261 エイプリル・トフィーの融解点
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きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が1人、王子様が7人、黙狼が1人いるようだ。
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……あの、わたし。この騒ぎが落ち着いたら此処を出たいんです。 幼馴染から手紙が来たの。お金を貯めたから、遠くで一緒に暮らそうって。
(0) 2019/03/24(Sun) 01時頃
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「本日はエイプリル・フールズデイということで
各企業が挙ってイベントを行っています──」
[ 例年通りであればそう告げるアナウンサーの笑顔が、
引き千切った映像の背後に閉じ込められる。
其処を出て、遠くで、遠くへ。
離れたとしたも其処は此処とかわらない。
遂に最後の1本は穿たれて、
その国では誰もが、あの耳障りなサイレンを
耳にすることになっただろう。 ]
(#0) 2019/03/24(Sun) 01時頃
[ 『小惑星、墜落、絶滅、崩壊。
回避は不可能、予測はしていた、
該当市民には順次連絡を───。』
臨時ニュースに流れる情報は、断片的であれ
伝達されているだろう。
五色の戦隊ヒーローが予定調和に世界を救うのを
心待ちにしたこどもが唇を尖らせる。
その後ろでは母親が食器を洗う手が暫し止まり、
流れる水の音ばかりが響いていた。 ]
(#1) 2019/03/24(Sun) 01時頃
『国民保護緊急非常用シェルターのご案内』
[ 見覚えのない封筒を引っ繰り返す青年の、
脇の塀を呑気に歩く黒猫の、
後ろでカメラを構える学生の、
空の上では、分け隔てなく、滞りなく、
滅亡の時が迫っている。 ]*
(#2) 2019/03/24(Sun) 01時頃
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[ コンクリートの熱帯雨林があつくて 俺は意味なく口を蠢かす。 ]
(1) 2019/03/24(Sun) 01時頃
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山師 グスタフは、メモを貼った。
2019/03/24(Sun) 01時頃
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[チクタク、チクタクチクタク… 時計の針の音がうるさい日 どうして些細な音ですら嫌気が指すのか
不思議、不可思議、だけど明確 私の心は晴れてなくて 私の心は穏やかではなくて
夢か真か、幻想か、いいや、>>#1真だった]
……なに、それ…?
[コポコポと注いでいた牛乳が並々と コーンフレークの入った器から溢れ溢れ、 慌てて牛乳パックを机の上に置いたけど 大惨事は変わらず、床に白が広がっていた]
(2) 2019/03/24(Sun) 22時半頃
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[サイレンが響き渡るの 私の曲と違う、無機物の曲
人々に喜びや幸せを与えるのではなく 恐怖と危機を伝える警報音は 国内を隅から隅まで奏でたのでしょう 近くの家から『oh my God!』って叫び声が聞こえて 私はそれに『crazy…』と呟き返すの]
…で、でも…エープリルフール… だよ…ね?
[こんな大掛かりな、悪戯なんて凄いな 心の奥でずっと何時迄も変わらない日々が 来ると思っていた私は、リンゴーンと鳴り響く オルゴールの時計の指し示す時刻から目を背けた]
(3) 2019/03/24(Sun) 22時半頃
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[食卓の椅子に青い鳥は震えるの 電子音響かせる箱から鳴り響く無機物の音に 耳を塞いで塞いで塞いで (この音がなんだか私の何かを壊す気がしたの)
ち く 嘘に違いないって首を振った … けれども] た く
「コリーンッ!いるわよね? …はいるわよ!」
……マネー、ジャー…
[いつもなら好き勝手する自由の国は 今日は誰もがホップステップジャンプ 浮足を立てることはなかったわ]
(4) 2019/03/24(Sun) 23時頃
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「政府からの御用達よ!凄いことだわ! これからの生活において娯楽は第一優先だって、」
……な、なに…? ねえ、ちょっと…マネージャーっ
「喜びなさいよ!コリーン! きっと神様が貴女の歌を認めて下さったんだわ! 前もって貴女は選ばれてたんですって!」
……マネージャー…ねぇ、お願い、 落ち着いて…
…それ…なに…
(5) 2019/03/24(Sun) 23時頃
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『国民保護緊急非常用シェルターのご案内』 …って…どう、いうこと…?*
