263 ― 地球からの手紙 ―
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ヘザーに7人が投票した。
アーサーに1人が投票した。
ヘザーは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
現在の生存者は、カミジャー、ケトゥートゥ、ミタシュ、ショコラ、イワノフ、アーサー、ヒイラギの7名。
艇長 イワノフは、メモを貼った。
2019/04/21(Sun) 00時頃
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[建物と建物の間、パイプや窓枠を伝ってするすると渡る散歩道。 巡回がてら、近所をうろついては観察するのが猫の日課だ。
喋る猫が住む街は鉄と硝子と煉瓦でできている。 地面は石畳。灰色の石が敷き詰められて、肉球で踏めば確りと冷たい感触が返って来る。 屋根に登れば赤茶色の屋根が視界いっぱいに広がって、それがアーサーにとって街の色だった。
空の青と、屋根の赤茶。そして煙に囲まれた街。 しかしそれは、本来の大地の色ではない。 そんな世界の真実を知っている猫は、この街では自分一匹だけだろう……とアーサーは自負していた。
遠くから来た客人がそれを教えてくれたのは、まだまだ仔猫の頃。 今ではこうして立派な事務所を持って、人間相手に立派に仕事もこなしている。]
(0) 2019/04/21(Sun) 00時半頃
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……む?
[近所のビルディングから事務所の窓を見つけると、ぴん、とヒゲが立った。 窓越しに見えるは、我が事務所。 そこには借り受けたたいぷにゃいたーが置いてあるが、何か光っているようだ。 確か、あぷりけーしょんというものが反応するとランプが点くと聞いている。何か不具合か、あるいは着信か。]
すぐ戻らねば。
[呟くや否やすぐに地を蹴り、ぽんぽんと屋根伝いに事務所の窓を目指す。 猫の推理からすると、作ったばかりの機械が壊れるとも思い難い。きっと何か届いたのだ。 その予感が胸に宿ると、地を蹴る脚にも力が宿る。ちょっと言葉が贈られて来るだけのことと分かっていても、こうも胸が躍るのかとアーサーは不思議な感動を覚えていた。]
(1) 2019/04/21(Sun) 00時半頃
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― 猫の事務所 ―
[そうして事務所に戻った時に、アーサーはもう一つ驚くことになる。 人間用の出入り口の、その右下に設置された猫の通り道。 そこから小さな封筒が差し込まれていたのを見つけたのだ。 郵便受けも用意していない事務所だが、気を効かせた配達員がそこからそっと差し込んだものらしい。]
これは……
[読みやすいとは言えない文字。 実際に彼の字を見たことはなかったけれど、不思議と見ただけでそうだと確信することができた。
あの手紙は、きっと友の元へ渡ったのだ。そしてその返信が目の前にある。
小さな猫の胸を満たす感慨のまま、前足で手紙を抱き上げて、大事そうに咥えると機械の前まで運び込んだ。]**
(2) 2019/04/21(Sun) 01時頃
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[家政婦に手紙を書いた。契約時に一通り話しているが、すっかり手で書くのが癖になった。 今度の仕事は帰宅まで一月ほどかかる予定だ。掃除と植木の水遣り。あと郵便物が届いたら、妻の部屋に運んでおいてくれるように。 いつも有り難う、と、最後に書いた。
それから家の掃除をした。 重要な通信が来たら船の方に転送されるように設定する。
荷物を纏めた。地上では吸わないようにしている煙草も詰める。プライベートと仕事を切り替える、おまじないのようなものだ。]
あぁ、冷蔵庫。
[中の物を片付けなければ。 開いて、ケーキが目に入った。 贈り物のクッキー。滅多に食べない甘いものが、妙に気に入った。そして自分でも甘いものを買うようになった。 ケーキなんて昔は一度も買わなかったのに。
これは食べてしまおうと、冷蔵庫から取り出した。]
(3) 2019/04/21(Sun) 20時半頃
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[ケーキを食べ終え、ふと気付けば、玄関に手紙が届いてるのが見えた。 差出人を確認し、あぁと頷いた。 妻の事を話してくれた人からだ。
