53 走る肢体
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狩人も立ち入らない深い森の奥からやってくる、“人狼”は、ひそかに人間と入れ替わり夜になると人間を襲うという。隣国の出身でありながら戦功名高く、Sirの称号を賜った若き英雄、Cointossと配下の聖貨騎士団は、この魔物の噂を重く見ていた。
恒例になりつつあった臨時徴税を収めた村人たちは、水車小屋で招集の命令を受け、不安を覚えつつも集会所へと集まるのだった……。
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嗚呼、聞こえ る。やつの足音が聞こえる……。
(0) 2012/07/10(Tue) 05時半頃
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―― 検体洗浄室 ――
死体洗いの部屋に、二人の男が居る。
二人は作業服を身につけ、今まさに死体洗いの作業を始めようとしていた。
一人は三十代程のベテラン、そしてもう一人は大学生くらいの青年である。
ベテランはホルマリンのプールに棒を入れていた。
「今日の死体は女だと聴いたな。
初めての死体洗いが女で嬉しいだろう?」
からかうような口調で言いながら顔で棒をゆっくりと動かしていると
次第に、プールの水底から浮かんでくる―――死体。
(#0) 2012/07/10(Tue) 05時半頃
ベテランは慣れた手つきで、全裸の若い女性の死体を引きずりあげ
床に横たえると、青年がひゅ、と息を呑むのに気づいた。
「これは既に人間じゃない、ただの死体だ。
目が開いていようが閉じていようが構いはしないが……」
そう言って死体の見開いた目をそっと閉じる。
(#1) 2012/07/10(Tue) 05時半頃
モップを手に、死体の身体を洗い始める。
「そんなに強くして……痛くないんですか」
そんな青年の問いに、ベテランは驚いたような顔をして
「何を言っているんだ。これはもう"死んでいる"んだぞ?
それに多少乱暴にしないと汚れは落ちない」
ぎゅ、ぎゅ、と肉を歪ませながら、肩、胸、腹部にモップをかけていく。
(#2) 2012/07/10(Tue) 05時半頃
「細かい部分はタワシで洗うんだ。もっと近づけ。怯えていても始まらない」
青年にタワシを握らせ、促す。
青年は恐る恐る、腕から手にかけて、
慣れない手つきでタワシで死体の汚れを落としていく。
どれほど時間が経ったか、それはベテランからすればじれったい時間だっただろう。
(#3) 2012/07/10(Tue) 05時半頃
「もういい、次は股間だ」
死体の両足を広げさせ、局部を露にする。
青年はごくりと生唾を飲んだ。
「なんだ、女のあそこを初めて見るってわけでもないんだろう?」
からかうように言って、タワシを持った青年を促す。
青年はどこか怯えた瞳を隠しきれずに、嘔吐感に苛まれたように
タワシをその手から落としてしまった。
「……そんなんじゃ仕事が務まらないぞ」
ベテランは落ちたタワシを拾い上げ、続きの作業を全て引き受けた。
(#4) 2012/07/10(Tue) 05時半頃
―― 更衣室 ――
「うぇっ……えっ……」
青年は今起きた死体洗いの事実を受け入れ切れずに、
胃の中のものを全て吐瀉しながら酷い頭痛に苛まれていた。
これが、過酷な死体洗いの実情。
その後、青年はこのアルバイトに顔を出すことはなく、
次なるバイト募集が始まったという。
(#5) 2012/07/10(Tue) 05時半頃
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―― 副院長室 ――
……そう、また辞めたの。
[看護師からの報告を聞き、小さく溜息を吐く。 死体洗いの仕事は誰も長く続かない。
女はデスクに置いた錠剤の入った瓶を手に]
でもね、次はきっと続くわよ。
[そう、自信ありげに微笑んだ。]
(@0) 2012/07/10(Tue) 05時半頃
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特別な薬が出来たの。 これを飲んだら、きっと厭でも働くわ。
[妖艶な笑みを浮かべ、看護師を招き寄せる]
貴方も仕事を辞めたくないでしょう? それなら少しだけ実験に付き合って頂戴。
[瓶から取り出した錠剤を唇に銜え、 看護師に口移しで薬を飲ませた。]
……ふふ
[意味深な笑みは此れからの未来を期待するもの。 喜劇を、悲劇を、望むもの。 女は副院長という座を得てして尚、 貪欲に己の私利私欲を尽くし続ける―――**]
(@1) 2012/07/10(Tue) 06時頃
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助手 ゲイルは、メモを貼った。
2012/07/10(Tue) 06時頃
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―― 副院長室 ――
……、はい。
[小さくけれど甘い声が、部屋に静かに響く。]
え? …次、……ですか?