(6) 2019/03/24(Sun) 23時頃
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[入学式はエリプリルフールに起きたニュースで話題は持ちきりだった。 恐怖心と好奇心が渦巻いて、皆お祭り騒ぎだ。 中には、欠席する生徒や入学式を中止にするよう訴えた保護者もいたらしい。 何とか入学式を終えて教室に戻っても与太話がゴミに集る小蝿のように飛び交っていた。 アメリカ軍がレーザー光線で隕石を砕くするだとか、NASAがロケットを飛ばして隕石を破壊するだとか、選ばれた人間には封筒が届くだとか、北朝鮮の核ミサイルが宇宙を超えるだとか、ニュージランドの羊が世界の鍵だとか]
「みんな同じ話でうんざり」
[今年から同じクラスになった凪が隣に座る]
「じゃあどんな話をしたいの?」 「別に決まった話をしたいわけじゃない。ただ、いつもの変わらない日常を過ごしたいだけ」 「僕もそう思う」 「とんだ新学期」 「まあ、しばらくすれば落ち着くでしょ。みんな興奮してるだけだよ」
(7) 2019/03/25(Mon) 00時頃
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[だが、騒ぎは一向に収まらなかった。 いつ何時、どこのキー局でも隕石についての特番がやかましくなるほど組まれていた。 ただ、いずれも答えは同じだった。 隕石の衝突は、避けられない。
[グラウンドの片隅の、隅の隅で白球が弧を描く]
「2組の浜道いるじゃん」 「うん」 「あいつ、学校辞めたって」 「え?」
[思わず取り損ねて、白球が後ろに転々とする。 それを凪が拾い上げて、僕に返す]
(8) 2019/03/25(Mon) 00時頃
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「浜道だけじゃないよ。他に何人も辞めてる」 「嘘でしょ、なんで」 「人類存続の一大事に、学校なんて行ってる場合じゃないんでしょ」 「浜道、ラグビー部の部長じゃん。どうすんのさ全国大会」 「それが、顧問が失踪しちゃったみたいで」 「え!?」 「どうなっちゃうんだろうな、みんな」
[ふと、僕は辺りを見回した。 茜色の空に響く、カラスの鳴き声。 誰もいないアスファルト。 誰もいないベランダ]
…こんなに静かだったか?
[日常が静かに、こぼれ落ちて壊れていく]
(9) 2019/03/25(Mon) 00時頃
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[その日から自由の国は ちょっとだけ変わった気がするの
自由を履き違えた行動、横暴、言動、 嘘をついて良い日から暫くしても 終わらない事実、現実、絶望 願わくば嘘だと言ってと荒ぶるの
レーザー光線で隕石を砕くするだとか NASAがロケットを飛ばすとか 自由の国の一部の人は声を荒げて 道端はデモのパレードが歩き回る]
「こんなことをしても変わらないのにね」
(10) 2019/03/25(Mon) 09時頃
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[お仕事は相変わらず私を求めているから 車に乗って急ぐけども 先に進む気がしない交通規制
お仕事に辿り着くのはいつかしら 退屈な余り外を眺めていたら 少し遠くから幾度目かの銃声音が響いたの]
臨時ニュースを報せるラジオは つまらない…
[生きる権利を叫ぶ人々 私は選ばれたのだと吠えて ある者は選ばれた人を妬み 選ばれた権利を得ようと拳銃が火を噴く
レイニーレイニー、人は欲深い]
(11) 2019/03/25(Mon) 09時頃
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[仕事先につけばいつものパパラッチ それに交じって記者がいるの
早足、駆け足、早まる鼓動 突きつけられるマイクが 歌ではなく事実を求めるの]
『ねぇ、コリーンさん、貴方政府から 選ばれたシェルター行きの人でしょう?』
『今の感想を!是非!』 『是非!嬉しかった?ねえ、嬉しかった?』 『羨ましいな、流石歌姫様』
……ごめんなさい、お仕事、遅れてるから
(12) 2019/03/25(Mon) 09時頃
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[そんな目で見ないで貴方達 何かに取り憑かれたような目で お好きなスクープの筈でしょう …なのに、どうしてそんな怨みが宿っているの]
なんで、
[私に配られたのかしら 歌が、認められたことは嬉しいのに 喉の奥が締め付けられて苦しいよ
鳥籠の水差しが飲みにくいわ 楽屋について、顔を覆った 何処から知ったのかしら、妬ましさを宿した瞳 私は胸の前に拳を作り込んだ。]*
(13) 2019/03/25(Mon) 09時頃
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冗談でしょう?
