105 【薔薇】妖怪アパートと勿怪の風邪【R18】
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[顔が熱い気がするけれどこれはびっくりしたのと、 思わぬ物を見てしまったのとで、風邪じゃない。 半分になった荷物を持ち直して改めて階下へ。]
影ちゃーん、居るのはわかってるんだ。 はいるぞー?いーい?
[ごんごん叩いてから今度はきちんと確認を取る。 またあんなシーンに遭遇したら、 俺どんな顔したらいいんだろう。]
(19) 2015/01/26(Mon) 15時頃
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ともいえないような…が…こえて…を…かせる…
…は…ていた…
…その…で…た…が…きているのには…づかないまま
…いつも…りに…がり…んだ…
…これ…
…もやしよりは…だとおもう…
…の…に…を…いて…さて…
はあんな…に…っていいやつだ…
…されたら…する…じで
…き…できるようになってる…
…もちろん…だけな…
…にも…か…わなきゃならないことがあったような…
…そわそわと…を…わせたあと…
…ちらりと…を…て…
…ちゃんも…するなら…えっと…てるし…
…に…られてるとより…り…がるって…かが…ってた…
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[ふと、 それに気付いたのは、ある男子が傍に来た時だった。 鼻先をかすめるある臭い。 あれ。これって]
……。
[硯にされた悪戯や、上杉としたことを思い出し、つい少し赤くなってしまう。 妖怪嗅覚で嗅いでみれば、男子はほとんどその臭いがした。 ああ、ここの男子って、皆、発情期なのかと納得する。おかしいことではない、と硯や上杉も言ってくれたっけ。 むしろ、飛鳥が遅いくらいだったのだ。妖怪だから仕方ないけど。 ……と、同時に]
……ふ。
[女の子はとてもいい匂いがする。 男子とは全然違う。お菓子みたいな、森の中みたいな。 ……あれ?もしかして、学校って天国なんじゃ?]
(20) 2015/01/26(Mon) 18時半頃
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「……臙脂くん、今、笑った?」
[委員長に指摘されて、びっくりする]
「笑ってた方がいいよ。 ……その方が皆と溶け込みやすいし。友達も出来るし」
[ちょっと迷ってから、うん、と頷いた]
「明日も学校、来る?」
[これには少し躊躇う]
(21) 2015/01/26(Mon) 18時半頃
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……ぬ、 塗壁に邪魔されなかったら、来る、かも。
[そう言ったら、一拍置いた後、級友たちは一斉にドッと笑った。 肩をばしばし叩く者まで居る]
「臙脂も冗談を言うんだな!」
[なんて返して良いか分からず、飛鳥は真っ赤になって俯く。 そんなに変な事を言っただろうか。 笑われポイントが良く分からない。]
「ぬりかべって、アレでしょ。コンニャクのオバケ」
(22) 2015/01/26(Mon) 18時半頃
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ちがう!!!!
(23) 2015/01/26(Mon) 18時半頃
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[飛鳥の大声に、シン、と周りが静まった。 サアーっと飛鳥の顔から血の気が引く。 やってしまった。やってしまった。 どうしよう?!]
あ、う……。
[どうしよう。 とりあえず逃げよう。 に、逃げ。でも、どこに?! 分からない、とにかく逃げなきゃ!]
(24) 2015/01/26(Mon) 19時頃
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[ふと、 声が蘇った。 言わなきゃ分からない、と頭を撫でたのは硯で。 心配してくれて、手をつないでくれたのは炉喰出だ。 そして、取り残されるぞと叱って学校に送りだしたのは蛍壱で。 なのに、自分は逃げてばかりいて]
その、 つまり……。
[ごくんと、痛いツバを呑みこんだ]
(25) 2015/01/26(Mon) 19時頃
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あの、 ヘヘヘのへ太郎とか、そういうのに、出てくる、 あの、 コンニャクオバケみたいな塗壁は、火木もえる氏の創作で。
だから、 ほんとう、の塗壁はもっと、動物系、っていうか、 ウサギ、 みたいなので。
(26) 2015/01/26(Mon) 19時頃
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[白紙のノートを開き、震える手でペンを握った。棒握りだ。 描いた絵は自分で見てもヘッタクソで、脱臼して死んだ目をしている、耳でかろうじてウサギっぽく見える何かだった]
……こういう、感じ。
(27) 2015/01/26(Mon) 19時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2015/01/26(Mon) 19時頃
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─ アパート前 ─
[お腹が痛くなってしまったので、その後の時間は保健室で過ごし、 結局はお昼までで早退することにした]
はぁ……。
[ため息をつま先に落としながら、日の高い町を歩く。 やがてアパートが見えて来た]**
(28) 2015/01/26(Mon) 19時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2015/01/26(Mon) 19時半頃
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は…っ!
