263 ― 地球からの手紙 ―
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/* お疲れ様でした。 大体いつも更新近くの駆け込み発言で&メール組に一日返せなくてごめんなさい。 皆さんとても魅力的で引き込まれました。時間がなくて全員には送れず残念です。
(-4) clade 2019/04/23(Tue) 00時半頃
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/* エピって村建てsanエッドコってなってたんですがやっぱりいなかったのですか、なんと カミジャーのロル好きだったので本参加も見てみたかったなと思いつつ、手紙嬉しかったですありがとうございます カミジャーかわいい。この村の人外はみんなかわいい。人間もかわいい。
(-9) clade 2019/04/23(Tue) 01時頃
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/* ソランジュさんのことめっちゃ好きだったのにインクだと知るまでスライムか見るとsan値下がる生き物だと思っていたことを告白します とりあえずおやすみなさい**
(-10) clade 2019/04/23(Tue) 01時頃
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/* けとぅとぅちゃんの中の人、今まで同村した村の都合で大きめの男の人PCのイメージがあったのでびっくりでした。でもあの二人にも可愛い部分が確かにありましたし今思うと納得。 可愛いなあ可愛いなあとは思ってたのですが時間と内容の思いつきとどうやって送るのかの発想がとても足りてなかった……
(-17) clade 2019/04/23(Tue) 10時頃
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/* 紳士的なエビのバルベルデさんにも送れなかった めっちゃ酷いもの(お母さんに宛てた「今夜は海老天が食べたい」みたいなメモ)を送ろうと思った時もありましたがメモばかり送るのもとか何より優しくて物腰の柔らかいバルベルデさんが可哀相なので……**
(-18) clade 2019/04/23(Tue) 10時半頃
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/* 俺の何も考えていない発言でバルベルデさんの食用化が進んでいるぅ 神様はすごい。神様はかわいい。
(-39) clade 2019/04/23(Tue) 22時頃
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[己に欠けたものを持ち得る他者を求めることが恋ならば 全てを満たした完全な存在を想う者は、 その器に何も持ち合わせていないのだろうか?]
(4) clade 2019/04/24(Wed) 00時半頃
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[生まれも才能も秀でた部分は何一つ無くとも、 嘆く不幸も降り掛かったことのなかった少年は ある日、人生を変えるような出会いをすることになる。
“ソレ”は科学と研究者達の愛し子 人々は口々にその名前を口にし、直ぐに夢中になった。
中でも彼にとっては、とても大きな出来事だ。 衝撃の後に感じたのは恥、そして無力感だった。 まるで自分がちっぽけでどうしようもなくて、 何の取り柄もない醜い生き物かのような。
未だ十代の狭い世界で生きる彼にとってそれは 初めての忘れられない感覚だった。]
(5) clade 2019/04/24(Wed) 00時半頃
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[少年の胸を満たしたものに甘さは見当たらなく、 故に感情の名前を理解するまでには時間が掛かって、 彼はその間に、いかに存在が人間に近いのか 個としての自我を確立しているのか、 ファンという立場からゆっくりと知っていくことになる。
そして、気づいてしまったその時、 まるで自分が一人きりになってしまったような気分になった。]
(6) clade 2019/04/24(Wed) 00時半頃
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[彼は割り切ることが出来なかった。 その存在をアニメーションのキャラクターのような非実在とは どうしても認識出来なかった。
彼は理不尽を覚えた。 科学に作られどその手を離れて自ら歩き出した者を 想うことが何故人間を愛することと違うのかと。
彼は理解していた。 遥か古くの時代のこと。一部の人間、一部の民族は 信仰対象、或いはその使いとされる者を両性として描いたという。 まるで神のように性別も持たず生まれたかの者は 個として愛される為に作られたわけではないと。]
(7) clade 2019/04/24(Wed) 00時半頃
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[愛を謡い誰かの手を握ることは無い。 一方的な感情を認めた便箋すら、実体の無い躰をすり抜ける。 電脳世界を通じ送られた「ファン」からのメッセージ 読むことは可能だとしても、 その生みの親達は不必要な言葉を排除するだろう。
いや、例えその目に触れることがあったとしても 受け入れられることなど決して有り得ないのだ。]
(8) clade 2019/04/24(Wed) 00時半頃
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[そんな気持ちを不思議が届け、見つけた誰かが拾い上げた。]
(9) clade 2019/04/24(Wed) 00時半頃
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えっ、……二人で?
