279 宇宙(そら)を往くサルバシオン
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ワクラバに1人が投票した。
モナリザに3人が投票した。
モナリザは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!
― 翌朝 ―
[談話室や各部屋のモニターに、昨日の投票結果が表示されている。]
『本日の追放者:モナリザ』
(#0) 2020/09/05(Sat) 00時頃
[クラゲを乗せたポッドが、黒々とした宇宙に旅立ってゆく。
いつか、夢が夢でなくなるとしたら。
きれいな手のヒューマノイドは再び戻ってくるのかもしれない。
けれど、今は。
絶対零度の帳の中で、彼女は眠りについている。]
(#1) 2020/09/05(Sat) 00時頃
トルドヴィンは、すややか。**
jinro_coqua 2020/09/05(Sat) 03時半頃
トルドヴィンは、サラリーマンがんばらなきゃておもうの意味わかる・・
jinro_coqua 2020/09/05(Sat) 13時頃
ヘリンヘイモは、同志…
mononoke 2020/09/05(Sat) 13時半頃
トルドヴィンは、ぽちぽち!
jinro_coqua 2020/09/05(Sat) 23時頃
ヘリンヘイモは、延長ありがとうの舞〜
mononoke 2020/09/05(Sat) 23時半頃
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[ 長かった騒動も終焉を迎える 紛れ込んだ三匹のクラゲを追放する事によって ]
モナリザ。 今日はお前を追放する。
クラゲはただ生きていただけ。 それがたまたま他の生物を害するものであり その性質は吾輩たちとは相容れることは無かった。
…クラゲたちにとってはひどく理不尽な事だろうがな。
[ 宇宙クラゲが人を襲うのは、それが本能だからだ。 生きたい、と。子孫を残したい、と。
全ての生物に具わった本能に善も悪も存在しない ]
(0) moko0113 2020/09/05(Sat) 23時半頃
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それでも…吾輩はエゴを貫くよ。
寄生された人を助けたいと。 悲しむ者を減らしたい、と願うから。
[ もし。 …もし仮に数十年後の未来に望む薬を開発できたとしたら 宿主から引き離されたクラゲはきっと──
その先を理解しつつも進むのだろう ]
(1) moko0113 2020/09/05(Sat) 23時半頃
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…本気か?
[ そんな時聞こえた少女の予想外の申し出>>5:156に目をまん丸に見開いた ]
危険な薬品を使うこともある。 それに何年何十年を費やしたとて有効なものが できるという保証は出来ない。
…そんな研究だぞ?
[ " それでも願うのか? " じぃ、っと少女を見上げた
もし彼女がそれでもやる、と願うなら
" 到着したら忙しくなるぞ " ニヤリ笑いかけたのだろう** ]
(2) moko0113 2020/09/05(Sat) 23時半頃
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トルドヴィンは、わたしも焼肉たべたい。
jinro_coqua 2020/09/06(Sun) 01時頃
トルドヴィンは、蜜なめてくる*
jinro_coqua 2020/09/06(Sun) 13時半頃
[――四隻目のポッドが射出された後、暫くして。
投票結果を映していたモニターの表示が、船長室からの中継に切り替わった。]
『船長のエスペラントだ。
当船は明日、羅針盤座の月一日に、アシモフ記念宇宙港に到着予定だ。
補給及び乗員乗客の検査・船内洗浄を行ったのち、再び出発する。』
(#2) 2020/09/09(Wed) 22時半頃
[容器の中に浮かぶ一対の目玉が、瞑目するように俯いた。]
『四人が襲われ、四人が追放された。
これで宇宙クラゲが全て駆除されたと――残った乗客の中に、宇宙クラゲはいないと、私は信じている。
――犠牲となった者達が、安らかに眠ることを祈る。』
[その言葉で、中継は締めくくられた。
再び切り替わったモニターには、次の寄港先、アシモフ記念宇宙港のある星の映像が映っている。
青くて丸い星の姿は、窓の外からも確認できるだろう。]
(#3) 2020/09/09(Wed) 22時半頃
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[その星を行く船には、こころがあるともつかない 青い小石たちが乗せられていた。]
(3) miseki 2020/09/10(Thu) 01時頃
