では……
違ってほしいと願いながら、頭の中では警鐘が鳴り響く。 明滅する端末で、未読がある事を思い出せば、少しだけ和らいだだろうか。
もう一つのメール>>171に目を通し、文章を送信する]*
(225) 2015/02/19(Thu) 00時半頃
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------------------------------------------------ To:賀来 馨一 Title:それならよかった。
安否を知りたかった。 それから、東部探索の仔細が知りたい。
今何処にいる? ------------------------------------------------
(226) 2015/02/19(Thu) 00時半頃
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[東部の仔細を知りたいのなら、真弓に聞いても良かっただろう。 実際、その考えは男の中にあった。
けれど、先程メールを送った少女が、その名について口にした光景が、何故か過ったのだ]
……人になったシャドウを探す 高屋敷真弓との、面識……
[なぜ、彼女の名前が出たのか。 あの時はそこまで聞く事ができずにいた。 あまりにも唐突過ぎて、男の中で理解することを避けていたのだろうか。
たしかあの時は、「翔子と一緒に話した時が初めてだ」と返した気がする。 なんて答えが返ったのだったか。 少なくとも、今更になってこんなことを考える程度には、取り留めのない返事だったかもしれない]
(270) 2015/02/19(Thu) 05時頃
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何かに気づいていたのか……?
[赤に翅を染めた蝶が、少女の内へ返る>>2:24のを男は見た。 そして、その赤い蝶に、言い知れぬ不安を男は感じていた。
その直ぐ後だったか。 翔子が逃げるように駆け出したのは。 家に帰ると、その胸の恐怖を零していたのは。
ピースがはまるような感覚を覚えながら、出かけるための服に着替えた時、再び端末が震える]
…………確定、か
[差出人は、ひめぎしょうこ。 その文からは、少女の全てを拾う事など、男には当然できないのだけれど。
あの時、男が願った想いに似た悲痛さを感じて、打ちかけた文章は、途中で止まった]
(271) 2015/02/19(Thu) 05時頃
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生きてほしいと願うのは、俺の単なるエゴ、だからなぁ……
[もう二度と、失いたくないのだと。 切に願い、後を追いかけた。
守りたい命を。 守れたはずの命を。 失う悲しみを、苦しみを、その寂しさを もう二度と、味わいたくないのだと。
けれど、そのどれもこれも、全て、男の身勝手なわがまま。 いつかに空いた、心の穴を埋める為に、 男が無意識に求めてしまった、過去の幻影。
あの少女には何ら関係のない、男自身のエゴ]
(272) 2015/02/19(Thu) 05時頃
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あの子の苦しみも、悲しみも、こんな俺じゃきっと埋めてやれない
[男もまた、求める者だから。 だからきっと、与える者にはなれないのだろう。 そうだとしても、それでも―――…
自嘲的な笑みを浮かべながら、男は再び端末を手に取る。 応じられる可能性は、きっと低い。 けれど、今の男が出来る事は、およそこれくらいしかなかった]
(273) 2015/02/19(Thu) 05時頃
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------------------------------------------------ To:ひめぎ しょうこ Title:わかった。
誰にも言わない。
その代わり、君と話がしたい。 君が、いなくなってしまう前に。 だから、場所を教えてくれないか?
満月の日に、どこで会うのかを。 ------------------------------------------------
(274) 2015/02/19(Thu) 05時頃
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