147 月夜ノ緋糸結ビ
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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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とたたたたんっ。
めざましい速さで木の洞に駆け込むと、じっと潜んだ暗闇に瞳がふたつ。 いちど大好きな閉所に収まると、そうかんたんに出てはこないのだ。
(0) 2015/01/15(Thu) 21時頃
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─ カラカラ カラ ─
(#0) 2015/01/15(Thu) 21時頃
それは儀式の前日の晩のこと。
次の晩には満ちる月が登る真夜中に、その部屋だけに響く糸車を回す音が響いていた。
糸車を回す小さなねずみは、己を見つめる主人に応える様にただただ、緋色の糸を紡いでいく。
(#1) 2015/01/15(Thu) 21時頃
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─ 儀式前日、悪魔の私室(屋敷一階) ─
ああ、アシ公。今回もいい仕事してくれたなぁ。
[糸車を走り、儀式用の糸を生成する己の眷属を見下ろす作務衣姿の男──ブルーノは、もういいと言う為にその鋭い双眸を細め、右の中指をねずみの頭に伸ばした。 野太い指先が頭に触れれば主人のストップの命を受け、ねずみはぴたりと足を止める。]
(1) 2015/01/15(Thu) 21時半頃
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なぁに、働かせた分はうんと休ませてやらぁ。 いつも感謝してるぜ、アシ公。
[ ちゅう。 小さく鳴き、指に頭を擦り寄せてくるねずみに男は皺の刻まれた目許を更に緩ませる。撫でる様にちょんと動かした男の爪の先は、きちんと整えられていた。 ねずみの頭を指先で触れながら、男は青い双眸を紡がれたばかりの緋色の糸へと向ける。]
(2) 2015/01/15(Thu) 21時半頃
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[青い瞳、いささか厳しい面構えの日本人離れした彫りの深い顔立ちの初老の男は、その顔には不似合いな濃紺の作務衣姿で儀式の為に生成させた糸を見つめる。
ブルーノと名乗るこの男は、彼いわく何だかよく判らない文明機器が発達するよりも前から、夕月の者に自ら飼われていた悪魔であり、現在ではこの屋敷の管理人の様な存在だった。
かつて魑魅魍魎退治を生業にしていた夕月の一族が、人に仇なす呪い──人の血肉を喰らわねば生けてはいけないという呪いを受け、その呪いの打開策を申し出た存在でもある。
打開策としてブルーノが提示したのは、夕月の者達の寿命を死者に分け与え、生涯の糧とする儀式。]
(3) 2015/01/15(Thu) 21時半頃
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ま、人間それぞれ違った命の流れがあるからなぁ。その流れを滞りなく死者に分け与えるには、ちいとばかし時間がかかる。 長く生きてる悪魔の知恵が詰まってんのが、お前さんが紡いでくれた糸だ。
[アシ公と呼んだねずみをもう一度指先で撫で、男はそんな呟きを落とした。
此度の儀式へ参加する夕月の者は五人。 その者達を男が管理する屋敷へと暫し住まわせるのは、儀式用に紡ぐ糸に、先ほど口にした人間それぞれの命の流れを染み込ませる為だ。
用意された糸はまるで区切る目印の様に一層細くなっている箇所が四つあり、区切られた箇所からの糸は、それぞれほんの少しだけ紡ぎ方が変わっている。
糸車を走らせる前に口にさせたブルーノの血を緋色の糸として生成していくねずみは、屋敷にいる夕月の者達の命の流れを読み、それに合わせて紡ぎ方を変えているのだ。]
(4) 2015/01/15(Thu) 21時半頃
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さぁて、今ねんねしてる坊主や嬢ちゃんたちゃあ、誰と糸を結ぶんかね。
[ねずみを撫でていたのとは違う手で糸切り鋏を掴み、男は紡がれたばかりの糸を五つに分けていく。 わずかにしわがれた声は、どこか楽しそうに弾んでいた。
そうして翌日、悪魔である男は儀式の準備が整った事や、以前に説明した予定通り契約相手候補となる死者を夕方くらいからこの屋敷に呼び寄せる事を伝える。
昔から和食作りを楽しむ男の朝餉を食らって家を出る者がいるならば、そのタイミングで。それ以外の者にも、自ら接触を図って伝えたのだ。*]
(5) 2015/01/15(Thu) 21時半頃
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─ 儀式当日/屋敷台所 ─
[そうして時刻は夕暮れ時、作務衣姿の男は短く刈った頭に白い手拭いを巻いて台所に立っていた。
夕月の者達は帰る頃合か、それとも元から今日は屋敷内にいたのかは今はまだ判らないところだが、男は流し台の上に用意した野菜を慣れた手つきで調理していく。
本日の夕餉は鍋。 包丁を動かしながら思い出すのは、未練の強い死者への魂に語りかけた時のことだ。]
(6) 2015/01/15(Thu) 21時半頃
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/* ここまで落として気づいたこと。 何故この夜を日曜日にしなかった俺(
と、こんな村建てですがよろしくお願いいたします。 まだまだ一人芝居のターンだよ!
