……っは、 は……、 はーっ……
[抱き締めるというより、縋り付くと言った方が正しいのかもしれない。
身体の強張りを逃がすように、息を吐きながら唇を受け止める。
解いた片腕、頬に添える手。その一連の動きに、随分と慣れてしまった。
唇を重ね合わせれば、静かに呼吸を共有するように。
シーツの上、薄らとかいた汗の上を、冷風は撫でていく。
逃げていく体温に、再び抱きしめるように腕を回せば、温もりを求めるように抱き締めた。]
……っ、 ぅ、 ……けど、
もっかい、すんなら、……ゴム、変えねーと、………
[昨日もそうしただろ、と、小さく笑う。
未だ硬さを保ちながら、内側に在るその熱に、呼応するように自らもまた、熱を孕みだす。
身体を寄せる度、腹に散らせた白濁が、二人の間でつぃと糸を引いた。
日常生活であれば、確実に不快に分類されるであろうその感覚。
けれど、それにすら、浸ってしまう自分は確かに存在した。
このまま、融け合っていけたら、なんて。]
(@194) kirisame1224 2014/06/22(Sun) 10時半頃