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[石が物思うなどと夢想するものは少なく、
そして、その赤灰に変色した石は、 その、想像どおりに。
もはや少しも、動きは*しない*。]
(4) miseki 2020/09/10(Thu) 01時頃
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トルドヴィンは、ワクラバは固そう・・・
jinro_coqua 2020/09/10(Thu) 19時半頃
トルドヴィンは、ナチュラル殺意じゃん。。。(震
jinro_coqua 2020/09/10(Thu) 21時頃
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[ 越えた夜の数だけ並んだ5つのカップが、 終幕を告げるモニターに照らされることはなかった。
清掃ロボットが攫った残り香も、 青い星へ辿り着く頃には誰に知られることなく薄れ、 消えていくだろう。
遺骸はない。荷物もなかった。 何もかもが曖昧なまま、 対外用遮断装備(ぬけがら)だけが家族の下へと帰る。
成果はない。約束も潰えた。 帰還を告げる声は、誰の耳にも届かない。]
(5) Pumpkin 2020/09/10(Thu) 21時頃
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― ????? ―
[ 青い星より燻んだブルーが広がるモニターの中、 幾重にも積み重なったウィンドウが ふつりふつりと解けて消える。 それは水の中、泡が弾ける様子に似ていた。
必要な荷物はすべて、先に送ってしまっていたものだから。 辿り着けなかったその場所には、 研究データの他に、家族の写真がいくつも浮かんでいた。
あの子の内側を覗いているようだ、と誰かが言った。 コンソールに誰かが両手をついたのだろうか。 モニターが揺れる。データが削除されていく。 肯定も、非難もなかった。否定もない。]
(6) Pumpkin 2020/09/10(Thu) 21時頃
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[ ……――浮遊種における自我の形成と物体化の関連性については、未だ立証には至っていない。 しかし先日起きた、多数の協力者の小惑星(はは)への回帰により、その可能性は大きく上がったと言えよう。
本来形を持ち得ない者たちが、興味あるいは好奇心によって姿を得る。 それは遠い存在からの歩み寄りであり、侵略であるとも捉えられた。
故に、我々が為すべきは、――……]
(7) Pumpkin 2020/09/10(Thu) 21時半頃
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[ 揺れれば、消える。過ぎれば、掠れる。 ガスがスキャンを阻害するという嘘(やさしさ)に、 あの子はどこまで気づいていたのだろうか。
わす はなれたくないと零れた声に、 それでも優しさの外側(しんじつ)へ踏み出した強さに、 生きて欲しい願うしかできなかった己の無力さを知る。
いつかを語るあの子へ、 誰も綺麗事だと笑わなかった。 誰も夢物語だと諭さなかった。
我々には、できなかった。 研究者なのに。しっかりしてよ。 そう告げるあの子は。本当に、どこまで。]
(8) Pumpkin 2020/09/10(Thu) 21時半頃
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[ 顔がひとつ消えて、実験データがひとつ弾ける。 遺骸なきあの子の形が、またひとつ、見えなくなる。
それでも、あの子の残したすべては、 先の未来、必ず種の助けになるだろう。 その時、先駆者(あのこ)はどこにもいないけれど。 それはきっと、特別なことではない。
妻と息子によく似たあの子の顔を思う。声を思う。 共に過ごした数年(いのち)は、この頭の内に、在った。]
(9) Pumpkin 2020/09/10(Thu) 21時半頃
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[ 肺深く息を吸うと、冷たい鉄と微かな埃の匂いがした。 それと同時に、終了を告げる電子音が鳴る。
重力下での作業を終え、伸びをした。骨の軋む音がする。 送った時と同様、遠隔操作で済むことだった。 不合理な来訪に疑問を呈す者はいない。
かえろう、と誰かが言った。 かえろう、と誰かが返した。
――願わくば、 熱く震えるあの子の頭に、ぽっかりと欠落した胸中に、 さいごまで、残るものがありますように。
誰もが一度振り返り、救いを抱いた。 その答えは道の先にしかない。 ならば、立ち止まることのできなかったあの子のように、 進み続けるしかないのだろう。
足を、踏み出した。]
(10) Pumpkin 2020/09/10(Thu) 21時半頃