(-0) 2015/01/15(Thu) 21時半頃
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─ 回想、死者へと語りかけた日のこと ─
[夕月の者達の為に呼び寄せる死者を選ぶ基準は、この世に未練がある者かどうかだった。 未練がある者の方が声を届けやすく、呼び寄せやすいのだ。 ついでに、夕月の者達と利害が一致しやすくなるとの下心もある。
ねずみがカラカラと糸車を回す傍らで、男は毎夜意識を集中させながら、未練を遺し、成仏しきれない死者の魂を探していた。 その気配があれば死神や天使、それから同業の悪魔の手から、死者達がすり抜けたくなる誘惑の声を紡ぐ。 そう、糸を紡ぐねずみの傍らで。]
なぁなぁ、お前さん。この世に未練があるんだろ。 ちょい人から弾かれたモンの餌になる為に甦れるかもしれねぇと言ったら、悪くねぇって思ってくれるかい?
[応と返した死者がある度に、男は夕月の者達の説明を死者の魂に届けた。 呪われ人の血肉を糧とする者に、その身を捧げてみないか。 そうすりゃ、その呪われ人達の寿命で甦る事が出来るぞ、と。]
(7) 2015/01/15(Thu) 21時半頃
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悪くなしと思うなら、仮初の蘇生を与えてやらぁ。仮初とはいえ、立派な身体をつけてな。 服は好きなのを着られる様に呼んでやるから、まぁ安心しとけ。 どうしても手放したくない持ち物があんなら、いっこくらいは持ち込んでもいいって事で。
[さぁ、どうだ。 そう締めた悪魔の囁きに、明確な声を返した者や意思だけでも応を感じた者を、悪魔はこの儀式の為に口寄せる用意をしていた。*]
(8) 2015/01/15(Thu) 21時半頃
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─ そうして、現在(台所) ─
[包丁を動かす男が思い出すのは、死者の魂に口寄せの魔術を施す寸前にクツクツと喉の奥で笑い、訊ねた言葉。]
夕餉は鍋のつもりだ。冬の食卓には悪くねぇだろ。 リクエストは先着一名、叫んだ者勝ちで引き受けてやるつもりだ。 何かあるか? 俺の作るモンは、基本なんでも美味いから、そこは安心しとけや。
[最初に届いた死者の声で、夕餉の鍋が何になるかが決定されていた。 ちなみにリクエストがなければ、海鮮メインの寄せ鍋になる予定だ。
夕月の者にも、死者達にも、夕餉の時刻までは自由に過ごせと告げていた悪魔は、どこで誰かが会っていたりするのかとぼんやりと脳裏で描きながら、夕食の支度を続ける。]
(9) 2015/01/15(Thu) 21時半頃
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夕餉の時刻に集まれと悪魔が指定したのは、ダイニングテーブルが設えてあるリビングではなく、広間のほう。
広間の中央に置かれた唐木で作られた猫脚の長い座卓には、既に夕餉の支度として食器が伏せられたお盆と、二つのカセットコンロが置かれている。
そんな座卓の脚元の畳には、庭に面した雪見障子の硝子から注ぐ沈みかける空の朱が差し込んでいた。
それは屋敷の中で生涯の糧となる死者を求める夕月の者達が送る日常の中に、ぽつり、ぽつりと夕月の者達以外の──未練を残し、仮初の蘇生を受けた死者の気配が現れ始める頃の証だった。
(#2) 2015/01/15(Thu) 21時半頃
─ 月夜ノ緋糸結ビ ─
(#3) 2015/01/15(Thu) 21時半頃
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/* ながぁぁぁい。
これダメだ、ごめんなさい><
(-1) 2015/01/15(Thu) 21時半頃
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/* 身長180+2
(-2) 2015/01/15(Thu) 21時半頃
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司祭 ブルーノは、メモを貼った。
2015/01/15(Thu) 21時半頃
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/* 所で明後日セットスタートだと、村建て人が猫になるのね。 でも村建てチップは恒例ぱるっくさんだよ、違和感だよ。
しかしこのブルーノの口調、これで大丈夫なのかとソワソワ。
(-3) 2015/01/15(Thu) 23時頃
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司祭 ブルーノは、メモを貼った。
2015/01/15(Thu) 23時頃
ブルーノは、鼻歌混じりで夕餉の支度をしている。**
2015/01/15(Thu) 23時頃
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― 回想・誰かの声を聞いた日 ―
(あれ……?)
