267 【突発】Sanatorium,2880【RP村】
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
パルックが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
今日は、特別なことのない一日のようだ。さあ普段通り、誰かを処刑台にかけよう。
現在の生存者は、ヨリック、ミサ、パラチーノ、レックス、Aの5名。
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この病の発生源 原因は 未だ不明です。 研究員の一人は『空想病』と揶揄し また別の一人は、『仮病』と貶みました。 人々は個々で異なる病状を見せる。 共通していることと言えば、 少しずつ記憶が無くなっている事くらいでしょう。 ファンタジックな世界に憧れていた少年少女が ようやく手に掴めたような能力でもありません。 なにせいずれ死に至るのですから 私は寧ろ、お節介な神託にも似ると思いました。
(*0) 2019/06/14(Fri) 08時頃
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* * 研究員Aの手記 * *
(*1) 2019/06/14(Fri) 08時頃
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先日死に至った『アンジェリナ』の部屋には そのように綴られた手記がぽつねんと残されていた。 窓辺に空っぽの花瓶ひとつ置かれた室内には 万年筆と手記があり、それ以外には何もない。 彼女の部屋を訪れる用事がある患者や先生たちは 時折彼女が筆を握る姿を見たことがあったかもしれない。
しかし、そのような瞬間も徐々には消えて失せ 亡くなる数週間前にはぱったりと、まるで、 手記そのものを忘却してしまったかのように 窓の外を眺めてばかりの生活を過ごしていたのだが....
(*2) 2019/06/14(Fri) 08時頃
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私は今よりずっと前に生まれた筈なのに 今では成熟したばかりの頃の姿をしていて そして患者たちと一緒に過ごしておりました。 きっと先生たちも、私がアンジェリナではなくて 医者のアンジュだってことは知らないはず。 でも、そんなことはどうだって良いのです。 いまそう思うことすら、改竄されたり 妄想の類の記憶であるかもしれませんし 今の私には、私を証明するものが 何一つとして無いのですから。 * * *
(*3) 2019/06/14(Fri) 08時頃
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『144』は街を浸食し、いつかは世界に人一人 残さないのではないか…私はそう感じています。
・・・・ もともとの植物や動物、例えば虫や犬なんかは 星や砂になったり、鱗が生えたり、 獣のように唸って死ぬこともないのに 何故だか人々ばかりは死に至ります。 思考能力の差なのでしょうか? まるで神様が人々に与えた罰か、試練かのようでしたから 私はそれを『144』と名付けることにしました。 ゲマトリアではその数字を 『選ばれたもの』と意味するようです。 そして天に至るには、私たちは、2880段の階段を上ると云う。
(*4) 2019/06/14(Fri) 08時半頃
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* * * * いまだ病の原因や 治癒方法は見つかりません。 先日「海にのぼる太陽を見たい」と 泣きながら夜中に騒いだ少年が、 ひとりの先生に連れられて行きましたけれど 結局戻ってくることはありませんでした。 先生は海辺についた途端に、少年が、 彼自身が太陽であったかのようにきらきらと 浜辺の上できらめきを散らして消えていったと言いました。
さながら彼自身が見たがっていた太陽に 彼自身が成ってしまったようだ、と。
(*5) 2019/06/14(Fri) 08時半頃
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私はその話を聞いて、 隣の部屋で過ごす一人の女の子に (彼女が宝石のようになっているのを 友達である私は知っていましたから) してみたことがあったのです。 これは恐らく、患者として、友人としては 決してやってはいけないことでした。
(*6) 2019/06/14(Fri) 08時半頃
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私は彼女に、 「ダイヤモンドになれたらステキね」と言いました。 彼女が宝石になりたがるような、宝石の素晴らしさを 舌を回しきれないほどに語りました。 彼女がダイヤモンドになるに相応しい、 うつくしい女性であることも含めて。 するとどうでしょう。 翌朝には、彼女の眠っていたシーツの上には ころんとした、彼女の背よりもっと小さな、 それでいて、人であった頃の彼女より 輝いている宝石が在ったのです。
(*7) 2019/06/14(Fri) 08時半頃
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私は推測の一つとして この病が仮病ではなく、空想病ではなく その中間である可能性を考えました。 ・・ 風邪を引いてはいないのに、 風邪を引いたと考え、思い込めば 実際発熱してしまうようなものです。 その『思い込み』が何かの切欠で加速するのなら 減速する可能性だってあるのでしょう。 私は病を治癒する方法として、 往来人々の間で信じられている 『流れ星への願いごと』に目を付けました。
(*8) 2019/06/14(Fri) 08時半頃
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けれど、ただ願うだけで治るなら きっととうに治っている人も居るのです。 このサナトリウムには信仰に熱いかたが いらっしゃることもありますから。
神さまから恩恵を与るには犠牲はつきものでしょう ですから、次の星夜には私は下記の手段を試します。 誰かの何かを犠牲にして、流れ星念じること。 したらば 流れ星が願いを抱え、 代わりになって死んでいってくれるはずですから。
(*9) 2019/06/14(Fri) 08時半頃
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けれど、私は実験の為に人を■しました。 私に星に願う資格があるのでしょうか。 神様は私を■してくださるのでしょうか?
