105 【薔薇】妖怪アパートと勿怪の風邪【R18】
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ああ、そういやこれ…
[さっきのグラビア雑誌を硯のの部屋に返そうと思ったんだ。
いやほらまさかさ?結界なら弾かれるくらいだって思うじゃん?
触れたら中に引っ張り込まれて出れないタイプだったとは、流石に気づかないよ!気づかないよ!]
……ぇ。 [ひゅるしゅぽん。]
(+0) 2015/01/26(Mon) 01時頃
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[部屋に戻ったら気が抜けたのか、 靴を脱ぐのも億劫に布団へと倒れこんだ。
ジャージってすばらしい……と謎の感慨を抱きながら、 頬に触れる布団の冷たさにしばし浸る。 それもすぐに温くなってしまったけれど。]
どーしようなーこれ…。
[解決方法はわかってるが。 ひたすら発散させればいいだけだ。]
(+1) 2015/01/26(Mon) 01時頃
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[とりあえず、さっき来ていたメールに返信でもしようかと。 寝転んだままポケットを探って携帯を取り出した。]
……わぁいどんぴしゃ?
[枕を抱えながら読めば、丁寧にmikiまで貼ってくれていた。 手遅れでしたと言いにくい。言うけど。]
(+2) 2015/01/26(Mon) 01時半頃
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To :硯 影流 Sub:黴神様の呪い? ------------------------- 見事仲間入りを果たした模様。 蛍さんに自室軟禁言い渡されたよ。
そっちがあんまり症状出てないなら、 たぶん俺の方が感染源だ。ごめん。
仲直りできたならよかった。
(+3) 2015/01/26(Mon) 01時半頃
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トレイルは、送信ボタンを押して、そのままごろん。**
2015/01/26(Mon) 01時半頃
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いやー、どうしようね、コレ。
[硯のの部屋に勝手に上がり込んでしまったていで、苦笑い]
(+4) 2015/01/26(Mon) 01時半頃
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いやぁ、悪気はなかったのだけどね。 こう、弾かれずに引っ張り込まれ、ちゃって。
[たはは…と笑ってごまかしたり]
コレ自体が生き物じゃなく、妖力で作った傀儡みたいなもんだからなのかな…。 生き物とかになら、ちゃんと効くと思うよ?うん。
(+5) 2015/01/26(Mon) 02時頃
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[うん、本体に〆縄はとても効くと思う。効くと思う。 ここらが大火で焼ける前は〆縄巻かれてたっけねぇ。]
いや、こう……重要ってほどじゃ、ないけど、まぁ…… ウナギは淋しいと死んじゃうとか、テレビでこの前言ってた、じゃん? [数十年程度はこの前って感覚ですが。]
(+6) 2015/01/26(Mon) 02時半頃
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― 少し前 ―
旅ねェ……。
[可愛い子には旅をさせろ。 それもそうだが、どうも俺は構いたがりすぎて過保護の気がある。 つい昨夜もそんな擦れ違いが仲違いを生んだと気付いたばかり。 必然と苦笑になったところで、また壁ドンが隣から聞こえた。]
そうなァ。 ここで生きるのも、楽しいことばっかってわけでもねェし。 甘やかすだけが優しさでもねェんだろォかね。
[似たような話が蛍壱からもされていたとは知るはずもない。 笑いながら隣の壁をぺたと触る。]
(+7) 2015/01/26(Mon) 02時半頃
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[ただ、やっぱり。 もし誰か寂しがっているのなら、出来れば傍に居てやれたらと思ってしまう。 ホッタラケという種族の特徴でもあり、俺という妖怪の性質でもある。
だってそうだろう。 膝を抱えて独りでいたとしたら?
想像した人影は――――]
(+8) 2015/01/26(Mon) 03時頃
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――――う、をォッ!!?
[この想像を打ち壊す、ばりの衝撃。 結界の中に飛び込んできたのかなんなのか、視線を向けてなかったからわからないが。 部屋の中に大樹が入って来ていた。]
なんっ、だ? あれ、隔離って結界張ってたんじゃ…え?
[状況に追い付けていないまま、やって来るのは蛍壱で。 結界の相性なのかなんなのか、結局わからないままだった。]
(+9) 2015/01/26(Mon) 03時頃
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えっ、と、理解しきってねェが…、だ。
とりあえず寂しくて死ぬのはウナギじゃねェ。 それは丑の日に食う、精力がつく食いモンだ。 その上、俺は兎なんつー可愛い生きモンじゃねェし。 蛍壱は狐で、大樹は樹だし。
[言葉から存外混乱していることがよくわかる。]
今んところはなんともねェけど、もしかしたら熱出すかもしれんからなァ。
[だから一旦は離れておいた方がいいだろうと。 もし大樹も発症しているなどというなら変わってくるのかもしれないが。]
(+10) 2015/01/26(Mon) 03時半頃
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うぉ、あ、お、ォウ?
