281 緋桜奇譚−忌−
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…………………は?
(19) mikanseijin 2020/10/11(Sun) 15時半頃
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ちょ、おい、ふざけんなー!? 元に戻せよ!? 若干ってどれくらいだよ!?
「うーん、半分よりは下かねえ、多分」
多分って何だ、結構変わってるじゃないか!! 戻せーーー!
「ははは。覆水盆に返らず」
うがーーーーーー!!!!
[地上で訴える人間など気にもかけないとばかりに、鬼は消えてしまい。残された青年は、呆然と空を見つめて立ち尽くしていた。平凡で平穏な生活はまだ遠そうだ。**]
(20) mikanseijin 2020/10/11(Sun) 15時半頃
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【レポート:SCP-xx49-JP-〓〓a】
SCP-xx49-JPの失踪について記述する。 彼女が収容所から失踪した経緯については過去のレポートを参照されたし。
失踪後、持ち歩いていたスマートフォンにより追跡・監視に問題が発生しなかった為、保護した後の収容まで二週間程の時間があった。 その間の被害者の数は[[future]]人確認されている。 しかしその大半は失踪後5日以内であった。 その原因の一因として六道珍皇寺の桜事件が深く関わっていると考えられている。 また、桜事件にSCP-xx00-JPも関わっている事が確認されている。 (SCP-xx00-JPについては別途レポートを参照する事)
彼女は失踪後、自ら収容所へ戻ってきました。 理由については後述の会話記録を参照する事。
(@0) laetitia 2020/10/11(Sun) 22時頃
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【SCP-xx49-JPと職員Yの会話記録】
以下の会話はインターネットを介しチャットツール上で行われた。 その一部抜粋である。
サラ:戻った理由は100話目を見たから。 サラ:それにわたしでもネット上で色々できるって分かったからお家に戻っただけ。 サラ:これから配信も色々とやっていきたいし、いろんな人と交流するつもり。 サラ:さらしなやのアバターは気に入ってるけどもっと沢山の衣装がほしい。 サラ:配信の内容は可愛いものについて、オカルトについて、それからスイーツについて。 サラ:コラボもいつかしてみたい。
以下、彼女の要望が続く。
(@1) laetitia 2020/10/11(Sun) 22時頃
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【レポート:SCP-xx49-JP-〓〓s】
20xx年4月xx日にさらしなやがオンライン上で集会を開きました。 それまでの配信ではSCP-xx49-JPが一方的に語り、視聴者はそれにコメントで応える形式でしたが、この時のみリアルタイムでのボイスでのやり取りであった。 オンライン上でのやり取りがどの様に影響するのか観察する為、視聴者であるB氏、T氏、N氏の様子も同時に観察・追跡調査を行いました。
ボイスチャット開始後、SCP-xx49-JP、観察対象共に異常はなし。 24分後にT氏が質問をし、それにSCP-xx49-JPが答えた後にT氏の発言が途切れる。 32分後にその事に気づいたB氏が発言をしそれに対してSCP-xx49-JPが答えた後にB氏の発言も途切れる。 その後も幾人か発言がなくなるが、集会は予定通り2時間開催されました。
(@2) laetitia 2020/10/11(Sun) 22時頃
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B氏、T氏の自宅には元人間と思われる炭素が発見され回収されました。 N氏は通常の生活を送っています。 また、この配信後に12人行方不明になっている事が確認されています。
以上の事からオンライン上であってもSCP-xx49-JPと会話をしたと認識される事が判明しました。 文字のみでは反応せず肉声である必要がある様です。 今後、文字についても慎重に観察をしなければならないと考えています。 彼女は非常に他者の情報に影響を受けやすく、自身を容易く変質させてしまう可能性が高い為です。
しかし無理に彼女からインターネット環境を取り上げる事は推奨されません。 収容に対して非協力的になる事を防ぐ為です。
以下、彼女の気を引く物についていくつかの記述が続く**
(@3) laetitia 2020/10/11(Sun) 22時頃
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―今際の際にー
[>>7雨叢雲を鈍らせた隙、志乃の身体を抱きとめたとき。 瞑った瞼の裏、走馬灯ではない意識の隙間を縫うように、女の妖怪の声と共に姿を現す]
