273 魔性の病院【R18ペア】
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─ 病院/病室 ─ >>0:103
[ 漆黒に縁取られた白い貌に弧を描く真紅が乾いた唇に触れ、滑る舌が歯列の奥へと潜り抜ける。 おぞましくも鮮烈な刺激に、記憶が揺れた。
初めてではない──
続けて口内に溢れた液体は温かく、むせるほどの香気を帯びていた。 人間ならば狂気に蝕まれそうな、魔物の生き血だ。
瞬く間に体を駆け巡る灼熱に、自分に施された呪を察する。]
(4) 2019/12/09(Mon) 23時頃
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[ 吸血鬼は己が血を媒介にして、死にゆく肉体を復元し、代わりに相手を支配するという。 彼が今していることはまさにそれだ。
意識のない間に、どれだけ血を与えられた?
危機感を感じながらも、彼の舌と唇の感触に陶然としている自分がいる。
ダメだ、やめろ──
自身を叱咤するけれど、できたのは目蓋を閉じることだけだった。]
(5) 2019/12/09(Mon) 23時頃
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[ 命令できる立場にありながら、望みを問う黍炉の口調は柔らかい。 もう逆らえはしないと読んでいるのか。]
…おまえの思惑を、 乗り越えてみせる。
[ 押し殺した声で伝えたのは、願いではなく決意だ。
もはや変えられない過去は振り向かない。 せめて未来はこの手に取り戻すと。*]
(6) 2019/12/09(Mon) 23時半頃
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[ まだ彼の血の味が残っているというのに、食事を勧められた。 空腹は感じなかったが、食べないと力も戻らないと言われれば、そうかという気になる。]
──…、
[ 彼の言葉を信じすぎてはいないか? 飲まされた血の影響では? 受け入れた判断でさえ己の意思ではないかもしれないという現状は、どうにも歯痒い。
面倒を避けて、寝たふりでもしておこう。**]
(16) 2019/12/10(Tue) 01時頃
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オトサカは、近くの廊下を移動するワゴンに乗せられている料理は4と6
2019/12/10(Tue) 01時頃
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[ 閉じた目蓋に触れられれば、反応を押し殺そうとしても身動いでしまう。 体の中でも弱い部位だ。戦士として当然の反応だろう。
指先は冷たく、優美である。
衣ずれの音すら聞こえなかったが、彼が寝台を離れたのは気配でわかった。 殺意とは違う、だが、標的にされている感触は戦場のそれに近い。]
(21) 2019/12/10(Tue) 19時頃
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──…、
[ そっと息を吐いて、彼がサイドテーブルに置いていったものを確認した。 銀の反射をもつナイフ。
挑発するために、わざとしているのか。
黍炉は挑んでくる者が好きらしい。 唆しすらする。
だが、取り上げように身体が動かせなかった。]
(22) 2019/12/10(Tue) 19時頃
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[ 痛みはないのに、この身体は損傷を負っている。 吸血鬼の血でも癒せぬほどなのか。
困惑の中にも、少しばかり後悔を覚える。
礼を言うタイミングを逸したかもしれない。
記憶は漠然としてはいるが──不思議な苦味が体の芯にある。]
(23) 2019/12/10(Tue) 19時頃
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[ と、部屋の外から何か運び込まれる物音に再び視界を遮断した。 漂うのは糧食の匂いだ。
眠っていることなど少しも信じていない口調で、目を開けるよう命じられた。
挑発的に睨みながら従おうとした矢先に、唇を盗まれて怯む。 彼を見る眼差しに虹の色を閃かせてしまったろう。
そういうのは狡い。]
(24) 2019/12/10(Tue) 19時頃
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…冷めていようと、熱かろうと、おれは動物も植物も食べない。
[ 単なる事実として告げておく。
では、普段、何を食うのかといえば、オパールであった。 滑らかな欠片を飴のように舌で転がしているのが好きだと、教えるつもりはないけれど。*]
(25) 2019/12/10(Tue) 19時半頃
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好き嫌いは許さないなどと、何の権限があって言う。
[ 世話を焼かれることには慣れていない。 彼がいちいち触れてくるのも心をざわめかせた。
血で養うしかないと、彼が編み出した結論に喉の渇きを覚える。
それはいけない。 きっと、離れられなくなる縛りだ。]
(30) 2019/12/10(Tue) 21時半頃
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…オパール。
[ 遅ればせの回答を珠めいて転がす。
戦闘の際に、血も骨も見られている。 この身体を彩る主要素に、彼なら遠からず気づくだろうと判断した。
彼の資財は知らないが、餌に宝石が必要と知って、諦めるなら早い方がいい。]
(31) 2019/12/10(Tue) 21時半頃
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[ 回復したら、こちらが餌にされるのだろうか、とは今更ながらに思ったが、 そこまで酔狂でないことを願うしかなかった。]