(どうして意識があるんだろう) (わたしは――死んでしまったのではなかった?)
[からから、からから音がします。 どこか縋りたくなるような、おじいさんの声と一緒に>>7]
みれん……
[たくさん、たくさんありました。 家に飼っていた猫を遺しています。入院しているおじいちゃんを看取っていません。 まだ見たい景色がありました。まだ知りたい事がありました。
たくさんの想いの中に、どうしても、これだけは、という気持ちがありました。
まだ書きたいのです、まだ読みたいのです。 物語を]
(10) 2015/01/15(Thu) 23時半頃
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のろわれた、ひと……
[強い想いはわたしの中にあるのに、一向に意識がはっきりしません。 きっといつものわたしならそんな人たちは恐ろしいと思うでしょう。
けれど、ふわふわとした意識の中に恐怖の感情はありません。 そんなお話の中の存在みたいな人たちがいるんだ。 面白そうだな。
他人事のようにそう考えていました]
…………
[からから、からから音がします。 わたしの両手は、自然と音の方へ伸びていました*]
(11) 2015/01/15(Thu) 23時半頃
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― 現在・書斎 ―
…………
[目が覚めました。目の前にあるのは最期に見た灰色の空ではありません。 綺麗に並んだ板の屋根。 そこは整然とした、わたしの大好きな匂いがする場所でした]
[ゆっくり起き上がり、ここで暮らす人たちの話を思い出しました。 今更少し怖いと思ってしまいます。食べられるのは、やっぱり痛いのでしょうか。 ……食べる、といえば]
……鍋
[目が覚める少し前、おじいさんの声を思い出してぐう、とお腹が鳴りました。 どうやら、わたしはかりそめでもちゃんと生きているようです。 とはいえ、知らないお家で大きな声を上げる勇気は出ませんでした**]
(12) 2015/01/15(Thu) 23時半頃
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/* 何気に一番乗り初めてでした。 シノです、よろしくお願いします!
ラルフで入ってたらしゃぶしゃぶ食いたい!って叫んでた ブルーノおじいちゃん包容力かっこいい
年齢 17+2
身長 149+5
(-4) 2015/01/15(Thu) 23時半頃
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/* 〜別に読まなくてもいいごにょごにょ〜
恋愛ロールが壊滅的にアレなのでNGで桃百合薔薇出しちゃうんだけど、これってやっぱこうなるかは村の流れで決まるとこじゃないですか 予めNGで出しちゃうってのは良くないんでしょうか、経験が少ないのでこれいいのかなあっていつも思っております
(-5) 2015/01/16(Fri) 00時頃
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―回想―
[痛いとか、苦しいとか。 そういった身体の軋みは、一体もう何度目だったのだろう。
覚悟はしていたつもりで、 そして、とうとう"その日"が来たと、目を閉じるけれど。
…まだ、いっぱい。やりたいことはあった。 窓の外から見える、外の世界で歩きたい。 重い身体から解放されて、 普通の子の様な暮らしをしてみたい。
そんな掠れた願いは、誰にも届かないと思っていた。 届いたとしても、もう叶わないことだと。]
(13) 2015/01/16(Fri) 00時半頃
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[――そう思って、どれほど経ったのか。 あるいは、直ぐのことだったのか。
一度手放した意識が、誰かの声で覚醒していく。 両親でも、医者でも無い。聞いたことの無い男の人の声。 からからと、何かが回る音>>7。
此処は、何処だろう。この人は、誰なのだろう。 そう思うより先に、彼が此方へと語りかけてきて。]
(……、) (………よみがえられる、の?)
[声は出ない。ただ、彼の話を、ぼんやりと聞く。 普通とは――自分と違う意味で、違う人たちの話。 彼か彼女かに身を差し出せば"蘇ることができる"と。
はっきりと、確かに聞こえたその言葉に。 …手を伸ばさない、理由は無かった*]
(14) 2015/01/16(Fri) 00時半頃
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