人狼議事


267 【突発】Sanatorium,2880【RP村】

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【独】 優等生 ヨリック

/*
お疲れ様でした!
3dはお騒がせして申し訳ありませんでした
そしてご配慮ありがとうございます!
エピローグもよろしくお願いします

(-1) 石鹸 2019/06/20(Thu) 13時半頃

【人】 優等生 ヨリック



 陸地から海の深みには手が届かないように、
 光の射し込まない暗がりまで沈んだ意識は
 言葉のひとかけらすら反射出来ないまま>>72
 水飛沫のように硝子玉を撒き散らすばかりで、
 腕に描いてくれた、せんせいに似合わず不恰好な
 海の生き物はみんな“■”にかえってしまいました。

 

(112) 石鹸 2019/06/23(Sun) 12時半頃

【人】 優等生 ヨリック



 僕もまた、彼らと共に
 おなじところへいこうとしていた筈です。
 海底の砂に埋もれるガラス瓶や泡のように
 せんせいが見つけることの出来ないものへと
 この身体は消えていくばかりだった……

     

(113) 石鹸 2019/06/23(Sun) 12時半頃

【赤】 優等生 ヨリック



 冬が終われば雪が融けていくことと、
 弾けたいのちが消えてなくなること。
 どちらも変わらない筈なのに悲しいのは、
 無くなってしまうことが怖くなったから。

     

(*6) 石鹸 2019/06/23(Sun) 12時半頃

【人】 優等生 ヨリック


 死ねば何もかもが消えて無になるのに、
 どうして生きていかなければいけないのか。
 降り積もっていく死を見つめ続けていくうち、
 悴んだこころは答えのない疑問に逃げていた。
     
 そうしていれば、僕はきっと穏やかに
 棺で眠ってサナトリウムから出られた筈でした。
 

(114) 石鹸 2019/06/23(Sun) 12時半頃

【赤】 優等生 ヨリック




 ──────  いまは、ただ  こわい

 
     

(*7) 石鹸 2019/06/23(Sun) 12時半頃

【人】 優等生 ヨリック



 死にたくない、と思ったことはありません。
  この世界は死の方が溢れかえっていて、
  生は独り置き去りにされることと同義でした。

  だけど…死にたい、と思ったこともありません。
  いずれ誰しもに平等とおとずれるその現象を、
  僕たちは静かに待ち侘びるしかないとしても… 
 
 

(115) 石鹸 2019/06/23(Sun) 12時半頃

【人】 優等生 ヨリック



 弾けた腕の…失って何も感じない筈の指先は
 もう随分とそのように扱われていない感触を>>70
 強く残し、意識の底まで連れてきてくれました。
 
 遠退くばかりで浮上しない意識は、
 言葉通り硝子玉に変わっていく僕の眼に
 眠るに早く、消えるにも記憶に新しい>>53
 せんせいの意地悪を映し出してくれました。
      ・・・
     

(116) 石鹸 2019/06/23(Sun) 12時半頃

【秘】 優等生 ヨリック → 代執筆 レックス



 『 ……きっと 逢いにいきます

   お話する場所が、方法が変わるだけです
   時間はかかるかもしれないけど……
   僕、ちゃんとせんせいを見つけますから 』

 

(-30) 石鹸 2019/06/23(Sun) 12時半頃

【人】 優等生 ヨリック


 だけど結局、眠ることは出来ませんでした。

 せんせいが誰かの手記を読んでいるあいだ>>62
 透けた腕で泳ぐイルカと骨身の魚を見つめながら
 暗い部屋で冷たい夜をひっそり過ごした僕は、
 寒くもないのに、怖くて少し震えていました。
 暖かくもないのに、■しさに慄えていました。

     …… 脆い身体が耐えられなくなるまで。
     

(117) 石鹸 2019/06/23(Sun) 12時半頃

【人】 優等生 ヨリック







.

