251 洋墨と躍れ、心の随に
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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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ちゃんとご注文通り、さまざまな人たちをお呼びしましたよ。 いたるところから…そう、地平の果てや、宇宙の彼方からも。
中には、主様を消してくださるような方もいらっしゃるかもしれません。
(0) 2018/10/07(Sun) 22時頃
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──── わたしをよんでくれたのは、だれ?
(#0) 2018/10/07(Sun) 22時頃
── A.D.2018 Nova Hermia ──
東南欧の緑深き丘陵地。
石畳の街、ノワ・ヘルミアは秋の気配を纏っていた。
製紙と印刷、真新しい紙と洋墨の香り。
大衆は出版、流通、消費のサイクルを繰り返す。
かつて、街の郊外にぽつねんと存在していた図書館は、
それ自体は今もあまりに古めかしく。
しかし、増築の度に最先端の技術を取り込んだが為、
古今折衷の渾然とした異貌を人々に晒していた。
文明研究所ジェフティを擁する“書の街”。
街は書によって栄え、そして、
今、書によって未明の危機に侵されつつあった。
(#1) 2018/10/07(Sun) 22時頃
ノワ・ヘルミアに秋風と共に広がった噂話。
『洋墨』に願いを込めて、
『紙片』に言葉を綴ったならば、
『書の精霊』が現れてその願いに耳を傾けてくれる。
あちらこちらに現れた奇跡の担い手が、
その実は生贄であったなどと、誰が知っていただろうか。
その血《インク》が世界を改竄する為に与えられているなどと────。
(#2) 2018/10/07(Sun) 22時頃
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(#3) 2018/10/07(Sun) 22時頃
──── 私を喚んでくれたのは、誰?
(#4) 2018/10/07(Sun) 22時頃
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── 人気のない路地 ──
…… なん、で、 願いを叶えてあげられたら、
うちらは記憶領域に還るはず、や、て、
[ 路地の壁にその背を力なく預けて。 娘の容をしたそのヒト型は、 呆然と、石畳を凝視していた。
季節を外れて狂い咲いた、異国の春の花めいて。 鉄錆の匂いではなく、 いとけない果実の甘酸っぱさでもなく、
紛れもない、洋墨の香りと。 石畳の隙間に零れた薄桃の液体]
(1) 2018/10/07(Sun) 22時頃
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[ 持ち上げた腕から、はらり、と花弁が舞い落ちた。 かつ、かつん、と小さな音を鳴らして石畳に散る、
──── それは花弁ではなく、文字だった]
(2) 2018/10/07(Sun) 22時頃
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[ 傷口から洋墨を零し、脈絡のない文字を散らして。 崩れ落ちる躰に文字通り、脈と呼べるものはなく。
己が喚ばれた本当の理由も、何も知らぬ侭。 己が意識を刈り取ろうとするモノ達の正体もまた、 何ひとつとして察せぬ侭。
娘は霧が弾けるように、薄桃の洋墨を残して消滅する]
(3) 2018/10/07(Sun) 22時頃
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看板娘 櫻子がいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(看板娘 櫻子は村を出ました)
──── ねえ、私を読んでくれたのは、
誰だった、かしら …………?
