254 【突発R18】クイン・エルヴィニアの宮殿
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[膝の上で微笑んで、甘えるように口づけてくれる>>77 そんな彼女がやはり堪らなく愛おしい。 こんな気持ちを廊下で出会った彼らは知らないし、 きっと、知ろうとも思わないのだろう
カナエの身体に触れて、 いつか生まれてくるはずの命に思いを寄せる。 僕らの子供だけではなく、 この世界に招かれた人の子が為す全ての命が 愛されて生まれ、育ってほしいと思う。 カナエが女王陛下の下に向かうときは 僕も同行するとしよう]
(81) kiska 2018/12/07(Fri) 09時頃
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[そこまで考えたところで、ふと彼女の左手をとる]
本当はちゃんとしたものを渡したかったのだけど…。 今は、これで許してほしい。
[そっと、自身の右手の握り込めばそこに魔力を込めて。 その掌に具現化したのは一つの指輪。 ほんのりと淡い光を放つ白金のそれを彼女の左手薬指に嵌める。 続いて自身の左手にも彼女のそれと対になる指輪を嵌めてみせて]
(-97) kiska 2018/12/07(Fri) 09時頃
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流石に女王陛下の衣装室と言えど こういうものはないだろうし。 あとで、君の好む指輪を、 二人で選びにいこう。
[ね?と笑ってみせるが彼女のほうはどうだろう?]**
(-98) kiska 2018/12/07(Fri) 09時頃
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/* 仮眠のつもりがうっかり爆睡してました……カナエにはほんとごめん(土下座の構え) 今日は早めに戻って来れるよう頑張ります。**
(-105) kiska 2018/12/08(Sat) 07時半頃
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お礼なんて、いいのに。
[頬を緩ませる>>-103 その表情を見れただけでも十分、 僕はお礼を貰っている。 彼女から返ってくるものはいつも 僕がした行為以上の喜びを齎してくれる]
君は、君が思っている以上に 優秀な魔法使いで、そして素敵な女性だ。
[悪戯な様子で口づけてくる、 彼女の唇に吸いつき返したところで、ふと]
お友達といえば、 僕もここで懐かしい人に会ったよ。 子供の頃にお世話になった人なんだけどね。
[迷子になったときに助けられた、というのは 何となくプライドが邪魔をして言えなかったけど]
(-106) kiska 2018/12/08(Sat) 20時半頃
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シュロという背の高いヴァンピールなんだけど……。
[彼女の首筋の、赤い花弁を指で撫でさすりながら。 先程も昨夜も、宮廷内を回ったとき、他にヴァンピールの姿は見つけられなかった。 それだけで彼女の血を吸ったのが彼とは断定できない。 ……とはいえ]
……。
[彼女の項に手を添えて。 そのままそっとベッドに横たえさせる。 覆い被さるような体勢のまま、 彼女の首筋に軽く啄むように口づけて]
(-108) kiska 2018/12/08(Sat) 20時半頃
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ね、カナエ。 夜会まで時間があるし もう少し、こうしていようか?
