134 幽冥異聞
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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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嗚呼、聞こえる。やつの足音が聞こえる……。
(0) 2014/09/21(Sun) 20時頃
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剣《それ》は覚醒めの刻を、ただ静かに待っている――――。
(#0) 2014/09/21(Sun) 20時頃
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[――ひぅ、と。唐突に、つむじ風が踊った。 明らかな異変に包まれて、しかし、娘は動じることもない。 異というならば、その娘の風体こそ、異だといえただろう。
明るい黄金色の髪。その身体を包む洋風の男装。 文明開化、新奇珍奇が世間を彩る時代にしても、若い娘の出で立ちとしてそれはいささか酔狂に過ぎた。
酔狂といえば、いまひとつ。 若い娘がひとりきり、斯様な山道を夜半に歩むというのも、酔狂を通り越して自殺行為でさえであった。
文明が灯した明かりは、文明の届く範囲しか照らさない。 一部の栄えた街を除いては、この国の民の大半は、数百年前と大差ない暮らしをしている。
夜は闇の支配する世界のままであり、闇は妖魔の蔓延る世界であるはずだった。 そんな夜闇のなかを行くとあれば、余程の理由がある急ぎ旅。それが常識であったが、娘は欠伸を洩らして鼻を鳴らす]
(1) 2014/09/23(Tue) 02時半頃
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ふん――相も変わらず、というやつじゃね。
[この地域で噂になっている謎の突風。あたりを付けたのは、正解だったようだ。 さて、しかしこちらに気付いているのかいないのか――刃のように吹き付けるつむじ風の中心に向けて、くっと笑む]
――久しいの、イタチ。
[それと同時。容赦なく、妖気を叩き付けた。 或いは、旧知の相手にかけた言葉は、そのあとだったかもしれない]
(2) 2014/09/23(Tue) 02時半頃
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いっ……てぇっ こ、このちから、その声っ……
[妖気を叩きつけられてすぐ近くの樹に身体を打ち付ける。]
き、狐の姐さ……っ 何でこんなとこ、に
[姿を表したのは着流し姿の男。 何年も切っていないし手入れもされていないただ伸ばしただけの髪がだらりと顔の前に垂れる。]
(3) 2014/09/23(Tue) 02時半頃
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ふん――こんな田舎で、何百年と同じやり口で飽きもせず。 この時勢に、まったく、随分と暇のようじゃな、ええ?
[にやにやと笑みを浮かべて、山道に転がった旧知の相手を眺めやる]
というわけでな、その暇、意義ある時間にしてやろうと思ってな。
[拒否を許さぬ笑顔で、西を指し]
――ちと、京に行く。供をしろ。
(4) 2014/09/23(Tue) 02時半頃
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まあこのご時勢、こんなとこぐらいしか居場所がねぇんですよぉ。 そいで姐さん"こんな田舎"に何かご用で──……ああ、京ですかはいはい。
[適当に返事をしたあとに気がついて]
──きょ、京!?
姐さんなんでそんないきなり…… いや、さすがに遠いでしょうそんないきなり言われましても!!
(5) 2014/09/23(Tue) 02時半頃
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――なんで、といってもな。いまのところは、ただの物見遊山じゃよ。 久方ぶりに上方の空気が吸いたくなった――ということに、しておこう。
[はぐらかすように、応じたあと]
どうせ、やることもないのだろうて。 いまの人里は栄えておるからな、知っておくのも悪くはなかろうよ。
――それとも、なにか? この私が供をさせてやろうというのに、なにか文句があるのか?
[にこやかに、小首を傾げてみせる。小半刻で準備しろと、口許から覗かせた犬歯が語っていた]
(6) 2014/09/23(Tue) 02時半頃
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ひぃっ…… わ、わかりました。モンクハアリマセンヨ
[口元から覗く犬歯に鳥肌が立つ。怒らせてはいけない。素直にいうことを聞くのだ。]
しかし今はどうなっているんです? 下の方にあんまりいかねえから俺その辺疎いんですが
(7) 2014/09/23(Tue) 03時頃
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――うん? どう、といってもな……、
[時代の激変を、一口で説明するのはむつかしい。 まして、それを説明する相手が、ほとんど人里に降りていないとあっては]
……話す前に確認なんじゃがね。 イタチよ、いま、幕府はどこにある?
[よもやとは思いつつ、確認を]
(8) 2014/09/23(Tue) 03時頃
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え? 江戸じゃあないんですかい?また室町やら鎌倉にでも戻りました? ああ、京に行くということは京にでも戻ったんですかねい。
[ここ数年……と言っても何年たったかは思い出せない。 それぐらい長い間山にこもりっきり引きこもりの己にはそういう報せは入ってこないのだ。]
で、今どこなんです?
