96 【飛び入り募集】たびびとのまち
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
サイモンが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、ヴェスパタイン、パピヨン、ヘクター、クラリッサ、カトリーナ、ロビン、ホレーショーの7名。
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[家具を作る事は、未だに慣れていない。 小さな小さなズレが、だんだん大きなズレとなって。 結局、どこか傾いだ物となってしまう。
練習に作った家具達は、今も自宅の居住スペースを占拠している。 必要な者が要るならば譲渡もしていたが、あまり売れ行きが良いわけでもない。
だが、棺だけは、違った。 何度も何度も作った棺。 基本的な大きさの物は、もう物差で測らずとも作る事が出来る。 後は場合に応じて、小さなものだったり、大きなものだったりを作り分ける。
ただ死者が眠る為の箱。 最期の旅の為の船。
そんな風に、船と呼ぶのならば、もう、何人が自分の作った棺で旅に出たのだろうか。]
(0) 2013/09/23(Mon) 01時頃
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[作業が終わるのは、昼を過ぎた頃。 没頭していたせいか、もう、眠気は何処かへ行ってしまった。
滑らかな表面を撫でながら、少しだけ、目を細める。
蓋がぴったりと合う事を確認すれば、完成した物は工房の片隅に。 必要となった頃に、納棺師が取りに来るだろう。
―――遅かれ早かれ、その日はやって来る、絶対に。]
(1) 2013/09/23(Mon) 01時頃
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[自分達が此処にいる以上、この町は絶えないのだろう。 自分達がこうして在る以上、この町は続くのだろう。
そして、何人もの人の死を見る。 何人も、何人も。
せめて、その死が自分達の様な、非業なものでないようにと。 祈りながら、願いながら。]
(*0) 2013/09/23(Mon) 01時頃
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[再び作業に戻ろうと、工房の外に出た時。 葬儀の終わりを、近所の者から伝え聞くか。
あのバーの奏者が亡くなった事。 暫く、バーの看板は開店を示さない事。
小さな町故に、噂の広がりは早い。 噂の確実性も、高い。
元よりあまりあの店に行かぬ故、悲しみのようなものは感じなかったが。]
……その奏者ってのは、……どんな風に逝ったのか、聞いたか。
[尋ねる声は、やや、苦く。]
誰か、……傍に、居たのか、
[そんな詳しい事情など、ただの隣人である彼が知る筈ないのだが。]
(2) 2013/09/23(Mon) 01時頃
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ホレーショーさん、 ありがとうございました。
その、彼を、送ってくれて。
[薔薇の香りはまだ強い。 帽子を胸に抱え、双眼を閉じたままの顔を彼に向けるとぺこりと頭を下げた。]
(3) 2013/09/23(Mon) 01時頃
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[一言、二言、会話を交わした後、隣人とは別れる。 何だか作業を続ける気にもなれず、さりとて特別する事があるわけでもなく。
散歩でもしようかと、ふらり、家を離れた。
町の空気が、重い。 誰かが死した時、何時だって町はこんな空気になる。 それもまた、数日するうちに振り払われていくのだけれど。
―――振り払う事ができず、引き摺られるように死す者も、少なくは無い。
それは、別に使者と距離の近い者だったからというだけでは、ないだろう。 誰かが死したと言う、ただその事実だけで、自らに迫る死の存在を、より強く意識してしまう。 ただでさえ死の近い町人には、それだけで、十分すぎるのだ。]
(4) 2013/09/23(Mon) 01時半頃
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[重ねた手が伝える、彼の体温。
失われるだけになってしまった熱。]
……そう。ありがとう。
[もう何も言えなくなったサイモンへと告げるは、感謝。 彼が、微かに笑っているように思えたから。]
(5) 2013/09/23(Mon) 01時半頃
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[その後、薔薇の香の男といくつか話をしただろうか。 ふらり、一人で外に出る。 マスターは最後まで付き添うと言っていた。
いつもなら、まだ開店準備中の時間帯。 でも、今日も明日も、暫くは、≪CLOSE≫が≪OPEN≫に引っくり返る事は無い。
町は変わらずざわめいて居るけれど、きっと話題は彼の事ばかり。 杖で道を叩きながら、いつもよりゆっくりした歩調で歩いた。]
(6) 2013/09/23(Mon) 01時半頃
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[最後の晩餐は、美味しいと思ってもらえたと信じたい。]
(*1) 2013/09/23(Mon) 01時半頃
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/* (>>2:6 パピヨン) サイモンのことも話題にあげてあげてください(o・ω・o)
(-0) 2013/09/23(Mon) 01時半頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2013/09/23(Mon) 01時半頃
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[日が傾けばまた、街角へ灯りを燈し、 通りに佇めば、あの音が聞こえないことが少し寂しい。]
いつまで、燈せるんだろう。
[自分が遠くへ逝った夜は、街角はいつもより暗くなるんだろうか? それとも誰かが代わりに燈して、明るくなるんだろうか?