妻の部屋に移動して、開いた手紙。 編み物の話に差し掛かれば微笑んだ。 覚えていてくれるだなと微笑んだ。
入院の言葉には少し不安を覚え、けども記憶障害となれば命の危機はないだろうと己に言い聞かせる。
最後に添えられた言葉に、せめてその返事だけでも送りたかった。]
(4) 2019/04/21(Sun) 20時半頃
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[太陽、と呼ばれる光の存在。 それに手を翳せば、指先を覆う柔らかい毛が ゆらゆらと、日のひかりに煌めいて、瞬いた。
この森でしか見かけないと、ふーさんが言った緑 朝露に濡れたわけでもないのに きらきらといつも輝いている濃い緑の葉は 枯れることを知らない、常緑の生命。]
……… よかった。
[ふと呟いて笑顔が溢れたのは、 手元に置いた一通の手紙を読んだから。
それを読んだ、ふーさんの顔が、 とても穏やかな顔へと、戻ってくれたから。]
(5) 2019/04/21(Sun) 21時頃
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緑は、ここにもありますよ。
[少女は空へと向けて呟いた。 緑で覆われて、半分くらいしか見えない青でも その青はきっとどこか遠くの空とつながっていて 今もその空で、宇宙船は航行しているのだろう。
自然が無い暮らし、というのが 少女にとってはどういうものかは解らない。 きっとふーさんの発明や、誰かが置いた沢山の本 そんな便利で楽しいものばかりで溢れた世界なのだ
それでも、どこか寂しく思えたのは 自然の息吹が、四角の中から感じられなかった…からかな。]
(6) 2019/04/21(Sun) 21時頃
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[でも、変わろうとしている。 そんな四角に切り取られた灰色の世界が、 すこしずつ、変わろうとしている。
それを知ったふーさんが嬉しそうだったので、 きっとそれは良い変化なのだと少女も思う。]
また、元気になった街のこと 教えてほしいな。
[ぽつりと呟いただけで、手紙にしなかったのは きっと、いつかまた会えるって、 なんとなく、信じていたから、かもしれない。]*
(7) 2019/04/21(Sun) 21時頃
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[手紙は仕事へ向かう途中で出してしまおう。 彼女が読むのはいつになるか分からないが、こちらも次に手紙を出せるのはだいぶ先になってしまうから。
封筒に手紙を詰めて顔を上げた矢先。 窓に緑の何かが見えた。
窓を開き、手に取れば、それは袋状になった葉だ。 まるで人の手で創ったようだなと首を傾げてひっくり返せば、口が開いた。
種と葉が、落ちてくる。 葉に虹色の線が見えた。
目を細めて葉っぱを見れば、文字が見えた。 前にもらった、手紙だ。あの子がまた送ってくれたのだろう。
手紙を、読み始める。]
(8) 2019/04/21(Sun) 21時頃
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[今日も姉さまにお使いを頼まれました。 いつものカフェです。 今日はお返事を待つ間にカフェオレを飲んでます。 何時もならお砂糖たっぷり入れるんだけど。 今日はちょっとだけほろ苦くしてもらいました。 ちょっぴり大人な気分です。]
マスター、不思議なポストほんとにあったんだよ。
[ちみちみとカフェオレを飲みます。 ちょっと苦くて、でもミルクの甘みが広がります。 一歩大人になりました。]
(9) 2019/04/21(Sun) 21時頃
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いっぱいお手紙貰ったの。 お手紙の内容はナイショだよ。 だって恥ずかしいもん。
[大人になる方法とか恋についてとか。 色々相談してたなんて恥ずかしいので言えません。]
マスターは書かないの? 欲しい人からもう貰ってるからいいんだ、そっかぁ。
[それ姉さまが知ったら泣かないかな。 ボクは心配になりました。 もし泣いたらどうやって慰めたらいいんだろう*]
(10) 2019/04/21(Sun) 21時頃
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虹、か。 虹の根っこ?