(9) 2014/09/23(Tue) 03時頃
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[そのくらいは知っていたかと、安堵しつつ]
――ない。幕府なんぞ、いまは綺麗さっぱりない。 江戸の幕府は、最後には蝦夷地で滅びおったよ。
いまは、なんというかな……また、天子が治める世に戻っておる。
[もちろん、それは建前というものではあるが、ともかく額面上はそうであるらしく]
まあ、一刻や二刻で済むものでもない。道中でおいおい、話してやろう。
(10) 2014/09/23(Tue) 03時頃
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[さて、と。己の荷を押し付けて]
――さ、何をしておる? 日が暮れる前に、街道に下りて宿を探すのだ。
[そうして、忌々しげに付け加える]
……野宿は、二度とせんと決めておるんでの。
(11) 2014/09/23(Tue) 03時頃
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ほう……ほう…… 今そうなってたんですねい。
はあ、もうなんか浦島太郎ですわ
[押し付けられた荷物は文句も言わずに受け取る。]
はいはい、さっさといきやしょうか。
(12) 2014/09/23(Tue) 03時頃
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――数日後:京への道中――
……に、しても。 その格好、いま少し、なんとかならんのか。
[と、呆れたように眺めやる。 いつのものか判らない着流しと、ぼさぼさの髪。 従者として連れ歩くには、いささか以上に、見栄えが宜しくない]
たまには人里に下りることだな。 いまは、ほれ、斯様な異国の装いをしたものも少なくはない。
[と、己の洋装を指して]
ふむ……うむ、そうだな。 京に入る前に、どこかの街で衣装をあつらえてやろう。 そんな出で立ちでは、従えるこちらが恥ずかしいからの。 その鬱陶しい髪もどうにかせよ。ああ、髷を結う時代は終わっておるからな?
[さて――どう飾ってやろうか。少しばかり、楽しみでもある]
(13) 2014/09/23(Tue) 03時頃
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──数日後:京への道中──
[服装の事を指摘されると]
といわれましても。
持ってないんですよこれ以外、服。 髪も整えねぇとなぁ。
[うっとおしそうに前にかかる髪の毛をはらう]
はい、お願いしやす姐さん。 全部任せてもいいですかね? あ、俺ぁさすがにハゲは嫌ですよ、ハゲ。
(14) 2014/09/23(Tue) 03時頃
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……僧形でもなければ、禿頭はな。
まあ、任されたとも。 適当に、今の世に馴染むように見繕ってやる。
[――そうして、京に入る頃には。 連れ歩く従者は、当代流行りの書生風に仕上がっていたようだ]
(15) 2014/09/23(Tue) 03時頃
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ほお……俺でもそれなりに見えるようにはなりやすね。
[見繕ってもらって着た服はそんなにおかしい服装でもないだろう。 書生風と称すらしい服をきて、人の世では少し異質である明るめの髪色を深く頭巾……ではなく帽子を被って隠す。]
これ結構いいですね。俺気に入りました。
(16) 2014/09/23(Tue) 03時頃
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それにしても俺の知ってる京とはだいぶ変わってますねえ
[しみじみとあたりを見渡してつぶやく。]
(17) 2014/09/23(Tue) 03時頃
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む……ん、そうか? 確かに変わっておるが、京はまだ、それほどではないとは思うが。
[そう、自分の記憶にあるものと比較しつつ]
……その分では、知っているのがいつの京なのやら、知れたものではないな。
[応じたあと、肩を竦めて嘆息する。 京ではまだ洋装が珍しいのか、連れのように髪を隠していないからか。 物珍しげな視線を浴びて、いささか辟易していたといってもいい]
(18) 2014/09/23(Tue) 03時頃
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……ともかく、今宵の宿をとろう。 久方ぶりの洛中であるし、まずはゆるりと過ごしたい。
[そうして、ひとまずの宿をとれば、旅の疲れをほぐすに専念するだろう**]
(19) 2014/09/23(Tue) 03時頃
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十二単って何年ぐらい前でしたっけねえ? あれ、いやそういやそのあと……まあ細かいことは気にしねえでくだせえ。
そうですねい。俺適当にいってきやしょうかい、宿取りに。 そこそこの宿なら構わんでしょう?
[そうしてひとっ走りして宿をとって 見つけたら長旅の疲れをゆっくり癒やすだろう**]
(20) 2014/09/23(Tue) 03時半頃
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