いつも通り、一通り仕事を終えて食堂へ向かう。]
…何かあったのかい?
[いつもと違う雰囲気に、不思議そうに声をかけた。]
(7) 2013/09/23(Mon) 01時半頃
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[雨には遠い。 けれど晴れにも遠い曇り空。
遠く聞こえるのは、彼の演奏が好きだった者の泣き声だろうか。 誰かに別れを惜しまれる。 そう思ってもらえるような人生を、彼は歩んだのだろう。
それが、彼にとっての幸いであった事を、祈る。]
………、
[そして、一人、歩く姿>>6に気付く。 てっきり、傍に要るものだと思っていた 彼女はきっと、彼とは遠くない距離の人間の筈だったから。
とはいえ、何と声をかければ良いかもわからない。 彼と彼女について、あまりにも、知らない事が多すぎるから。
立ち止まる。]
(8) 2013/09/23(Mon) 01時半頃
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いつか、……そうだね、いつか。 望まなくとも、その時は来てしまうんだろうね。
[そう言って、ロバートは伏し目がちに、笑ってみせた。 彼は知っている。それは、いつか、だなんて悠長なものではないことを。]
お兄さん、そうか。 ……そうか…。
[クラリッサは兄の話を続けた。死んだら、兄に会えるのだ。と笑った。
……ロバートに、クラリッサを留める言葉は無い。 妻が居なくなった後、ぽっかりと空いた穴は、塞がらなかった。穴を埋めるように、ふらふらと、さ迷うように街から街を歩いた。 彼女の居ない世界は、ロバートにはまるで、色彩を無くしたようで。 クラリッサも、同じ想いなのだろうか。
死すれば、鮮やかだったその世界が戻るとは、到底思えない。だけど、それを止める術も、論拠も、彼は持ちえない。]
(9) 2013/09/23(Mon) 01時半頃
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……おかしく、おかしくなんて、ないさ。 おかしくなんて。ちっとも。
でも、君がお手伝いに来なくなったら。 ……私は、寂しいよ。
[そう、きっと彼女はおかしくなんてないのだ。かつての自分と、似たようなものなのだ。 彼女が居なくなったら寂しい、だなんて、結局は自分のエゴでしかなくて。単に、誰かが自分を覚えていて欲しいだけなのかもしれなくて。 彼女が美しい世界を望むのならば、止める理由は何処にある?
何ひとつ言うことができず、そっと、彼女の元を離れ、さっと直したワンピースを取って帰る。]
……ほら、これで直ったから。 ご覧なさい。これで全部元通りだ。
[彼女にワンピースを確認してもらうと、そのまま立ち去る彼女を見送った。 いつもの手伝いのお礼に、もちろんお代は無しだ。
ぱたん、と仕立て屋の扉が閉まっても、ロバートは暫くの間、その場から動けないでいた。]
(10) 2013/09/23(Mon) 01時半頃
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/* ヴェスパタインさんとお話ししたいんですけど、多角突撃星人しすぎるのはアカン気がする。
(-1) 2013/09/23(Mon) 02時頃
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[幸せを取り返そうと歩いて。 歩いて。 辿りついたこの場所。
辿りついて、そのまま。独りで逝った。
幸せを取り返そうとしたはずなのに、叶うことなく。 だから。]
(*2) 2013/09/23(Mon) 02時頃
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[店の奥から毛布を持ってきた。 永い眠りについたサイモンへと掛けてやる。
店の前に出していた、開店の印を中へと入れる。 いつものように食堂へ来た者たちへ、謝って。]
……ええ。 サイモンさんが。
[スヴェルチェルへ、短く答えたが伝わるだろうか。]
(11) 2013/09/23(Mon) 02時頃
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[少し彼が羨ましい。 だって私、あんなに綺麗に箱に入れてはもらえないだろうから。
自分は死体には、なれない。 砕けた碧は持ちだされる。持ち出されて沢山の人の手へ。 きっと何一つ残らないのだ。
日はまだ高かっただろうか。それとも、もう既に落ちてしまっただろうか。 見えぬ目では時間も分からぬ。
彼の事と自分の事。 その他沢山の事を考えながら歩いていたから、見つめる視線>>8には気付けなかった。 名前を呼ばれれば、少し遅れて振り返っただろう。]
(12) 2013/09/23(Mon) 02時頃
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[暫くの間、そのままぼんやりと立ちすくんだ。
我に返り、ばたばたと仕事に戻ったのは、少ししてからだっただろうか。
クラリッサの笑顔と裏腹なその言葉が焼き付いて、どうにも仕事も手につかず、パピヨンから預かった手袋の補修をなんとか終わらせたのはお昼過ぎ。
それから、朝の残りで適当に作ったサンドイッチを食べて、仕事を再開したのはもう少し後。
そして、先程まで踏めていたはずの愛用ミシンが踏めないことに気づいたのも、そのころ。]**
(13) 2013/09/23(Mon) 02時頃
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[すれ違う瞬間。 仄かに漂ったのは、薔薇の香。
納棺師の元に居たのだろう。 棺を運ぶ際によく向かうものだから、その香の出所が何処かなど、もう、覚えてしまった。 納棺師から咲く花は、他の薔薇よりも強く、強く香る。
そしてその香りが服にうつる程、その花の傍にいたのだろう。]
……なぁ、
[名を呼ばず。 声だけを、かける。
見えぬ彼女の事だから、しっかりと名を呼んだ方が良いのかもしれないが。 彼女宛てへの声だと気付かれずとも、言葉を続ける。]
……店、何時まで休みだって?