…動けるようになるまで、どれくらいかかる。
[ 彼に聞いても仕方のないことかもしれなかったが、いつまでもこうしているつもりはないのだと伝えておこう。*]
(32) 2019/12/10(Tue) 21時半頃
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>>35 [ 指先を烙印のように使いながら、黍炉は所有権を告げる。 どうやら彼は城主でもあるらしかった。 古い血筋の吸血鬼。]
…オトサカに話はつけてあるのか。
[ 問いというよりは、警告だ。 好戦的な魔侯爵はいつだって戦の理由を求めている。]
(42) 2019/12/11(Wed) 00時頃
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[ そんな父にどれだけ忠誠を誓っているのかといえば── 今の気持ちはどこか曖昧だ。 家族のことを考えようとしても何故か、空虚な気がした。 自分はそこまで情が薄かったか。]
──…、
[ 黍炉はこれほど、印象に訴えてくるというのに。]
(43) 2019/12/11(Wed) 00時頃
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[ オパール鉱山を手に入れる、そんな気前の良さを示すだけの価値をどこに見出しているのかわからなかったが、自分は彼の審美眼に適うものであるらしい。
言葉を紡ぎながら、彼が糧の代用にと摘み出したのは、炎オパールだ。 一目で自分の血の結晶と知れた。
拾い集めてきたのか。 まさか、撃たれたままにはしていなかろうとは思ったけれど、結晶のまとう血の味に何も言えなくなる。]
(44) 2019/12/11(Wed) 00時頃
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[ それから彼が口にした救命経緯に、思わず炎オパールを噛み砕いてしまいそうになった。
この身が、深淵と繋がった?
過去に一度、異母兄が異形化しかけたことがある。 それがどれだけおぞましいものか、シコウは直に見ているのだ。 あの時は、母が赤子にするように異母兄を抱きしめて胸を吸わせ、歌いかけ、鎮めたのだった。 シコウが生まれた時は一切の育児をしなかった母だが、それも今となってはどうでもいい。
黍炉は乳の代わりに血でしてのけたのか。
ますます彼がわからなくなった。 もう一度、寝たふりをしてしまいたくなったが、ひとつだけ認めておこう。]
…恩義に思う。
(45) 2019/12/11(Wed) 00時頃
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>>49 [ なるほど自分は戦場で死んだことになっているらしい。 そこまでして手に入れたいという黍炉の感覚はやはりまだ理解しがたいのだけれど、]
望むものか。
[ 唇を引き結び、今一度、隔意を張り巡らせる。]
(52) 2019/12/11(Wed) 01時頃
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[ 飽きもせず触れてくる彼の滑らかな指通りから、自分の髪が戦塵にまみれたままでないことは容易に察せられた。 それもまた、彼が「したくてしたこと」なのだろう。
今のままでは振り払うこともできない。 したところでどうにかなるとも思えなかった。
彼の体温を移した炎オパールを飲み込み、目蓋を閉ざす。
目覚めて彼が居なかったら ── そんな想像をするのも難しい。**]
(53) 2019/12/11(Wed) 01時頃
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─ 病室 ─
[ 再び目覚めた時、室内に色を探してしまっていた。
…いない。
心臓が跳ね上がる気がしたのは嬉しさとは別種の感情の揺れらしい。]
(*1) 2019/12/11(Wed) 19時半頃
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[ 痛みはないが、凍えるように寒かった。 この身を深淵から引き戻すためにされた処置を鑑みれば、ある種の副作用だろう。
その時、扉が開かれて、彼が入ってきた。 部屋が一瞬で染まるほどの存在感。
問いかけとともに投げられたのは期待という名の呪だ。
おれは動けるようになったのか? ── 試してやる。]
(*2) 2019/12/11(Wed) 19時半頃
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[ 伸ばされた彼の手に打ち当てようと持ち上げた手は、まだ弱々しく寝具の上に落ちた。]
…気分は、良くなった。
[ 薄らと笑みを刷く。 副作用はともあれ、体の機能は回復しつつある──そう感じることができた。 だから、だ。
別に、黍炉の姿を見て安堵したとかはではない、から。
あえてそう思う程度には、意識している。*]
(*3) 2019/12/11(Wed) 19時半頃
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[ 手首を押さえ込み、唇を合わせる所作に視線を逸らす。]
…不意打ちで急所に触れられるのは困る。
[ 自衛できない方が悪いのはわかっているが、どうにも落ち着かないので主張しておいた。]
(*7) 2019/12/11(Wed) 23時半頃
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[ シーツを剥がされる際の感触で、自分が全裸なのは把握した。心許ない。 足も動かせるかと、力を入れてみる。 いくらか関節を曲げることはできた。 今の状態では、抱え上げようとする黍炉の動きを援ける程度のものではあるが。]
病院 ?