[やばい、寝過ごした。飛び起きて時間を確認すればちょうど正午を過ぎた頃か、お天道様は随分と高い位置に上ってらっしゃる。]
ふぁ、…だりィ。 …んあ?
[一眠りしても身体の火照りとダルさは続いていて。むしろ酷くなってきているような気すらする。壁に手をつき身体を起こせば、窓から外を歩く飛鳥>>28が見えた。どうやらどこかへ行った帰りのようだ。]
おかえりィ。
[天邪鬼は自分にも適用される。気怠い身体に鞭打って、挨拶くらいはと声をかけた。]
(29) 2015/01/26(Mon) 21時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2015/01/26(Mon) 21時半頃
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[下を向いて歩いていたら、声が振って来た]
ろっくん……。 ただいま。
[ぺこ、と頭を下げる。 そして]
あの、あのね。 ……そっち行ってもいい?
(30) 2015/01/26(Mon) 21時半頃
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[返事>>30が返ってきたはいいが、イマイチ覇気がない。確かにいつもおどおどしているがそれとは違う。なんというか単純に…元気が、ない?]
…茸栽培でも始める気かァ?
[皮肉に隠れた小さな心配は見つからなくていい。 それよりも、彼の申し出をどうしようかと。今の自分は、完全に発症しているハズだ。]
あー、今、か?
[とりあえず時間稼ぎ。]
(31) 2015/01/26(Mon) 21時半頃
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やはり…が…を…えてきたのだろう…
…が…してきているから…つまりその…
…あ…
…だって…ってんだよ…
…じいちゃんがちょいちょいこっち…なくってもいいようにさ…
…に…の…から…れたくてではあるものの
…は…して…けているのだ…こっそりと…
…つらいんだろ…
…ほっとくともっと…しそうになるぞ…
…からの…な…
…り…もどこ…く…と…を…して…け…した…
は…わかってるから…
…の…ちゃんを…えるかな…って…
…の…には…で…をかけておくとして…
…うにも…と…があるのだ…
…をかけるなり…を…するなり…を…すなり…
…それとも…ずかしい…
…くふ…と…うと…しく…の…は…えていた…
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うん、今だけど、 あ……、い、忙しい?
なら、いいけど、……。
(32) 2015/01/26(Mon) 22時頃
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[罪悪感と劣情が混じって、ぐるぐると。それでも理性は手放せない。]
忙しくは、ねェんだ。 でも、ちょっと今は厳しいかもなァ。
―――――怖ェ思いは、したくねェだろ?
(33) 2015/01/26(Mon) 22時頃
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[歯切れの悪い返答に、きょとりとする]
怖い思いって、何が?
[見上げすぎて首が痛い。 ……少し考えて]
じゃあ、後では?
(34) 2015/01/26(Mon) 22時頃
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わかんねェか? まァ、それでもいいさ。
[きっと飛鳥は里で大事に大事に育ててもらったのだろう。綺麗で、綺麗で―――汚したいなんて。それは天邪鬼ゆえか、己の欲望か。]
んー、後なら平気かねェ。 また、頭突きでもかましてくれりゃあいい。
[べ、と舌を出してからかう様に笑った。 彼の示す『後』がいつのことを指すかはわからないが、とりあえず返事をして引っ込んだ。]
(35) 2015/01/26(Mon) 22時頃
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[外からは見えぬところ。背中を壁に預け、息を整える。]
…、っは、ッ
[周りには人のことなんか気にするなと大口叩いておいて自分がこれでは目も当てられない。
視界の端、携帯が転がっている。連絡をとったほうがいいことは分かっていたけれど、患者2人の世話をしている小さな管理人を思い出して、もう少し我慢しようかなんて。]
(36) 2015/01/26(Mon) 22時半頃
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……???
