252 Aの落日
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[ 仄日。正しくはソクジツと読む名。 即ち西に傾いた夕日のことである。 逢魔が時。大禍時。誰そ彼時の光。]
(2) 2018/10/17(Wed) 00時半頃
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──回想/各務公陽──
[ 知らないから聞いた。 端的に返ってきた答え>>392に、 私も、そう。と短く頷いた。
他人を恨んでいる人間。 中らずと雖も遠からず。
黒江仄日を訪ねてくる生徒たちの、 どれとも違う振る舞いを愉快に思い、
口を滑らせた。 ──という慣用句が不似合いな程度には、 意図的に、言葉を吐いていた。]
(3) 2018/10/17(Wed) 00時半頃
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恨んでいるようにも見えないのに、 他人を追い詰めるのが上手な人間に。
(4) 2018/10/17(Wed) 00時半頃
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[ 隣の席を示す指>>1:393。 性格悪い、と指摘する声は、 やはり軽い調子に聞こえ、
馴れ馴れしいな。と思いながら、 隣の椅子との距離を、少し離した。]
──被害者面。 そういう顔でしょう。生まれつき。
……別にいいけど、 私、隣り合って話すのも好きじゃないの。 親しくない人とは、特に。
[ 斜めに角度をつけた椅子。 彼がそこに移動するならば、止める気はなく。]
(5) 2018/10/17(Wed) 00時半頃
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[ 同類。同族。 性格が悪い。と言われるこちら側。
──と、思わなかったのはなぜだろう。 そう黒江仄日は何度か考えた。 今もうまく言語化できずにいるが、恐らく、]
(6) 2018/10/17(Wed) 00時半頃
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私、安住さんのこと、 嫌いじゃないわよ。
[ 好きでもないけど。 という、声にならない言葉も、 聡い男であるなら、察したかもしれぬが、
被害者面。そう呼んだ声に滲むのは、 軽蔑。呆れ。苦い味の類。そう感じた。
恐らく、それだけだった。*]
(7) 2018/10/17(Wed) 00時半頃
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[ 身を乗り出して、地上を見る。 赤い血だまり。赤い光。 口元を覆った指先の、赤い爪。]
(8) 2018/10/17(Wed) 00時半頃
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──文化祭当日──
[ 悲鳴が上がるのを、上階から聞いた。 窓から外を見下ろしていれば、 じきに、周囲には人が集まっていた。
何かを抑えるように、 口元を覆う私の細長い指。
嘘でしょう。 そう叫びそうになるのを、懸命に堪えている。]
(9) 2018/10/17(Wed) 00時半頃
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[ 嘘でしょう。こんなことになるなんて。]
(13) 2018/10/17(Wed) 00時半頃
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[ 細い指、赤い爪の下で、 引き攣れんばかりに零れる笑みよ。]
(14) 2018/10/17(Wed) 00時半頃
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[ 誰かが、救急車を。と叫んでいる。 言葉未満の悲鳴をあげる者がいる。
私はただ、その騒動の渦中で、 安住英子だ。と、小さく呟く。]
(16) 2018/10/17(Wed) 00時半頃
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[ 確かにその時、私の心を満たされた。 親愛なるA子。その瞬間だけは愛しいあの子。**]
(17) 2018/10/17(Wed) 00時半頃
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[ もう随分と長いことそうしていた。]
(60) 2018/10/17(Wed) 09時半頃
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──文化祭当日──
[ その身体から血液が流れ出ていくのを、 随分と長いこと、見つめていた。
窓枠を握り締める手指。 人々の喧騒も遠く、ただひたすらに、 その、動きもしない身体を、 食い入るようにして、見つめていた。
都合はいいけどどうでもいい。 黒江仄日にとっての少女Aが、 大禍時に運んできたもの。]
(61) 2018/10/17(Wed) 09時半頃
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[ その身体が白い車両に収められ、 どこかに連れられていくまでの過程を、 窓際の特等席で見届けてから、
私は、先程返事をしなかったメールを開く。
先のものとは違い、感想は? とは聞かなかった一報。 第三者の目にも触れたという事実。
この一連の出来事に、 私の指が、舌が、絡み付いていたのなら、 作者冥利に尽きる。と微笑む。]
(62) 2018/10/17(Wed) 09時半頃
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────────────── To 万年青 常彦 From 黒江 仄日 ──────────────
安住英子が落ちた。
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(63) 2018/10/17(Wed) 09時半頃
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[ どうにも興奮気味であったらしい。 指先の赴くままに送りつけた一文と、 直後に届くであろう、追加の一言。]