(118) 石鹸 2019/06/23(Sun) 12時半頃

【人】 優等生 ヨリック


 ・・
 悪い夢よりはきっと、
 ファンタズマゴリアのようなものでしょう。
 眠りを取り上げるせんせいの声に>>72
 全身が罅割れていく身体は反応を示せずに、
 漸く少しだけ意識が回遊してきたのは、>>73
 冷たい■に雪の布団が敷き詰められた頃でした。

     

(119) 石鹸 2019/06/23(Sun) 12時半頃

【人】 優等生 ヨリック



 僕の心臓は。
 青白く、弱々しく拍動するいのちの光は、
 いつも凛としているせんせいの顔を照らす
 太陽や月星のように一瞬でもあれたでしょうか?
     

 (  ……いいえ、
    眠らぬ夜を照らす月星は隠れてしまって
    朝を齎す太陽は■の中へは届かないから
    ランプがせいぜいだったところでしょう  )


 ────────  かちり、
 重い瞼を睫毛をふるわせて抉じ開けるだけでも
 硬質な音が鳴って、ぱらぱら頬を滑り落ちていく。

 

(120) 石鹸 2019/06/23(Sun) 12時半頃

【秘】 優等生 ヨリック → 代執筆 レックス



 そうやって、いつかも>>0:50
 僕は雪の中で横たわっているところを
 せんせいに見られたような気がしました。

 覚えてないのに灯ってばかりの懐かしさが、
 ■しいと■しいの混ざりあう苦しさに変わり
 きゅうきゅう蒼白色を軋ませました。

     

(-32) 石鹸 2019/06/23(Sun) 12時半頃

【赤】 優等生 ヨリック




 …… やっぱり ■■さまみたいだと思って、
 

    (  だけど今の顔はとても>>74
       ■■さまのようには見えなかった  )

     

(*8) 石鹸 2019/06/23(Sun) 12時半頃

【独】 優等生 ヨリック



 数字で呼ばれる僕は、>>55
 せんせいの見送る沢山の死のうちの一つ。
 腕に絵を描かれている間からずっと、
 そんなお医者様の気持ちを理解したいと思っても
 眠らず過ごした一夜ではとても足りなかった。

 

(-31) 石鹸 2019/06/23(Sun) 12時半頃

【独】 優等生 ヨリック




 『 ……ふふ、
   せんせいも苦手なものがあるんですね 』


 消えてしまいそうな腕に施された絵に、
 思わずまぁるくしてしまった両目を細めたように
 僕はせんせいのことを何も知りません。

 冷たい距離が丁度よかった。

 

(-33) 石鹸 2019/06/23(Sun) 12時半頃

【秘】 優等生 ヨリック → 代執筆 レックス



 「 せんせい…せんせい
   きのうまではこわくなかったんです

   ……… せんせい
   ぼくのしんぞうにふれていてくれませんか?
   きっとぼく、おなじゆめをみますから 」**

 

(-35) 石鹸 2019/06/23(Sun) 12時半頃

【独】 優等生 ヨリック

/*
毎度遅くて申し訳ないです……!
皆さん素敵なロルすごいなーっていつも見てます
好きです!って言っちゃおう…好きです

(-34) 石鹸 2019/06/23(Sun) 12時半頃

【人】 優等生 ヨリック



 口約束は書面の上に残りはしませんから、
 夢物語だって交わすことが出来る…と思います。

 指を絡ませあうわけでも、印を残すわけでもない
 いずれ空気に融けて消える雪にも似たそれを、
 僕はそうだと知りながらせんせいに言いました。

 

(155) 石鹸 2019/06/24(Mon) 20時頃

【秘】 優等生 ヨリック → 代執筆 レックス




 『 ─────── はい、きっと
   せんせいに元気なすがたで逢いにいきます 』


 流れ星に三度願うのと同じようなものです。
 あれも燃え落ちる星の命の煌めきなのでしょう。
 …一つとして保証のない燃えがらであることには。
      

(-64) 石鹸 2019/06/24(Mon) 20時頃

【独】 優等生 ヨリック



 だけどあの、夜空に一条罅入れるようにして、
 尾を引いて零れる星は何処へ落ちるのでしょう?

