266 冷たい校舎村7
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ヨーコに1人が投票した。
ケヴィンに9人が投票した。
ケヴィンは村人の手により処刑された。
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ハロウィン! 今日がお前の命日だ!
2019/06/12(Wed) 00時頃
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ハロウィンが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、タカモト、ヤン、キョウスケ、ヒイラギ、フウタ、ルリ、レナータ、ヨーコの8名。
キーンコーンカーンコーン…………
(#0) 2019/06/12(Wed) 00時頃
──午前8時50分
相変わらず、窓の外は果てしなく白く、
嵐のように吹きすさぶ風が雪を運ぶ。
同じ1日を繰り返すだけの校舎にも、
ささやかな陽の光が朝を知らせるだろう。
1日の始まりと定められた時間に、
3度目のチャイムは響き渡り、
君たちはまた新たな今日を迎えた。
(#1) 2019/06/12(Wed) 00時頃
そして君たちは、
規則正しく響くチャイムの意味を知ることになる。
消えた仲間が2人と、身代わりが如く現れる人形。
宇井野堅治と灰谷彩華が見当たらない。
(#2) 2019/06/12(Wed) 00時頃
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―― シャワー室前 ――
[女の子が風呂に入れないのは 馬鹿な野郎にだって死活問題だとわかる。 ので、よかったね、って目を細めて>>2:572
馬鹿も風邪引くよ、という言葉に苦笑いして それから、通り過ぎた四月一日に少し思いを馳せる。]
随分昔のことになりまして…… ねえ。懐かしい。
[話していた内容がどうとか、関係なく 俺たちはそれを思い出話として語る。>>573 何で笑ってるかって? そんなのは知らない。]
(0) 2019/06/12(Wed) 00時頃
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そーお? ありそうだなって思ったけど。……ふっ、やーだもー
[見たことないか、って俺はひとりごちて 肌をなぞる指先を見下ろす。 白い指先に赤い痕。なんだか血でもなぞっているよう。 くすぐったくて少し唇をゆがめた。
その指が、ぐ、と強く、痕を押す。 ――ちかりと慣れた感覚が頭に閃く。
「いたい?」と聞かれたので、俺は習性のように]
(1) 2019/06/12(Wed) 00時頃
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あはは、全然痛くない。 平気。ありがと。
[ただ、ひとでなしめいて明るく笑った。 だから、触れたその指先から もしかしたらひとでなしの菌が、なんて 小学生じみた話も、あり得てしまうのかもしれない。
俺はふらと歩きだす]
シャワー、早めに使ったほうがいいかも。 混みそう。
[宮古とすれ違いざま、俺はそういう言葉を渡して ふらり、ふらりと教室へと帰っていった。]*
(2) 2019/06/12(Wed) 00時頃
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/* どう落ちにつなげようかと思ってたら 田所ちゃんが「宇井野はホストじゃなさそう」ってくれたから めっちゃ助かった めっちゃ助かりました ありがとう マジありがとう ってここから叫ぶ(エピまで見えない)
(-0) 2019/06/12(Wed) 00時頃
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[せわしなく動く目が綺麗だった。 器用な指先で衣装を紡いでいる姿が可愛らしくて いつも華やかでクラスを彩っていた、
灰谷彩華。
あなたもまた、文化祭に欠かせないひとだった。]
お母さんと仲良く、できるといいよな。
[センスのいいお母さん。 本当にお母さん? その事実は、きっと俺は知らない。 だけれども、曇天に広げてみせた傘の色に 決して愛がないとは思わない。 だから、ちゃんと覚えてるよ。全部。]
(*0) 2019/06/12(Wed) 00時頃
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/* うっかり2dラス灰で騒いでしまいましたがギリギリには変わりませんね! 土下座……
ところで聞いてください …………このマネキン頭から血を流してねえ
(-1) 2019/06/12(Wed) 00時頃
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[大きな背中が印象的だった。 大黒柱、って言ったら、喜ぶのか、嫌がるのか 俺はわからないけれど、 けれど確かに、あなたはクラスの支えだった。
宇井野 堅治。
たまに見せるギャップが可愛らしかった。]
いい奴。あんまり気に病むなよ。色々。
[揺らぐことのないあなたの、心の内側を それこそ花のような繊細さを持つ心を 俺は知りえないわけですが
ひとつ言うなら、最後に見かけたあなたの背が心配です。 内装チームの仲間より、包帯を巻いた猫に愛を込めて。]
(*1) 2019/06/12(Wed) 00時頃
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[二人の終幕に切れないシャッターを切って、 また二つ、この世界は満たされる]
あはは。
[*早くみんなとまってしまえばいいのに*]
(*2) 2019/06/12(Wed) 00時頃
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[ページを捲る手を止めて、空を見ていた。]
(3) 2019/06/12(Wed) 00時頃
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……。
(4) 2019/06/12(Wed) 00時頃
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[ぽつりぽつりと雨が降る。 灰色の雲が空を覆っている。 窓際に吊ったてるてるぼうずを一目見てため息をついた。
古いリビングで、俺は中学校の宿題のために 理科の遺伝の項目をぺらぺらと捲っていた。
目の前を母さんが歩いていった。 老けてきた顔を化粧で整えて、 小さな、こぎれいな鞄を持って、 こんな雨の日にヒールを履く。]
母さん。
[呼ぶとびくりと細い肩が跳ねた。 馬鹿だなあ。って俺は思う。 母さんがどこに行って、何をしているかなんて 俺はとうに知っている。]
(5) 2019/06/12(Wed) 00時頃
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[知らないのは今日も夜遅くまで仕事に行って 家を守っているふりをしている父さんくらいだ。]
晩御飯、つくっておくな。
[俺は笑いながら、 「いつものように」 呪うような言葉を投げかけるのだけれど 「いつものように」 それでもあなたを愛していると示すのだけれど
母さんは、俺の態度に父さんを見て 「そうね」と頷くだけ頷いて、出ていってしまう。]
(6) 2019/06/12(Wed) 00時頃
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[昔はこうじゃなかった。 母さんが父さんに愛想を尽かす前は、 俺がまだ子供だった頃は、 買出し以外にめったにどこかに出かけもしなかった。
だから俺はまだ期待している。 いつか元に戻ってくれるって。 壊れたものも元に戻るって。
ねえ、その膨らんできたおなかから何が出てくるの? この家は背が低くてしわがある枝豆だったの?
認めたくないから、 笑って「いつもどおり」を保ってた。]
(7) 2019/06/12(Wed) 00時頃
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