(#5) 2018/10/07(Sun) 22時頃
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アリキアの木々の下に眠る 鏡のように穏やかな朝 その木々のほの暗い影の中で 治世を司るのは恐ろしい祭司 人殺しを殺した祭司であり 彼もまた殺されることだろう
――マコーリー
(4) 2018/10/07(Sun) 22時頃
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[街並みから外れた一角、森というには閑散とし過ぎ、公園というには放置されている、つまりは比較的木々の多い広場めいた処に。巨きな一本の樹の傍らに―― それは音もなく現れて、 無音の非礼を謝るかの如く、 開口一番に言葉を紡ぐ。 語り部たるには相応しいだろう、穏やかな低音にて、 緩慢に、瞼を開きながら。
開かれ見えるは、影に在る葉茎めいた深緑。 それは、周囲を一望する、 淡く輝く金糸の髪、光るような白肌、 人種を言えば、 あらゆる者に同胞と見え、あらゆる者に敵愾と見えるだろう、特異な印象を輪郭とする、 ただ極めて整いたるは共通になるだろう容貌の、長身の男らしき姿は]
(5) 2018/10/07(Sun) 22時半頃
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私は、理不尽な神を信じ切った。
であるからして、 その神がわざわざ私を、 “必要なもの”として創って下さったという事も、 また、信じ切ることができる。
(6) 2018/10/07(Sun) 22時半頃
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── 文明研究所ジェフティ・降霊室 ──
[術式に従って、捧げられた一冊の書。 閉じられたそれが俄かに表紙を開き、 風に煽られでもしたかのように饒舌に ぱた、ぱた、と頁を羽搏かせていく。
これは、何度目の降霊だったのだろうか。 此処に至るまで、果たして、 幾度の失敗と成功があったのだろうか。
しん ────、と。 辺りに満ちたのは冷ややかな気配。 それでいて、何処か湿り気を帯びた霊子は、 燃え盛る氷のような色彩と共に書を包み込んだ]
(7) 2018/10/07(Sun) 22時半頃
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………… ならば、 こうして再び現実に降り立つに当たって。
私は、私を喚び醒ましたる“生者”を かつて神にした如くに信ずるべき、
(8) 2018/10/07(Sun) 22時半頃
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紙片の心、洋墨の血液、文字の肉片、
それらを備え、 それらは供えられた故に、 形を成す。
それは崇めるべき霊である。 それは追いやるべき害悪である。 それは殺すべき神である。
それは並べて類する信仰からなると言える。 蛮人の守る、 その新しきが、 進化か退化のいずれかを持つものが――
すなわちこれであるのだろう。
(9) 2018/10/07(Sun) 22時半頃
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とでも、私が云うと思ったか。
思うまい。 そう、ならばきみ達の認識は正しい。 私なぞを喚ばわるだけの事はある。
[鮮やかなホライゾンブルーの霊子は瞬く間に、 長身の北欧人と思しき容貌を象る。
何処か沈んだ金髪。 如何にも憂鬱そうな紫菫の眸はしかし、 重たい瞼の下に隠されるのではなく、 ひたと辺りの光景を観察するかのように蠢いた]
(10) 2018/10/07(Sun) 23時頃
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[溜息、ひとつ]
ときに、自己紹介は必要かな。 よりにもよって『あれ』を私の核としたのだ。 私としては、 アンティ・クリマックスを称したいのだが。 …… まァ、通りが良いのはこちらの方だろう。
セーレン・オービュエ・キェルケゴール。 好きに呼べば良い。
(11) 2018/10/07(Sun) 23時頃
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――私の父は怪物でした。
それは英文学を父とし、形而上学を母とした。 図書館に住まい、書と見れば構わず食らいつき、貪欲に淫する。 知識という養分の全てを教養という大臼歯で無残にすり潰し、記憶という胃液で溶解し、全て己の内に取り込んでしまう。
アルゼンチンが産んだこの恐るべき巨大な半盲目の怪物は、やがて自ら地上に多くのものを吐き散らし、そこからまた多くのものが生まれたのです。
例えるならばそれは、中国の盤古から天地山河が生まれたような、あるいはバビロニアの地母神ティアマトからキングゥやラハブが生まれたようなものだったかもしれません。
(12) 2018/10/07(Sun) 23時頃
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ですから、この怪物から生まれた私も、また貪欲な好奇心の怪物である事は、むしろ当然だと言えるでしょう。 およそ怪物と呼ばれる者達の中では、最も無害な方だとは自認しているのですが――
[しかし、そんな事は今しばらくは関係のない事。 この亜麻色の髪の眼鏡をかけた地味な女は、最初からそこに風景の一部として描かれていたように、いつの間にかごく自然に図書館の隅で本を読んでいた*]
(13) 2018/10/07(Sun) 23時頃
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…… それで。 私は何を為せば良いのかを聞かせて貰おう。
角砂糖と珈琲を用意したまえ。
[通された先、彼の奇行をきみ達が目にするのは、 もう少し先のお話だ ────*]
(14) 2018/10/07(Sun) 23時頃
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私の定義が、ひとまず仮定にも、 定められるところであるならば。 なれば、まず、承前に述べるべき問いは、 一つには、これであるに違いないだろう。
…… 私を喚び起こした、君は「何」だ?
(15) 2018/10/07(Sun) 23時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2018/10/07(Sun) 23時頃
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/* さて。 村建てです、どうぞ宜しくお願い致します。 人霊自分しかいないな!? ってなりましたが、ハードル高いの判るし、 他の方がこの村ならではなやつだと思うので。 とても解るって予約欄見てました。
待ち構えてた金枝篇はみむさんで、 伝奇集はそさんですよね。
(-0) 2018/10/07(Sun) 23時頃
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