[解読作業のような時間は以外と楽しい。虹色の線で描かれたのは地図だろう。 家の端末を操作して、条件に合う地形を探してみた。 が、家からだと検索しきれない。地球は広い。あまり調査が進んでない土地も、多いのだ。 船のメインコンピューターならば該当が出てくるかもしれないな、と、葉も荷物に加えた。
四つの葉っぱが出てくる種はだいぶ迷って今は植えずにおいた。家政婦に世話を頼む事もできるが、自分で育てて、無事に育ったのを報告したかった。
自分の“手”でやってみたかった。]
そっちの方がいいよな?
[写真の妻に聞けば、微笑みが向けられた気がした。 貴方も手でするよさが分かったんじゃない? とも言われた気がして、頷いた。]
(11) 2019/04/21(Sun) 21時頃
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[荷物を纏める。最後に、ずっと愛用していた万年筆とインク。そして、こればかりは新しく買いなおした便箋と封筒も荷物に入れる。下側に花の模様が入っていた。ライラックの花だそうだ。
船に乗る間、自由時間も存在する。 以前は妻に定期連絡をしていた時間。その時間を使って、手紙を書こうと思っていた。
妻への手紙。
最初で最後の、恋文を。]
(12) 2019/04/21(Sun) 21時頃
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[やっぱりまだ少し照れくさいなと笑って、荷物を持ち上げる。 煙草を口に咥えた。咥え煙草のまま船に戻るのは、癖だった。大昔は咥え煙草でうろつくだけで警察に捕まったらしい。人体に影響の無い煙草が開発されたのを、感謝する。
玄関の所で振り返り、家の中を見回す。]
行って来るよ。
[背を向けた時、いってらっしゃい、と誰かが囁いた気がした。
口の端に笑みを浮かべ、イワノフは玄関の扉を閉めた。]**
(13) 2019/04/21(Sun) 21時頃
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[きょうは たくさんはれてます。 ちょとあついくらいで けとぅーとぅはやだなーとおもうけど でも きらいなわけじゃないです。]
はる と なつ のにおいな。
[おだやか と さわやか あいなかのにおいして きもちいいです。 はるはすぐ いなくなります。 きょうは はるとおいかけこしよなておもいます。]
(14) 2019/04/21(Sun) 21時頃
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[その日は窓を開けて寝ました。 だから、かもしれません。 朝起きたら耳元にキレイな薄桃色が見えたこと その形が「うちゅうせん」みたいだったこと …… あとでそれが「ひこうき」だと知りました
その折り方に見覚えがあったので 少女はすぐにお返事が来たのだと知りました
思わず草の上に正座 ぴんと背筋のばして あなたからの、とても綺麗な便箋を開くのです]
(15) 2019/04/21(Sun) 21時半頃
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[色とりどりのちいさな花を指でなぞります。 あのときよりも綺麗な文字に目を細めます。
彼女が抱える複雑さや、想いのすべてを 幼い少女が理解することはとても難しく それでも、最後に添えられたお願い事には 居てもたっても居られなくなり 少女は「ましん」を動かすのでしょう。
ましんはぎぃぎぃ音をたてていて 今にも壊れるんじゃないかって 心配していたら 案の定。 今日は どうしてか ちゃんと動いてくれません
だからぽんこつ「ましん」を不満に思いながら わたしはその人に、心の中でお手紙を書きました]
(16) 2019/04/21(Sun) 21時半頃
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[『みんな』 どこかいきます。 でもけとぅーとたちは ずっとここにいます。 ふしぎな うちうすていしょんの どこか。 にじのねこに いつもいます。
はると おいかけこしながら。 ちぎれたもの さがしながら。 ふねも きたことないとこで。 はなに かこまれて。
かぜの なか。
ここは にじのねこ。 いつか『みんな』が かえるとこ。]*
(17) 2019/04/21(Sun) 21時半頃
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[きおくのあるあなたに出会えるのはいつになるかはわかりません でもそのときまでにもう一度「ましん」を動かして 今度はちからいっぱい、あなたの作ってくれた船みたいに。 私の船を空に浮かべられたら、と思うから。
少女はその日 ずっとふーさんに折り紙を教わることになりました 物を掴むには不向きなふわふわのてのひらで 一生懸命 いっしょうけんめい、頑張るのです。
いつかあなたにちゃんと もういちど、お手紙を届けられるように。
だって、伝えたいことがたくさん あったんですから。]**
(18) 2019/04/21(Sun) 21時半頃
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[「言葉」を届けるのが、神からくだされた役目。 この世界に生きている意味。 間違いなく、(あるいは本当に必要としているひとへ)届けるのが仕事。
けれどある日、しーさーの元に一通の手紙が残った。 仕事が終わった、とあるかどうかも曖昧な肩から力を抜いた時、それと同時に土の上に落ちたそれを、しーさーは瞼のない瞳でじっと見下ろした。
それは、手紙だ。 誰、ともなく願いを込めた風が、 誰かに届いて、そしてそれが戻ってきたという、証]
(19) 2019/04/21(Sun) 22時半頃
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[少年の一日は今日も、未だ仄暗い時間から始まる。 母親の作る味噌汁の香りも漂わない、 父親が出勤の為身支度する音も聞こえないような早朝。 昨日だってネットで不思議な出来事について調べ、 アプリで繋がる友人達が全員眠っても起きていたのに。]
あった……!