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[ 辺境の星の端に、使われなくなった研究所がある。 宇宙(そら)より暗い画面には、もう何も*映らない。*]
(11) Pumpkin 2020/09/10(Thu) 21時半頃
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トルドヴィンは、しび しびしび しびびびび
jinro_coqua 2020/09/10(Thu) 22時頃
トルドヴィンは、語彙はとけるもの。
jinro_coqua 2020/09/10(Thu) 22時半頃
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― スラグについて ―
[鉄でできた、星があった。 小さな星だ。名前もない。
それでも不便がないような、 他星とのかかわりもあまりない星だった。 ゆえに共用語の普及もあまりされておらず、 独自の言語を使われていた。
機械音、正確には細かい金属の振動音。 他者が聞いてもそうとしか聞こえないそれが、 この星の言語だ。
ヴーーーーーーーーー…
…… 少し不便ができ始めたころ、 この星はそのまま鉄の星と呼ばれるようになった。]
(12) taru 2020/09/10(Thu) 23時頃
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[この星の鉄は、生きていた。 この星は鉄が支配していた。
地面から命が生まれた。 地面へと命が還った。
それは様々な形をしていて、 球体だったり立方体だったり、 人型だったり、四足型だったりと、 様々だった。 時には他星人と見紛う者もいた。
共通点は、生きている鉄。 それだけだ。]
(13) taru 2020/09/10(Thu) 23時頃
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[他の星から生命体が来るようになり、 人型の鉄が増え始めた。
中には異星間婚姻までする人たちも現れた。 生きている鉄には、 他星とも通じる感情というものがあったから。
そうして、鉄と他星人とのハーフ。 そういう人種が徐々に星に広がりはじめた。
ワクラバも、その一人だった。 彼の体内の半分は、溶けた鉄で満ちている。 もうずいぶんと錆び付いているけれど。]
(14) taru 2020/09/10(Thu) 23時頃
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[そもそも子供の作り方に無理があったのだ。 繁殖行動が違う以前に、鉄には生殖という概念もなかった。
ただ持っていた感情が、 今までにない他星者との交流で刺激され暴走し、 できるような気になってしまっただけだ。
結局子供を作るため、 親たちは命に命を混ぜ込むことにし、…
その結果、鉄でも人でもない、 新たな人種がうまれてしまう。
異星間結婚が流行りに流行った当時、 その時代に生まれた子供たちが大多数だが、 今でもその数は減ることがない。
それらの人種は様々な意味を込めて、 不純物…「スラグ」と呼ばれている。]*
(15) taru 2020/09/10(Thu) 23時頃
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・ ・ ・
(16) taru 2020/09/10(Thu) 23時頃
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[鉄の星では、公務員だった。 砕けた鉄、溶けた鉄を回収する仕事だ。 片親で、親を看取ったときの回収も自分が行った。
毎日働いては近所の子供と遊んだり、 小さな鉄と遊んだり、 そんなゆっくりとした生活を送っていた。
ゆっくりとした中で、 ちょっとした事件があった。
鉄の子供が、 ちょっとしたいたずらで怒られたらしく、 ふてくされて自分の家に泊まりに来たのだ。
一日くらい、と置いたのだが、 その次の日もうちにくる。]
(17) taru 2020/09/10(Thu) 23時頃
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[家に帰れと言っても聞かず、 家の中は騒がしい金属音が響いていた。 返す言語は機械音だ。
スラグは金属音を言語として使うため、 頭蓋の中にチップが埋め込まれている。 そのため、会話によるスラグか純鉄かの判別は容易だった。
少し違う音だけれど、 それぞれの響きは似たようなもので、 とても、…とても、にぎやかで、楽しいひと時だったように思う。]
(18) taru 2020/09/10(Thu) 23時頃
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