 もしも暗い海に落ちたなら、深海を空に似せて
 ぴかぴかと青白く照らし続けはしないかと、
 澄んだ冬空を眺め考えてみたことはありますが…
 せんせいにも、誰にも、尋ねたことは無いまま
 ただ胸に秘めて 僕ごと消える時を待っていた。

  

(-63) 石鹸 2019/06/24(Mon) 20時頃

【人】 優等生 ヨリック



    “ 死ぬ  ”
 (  消えてしまうことを
    恐れるようになったきっかけにしては
    交わした言葉も体温も冷めていました。
     
    ───だけどこれまでの僕たちを思えば
    決して冷たい距離と言い切れないような
    ■かさ…に似たひと時ではありました  )

     

(156) 石鹸 2019/06/24(Mon) 20時頃

【人】 優等生 ヨリック



 透明なキャンバスになった僕の腕の中で、
  不恰好な海の生き物が泳ぎ始めるまでの
  柔い筆先が硬質な肌を滑る “ くすぐったさ ”
  あれに似たものがフワフワと心に残って、
  死への恐怖に変換されてしまったのでしょう。
 
  ……僕にはあの僅かなひと時が嬉しかった。 

 

(157) 石鹸 2019/06/24(Mon) 20時頃

【人】 優等生 ヨリック



 白い雪を花の代わりに敷き詰めて、
 箱舟に仕立てた冷たい棺で眠ったなら
 かえるばしょに行き着くでしょうか?

 このサナトリウムに来た鉄道と同じように、
 たった独りの冥府行に抱く■しさすら無い、

        ぼくのせんせい
 ──── ■■しい■■がみさまに看取られて
      忘却の河の一滴に消えるでしょうか。
     
     (  だけど今のせんせいは、…  )

     

(158) 石鹸 2019/06/24(Mon) 20時頃

【赤】 優等生 ヨリック


       ・・
 もしかするとそれは
 死の淵に立った途端、かえりたかった場所に
 かえることが恐ろしくなった僕の願望じみた
 大きな思い込みだったのかもしれません。
     
 せんせいの唇から洩れる息のふるえも、>>-47
 冷たい距離から落ちるよりずっと■かい声も、
 こんな姿の僕をここに引き止めるような言葉も、

 

(*12) 石鹸 2019/06/24(Mon) 20時頃

【赤】 優等生 ヨリック



  青白い心臓のあるところに重ねてくれた感触も。

 

(*13) 石鹸 2019/06/24(Mon) 20時頃

【人】 優等生 ヨリック



 「 … ゆめなら、
   げんきなすがたもみせられますし
   どんなにふかいうみでも、きっといけます 」

     

(159) 石鹸 2019/06/24(Mon) 20時頃

【人】 優等生 ヨリック



 無くなるだけの患者の
 譫言のような願いを聞き入れてくれる人を、
 やさしい…というのだとボクは思うのですが
 せんせいに倣って揚げ足をとるには、>>-50
 重なった掌から融け割れる身体は心許なかった。
 
 僕自身は先生の前から消えて無くなっても、
 もっと他に “ 言い残す ” 言葉はある気がして
 青白い心臓以外空洞になった氷硝子の胴体が
 じわじわその穴を大きくするのを感じながら

 

(160) 石鹸 2019/06/24(Mon) 20時頃

【人】 優等生 ヨリック





 「  ありがとうございます、せんせい  」


      恐ろしいと思う気持ちごと、
      融けていくような■かさをくれることに
      自然と言葉が泡珠と結ばれました。
      
     

(161) 石鹸 2019/06/24(Mon) 20時頃

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