60 Bar『Amber』
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きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が1人、占い師が1人、人犬が2人、囁き狂人が1人、首無騎士が1人いるようだ。
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人殺しと一緒にいるなんてごめんだヨ!へ…へっ、部屋に戻らせてもらうヨ!
(0) 2012/10/02(Tue) 01時頃
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/* おまかせ占い師………
おいしい…!犯人がわかっちゃうのな!
(-0) 2012/10/02(Tue) 01時頃
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こうして。
Bar『Amber』には、今宵も、緩やかな時が流れてゆく。
しかし男達は気付きつつあった。
そこにある「日常」が、僅か、ほんの僅かずつではあるが、ズレはじめていることに。
(#0) 2012/10/02(Tue) 01時頃
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/* わくわくわく
……目撃した、とかでいいんだろうかね (当然、占い方法考えてない)
(-1) 2012/10/02(Tue) 01時頃
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/* ところで、独り言と秘話を間違えそうで ドッキドキである
ダミーたんが一番上にあるのは、 万一ズレたときの救済になるな!
(-2) 2012/10/02(Tue) 01時頃
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───数日後。
新聞の地方欄の片隅に、小さな記事が、ひとつ載った。
「ヨアヒム・シーカンバー氏 襲撃」
●日未明、シーカンバー不動産代表取締役、ヨアヒム・シーカンバー氏が、何者かに背後から襲われ、頭部に全治3週間の重傷を負った。
現場は見通しが悪く───……
………………
………………
………………
(#1) 2012/10/02(Tue) 01時頃
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/* ああ、やっぱり天声ってそういう…… つまり次の日は死ぬの? 死ぬの?
(-3) 2012/10/02(Tue) 01時頃
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……!?
犬ですと?
(-4) 2012/10/02(Tue) 01時頃
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あ、よく見たら村人1じゃないか。
(-5) 2012/10/02(Tue) 01時頃
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/* そしてやはり記号を忘れる
(-6) 2012/10/02(Tue) 01時頃
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現場に証拠らしい証拠は何もなかった。
等のヨアヒムも、襲われた当時のことを覚えていない。
ヨアヒムに恨みを持つ者は多かった為、警察は、その筋の犯行と考えているようではあったが、幸か不幸か、この小さなBarには、まだ捜査の手は伸びていない。
しかし、もしかしたら。
男達は、気付いてしまうかも知れない。
そこに流れる、ごく僅かな空気の違いに。
(#2) 2012/10/02(Tue) 01時半頃
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おや、いらっしゃい。
[しかし、もしそうだとしても。 マスターは今日も穏やかな笑顔で。
いとしい常連客達を、迎え入れるのだが。]
(@0) 2012/10/02(Tue) 01時半頃
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/* はじまったよね。
……無意味に投入した人犬だった!
(-7) 2012/10/02(Tue) 01時半頃
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/* 赤組、誰やねん。
(-8) 2012/10/02(Tue) 01時半頃
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[いつものように酒とBARの空気を堪能し、 遅くなり過ぎないうちに帰り。 そして翌日、また仕事に出かける。
楽しみや友人がいれば、辛いこともあれど、 何とかやっていけるというのが持論。]
…………。
[上司と諍いを起こした夜の数日後。 朝刊を眺めていて、新聞の記事の一つに目が留まる。決して評判の良くない地上げ屋が、あのBARの近辺に目をつけている、という噂は、耳にしていた。複雑な気分になりながら、ネクタイを締める。
仕事を終えれば、今夜もBARに行こうと心に決めて**]
(1) 2012/10/02(Tue) 02時頃
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[事件のことは朝刊で知った。 仕事場では、昼休みにその話題が出た。
「俺の知り合いの服屋がさ、ちょっとアレな目に遭わされたことあってさぁ」 「この間、不動産屋の前で怒鳴ってるヤツいただろ」 「4丁目の老舗、潰れたの、あいつが関わってたって噂だろ?」