(14) 2019/03/25(Mon) 09時半頃
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[ 思わず笑ってしまった顔は、 彼が硝子の花のようだと褒めてくれたものには程遠い。 自宅のマンションの中、知らず零れる独り言が 虚ろに響いている。]
嘘よ……嘘よ……ねえ、何かの間違いよ…… 誰か……ねえ、誰か……。
[ 私の部屋に届いていたものは、二通の郵便物だった。
一つは内容証明郵便。
なんの? ……なんてとぼけても、きっと許してもらえない。 私の誠司さんには、今生の愛を誓い合った人も その人との愛の結晶もいる……それは分かり切っていたこと。]
(15) 2019/03/25(Mon) 10時頃
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[ けれど、それでも彼から注がれる愛を 私は喜んでこの身に受けた。 誰かのものと知りながらでも彼を愛した。 いつか裁かれる時が来るとしても。
だから、この内容証明から逃げることは許されない。
彼は、今どうしているのかな。 ……私か、奥さんか、どちらかを取らねばならない時 私の手を取ってくれるかしら。 きっとそんな栄誉は許されないのでしょうけれど。
ああ、でも私、彼の手で壊されるのは 怖いけれど、 それが一番安心なの。]
(16) 2019/03/25(Mon) 10時頃
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[ 問題は、二通目の手紙。
『国民保護緊急非常用シェルターのご案内』
これも、なんの? ってとぼけてみせるには巷に情報が溢れすぎていた。 小惑星の衝突によって人類は滅亡、なんて なんだかフィクション映画みたい。
その避難用シェルターへの招待状なんて きっと悪い夢に違いないの。
いろんなものが頭の中を渦巻いていて ぐらり、視界が歪んで 思わず私は口元を抑えた。
地球が滅亡するんですって? なんの冗談なの。]
(17) 2019/03/25(Mon) 10時頃
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私、こんな罰は望んでないわ。
[ 誰も聞く者のいない抗議を のっぺりとしたマンションの白壁が響かせる。
私達の罪を人が裁くのは構わない。 だって許されざる罪な恋なのだもの。 人から罵られ、謗られ、石を投げられても 愛し合った事実なんて変えられない。
でも、このままだと、全部消える。 彼も、彼を愛した人達も、 一緒に行ったレストランも 愛を確かめ合ったホテルも。 忌々しい星が、全部を消してしまう。]
(18) 2019/03/25(Mon) 10時頃
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[ 何だかひどく寂しくって ドライフラワーにした真っ赤な薔薇の花束を ぎゅっと抱きしめて、私は泣いたの。
彼に連絡したかったけれど きっと私が望む言葉はもらえないもの。 それでも彼の存在を傍に感じたくて 花束を腕に封じれば、ぼろぼろと花弁が崩れていく。 水分を失った花葉の破片が肌に刺さるのも厭わず 私は花束を抱きしめ続けた。
星による禊なんかよりも 薔薇の棘が齎す痛みの方が、余程好い。]*
(19) 2019/03/25(Mon) 10時半頃
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[ポケットに入れた飴玉が蕩ける様を]
(20) 2019/03/25(Mon) 15時半頃
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[ 四月の魚は終末の夢を見る。 ]
(21) 2019/03/25(Mon) 18時頃
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Poisson d'avril !
[この国発祥と云われるエイプリルフールでは、 そんな言葉が飛び交って、 楽しげな笑い声が響くはずだった。
不穏なニュースが流れ出すまでは、 確かに街にはそんな声が溢れていた。]
(22) 2019/03/25(Mon) 18時半頃
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…… ハァ?
[ランチの仕込みをしながら、 何となしに聴いていたラヂオが垂れ流す音声に 訝しげな声を上げて、コンロの火を止めた。
絶えず流れる、終末を知らせる ちっぽけな機械の電源を落とす。]
(23) 2019/03/25(Mon) 18時半頃
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…… ニコラス 、
[思わず名前を呼びながら、 客席にあるテレビを付けても、 流れるのはラヂオで聞いたのと変わらない音で。
現実感なんて持てなくて、 嗚呼、けれど。]
( ニコラスと一緒なら、悪くは無い なぁ、 )
[そんなことをぼんやり思って、 音を垂れ流すテレビの前、しばらく動けずにいた。]
(24) 2019/03/25(Mon) 18時半頃
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