84 Es 3rd -Test days-
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―回想・藤之助宅客間―
>>3:22 夜分に悪ぃな。邪魔をする。
[別れた後も宵待亭にいたのであれば、 そろそろ帰った頃合いだろうと、 当たりをつけて来たのだったが――]
(0) goza 2014/07/30(Wed) 06時頃
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ライジは、あwwwタイミングぴったりだたったなw同じく離脱だ!**
goza 2014/07/30(Wed) 17時頃
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―時空の狭間・芸術劇場前―
[>>4自らが介入した事で、 もしかしたら、繰り返されるケムシの世界に 何らかの異変が起きたのかもしれない。
しかし、其の事を知覚すらしないまま、 二人は共に漆黒の闇の中を歩いていた]
(10) goza 2014/07/30(Wed) 22時半頃
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>>5 子供だましって、見た目は餓鬼じゃねェか。 まァ、10年以上は生きてるんだろうが――…
[同じビスケットを喰った仲。 素性を知れば、なんとはなしに気安い気持ちも生まれたか。 元より、此の世界にとっての"異物"であるのは 自分も変わらなかったから]
其の、お仲間にさ、なんだって逢いたいんだ? 無理だって事は――……判ってるんだろう?
[彼らが魑魅魍魎でも幻の存在でもなく、 あくまでも人工的な小型Esだと知って。 最初に浮かんだ疑問が其れだった]
(11) goza 2014/07/30(Wed) 22時半頃
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[>>3:+28そんなやり取りを続けるうちに、 手袋を抱きしめたケムシが首元に飛来する。
なんかでっかいぬいぐるみを抱っこした子供みたいだ――… そんな内心が油断だったのか。 小さな手のひらがぴとりと触れて]
――ってェ……おま、蚊型のEsとかじゃないよな……!? 其のサイズで痒くなるとかごめんだぞ!?
[一般的なハチドリよりも大きな23cmのケムシの体躯。 一体どれ位吸うのだろうと不安が脳裏を過ぎりながらも…… はたくわけにもいかず。
目を瞑り逆方向に首を傾け、耐えていた。 ちるる、と何やら美味しそうな音がする。
此の際人間でも良い。 後で誰か襲おう、と、そんな事を思った*]
(12) goza 2014/07/30(Wed) 22時半頃
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―月が傾く頃・カリュクス宅外・ハワード―
>>3 ぐ、ぎ……エレキテル的な、アレだ……
[侵入者を組み伏せるマスターの様子はあくまでも余裕綽々で。 手にしたどこでもスタンガンはかする事すらできなかった。
木々の間にまで、痺れて倒れている狸の姿が見える。 一刻もすればけろりと元通りに回復するだろうが、 まさに今此の時の自分の姿と重なって。
チッ、と軽く舌打ちし――
其の後ろに隠れ、チラチラと此方を伺う、 豪華な王冠に赤いマント。 ナナコロの姿に目を丸くする
どうやら、ハワードについて来たらしい]
(13) goza 2014/07/30(Wed) 23時頃
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>>3 ――ふっハァ、いただくぜェ。
[ようやく、開放されて。 コキコキと首を鳴らすと、 ボタンの外されたハワードのシャツの襟を掴み。 ぐぃ、と手前に引き寄せる。 向き合う形で真横から、其の首筋へと噛み付いた。
初老の紳士の、銀髪が夜の月に映えて。 薄く筋肉の付いた首元から、 血が垂れ無い様舌で舐め取りつつ嚥下する。 こくり、こくりと血の滴が喉を潤し]
(14) goza 2014/07/30(Wed) 23時頃
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よっ、……と。 ご馳走様。
[しばらくして口元を離し、残った方の白手袋で傷跡を拭った。 此方も袂へ放り込むと、採取完了、と呟いて。 新しい白手袋を手に嵌める。
そして、真新しい白手袋でハワードの後方を指さした]
……あいつ、ついて来ちゃったみたいだぞ?
じゃ、俺は此れで。 もしかしたらまた店に顔を出させてもらうかも知れん。 そんときゃよろしくな。
[ひらりと手を振り、踵を返した**]
(15) goza 2014/07/30(Wed) 23時頃
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マスターは見た!(市原悦子的に|д゚)チラッ
(16) goza 2014/07/30(Wed) 23時半頃
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―藤之助宅客間・夜更け・藤之助宛―
[>>3:22草木も眠る丑三つ時―― ではあったが、藤之助は宵待亭で出逢った時と 変わらぬ笑顔で出迎えてくれた。
ソファーに座り、きょろきょろと周囲を眺めやる。
あの時見た身なりも豪奢であったが、 自宅は其れ以上に羽振りが良く。 其処此処に趣味の良さが伺い知れた。
当たりかもしれねェな……、と、独りごちる。
近くに人の気配は無いけれど、 いくらなんでも彼自身が全ての手入れをしているとは思い難く。
――迅速かつ隠密に進める必要があると思われた]
(17) goza 2014/07/30(Wed) 23時半頃
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ちと……確かめさせて欲しいんだが。
[一口で茶を飲み干すと、ソファーから身を乗り出して]
――あんた、E'sについて知ってるか?