まるで夜空が隠されてしまったかのようでした 私の身はしんしんと冷えてゆき 見上げてもそこに星は無いのです。 私に星は、ひと粒すら見えないのです。 私が星を見たいばかりに、 星を隠してしまったのでしょうか? 空気の澄んだ場所での星空は圧巻されるものでしょう 私は、いつか、空に浮かんでいる星を見たい。
(*10) 2019/06/14(Fri) 08時半頃
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質素な部屋に残されていた手記は 研究員の間で共有されることもあるでしょう。 実験に値する価値のあるものと判断されたそれは 一部のコピーを院長室に置かれもしますし、 研究員もコピーを得ることがあるかもしれません。 彼女のような『推測』に 図書館で調べたり、研究員の話を盗み聞いたり、 他の患者の言葉や経験から汲み、至る患者だって もしかしたなら居るかもしれません。 推測とはいえ、病に関して得た知識を 悪用するか否かは 方々の良心次第…とも。**
(*11) 2019/06/14(Fri) 09時頃
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/* 6時に落とす…と思ったら盛大に寝過ぎてわたしは ぼくはわたしは ごめんなさい
(-0) 2019/06/14(Fri) 09時頃
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/* 村建てロルがみなさまのロルと齟齬ないかな…と思って読み返しましたが、みなさまのロルがお耽美でこう…すてきだとしか言えなかった…。
(-1) 2019/06/14(Fri) 14時頃
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[ このはなをしっています ]
(*12) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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[ あのこが、砂か、星か、 にんげんの形を失ってしまった時のよう、 きっと前触れなんて、無かったのでしょう。 ]
(0) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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[ はなのなまえなんてちっともしらないわたしですが ]
(*13) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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[ 否、もしかしたら、たとえば、
含んでしまったあの"なにか"が、 種のかたちをしていたことは、 確かに今の前触れだったかもしれませんが、
そんなこと、振り返ったところで、 果たしてわたしのかたちは変わるのでしょうか。 ]
(1) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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[ しらぎくのはながあったのです ]
(*14) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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[ 苗床は、わたし ]
(*15) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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[ ─── "何処"で気付いた、 と おばかさんみたいなことを聞かれてしまえば、
朝起きたら 起きた瞬間、 かおはんぶん 消えていたとしか言えなくて、
……消えていた、というよりは、何なのだか。 視界が暗くなっていたと言うべきなのか、 どうにも表現が見当たらないので、 真白の苗床に座ったまま、手鏡を見詰めていた。
テーブルに置きっぱなしの可愛い芸術が、 浮ぶ白菊が、此方を見ている気が する。 ]
(2) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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[ 朝。恐らく。 変わらない閉鎖空間、変わらない苗床、
死ぬまで変える気も無い、わたしの根城。
その 中、見覚えの無い姿に向けて、 只、瞬きを繰り返すのは にんげんの片方。 ]
(3) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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「 真白なブーケでも被ってる顔しちゃって! 」
(4) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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[ ……おんならしく言ったところで、 自分でも訳が分からない、けれど、
もう片側の瞳は、文字通り"しらぎく"だった。 他に言いようが無い。
わたしの眼窩を花瓶にでもしたのか、 かといってうちがわに根の感覚も無いのだから、 どう生えているのか分かりゃしない。 ]
(5) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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[ 驚きは、……多分、していたけれど、 こんな性格だったものだから、わたし、 漸く死か、消滅か、なんなのか、 あのことおんなじ末路を辿ることを自覚しながら、
何時も通り、
"花弁" 気まぐれに 片目 を摘まんでみて、
─── もっと増えるのかしら、って。 ]
(6) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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[ 嗚呼でも のどがかわいちゃったから、 可愛いかわいい、芸術の器を取ろうとして、
その、形のちがう"しらぎく"ごと、 飲み込んでしまおうとして、
( 面白かった。ともぐいみたい。 ねえ、きっと、みずがきれたら しんでしまうわ "わたしたち" ) ]
(7) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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