[伏せ目がちの視線を上に向ける。 はたり、と瞬く間はゆっくり。 看護婦は手招かれるまま>>@1、ゲイルの元に近付いて]
―――― んっ、
(@2) 2012/07/10(Tue) 15時頃
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クラリッサは、こくりと喉を動かせば、喉元を錠剤が下っていく心地―――
2012/07/10(Tue) 15時頃
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えっ? ゲイル…先生、実験、 ――って?
[はたはた、と今度は早い速度で瞬き返す。 眉が自然と下がったまま、体内へと吸収されていく、何か。]
…は、ぁ。
[薄い唇を開き、吐く息が少しだけ 熱い。]
(@3) 2012/07/10(Tue) 15時頃
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これからじっくり 研究を進めていくわ。
その為にはね、被験体が必要なの―――
[クラリッサの唇と己の唇の間に伝った糸を 指先でなぞり、赤い舌で舐めとる]
貴女も協力して、くれるわよね?
[それは権力を行使した、有無を言わせぬ強要。]
(@4) 2012/07/10(Tue) 15時半頃
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わたしも、…、ゲイル先生の実験に ――― きょうりょ、く?
[長い睫毛の下、ゆら、と瞳が揺れる。 恐怖と、驚愕が入り交じる色。
けれど、ゲイルの指が薄い唇に触れると 心とは違う言葉が、自然と零れ落ちた。]
…嬉しい。
(@5) 2012/07/10(Tue) 15時半頃
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ふふ
[女は妖艶に笑み、 クラリッサの髪を撫ぜては その手を首筋に、つぅー、と滑らせる]
――いい子ね
[長い爪がマニキュアを鈍く輝かせながら クラリッサの肌に食い込んだ。 彼女の白い肌に、赤い色が広がっていく]
(@6) 2012/07/10(Tue) 15時半頃
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――― …、あ
[かたい爪が首筋に触れて、 次に感じたのは熱と、痛み。
僅かに下がった眉が寄る。 寄るけれど、ゲイルから視線が外せないまま。]
せん、せ…
[痛い、熱い、それが 本当は嫌なはずなのに 、のに]
…、わたし、先生のために 何ができますか。
いいこに してたら、 もっと、…わたしを可愛がって、くれますか?
(@7) 2012/07/10(Tue) 16時頃
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―― 病院地下・関係者専用受付 ――
[かつこつとブーツを踏み鳴らす音が静まり返った廊下に響く。 受付に近づくと、無愛想な事務員がちらりと此方を見遣り、「何か」と問いかける。]
アルバイトに……受かった、と連絡があったので。 ソフィア・オズワルドです。 指定の時間に。来ました。
[胸元に手を当てながら、おずおずと告げる言葉。 事務員は書類を差し出し、サインと指印を求める。 「このアルバイトの内容を決して口外しない。」 そんな契約が書かれた書類だった。 事務員はどこか皮肉そうに呟いた。
「並大抵の女性が出来る仕事ではないんですけどね。大丈夫ですか?」]
はい……。腕っ節にはそれなりに、自身があります、し。
[サインと指印をし、契約が結ばれたなら、事務員は廊下の奥を指し、「経験者が奥の休憩室に居ます。説明を聞いて下さい」と促した。]
(1) 2012/07/10(Tue) 16時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2012/07/10(Tue) 16時半頃
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[食い込ませた箇所から爪を離すと、紅く咲いた華を指の腹で撫ぜる。 彼女の甘い声色がぞくぞくと愉悦に変わる。]
この薬。 渡しておくわ。
[小分けにして袋詰めされた錠剤を 医療用の薬袋に入れて差し出す]
仕事に疲れたスタッフに上げて頂戴。 ただの栄養剤よ。
[そこにある意味深な笑みはとてもただの栄養剤とは思えない。]
たくさんの人に渡してくれたら、 もっと、いいこと、してあげるわ。
(@8) 2012/07/10(Tue) 16時半頃
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―― 地下・休憩室 ――
[事務員の言っていた経験者とやらは、根暗な印象を受ける黒髪の男だった。彼はサイモンと名乗り、ぼりぼりと身体を掻き毟りながら訥々と語る。 死体洗いについての要点と、今日はまだ仕事には入らない旨、そして最後に事務員と同じように、若い女なのに仕事が出来るのか、と問いを投げた]