[胡乱な眼差しで藤之助を見詰め、口火を切る。
あえて藤之助自身が元隊員であろうとは言わず。 むしろ此方から情報を引き出させようと、 そんな企みだった]
実は、見てもらいたい物があってね……
[声を潜め、立ち上がる。 袂に腕を突っ込みながら、 拒まれなければ藤之助の隣へと腰掛けただろう]
(18) goza 2014/07/30(Wed) 23時半頃
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―藤之助宅客間・夜更け・藤之助宛―
[>>25此方の揺さぶりにも動じる事は無く。 余程の胆力の持ち主か、 其れとも実際知り得ないのか――…
自らの牙への反応、出逢った時の血の匂いからは 当然前者であると思われて。
あくまでも恍けるつもりか――
なればこそ]
(35) goza 2014/07/31(Thu) 01時頃
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[藤之助の隣に座り、 袂からどこでもスタンガンを取り出した]
此れに、見覚えは……?
[見た目は銀色に鈍く光る唯の玩具。 銃の形はしているものの、 其の先端に発射口は無く、丸い球になっている。
無造作な形で藤之助へと向け、人差し指は、引き金に。
次の瞬間、威嚇がてら、 藤之助の腕へと反対側の手を伸ばす。
そうして注意を引きつけて、至近距離から。 数分痺れる程度の電撃を喰らわせようと企んだ]
(36) goza 2014/07/31(Thu) 01時頃
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保険調査 ライジは、メモを貼った。
goza 2014/07/31(Thu) 02時頃
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―時空の狭間・芸術劇場前―
>>46 気持ち悪いとか思わねェよ。なんだよ実は良い年なのか? まァ、酒場を知ってるくらいだしなァ……
[ビスケットに大喜びしてる様子は 結構餓鬼っぽかったが、という言葉を飲み込んで]
判んねェけどさ―― [何処か寂しげな、過去を見ているかの様なケムシに声をかけた]
どうせいつか死んだらそいつに逢えるんだから、 其れまでに、たっぷり土産話用意しとけよ。
ずっとお前の墓の前でしょぼくれてたとか、 生き返るの待ってたとか言われて…… 喜ぶような奴なのか?
[余計なお節介だけどな、と慌てて付け足して]
(49) goza 2014/07/31(Thu) 04時頃
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だァ――っ!?
[>>47血管が噛み千切られ、頸動脈から派手に出血する。 べしりと首筋へと手をやるが、 ケムシは既に飛び上がった後だった。
だんだんと塞がっていく傷口に 親指の爪で十字に印を付けていると、 頭の上にケムシの血で染まった手袋が落ちてきた]
――またな。
[そう、再会の言葉を交わしつつ、空を見上げる。 いつの間にか、月が優しく輝いていた**]
(50) goza 2014/07/31(Thu) 04時頃
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―街中・翌日の朝・カリュクス宛―
どうしたもんか……
[ケムシと別れ、しばらく後。 眉間に皺を寄せ、何かを考え込みながら歩いていると――
>>4見知った顔が、目の前を歩いていた。 其れは昨日出逢った少女の姿で。
どうやら方向的に、行き先は同じ宵待亭の様だった]
――よォ。
[後ろから、声をかける。 彼女に警戒されない様、肩口へと両手をかかげ]
昨日は悪かったな。 名前もまだ名乗って無かったか――俺はライジ、だ。 お嬢ちゃんも宵待亭に?
