……は、 ッ、 は、ぁ、 ……く、れ、
もっと、……ッ、 ……純一が、ほし、 い、……ッ
俺、なんて、 ……くれてやる、から、 アンタを、
[替わりに、よこせ、と。
闇の気配が忍び寄る部屋。掠れ声の懇願に、泣きそうに顔が歪んだのを、闇は上手く隠してくれただろうか。
それすらも閉じ込めるように、その唇を貪った。
くだらぬ感傷に振り回されるくらいならば、今はただこの身体に溺れていたい。
射精を伴うもの、伴わないもの、最早常に達しているのではないかというくらいの快楽。
口付けに阻まれ、声になりそこねた熱は更に貪欲にその身体を欲する。]
ッ、 ん ……っぐ、 ぁッ、 ……んっ じゅ、んい、
俺ン中、 ……出して、
……絶対、……零すんじゃ、ねェぞ、……
[一滴残さず、受け止めてやるから。
この渇望感は、きっと一度や二度では足りないだろう。
ぶつかり合った歯を、舌先はぞろりと舐めてゆく。]
(@219) kirisame1224 2014/06/22(Sun) 18時半頃