(64) 2018/10/17(Wed) 09時半頃
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────────────── To 万年青 常彦 From 黒江 仄日 ──────────────
言ったでしょう。祈れば届くと。
──────────────
(65) 2018/10/17(Wed) 09時半頃
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[ ……クラスメートの感想はいかがだろう。 頭がおかしい、性格が悪いなどと、 それが正常と疑わぬ調子で、 滑らかに紡がれる批判の言葉を想像し、 恐らく、然程外していなかろうと結論づける。
それでも、あの本が読者のやさしい日常を、 或いは私の倦んだ日常を崩す一助となれば。
そう思い、久々に明日という日を心待ちにする。**]
(66) 2018/10/17(Wed) 09時半頃
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────────────── To 万年青 常彦 From 黒江 仄日 ──────────────
花実が咲くのを期待しましょう
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(140) 2018/10/17(Wed) 22時頃
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──翌日──
[ いつも通りに登校した。 ネイルは昨晩のうちに落とした。 どことなく、空気は重く、 黒江仄日はその制服の集団の中、 ただ、まっすぐに前を向いていた。
無事を祈りましょう>>116。
そう言ってもらえる程度には、 助かる可能性があるのだなと、 そんなことを、考えていた。]
(141) 2018/10/17(Wed) 22時頃
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[ 当たり前のように無事を祈る。 その意味が分からないのだけれど。]
(142) 2018/10/17(Wed) 22時頃
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──そうね。助かるといいわね。
[ 戻ってきた教室で、 隣の席の生徒が眉を八の字にし、 物憂げな声で同意を求めてきたので、
同じように眉だけは下げ、 穏やかな声で、そう答えてやるなどする。*]
(143) 2018/10/17(Wed) 22時頃
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──文化祭当日──
[ 窓の傍に立ち、地面を見下ろしていたのだ。
私の周りは騒々しかった。 身近な場所で誰かが血を流している。 そのことに、間違いなく、みんな、 興奮だって覚えていたんでしょう。
ドラマみたい。って、 死んでるのかな。って、 ニュースになるかも。って、 明日休みにならないかな。って、
性格の悪いこと。考えたくせに。]
(181) 2018/10/17(Wed) 23時頃
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[ ──一際、大きな声がした>>124。 それを制止する声も聞こえたので、
私は、落下の痕跡を、 それを覆い隠そうとする人の蠢きを、 眺めるのをようやくやめ、振り向いた。
狼狽したような長身の男子生徒が見え、 私は、何それ。と思わず笑った。]
(182) 2018/10/17(Wed) 23時頃
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──回想/加賀公陽>>102──
同じよ。もう染み着いて、 いつだって、意思の弱そうな、 私は弱者ですって顔。してるじゃない。
[ 遠慮なく隣にやってきた男>>102を、 ちらりと一瞥して、答えたのだ。
嫌いじゃないわよ。>>103
安住英子に思い入れなどもない。 大した温度もない声音は、 そのまま伝わったようで>>104、 各務公陽は黒江仄日の数倍は、 自分の思い入れを語った。滔々と。]
(183) 2018/10/17(Wed) 23時頃
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──いいえ、おもしろいわよ。
[ 人差し指を立てる仕草>>104に、 すうっと目を細めて、私は言った。]
おもしろいわよ。 傷つけばいいのに。って言っても、 そうする気はないんでしょう。 その、うじうじした感じは。
[ 秘密。と言われて、私は曖昧に、 そうね。と答えた。いつものことだ。
人なんて、嘘をつくし、 そんな約束に大した意味はない。 と思いつつも、破る気も然程なかった。 少なくとも、そのときは。]
(184) 2018/10/17(Wed) 23時頃
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……安住英子のこと、好きでもないわよ。 確かにそう。各務くんの言う通り。
3年の不良──葛くんかしら。 相関図に彼を交えたって、 そりゃあ、ありきたりな話よね。でも、
[ 知ってる。崩すなら安住英子みたいな、 自分の意思が希薄で、ひ弱な人間からだ。 だけど、ちょっと遊ぶくらいいいでしょう。 って、ほんの気まぐれに、言葉を紡ぐ。]
(185) 2018/10/17(Wed) 23時頃
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ねえ。各務くん、知ってる? 大事件なんて、早々ないの。 なら、よくある話で、 気を紛らわせるしかないじゃない。
[ じいっと、その時ばかりは、 各務公陽の目を、まっすぐに見ていた。 そうするべきだと、思っていた。
上がった名前>>105に興味を抱き、 少しのやさしさか、礼のつもりをして、 黒江仄日は、いっとう目を細めて言う。]
(186) 2018/10/17(Wed) 23時頃
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安住英子がいつか、傷つけばいいわね。 あなたの、各務くんのために。*
(187) 2018/10/17(Wed) 23時頃
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