[それでも郵便受けを調べ、二通を見つけた彼は どうしようもないくらいに嬉しそうだった。 両親を起こさないように足音を抑え自室に戻って、 早速とばかりにあのレターセットを取り出すのだ。]
(20) 2019/04/21(Sun) 23時頃
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[水色に銀粉が煌めくどこか星空のような封筒 開く前にそれをしげしげと眺めて、あることに気がついた。
目を細め、微笑ましげに口元を緩め それから彼は中の便箋を取り出し、ゆっくりと読み始める。]
うーん、やっぱりこういうのはな
[と、何やら呟き頭を掻く場面はあったものの 便箋を置くまでの時間に暗い表情になることはなく。
さて今度はと手に取ったもう一通 些か緊張の面持ちで読み始めたものの、そんな様子は最初だけ。]
(21) 2019/04/21(Sun) 23時頃
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いいなぁ、
[感嘆のため息、切実な声音。 手紙の主が記す愛しい相手への気持ちが とても、素晴らしいものだと感じたからこその。
窓の外が少しづつ明るくなっていく中、幾度か読み返し ペンを取ってからも考えながら文字を進めた結果、 残念ながら朝の内には書き上がらずに。 彼はそれらをノートに挟み、学校へ────]
(22) 2019/04/21(Sun) 23時頃
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[そして今は夕方、少年がいるのは通学路でも家でも無く ────病院のベッドの上だった。 重なった睡眠不足、徹夜ではないからこそそれを甘く見て 何を書こうか考え、時にはメールの相手の事を想い うわの空もうわの空の状態で帰宅途中、駅の階段から転落。
周りに人が多く、友人達もいたからこそ対処は早かったが 両足骨折、一緒に落下した端末の画面が破損 身体も心もネット環境も酷い有り様であった。]
……はい、そのとおりです
[連絡が入り青い顔でやって来た母親も、 医師と話し、手続きを終えて、注意不足が原因と知った後は 心配したからこそのお説教を動けない息子に向けている。
それでも、心底落ち込んでいる我が子には 長々とは続けず、何かしてほしいことは無いかと聞いてきて。]
(23) 2019/04/21(Sun) 23時頃
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……それじゃあ、
[彼は一つ、お願いをする。 母親にとっては不可解で、当人には切実なことを。
そして、レターセットとペンを取り出した。]
(24) 2019/04/21(Sun) 23時頃
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[受け取った母親は確かにそれらをあの引き出しへ入れてくれるだろう。 その後ろ姿を見送り、彼はため息をつく。
不思議な手紙の話なんて母親には出来ない。 だから送る手伝いをしてもらうのは今回だけ。 当然、届けてもらうこともしない。
そして、端末のことばかりはどうしようもない。 途中だった手紙を書き上げられたことだけが幸いだった。]*
(25) 2019/04/21(Sun) 23時頃
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[それを「読む」のにはとても、とても時間が必要だった。 途中まで読んで、また神様の仕事をして、 最後まで読んで、また神様の仕事をして、 最初から読み直して、神様の仕事をした。
その頃には、 しーさーの手に残った手紙は二通に増えていた]
(26) 2019/04/21(Sun) 23時半頃
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