(51) goza 2014/07/31(Thu) 05時頃
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保険調査 ライジは、メモを貼った。
goza 2014/07/31(Thu) 05時頃
ライジは、さて離脱。ロールはどっかで落っことしたいな……**
goza 2014/07/31(Thu) 15時頃
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―翌日・街中・カリュクス宛―
[>>53赤の世界からセシルが消え、 彼を探し街中を無闇矢鱈に走り回ったものの、 其の消息は杳として掴めずに。
困り果て、宵待亭へと向かおうとしていた矢先、 出食わしたのがカリュクスだった]
>…宵待亭なら、逆方向ですよ。 >この時間はまだ、営業していなかったと記憶しておりますが。
――な、そうだったのか。 どうにもまだ道に慣れなくってな……
(65) goza 2014/07/31(Thu) 17時半頃
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[いつの間にか、迷子になっていたらしい。 宛も無く、ただじりじりと焦りながら駆け回るのにも疲れ果て。 此れ幸いとばかりに、カリュクスの後をついていく事にした。
――其れは彼女が一瞬見せた、 ほんの僅か、辛そうな表情が妙に気になった為かも知れず。
>>57二缶の紅茶と蜂蜜の小瓶を手に持って。 まるで図体ばかりでかいナナコロの様に、 カリュクスの後ろに着いて行った。
月の夜の闖入者にも構わずに、 彼女は此の世界の事を教えてくれて。
>>58セシルの行方は判らずとも、 元E's隊員を呼び集めるお茶会の企てを聞けば 一も二も無く賛成し。 道中出逢った誰かを共に誘っただろう**]
(66) goza 2014/07/31(Thu) 17時半頃
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―カリュクス邸・テラス―
おい、ナナコロ、勝手にウロチョロしてると危ないぞ!
[先程自分が迷子になっていたのを棚に上げ。 >>64ヨチヨチと歩くナナコロを追いかけて、 朱い着流しの男が姿を表した。
漸く捕まえたナナコロを両手で抱き上れば、 >>67門扉の所にいるフィリップとケムシに気が付いた。
妖精は軽やかに飛翔し、テーブルへと向かって行く。 一方で、鳥を連れた青年は何事かを躊躇している様で]
(68) goza 2014/07/31(Thu) 18時頃
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>>58 さっきの、鳥小僧じゃねェか。 何モジモジしてやがるんだ。 ――来いよ。
[フィリップ同様にナナコロを肩に乗せると。
門扉の、此方側へと。
フィリップの手を取り引き摺り込んだ。
其の向こうには、お菓子と、 彼の分もカップの並べられたテラスが待っていて*]
(69) goza 2014/07/31(Thu) 18時頃
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―藤之助宅客間・夜更け・藤之助宛―
>>63 無いか。 それは――、残念……!
[其れが開戦の合図で。
相手は流石元特殊部隊隊員と言うべきか。 伸ばした手は、上体を捩り容易く避けられた。
其のまま一転。 体重をかけ抑えつけようと、藤之助が動く。 流れる様な体術に、朱色の長身が地面を揺らした]
(70) goza 2014/07/31(Thu) 19時頃
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[――だが。
力を失った藤之助の身体を下から押しのけ、 ライジがゆっくりと立ち上がる。
転がされる間際、スタンガンのトリガーを引いたのだった]
――ッてェ……優男なナリをして、とんでもねェな……
[零距離からの電撃の一閃。 常人なら瞬時に失神してもおかしくない威力ではあったが――
吸血種である藤之助であれば、数分で回復する程度の痺れであろう。 おそらくは意識自体も鮮明なはずで、 掠れ声程度なら、立てる事も可能かも知れず。
そんなスタンガンの弱点は、ライジ自身も承知していて。 先程の立ち回りの物音で、家人が起きて来ないとも限らない]
さっさと済ますとするか……
(71) goza 2014/07/31(Thu) 19時頃
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[ソファーとテーブルの隙間に倒れ伏す藤之助を見下ろすと、 しゃがみ込み、うつ伏せに転がした。
緩く縛った長い髪は、横へ流すも首筋を隠し。 本紫の着物の襟を掴むと、ひと思いに背を肌蹴させた。
背後から、覆い被さる様に口を寄せ。 其の肌に、牙を立てる。
つぷり、と球になって滲む血を、舌先で転がし吸い上げて]
酒場じゃ世話になったなァ。 あの酒と同様、あんたの血も良い味だ……
[そうして最後に一度、深く其の身に己の牙を喰い込ませた。 溢れる鮮血を白手袋に吸い込ませる]
――採取完了、っと。
(72) goza 2014/07/31(Thu) 19時頃
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悪く思うなよ。此れも仕事なんでね…… あんたの親族の為とでも思っておいてくれ。
[立ち上がり、白手袋を袂へと放り込む。
黒髪を乱し、背を肌蹴た藤之助の姿に 欲望を掻き立てられはしたものの―― 先程の身のこなしを思い出す。
見知らぬ武器での奇襲が上手くいったから良いものの、 痺れが取れた其の時には、手酷い反撃が待っている事だろう]
……そんじゃァ、な。
[踵を返し、玄関へと向かう。 引き止められ無ければ其のまま館を後にしただろう**]
(73) goza 2014/07/31(Thu) 19時頃
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―数日後・洋上・セシル宛―
[>>60夕飯時の客船に、静かなチェロの音色が響き渡る。
――愛の喜び。 其の曲が終わった途端、 手の平同士を打ち合わせる、派手な拍手が鳴り響く。
こんな客船には如何にも似付かわしくのない 朱色の着流しに身を包んだ目付きの悪い男が 壁際に背をもたせかけていた。 白手袋を着けていない他は、 赤の世界で出逢ったあの日と全く変わらぬ其の姿で]
――ったく、探させやがって。
(74) goza 2014/07/31(Thu) 19時頃
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[睨みつける様な、笑いかけるような、 そんな複雑な表情をセシルに向ける]
怖くないわけが無いとか言われて、 其処で引き下がれる訳無いだろうが……
お前が怖がらなくなるまで、 何処まででも追いかけてやるから安心しろ。
まァ、此処ではなんだし、 積もる話をするために、とりあえずお前の船室にでも行くか?