[瞬き、目を丸くした少年のベッドの脇には その友人と恋人となった少女が立っている。
祝いの場で向けられた嫉妬も知らない彼の友は 屈託無く笑って、「心配だって言うから」と ごくごく普通の返答をした。
痛々しげに白く覆われた足を見る少女の表情は、 向けられた気遣いの言葉は、 入院当初、学校が終わりすぐに見舞いに来た 彼女の恋人の見せたものに酷似している。]
(10) clade 2019/04/24(Wed) 00時半頃
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……そっか、
[驚いたような顔のまま、少年は静かに呟いて]
(11) clade 2019/04/24(Wed) 00時半頃
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[年若い男女が二人寄り添う姿は、 狭い世界で完結せず、他者を思い遣る彼らは 不完全でありながら眩しい光景であると、 今の少年には素直に思うことが出来た。
きっと、上手くいくのだろう。 ────そうあればいいと思えた。]
(-47) clade 2019/04/24(Wed) 00時半頃
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ありがとう、二人とも
[緩んだ笑みを浮かべることが出来た。]
(12) clade 2019/04/24(Wed) 00時半頃
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[俺はいつか君への気持ちを過去にするだろう。 ヒトよりずっと長く生きるだろう君は、その時間の中 俺の存在も感情も永遠に知ることは無いのだろう。
でも、好きだということは嘘じゃない。忘れない。 後ろめたく誰かが妬ましくなる暗い気持ちだと思うことは もうやめることにするんだ。]
(-48) clade 2019/04/24(Wed) 00時半頃
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[時よ止まれ、君は美しい。]
(-49) clade 2019/04/24(Wed) 00時半頃
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[友と少女の姿に知らない筈の貴男と愛する人を重ね いつか幼い子が抱える恋を想って きっと何処か類似した気持ちを持ったキミに会いたくなり 変った自分のように貴女が良い方向に進むことを祈り 今度は純粋にただただ貴方と語り合ってみたくなって
そんな経験をあなたにもして欲しいと願い、 風が飛ばした獅子の絵を脳裏に描いた。]
(13) clade 2019/04/24(Wed) 00時半頃
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[少年の端末が新しくなり、その足が帰路につけるまで 未だ多くの時間が掛かるだろう。
けれど。 病室に舞い込んだ風は優しく爽やかに 其処に孤独を思わせる冷たさは無かった。]*
(14) clade 2019/04/24(Wed) 00時半頃
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/* 手紙村で手紙を書かずに連投するという、すみません これの後日談として返信を明日書こうと思います。 ヘザーさんありがとうございます。
(-50) clade 2019/04/24(Wed) 00時半頃
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アーサーさんへ
お久しぶりです。覚えていらっしゃりますか、学です。
折角希少価値のあるメッセージをいただいていたのに、 試験運用のお手伝いも中断するようにお返事を途絶えさせて 本当にごめんなさい。
怪我をして入院し、その時に端末まで壊れてしまって 返信をするどころか、読むことも出来ずにいました。
そして、今更に拝読させていただいた僕は 自分の決め付けに反省しました。 当たり前のことが、誰かにとっては驚きや喜びになる。 とてもその通りの言葉ですね。
アーサーさんの街のこと、お仕事のこと 奥様や娘さんとのお話 僕にとってはどれも新鮮で、胸が躍りました。
(-62) clade 2019/04/24(Wed) 22時半頃
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もしこの失礼を許していただけて、 またやり取りが可能なのであれば もっと色んなお話を聞かせてほしいです。
そして、僕のことも話したい。 アーサーさんのライブの認識は、 合っているようで少し違うところもあるんです。