[悪戯めいた表情でにこり、首を傾げてみせる。 なんということはない。 子供じみた嫉妬と、独占欲]
参ったね……、こんなことで妬いていては きちんと父親になんてなれるのやら。
あぁ、でも。 ……会いたいな、君と、僕の子供には。
[呟きを一つ、彼女の耳朶に落とせば。 そのまま、彼女の唇に食むようにして覆い被さった]*
(-109) kiska 2018/12/08(Sat) 20時半頃
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/* エロルする時間ないと思うのに気がつけばこちら方向に…いや、うん。 ほんと申し訳ない。 たぶんここから先は暗転というか、時系列飛ばしになりそうかな、と。 とりあえず、実家に連れて行きたさがある()
(-107) kiska 2018/12/08(Sat) 20時半頃
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―ノクスフィグラの里―
[女王陛下の宮廷に暫く滞在した後、彼女を伴ってノクスフィグラの領地へ戻った。
彼女の世界には宙を往く馬車はない――そもそも天馬がいないらしい――と聞いていたので慣れない旅になるのではないかと心配したが、果たしてどうだったろう? 辛そうならばこまめに休みを取りつつ、領地へ向かう。
どこまでも続くように見える深い緑の森。 ふ、と一瞬景色が歪むと同時、馬車が向かう先に白い壁と新緑の屋根の家々が立ち並ぶ集落が見えてきた。
僕らが向かうのは、その集落のさらに奥にある屋敷。 カナエの世界でいう「カントリー・ハウス」がイメージとしては近いかもしれない。
そうして庭園を抜けて、屋敷へ入れば。 母と召使たちが出迎えてくれた]
(86) kiska 2018/12/08(Sat) 23時頃
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[それから、数か月。 もともと僕が暮らしていた屋敷の離れの一棟を僕らの新居として暮らすようになった。
父は僕があの姿だった経緯からわかるとおり、僕があの宴に参加することを――ついでにいうと人間の妻を娶ることに賛成してはいなかった。 それは、かつてノクスフィグラが、その種族的な特性から他種族に狩られてきた歴史からくるもので。
この屋敷に戻ってきてから、父はあまり僕らの前に姿を現さない。時折見かける父は、僕から見ると変わらず父の姿をしているのだけど。 カナエから見るとどう、なのだろう? 出会ったときの僕のような姿なのか、それとも、異なる姿なのか]
(87) kiska 2018/12/08(Sat) 23時頃
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[父とは対照的に、母は至って楽観的だった]
『わたくし、ずっと娘がほしかったの』 『だから、あなたが来てくれてうれしいわ』 『なにしろ、我が家にいたのはそれはもう 手のかかるやんちゃな坊やだったのだから』
[そう言って嬉しそうに語る母の姿は相変わらず、今の僕より年下にしか見えない。 カナエよりかろうじて年上、といったふうだろうか?
ノクスフィグラは他種族から見て、見た目で年を判断するのが難しいらしい。 だいたい十代後半から遅くとも三十前後で肉体の成長が止まり、それから千年近く姿が変わらない。 このあたりは個人差が大きいけど、母は僕が自分より年上になるのが嫌で「はやく大人になりなさい」とこれまた怒られたものだった]
(88) kiska 2018/12/08(Sat) 23時頃
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[そんな母がころころと笑って茶菓子を振る舞いながら 昔の僕のあれそれをカナエに話すものだから 僕としてはたまったものではない。
昔はよく叱られたと、話の合間に零すと]
『当然でしょう? 子供がいなくなって心配しない親がいるものですか』 『エルフの御屋敷にいったときも 森で迷子になったときも、 無事戻ってきたからよかったものの 貴方にもしものことがあったら わたくしは黒い衣装を着たまま数百年泣き暮らさないと いけなかったかもしれないのですよ?』
[まったく、ぞっとしませんわとため息をひとつ零す。 それから、カナエを振り返って]
(89) kiska 2018/12/08(Sat) 23時頃
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『ねぇ、カナエさん』 『貴女にはとても感謝していますのよ?』
『わたくしたちの不詳の息子に こんな可愛らしいお嫁さんが来て下さるなんて』
『あの子はとても手のかかる子供でしたけど、 でもわたくしはあの子の母ですもの。 あの子が選んだ女性をわたくしは信じるつもりですわ』 『それになにより、あんな姿のあの子に 寄り添おうとしてくれたと聞いてほっとしました。 母親とはいえ、あの姿の息子を初めてみたときは 正直、これは無理だと思いましたもの』
[くすくすと、さもおかしげに話す]
(90) kiska 2018/12/08(Sat) 23時頃