『神の力を借りるということは、金魚一匹で払いきることのない代償を負うということだ』
『回収の時間だよ。 君は人からも妖からも誰の記憶からも泡のように消える。 現世の縁を断ち切って、ようやく神の供物に相応しい魂になるんだよ。』
『ひとりぼっちにさせないなんて笑わせるね。 お前があの子を独りにするんだよ』
(21) kosake 2020/10/12(Mon) 00時頃
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それでも… 私はしぃちゃんがこの騒動で起こした未来、孤高の末に一人で…沢山の人から遠い、傷つかない人でなしだって望まれて死ぬよりは―― 私とチトちゃんで、強くて寂しがりなあの子を終わらせてあげたかったの…。
[動画で繋がることを求めたり、強い妖を、亡者であろうと強い者をと言いながら、弱くてもナツミをと傍に置こうとした志乃は、きっと誰よりも他者を求めているように、ナツミには見えたのだ。]
(22) kosake 2020/10/12(Mon) 00時頃
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でも…チトちゃんには酷いことを頼んじゃったね…。 泣いちゃわないかなあ…
[出会った時、お腹が空いたと泣いていた彼女の泣き顔を思い出す。 刺し違えてでも、という意思を見せて彼女に後を頼んでしまった。>>2:=4私が助けを求めたとき、チトセは必死になって駆け付けてくれた。そしてナツミを何度も何度も助けてくれた。 ナツミを殺すことで彼女は傷つくだろうと自惚れてしまうくらいには、好意を受け取っている]
(23) kosake 2020/10/12(Mon) 00時頃
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ああ、二人とも約束…守れなかったなあ… 一緒にお買い物して…パフェ…作ってあげたかったのに
[自分の願いを貫いたことに後悔はない。 ああ、でも本当はこんな終わりじゃなく]
[志乃と、チトセと、皆と。
もっと、一緒に生きたかった]
[そして、チトセが振るう鎌が二人を刈り取る―ー*]
(24) kosake 2020/10/12(Mon) 00時頃
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―視点:名前多き女妖怪ー
『はあ、まったく荼枳尼天の使いか、やってくれたね、こちらの方が先に売約済みだったというのに。 脂の乗った≪金魚≫を横から引っ攫うなんて』
[女の妖怪はつまらなさそうに言葉を吐く。
『神様の力を借りるんだ』 『そうすれば金魚のお前にない力を使い、騒動をおさめることもできるだろう』 『相応の対価は必要になる。例えば君の血肉…行使する力が多くなるならそれに加えて…魂とかね』 『対価は後払いでもいいだろう。どうする?受けるかい?』
知恵を貸してほしいと言われ、貸し与えた。 そして、まんまとナツミは神ではなく<女の妖怪>と契約をした。 それは神の力ではなく、相談料と気付かせないまま、暴利を取ろうとしたのだ。
途中までは良かった。狐がナツミを殺すだけなら、回収の余地があったのだ。 それをあの狐に銀狐と変わり≪全て喰って≫>>10おじゃんにしてしまった。せっかくの契約がパアだ。]
(25) kosake 2020/10/12(Mon) 00時頃
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『仕方ない。もう少しだけ請負人の真似事でも続けて、機会を狙うとするか。』
番傘をひと回しし、暗闇へと消え去った―ーー*]
(26) kosake 2020/10/12(Mon) 00時頃
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ー 荼枳尼天のお膝元 ー
うぇ〜 つらい〜
[数十匹いる銀狐のひとりとして修行を送る毎日。 此処では有り難くない事に食べる必要がない。 つまり食べ物が無い。一切。一欠片も。 一口でいいから人間を食べたいところだが、荼枳尼天様が人間に対して断食をしているのに下っ端が食べる訳にもいかず。 心なしか銀の毛並みも他の銀狐に比べて萎れている。]
ナツちゃん達、ちゃんと生きてるかなぁ
[しぃちゃんとナツちゃんを含め、あそこにあった生命を全て刈り取りそして戻した。 その後すぐに天上へ行ってしまったので、ちゃんと生き返ったかは知らないままだった。]
ちょっとでいいから見に行こうかな
[荼枳尼天様がお休みになられ、多くの狐達も休憩に入った今なら……少し下界に行ってもバチは当たらないよね?]
(27) Enk 2020/10/12(Mon) 01時頃
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[ある月夜の日に、天から月光を背負った銀の狐が降りてくるのを見た人がいるとかいないとか。**]
(28) Enk 2020/10/12(Mon) 01時頃
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