大丈夫です。 医学部で解剖の授業も受けましたし……死体が怖いわけでもない、です。 男性と比べたら、確かに力は劣るかも知れませんが、…… そこは、尽力します。 医師を志す者として、通るべき道だと、思っていますから。
[本音を言えば、金が必要だった。 実家はまだ未成年の弟妹が三人もいる。学費だけでも馬鹿にならない。母から懇願の電話を受けたのはつい先日の事。どうしても金が必要で儘ならないのだと謂う。 その辺のアルバイトは拘束時間が長い上、給与も少ない。学業にも支障をきたすし大した金にもならないのだ。手っ取り早く金を得るには、医学部の教授から内密に紹介されたこのバイトが適当だと思った。一日一体から二体程死体を洗うだけで、日給でそれなりの額が貰える。]
(2) 2012/07/10(Tue) 16時半頃
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[首元の赤い筋、指の腹でなぞられると じくりとした痛みが、首に走る―――]
…はい
[――― 口元が少しだけ歪む ]
[袋詰めされた薬を受け取れば、 とても大事そうに抱えて手の中に包む。]
…、もっと?
[ゆらりと揺れる小さな瞳は、色を持ってゲイルを見つめる。]
嬉しい、…。
(@9) 2012/07/10(Tue) 17時頃
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――― ゲイル先生、わたし、… がんばります。
[うふふ、と浮かべる笑みは既に薬の影響を受けたもの。]
(@10) 2012/07/10(Tue) 17時頃
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[人の表情が、醜くも美しく歪む様が好きだ。 痛み、快楽、欲望――人間の本性を表す瞬間が堪らなく好きだ。]
……ええ、頑張って。 貴女の努力次第では……
望むものを、いくらでも、あげる。
[彼女に飲ませた薬は惚れ薬などという非現実的な物ではない。 人間の本能を刺激し、開放的にさせるもの。 人間と謂う存在が快楽に弱いものだということを 医学的にも理解している上での、敢えての投薬。 それは己の手、クラリッサの手から病院のスタッフに行き届き、この病院は次第に堕ちて行くだろう。 その様が―――見たい。]
(@11) 2012/07/10(Tue) 17時頃
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[室内電話が鳴り、地下事務室からの内線を取る。 新しいアルバイトの者が訪れた報告だった。]
そう。分かったわ。 その子、少し留めさせておいて。
[簡潔に返答して、受話器を置くと、 クラリッサに妖艶に笑みかける。]
地下に、新しいアルバイトの子がいるの。 この病院での仕事は激務だから、 その薬、渡しに行ってくれないかしら。
栄養をつけて、確り働いて貰わなきゃね。 ……確り、ね。
(@12) 2012/07/10(Tue) 17時頃
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[はい、と囁く甘い声は内線でかき消されて ゲイルの命を聞けば、こくん、と頷く。]
こんどの子、は 辞めないように ちゃんと 栄養を…あげなきゃ、ですよね。
[ゆっくりと瞳は弧を描き、手の内で薬を握りしめる。]
ふふふ、ええ、行ってきます…
(@13) 2012/07/10(Tue) 17時頃
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― →地下・休憩室 ―
[首筋の血を拭う事もないまま、ゆっくりと歩いていく。 白いナース服の胸元で、大切そうに薬を持ったまま]
あなたが、新人さん? …はじめまして。
[>>2 姿を見つければ、ふふ、と笑みを深める。]
(@14) 2012/07/10(Tue) 17時頃
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[休憩室でサイモンが差し入れにくれた缶コーヒーを飲んでいると、部屋に入ってくるナース服の女性。]
あ、……初めまして。 バイトをさせて貰うことになったソフィア・オズワルドです。
[反射的に名を名乗った後で、ふと彼女の首筋の血液に視線が向く。]
あの……
[おずおずと小首を傾いで彼女の首筋の傷に触れるか触れまいか迷っている。 おそらく看護師だろう、女性の白い肌にその赤が酷く際立って、どうして誰も指摘しないのか不思議だったし、何よりあんな傷ならば彼女自身も気づいているだろうにと思案する。]
(3) 2012/07/10(Tue) 17時半頃
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