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『あのひと……わたくしの夫もね、本当はもう少し 貴女とお話してみたいのよ? でもあのひとはいい年して素直じゃないのですから 困ったものよね』
[ふふ、と口許を隠すように笑う]
『あの子を、トレイルをお願いしますね』 『カナエさん、わたくしの可愛い娘』
[そう告げて、そっと両頬にキスをするのがお茶会の終わりの定番と化しつつあった。
母以外にも、召使たちの何人かはカナエを気にかけてよく衣類や物資を此方に回してくれた。 それから召使たちの子を中心に、村の子供たちがよく離れを訪れるようになった。 遊んで遊んでとじゃれつく姿に昔、シュロにまとわりついて遊んだ幼い日々を思い出してふと懐かしい気持ちになる。
そんな賑やかな屋敷を抜け出しては、森や小川や草原を散策したり。 図書館から持参した本をたまに二人で読みあったり。 そういう、二人で重ねる穏やかな日々が愛おしくて。 やがて、子を授かるそのときまでそんな日々を過ごしていた]*
(91) kiska 2018/12/08(Sat) 23時半頃
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/* 遅くなりました!(カナエぎゅ) とりあえず実家というか里はこんな感じかな。 母は娘ができて嬉しいのと、閉鎖的なノクスフィグラですがやってきた人間の娘にはみんな興味津々な感じ(表できちんと説明できるようになりたい
(-118) kiska 2018/12/08(Sat) 23時半頃
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/* こう、求められてるのと違ってたら申し訳ないな、と (ふと不安になる)
(-119) kiska 2018/12/08(Sat) 23時半頃
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[二人だけの、穏やかな蜜月は 思っていた以上に短いものだった。>>95
最初の異変は、彼女がここで暮らし始めて 半年経つかといった頃。 その頃からどこか体調が悪そうで、 父から任された仕事の合間に彼女の様子を見に行った。
「おねえさんぐあいがわるいの?」と 心配そうに尋ねてくる子供たちを どうにか宥めて家に帰らせたり、 何か少しでも口にできる物はないかと 薬草や果物を持って帰ったり。
そんな様子で数日が経った頃だった。 彼女が子を宿したのではないかと思い至ったのは]
(100) kiska 2018/12/09(Sun) 21時半頃
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[ちょうど、彼女も同じ可能性に思い至ったようで>>97]
……。すごいな。
[思わず、言葉もなく彼女の身体を抱きしめる。 ややあって口から出た言葉も、なんとも語彙に乏しいもので。
まだ、そうと決まった訳ではない。 こういった妊娠の兆候はそれこそ、 人もノクスフィグラも個体差があるらしいから。 それでも、不思議とそんな気がしていた]
……なんとなく、だけど。 君がまとう雰囲気が、以前よりも 優しくなった気がするから。
(101) kiska 2018/12/09(Sun) 21時半頃
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[彼女の黒髪を撫でながら呟く。 腕の中にすっぽりと入るような、小柄な彼女は ただ愛らしい少女から、一人の母となるのだと そんな予感めいたものを感じさせた]
[これから、彼女のお腹の子は 日に日に大きくなっていくのだろう。 会える日が愛おしく楽しみでならない。
――でも、今だけは]
もう少しだけ、 僕だけのカナエで、いてほしいな。
[腕の中の彼女に甘えるようにそんな言葉をぽつり呟く]
(102) kiska 2018/12/09(Sun) 21時半頃
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[それからはあっという間だった。 日に日に、彼女の身体は丸みを帯びて。 胸や腹が大きくなっていく。 彼女に頼んでそっと触れさせてもらえば 時折、腹を蹴るような衝撃が向こう側から伝わってきた]
なんだか、不思議だね。
[命とは、こんなふうに生まれてくるのか。 『母』としてのカナエを見ながら、 ほんの少し、不安に駆られもする。 僕は、彼女たちの良い父親になれるのだろうか、と。
特にカナエは元の世界で辛い想いをしてきたのだから、 守らなければならない、幸せにしなければならないと。 大きくなる彼女のお腹を見ながらそんなふうに考えていて]
(103) kiska 2018/12/09(Sun) 21時半頃
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[気づかぬ間に思いつめていた僕を 母は当然のように背中を叩いてきた。
そこはある意味予想の範疇だったけれど。 ――父が、僕を叱咤してきたのは正直、意外だった。
