えっ?
[>>15何気ない呟きを拾われて、ぱちりと瞬いてライジを見た。]
あぁ、そうだな。
今度作ってもらっていいか、具の多いやつ。
[ライジが作ってくれたもので、不味かったことは一度もない。
”そのうち”が、なるべく早ければいい、いっそ毎日でも味わえたなら……それなら……と、ひそかに、いつか彼と暮らすことが出来ないだろうかと思いながら、次の休みはどうするかなどと話を触れば、ライジの頬が、ちょっと赤らんだような気がした。]
……うん。
また、な……今度はほら、なんかちゃんと美味いもの食えるところに……
[あの夜、流星に咄嗟に願ってしまった願い事は、残念ながら叶わなかった。
翌日に立ち寄った店で、相席になった二人組につられて頼んだ料理が、それはそれは、たいへん個性的……有り体に言えばひどく不味かったのだ。
同じ過ちは、もう二度と犯すまい、たぶん。]
(17) nordwolf 2016/02/02(Tue) 23時頃