279 宇宙(そら)を往くサルバシオン
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― 翌朝 ―
[談話室や各部屋のモニターに、昨日の投票結果が表示されている。]
『本日の追放者:モナリザ』
(#0) 2020/09/05(Sat) 00時頃
[クラゲを乗せたポッドが、黒々とした宇宙に旅立ってゆく。
いつか、夢が夢でなくなるとしたら。
きれいな手のヒューマノイドは再び戻ってくるのかもしれない。
けれど、今は。
絶対零度の帳の中で、彼女は眠りについている。]
(#1) 2020/09/05(Sat) 00時頃
[――四隻目のポッドが射出された後、暫くして。
投票結果を映していたモニターの表示が、船長室からの中継に切り替わった。]
『船長のエスペラントだ。
当船は明日、羅針盤座の月一日に、アシモフ記念宇宙港に到着予定だ。
補給及び乗員乗客の検査・船内洗浄を行ったのち、再び出発する。』
(#2) 2020/09/09(Wed) 22時半頃
[容器の中に浮かぶ一対の目玉が、瞑目するように俯いた。]
『四人が襲われ、四人が追放された。
これで宇宙クラゲが全て駆除されたと――残った乗客の中に、宇宙クラゲはいないと、私は信じている。
――犠牲となった者達が、安らかに眠ることを祈る。』
[その言葉で、中継は締めくくられた。
再び切り替わったモニターには、次の寄港先、アシモフ記念宇宙港のある星の映像が映っている。
青くて丸い星の姿は、窓の外からも確認できるだろう。]
(#3) 2020/09/09(Wed) 22時半頃
[乗員乗客の全員が港に降りて、サルバシオンは一時的に無人となった。
多くの言葉が、視線が交わされた談話室にも。
花瓶のある廊下にも。表札のついていない部屋にも。
誰かが命を落とし、しかし今はその痕跡のすっかり拭われた客室にも。
誰もいない。今は。
サルバシオンは出航の時刻まで、ひとときの眠りについている。]
(#4) 2020/09/11(Fri) 00時頃
[消灯された船内でただ一ヵ所、メインシステムのある船長室から薄青い光が漏れていた。
スリープモードとなったモニターに表示されているのは、運ぶべき人々の帰りを待つサルバシオンからのメッセージ。]
(#5) 2020/09/11(Fri) 00時頃
[サルバシオンは移民船だ。
故郷を失くし、或いは追われ、ゆくあてのない人々を運ぶ船だ。
本当はこんな船などない方がいい。
必要がないのなら、その方がずっといい。
けれど、今はまだ。失う人々も消える星々も後を絶たない。
"救いの船"の役目はまだ終わらない。
永久の別れにはまだ遠い。ならばこう言おう。]
『――Ĝis revido.』
(#6) 2020/09/11(Fri) 00時頃
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