……は、 ……そりゃ、確かに小せぇ、けど
でも、ほら、……多少は、慣れてきた、みてェな?
[そんな事を、余裕めかして口にできるのも今だけだろう。
確かに今、自分の内側に彼の熱が触れている。
犯そうと思えば好きに犯せるだろうに、それをせずに、ただ浸るような時を共有している。
激しい動きのない穏やかな快楽の中では、そんな事ばかり考えてしまう。
浅い呼吸を繰り返しながらも、両腕をその背にしっかりと回せば自らの身を寄せて。]
……波、……?
あー、……海、近ェな、やっぱ、……ッ
ぅ、……っく、 あ、 ……じゅん、いち、……っア、
[寄せては返す波の音。裡を擦る動き。
2つのリズムが似通う事に気付けば、吐息を震わせながら唇を寄せる。
自然と動いていた自らの腰は、次第に、意図的な動きへと変わっていく。]
(@183) kirisame1224 2014/06/22(Sun) 02時頃