来月には臨月だというある月の綺麗な夜。 僕は父に書斎へと呼び出された。
開け放たれた書斎から降り注ぐ月の光の下、 「飲もう」と葡萄酒とワイングラスを 差し出されたときは面食らったけれど。 気がつけば差し出されるまま、父と酒を飲み交わしていた]
(104) kiska 2018/12/09(Sun) 21時半頃
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[今までの生活の中で、父は彼女のことをよく見ていた。 時折、彼女が差し出した焼き菓子のこと。>>94 いついつにもらったものはとても美味かったと、 事細かに覚えているのには驚いたけれど。
母との交流や、一族の子供たちと遊ぶ姿も 父は見ていた――見定めていた]
「私が、いい父親であったかはわからない」 「だが、いつだってお前たちのことは想ってきた」 「今、お前があの娘と共にいて、 そして幸せであるならば……お前も 私と同じくらいの父親にはなれる。 母さんと一緒にいた私が、そうだったからな」
(105) kiska 2018/12/09(Sun) 21時半頃
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「気負う必要はない。 ただ、ともに過ごす日々を大事にすればいい」 「彼女はとても聡く、気立ての良い娘だ。 お前の気持ちがわからぬ娘では決してない」 「幸せになりなさい。二人とも」
[そう言って、父はワイングラスをあおった。 その顔が薄ら赤く見えたのは、 きっと酒精のせいばかりではないと思う。
――カナエが、僕らの子を産んだのは それから暫く経った次の満月の晩のこと]
(106) kiska 2018/12/09(Sun) 21時半頃
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[最初にカナエが赤子を抱く。 腕の中の赤ら顔で泣く小さな命は、 カナエと同じ黒髪。
それから少しして、今度は僕が 赤ん坊を抱かせてもらうことになった]
……。
[いかにもおっかなびっくりといった体で 小さな、壊れそうな一粒の命を抱き上げる。 こんなにも小さな命なのに、 きちんと指が五本揃っていて、とても大きな声で泣いて。
ああ、本当に僕は父親になったんだと堪らなく胸が熱くなった]
(107) kiska 2018/12/09(Sun) 22時頃
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カナエ……ありがとう。 たくさん、頑張ってくれて。 そしてこの子を産んでくれて。
[腕に赤子を抱いたまま、彼女に口づける。 これから先、やらなければならないことは きっとたくさんあるけれど。 それでも、自分でも不思議なくらい 彼女と、この子が傍にいてくれさえすれば ――どんなことだって頑張れるような気がした]*
(108) kiska 2018/12/09(Sun) 22時頃
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/* 難産なうえに遅くなってほんとにもうね……(遠い目) 寝落ちから起きたらこうずっと悶えまくってました。
カナエは本当にありがとう、感謝してもしきれない。 お返事のひとつひとつがとても綺麗で、村頁を開くたびどきどき悶えてました(告白) お相手してもらえてうれしかったです(言葉にしきれないのでひとまずぎゅーっと)
(-128) kiska 2018/12/09(Sun) 22時頃
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/* >>-126レン ありがとうございます。 レン君とコリーンさんもこう、微笑ましくて可愛らしいカップルだなって思ってみていました。
この村可愛いカップルが多いですよね。 参加できて本当によかったです。村建て様に感謝。
(-129) kiska 2018/12/09(Sun) 22時頃
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/* 今日で村閉じかな? カナエと村建て様と、それから素敵なご縁をくれたメアリー、シュロにあらためて感謝を。 レン君とはなかなか話せなくて残念だったけど、またどこかでお会いできたら嬉しいな。 そのときは仲良くしてもらえるとありがたいです。
(-131) kiska 2018/12/10(Mon) 01時頃
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/* メアリーこんばんは。 そして可愛いなぁ(和んだ)
(-132) kiska 2018/12/10(Mon) 01時頃
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/* シュロメアにはたくさん和ませてもらいました。 二人ともありがとう(感謝)
(-137) kiska 2018/12/10(Mon) 01時頃
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