[そして謝罪と共に、大樹は連行されてしまう。 守る、だのと謂われたのになんの反応も返せず。 ただ目を点にして嵐が行き去るのを見守っていた。
まるで浮気相手との密会に本妻が鉢合わせ、的な修羅場感だったのだが 残念なことにそこに女子は人っこ一人居らず。 おや、そもそも浮気相手でもなければ本妻でもないだろう。 よほど頭が驚いているようだ。
いいタイミングで鳴り出した携帯に、ホイホイと逃げることにした。]
(+11) 2015/01/26(Mon) 03時半頃
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To :布戸 怜琉 Sub:黴神様の祝いだろ ------------------------- 赤飯でも炊こうな。
は、冗談としてもだ。 あんまりキツかったら呼べよ? もしかしたらこの結界、どっかすり抜けれるかもしれん。
(+12) 2015/01/26(Mon) 07時頃
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[打ち終えてから、どたばたとした嵐の消え去った部屋をぐるりと眺めてみた。 見かけはなにも変わらない、と思う。 壁にでも触れるとパチリと反応する青白い光。 結界だよなぁ、弾かれてるよなぁ。 大樹が通れたのが、まだ些か信じられないのだが だとすれば俺もすり抜けられるのではないか、などと考えてしまって。]
そしたら、俺も看病くらいは手伝えるしなァ。
[管理人は何かと仕事も多いものである。 その一つを担うくらいは出来るのではなかろうか、などと。 何せ、暇で仕方ないこともあるし。]
管理人に“風邪”を移すわけにも、いかんだろォ。
(+13) 2015/01/26(Mon) 07時半頃
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[なんの症状もないためか、たいしたことと思っていないのだ。 経験のないことに想像が追い付いていない節がある。 ちょっと抜くのを手伝ってやれば済むだろうくらいの気でいるためか 軽々しくも、呼べだのとメールに認めていた。
やることもないし、寝るかと身を横たえる。 うざったく伸びた髪は適当に束ねてロールアップにしておいた。 タバサちゃんがやれば可愛いのにな、まで考えてから 先程蛍壱が女の子が欲しければ呼べと謂っていたのを思い出す。]
準備できねぇんじゃなかったのかよ?
[確かそんなことを話したりもしていたような。 どういう意味か考えながらも、うとうとと結局眠りについてしまうのである。]
(+14) 2015/01/26(Mon) 07時半頃
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[…――じわじわと、病が蝕んでいるとも知らず**]
(+15) 2015/01/26(Mon) 07時半頃
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……。
[眠って起きたら回復していました、 なんて都合のいいことにはならないようだ。 重い下半身を抱えたまま 手元に転がしていた携帯の着信ランプを見て開く。>>+12]
赤飯はいらない…。
[文面を見るに向こうはまだ症状出てないのか。 送信から時間が経っているので今はどうか分からないが。 返信はせずにぱたりと閉じる。 のろのろと起き上がり、 一緒に布団に転がっていたペットボトルの栓を開けた。]
(+16) 2015/01/26(Mon) 08時頃
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[中身は温くなっていたがそれでも十分冷たく感じた。 思ったより喉が渇いていたようで、 ある程度一気に煽ってからひと息吐く。 思ったより熱っぽい呼気に頭が痛くなった。]
…うつってないといいけど。
[部屋の外の様子は気になるが、 そのために極に連絡を取るのは憚られる。 今はただ、知っている以上の感染者が出てない事を祈りつつ。]
(+17) 2015/01/26(Mon) 08時頃
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[飲みかけのペットボトルに蓋をし、 返信を終えた携帯と共に布団脇の畳上に置く。 腰を落ち着けるように布団の上に胡座を作って 深く重い溜息。]
……やるか。
[とりあえずは自力でなんとかしてみよう。 やる気のない手つきで自身の前をくつろげる。
結界が空間のねじれを作ってるとは思わない。 音がしたら変な声をあげてしまいそうだ。 それが入室可の合図と取られるとも知らずに。]
(+18) 2015/01/26(Mon) 08時頃
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To :硯 影流 Sub:黴様こわい ------------------------- 赤飯は全快祝いにしよう…。
ほんとにやばそうだったらな。 そっちこそ呼んでもいいんだぜ? 感染者同士なら蛍さんに頼めば 合流させてくれるかもしんないし。
抜け穴か…あとで探してみよっかな。**
(+19) 2015/01/26(Mon) 08時頃
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― 翌朝 ―
ン、〜〜〜…… ふあ。
[新しい朝が来た、希望のそれかどうかは知らない。 ぐいーっと背を伸ばし、ゴキゴキと腰や首の骨を鳴らす。 獣の如き形相で口を開き欠伸をすれば、ぐちゃぐちゃになった頭を掻いた。 朝は苦手だ、まだ目が開かない。]
なんか、…あちィな……今日。