[言葉通り、逃すつもりは無いらしい。 セシルの肩へと手を伸ばし]
(75) goza 2014/07/31(Thu) 19時頃
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保険調査 ライジは、メモを貼った。
goza 2014/07/31(Thu) 19時頃
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[しかしながら―― セシルへと、伸ばしかけた手を宙で留める]
あー――…此れじゃ、俺の気持ちは伝わらん、か。
あんなァ、お前と白髪の小僧のやり取り、 赤の世界から覗き見たんだよ。 お前もあの世界にいた時、 外の世界の事が幻灯機みたいにさ、判ったろう?
[しばし言葉を探し、視線を彷徨わせると]
……お前、さ。 どっちか選ぶ事で片方を傷付けるのが嫌で。
けど、両方に良い顔するのも辛くって。
――自分傷付けたり、一人で逃げたりしたんだろ。
(76) goza 2014/07/31(Thu) 20時頃
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[行方を失っていた手の平は、 ぽふり、とセシルの頭の上に乗せられて]
まァ、俺も、多分あいつも。 お前のそう言う処に惹かれたんだよ。 だから、観念して好かれてろ。
逃げ続けても良い。 ――ずっと、追いかけるから。
[そう言って向けた笑顔は、 此の男にしては照れ臭そうな、そんな顔で*]
(77) goza 2014/07/31(Thu) 20時頃
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保険調査 ライジは、メモを貼った。
goza 2014/07/31(Thu) 20時頃
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―カリュクス邸・テラス―
[>>85大きな鳥と漫才を繰り広げているフィリップを伴い、 邸内を歩いて行く。
>>79テラスへと近付くにつれ、ふんわりとした数々のお菓子と、 ハワードが淹れた豊かなアールグレイティーの薫りが周囲に漂ってきた]
あ? さっき声かけられてたし、良いんじゃねェの? 変わり者みたいだし、気にせんだろ。 俺だってあの子とは、昨日知り合ったばかりだしな。
[知り合ったというか――、突撃お前が晩御飯状態だった訳だが。 そんな事はおくびにも出さず、フィリップへと振り返る。 慣れていない為、肩で暴れるナナコロを手で抑え]
そういや、……あんたも吸血種なのか? ――あんまヒトに、慣れてなさそうだ。
[そんな事を、聞いてみた]
(93) goza 2014/07/31(Thu) 22時半頃
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保険調査 ライジは、メモを貼った。
goza 2014/07/31(Thu) 22時半頃
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―数日後・洋上―
[>>106自分が此処に現れた事は、 セシルにとって余程予想外の出来事だったらしい。
>>107楽団員に促されるまま、 夢遊病者の様に此方へと連れて来られる。 びくりと肩を揺らし、恐る恐る見上げる様子は、 まるで悪さを見つかった子供の様で。
緋色の世界での頑なな拒絶の裏側の、 セシルの脆さ、本心に漸く迫れたのかも知れず]
(113) goza 2014/08/01(Fri) 01時半頃
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>>108 ――ずっと側に居る、っただろう。
[楽団は、次の曲の演奏を始めていた。 其の柔らかくも切なげなメロディーに乗り、 遠くの空を海鳥が舞っている。
あの鳥の様に自由になりたくて、 セシルは此の船に乗ったのかもしれない、と そんな事を思いながら、彼の言葉に耳を傾ける]
良い相手は、もう見つけた。
そいつが俺以外の誰かの為に、 自らを損なおうとしたのはそりゃア……辛かったが。 我儘ならしょうが無いだろ。
そう、したかったんだろ?
(114) goza 2014/08/01(Fri) 01時半頃
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