[他に、問えるような事が、無かった。]
(14) 2013/09/23(Mon) 02時頃
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…あぁ。
[毛布の下に隠されたのは、命失って冷えて行く肉体。 自分も遠からずそうなるのだろう。]
足音に、追いつかれてしまったのかな? もう、逃げずに済むのかもね。
…ホレーショーを呼んで来る?
[納棺士の彼なら、きちんと送ってくれるだろうから。
(15) 2013/09/23(Mon) 02時半頃
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…?
[立ち止まり、声の主を探す。 自分に向けられた物かは分からなかったけれど、念のため。]
(16) 2013/09/23(Mon) 02時半頃
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[眉を下げ。 頷く。]
もう逃げないで、怯えないで済むのかしら。 逃げるのも、疲れてしまうものね。
そうね。 ホレーショーさんにお願いして。 送ってあげないと……さいごまで。
[毛布に隠れたサイモンの身体をそっと撫でる。]
(17) 2013/09/23(Mon) 02時半頃
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[名乗らねば、彼女には声の主が自分だと気付けないのだろう。 声の先が、彼女だという事にすら、気付けないのだろう。
何れ、声すらも、届かなくなるのだろうか。]
……こっち、
[一歩、大きめに義足の脚を踏み出す。 靴音とは違う、硬い先端が地に触れる音。 次いで踏み出した足は、他とは変わらぬ靴音で。]
店、……開かないと、お前さんの歌、聞けねェんだろ、 ……何時まで休むかとか、何か、言ってたか。
[名乗らぬまま、問いかけを続ける。 自分が声の主だと、知られる必要は無いだろう。 別に、声音で彼女が察しても、さしたる問題ではないのだし。
ただ、昨日のバーの店内を思い出す限り、彼女の歌を必要としそうな者は、多く居た様だから。]
(18) 2013/09/23(Mon) 02時半頃
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[聞き慣れた声と、他の人と違う足音。]
ヘクターさん?
あ… お店、は ごめんなさい。私も知らなくて、
[声に振り向くと、申し訳なさそうに。
薔薇の香りが強かった。 すべて塗りつぶしてしまって、彼の木の香りは分からない。]
でも、ピアノ、弾く人居ないから、 歌、お店が始まっても、暫くは……
[ぽつりぽつり。懸命に単語を探して絞り出す。]
(19) 2013/09/23(Mon) 03時頃
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[絞り出すような声に、目を細める。 近付いた距離は、たったの二歩。 其れで良い。 それ以上は、要らない。]
……なら、……次の奏者が来るまで、待つのか? 待たないと、お前さんは歌わないの。
[一つ、二つの瞬きの間。 数軒先の食堂に、僅か、妙な様な気配を察して視線を向ける。
これだけ近いのならば、はっきりと確認せずとも、分かる。 わかって、しまう。]
……別に、死者の為に歌ってやれとか、綺麗事を言う心算はさらさら無いんだが。 あの奏者が居なくなったってのは、お前さんが歌わない理由にはなりやしないと思うんだがね。……その辺、どうなの?
[何れ、この町から歌は消える。 別の歌姫がやってきたとしても、彼女の歌は消える。]
(20) 2013/09/23(Mon) 03時頃
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[けれど彼女がまだ歌えるならば。 それを消してしまうのはあまりにも、惜しいように思える。
きっとそれは、彼女だけに限る事ではない。
今この瞬間は、二度と訪れない。]
(21) 2013/09/23(Mon) 03時頃
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