そう、あなた達の先達になるお客人がこの部屋を訪れるようになったのがちょうど半年ほど前から。そちらが満月の夜に異界と化すのもそのあたりからだったと覚えが。
塞げば来られなくなる、シンプルで良い考え。悪くないです。
もっとも、どうして繋がるようになったのか理解しない事には覚束ないかもしれない。案外誰かが開けているのかもしれない。
その辺りは私にも与り知らぬこと。前のお客人方はその辺りがわかる前にこの部屋に来なくなってしまったものだから。
[要するにその辺りは分からない、と幼い少女の疑問>>153に答えて部屋の主はレコードの針をかけなおす。そして再びソファに座った。]
まあ、無理に戦わなくても良い事です。ここで時間を過ごすのも良いひと時ですよ。そちらも私の仕事の一つには違いない。引きこもりながら自分探しの思索にふけるにはこの部屋以上の場所は世の中にないはずですから。
(@3) 2015/02/14(Sat) 22時半頃