[昨日寒かった分の反動だろうか。 天気予報なんぞ見ようと思ったが、テレビのリモコンが近くになかった。 血の色でも啜ったかのようなシャツの釦を全て開け放ち 暫くはボサボサ頭のまま、ぱたぱたと手で仰いでいたのだが。]
(+20) 2015/01/26(Mon) 10時頃
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……やべ、クセェ。
[そういえば昨日も風呂に入るのを忘れて寝た気がする。 流石に通算三日目はヤバい。 俺が例え清純派アイドルだったとしても、これはよろしくない。 決して加齢臭などしない、断じてしない、これは違う。はずだ。]
…………便所いこ。
[とりあえず便所で用を足そうと立ち上がった。 よろっとしたが、寝起きだからだろう。]
(+21) 2015/01/26(Mon) 10時頃
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[半分以上目を閉じたような寝惚け眼で歩き出す。 手探りでノブをひっつかみ、便所の戸を開けば中へ。 普段と変わらず用を足し終わって部屋へと戻る瞬間の事だ。
全身をぬるりとした何かが纏わりつくような感覚に襲われて 便所は済ませたはずなのに、ぶるりと悪寒が走った。 ついに残尿感か、もうジジイのことバカにできねーぞ。 などと、不可解な感覚に小首を傾げた。
思えばこの時、歪んだ空間を移動してしまっていたのだろう。 手を洗った時に気付くべきだったのだ。 吊るされたタオルがやけにふかふかで良い匂いだったことに。]
(+22) 2015/01/26(Mon) 10時半頃
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― 203号室 ―
(がちゃ。)
[それは無慈悲に響く、便所から部屋へ続く扉の音である。 開け放った先の景色がいつもと全く違っている。 俺の部屋に棚の入った箱なんぞなかったはずだし。 段ボール収納は大昔に黴様のご光臨でやめたはずだし。
何より 胡座をかいてご自身の息子さんを慰めている怜琉の置物などなかったはずだ。]
…………。
[なかったはずだ。]
……―――は、ヨォ?
[寝惚けたまま手は上げてみたけれど。 ほそーい寝起きの視線は確実に、怜琉とその股間へと注がれている。]
(+23) 2015/01/26(Mon) 10時半頃
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[握った息子はすでにやんわりと芯を持っていた。 揉むように何度か往復させれば いつもより簡単に手の中のものも硬くなる。]
……っ、は
[明らかに異常だよなという考えが頭の隅をよぎるが、 自ら追い込む熱でそんなことはどうでもよくなった。 ただ気持ちよさのみを求めて手の動きを早める。 幹を擦る手の動きが滑らかになったのは汗のせいではないだろう。]
(+24) 2015/01/26(Mon) 12時半頃
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っ、なに
[突然水音が聞こえた。 思わず手を止めて水音の方…トイレを見やり。
まさかこのタイミングで壊れた? 修理にも人を呼ばないとだし非常に困る。
ぼんやりとしたままの頭でも やけにはっきりと聞こえたのは、
ーーーーがちゃ>>+23]
(+25) 2015/01/26(Mon) 12時半頃
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…………。
[いつから円了荘は共同トイレになったっけ。]
…今日も、いい、お天気で。
[今しがたまで耽っていた頭はまともに働いてくれない。 浮かされたような声でぼんやりと返す。 トイレに背を向ける形で座っていたが、 振り向いている以上開けた前もその中央に立っているものも ばっちり視認できただろう。]
(+26) 2015/01/26(Mon) 13時頃
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[とはいえ想定外すぎる事態に頭は追いつかず。 当然隠すという思考も回らない。 何か言われるまで、解放された前はそのままだ。**]
(+27) 2015/01/26(Mon) 13時頃
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[管理人の優しい気遣いが届くことはなく。 不思議空間の移動で203号室にいる男には起きていると声を返すこともできない。
今は雄々しく胸を張った怜琉のご子息と 慎ましやかなお見合いタイムだ。]
あァ、いえいえ、そちらこそ。 ご立派なムスコさん、で?
[熱に浮かされたような声に、僅かばかり上擦って返してしまった。 や、驚くだろ、驚いてんだよ。
視線は怜琉と怜琉のそれとを幾度も交互に見た。 流石にしっかりと目は覚めた。 が、微妙に違うものまで目を覚ましそうな。]
(+28) 2015/01/26(Mon) 13時頃
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[そわ、とするくせに視線を外してやることが出来ない。 見られて気持ちの良いものでもないだろうし。 見ていてなにも悦くはないはずだ。 だってタバサちゃんの乳でもクリスマスちゃんの乳でもない。 あれはまごうことなき、雄のチンコだ。]
…………。
[無意識に喉仏が上下した。 こく、と微かすぎるほどの音が鳴るが喉は渇いてくる感覚がある。 棹の先から垂れた精液の雫に目を奪われて。 それを今、怜琉がどうしていたのか想像するだけで。]
……、は。
[息を少し詰めた。]
(+29) 2015/01/26(Mon) 13時頃
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