最近歩けるようになった・学より
(-63) clade 2019/04/24(Wed) 22時半頃
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Cobaltさんへ
どれが正しい挨拶か、相変わらず分からないのですが これだけは確かに正しいですね、お久しぶりです。
そちらでも色々あったみたいですね、 実は僕の方も同じ状態でした。 怪我をして入院し、その時端末も壊れたんです。
なので返信のことは気にしないで下さい こちらこそいつもごめんなさい。 こう何度も間が空くと、嫌になったかもしれませんが 謝罪だけでも届く状態であることを祈ります。
(-65) clade 2019/04/24(Wed) 22時半頃
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嬉しいという言葉を返していただけて、本当に喜ばしいです。 大事な人からの受け売りも、とても前向きで素敵な内容ですね。
最初、同じように何かに悩んでいらっしゃると聞いて 僕はあなたを自分に重ねて見ているところがありました。 でも、久しぶりなせいかもしれませんが、 何処か明るく変わられたように思えます。
手作りや手書きの暖かさはメールにはありませんが、 あなたの変化を尊いものと感じる僕は この縁を途切れさせたくないと思っています。
もし、またやり取りをしていただけるのならば あなたにあったこと、僕にあったこと それに世界にある不思議のことも 二人で聞いたり話したりしてみたいです。 ガク __________________________
(-66) clade 2019/04/24(Wed) 22時半頃
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[どちらのメールにも、署名の隣に あなた方の知らないアドレスが記載されている。 返信を書くのか、そのアドレスへ送るのか それはあなた方次第だろう。]
(-64) clade 2019/04/24(Wed) 22時半頃
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[松葉杖を使用した歩行が可能になった頃、 院内の電波の使用が許された区画にて。 新しくなった端末を手に彼は、そんなメールを送信する。 あのアプリケーションを再びインストールしたことで、 メールBOXに残る二通を閲覧し、返信を書くに至ることが出来た。
──余談だが、内一名にあまりに堂々と名乗られたことで 思わず本名を記載していたことに今更気づいて笑ったりもした──
しかし、短い期間言葉を交わした二名の相手は今どうしているか 少年のように現在でもメールを受け取れる状態にあるのか 不可抗力とはいえ、長い間返さなかったのだから アンインストールしていてもおかしくはない。]
(30) clade 2019/04/24(Wed) 22時半頃
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[理解はしていても、行動を起こしたかった。 いつか退院を果たし、家に帰ることが出来たのなら 別れを告げるような内容を送った二人へも きっと彼は同じように文を認める。]
(31) clade 2019/04/24(Wed) 22時半頃
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あー…… 早く、治らないかなぁ
[また友達と皆で遊びに行きたい。 絵を描きたい、君の歌を聴きたい メールで、手紙で、あの人達とまた。
少年は若く、やりたいことが沢山ある。
呟きに含むのは憂いや不満ではなく 未来を思う浮ついた期待と楽しみと。 未だ帰宅は遠くとも、その気持ちは病院には不似合いな程に。]
(32) clade 2019/04/24(Wed) 22時半頃
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[少年と他者の差異は、その気持ちが過去になるまで変わらない 想いが成就することは無く、 幾人もの友が幸せになる様を傍で見続けることになるだろう。
けれど彼は、目の前にあり届かない幸福を受け入れられた。 自分の感情に前向きになろうという意志が生まれた。
電子の海で産声をあげた存在を目にしたあの瞬間のように、 顔も知らない誰かに届けられた想いによって、 確かに何かが変わったのだ。]*
(33) clade 2019/04/24(Wed) 22時半頃
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