[ 黍炉の言葉を捕らえて吟味する。 ここは施療施設であるのだと今更ながら把握して、移送してくれた黍炉の本気度を感じる。 自分の知る野戦病院とは随分と雰囲気が違うが、お国柄だろう。]
(*8) 2019/12/11(Wed) 23時半頃
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─ 温泉 ─
[ 湯は好きかと問われて頭を振った。 オトサカの領地は火山地帯だから温泉の類はいくつもある。 ほとんどが調理か拷問に使われるものだ。 父の居城には沐浴施設もあったが、母の嬌声がよく響くものだから近づかないことにしていた。
今は別段の感慨もなく思い返しているうちに、硫黄の匂いがして、湿気がシーツに包まれたままの身体を包み込む。 蒸す上に、副作用の痙攣が却ってひどくなってはいないか。
脱がせてくれというのも違う気がして目を伏せた。*]
(*9) 2019/12/11(Wed) 23時半頃
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[ 黍炉はシコウを抱えたまま、湯槽へ下りる段差を踏んでいった。
こんな時でも彼は湯を跳ね散らかさないのか。
着衣のままでは濡れた布に高速されて動きづらかろうに──と老婆心ながらに思ったが、見れば、彼はいつの間にか全裸になっていた。 真紅の袍は目眩しの業で紡いだものだったのだろうか。 どこまでが実体かつかめない相手である。]
(*13) 2019/12/12(Thu) 01時頃
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[ 彼が腰を下ろすと、湯の表面は顎のすぐ下まで来た。 湯気が髪を湿らせる。 ほどなく、天井を仰ぐ形で浮かべられた。
彼の手が支えてはくれていたものの、自由に動けぬ身体でたゆたう湯に浮遊しているのは、なかなかに神経を使うものだった。 湯のぬくもりも一巡すれば、火照りに変わる。
問診する黍炉の声は丁重だったが、触れてくる手は相変わらず遠慮がない。]
(*14) 2019/12/12(Thu) 01時頃
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おまえに触られると痛いし、冷える。 じっとしていられないのか。
[ 弄られて起きる感触を一緒くたにして牽制のために言い、足を底につけようと身を捩った。 確かにこれはいい運動になる。*]
(*15) 2019/12/12(Thu) 01時頃
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/* おはよう
>>*13訂正 高速→拘束
眠かったようだw
(-4) 2019/12/12(Thu) 06時半頃
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[ 回復具合を確かめているかのような言い方だった。 これが最初ではないと教えられて、意識は彼の指の軌跡を追う。
急所ばかり狙っているわけでもない。 時折、加えられる指圧は整体の手技だろうか。]
…そこに骨はない。
[ 股間に伸ばされた指に言いながら、外そうと腰を引く。]
(*17) 2019/12/12(Thu) 08時頃
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[ 顔よりもなお人目に晒すことのない生殖の器官は、持ち重りがするほど貫禄のある見栄えをしていた。 怒張すればなおこと、一種の凶器めく。
女はそれに征服されるのが好きなのだとは、母由来の数少ない知識だ。 性的魅力を基とする魔物の母の目からしても自慢の息子であるらしい。 シコウがそれを有効活用しないのは母にとっては可笑しいことだというが、そもそもの原因を作ったのは当人だ。 まだ少年といっていい頃に、母の侍女らに散々オモチャにされて以来、どうにも苦手意識がある。
治療行為(?)であっても、できれば御免被りたい。
真剣な顔に汗を浮かべて息を乱す。*]
(*18) 2019/12/12(Thu) 08時頃
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