[炉喰出が何を言ってるのか、よく分からない。 そりゃまあ、頭突きは得意というか、石頭だけど。 引っ込んでしまった炉喰出を少し見送り、そしてアパートの中に入った。]
んしょ、と。
[103号室の扉に手をかけて、そしてちょっと104号室の方を見る。 扉はしっかり閉まっていて、まるで別の世界に閉ざされているようにヒトの気配もしない]
(37) 2015/01/26(Mon) 22時半頃
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[首を振る。 本当に勿怪の風邪だったら、飛鳥に出来ることはないし、蛍壱がついてるのだから大丈夫だろう。 自分の部屋に入り、学生鞄を置いた]
あぁ〜〜〜……つかれた……。
[煎餅布団に身を投げ出し、寝ころんだまま、もだもだと学ランを脱いだ。 普通の服なら皺になってしまうけれど、一度本体の毛皮に戻せばいいのだから、この辺りは楽だ。 全裸になってしばらく転がったままでいる]
(38) 2015/01/26(Mon) 22時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2015/01/26(Mon) 22時半頃
エリアスは、リーの部屋に、いつごろいこうかな。
2015/01/26(Mon) 22時半頃
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[……やがて、ぐう、とお腹が鳴ったので、仕方なく起き上がった。 学生服を毛皮の中に仕舞い、代わりに浴衣を作り出して纏う。 慣れた和装に、ホッとした]
ふいー。
[学生鞄から、帰り途で買ったぱんを取り出して、もそもそかじる。 部屋にコンロは一応あるのだけど、やっぱりまだ怖くて使えていない。 蒼い炎は狐火みたいで落ち着くけど]
(39) 2015/01/26(Mon) 22時半頃
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[ふと、視線がコタツの上の少年ジャンボへ向く。 結局、硯に返しそびれたままだ。 どうせしばらく硯に会えないなら、また炉喰出に戻したいいかもしれない。
あの時は、急いで読ませてしまったみたいだし。炉喰出の部屋は案外綺麗で居心地良くて、のんびりは出来たけど。 ……後ろの方のページの、裸同然の女性の姿を思い出して、またもちょっとドキドキした]
(40) 2015/01/26(Mon) 22時半頃
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[そうやって時間を置いてから、もういいかな、と、雑誌を持って部屋を出る。 一回、壁ドンはしてしまったけど、階段からは落ちずになんとか二階へ]
……ろっくん。僕だよ。
[炉喰出の部屋の前で、コンコンしてみた。 頭突きじゃなくて、手で]
(41) 2015/01/26(Mon) 22時半頃
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あー、やっぱり湯浴みしねェと気持ちわりィ!
[上がる体温、流れる汗。これは怠いとか言っていられない。重い腰をあげ、ふらつく脚に力を込め、お風呂場へ。]
ふァ〜〜〜、 きもち…
[湯船に浸かると自然にため息が漏れる。風邪の時はお風呂は逆に入ったほうがいいと、この間TVでやっていた気がするし、と今の行動を肯定する。
…まぁ、人間の引く風邪とは勝手が違うのだが。蛍壱にバレたら叱られてしまうかもしれないので、これは内緒にしておこうと強く誓った。]
(42) 2015/01/26(Mon) 22時半頃
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[お風呂から上がり、いつもどおりのシャツを身につける。カーディガンは今日はもういいだろう。熱い。
身支度を終えた頃、控えめなノック>>41が聞こえた。]
んあ? …飛鳥?
[驚いたのと彼がわざわざ訪ねてきたのと熱と。動かない頭より先に身体が客人を迎えるべく、扉をあけた。]
(43) 2015/01/26(Mon) 23時頃
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エリアスは、リー、ケホケホ……
2015/01/26(Mon) 23時頃
リーは、しまった、扉あけちまったァ!
2015/01/26(Mon) 23時頃
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ごめんね、来ちゃった。 ……まだ早かった? 大丈夫?
[炉喰出の顔をおずおずと伺う。 それから雑誌を示して]
あの、これ、ついでに持ってきたの。 急いで読ませちゃったから。 硯さん、しばらく会えないみたいだし。 僕は、その、全部読んだから、もう。
(44) 2015/01/26(Mon) 23時頃
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