ここぞとばかりに出るわ出るわ、悪い噂。 ちゃっかり混ざって「自業自得だ」なんて、笑ってはいたけれど。
……なんとなく、胸騒ぎがしていた。]
(2) 2012/10/02(Tue) 02時半頃
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─ Bar『Amber』 ─
よ〜す。
[顔を出したのは、開店から1時間ほど経った頃。 腰掛けるのは、やはり定位置。 座ればすぐに、タンブラーに注がれたビールが出てくる。]
………。
[飲みながら、店内に軽く視線を巡らせて。 ただの思い過ごしだと、己に言い聞かせるように、最後の一口を大きく呷った**]
(3) 2012/10/02(Tue) 03時頃
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[プレッツェルを口にいっぱいに入れて顔の形が変わりかけた小猿を、馬鹿と軽くつついて笑う。 それからもハーブリキュールの薫りをゆっくりと楽しんでいたが、アマーロが尻尾に埋まるように丸くなって眠り始めたのを合図に、閉店よりは早く店を出た。]
――じゃあ、ありがと。
[まだ残る常連客にそう言って店を去るのは、常のこと。
それから男がBarに来た日と、来ない日と。 幾つかを繰り返して、そしてその日が来た。]
(4) 2012/10/02(Tue) 03時半頃
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……へえ。
[早朝。妻と揃いのカップに紅茶を注ぐ手が、ぴたりと止まった。ラジオから聞こえるアナウンサの声に、思わず溜息が漏れる。と、同時に、店へと続く扉が静かに開く。振り向くと、新聞を掴んだ妻の姿。 彼に負けず劣らずの深い眉間の皺を更に深めながら、妻はその中の1枚を無造作に引き剥がし、差し出した。]
(5) 2012/10/02(Tue) 03時半頃
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『自業自得ね、清々するわ。 だいたいあの男…』
[シーカンバーはその強引なやり口で、方々から恨みを買っている。妻の少々率直過ぎる感想には同意しないこともないのだが、クリストファーは声を低めて嗜めるようにその言葉を遮った。]
ノーリーンさん。
[そんなことを言うもんじゃありません、そう言う代わりに静かに人差し指を唇に当ててみせる。]
『今朝のお茶は随分美味しいでしょうね』
[夫の様子に、妻は小さな溜息と共に肩を竦めた。 クリストファーも同じように肩を竦め、*答える*。]
ええ、今年一番の注目株ですから。 まだ無名の茶園ですけどね。
(6) 2012/10/02(Tue) 03時半頃
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[新聞を見て、家を出る。 その日のよしなしごと――仕事も含まれる――を片付け、くたびれた財布の中身を確認して、肩口の相棒の様子を伺う。 黒い目がくるりと動けば、じゃあ行こうかと、またBarの戸を叩く**]
(7) 2012/10/02(Tue) 04時頃
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[――新聞には、現場に僅か残った花の薫りについて、特別触れる言葉はなかった*]
(*0) 2012/10/02(Tue) 04時頃
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/* 今回ばかりは…今回ばかりはノーリーンじゃないと 駄目なんだ…
(-9) 2012/10/02(Tue) 04時頃
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はい、どーも。
[包装を取られたチーズ>>0:49を受け取り、ぽい口に放り込む。 それから、返され>>0:40カウンターの上に置いたままだった煙草のケースもジャケットの中へ。
こういった、片手では難儀な事を頼む事に、抵抗を覚えていたのは何時頃の話だったか。 今ではそれにも慣れ、他の常連客も別段気を使うことなく自分に接してくれている、と思う。
―――空の左袖を見て、曖昧に笑って視線を逸らす者の多い事。]
(8) 2012/10/02(Tue) 07時半頃
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[朝の気配の近付く街並みを抜け、安い古アパートに帰宅すれば、シャワーもそこそこにベッドに倒れた。 眠りに至るまでに、余計な考え事は不要だ。 酒が巡り、夢か現かもわからないくらいに曖昧な感覚の中、身体に任せて眠りに着く。
そうすれば、何も思い出さなくて済む。 何も考えなくて、済む。]
(9) 2012/10/02(Tue) 07時半頃
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[家族すら失った自分から、更に憩いの場を取り上げようという、その思惑なんて、考えただけで吐き気がする。]
(*1) 2012/10/02(Tue) 07時半頃
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[常通り、店の看板がOPENになる頃合いを見て、隻腕は家を出た。 店に入る前だというのに、既に安酒の入った身体で街を行く。
向かう途中、店の近辺で小耳に挟んだ噂。 ヨアヒム・シーカンバーが、何者かに襲われたと。
様々な憶測が飛び交う中、左の袖をひらりとはためかせながら、店に向かう。 数々の言葉を聞いているのか、いないのか。ふらりふらりと足取りは定まらない。]
(10) 2012/10/02(Tue) 07時半頃
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